北鹿川柳

川柳でユーモアのある街づくり
「川柳わらべの会」の協力を得て、平成7年にスタートした北鹿新聞社主催事業。管内5カ所に投句箱を設置し、広く読者の作品を募集しており、寄せられた作品の一部を毎月15日付の紙面で紹介しています。その中で月間賞に輝いた秀句を掲載します。
2025年11月
NEW
生き抜いて遺影はみんな笑ってる 佐京奈緒美
【評】「生き抜いて」の言葉が力強く、そう言われれば皆充実感に溢れて微笑んでいる。もう一度見直そう、わが家を。
笑うより笑われること増えてきた 土田 昇二
【評】最近、敬老の言葉が軽い。敬老会も無い。笑う人はこの先苦労すること請け合い。
楽しもうたった一つのわが命 高林 政輝
【評】わが命を楽しませるのも私のつとめ。楽しんで命を喜ばせてあげたい。
飢餓の子に無惨が目から溢れ出す 須藤 良子
【評】子供の目の「力」が世界を動かすと思う。悲惨さを表す言葉は、もう無い。子らの目を見よう。情感溢れる句です。
鍋の湯気ひとり夕餉の身にささる 片岡登代子
【評】湯気が身にささるという表現が現在の作者の気持ちを十分に表していると思います。
音楽は聴く手話は見る言葉です 芳賀 ヒサ
【評】音楽は聴く言葉、手話は見る言葉。気付いた作者の視線があったかい。
【評】「生き抜いて」の言葉が力強く、そう言われれば皆充実感に溢れて微笑んでいる。もう一度見直そう、わが家を。
笑うより笑われること増えてきた 土田 昇二
【評】最近、敬老の言葉が軽い。敬老会も無い。笑う人はこの先苦労すること請け合い。
楽しもうたった一つのわが命 高林 政輝
【評】わが命を楽しませるのも私のつとめ。楽しんで命を喜ばせてあげたい。
飢餓の子に無惨が目から溢れ出す 須藤 良子
【評】子供の目の「力」が世界を動かすと思う。悲惨さを表す言葉は、もう無い。子らの目を見よう。情感溢れる句です。
鍋の湯気ひとり夕餉の身にささる 片岡登代子
【評】湯気が身にささるという表現が現在の作者の気持ちを十分に表していると思います。
音楽は聴く手話は見る言葉です 芳賀 ヒサ
【評】音楽は聴く言葉、手話は見る言葉。気付いた作者の視線があったかい。
2025年10月
痛い所(とこ)毎日あって忙しい 伴 朝子
【評】痛い所(とこ)は、体だけではなく気持ち・心も。毎日あって四苦八苦、それが人生と詠(よ)む人もいます。
懸命に生きた向こうに薄明り 佐々木千枝子
【評】かすかな明かりが見えた時の喜びは、表情はどうだったかな。暗さの中に、明るさを見れる眼も持ちたいですね、我々は。
繕(つくろ)った明るい声を見抜く母 岩谷 隆史
【評】見抜いてもきっと何も言わなかっただろうと思います。
つまずいた石は私がすてた石 鳥潟 蓮子
【評】軽く思っていた事に、ある日ハッと教えられることがありますね。
炎天下義理で笑った庭の花 片岡登代子
【評】義理ででも笑顔をみせてくれた花に感謝。人も花も幸せを感ずる一瞬を表現してますね。
支出増え帳尻はまた赤の勝ち 虻川 正美
【評】赤は勝ち色ですがこの軍配は好ましくない勝ち色になりますね。「また」と詠んだところに現実感があります。
【評】痛い所(とこ)は、体だけではなく気持ち・心も。毎日あって四苦八苦、それが人生と詠(よ)む人もいます。
懸命に生きた向こうに薄明り 佐々木千枝子
【評】かすかな明かりが見えた時の喜びは、表情はどうだったかな。暗さの中に、明るさを見れる眼も持ちたいですね、我々は。
繕(つくろ)った明るい声を見抜く母 岩谷 隆史
【評】見抜いてもきっと何も言わなかっただろうと思います。
つまずいた石は私がすてた石 鳥潟 蓮子
【評】軽く思っていた事に、ある日ハッと教えられることがありますね。
炎天下義理で笑った庭の花 片岡登代子
【評】義理ででも笑顔をみせてくれた花に感謝。人も花も幸せを感ずる一瞬を表現してますね。
支出増え帳尻はまた赤の勝ち 虻川 正美
【評】赤は勝ち色ですがこの軍配は好ましくない勝ち色になりますね。「また」と詠んだところに現実感があります。
2025年9月
夫の声聞こえる音で知る元気 山口 陽子
【評】温かさが伝わって来る。仲良し夫婦なんですね。すがすがしい一句。
近寄ると音のしそうなつけまつげ 三浦 紀子
【評】「音のしそうな」という表現に新鮮さを感じる。心地よい一句である。
物価高今こそ発揮年の功 児玉ユキヱ
【評】家族の食生活を守る主婦の意気込みが文面化されている頼もしい一句。「がんばれ‼」と声をかけたくなります。
肩甲骨体の羽根を広げてみる 三浦カツヱ
【評】「体の羽根」とは斬新な表現。実現出来ればメルヘン物語ですね。
いつまでも根には持てない記憶力 芳賀 優子
【評】怨(うら)みに思って、いつまでも忘れない事でも、そんなに長く根にもつことはできません。そのうち忘れるのが人情。力強い穿(うが)ちの句。
ポイントを溜める為するムダ使い 工藤 善久
【評】買物に夢中になり、気がつけばムダなことばかりしている愚かさ。ポイントに釣られないで、皆さん。戒めの一句、軽快です。
【評】温かさが伝わって来る。仲良し夫婦なんですね。すがすがしい一句。
近寄ると音のしそうなつけまつげ 三浦 紀子
【評】「音のしそうな」という表現に新鮮さを感じる。心地よい一句である。
物価高今こそ発揮年の功 児玉ユキヱ
【評】家族の食生活を守る主婦の意気込みが文面化されている頼もしい一句。「がんばれ‼」と声をかけたくなります。
肩甲骨体の羽根を広げてみる 三浦カツヱ
【評】「体の羽根」とは斬新な表現。実現出来ればメルヘン物語ですね。
いつまでも根には持てない記憶力 芳賀 優子
【評】怨(うら)みに思って、いつまでも忘れない事でも、そんなに長く根にもつことはできません。そのうち忘れるのが人情。力強い穿(うが)ちの句。
ポイントを溜める為するムダ使い 工藤 善久
【評】買物に夢中になり、気がつけばムダなことばかりしている愚かさ。ポイントに釣られないで、皆さん。戒めの一句、軽快です。
2025年8月
強情の結び目ほどく思いやり 須藤 良子
【評】頑固で意地をはり通すと、容易に心は解(ほぐ)れません。固い結び目を、それとなく解して下さい。川柳愛好者なら。
只今と言った途端に素(す)に戻る 御所野ユウ子
【評】「只今、帰りました」の一声で、朝出かけた時の気持、ありのまま、飾り気の無い自分に戻りましょう。「お帰り」の声を期待して。
我が色に染まらぬ妻の強(したた)かさ 三上タツ子
【評】夫の側に立って自分を詠んだ。四方八方から俯瞰してみる眼はまさに川柳眼。
躓いた数だけ親に借りがある 三浦 紀子
【評】生き生きて気付くことは沢山ある。借りたら誰かに返してそうやってみんな生きてゆく。
ウインクも両目閉じれば効き目なし 山口 陽子
【評】両目だから二倍の意志表示にはなりませんね。「効き目なし」は痛烈。両目を閉じたら「NO」に等しいですよね。
見て聞いて学んで貯める豊かな「知」 加賀 文子
【評】「知」とは挑戦から生まれるものだと思います。周囲への関心、試み、評価など…自分で築き上げるものが「知」です。キラキラしてますね。
【評】頑固で意地をはり通すと、容易に心は解(ほぐ)れません。固い結び目を、それとなく解して下さい。川柳愛好者なら。
只今と言った途端に素(す)に戻る 御所野ユウ子
【評】「只今、帰りました」の一声で、朝出かけた時の気持、ありのまま、飾り気の無い自分に戻りましょう。「お帰り」の声を期待して。
我が色に染まらぬ妻の強(したた)かさ 三上タツ子
【評】夫の側に立って自分を詠んだ。四方八方から俯瞰してみる眼はまさに川柳眼。
躓いた数だけ親に借りがある 三浦 紀子
【評】生き生きて気付くことは沢山ある。借りたら誰かに返してそうやってみんな生きてゆく。
ウインクも両目閉じれば効き目なし 山口 陽子
【評】両目だから二倍の意志表示にはなりませんね。「効き目なし」は痛烈。両目を閉じたら「NO」に等しいですよね。
見て聞いて学んで貯める豊かな「知」 加賀 文子
【評】「知」とは挑戦から生まれるものだと思います。周囲への関心、試み、評価など…自分で築き上げるものが「知」です。キラキラしてますね。
2025年7月
米騒動大臣やる人辞める人 三ツ倉奈美子
【評】現代の社会の一面を表し、たくみ。
自画自讃自慢の人も施設入り 山口 陽子
【評】どんな人もいつかはお世話に、自分もいつかはと必死の姿を浮かべる。
失敗も前向く糧と切り替える 清水てい子
【評】失敗・糧・切り替えの、言葉の変化が軽快。
年金が値上げラッシュで底が見え 濱田 武光
【評】米不足もお金不足も底が見える状況の日本。貧しいなあ、最近は。
少子化でどの子も王子王女様 児玉ユキヱ
【評】どの子も誉められることが多く、親御さんもつい同調してしまいます。王子王女に様を付けて、批判も加えてます。みごとな川柳です。
トランプもいつかババ抜く時が来る 伊東 誠子
【評】「裸の」王様なんて要らないと言われ、強引なトランプもやがてジョーカーを持って負ける日が来ると、作者は糾弾する。小気味好い言い切り方。
【評】現代の社会の一面を表し、たくみ。
自画自讃自慢の人も施設入り 山口 陽子
【評】どんな人もいつかはお世話に、自分もいつかはと必死の姿を浮かべる。
失敗も前向く糧と切り替える 清水てい子
【評】失敗・糧・切り替えの、言葉の変化が軽快。
年金が値上げラッシュで底が見え 濱田 武光
【評】米不足もお金不足も底が見える状況の日本。貧しいなあ、最近は。
少子化でどの子も王子王女様 児玉ユキヱ
【評】どの子も誉められることが多く、親御さんもつい同調してしまいます。王子王女に様を付けて、批判も加えてます。みごとな川柳です。
トランプもいつかババ抜く時が来る 伊東 誠子
【評】「裸の」王様なんて要らないと言われ、強引なトランプもやがてジョーカーを持って負ける日が来ると、作者は糾弾する。小気味好い言い切り方。







