今日のニュース

2025年3月
音楽で復興支援を 大館市内外の7校吹奏楽部 能登へエール送る チャリティーコンサート 小中高、一般100人が出演
2025-03-24
音楽で被災地にエールを送る出演者たち(ほくしか鹿鳴ホール)
地震と豪雨の被害を受けた能登半島の復興を支援するチャリティーコンサートが23日、大館市のほくしか鹿鳴ホールで開かれた。市内外の小中高7校の吹奏楽部などから約100人が出演し、力強い演奏で被災地にエールを送った。ロビーには募金箱が設置され、児童生徒が来場者に向けて善意を呼びかけた。

「いとおかし市」初開催 上小阿仁村 協力隊の中宮さん企画
2025-03-24
村内の生産者を中心に9店舗が出店したいとおかし市(コアニティー)
上小阿仁村内外の事業者や生産者が手作りの菓子や雑貨などを販売するイベント「かみこあに村いとおかし市」が23日、村集住型宿泊交流拠点施設・コアニティーで初めて開かれた。9店舗が出店し、地域住民が生産者と交流を深めながら買い物を楽しんだ。

小児科常勤医 「医師確保を」求める住民 かづの厚生病院 派遣取りやめで説明会 鹿角市「周辺と連携密に」
2025-03-24
岩手医科大学が4月から、かづの厚生病院小児科へ常勤医師の派遣を取りやめる問題を巡り、鹿角地域の住民説明会が22日、鹿角市福祉保健センターで開かれた。市がこれまでの経緯や今後の診療体制を説明。周辺の医療機関と連携を密にするとし、「保護者へ小児科の体制、休日や夜間の対応など情報提供に務める」などと理解を求めた。

知事選 2候補が北鹿で舌戦 猿田氏 鈴木氏 人口減対策など訴え 支持拡大へ声張り上げ
2025-03-23
任期満了に伴う知事選(4月6日投開票)は22日、2候補が北鹿地方に入り、舌戦を繰り広げた。2候補は各地区を回り、街頭演説で人口減少や少子化対策、産業振興策などを強調しながら支持拡大を訴えた。

来月27日投開票 鹿角市長選日程決まる 20日告示 前、新5人が出馬予定
2025-03-23
鹿角市議会に不信任決議を再可決された関厚市長が失職したことを受け、市選挙管理委員会(木村正委員長)は22日開き、市長選の日程を4月20日告示、27日投開票と決めた。これまで市長選に立候補する意向を表明しているのは前職1人、新人4人の計5人で、混戦の様相となっている。

2025年2月
少子高齢化対策 具体的な進め方は 大館市3月定例議会 一般質問に14人通告
2025-02-28
大館市議会は27日、3月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは14人。少子高齢化の克服を掲げる石田健佑市長に、高齢者の健康維持策や市へ移住を検討する人への対応などをただす。市の除雪体制について、有事の際は業者が臨機応変な対応を取れるよう求める提案も。一般質問は3月3日に7人、4日に7人が登壇する。

温暖化対策 再エネ導入を推進 大館市 脱炭素へ実行計画案 来月3日まで意見公募
2025-02-28
大館市は、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量削減を推進する「地球温暖化対策実行計画」(2025~30年度)の素案をまとめた。再生可能エネルギーの太陽光・木質バイオマス発電を中心に脱炭素化を進め、循環型社会の形成や環境意識の向上を盛り込んだ。3月3日までパブリックコメント(意見公募)を行い、4月の運用開始を目指す。

北秋田 平和願い「世界一の絵」 県内で唯一参加 しゃろーむ 全国規模の制作に
2025-02-28
行事を楽しむ園児の姿を描いた絵を協力して制作(しゃろーむ)
北秋田市の認定こども園しゃろーむ(小塚光子園長、園児123人)は、世界の子どもたちが平和を願って1枚の絵を完成させるプロジェクト「世界一大きな絵EXPO2025」に参加し、「いのち」をテーマにした絵の制作に取り組んでいる。園の活動を通じて元気に育つ園児の姿や市の自然を、5㍍四方の布に描き、27日は園児らが協力して色を塗った。3月中旬に完成する見通しで、4月に開幕する大阪・関西万博のイベント会場などに展示される予定。

災害関連死 認定の審査委設置へ 「弔慰金条例」を一部改正 小坂町3月議会
2025-02-27
小坂町の3月定例議会が26日開会し、会期を3月7日までの10日間と決め、町政報告、議案説明などが行われた。議案33件のうち、職員の旅費に関する条例の一部改正案など13件を原案通り可決、散会した。全国的に大規模災害が多発する中で、災害関連死の認定を速やかに行えるよう、「災害弔慰金の支給等に関する条例」の一部改正案を提案、新たに関連死かどうかを調査審議する審査委員会を設置する方針。

大館市 沼館の雪置き場閉鎖 きょう柄沢も 今冬の大雪で満杯
2025-02-27
満杯で閉鎖された雪置き場(大館市沼館)
大館市沼館の雪置き場(エコプラザ脇)が満杯状態となり、26日に閉鎖された。20日夜から降り続いた大雪が影響した。「法務局となり」(柄沢)も許容量が限界に達するとして27日に閉鎖予定で、市は近くの鳳凰大橋下流(長木川河川敷)や「天神」(同)などを利用するよう呼びかけている。

2025年1月
関市長の不信任可決 鹿角市議会 パワハラ認定受け 議会解散か辞職選択へ
2025-01-31
鹿角市議会は2月定例会が開会した30日、関厚市長に対する不信任決議案を可決した。市制施行以来初めてとなる異例の事態で、関市長の職員に対するパワハラ問題を巡り「市長としての資質が欠けている」「関市政の下では市の発展が期待できない」「このままでは予算審議はできない」などと厳しく指摘した。地方自治法に基づき、関市長は10日以内に議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかを選ばなければならなくなった。取材に対し、関市長は「熟慮して対応したい」と進退について明言を避けた。

目標販売額は53億円 25年度計画決める JAあきた北生産者大会
2025-01-31
JAあきた北は30日、大館市のメモリスあきた北で生産者大会を開き、優良生産者17人を表彰したほか、JAが独自助成する重点7品目と花きの生産拡大などを盛り込んだ2025年度の生産販売計画を確認した。来年度の目標販売額は53億281万円。米・雑穀類の目標が大幅に増加し、前年度比20億4885万円増。農業者の所得増大と担い手支援の実践など5点を掲げた大会スローガンを採択した。

地理的表示保護制度 「かづの牛」GI登録 県内6品目 「地域の宝としてPR」
2025-01-31
農林水産省は30日、地域の特長を生かした農産品をブランドとして保護する農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」の対象に、鹿角市と小坂町で飼育される日本短角種「かづの牛」など6品を追加登録した。鹿角市の生産団体による登録は「松館しぼり大根」に次いで2品目で、県内では6品目。

森林整備 花粉対策へスギ植え換え 大館市 変更計画案を作成 来月24日まで縦覧
2025-01-30
大館市は、森林整備計画(2023~33年)の第2次変更計画案をまとめた。花粉症対策としてスギなど人工林の伐採や植え替えを促進するほか、合法性確認木材の取り扱い増加などを盛り込んでいる。林政課(三ノ丸庁舎)で縦覧が始まり、2月24日まで意見を受け付ける。

冬の祭典かまくらんど 2月8日 大館能代空港 そりやコンサート
2025-01-30
北秋田市脇神の大館能代空港で2月8日、冬季恒例のイベント「冬の祭典!第24回大館能代空港かまくらんど」が開催される。野外広場にそりコースを設けるほか、ターミナルビル内で「大空市」やコンサートなどが開かれる。午前10時から午後3時まで。

2024年12月
視点 小児科常勤医 岩手医大が派遣取りやめ かづの厚生病院 来年4月から
2024-12-31
鹿角地域で唯一、小児科の入院病床があるかづの厚生病院。岩手医科大学は2025年4月から同科への常勤医師派遣を中止し、同科入院病床を休止する意向だ。鹿角市は「子育て環境に大きな影響がある」と危惧。「市民が安心して子育てができるように」と、小坂町と共に病床継続に向けて関係機関に要望するなど対応に追われている。

野生イノシシ 出没、被害が年々増加 大館市 本年度は過去最高に
2024-12-31
大館市内で野生イノシシの出没、被害が年々増加している。本年度は出没情報が27件、農作物などの被害が22件で、すでに過去最多だった前年度を上回っている。市内では8年ほど前から目撃されるようになり、出没場所が市の南側から北側に拡大。畑だけでなく、田の被害が増えていることから、来年度は電気柵設置の補助対象に水稲を加える方針で、対策を強化する。

北秋田市 外観はレンガ調に 消防阿仁分署 新築工事 進ちょく5割超える
2024-12-31
進ちょく率が5割を超えた北秋田市消防阿仁分署の建設工事(北秋田市阿仁銀山)
7月に着工した北秋田市消防阿仁分署の新築工事は、11月末現在での工事進ちょく率は51・5%となった。現分署の老朽化による建設で工期は2025年5月30日まで。建物外観は近くにある異人館・伝承館、市役所阿仁庁舎と統一感があるレンガ調に仕上げる。

本庁舎外構工事 11月末で進ちょく68% 大館市 駐車場109台分など 4月1日から一般利用へ
2024-12-30
大館市役所本庁舎西側に109台分の駐車場などを造る外構整備工事は、11月末時点で進ちょく率67・9%となり、バス待合所や駐輪場の建築工事が完了した。行程の3分の2を超えて、おおむね計画通りに進み、今後は庁舎入り口から場内へ続く雨よけひさしなどの建築や舗装を3月までに行う。4月1日から一般利用を開始する予定。

限定モデル「赤鬼」「青鬼」 大館のデラックスウエア ご当地ジーンズ販売へ なまはげシリーズ 過去最高の厚みと重さ
2024-12-30
秋田から〝モノ創り〟を発信―。大館市桂城の衣料品製造「デラックスウエア」(村松隼人代表)は、同社で展開しているご当地ジーンズの「なまはげシリーズ」から、新たに限定モデルを発売する。通常よりも生地が厚く重い高オンスのジーンズで、濃淡がはっきりと現れる経年変化が特徴。ナマハゲの力強い風貌や振る舞いが表現されており、発売前から注目を集めている。

2024年11月
かづの厚生病院 小児科常勤医 岩手医科大が派遣中止へ 鹿角市12月議会
2024-11-30
鹿角市の12月定例議会は29日開会した。2023年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、専決処分案1件を承認。行政報告の中で関厚市長は、かづの厚生病院小児科の常勤医師について、岩手医科大学が来年4月から派遣を取りやめる意向であることを明らかにした。

乗り合いタクシー エアポートライナー 空港と大館市中心部直結 あす、実証運行スタート
2024-11-30
大館市は、大館能代空港(北秋田市)と大館市中心部を直通で結ぶ乗り合いタクシー「大館エアポートライナー」の実証運行を12月1日に開始する。予約制で、空港の発着に合わせて1日3往復運行する。秋田自動車道を走行して移動時間を約30~40分に短縮し、乗降場所はビジネスホテルやJR大館駅など9カ所に設定した。増加する空港利用者の利便性向上につなげる。石田健佑市長が29日の定例会見で発表した。

科学の〝甲子園〟県代表に 鷹巣中3人が力を合わせ 12月、兵庫県でチーム戦
2024-11-30
全国大会に出場する鷹巣中の3人(左から暖胡さん、綾彦さん、こまりさん)
全国の中学生が科学の思考力や技能を競う第12回「科学の甲子園ジュニア全国大会」(12月13~15日・兵庫県姫路市)に、本県代表として北秋田市鷹巣中学校(山田理校長)の生徒が出場する。佐藤暖胡(はるこ)さん、佐藤綾彦さん、佐藤こまりさんの2年生3人。同じく県大会で最優秀賞を獲得した由利本荘東中の生徒と共に6人チームで臨む。本番を間近に控え、鷹巣中の3人は「力を合わせて課題に取り組みたい」と意気込む。

国道105号大覚野峠 バイパス整備着手へ 国交省能代 トンネルで災害に強く 来月15日に起工式
2024-11-29
国土交通省能代河川国道事務所は28日、国道105号(仙北市―北秋田市)の大覚野峠防災工事に着手すると発表した。急勾配や急カーブが連続しており、災害に強いネットワークの確保を目的として整備する延長5・7キロのバイパス事業。2021年度から直轄権限代行で進めており、12月15日に仙北市で起工式を行う。

北秋田 遺跡を複合現実(MR)でより深く 鷹巣中で体験授業 大日本印刷の新技術で
2024-11-29

2024年10月
ふるさと納税 上半期は2億5千万円 大館市 コメ在庫不足で伸び悩み
2024-10-31
大館市は、ふるさと納税の2024年度上半期実績をまとめた。期末に駆け込みがあった前年同期に比べて、1万258件減の1万3313件、1億7854万円減の2億4597万円。昨年の不作で返礼品のコメの在庫不足が響き、序盤は低調に終わった。新米予約を1カ月前倒ししたが、米価高騰が進み、適正価格の見直しに8月中旬から受け付けを一時止めたこともあり伸び悩んだ。市は、コメ以外の返礼品の充実を図り、寄付獲得につなげたい考え。

子ども、若者支援 切れ目なく総合的に 鹿角市の子ども計画 会議で骨子案示す
2024-10-31
鹿角市の子ども・子育て会議(田中喜昭会長)が30日、市福祉保健センターで開かれ、席上、来年3月までに策定する子ども計画の骨子案が示された。子ども、若者支援を切れ目なく行うため、環境の整備など四つの基本目標を掲げた。具体的施策などを盛り込んだ素案は11月の次回会議に提出する予定。

自転車 走行中のながらスマホなど 改正道交法で11月から罰則 北鹿の警察も周知強化
2024-10-31
駅を利用する高校生に啓発チラシを配る国際情報高の生徒(JR大館駅)
自転車運転中の携帯電話使用(ながらスマホ)や酒気帯びに罰則を新設した改正道交法が、11月1日に施行される。違反を繰り返した場合には、自転車運転者講習の受講も必要になる。利用者には学生も多いため、北鹿地方の警察署では周知に力を入れている。

自動運転バス 「レベル2」で一般試乗 11月16日から3日間 大館市の実証事業
2024-10-30
大館市はドライバーを必要としない自動運転「レベル4」の導入に向けて、11月5日から18日まで自動運転バスを使った実証実験を行う。走行ルートは大館駅―総合病院間の約5・5㌔。16日から運転手も乗車するレベル2で、1日5~6便の一般試乗を予定する。実験を通じて自動運転車両が走る社会を身近に感じてもらい、実装へ市民の意識醸成を図りたい考え。

きりたんぽ 「本場の味」知る機会に 本場大館協会 塩釜市で初の体験会
2024-10-30
作ったみそ付けたんぽを味わう親子(塩釜市第一小学校)
大館市の食文化に理解を深めてもらおうと秋田名物本場大館きりたんぽ協会(石川博司会長)は宮城県塩釜市で親子向けのきりたんぽ作り体験会を開いた。これまできりたんぽのPRは首都圏のイベントが中心で、自治体に出向いて体験会を開くのは初めて。みそ付けたんぽと鍋を作って味わい、参加者から好評で、事務局の大館市観光課は「本場の味を知り、将来大館に食べに来るなど交流人口拡大につながれば」と話す。

2024年9月
北鹿中学新人野球 鷹巣、3年連続9度目V 決勝で田代破る 最優秀選手に岩本さん
2024-09-30
3連覇を果たした鷹巣の選手たち(ニプロハチ公ドーム)
第70回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、大館市文教振興事業団共催)は最終日の29日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝と決勝を行い、鷹巣が3年連続9度目の優勝を果たした。

北欧の杜公園 県内外から名車ずらり ノスタルジックカーフェスタ 好天の園内に170台
2024-09-30
第12回「ノスタルジックカーフェスタin北欧の杜2024」が29日、北秋田市上杉の北欧の杜公園で開かれた。コロナ禍で休止していたが、再開を希望する愛好家の熱意に押されて住民有志でつくる実行委員会(三ツ倉弘文会長)が5年ぶりに開催。昭和から平成初期にかけて製造された車170台が県内外から集まり、幅広い年代の来場者でにぎわった。

「文化の力で地域豊かに」 鹿角市芸文協 創立50周年で芸能祭
2024-09-30
鹿角市芸術文化協会(黒澤一夫会長、24団体)の創立50周年記念チャリティー芸能祭が29日、コモッセで開かれた。歌や踊り、楽器演奏などの17団体、総勢100人余りが日頃の練習の成果を披露し、詰めかけた多くの市民らを魅了した。

大館市23年度決算 実質収支5億円の黒字 14特別会計 歳入歳出とも微減
2024-09-29
大館市の2023年度決算のうち、14の特別会計を合わせた歳入は前年比2・2%減の198億8587万円、歳出が193億8929万円で1・9%減少した。実質収支は4億9658万円の黒字、前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は7686万円の赤字だった。

「歴史と伝統を築く」 鹿角高開校式 生徒ら650人、誓い新た
2024-09-29
式典で誓いの言葉を述べる阿部生徒会長(鹿角高校)
鹿角地域の旧花輪、十和田、小坂の3高校を統合し4月にスタートした鹿角高校(佐藤貢校長)の開校式が28日、同校で行われた。生徒、来賓を含め約650人が出席。鹿角地域唯一の高校として新たな歴史と伝統を築いていくことを改めて誓った。
