今日のニュース

2025年2月
大館市の経済 製造、住宅賃貸など強み 「流入で拠点性高い」 商議所が分析公表
2025-02-08
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大館商工会議所は、大館市の地域経済分析を公表した。汎用(はんよう)・生産用・業務用機械の製造業や住宅賃貸業、小売業などに強みがあり、最も所得を稼いでいるのは住宅賃貸業。通勤や買い物などの滞在人口は定住人口を上回り、「域外から流入する拠点性の高い地域」と位置付けた。

24年の救急出動 過去最多の3491件 大館市消防まとめ 高齢者が8割占める
2025-02-08
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大館市消防本部は、2024年の救急出動状況をまとめ、出動件数は前年比10件増の3491件で、記録の残る1973年以降で過去最多を更新した。搬送人員は3240人で、前年と同じく最多だった。高齢化を背景とする急病患者の増加が影響しているとみられる。

食通じた地域振興は 相模女子大の 大学院生 大館市で実地実習
2025-02-08
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そば打ち体験に取り組む学生たち(いち林)
相模女子大大学院(神奈川県相模原市)の学生が7日、大館市の食を通じた地域振興や交流人口拡大策を学ぼうと、市内でフィールドスタディ(現地実習)を行った。中山そばのそば打ち体験や、トンブリ農家から生産状況や農業経営について聞くことで学びを深めた。

鹿角市 市民から賛否両論 関市長が議会解散 世論の分断に懸念も
2025-02-07
鹿角市議会に不信任決議を可決された関厚市長が議会を解散してから一夜明けた6日、市民からは「解散は市長の一方的な判断だ」「議会を解散して良かった」など賛否両論が噴出した。市長と議会との対立や市政運営の低迷を懸念する声も聞かれた。前代未聞の事態が相次ぎ、市政は混迷の度を増している。

「阿仁ガチャ」完成 北秋田 5店が協力 生徒のアイデア、形に
2025-02-07
「阿仁ガチャ」などの成果が発表された報告会。最後に全員で記念撮影(阿仁学園)
北秋田市の義務教育学校阿仁学園(小林陽介校長)の生徒と、北鹿4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(吉原秀吉会長)が連携し、昨年から開発を進めていた観光コンテンツの成果が4日、同校で発表された。成果の一つはカプセルトイを模した「阿仁ガチャ」。今月中旬ごろに秋田内陸線の鷹巣駅と阿仁合駅に設置され、地区の飲食店などの商品引換券が販売される。

2025年1月
関市長の不信任可決 鹿角市議会 パワハラ認定受け 議会解散か辞職選択へ
2025-01-31
鹿角市議会は2月定例会が開会した30日、関厚市長に対する不信任決議案を可決した。市制施行以来初めてとなる異例の事態で、関市長の職員に対するパワハラ問題を巡り「市長としての資質が欠けている」「関市政の下では市の発展が期待できない」「このままでは予算審議はできない」などと厳しく指摘した。地方自治法に基づき、関市長は10日以内に議会を解散するか、自ら辞職するか、または自動失職するかを選ばなければならなくなった。取材に対し、関市長は「熟慮して対応したい」と進退について明言を避けた。

目標販売額は53億円 25年度計画決める JAあきた北生産者大会
2025-01-31
JAあきた北は30日、大館市のメモリスあきた北で生産者大会を開き、優良生産者17人を表彰したほか、JAが独自助成する重点7品目と花きの生産拡大などを盛り込んだ2025年度の生産販売計画を確認した。来年度の目標販売額は53億281万円。米・雑穀類の目標が大幅に増加し、前年度比20億4885万円増。農業者の所得増大と担い手支援の実践など5点を掲げた大会スローガンを採択した。

地理的表示保護制度 「かづの牛」GI登録 県内6品目 「地域の宝としてPR」
2025-01-31
農林水産省は30日、地域の特長を生かした農産品をブランドとして保護する農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」の対象に、鹿角市と小坂町で飼育される日本短角種「かづの牛」など6品を追加登録した。鹿角市の生産団体による登録は「松館しぼり大根」に次いで2品目で、県内では6品目。

森林整備 花粉対策へスギ植え換え 大館市 変更計画案を作成 来月24日まで縦覧
2025-01-30
大館市は、森林整備計画(2023~33年)の第2次変更計画案をまとめた。花粉症対策としてスギなど人工林の伐採や植え替えを促進するほか、合法性確認木材の取り扱い増加などを盛り込んでいる。林政課(三ノ丸庁舎)で縦覧が始まり、2月24日まで意見を受け付ける。

冬の祭典かまくらんど 2月8日 大館能代空港 そりやコンサート
2025-01-30
北秋田市脇神の大館能代空港で2月8日、冬季恒例のイベント「冬の祭典!第24回大館能代空港かまくらんど」が開催される。野外広場にそりコースを設けるほか、ターミナルビル内で「大空市」やコンサートなどが開かれる。午前10時から午後3時まで。

2024年12月
視点 小児科常勤医 岩手医大が派遣取りやめ かづの厚生病院 来年4月から
2024-12-31
鹿角地域で唯一、小児科の入院病床があるかづの厚生病院。岩手医科大学は2025年4月から同科への常勤医師派遣を中止し、同科入院病床を休止する意向だ。鹿角市は「子育て環境に大きな影響がある」と危惧。「市民が安心して子育てができるように」と、小坂町と共に病床継続に向けて関係機関に要望するなど対応に追われている。

野生イノシシ 出没、被害が年々増加 大館市 本年度は過去最高に
2024-12-31
大館市内で野生イノシシの出没、被害が年々増加している。本年度は出没情報が27件、農作物などの被害が22件で、すでに過去最多だった前年度を上回っている。市内では8年ほど前から目撃されるようになり、出没場所が市の南側から北側に拡大。畑だけでなく、田の被害が増えていることから、来年度は電気柵設置の補助対象に水稲を加える方針で、対策を強化する。

北秋田市 外観はレンガ調に 消防阿仁分署 新築工事 進ちょく5割超える
2024-12-31
進ちょく率が5割を超えた北秋田市消防阿仁分署の建設工事(北秋田市阿仁銀山)
7月に着工した北秋田市消防阿仁分署の新築工事は、11月末現在での工事進ちょく率は51・5%となった。現分署の老朽化による建設で工期は2025年5月30日まで。建物外観は近くにある異人館・伝承館、市役所阿仁庁舎と統一感があるレンガ調に仕上げる。

本庁舎外構工事 11月末で進ちょく68% 大館市 駐車場109台分など 4月1日から一般利用へ
2024-12-30
大館市役所本庁舎西側に109台分の駐車場などを造る外構整備工事は、11月末時点で進ちょく率67・9%となり、バス待合所や駐輪場の建築工事が完了した。行程の3分の2を超えて、おおむね計画通りに進み、今後は庁舎入り口から場内へ続く雨よけひさしなどの建築や舗装を3月までに行う。4月1日から一般利用を開始する予定。

限定モデル「赤鬼」「青鬼」 大館のデラックスウエア ご当地ジーンズ販売へ なまはげシリーズ 過去最高の厚みと重さ
2024-12-30
秋田から〝モノ創り〟を発信―。大館市桂城の衣料品製造「デラックスウエア」(村松隼人代表)は、同社で展開しているご当地ジーンズの「なまはげシリーズ」から、新たに限定モデルを発売する。通常よりも生地が厚く重い高オンスのジーンズで、濃淡がはっきりと現れる経年変化が特徴。ナマハゲの力強い風貌や振る舞いが表現されており、発売前から注目を集めている。

2024年11月
かづの厚生病院 小児科常勤医 岩手医科大が派遣中止へ 鹿角市12月議会
2024-11-30
鹿角市の12月定例議会は29日開会した。2023年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、専決処分案1件を承認。行政報告の中で関厚市長は、かづの厚生病院小児科の常勤医師について、岩手医科大学が来年4月から派遣を取りやめる意向であることを明らかにした。

乗り合いタクシー エアポートライナー 空港と大館市中心部直結 あす、実証運行スタート
2024-11-30
大館市は、大館能代空港(北秋田市)と大館市中心部を直通で結ぶ乗り合いタクシー「大館エアポートライナー」の実証運行を12月1日に開始する。予約制で、空港の発着に合わせて1日3往復運行する。秋田自動車道を走行して移動時間を約30~40分に短縮し、乗降場所はビジネスホテルやJR大館駅など9カ所に設定した。増加する空港利用者の利便性向上につなげる。石田健佑市長が29日の定例会見で発表した。

科学の〝甲子園〟県代表に 鷹巣中3人が力を合わせ 12月、兵庫県でチーム戦
2024-11-30
全国大会に出場する鷹巣中の3人(左から暖胡さん、綾彦さん、こまりさん)
全国の中学生が科学の思考力や技能を競う第12回「科学の甲子園ジュニア全国大会」(12月13~15日・兵庫県姫路市)に、本県代表として北秋田市鷹巣中学校(山田理校長)の生徒が出場する。佐藤暖胡(はるこ)さん、佐藤綾彦さん、佐藤こまりさんの2年生3人。同じく県大会で最優秀賞を獲得した由利本荘東中の生徒と共に6人チームで臨む。本番を間近に控え、鷹巣中の3人は「力を合わせて課題に取り組みたい」と意気込む。

国道105号大覚野峠 バイパス整備着手へ 国交省能代 トンネルで災害に強く 来月15日に起工式
2024-11-29
国土交通省能代河川国道事務所は28日、国道105号(仙北市―北秋田市)の大覚野峠防災工事に着手すると発表した。急勾配や急カーブが連続しており、災害に強いネットワークの確保を目的として整備する延長5・7キロのバイパス事業。2021年度から直轄権限代行で進めており、12月15日に仙北市で起工式を行う。

北秋田 遺跡を複合現実(MR)でより深く 鷹巣中で体験授業 大日本印刷の新技術で
2024-11-29

2024年10月
ふるさと納税 上半期は2億5千万円 大館市 コメ在庫不足で伸び悩み
2024-10-31
大館市は、ふるさと納税の2024年度上半期実績をまとめた。期末に駆け込みがあった前年同期に比べて、1万258件減の1万3313件、1億7854万円減の2億4597万円。昨年の不作で返礼品のコメの在庫不足が響き、序盤は低調に終わった。新米予約を1カ月前倒ししたが、米価高騰が進み、適正価格の見直しに8月中旬から受け付けを一時止めたこともあり伸び悩んだ。市は、コメ以外の返礼品の充実を図り、寄付獲得につなげたい考え。

子ども、若者支援 切れ目なく総合的に 鹿角市の子ども計画 会議で骨子案示す
2024-10-31
鹿角市の子ども・子育て会議(田中喜昭会長)が30日、市福祉保健センターで開かれ、席上、来年3月までに策定する子ども計画の骨子案が示された。子ども、若者支援を切れ目なく行うため、環境の整備など四つの基本目標を掲げた。具体的施策などを盛り込んだ素案は11月の次回会議に提出する予定。

自転車 走行中のながらスマホなど 改正道交法で11月から罰則 北鹿の警察も周知強化
2024-10-31
駅を利用する高校生に啓発チラシを配る国際情報高の生徒(JR大館駅)
自転車運転中の携帯電話使用(ながらスマホ)や酒気帯びに罰則を新設した改正道交法が、11月1日に施行される。違反を繰り返した場合には、自転車運転者講習の受講も必要になる。利用者には学生も多いため、北鹿地方の警察署では周知に力を入れている。

自動運転バス 「レベル2」で一般試乗 11月16日から3日間 大館市の実証事業
2024-10-30
大館市はドライバーを必要としない自動運転「レベル4」の導入に向けて、11月5日から18日まで自動運転バスを使った実証実験を行う。走行ルートは大館駅―総合病院間の約5・5㌔。16日から運転手も乗車するレベル2で、1日5~6便の一般試乗を予定する。実験を通じて自動運転車両が走る社会を身近に感じてもらい、実装へ市民の意識醸成を図りたい考え。

きりたんぽ 「本場の味」知る機会に 本場大館協会 塩釜市で初の体験会
2024-10-30
作ったみそ付けたんぽを味わう親子(塩釜市第一小学校)
大館市の食文化に理解を深めてもらおうと秋田名物本場大館きりたんぽ協会(石川博司会長)は宮城県塩釜市で親子向けのきりたんぽ作り体験会を開いた。これまできりたんぽのPRは首都圏のイベントが中心で、自治体に出向いて体験会を開くのは初めて。みそ付けたんぽと鍋を作って味わい、参加者から好評で、事務局の大館市観光課は「本場の味を知り、将来大館に食べに来るなど交流人口拡大につながれば」と話す。

2024年9月
北鹿中学新人野球 鷹巣、3年連続9度目V 決勝で田代破る 最優秀選手に岩本さん
2024-09-30
3連覇を果たした鷹巣の選手たち(ニプロハチ公ドーム)
第70回北鹿中学校新人野球大会(北鹿新聞社、大館市文教振興事業団共催)は最終日の29日、大館市のニプロハチ公ドームで準決勝と決勝を行い、鷹巣が3年連続9度目の優勝を果たした。

北欧の杜公園 県内外から名車ずらり ノスタルジックカーフェスタ 好天の園内に170台
2024-09-30
第12回「ノスタルジックカーフェスタin北欧の杜2024」が29日、北秋田市上杉の北欧の杜公園で開かれた。コロナ禍で休止していたが、再開を希望する愛好家の熱意に押されて住民有志でつくる実行委員会(三ツ倉弘文会長)が5年ぶりに開催。昭和から平成初期にかけて製造された車170台が県内外から集まり、幅広い年代の来場者でにぎわった。

「文化の力で地域豊かに」 鹿角市芸文協 創立50周年で芸能祭
2024-09-30
鹿角市芸術文化協会(黒澤一夫会長、24団体)の創立50周年記念チャリティー芸能祭が29日、コモッセで開かれた。歌や踊り、楽器演奏などの17団体、総勢100人余りが日頃の練習の成果を披露し、詰めかけた多くの市民らを魅了した。

大館市23年度決算 実質収支5億円の黒字 14特別会計 歳入歳出とも微減
2024-09-29
大館市の2023年度決算のうち、14の特別会計を合わせた歳入は前年比2・2%減の198億8587万円、歳出が193億8929万円で1・9%減少した。実質収支は4億9658万円の黒字、前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は7686万円の赤字だった。

「歴史と伝統を築く」 鹿角高開校式 生徒ら650人、誓い新た
2024-09-29
式典で誓いの言葉を述べる阿部生徒会長(鹿角高校)
鹿角地域の旧花輪、十和田、小坂の3高校を統合し4月にスタートした鹿角高校(佐藤貢校長)の開校式が28日、同校で行われた。生徒、来賓を含め約650人が出席。鹿角地域唯一の高校として新たな歴史と伝統を築いていくことを改めて誓った。
