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2024年2月

町内会解散に衝撃 「人ごとでない」の声も 大館市田代地域連絡協 課題解決の糸口探る

2024-02-11
町内会の課題と対策を考えた田代地域まちづくり連絡協の意見交換会(田代公民館)
 「共助」の基盤となる町内会が岐路に立っている。大館市で昨年、役員の人材難を理由に二つの町内会の解散が明らかになったことを受け、関係者に衝撃が走った。同じ悩みを抱える会は数多く、「人ごとではない」の声も。9日には田代地域まちづくり連絡協議会(藤島光雄会長)が地元市議を交えて意見交換会を開き、課題解決の糸口を探った。
 市内では昨年5月に美園町内会、11月に餅田団地町内会が解散。いずれも役員の担い手が見つからず、運営維持が困難と判断したという。社会福祉協議会などでつくる支え合い推進会議は、両町内とも最低限のつながりを維持できるよう支援に当たっている。
 田代公民館で開かれた連絡協の意見交換会には田村儀光議員、田村秀雄議員、吉田勇一郎議員を招き、単位協議会から約20人が参加。「町内会組織を将来につなげるため、その課題と対策を考えよう」をテーマに、3班のグループワーク形式で行った。
 美園町内会の加入率が6割だったことに着目し、「田代地域はほぼ100%で問題点が異なるのではないか」としながらも、役員のなり手不足や若年層の参加が少ないなど共通項があることを確認。共働き世帯や定年後も働く人が多く、「役員をやらなければいけないなら町内会を抜ける」という住民もいるとして、同じ人が役員を続けざるを得ない状況が示された。
 対策として「子どもを地域の宝として大事に育てる意味合いの行事を催してはどうか」「若い人を巻き込まないと次代につながらない」などの声が上がった。交流名目のイベントを企画してみたい住民に任せ、町内会が費用助成したところ若い人の参加が多かったという事例も紹介された。
 「美園町の町内会長は解散に至るまで相当悩んだだろう」。ある参加者はポツリと漏らした。田代地域では10世帯前後の組織が少なくなく、「近隣の会と合併の道を探ってはどうか」との意見も出た。
 行政の支援を求める声もあった。支え合い推進会議は総合窓口を設けるよう市に要望している。福原淳嗣市長は2日の定例会見で「既存の組織で対応できる」とした上で、「新しい官民連携の形を議論しなければならない。暮らしをつなげる民間サービスが数多くあり、それを助言するために行政はもっと勉強しなければならない」との考えを示した。
 意見交換会の終盤、田村儀光議員は「町内会の在り方について市民の関心が高まっている。市は任意団体だから強く関われないというが、町内会長の多くが行政協力員を兼務しており、その姿勢を見直すよう訴えていきたい」と話した。
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