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2024年2月

子どもハローワーク 4年ぶり1000人超え 大館市 「地域全体を教室に」

2024-02-18
企業を訪ねて職場体験に臨む生徒(大館市教育研究所提供)
 小中学生が職場見学・体験などを行う大館市の「子どもハローワーク」は、児童生徒の参加者数が回復傾向にある。過去3年間はコロナ禍の影響で400~600人台にとどまっていたものの、本年度は4年ぶりに1000人を超えた。市教育研究所はコロナ禍でも募集、受け入れを休止しなかったことが需要の早期回復につながったと説明、「さらに認知してもらえるようにし、少しでも参加する子どもを増やしたい」としている。
 子どもハローワークは、ふるさとキャリア教育推進を目的に2012年度に開設。市内の小学1年から中学3年までを対象にし、企業や施設、店舗等での職場体見学・体験、ボランティア活動、イベントの手伝いなどから自由に選んで、何度でも申し込める。
 各校に募集案内を掲示し、参加を希望する児童生徒と地域社会との橋渡しをする。15年度には教育現場の活性化と支援を目的にした「博報賞」教育活性化部門を受賞した。
 市教育研究所によると、児童生徒の延べ参加者数は18年度に1641人、19年度に1452人を数えたが、コロナ禍の20年度は461人、21年度は509人、22年度は600人にとどまった。
 本年度は新型コロナの5類移行の影響もあり、大幅に回復。13日現在で1143人に上り、4年ぶりに1000人を超えた。
 5類移行のほか、コロナ禍でも健康観察など感染対策を徹底して募集、受け入れを続けたことが奏功したとみている。米澤貴子所長は「学びを止めなかったことが回復につながった」としている。
 企業、店舗等の協力事業所も80超からコロナ禍で40~50に減少していたが、65まで再び増えた。本年度の募集件数も127件で、増加傾向にある。
 事業所側は将来的な人材確保につなげる狙いがあり、児童生徒からも好意的な反応が多い。米澤所長は「大人にとっても、子どもにとっても良い機会となっている。1人で何回も申し込む子も、以前のように増えている」という。
 県外の自治体から問い合わせのほか、視察も舞い込んでおり、「地域全体を教室とする大館の取り組みが実っていると感じる。1人でも体験する児童生徒を増やすため、各教員にもさらに認知してもらえるよう、意識的に取り組みたい」と考えている。

阿仁ふるさと文化センター 華やか 春呼ぶ400点 秋田内陸線のおひなまつり

2024-02-18
会場中心には20基のつるしびなが円形に配置され、来場者の目を引いた(阿仁ふるさと文化センター)
 多彩なひな飾りで秋田内陸線沿線の活性化を図るイベント「秋田内陸線のおひなまつり」が17日、北秋田市の阿仁ふるさと文化センターで始まった。住民手作りのつるしびなや地域に伝わるひな人形など約400点が展示され、訪れた人の目を楽しませている。3月3日まで。
 秋田内陸地域公共交通連携協議会(会長・津谷永光市長)の主催。内陸線の冬季利用促進や沿線地域の活性化を目的に毎年開催している。昨年まで「北秋田のおひなまつり」という名称で開催していたが、沿線全体を盛り上げたいという思いから「秋田内陸線の―」に変更。今年は仙北市の保育園にも協力を仰いだ。
 会場のふるさと文化センターには、江戸時代に作られた享保(きょうほう)びな(湊酒店所蔵)をはじめとする多彩なひな人形、高さ約2・5㍍のつるしびななど約400点を展示した。入り口には沿線住民の作品が約20㍍にわたって並ぶ「つるし飾りの回廊」を設け、華やかな雰囲気を演出。中央にはつるしびな20基が円形に配置され、来場者の目を引いている。
 大仙市から来たという樫尾秀美さん(70)は「来るのは今年で3回目だが、毎年楽しみにしている。華やかで春が来たなという感じがする」と話していた。
 期間中は内陸線の利用を呼びかけており、会場では乗車来場特典として阿仁地区の商店街で使える500円分の買い物券(先着500人)や、田んぼアート会場で収穫したあきたこまち2合(数量限定)を配布。土日、祝日は阿仁合駅―会場間を無料のシャトルバスを運行している。
 このほか秋田内陸縦貫鉄道は期間中、鷹巣中央保育園の園児の作品を展示した「おひなさま列車」を運行している。同列車は午前10時5分鷹巣駅発、同11時5分阿仁合駅着。

一般会計363億円 大館市 24年度当初予算案 過去2番目の規模に

2024-02-17
 大館市は16日、2024年度当初予算案を議会各派に内示した。一般会計の総額は363億571万円で、骨格型の前年度に比べ15億4258万円、4・4%増。過去最大の20年度(365億7829万円)に次ぐ規模で斎場建設や道路維持改良、物流拠点となる「大館駅インランドデポ(内陸型保税蔵置場)推進事業」などに取り組む。今月開会予定の3月定例議会に提出する。
 前年度当初に投資的経費を加えた6月補正後(383億3209万円)に比べると、大館駅周辺整備や新型コロナウイルス対策事業などの終了で5・3%下回った。
 予算編成は▽ポストコロナに向けた地域経済活性化の推進▽まちを次代へ導く取り組みの推進▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルド(廃止と創設)の徹底による財源確保―を基本方針とし、「おおだて未来づくりプラン(仮称)」に掲げる▽人・物が行き交うなりわいづくり▽国内・世界への架け橋づくり▽災害に強いまちづくり―など六つの分野別戦略を実現するための施策を盛り込んだ。
 投資的事業は斎場建設費に6億9389万円、本庁舎建設事業外構整備工事に5億5436万円、包括管理を含む「生活関連道路の維持改良工事費」に2億8186万円を計上。大館駅インランドデポ推進事業に648万円を充てる。
 国民健康保険など14特別会計(総額189億2113万円)と、病院など4企業会計(総額208億3700万円)を含めた全会計の合計は760億6385万円。前年度当初比0・6%増、6月補正後比5%減となった。
 一般会計の歳入は、基幹収入の市税が74億8787万円で前年度比2・2%減。このうち市民税個人分は24億7454万円(6・3%減)、市民税法人分5億4015万円(5・4%減)、固定資産税36億7960万円(0・1%増)と見込んだ。
 地方交付税は115億7000万円で0・9%増えた一方、不足分を補う「臨時財政対策債」は5800万円で71%減となる。地方譲与税とその他財源は26億8400万円で9・4%増えた。
 国庫支出金は43億3191万円で前年度6月補正後に比べ9億2909万円減。地方創生臨時交付金やコロナワクチン接種対策費などがゼロとなった。県支出金は6549万円減の23億8737万円を計上した。繰入金は24億579万円で2億9516万円減、市債は34億1570万円で3010万円減少した。自主財源は32・8%となり、1・7㌽低下した。
 歳出のうち投資的経費は50億5244万円で前年度6月補正後比2・6%減。歳出総額に占める割合は13・9%となった。義務的経費のうち人件費は2・3%増の64億6938万円、公債費は3・5%減の31億5717万円とした。

道の駅「十和田湖」登録国交省発表 小坂町で2カ所目 年内のオープン目指す

2024-02-17
敷地全体の鳥瞰イメージ図
 小坂町が年内のオープンを目指し、十和田湖和井内エリアで整備を進めている「道の駅」(十和田観光振興センター)が「道の駅十和田湖」として登録された。国土交通省が16日に発表した。道の駅としては町内2カ所目。
 道の駅は1993年に創設された制度。市町村等からの申請に基づき国交省道路局で登録を行っている。
 駐車場やトイレ、子育て応援施設(ベビーコーナーなど)、地域情報の提供などの機能を備え、道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供や地域の振興に役立てることを目的とし、これまで1209駅が登録されている。
 今回は全国で4駅、県内では「十和田湖」1駅が新たに登録された。県内では34カ所目、小坂町内では「こさか七滝」に次いで2カ所目の道の駅。
 道の駅十和田湖の場所は、国立公園である十和田湖畔への本県側の玄関口にあたる和井内交差点付近。十和田湖観光の拠点として整備し、湖畔を眺望できる屋外テラスなどが特徴。地域活性化や観光交流人口の拡大などに期待されている。
 敷地面積は1万8100平方㍍。主な施設は駐車場(87台)、トイレ16器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、物販施設、飲食施設、展示室、シャワー室、屋外テラス、緑地公園、EV充電施設などを備える計画。
 建物本体は木造平屋建て、床面積約753平方㍍で、2021年3月にすでに完成。役場出張所が入り、業務を開始している。オープンは当初、昨年秋の予定だったが、町の事務手続きが遅延し、今年に延期された。時期は未定だが、年内のオープンを目指している。

「お杉わらべ」を復刻 50年前に生産終了 4月から新シリーズも 大館工芸社

2024-02-17
かつて人気の工芸品「お杉わらべ」(右上)とその復刻品(中央)、新シリーズ(大館工芸社)
 大館市の曲げわっぱ製造・販売「大館工芸社」(戸嶋一之社長)は、約50年前に生産終了した工芸品「お杉わらべ」を復刻した。現代アートのような新シリーズ3作を加え「古くて新しい郷土人形」として4月から売り出す。
 同社によると、お杉わらべはわらの帽子をかぶった男児と女児がモチーフ。創業間もない1962年頃、雪国・秋田を象徴する姿やおちょぼ口の表情が人気を集めた。特に、土産品として重宝され、遠くは九州地方の観光地などでも売り出されたという。主力製品が曲げわっぱに移行した1970年代に生産終了した。
 復刻品はほぼ同じデザインを採用。職人が一つ一つ手作業で加工、塗装している。サイズは小中大の男女各3種類。最少で高さ7・9㌢、最大で24・5㌢。
 新たな「フォーク アートシリーズ」もサイズは同様。無垢(むく)材の「きじ」、白、黒の3色を用意した。形状はお杉わらべと同じだが、表情を持たない分、光と影のコントラストや洗練さが際立つ。
 戸嶋社長は「復刻品はかわいらしさを再現しつつ新しい価値を見いだしたい。新シリーズはモダンなオブジェとしてオフィスなどに置いてほしい」と話す。生産終了に伴い、途絶えかけた加工技術の再習得、向上にも狙いがあるという。
 約800社が参加した東京インターナショナル・ギフト・ショー春2024(6~8日・都内)に出展したところ、ごく一部の来場者から「懐かしい」の声があったが、大半は「新しい」「珍しい」という反応。同社にとっても復刻でありながら「新規事業」(戸嶋社長)の意味合いが強く「50年ぶりの『はじめまして』」というキャッチコピーを添えて売り出す。
 復刻品は2体1組で小サイズ税込み9100円から。新シリーズは1体から販売し「きじ」は2700円から5100円まで。「くろ」と「しろ」は3600円から6000円まで。問い合わせは同社(☎0186・48・7700)。

2024年1月

本庁舎建設事業 大館市 入札不調続いた外構工事 4回目でやっと落札 年度内に本契約へ

2024-01-31
外構整備工事が予定される旧庁舎跡地(大館市中城)
 大館市役所本庁舎前に駐車場などを建設する外構工事の4回目の入札が25日行われ、落札された。昨年から業者の人材不足などで不調が続いていた。市は2月上旬までに落札業者と仮契約を結び、本契約に関する議案を3月定例議会に提出する予定だ。
 本庁舎西側に位置する旧庁舎跡に駐車場(109台分、約7600平方㍍)や駐輪場などを整備する計画。場内に路線バスが乗り入れることを想定しており、来庁者の安全確保の観点から、車両入口と出口を分ける。当初は今年12月末の完成を見込んだが、着工が遅れている。工事全体の概算額は4億2000万円。
 契約検査課によると、外構工事は昨年7、8、10月に3回公告。応募者ゼロや辞退でいずれも不調となった。理由としては、事業者がすでに多くの工事を担当しており手が回らないことや、必要な技術者を配置できないことなどが考えられるという。
 昨年12月定例議会の一般質問で、外構整備工事の進ちょくを問われた福原淳嗣市長は「民間の市場価格がはるかに上がっており、(単価が)低い」と現状を分析。「設計単価を再確認し、工期等の条件を緩和して見直した上で4回目の入札に向けて準備を進めている」と答弁していた。

「干し餅」生産ピンチ 高齢化で作る人減少 暖冬も影響 製法学び伝統継承へ

2024-01-31
干し餅の生産者から製造方法を教わる従業員(みちのく食品)
 伝統食を守れ―。本県など寒冷地で作られてきた伝統的な保存食「干し餅」の製造が、途絶える危機にひんしている。高齢化で生産者が年々減少し、大館市内で作る人は数えるほど。今年は暖冬の影響で例年のような作業ができず、生産を取りやめる人も出始めた。地域の味を後世に受け継ぐため、大館市山田の食品加工業「みちのく食品」(田村貴明代表)は製造方法の習得に乗り出した。
 干し餅は餅を切ってつるし編みにし、水分を含ませて寒ざらしにして作られる米菓子。極寒期に屋外で凍らせるため、「凍り餅」とも呼ばれる。本県や青森、長野などの農村で昔から作られてきた。サクサクとした独特の食感で、農繁期の軽食として重宝された。
 屋外で冷凍させる時期、乾燥状態や固まり具合の見極めが重要で、日々の天候、気温が作業に大きく影響する。餅を作って冷やし固め、均等に切り分けて一つ一つ手作業で編み込むため、手間がかかるほか、経験も求められる。
 北鹿地方では生産者の多くが高齢のため、年々担い手が減少。直売所に出品する人の数も減り、陽気な母さんの店(大館市曲田)では、5年前には5、6人いた出品者が今年はまだ1人という。暖冬も影響を及ぼしており、担当者は「暖かいと良いものができず、出品しない人もいる。高齢化で受け継ぐ人もいない」と心配する。
 みちのく食品の田村代表が営むたけのこ館(同市岩瀬)でも同様だ。2019年に閉店した旧店舗には5人が出品していたが、20年に現店舗がオープンした際は3人に減り、昨年からは1人に。この1人も今冬は気温が下がらないため、品質の良い商品を多く作れないとし、販売用の製造をやめることにした。
 唯一の生産者となった同市早口の70代女性が作る干し餅は、約1カ月で10個入りが500点以上が売れるほどの人気。地域の食文化がなくなることに危機感を覚えた田村代表が、製造の継承を願い出た。
 29日はみちのく食品の工場で従業員3人が、生産者の女性から作り方を教わった。もち米4升を用意し、餅つき器に砂糖や塩、ゴマなどを加えて十分に混ぜた後、容器に入れて平らにのばした。調味料の分量や冷まし固めてからの切り方、寒ざらしの方法なども細かく確認した。
 生産者の女性は「気温が下がらない場合は冷凍庫を使うが、(屋外に干すより)時間がかかり、良いものが作れない。手間をかけて作るのも大変になってきた」と明かす。「楽しみにしている人もいるので、受け継ぐ人がいるのはありがたいこと」と期待する。
 同社では今後も継続して作り方を教わる予定。田村代表は「伝統食がどんどんなくなっていくことを懸念している。みんなが待っている味。なくすことはできない。作業工程を覚えるのは大変だが、勉強していきたい」と話している。

アユ稚魚、男鹿から〝里帰り〟 60万匹を搬入予定 阿仁川あゆセンター

2024-01-31
アユの稚魚が放流された養殖池(阿仁川あゆセンター)
 北秋田市米内沢の阿仁川あゆセンター(萩野秀実社長)に、男鹿市の県水産振興センターでふ化したアユの稚魚が「里帰り」している。本年度は稚魚約60万匹を搬入予定で、30日は体長3~5㌢、重さ0・5㌘ほどに成長した稚魚が到着。放流された養殖池で元気に泳ぎ回った。
 米代川支流の阿仁川は、全国的に「アユの川」として知られている。阿仁川の近くにあるあゆセンターでは、伏流水を利用したアユの養殖事業に長年取り組んでいる。
 今回届いた稚魚は、あゆセンターで昨年10月中旬までに採卵した受精卵を県水産振興センターへ運び、ふ化させたもの。ふ化したアユは海水中に含まれるプランクトンを食べて成長し、一定以上の大きさまで成長した後はあゆセンターで育てている。
 30日はトラック2台で約80㌔、15万匹が運び込まれ、ビニールハウス内の養殖池にホースを入れて放流した。今回は26日から搬入が始まり、4、5回に分けて約300㌔、60万匹を搬入する予定。萩野社長によると、4年ほど前までは1月上旬に搬入を始めていたが、「温暖化の影響で採卵が1カ月遅くなり、搬入も遅れている」と話す。5月中旬から始まる放流に合わせて出荷するため、以前より短期間で育てる必要があるという。
 体長10㌢程度に成長したアユは県内や岩手県、北海道の漁協に放流用として出荷。7月からは釣り用のおとりアユや加工品用の販売が始まる。萩野社長は「餌の値上がりや生育期間の短さなど課題はあるが、漁協やアユ釣り客に大きく育ったアユを届けられるよう頑張りたい」と話していた。

24年度当初予算 一般会計363億円見込む 大館市 過去2番目の予算規模

2024-01-30
来年度当初予算の査定に臨む福原市長㊧(大館市役所)
 大館市の2024年度当初予算編成作業は29日、最終段階の市長査定が始まった。過去2番目の規模となる約363億円を見込んでおり、新斎場や消防署北分署の建設事業、障害者高齢者福祉や子育て支援事業などを盛り込む。2月中旬に議会各派へ内示し、同月下旬に開会予定の3月定例議会に提案する。
 福原淳嗣市長は昨年10月、予算編成を示す際、市の財政状況について「新庁舎建設の起債償還が始まったことなどから、財政健全化指標の実質公債費比率が8・8%と前年度から0・6㌽上昇した」と説明。今後の見通しは「市税収入はエネルギー価格・物価高騰の影響から先行きが不透明となっている。地方交付税も臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」と述べた。
 歳出面は「少子高齢化に伴う社会保障関係費の増大、公共施設・道路・橋りょうなど社会資本の整備更新、長寿命化にかかる経費の増加などが見込まれる」とし、「さらなる歳入の確保や歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立していく必要がある」と強調した。
 基本方針は▽ポストコロナに向けた地域経済活性化の推進▽まちを次代に導く取り組みの推進▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源の確保―の3点を挙げた。
 経済活性化に向けて「国が目指す『成長と分配の好循環』の取り組みとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション=技術による変革)やGX(グリーントランスフォーメーション=脱炭素による変革)を推進し、コロナ禍以前の水準を上回る活性化を図る」との考えを示している。
 24年度当初予算案は、80歳以上の1人暮らし世帯に防災ラジオを配布する災害情報伝達手段整備事業や、高校生までの福祉医療費の助成事業など行政サービスの質向上を図りつつ、策定中の次期総合計画を推進するための予算編成となる予定。本庁舎建設事業が本格化した20年度の365億7829万円に次ぐ予算規模となる見通し。23年度当初の一般会計は347億6313万円で、市長選を控え「骨格型」で編成したため、22年度当初に比べ1億2461万円(0・4%)減だった。

高2対象に 企業説明会 過去最多の44社が出展 大館北秋田 人手不足背景、熱くPR

2024-01-30
地元企業の各ブースに分かれて説明を聞く高校2年生(大館市中央公民館)
 高校2年生を対象にした大館北秋田地区企業説明会が29日、大館市のほくしか鹿鳴ホールなどで開かれた。過去最多となる県内44社がブース出展し、生徒約570人に地元就職の利点をアピールした。
 出展企業の魅力を伝える機会を通し、将来の県内就職につなげようと、県北秋田地域振興局やハローワーク、大館市、雇用開発協会が共催した。
 2017年度から開催し7回目。人手不足を背景に、一人でも多くの人材を獲得したい企業は多いという。建設や製造、医療、福祉、運輸など幅広い業界から、昨年度の40社を上回る出展があった。能代市に進出した話題の木材総合メーカーも参加した。
 生徒は大館桂桜、大館国際情報学院、大館鳳鳴の全日制と定時制から来場。鹿鳴ホールと中央公民館の2会場に設けられた企業ブースをグループごとに回り、1社15分程度で説明を受けた。
 生徒のほとんどが具体的な就職希望先を決めていない時期で、今年夏にかけてしぼり込んでいくという。より多くの業種や企業に直接触れることで視野が広がることもあり、熱心に説明を聞いていた。
 企業にとっては自社の存在をPRする絶好の機会。高校生と年齢の近い若い従業員や人事担当者が熱の込もった口調で自社の特徴を伝え「一緒に働きましょう」と訴えた。
 桂桜高の男子生徒は「こんなに地元企業があることを知らなかった。将来就きたい仕事はまだ決まっていないので、説明会で仕事内容を聞き、将来は県内就職したい」と話した。
 説明会は二部構成で、石垣農園(同市)の石垣博隆会長の基調講演「地元で楽しく働く三権分立法」も行われた。
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