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2024年2月

現職は新人の動き警戒 小坂町議選 告示まで1カ月

2024-02-20
 任期満了に伴う小坂町議選は、3月20日の告示まで1カ月に迫った。定数は今回から2削減され10。今のところ現職7人、新人4人の計11人が立候補の準備を進めており、1人オーバーの激戦が予想される。浸透を図る新人の動きに、現職は警戒している。
 前回(2020年)は定数12に対し、現職11人、新人3人が立候補。現職10人、新人2人が当選した。トップ当選は新人で471票を獲得。最下位当選は151票だった。投票率は76・04%で前々回(16年)の80・25%を4・21ポイント下回り、80%を割り込んだ。
 町議選は3月20日告示、同25日投開票の日程で行われる。現職の任期は3月31日。15日の立候補予定者説明会には予想の11陣営が出席し、選挙期日や届け出の手続きなどについて、町選管事務局から説明を受けた。
 現職のうち、勇退を明らかにしているのが5人。新人4人は元町役場課長、元消防本部課長、勇退する現職の後継、元副町長という顔ぶれ。いずれも中央地区からの出馬となる。現職は新人の動向を注視しながら、前回獲得した票の上積みを目指している。

法人後見の導入支援 補助制度を創設へ 大館市 新年度予算案に計上

2024-02-19
法人後見支援事業の要綱案が示された制度利用促進協議会(大館市役所)
 大館市は、成年後見制度で法人後見業務を行うための補助制度を創設する方針だ。後見人の担い手不足が課題となる中、認知症や障害で意思決定が難しい人の財産管理などに当たる団体を確保したい考え。事業立ち上げの動きもあり、2024年度当初予算案に関連費用を計上した。4月からの施行を目指している。
 市内に事業所がある社会福祉法人や公益社団法人などを補助対象とし、後見業務の研修や安定的に活動するための組織体制の構築、専門職による事例検討、立ち上げにかかる事務費などを支援する。
 16日に市役所で市成年後見制度利用促進協議会(伊藤政利会長)を開き、委員の社会福祉士や弁護士、司法書士らに補助金交付要綱案を示した。2022年3月に開設した成年後見支援センターへの相談が増加傾向にあり、親族後見人だけでは対応困難な事例もみられることから、担当者は「法人後見を引き受けてくれる団体を支援する体制整備を進め、市民後見人の活躍も含めた活動を支えたい」と述べた。
 当初予算案では、意思決定支援と権利擁護の推進として119万円を計上。市社会福祉協議会が法人後見業務と日常生活自立支援事業を一体的に行う「権利擁護センター」を25年4月に設置する方向で進めており、制度利用促進協の終了後に準備委員会の初会合が開かれた。
 市はNPO法人からも後見業務に関する相談を受けていることを明かし、「ほかの事業所にも啓発しながら支援を進めていきたい」とした。
 権利擁護の支援について対象別、機能別の縦割りで対応できない問題が多くなっているとして、市成年後見制度利用促進計画を現行の3年間から4年間(21~24年度)に延長し、市地域福祉計画に包含することが示された。24年度は第2期地域福祉計画を策定することにしており、一体的に作り上げる予定。今後の取り組みとして、制度周知や関係団体との連携強化、担い手育成に向けた啓発活動などを挙げた。
 成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害などで判断力が十分でない人の財産管理や契約の代理・取り消し、要介護認定の申請などを法律的に支援する仕組み。本人か親族、身寄りのない場合は市町村長が家庭裁判所に「申し立て」を行い、家裁が後見人を選ぶ。市内の利用対象は約5500人と推定し、実際に利用したのは70人前後となっている。

鹿角 豪快な水ごりに歓声 土深井裸まいり 4年ぶり通常開催

2024-02-19
多くの見物人が見守る中、冷水を浴びる男衆(土深井自治会館前)
 鹿角市の無形民俗文化財に指定されている伝統行事「土深井裸まいり」が18日、十和田末広の土深井地区で行われた。コロナ禍で4年ぶりの通常開催。下帯姿の男衆が豪快に冷水を浴びて身を清めた後、地区内の神社を巡り、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した。
 午前8時ごろから住民が土深井自治会館に集まり、長さ約15㍍の大しめ縄づくり。終了後、勇壮に太鼓を打ち鳴らし、裸まいりが始まった。
 会館前の水路の水をせき止めた水ごり場には、風呂で体を温めた小学生から58歳までの男衆24人が下帯姿で次々と登場。100人ほどが見守る中、雪解け水が混じった冷水を浴びて身を清めた。中には「もう1回」とリクエストを受ける男衆もいて、肌を紅潮させながら豪快に水しぶきを飛び散らせる姿に歓声が上がった。
 地元の栁沢誠さん(58)と孫の瞳磨さん(十和田小1年)は今回の最年長と最年少。瞳磨さんは「おじいちゃんの水ごりを見てやってみたいと思い、初めて参加した。冷たかったけど楽しかった。次も参加したい」、誠さんは「孫と楽しい思い出ができた。これからも集落の後継者として参加してもらえれば」と話した。
 この後、男衆は足袋、わらじ、さらし、ザンバラ(わらの腰飾り)などを身に着け、大しめ縄を担いで「無言の行」を開始。稲荷神社の第1鳥居に大綱を奉納し、各神社を参拝して回った。
 土深井自治会相談役の栁沢義一さん(75)は「一昨年は水ごりができず、気が抜けた感じがしていた。地域がまとまる行事なので、続けていきたい」と4年ぶりの通常開催を喜んだ。
 江戸初期、米代川の氾濫で土深井集落の田畑が流され、疫病が流行する災難に見舞われたことから、厄よけや疫病退散を願って始めたと伝えられている。鹿角では現存する唯一の裸まいりで、2月の第3日曜に隔年で実施している。
 一昨年は新型コロナ感染拡大の状況を踏まえ、水ごり、無言の行などは行わず、大しめ縄を第1鳥居に取り付ける綱納め行事として実施した。

野遊びSDGs 機運醸成へ連携を 大館でフォーラム

2024-02-19
地域の持つ可能性や取り組みについて意見を交わしたフォーラム(五色湖キャンプ場)
 野外体験「野遊び」を核にした地方創生に向けて情報共有、機運醸成を図る「ノアソビSDGsフォーラムin大館」が17日、大館市岩瀬の五色湖キャンプ場で開かれた。大館市の福原淳嗣市長、北海道芽室町の手島旭町長が出席し、三重県いなべ市の日沖靖市長がオンラインで参加。専門家も交えて取り組みを紹介し合い、地域の可能性や今後の方向性について意見を交わした。
 3市町などでつくる「ノアソビSDGs協議会」(山井太理事長)と大館市の主催。3市町は野遊びを核とした地方創生事業に取り組む。大館市は五色湖エリアを拠点に、グランピング(高級感のあるキャンプ)施設の整備を進める。芽室町は新嵐山スカイパークを主会場に「野遊びリゾート」を展開。いなべ市は鈴鹿山脈の自然環境を生かしたアウトドア拠点を整備している。
 フォーラムは3市町での連携も視野に入れて情報共有を図る場として、2021年にオンラインで初開催。その後芽室町、いなべ市でも開き、今回が4回目となった。
 同キャンプ場のテント内に特設会場を設け、協議会関係者、大館市で商品設計会議に関わる住民、市議ら約30人が参加した。始めに3市町の首長が地域や取り組みを紹介。続いて、大館市でツアー開発を担う地域プロデューサーの佐藤和幸さんが「大館の資源を知ってもらい、喜んでもらえるような事業を作りたい」と述べた。
 インバウンド(訪日客)の呼び込みに向けて、タイで情報メディア「DACO」を経営する中本光則代表取締役は「昨年、訪日タイ人数が訪タイ日本人数を初めて超えた。地方での野遊びがはやっている。体験型観光が人気」と需要の高まりを説明。凍った湖に穴を開けて水風呂代わりにする「アヴァント」を北海道・十勝で提供する事業者は「3時間2万円で、週末は利用客で埋まっている。熱量と行動力の結果」と成果を示した。
 芽室町の手島町長は「関係人口が交流人口につながり、結果的に人口増となる」と転入超過となった実績を紹介。生産量日本一のスイートコーンや自然の魅力を挙げ、「何でもないことが響く。食材、景観が実はすごく価値のあること」と強調した。
 福原市長は周辺自治体との連携強化を進めているとし、「北東北全体の周遊を考え、その真ん中に大館があるとPRした方が多くの人を連れてきやすい」と繰り広げた。
 この日はモニターツアーも実施。田代岳でのかんじき、スノーシュー体験や、地元食材を使ったキャンプ飯の提供などを行った。

大館市 多様な人材獲得へ 大卒採用試験 22日から案内配布 人物重視で複数面接も

2024-02-18
 大館市は、大学卒業程度の2025年度職員採用1次試験案内を22日から配布し、3月1日から申し込みを受け付ける。総合適性検査「SPI3」方式で4月16日から5月21日の間、全国のテストセンターで受験できる。4年目の取り組みで、導入前と比べて受験者が倍増。複数回の面接試験で人物重視の方針も示しており、民間企業志望者を含めて多様な人材採用につなげたい考え。
 試験区分と受験資格は▽上級行政=1994年4月2日以降の生まれで大卒か2025年3月卒業見込み▽上級土木=89年4月2日以降に生まれ、大学で土木関係の専門課程を卒業したか25年3月卒業見込み、1級か2級土木施工管理技士の有資格者▽建築士=89年4月2日以降の生まれで、2級建築士以上の免許所有者か24年度中に取得見込み▽保健師=94年4月2日以降の生まれで、保健師の免許所有者か24年度中に取得見込み▽管理栄養士=94年4月2日以降の生まれで、管理栄養士の免許所有者か24年度中に取得見込み―。区分を追加する場合もある。
 受験案内は市ホームページに載せるほか、市役所職員課、比内・田代両総合支所で配布する。3月1日~4月24日に受け付け、6月6日に合格発表の予定。6月下旬に2次試験、7月下旬に3次試験を行い、8月中旬に最終合格発表する。受験者は案内を確認した上で、インターネットを利用して申し込む。持参、郵送は受け付けない。
 職員課によると、SPI3は民間企業で広く利用され、公務員試験対策が不要な出題内容。基礎能力検査と性格検査があり、コミュニケーション力や判断力、応用力などを測ることができるという。選考は集団面接、個人面接も行い、人物面も重視する。
 全国で受けられる利便性が受験者増につながっているとみられ、昨年は4職種に93人が受験した。内定者16人のうち、5人が辞退。採用した11人は、進学などで県外に移った大館市出身者が半数以上を占めた。辞退理由は併願していた他自治体の試験に合格したためなどで、同課は「想定内」としている。
 短大・高卒程度の受験案内は7月12日から配布。同17日から8月15日まで受け付ける。試験区分は初級行政、初級土木、保育士、消防士。1次試験は9月22日に大館会場でSPI3方式のペーパーテストを実施。2次試験は10月下旬に行い、11月中旬に最終合格発表する。

2024年1月

本庁舎建設事業 大館市 入札不調続いた外構工事 4回目でやっと落札 年度内に本契約へ

2024-01-31
外構整備工事が予定される旧庁舎跡地(大館市中城)
 大館市役所本庁舎前に駐車場などを建設する外構工事の4回目の入札が25日行われ、落札された。昨年から業者の人材不足などで不調が続いていた。市は2月上旬までに落札業者と仮契約を結び、本契約に関する議案を3月定例議会に提出する予定だ。
 本庁舎西側に位置する旧庁舎跡に駐車場(109台分、約7600平方㍍)や駐輪場などを整備する計画。場内に路線バスが乗り入れることを想定しており、来庁者の安全確保の観点から、車両入口と出口を分ける。当初は今年12月末の完成を見込んだが、着工が遅れている。工事全体の概算額は4億2000万円。
 契約検査課によると、外構工事は昨年7、8、10月に3回公告。応募者ゼロや辞退でいずれも不調となった。理由としては、事業者がすでに多くの工事を担当しており手が回らないことや、必要な技術者を配置できないことなどが考えられるという。
 昨年12月定例議会の一般質問で、外構整備工事の進ちょくを問われた福原淳嗣市長は「民間の市場価格がはるかに上がっており、(単価が)低い」と現状を分析。「設計単価を再確認し、工期等の条件を緩和して見直した上で4回目の入札に向けて準備を進めている」と答弁していた。

「干し餅」生産ピンチ 高齢化で作る人減少 暖冬も影響 製法学び伝統継承へ

2024-01-31
干し餅の生産者から製造方法を教わる従業員(みちのく食品)
 伝統食を守れ―。本県など寒冷地で作られてきた伝統的な保存食「干し餅」の製造が、途絶える危機にひんしている。高齢化で生産者が年々減少し、大館市内で作る人は数えるほど。今年は暖冬の影響で例年のような作業ができず、生産を取りやめる人も出始めた。地域の味を後世に受け継ぐため、大館市山田の食品加工業「みちのく食品」(田村貴明代表)は製造方法の習得に乗り出した。
 干し餅は餅を切ってつるし編みにし、水分を含ませて寒ざらしにして作られる米菓子。極寒期に屋外で凍らせるため、「凍り餅」とも呼ばれる。本県や青森、長野などの農村で昔から作られてきた。サクサクとした独特の食感で、農繁期の軽食として重宝された。
 屋外で冷凍させる時期、乾燥状態や固まり具合の見極めが重要で、日々の天候、気温が作業に大きく影響する。餅を作って冷やし固め、均等に切り分けて一つ一つ手作業で編み込むため、手間がかかるほか、経験も求められる。
 北鹿地方では生産者の多くが高齢のため、年々担い手が減少。直売所に出品する人の数も減り、陽気な母さんの店(大館市曲田)では、5年前には5、6人いた出品者が今年はまだ1人という。暖冬も影響を及ぼしており、担当者は「暖かいと良いものができず、出品しない人もいる。高齢化で受け継ぐ人もいない」と心配する。
 みちのく食品の田村代表が営むたけのこ館(同市岩瀬)でも同様だ。2019年に閉店した旧店舗には5人が出品していたが、20年に現店舗がオープンした際は3人に減り、昨年からは1人に。この1人も今冬は気温が下がらないため、品質の良い商品を多く作れないとし、販売用の製造をやめることにした。
 唯一の生産者となった同市早口の70代女性が作る干し餅は、約1カ月で10個入りが500点以上が売れるほどの人気。地域の食文化がなくなることに危機感を覚えた田村代表が、製造の継承を願い出た。
 29日はみちのく食品の工場で従業員3人が、生産者の女性から作り方を教わった。もち米4升を用意し、餅つき器に砂糖や塩、ゴマなどを加えて十分に混ぜた後、容器に入れて平らにのばした。調味料の分量や冷まし固めてからの切り方、寒ざらしの方法なども細かく確認した。
 生産者の女性は「気温が下がらない場合は冷凍庫を使うが、(屋外に干すより)時間がかかり、良いものが作れない。手間をかけて作るのも大変になってきた」と明かす。「楽しみにしている人もいるので、受け継ぐ人がいるのはありがたいこと」と期待する。
 同社では今後も継続して作り方を教わる予定。田村代表は「伝統食がどんどんなくなっていくことを懸念している。みんなが待っている味。なくすことはできない。作業工程を覚えるのは大変だが、勉強していきたい」と話している。

アユ稚魚、男鹿から〝里帰り〟 60万匹を搬入予定 阿仁川あゆセンター

2024-01-31
アユの稚魚が放流された養殖池(阿仁川あゆセンター)
 北秋田市米内沢の阿仁川あゆセンター(萩野秀実社長)に、男鹿市の県水産振興センターでふ化したアユの稚魚が「里帰り」している。本年度は稚魚約60万匹を搬入予定で、30日は体長3~5㌢、重さ0・5㌘ほどに成長した稚魚が到着。放流された養殖池で元気に泳ぎ回った。
 米代川支流の阿仁川は、全国的に「アユの川」として知られている。阿仁川の近くにあるあゆセンターでは、伏流水を利用したアユの養殖事業に長年取り組んでいる。
 今回届いた稚魚は、あゆセンターで昨年10月中旬までに採卵した受精卵を県水産振興センターへ運び、ふ化させたもの。ふ化したアユは海水中に含まれるプランクトンを食べて成長し、一定以上の大きさまで成長した後はあゆセンターで育てている。
 30日はトラック2台で約80㌔、15万匹が運び込まれ、ビニールハウス内の養殖池にホースを入れて放流した。今回は26日から搬入が始まり、4、5回に分けて約300㌔、60万匹を搬入する予定。萩野社長によると、4年ほど前までは1月上旬に搬入を始めていたが、「温暖化の影響で採卵が1カ月遅くなり、搬入も遅れている」と話す。5月中旬から始まる放流に合わせて出荷するため、以前より短期間で育てる必要があるという。
 体長10㌢程度に成長したアユは県内や岩手県、北海道の漁協に放流用として出荷。7月からは釣り用のおとりアユや加工品用の販売が始まる。萩野社長は「餌の値上がりや生育期間の短さなど課題はあるが、漁協やアユ釣り客に大きく育ったアユを届けられるよう頑張りたい」と話していた。

24年度当初予算 一般会計363億円見込む 大館市 過去2番目の予算規模

2024-01-30
来年度当初予算の査定に臨む福原市長㊧(大館市役所)
 大館市の2024年度当初予算編成作業は29日、最終段階の市長査定が始まった。過去2番目の規模となる約363億円を見込んでおり、新斎場や消防署北分署の建設事業、障害者高齢者福祉や子育て支援事業などを盛り込む。2月中旬に議会各派へ内示し、同月下旬に開会予定の3月定例議会に提案する。
 福原淳嗣市長は昨年10月、予算編成を示す際、市の財政状況について「新庁舎建設の起債償還が始まったことなどから、財政健全化指標の実質公債費比率が8・8%と前年度から0・6㌽上昇した」と説明。今後の見通しは「市税収入はエネルギー価格・物価高騰の影響から先行きが不透明となっている。地方交付税も臨時財政対策債を含めた実質的な交付額は減少が続く」と述べた。
 歳出面は「少子高齢化に伴う社会保障関係費の増大、公共施設・道路・橋りょうなど社会資本の整備更新、長寿命化にかかる経費の増加などが見込まれる」とし、「さらなる歳入の確保や歳出の適正化策を推し進め、持続可能な財政基盤を確立していく必要がある」と強調した。
 基本方針は▽ポストコロナに向けた地域経済活性化の推進▽まちを次代に導く取り組みの推進▽施策・事業の検証とスクラップ・アンド・ビルドの徹底による財源の確保―の3点を挙げた。
 経済活性化に向けて「国が目指す『成長と分配の好循環』の取り組みとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション=技術による変革)やGX(グリーントランスフォーメーション=脱炭素による変革)を推進し、コロナ禍以前の水準を上回る活性化を図る」との考えを示している。
 24年度当初予算案は、80歳以上の1人暮らし世帯に防災ラジオを配布する災害情報伝達手段整備事業や、高校生までの福祉医療費の助成事業など行政サービスの質向上を図りつつ、策定中の次期総合計画を推進するための予算編成となる予定。本庁舎建設事業が本格化した20年度の365億7829万円に次ぐ予算規模となる見通し。23年度当初の一般会計は347億6313万円で、市長選を控え「骨格型」で編成したため、22年度当初に比べ1億2461万円(0・4%)減だった。

高2対象に 企業説明会 過去最多の44社が出展 大館北秋田 人手不足背景、熱くPR

2024-01-30
地元企業の各ブースに分かれて説明を聞く高校2年生(大館市中央公民館)
 高校2年生を対象にした大館北秋田地区企業説明会が29日、大館市のほくしか鹿鳴ホールなどで開かれた。過去最多となる県内44社がブース出展し、生徒約570人に地元就職の利点をアピールした。
 出展企業の魅力を伝える機会を通し、将来の県内就職につなげようと、県北秋田地域振興局やハローワーク、大館市、雇用開発協会が共催した。
 2017年度から開催し7回目。人手不足を背景に、一人でも多くの人材を獲得したい企業は多いという。建設や製造、医療、福祉、運輸など幅広い業界から、昨年度の40社を上回る出展があった。能代市に進出した話題の木材総合メーカーも参加した。
 生徒は大館桂桜、大館国際情報学院、大館鳳鳴の全日制と定時制から来場。鹿鳴ホールと中央公民館の2会場に設けられた企業ブースをグループごとに回り、1社15分程度で説明を受けた。
 生徒のほとんどが具体的な就職希望先を決めていない時期で、今年夏にかけてしぼり込んでいくという。より多くの業種や企業に直接触れることで視野が広がることもあり、熱心に説明を聞いていた。
 企業にとっては自社の存在をPRする絶好の機会。高校生と年齢の近い若い従業員や人事担当者が熱の込もった口調で自社の特徴を伝え「一緒に働きましょう」と訴えた。
 桂桜高の男子生徒は「こんなに地元企業があることを知らなかった。将来就きたい仕事はまだ決まっていないので、説明会で仕事内容を聞き、将来は県内就職したい」と話した。
 説明会は二部構成で、石垣農園(同市)の石垣博隆会長の基調講演「地元で楽しく働く三権分立法」も行われた。
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