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2023年11月

森林認証材 10月に供給を開始 福原市長が行政報告 アントワープ市と交流へ 大館市

2023-11-21
行政報告が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会が20日開会し、会期を7日まで18日間と決めた後、福原淳嗣市長の行政報告と議案上程を行い散会した。市長は、森林認証材の供給を10月に開始したと報告。名作アニメ「フランダースの犬」の舞台となったベルギー・アントワープ市に交流を提案し、快諾を得たことも明らかにした。
 市有林2295・61㌶は1月に森林認証を取得。市長は「渋谷区をはじめ都市部とのさらなる連携強化とサプライチェーン(供給網)構築で需要拡大に取り組む」と述べた。
 木ダボ(短い棒)だけで接合する秋田杉の積層材「DLT」を活用し、三ノ丸庁舎に設置した「秋田スギDLT打ち合わせスペース」と、東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設に使われた秋田杉を再利用した遊具を備えている「子どもの遊び場」(ニプロハチ公ドームパークセンター内)が日本ウッドデザイン協会のウッドデザイン賞に選ばれたことも報告した。
 ベルギー訪問は今月1日から5日間の日程で、武田晋議長が同行。欧州連合日本政府代表部などと意見交換した。正木靖特命全権大使との面談では、来年4月にイタリア・ミラノで開かれる世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」に大館曲げわっぱと備前焼(岡山)が共同出展することを報告した。
 アントワープ市ホーボーケン区ではカトリーヌ・トゥンヌ区長に「人と犬との絆をきっかけとした交流」を提案。区長から「ぜひ一緒に進めたい」との発言を受けたという。在ベルギー日本大使館の三上正裕特命全権大使とも面談し、「今後の欧州との交流に向けた助言をいただいた」と述べた。
 提出したのは報告2件、条例案3件、単行案10件、補正予算案7件の計22件。一般会計は1億2456万円の追加で、補正後の総額は397億2953万円。鳥獣被害防止総合対策交付金事業や広域連携による観光振興費などを盛り込んだ。
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