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2023年11月

伝統芸能担い手育て! 北秋田市で合同発表会 児童ら50人、元気に披露

2023-11-19
「上舟木駒踊り」を披露する清鷹小の児童たち(北秋田市交流センター)
 北秋田市前田小学校(成田彦智校長、児童28人)の閉校記念式典が18日、同校で行われた。児童や保護者、教職員、地域住民ら約180人が出席。本年度で149年を数える歴史を振り返るとともに、郷土出身の作曲家・成田為三作曲の校歌を出席者全員で歌い上げ、思い出をつくった。
 1875年に阿仁前田八幡森の宝泉寺に開校。1928年に制定された校歌は、米内沢地区で生まれた成田為三が作曲した。1963年には地域住民の誇りとなった円形の校舎が完成。2006年に現校舎を新築移転した。昭和20、30年代には全校児童が1000人を超える年もあったが、児童数の減少により、本年度末で閉校し、米内沢小に統合する。卒業生は本年度末で8939人を見込む。
 成田校長は七角山登山などの学校行事が統合後も引き継がれることや校歌を歌い継いでいくことを報告し、「地域とのつながりが深く、温かく恵まれた環境の中で子どもたちは成長してきた。これまで支えてくださった全ての皆さまに感謝する」と式辞。閉校記念事業実行委員会の庄司満久委員長は「築き上げた学校の歴史、伝統、精神を受け継ぎ、子どもたちは新たなスタートを切り、健やかに育ってくれることを願う」と述べた。
 全校児童による呼びかけでは、創立からの歴史を写真とともに振り返った。「成田為三先生に作曲してもらった校歌は私たちの誇り」「県内では珍しいモダンな円形校舎は、前田地区の熱烈な要望のもと、建築が実現した」などと紹介。「前田小で学んだことを忘れず、学習にスポーツに全力で取り組んでいく。地域の皆さまいつもありがとうございます。これからも応援をよろしくお願いします」と声をそろえた。
 伝統の「ロックソーラン」では、会場のアンコールの声に、卒業した中学生も加わって児童とともに力強く演舞。最後に思い入れのある校歌を出席者全員で5番まで歌い上げた。アトラクションで阿仁前田獅子踊りも披露された。
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