今日のニュース
2023年11月
臨時総会の社長解任 「法的有効性に疑義」 取締役会で弁護士見解 かづの観光物産公社
2023-11-18
かづの観光物産公社の取締役会(道の駅かづの)
鹿角市の第三セクターで道の駅かづのを運営する、かづの観光物産公社の取締役会が17日、同道の駅で開かれた。9月20日の臨時株主総会で、過半数の株を持つ市の提案で議決された形となっていた畠山佑介社長の解任案を巡り、法的有効性に疑義があるとの弁護士の見解が報告された。これを受け、対応を話し合った結果、結論は持ち越しとなった。今後、改めて取締役会を開き、方向性を決める。
9月の臨時総会では社長の解任案が動議として出され、筆頭株主の市の提案で議決された形となっていた。直後に取締役会が開かれたが、後任は決まらなかった。
その後、先月17日の取締役会で後任に舛屋副市長を選任する人事案が提案された。この際、取締役の中から臨時総会の議決の有効性を弁護士に確認する必要があるとの意見が出され、議論した結果、定款の規定に基づき、副市長を代表権のある常務取締役とすることを決めた。
今回の取締役会は非公開で行われ、畠山氏を除く役員10人が出席した。
舛屋副市長によると、弁護士の見解を聞いた取締役の1人がその結果について説明。有効性に疑義があるとした。
主な理由は2点。臨時総会の議題(取締役と監査役の選任)と関連のない動議の提出や、会議の決議を取っていなかったことに会社法等の観点から疑問があるという。
弁護士それぞれに異なった見解があり、最終的に司法に判断を委ねるには時間がかかることから、持ち帰って各自の母体組織で話し合うことにした。畠山氏は登記上、社長として残っているという。
舛屋副市長は「取締役の中から『畠山社長を元に戻した方が良い』といった意見があった。今後、できるだけ早く取締役会を開き、方向性を決めたい」と話した。
9月の臨時総会では社長の解任案が動議として出され、筆頭株主の市の提案で議決された形となっていた。直後に取締役会が開かれたが、後任は決まらなかった。
その後、先月17日の取締役会で後任に舛屋副市長を選任する人事案が提案された。この際、取締役の中から臨時総会の議決の有効性を弁護士に確認する必要があるとの意見が出され、議論した結果、定款の規定に基づき、副市長を代表権のある常務取締役とすることを決めた。
今回の取締役会は非公開で行われ、畠山氏を除く役員10人が出席した。
舛屋副市長によると、弁護士の見解を聞いた取締役の1人がその結果について説明。有効性に疑義があるとした。
主な理由は2点。臨時総会の議題(取締役と監査役の選任)と関連のない動議の提出や、会議の決議を取っていなかったことに会社法等の観点から疑問があるという。
弁護士それぞれに異なった見解があり、最終的に司法に判断を委ねるには時間がかかることから、持ち帰って各自の母体組織で話し合うことにした。畠山氏は登記上、社長として残っているという。
舛屋副市長は「取締役の中から『畠山社長を元に戻した方が良い』といった意見があった。今後、できるだけ早く取締役会を開き、方向性を決めたい」と話した。
