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2023年11月
空き家活用へ新たな仕組み 大館市のカノン 選んだ物件 購入、改装し貸し出す
2023-11-18
和室で談笑する利用者(大館市御坂町)
大館市の空き家活用に新しい動きが出ている。不動産業などを営む同市のカノンが進める取り組みで、買い取った空き家を改装して安く貸し出す仕組み。初期費用を抑えられる利点があり、レンタルスペースなどの事業拠点として使う事例も出てきている。
希望者が選んだ空き家を同社が代わりに購入して賃貸契約を結ぶ。入居する際に好みの改装を施して使うことができる。元金を月々の家賃として納める形で、返済すると物件を所有できる。
物件を借り受けて事業を展開する人もいる。御坂町で13日、空き家を活用したレンタルスペース兼スマホ教室「Misaka Base」がオープンした。一軒家の和室と洋間を時間貸しするほか、スマホの使い方、就職や終活に関する相談にも応じる。開設したゆい企画の佐藤文枝代表は「仕事、趣味、交流の新しい拠点として利用してほしい」と話す。
市内に時間貸しで気軽に集える場所がないことから、佐藤代表がカノンから一軒家を借り受けて開いた。友人との集まり、製作物の展示や販売、一人の時間を過ごす場所などとしての利用を想定している。
和室は14畳、洋間は5畳。1日2組限定で、2部屋を貸し切ることができる。時間は午前10時~午後1時、午後2時~5時。各時間帯3000円で貸し出す。
講師がマンツーマンで困りごとに応じる相談室も設けた。▽スマホ・PC教室▽就職の応募書類作り・面接指導▽終活相談―を有料で受け付ける。
住所は御坂町5の31。個室予約には事前の内覧が必須。問い合わせは佐藤代表(☎090・8266・0490)。
2019年度の市空き家等現況調査によると、総世帯数3万308世帯のうち空き家は1798件(空き家率5・9%)。市街地中心部に比べて周辺地域の空き家率が高い傾向にあり、人口減少などで今後も増加する見通し。23年度は新たに調査を実施。来年度に結果を公表する。
希望者が選んだ空き家を同社が代わりに購入して賃貸契約を結ぶ。入居する際に好みの改装を施して使うことができる。元金を月々の家賃として納める形で、返済すると物件を所有できる。
物件を借り受けて事業を展開する人もいる。御坂町で13日、空き家を活用したレンタルスペース兼スマホ教室「Misaka Base」がオープンした。一軒家の和室と洋間を時間貸しするほか、スマホの使い方、就職や終活に関する相談にも応じる。開設したゆい企画の佐藤文枝代表は「仕事、趣味、交流の新しい拠点として利用してほしい」と話す。
市内に時間貸しで気軽に集える場所がないことから、佐藤代表がカノンから一軒家を借り受けて開いた。友人との集まり、製作物の展示や販売、一人の時間を過ごす場所などとしての利用を想定している。
和室は14畳、洋間は5畳。1日2組限定で、2部屋を貸し切ることができる。時間は午前10時~午後1時、午後2時~5時。各時間帯3000円で貸し出す。
講師がマンツーマンで困りごとに応じる相談室も設けた。▽スマホ・PC教室▽就職の応募書類作り・面接指導▽終活相談―を有料で受け付ける。
住所は御坂町5の31。個室予約には事前の内覧が必須。問い合わせは佐藤代表(☎090・8266・0490)。
2019年度の市空き家等現況調査によると、総世帯数3万308世帯のうち空き家は1798件(空き家率5・9%)。市街地中心部に比べて周辺地域の空き家率が高い傾向にあり、人口減少などで今後も増加する見通し。23年度は新たに調査を実施。来年度に結果を公表する。
