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2023年11月
「尾去沢、限界集落のよう」 鹿角市 市政報告会 関市長に振興策問う 未来を考える会
2023-11-18
市政報告を行った関市長(尾去沢市民センター)
鹿角市の「鹿角の未来を考える会」(佐藤友信代表)は16日夜、関厚市長の市政報告会を尾去沢市民センターで開いた。参加した市民から「尾去沢は若い人が少なくなり、限界集落のような状況にある」と今後の活性化策が問われ、関市長は地区内にある母子福祉施設が移住者の受け皿となる可能性などを示唆した。
市内4地区目の開催。約30人の市民が参加した。関市長は就任から2年余りの活動として、財政健全化、国・県・近隣市町村との連携、市民との対話をはじめとする公約の取り組み状況などを報告した。
質疑応答では尾去沢小学校の児童数が1年生5人、2年生4人などと大幅に減少している状況が取り上げられた。参加者は「3年前に尾去沢保育園が廃止され、花輪に移住する形になった若い世帯もいるようだ。今後、地域振興をどうするのか」と指摘。地区内の雇用促進住宅を若い人に低料金で貸したり、母子施設を建て替えて都会から利用者を呼び込んだりしたらどうか、と提案した。
関市長は各分野で交流を推進している東京都葛飾区との関係に言及しながら「首都圏の人を呼び込めるような受け皿となるよう、区などにお願いしていきたい」と述べた。同区のよつぎ小、武蔵野大との連携なども地域振興に活用したい考えを示した。
また、参加者は「市議会と仲が悪いという話が聞こえている。どうなっているのか」と質問。
関市長は一昨年の副市長の人事案が不同意となったが、その後は「予算、条例など1回も反対がない」としたほか、近隣市町でも人事案や予算案が否決されている状況を説明。「どこの行政も常に緊張感を持って対応していると思うが、首長と議会との関係は難しい」と述べた。
このほか、道の駅かづのの農産物直売所の拡充や大湯環状列石周辺への公園整備、ブドウの産地づくり、十和田高原の利活用、災害復旧などについて意見を交換した。
佐藤代表は「参加した皆さんと市長との距離が縮まった。これからも時機を見て開催したい」と述べた。
市内4地区目の開催。約30人の市民が参加した。関市長は就任から2年余りの活動として、財政健全化、国・県・近隣市町村との連携、市民との対話をはじめとする公約の取り組み状況などを報告した。
質疑応答では尾去沢小学校の児童数が1年生5人、2年生4人などと大幅に減少している状況が取り上げられた。参加者は「3年前に尾去沢保育園が廃止され、花輪に移住する形になった若い世帯もいるようだ。今後、地域振興をどうするのか」と指摘。地区内の雇用促進住宅を若い人に低料金で貸したり、母子施設を建て替えて都会から利用者を呼び込んだりしたらどうか、と提案した。
関市長は各分野で交流を推進している東京都葛飾区との関係に言及しながら「首都圏の人を呼び込めるような受け皿となるよう、区などにお願いしていきたい」と述べた。同区のよつぎ小、武蔵野大との連携なども地域振興に活用したい考えを示した。
また、参加者は「市議会と仲が悪いという話が聞こえている。どうなっているのか」と質問。
関市長は一昨年の副市長の人事案が不同意となったが、その後は「予算、条例など1回も反対がない」としたほか、近隣市町でも人事案や予算案が否決されている状況を説明。「どこの行政も常に緊張感を持って対応していると思うが、首長と議会との関係は難しい」と述べた。
このほか、道の駅かづのの農産物直売所の拡充や大湯環状列石周辺への公園整備、ブドウの産地づくり、十和田高原の利活用、災害復旧などについて意見を交換した。
佐藤代表は「参加した皆さんと市長との距離が縮まった。これからも時機を見て開催したい」と述べた。
