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2023年11月

お歳暮商戦 物価高も需要に期待 北鹿の店舗も売り場設置 消費喚起へ工夫凝らす

2023-11-16
秋田の味を意識した多彩な商品が並ぶ特設売り場(いとく大館ショッピングセンター)
 年の瀬に向けたお歳暮商戦が、北鹿地方の大型店などで始まっている。物価高騰が続く中で、各店は需要が高まるこの時期を商機とにらみ、販売促進に力を入れる。地元の商品コーナーを拡充したり、独自の詰め合わせギフト企画を設けたり、消費喚起につなげようと工夫を凝らしている。
 大館市御成町のいとく大館ショッピングセンターでは4日から、3階に特設売り場を設けた。酒類、生鮮食品、調味料、菓子、缶詰など約400種類を並べ、3000~5000円台の商品を中心に用意。前年の約300種類から拡充してPRしている。
 同店によると、お歳暮は価格にこだわらず、良い商品を選びたい消費者が多い傾向にあるという。物価高の中でも販売促進の好機と捉え、品ぞろえを強化した。
 「自分で選べる組み合わせギフト」は、昨年の好評を受けて売り場を拡充。大館産の地酒や小坂産のワイン、昨年デビューした県産米「サキホコレ」と一緒に、いぶりがっこやトンブリ、比内地鶏のもつ煮、しょっつる、八幡平ポークジャーキーなど秋田の味を意識した商品30種類を並べた。
 食品担当マネジャーの福田優さんは「地元にしかない商品で、いろいろな味が楽しめるのが特徴。1年の終わりに特別な思いを伝えてほしい」と狙いを説明する。
 地元商品をそろえる「ふるさとギフト」も、まとめ買いに対応できるよう売り場を昨年の約2倍に広げた。比内地鶏の鶏めし、桃豚カレー、新米を使ったきりたんぽセットなど多彩な20種類を販売する。
 例年売れ筋の稲庭うどんやビールセット、年末にかけて人気の中山そばも用意し、消費者の需要に応えたい考えだ。
 シーズンはまだ序盤で、出足は昨年までに比べて鈍いという。福田さんは「外出自粛の傾向がなく、消費者が急いで購入しなくてもよいという安心感がある気がする」との見方を示す。
 それでも12月にかけて需要は高まっていく予想で、「品ぞろえを豊富にし、来店客に満足してもらえるように準備した。選ぶ楽しさ、喜んでもらう楽しさを感じてほしい」とアピールしている。
 12月10日までは全品の送料を無料とする。特設売り場は同25日前後まで設置する予定。
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