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2023年11月
大館バイオ 森林資源の地産地消へ 発電所火入れ式 年内の本稼働目指す
2023-11-15
試運転が始まった発電所
大館市釈迦内の大館バイオ(都仁洙社長)が市営釈迦内産業団地内に建設していた木質バイオマス発電所の設備工事が終わり、14日に安全祈願の火入れ式が行われた。地元の間伐材を使ったチップで発電し、森林資源の地産地消とともにカーボンニュートラル(二酸化炭素排出実質ゼロ)を目指す。試運転を経て年内の本稼働を予定している。
発電出力は1990㌗で一般住宅約5400戸分に相当する。昨年8月に着工した。事業費約24億円。新規雇用10人程度を見込んでいる。国の買い取り制度を利用し、東北電力ネットワークに20年契約で売電する。
木質チップを供給する関連企業の北秋容器(同市)も6億円強を投じ、産業団地内に工場を増設。年間2万8000㌧の原木を加工する。発電所では1時間あたり3・2㌧のチップを使う。
燃焼すると二酸化炭素(CO2)を出すが、木の成長過程で大気から吸収するため、CO2削減効果は年間7000㌧とみている。未利用の間伐材を有効活用することで再造林を促したい考え。
発電所隣接のチップ工場で行われた火入れ式には関係者約30人が出席。神事に続いて都社長が着火ボタンを押して点火、発電所のボイラーに着火した様子がモニターに映し出された。
都社長は「計画から5年たち、やっとスタートラインに立ったようで身が引き締まる思い。電力の安定供給や森林資源の活用、地域経済の活性化に貢献したい」と話した。
試運転もスタートし、12月上旬から発電を行う。同25日に完成する予定。発電所とチップ工場は市工場設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。
発電出力は1990㌗で一般住宅約5400戸分に相当する。昨年8月に着工した。事業費約24億円。新規雇用10人程度を見込んでいる。国の買い取り制度を利用し、東北電力ネットワークに20年契約で売電する。
木質チップを供給する関連企業の北秋容器(同市)も6億円強を投じ、産業団地内に工場を増設。年間2万8000㌧の原木を加工する。発電所では1時間あたり3・2㌧のチップを使う。
燃焼すると二酸化炭素(CO2)を出すが、木の成長過程で大気から吸収するため、CO2削減効果は年間7000㌧とみている。未利用の間伐材を有効活用することで再造林を促したい考え。
発電所隣接のチップ工場で行われた火入れ式には関係者約30人が出席。神事に続いて都社長が着火ボタンを押して点火、発電所のボイラーに着火した様子がモニターに映し出された。
都社長は「計画から5年たち、やっとスタートラインに立ったようで身が引き締まる思い。電力の安定供給や森林資源の活用、地域経済の活性化に貢献したい」と話した。
試運転もスタートし、12月上旬から発電を行う。同25日に完成する予定。発電所とチップ工場は市工場設置促進条例に基づく指定工場となる見込み。
