本文へ移動



【北鹿川柳】


北鹿川柳


「川柳わらべの会」の協力を得て、平成7(1995)年にスタートした北鹿新聞社主催事業。
管内5カ所に投句箱を設置し、広く読者の作品を募集しており、
寄せられた作品の一部を毎月15日付の紙面で紹介しています。
その中で月間賞に輝いた秀句を掲載します。




月間賞 秀句観賞

2026年8月

コロナから学ぶ不自由の哲学       菅原 賴子
 【評】あのコロナから学んだ「不自由」の哲学。世を知った、人を知った人生哲学、不自由があって人は生きる。自由など役に立たない⁉ 
余りある自由時間に遊ばれる       芳賀 ヒサ
 【評】ありすぎる自由をいいことに、箍(たが)を緩(ゆる)めて遊んだら、何も残らず「時間」に遊ばれた。残るは雨後の草毟(むし)り…。
あれこれと手出し足出るお買い物    三ツ倉奈美子
 【評】あれもこれも、夕食前は特においしく見えて、気がつけば手当たり次第、あっという間の五千円。足を出させた食欲が悪い?いや健康が!
年金よ忍耐力を試すなよ         藤原レイ子
 【評】まさか国民を試しているとは思わないまでも、限界は近いとペンの力で訴えてみましょう。
プライドに邪魔はさせない特売日    佐々木千枝子
 【評】自分が、自分のプライドに向かって言っている。この真剣さが愉快。川柳的。
見つけられ勝手に名付けられる星     佐藤 雅之
 【評】発見した側はもてはやされるが、作者は発見された星側に立って考えた。もしかしたらその星はひっそりと生きていたかったかもしれない、と。

2026年7月

値上がりに知恵を絞る手緩めない     須藤 良子
 【評】値上げラッシュ、洪水、ストーム、爆発が収まらぬ。もう知恵も枯渇しました。主婦にも、主夫にも。
口ぐせか「若い頃は」が多くなり     岩谷 隆史
 【評】過ぎ去ったことを懐かしんで羨(うらや)んで、言ってませんか「若い頃は」と。それだけ頑張ったんです。まっすぐに、一途に。
水捌(は)けがよければ育つ思いやり  佐々木千枝子
 【評】「水捌け」が効果的な比喩。オープンで明るい家庭を目指している姿が伝わる。
毎日が心のドアの微調整         菅原 賴子
 【評】心のドアを全開にしたり、少ししか開けなかったり…そうしてひととの関係に折り合いをつけていく。微調整がいい。
水槽の金魚は深い海知らず        三浦津彌子
 【評】水槽の金魚にもっと広いきびしい生活空間もあることの教訓的な一句。人社会も同じ表現が出来ますね。
月を見る哲学的な顔のネコ        芳賀 優子
 【評】愛猫の細かな表情を哲学的と表現するのはどんな瞬間をとらえたのでしょう。月への憧憬の念もあったのでしょうか…絵になる様な一句。

2026年6月

夫(つま)の寝言旅はどこやら楽しそう  今村ゆう子
【評】夫は寝ているはずが、笑ってる。本人は楽しそうなどこかの夢を見ているようだが、私は少し固まってしまった。無駄のない「固まった句」。
晩酌の時だけ止まる手の震え       土田 昇二
【評】老人性の震えがあっても、人間国宝や名人は、ピタリと決めて特技をこなす。晩酌は年間三百日に近い。一滴も零(こぼ)さず飲みましょう。
いい人と言われ何だかつまらない     清水てい子
【評】どんなところがいいか言ってもらえたら、もっと嬉しい。微妙な内面の揺れ。相手によるのかも。
マイナスの美学で今を生きている     菅原 賴子
【評】マイナスの美学って何だろう。ありのままの自分でシンプルに生きていくという事か。
パレットに残り人生バラ色に      大久保文子
【評】パレットの上で舞うこれからの人生を描写してみる。心が踊りますね。無限に広がる幸せの空間を大切に…。
返し縫い強くなりたくこつこつと     須藤 良子
【評】同じリズムで一針ずつ縫い固めてゆく。物事をやり続ける気力(根気)を感じる一句。最後の「こつこつ」が効いてきます。

2026年5月

自由席人の心が良く見える       御所野ユウ子
 【評】自分もそこに居るから、まわりが良く見える。庶民、なみの人々の態度が表われる席です。クラシックコンサートにはありません。「穿(うが)ち」の深い句です!
口いっぱい頰(ほお)張る孫の丸かじり  伊東多喜子
 【評】丸かじりと来ればりんごですね。大人は無理、子供は丸かじりが似合います。白い歯と笑顔で。軽快で爽やかな句です。
メールより和紙のハガキで春送る     珠井 妙安
 【評】温かみのある和紙で春の喜びを送る。送った人も受けた人も笑顔で、心がポッと温かくなって…。絵手紙習おうかな。
微笑めば明日もあるさきっと晴れ     児玉ユキヱ
 【評】唇を噛むようなことも微笑んでさえいたら、お天道さまはきっと笑い返してくれるでしょう。
一番の農具はこの手草むしり       芳賀 優子
 【評】この手こそが細やかに、自分の気が済むように働いてくれる。ありがとう、私の手。
泣きなさい自分を丸くするために     三浦 紀子
 【評】傷つけたりつけられたり、そうして人はひとの心を想像し合えるようになるのだろう。

2026年4月

老老であなたと共に揺らぐ道      菅原 ルリ
 【評】身体(からだ)も心もこの先、大きく揺らぐ生きる道となるでしょうが、「あなたと共に」が強く大きく見えます。大丈夫です、きっと。
秘め事があるから人生妙味増す     乳井 宏資
 【評】不思議なほど効くのが妙薬、すぐれた味やおもむきがあるのが妙味、作者の年季の入った味が思われます。秘め事は人それぞれ。
明日開く花の小さな息づかい      岩谷 隆史
 【評】毎日毎日小さな蕾を覗き込んでいる作者が見える。明日咲く若い人へのあたたかい眼差しのようにも感じる。
一筋に生きた気骨にある魅力      澤田  亮
 【評】まさに黒光りの魅力。その方はどんな人生を送られたのだろう。読者に想像を促してくれる。
樟脳の匂いが勝(まさ)る大茶会    芳賀 優子
 【評】茶会なら新茶の香り…と表現するのを樟脳の匂いを最初に置いた事で艶(あで)やかな和服で振る舞う豪華場面がみえて来ます。雰囲気だけでも味わいたいものですね。
褒められて心開いて丸くなり      三浦カツヱ
 【評】人生で褒められる体験はあまりにも少ないといわれるなか一滴(しずく)の褒め言葉は妙薬になりますね。教訓的な一句。





あなたの一句を大募集
だれでも気軽に、 川柳デビュー
 
何気ない一日を、言葉に乗せて詠んでみませんか?

毎月「課題句」と「自由句」を募集しています!

●投稿規定●

-------------- 課題句 --------------
毎月出る2つの課題にそって
合わせて3句まで詠んでください

-------------- 自由句 --------------
自由な内容で3句まで詠んでください

作品は、はがきより大きな紙に
課題句・自由句を別々に記入し、
どちらにも住所・氏名・年齢を明記、
市内5か所に設置してある
投句箱に入れてください

●投句箱設置場所●
大館駅
いとく大館ショッピングセンター
秋田銀行大館支店
北都銀行大館支店
北鹿新聞社 本社玄関

投句箱設置場所
大館駅
いとく大館ショッピングセンター
秋田銀行 大館支店・北都銀行 大館支店
北鹿新聞社 玄関


投稿に関するお問い合わせフォーム
  • お問い合わせの際は、必ず「個人情報保護方針」をお読みになり、同意のうえご記入ください。
  • 電話番号欄には、連絡の取れる電話番号(自宅もしくは携帯電話)をご入力ください。
  • フォームに必要事項を記入し、内容を確認してから送信ボタンを押してください。
    ※印は必須項目です。
  • 回答に時間がかかる場合がありますので、お急ぎの方はお電話にてお問い合わせください。
    整理課 TEL 0186-43-5922 
  • 「hokuroku.co.jp」からの自動返信メールをお受け取りいただけるよう、受信設定(迷惑メール設定)等をお確かめください。
お名前 ※必須
※例:北鹿 太郎
フリガナ ※必須
※例:ホクロク タロウ
電話番号 ※必須
※連絡のとれる電話番号
メールアドレス

注) 半角英数字のみ
お問い合わせ内容 ※必須
希望の返信方法 ※必須
問い合わせに対する希望の返信方法を選んでください
メール返信希望のかたは必ずメールアドレスを入力してください
下記の「個人情報保護方針」を必ずお読みいただき、ご同意の上、確認画面へお進みください。



TOPへ戻る