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2021年9月

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青ガエル 経済効果は17億円 福原市長が推計示す 「渋谷と強固な絆」 大館市

2021-09-18
一般・特別会計決算委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は17日、一般・特別会計決算特別委員会(阿部文男委員長)が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。東京・渋谷区から譲り受けた鉄道車両「青ガエル」について、市長は経済波及効果17億円との推計を明らかにし、「今後もさまざまなプロジェクトが生まれる」と見通しを示した。各決算認定案の採決が行われ、いずれも「認定すべき」と決した。
 青ガエルを観光交流施設・秋田犬の里(御成町)に移送し、全面塗装を行った事業費は約3200万円。委員から「どう活用するのか」と問われ、市長は「市民が大館に来てくれて良かったと思えるよう取り組む」と答弁。その上で「数字以上の相乗効果が出ている」とし、「渋谷区と政策を協議する場が非常に増えた。これほどまで強固な絆を構築したのは全国で大館だけと考えている。連携することでさまざまなプロジェクトが生まれる」と続けた。
 秋田犬の里運営費の約4000万円について「新型コロナウイルスの影響で指定管理の参考数字にならない。通常営業の結果を見てからでも遅くない。指定管理に誰も手を挙げないと困るのではないか」との質問に対しては、「今は緊急事態なので柔軟性を持って対応したい」と答えた。一方で「(平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリストの)アリーナ・ザギトワさんが5月に来てくれたことで話題が豊富。魅力的な施設と見る企業も多い」と含みを持たせた。
 地方交付税の減少傾向などで「収支均衡を保つことが今まで以上に困難になるのではないか」との問いには、「財政規律を厳しく見ていかなければならないが、国が示す健全化基準を下回っている。この点を踏まえ経済対策で循環の輪をつくり出していく議論も重要だ」と強調した。
 コロナ禍に伴うイベント縮小・中止で不用額が生じたことについては「インターネット上の情報発信に切り替えるなど、地域経済の波及効果に結びつける柔軟な発想で見直すべきだ」との考えを示した。
 北東北や北海道南の輸出入貨物を集約し、大館駅隣接地に保税蔵置場などを整備した上で長距離輸送をトラックから鉄道に転換する「インランドデポ(物流拠点)構想」については「世界へ日本のものづくりを輸出することに貢献できる街は歴史的意義が大きい。ビッグプロジェクトになる」と述べた。

大館市の各地区文化祭 コロナ下での開催どうする 前向きに検討の公民館も

2021-09-18
前年の文化祭の様子(長木公民館、同館提供)
 大館市の中央・地区公民館は新型コロナウイルス感染症の影響が収まらない中、10月下旬から11月上旬に予定する地区文化祭の開催可否について検討している。会場の3密回避が難しく、作品展示のみとしたり、2年連続中止を決めたりと対応が分かれる中、開催を前向きに考えている地区もある。
 公民館を利用するサークルなどの活動成果を披露する場として例年開催。近隣小学校のステージ発表、作品展示のほか、食堂開設や農産物販売など多くの催しが行われる。
 前年は釈迦内公民館や下川沿公民館など5館が、新型コロナウイルスの影響で中止を決めた。二井田公民館や田代公民館など4館は作品展示のみ、中央公民館(老壮大学文化祭)、長木公民館、花岡公民館の3館は展示と、人数制限を設けて芸能発表を行った。
 今年は県内での感染者増加に伴い、8月にコロナ感染警戒レベルが3から4に上昇。県からイベント規模縮小や中止が要請される中、大館保健所管内でも感染者が発生している。
 例年10月中旬に文化祭を行う下川沿公民館は、7月下旬の実行委員会で中止を決めた。会合の場では「展示だけでもあれば作り手側としてはうれしい」といった声が上がる中、「検温や消毒に人手が必要で大変」「ニュースなどを見ると死者も多く今は控えるべき」といった慎重論が多く、開催を見送った。佐藤正平係長は「中止は残念だが、地域住民の判断を尊重したい」と話した。
 花岡公民館は9月上旬の実行委員会で、前年同様に芸能発表と展示で日程を分けて文化祭を開催することを決めた。感染リスク回避のため食堂開設は見送った。武田吉輝係長は「公民館は市民の学習と発表の場。コロナで敬老会が中止になるなど発表機会が減って、張り合いがないとの声も聞かれる。市民に生涯学習に励んでもらえるようできる限りのことはしたい」と話した。
 他の公民館も10月上旬までに、感染状況を見極めて開催可否を判断する見通し。直前での中止もあり得るとしながらも、前向きに検討を重ねている。
 矢立公民館は今月中の実行委員会で可否を判断する。旧矢立中学校の校舎1階を芸能発表の会場と控室、2階を展示会場として動線を分ける予定。若松俊一館長は「市民のワクチン接種率が7割以上と高く、地域を限定してやる分には開催は十分可能。地域のつながりを維持する点からも前向きに考えている」と語った。

アンドレアさん退任あいさつ 鹿角市の国際交流員 「世界遺産アピールしたい」

2021-09-18
退任のあいさつを行ったアンドレアさん㊧(鹿角市役所)
 鹿角市の国際交流員(CIR)、ダンコー・アンドレアさん(42)=ハンガリー=が17日、市役所で関厚市長に3年間の任用期間満了に伴う退任のあいさつを行った。帰国後は「鹿角の世界遺産をアピールしたい」と東北ツアーの企画などに携わりたい考え。
 鹿角市は姉妹都市のハンガリー・ショプロン市との交流をさらに広げようと、2017年に東京五輪のハンガリーのホストタウンに登録された。
 アンドレアさんは18年8月、鹿角市のホストタウン推進事業の一環として、自治体国際化協会の「語学指導等を行う外国青年招致事業」(JETプログラム)を通じてCIRに任用された。
 ショプロン市との連絡調整や翻訳、鹿角国際交流協会と連携した国際交流イベント、小中学校訪問、市広報やフェイスブック、ラジオでの情報発信などに取り組んできた。
 アンドレアさんは「楽しかったことも大変なこともあった3年間だった。多くの人と知り合い、多くの写真をとり、思い出を作ることができた。これからも鹿角のことをサポートしていきたい」とあいさつ。
 関市長は「ダンコーさんのおかげでハンガリーへの市民の関心も高くなった。今後も鹿角とのご縁を大事にしていただきたい」とねぎらい、「JET絆大使」任命書を手渡した。この任命書は総務省がJETプログラムの終了者を対象に、今後も母国との友好関係を推進してもらおうと交付している。
 アンドレアさんは「盆地の周りに見える山、黄金色に輝く田んぼなど鹿角のきれいな景色や、地元の人、市職員とイベントを準備し開催したことが印象に残っている」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大のため一部行事ができなかったホストタウン推進事業について「企画は素晴らしかった。最後のイベントは実現できず残念だったが、フレーム切手の作成や応援レターなどの取り組みはできた」と一定の成果を挙げた。
 今月末に帰国予定で「ハンガリーにない北日本や東北のツアー企画、通訳や翻訳の仕事に何らかの形で携わりたい」と話した。
 この日の夜は「鹿角の未来に 国際交流のメッセージ」と題した講演会をホテル茅茹荘で行い、地域住民に3年間の活動を報告したほか、国際交流への思いを語った。

主要施策の成果 コロナ影響の市民支援 20年度 大館市 子育て世帯の負担軽減

2021-09-17
 大館市は、2020年度主要施策の執行状況と成果をまとめた。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済の振興策に取り組み、子育て支援は家庭の経済的負担を軽減。本庁舎建設工事が完成した。渋谷区から譲り受けた鉄道車両「青ガエル」を移設し、観光交流施設・秋田犬の里の魅力向上を図った。
 当初予算の一般会計は365億7829万円だったが、17回の補正で150億9089万円を追加。前年度から繰り越された8億9772万円を加えた総額は525億6691万円となった。
 国の特別定額給付金は市民7万887人に一律10万円を支給し、外出や往来の自粛、休業要請などで影響を受けた家計の支援を図った。休業・営業時間短縮に協力した427件に対し、県協力金に20万円を上乗せ。減収した事業者には一律20万円の応援金(1回目244件、2回目996件)を給付した。
 基礎免震構造で鉄骨造り6階建ての本庁舎は12月に完成。建設事業の決算額は34億1892万円だった。
 若年者婚姻支援事業は「あきた結婚支援センター登録者が14年度の事業開始から134人に達した」とし、単年度で28人分の登録料(1万円)を全額助成。登録者が結婚し、1年を経過した夫婦に対して地域限定商品券を初めて贈呈した。
 すこやか子育て支援事業は保育料の補助金と減額分を合わせて7607万円。副食費は2064万円を助成し、安心して子どもを産み育てる環境整備を図った。
 コロナ禍で販売が低迷した比内地鶏について、高齢者施設や病院などの購入、割引販売への支援などで農家所得の回復に寄与した。市・県産材活用による住宅の木造・木質化、高付加価値商品の開発などを支援。地域経済振興策として「食タクシー」や特産品送料助成などを展開した。
 花岡工業団地を拡張するため、用地を1億2427万円で購入。釈迦内産業団地で17年度から進めていた排水路が完成し、市道かさ上げと調整池整備も行った。
 地域連携DMO(観光地経営組織)形成事業は秋田犬ツーリズムを中心とし、訪日外国人客誘致に向けた情報発信や受け入れ体制整備、石田ローズガーデン改修工事などを実施した。
 道路管理費は4億9870万円を投じて舗装補修や側溝しゅんせつなどを行い、交通安全の確保と生活環境の改善を図った。
 歴史まちづくりは国登録有形文化財・桜櫓館の耐震改修、三ノ丸地区と幸町地区の道路美装化、大館城下町名標柱設置に取り組んだ。大館神明社に補助金を交付し、約半世紀ぶりに境内で例祭余興報告祭の開催が可能となった。
 児童生徒1人1台のタブレット端末と校内のWi-Fi環境を整備。「スポーツを通じて人と地域をつなぐまち大館」の実現に向けスポーツコミッションを設立した。

きりたんぽ 「本場大館」シーズン到来 コロナ禍も 文化継承 新米出回りアピール

2021-09-17
いろりの炭火できりたんぽ鍋を調理する女性たち(鳥潟会館)
 本年産の新米を使ったきりたんぽ作りが16日、大館市花岡町の県指定有形文化財・鳥潟会館で行われた。秋田名物本場大館きりたんぽ協会(石川博司会長)の会員ら約20人がいろりを囲み、昔ながらの調理方法を再現。新型コロナウイルス禍での商売繁盛や食文化継承を願い、シーズン到来をPRした。
 新米が出回り、本場大館きりたんぽまつり(10月)を控えたこの時期に協会やまつり実行委員会が例年、実施している。今年は感染拡大防止の観点から、ニプロハチ公ドーム内での開催は見送り、駐車場でのドライブスルー販売に変更したため、協会単独でPRの場を設けた。
 京風庭園が広がる鳥潟会館に、料亭経営の石川会長やかすり姿の女性会員、市地域おこし協力隊員らが集まった。
 早場米「五百川」の新米3升を炊き、柔らかくすりつぶしてから、木の棒に握り付けるなど昔ながらの方法でたんぽ50本を作った。
 食材はほとんどが県産でネギ、セリ、ゴボウ、比内地鶏肉、マイタケを用意。いろりに鍋をかけ、しょう油ベースのスープで煮込んだ。調理の様子は報道陣に公開され、モデル役の女性たちが撮影に応じた。会員の石垣一子さん(67)は「昭和40年代ごろまで農家はいろりの前できりたんぽを作っていた。家族みんなで手伝い、調理法などを教わったものです」と話す。
 伝統料理のきりたんぽは各家庭で味が受け継がれてきたが、「本場」を名乗る大館市内では料亭街でも発展したとされる。
 石川会長によると、コロナ禍で会食の自粛傾向が続き、きりたんぽ鍋の消費が落ち込んでいる。一方、贈答用として食材セットを県外発送する注文が増加傾向という。石川会長は「今年も旅行客や宴会客の需要は期待できず、きりたんぽ業界は、かつてない厳しい状況。セット販売を増やして乗り越えたい」と話した。
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ふるさと納税 歳入総額11億円に増額 北秋田市 9月議会は9日招集

2021-08-31
 北秋田市は30日、9月定例議会を9日に招集すると告示した。2021年度各会計の補正予算案や市過疎地域持続的発展計画のほか、20年度の各会計決算認定案など議案31件と決算の認定に関連する報告3件の計34件の提出を予定している。一般会計補正予算案の歳入では、ふるさと納税寄付金に5億円を追加。総額を11億円に増額した。
 提出議案の内訳は、条例案4件、補正予算案6件、単行議案1件、報告3件、認定案20件。
 条例案のうち、市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の課税免除に関する条例の制定は、要件を満たす場合、申請により固定資産税を3年間免除できるようにするもの。市障害児通園(デイサービス)施設条例の一部改正案は、「もろびこども園」の移転に伴い、位置を変更する。
 一般会計補正予算案は、8億455万5000円を追加し、総額を243億3135万3000円とする。
 歳出では、ふるさと寄付金事業に2億6572万7000円を追加。寄付件数の増加に伴い、返礼品などの関連経費を増額する。歳入には5億円を追加し、総額を億円とする。
 地方交通対策事業は、路線バス「小森・湯ノ岱線」の廃止に伴い、月からデマンド型乗合タクシーに運行形態を見直すことから、来年3月までの補助金として103万5000円を計上。子育てサポート事業では、子育てサポートハウス「わんぱあく」の新築設計委託料として446万9000円を追加する。
 このほか、クウィンス森吉設備更新工事に1536万7000円、GIGAスクールサポーター配置促進事業に104万4000円などを追加。財政調整基金積立金には3億5714万9000円を計上した。
 20年度の決算認定案のうち、一般会計は歳入総額289億8351万円、歳出総額282億791万1000円で差引残額7億7559万9000円。翌年度に繰り越す財源6130万2000円があり、実質収支は7億1429万7000円の黒字となった。

サンマ入荷、今年も不漁か 大館の大印 小ぶりで高値、厳しいスタート

2021-08-31
大印に入荷したサンマ(大館市釈迦内)
 大館市青果魚類卸売(屋号・大印、土舘一弘社長)で、今季のサンマの入荷が始まった。30日は北海道の根室港で水揚げされた約20キロが入荷。卸値は1㌔あたり1700円ほどで、1匹約230円前後と、例年より高値で取引されている。過去最悪の不漁を記録した昨年と比較すると漁獲量は増加しているが、依然深刻な状況。担当者は「今年のサンマも小ぶりで値段も高い。気温の低くなる秋以降に期待したい」としている。
 同社によると、今季の初入荷は例年より数日遅い21日。2㌔15尾入りが10ケース入荷した。新型コロナウイルスの影響で飲食店での取り扱いが少ないことや、身が細いにも関わらず高値であることから、市内の小売店への出荷はまだほとんどないという。
 同市御成町のいとく大館ショッピングセンターでは30日現在、岩手県産などの冷凍サンマを解凍販売している。買い物に訪れた40代女性は「言われてみればしばらく生サンマを買っていない。刺し身が好きなので、早く旬物を食べたい」と話していた。
 水産庁によると、漁期を通じたサンマの来遊量は昨年を上回るものの、一昨年より下回ると予測している。1歳魚の平均体重は昨年以上だが、主体が120~140㌘と小ぶり。漁場は公海中心で、全国有数の水揚げ量を誇る三陸沖の漁場形成は例年より遅い10月下旬とみている。
 高い水温を忌避する傾向にあるサンマは、地球温暖化などで海水温が上昇すると、陸地から遠い場所で魚群を形成するようになる。漁場が遠方になるほど鮮度維持や移動コストなどの問題が浮上するため、水揚げ量が年々減少しているという。
 7月8日に解禁された北海道東沖のサンマ流し網漁が史上初めて漁獲ゼロで終漁するなど不振が続く昨今。市青果魚類卸売水産部の藤江智之鮮魚課長は「地球温暖化の影響が大きいと思うが、この歴史的な不漁に終わりが見えない」と話し、「南方の魚が北方で揚がるなど異常な事態が続いている。季節の魚が食べられなくなるのではないかと心配」と眉をひそめた。

秋田犬ライブ配信開始 大館の保存会 「癒やされる」「会いに行きたい」好評

2021-08-31
ライブ動画の撮影風景(秋田犬会館)
 秋田犬保存会(本部・大館市、遠藤敬会長)は今月から、動画投稿サイト「ユーチューブ」でのライブ配信を始めた。同市三ノ丸の秋田犬会館にいる秋田犬の日常生活や、愛らしい姿を毎日配信。チャンネル登録者数は、約2週間で4000人に迫るなど好評を博している。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で来館者が減少したことから、アフターコロナを見据えて来館増につなげようとSNS(会員制交流サイト)での情報発信を強化。昨年から短文投稿サイト「ツイッター」での発信に力を入れている。さらに知名度向上につなげようと、今年お盆過ぎからは「ユーチューブ」での動画配信も開始した。
 毎日4時間前後のライブ動画を配信。職員が飼育し、秋田犬会館で受付係なども担当する虎毛の雄「すばる」(2歳)、虎毛の雄「くろべえ」(6歳)、赤毛の雄「ぎん」(5歳)の3匹を主に出演させている。接客姿や、就寝、食事の様子などありのままの日常を映している。
 愛らしい姿に、全国各地の視聴者からは「会いに行くのが楽しみ」「見ていて癒やされる」などの声が届く。動画1本につき平均約500人が視聴しており、チャンネル登録者数も日々増えているという。
 同保存会では今月から、画像共有アプリ「インスタグラム」への投稿も始めた。「ツイッター」のフォロワーは、約9万5000人に上るなど注目を集めている。
 庄司有希事務局長は「いろいろな人に秋田犬を知ってもらい、興味を持ってもらいたい。コロナが収束したらぜひ遊びに来てほしい。大館のために、会員の増加にもつながれば」と話している。

大館市 先端設備導入で 固定資産税3年間ゼロ 制度創設から27社認定

2021-08-30
 中小企業が先端設備を導入した場合に固定資産税を3年間ゼロとする計画を策定している大館市で、2018年度の制度創設から累計で27社が市の認定を受けた。投資総額は約13億9000万円。人手不足が深刻化する中、労働生産性を高めて経営基盤強化や競争力向上につなげる狙いがある。計画期間を2年延長して23年6月まで申請を受け付けることになり、さらなる設備投資を促す。
 固定資産税の特例を利用できるのは製造業で資本金3億円以下、卸売業で同1億円以下、小売業で同5000万円以下など。機械装置や測定・検査工具、器具備品、建物付属設備、ソフトウエアを対象とし、年平均3%以上の生産性向上が見込めることを条件としている。市町村ごとに課税措置を3年間ゼロから2分の1の範囲で軽減できるが、多くの自治体はゼロにする方針を打ち出した。
 企業の設備にかかる固定資産税は1・4%。基準日(1月1日)までに導入すれば次年度から支払いが免除される仕組み。制度適用に伴う市の減収分は交付税で補塡(ほてん)される見通し。
 18年6月に生産性向上特別措置法が施行され、市が国に提出した導入促進基本計画は同年6月19日付で認められた。3年間で30件程度の認定を目標としていた。産業競争力強化法の一部改正に伴い特措法が廃止、先端設備導入制度は中小企業等経営強化法に移管された。市は今年6月に計画延長の変更について国の同意を受けた。
 商工課によると、設備投資の総額は13億9016万5000円。建設業や木材加工業、自動車部品製造業、縫製業などと幅広く支援し、高性能の機械に更新するケースが目立った。担当者は「熟練社員が定年を迎える中、慢性的な人手不足に悩む企業が多く、生き残るためには生産性を高めるしかないようだ」と分析した上で、「制度周知に努めて競争力強化を図り、新卒者の市内就職率向上や市外に就職した若者のUターン促進につなげたい」としている。
 新型コロナウイルスの影響を受けながらも設備投資を行う中小企業に対し、固定資産税の特例措置が拡充されており、設備を置く工場などの事業用建物も対象となる。
 問い合わせは商工課(☎0186・43・7071)。

石田ローズガーデン 修景工事が大詰め 園路や柵設置へ 「迎賓館」の装いに

2021-08-30
レンガ敷きの園路が整備される石田ローズガーデン(6月撮影)
 大館市が「洋の迎賓館」に位置付ける石田ローズガーデン(同市三ノ丸)の修景工事は本年度に大詰めを迎える。9月以降、レンガ敷きの園路整備などが順次行われ、年度内に完成予定。すでに改修を終えた石田博英・元労働大臣の邸宅と合わせ、来年の開花期には新たな装いで観光客を迎え入れる。
 修景工事は2019年度に実施設計し、20年度に邸宅を洋館風に改修。完成後の今年5月、一般公開された。
 観光課によると、3年目は敷地(2505平方㍍)のほぼ半分を占めるバラ庭園に新たな園路を設けるほか、西側に目隠しフェンスを設置、駐車場看板を作成する計画。クリの木材をベンチなどに加工することも予定している。事業費は約2600万円。
 メインの園路整備は庭園管理の実績がある専門業者に依頼した。約500種500本のバラが植えられた庭園は現在、土が敷き詰められている。来場者が散策する際、土を踏み固めてしまい、バラの根を傷める恐れが指摘されていた。今後はレンガと砕石を敷いて土の上に園路を設け、根を守ると同時に、来場者が散策しやすいようにする。
 改修を終えた邸宅内には来年4月、カフェレストランが新設される予定。庭園の装いも新たになることで、新型コロナウイルス感染収束後の観光誘客につながると期待されている。
 ローズガーデンは元々、石田・元大臣の邸宅とバラ庭園。2018年10月、遺族から土地と建物が市に寄贈された。開花期の6、10月には例年バラまつりが開かれ、県内外の客でにぎわう。
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