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2021年12月

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障害者計画策定でアンケート 「情報伝わらない」半数 大館市 心のバリアフリーも課題

2021-12-04
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 大館市は本年度策定する第4次障害者計画(2022~26年度)に向けて実施した障害のある人へのアンケート調査結果をまとめた。福祉サービスの情報が「あまり伝わっていない」「伝わってこない」と感じている人が回答者の約半数を占め、市は「伝達方法の改善に取り組む必要がある」と分析。4人に1人が「差別や嫌な思いをしたことがある」と答えたことも分かった。結果を踏まえ、計画の素案作成を進める。
 計画は障害者施策の基本的な方針や目標を定めるもので、5年ごとに見直す。アンケートは計画策定の基礎資料や施策推進の参考資料とするために実施。日々の暮らしや通院、外出、サービスの利用状況、災害時の避難方法などを調査した。
 障害者手帳保持者のうち在宅の800人を無作為に抽出。身体障害者600人、知的障害者105人、精神障害者95人に9月に郵送し、回答を得た。回答者は404人で、回収率は50・5%だった。
 「福祉のサービスなどに関する情報(広報、ホームページなど)は伝わっているか」の質問では、「伝わっている」12・9%、「ある程度伝わっている」26・5%に対し、「あまり伝わっていない」29・2%、「伝わってこない」20・3%。福祉課は「伝達方法の見直し、改善に取り組む必要がある」と分析する。
 「今後(現在)も地域で生活したいか」では、「今のまま生活したい」56・2%、「グループホームなどで生活したい」3・5%、「家族と生活したい」16・1%、「一般の住宅で1人暮らしをしたい」4・0%など。「災害時にひとりで避難できるか」は、「できる」41・6%、「できない」42・1%と分かれた。
 「障害があることで差別や嫌な思いをする(した)ことがあるか」では、「ない」が58・4%、「ある」が24%、不明・無回答が17・6%。4人に1人が差別を経験している現状に、福祉課は「心のバリアフリーを推進しながら、市民の意識改革に取り組む必要がある」とし、「さらに全体を分析し、計画に反映させたい」と話した。
 計画は▽地域で健やかに生活する▽自立と生きがいを促進する▽やさしく支え合う地域づくり―を重点施策とする方針。作成した素案を来年2月に開く市障害者施策推進協議会で協議し、パブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内に策定する。
 福祉課によると、4月1日現在の身体障害者は4004人、知的障害者は726人、精神障害者は636人となっている。

大館神明社祭典 12講の地囃子後世に 独自曲をCD収録 伝承4曲に続き初

2021-12-04
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演奏の収録に臨む新連講(ROCK INN LINDA LINDA)
 大館市歴史的風致維持向上計画に基づいて民間主体の活動を推進する「大館市文化遺産活用まちづくり実行委員会」(長谷川文悦委員長)は、大館神明社祭典で演奏される各参加講独自の地囃子(じばやし、オリジナル曲)をまとめたCDの作製を進めている。各講でそれぞれ伝承している曲を後世に残し、祭りへの関心を高める狙い。初の取り組みで、年度内の完成を目指している。
 大館神明社例祭余興奉納実行委員会によると、地囃子は祭りの魅力向上や活性化のため、昭和50~60年代に演奏され始めたとされる。祭り囃子の正調である市指定無形民俗文化財・大館囃子の伝承4曲「寄せばやし」「大館祇園ばやし」「剣ばやし」「還り山」とは異なるもの。祭典でも徐々に演奏されるようになり、独自のアレンジも加わって広がりを見せてきた。
 余興奉納実行委、大館ばやし保存会、市郷土芸能保存協会、大館・北秋田建築士会の民間4団体で組織するまちづくり実行委は、正調を後世に正確に伝え残すため、18年度に伝承4曲の教則DVDを作製。新型コロナウイルス禍で祭典の余興奉納行事が2年連続で中止となり、子どもたちの祭り離れも懸念される中、関心を高めようと地囃子をCDとしてまとめることにした。
 CDには、町内として曳山車(ひきやま)を持つ12講の24曲を収録する予定。各講が演奏し、録音は秋田市の映像制作会社に依頼した。
 収録作業は11月7、21、28日の3日間、大館市常盤木町のバー「ROCK INN LINDA LINDA」で実施。最終日は新連講、南神講、田豊講、末廣講、清豊講が順に臨んだ。音源を確認したり、リハーサルをしたりして準備を整え、息を合わせて演奏。太鼓、小太鼓、笛、三味線、鉦(かね)の音を響かせ、何度も繰り返し録音をする光景が見られた。
 新連講は9人が参加し、地囃子「朱雀」を演奏。実行責任者の小畑宣昌さん(48)は「太鼓の音の重なりや、笛の高音、テンポの速さが特徴。この曲を演奏したがる子どもも多く、目標となっている。他の講もかっこいい曲が多い。(地囃子は)演奏できると楽しいし、やる気につながる」とCD化に期待した。
 企画した余興奉納実行委渉外部の黒澤功部長は「コロナ禍で合同練習会もできず、子どもたちの祭り離れを心配している。今回集まって演奏ができ、参加講の連携、交流が深まったのは良かった。来年に向けて意識が高まるきっかけになれば」と話した。
 CDは100枚作製する計画。完成後、市内の小中高校や関係機関に配る予定。SNS(会員制交流サイト)や動画投稿サイト・ユーチューブでの音源公開も検討している。

学生の県内就職促進へ ポータルサイト 「キャリピタAKITA」 秋田銀行開設

2021-12-04
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連携協力宣言に署名する関係者(県庁)
 秋田銀行(新谷明弘頭取)は3日、県内就職の推進に機能を特化させた就職ポータルサイト「キャリピタAKITA」を開設し、来年2月から運用開始すると発表した。学生の登録などについては県内3大学と連携して推進する考えで、3日に県庁で新谷頭取と3大学の学長が連携協力宣言に署名するセレモニーが行われた。
 人口減少の要因のひとつとなっている若年層の県外流出に歯止めを掛けるとともに、生産年齢人口の減少や企業経営者の高齢化、事業所の休廃業など地域経済が抱える課題を解決することが狙い。
 サイトの利用対象は、求職者は県内就職を希望する大学や短大、専門学校などの学生とAターンなどで県内就職を希望するキャリア人材。求人側は県内に事業所があり新卒者やキャリア人材の採用を検討している企業など。
 求職者はスマートフォンの無料通話アプリLINEから登録できるのが特徴。採用を考えている企業から、直接メールが届く仕組みも備える。登録は無料。企業側の登録は年間基本料5万円。全国規模で同様のサービスを展開する大手就職サイトに比べて、格段に安い料金設定という。
 求人企業は先月から、求職者は今月1日から事前申し込みの受け付けがスタート。企業の登録は2日現在、131社。年明けには企業と学生のプロフィール登録を開始する予定。新卒者向けのサービスは2月1日から開始する。キャリア人材については6月からの予定。
 連携協力宣言の署名セレモニーには、新谷頭取と秋田大学の山本文雄学長、県立大学の小林淳一理事長兼学長、国際教養大学のモンテ・カセム理事長兼学長が参加した。新谷頭取は「企業や学生にとって使いやすいサイトとなるよう工夫を重ねていきたい」などと話していた。
 サイトに関する問い合わせは、秋田銀行地域価値共創部(☎018・863・1212)。

大館市新斎場整備 測量や地質調査発注 26年度の供用開始へ 老朽化で近くに建て替え

2021-12-03
新斎場の建設予定地(大館市柄沢字丸山下)
 大館市は新斎場の整備に向け、測量や地質調査業務を発注した。小柄沢墓園内にある現斎場は築40年以上が経過して老朽化が進み、約400㍍西側に位置する墓園入り口付近(柄沢字丸山下)の民有地に建て替える計画。今月から用地測量や地質調査を行い、事業を進めるための基礎資料を作成する。市は2026年度の供用開始を目指しており、「今後も市民に説明の場を設けながら、建設を進めていきたい」と話す。
 建設地は小柄沢墓園入り口から進むと、右側に位置する民有地の農地や原野。本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成するため、現地測量や用地測量、ボーリングによる地質調査、不動産鑑定を計画した。
 8月に用地・現地測量業務、10月に地質調査業務の入札を行った。測量業務は奥羽測量設計(大館市)が落札し、契約額は1177万円。地質調査業務は秋田ボーリング(秋田市)が落札し、契約額は693万円。工期は来年2月末まで。
 市民課によると、農作業の終了を待って業務を開始し、土地の高低差などを図面に落とし込む現地測量に着手。地権者が立ち会い、境界を確認する用地測量は今月から1月にかけて行う。地質を調べるボーリング調査は今月中旬から1月に行う。
 今後のスケジュールは、来年度に用地買収や基本設計、23年度は実施設計、24、25年度に造成工事、建築工事を行い、供用開始は26年度を予定している。現斎場より市道に近くなるため、景観や環境面に配慮し、施設内で発生する微細な粉じんや有害物質を除去するバグフィルター装置を設置する方針が示されている。
 市民課が12月定例議会厚生常任委員会で進捗(しんちょく)状況を報告。9月に周辺町内会や事業所に本年度の事業内容を文書で通知し、「これまで住民から質問や意見は寄せられていない」と説明した。「本年度は事業を進めるための基礎となる資料を作成する。設計や工事など要所要所で市民に説明する場を設け、意見を盛り込みながら事業を進めたい」と話した。
 現斎場は1979年に供用が開始された。老朽化が著しく、2018年度に庁内の部長級職員で設置した検討委員会が「建て替え」を基本方針とした。19年度から候補地の選定作業を進め、最終的に市内各地から交通の便がよい、小柄沢墓園入り口付近に絞った。昨年7月に住民説明会を開き反対意見がなかったことから、本年度事業に着手した。

大館市消防出初め式 ハチ公通りでまとい振り 幹部会議で決定 2年ぶり屋外行事

2021-12-03
来年の大館市消防出初め式を従来通りの規模で実施することを決めた会議(大館市比内公民館)
 大館市消防団(齋藤勉団長)は1日夜、市比内公民館で団幹部会議を開き、本年度の市消防出初め式を来年1月9日に従来通りの規模で実施することを決めた。新型コロナウイルスの影響で今年中止したまとい振りなどの屋外行事も、2年ぶりにおおまちハチ公通りで行う方針。
 今年1月の出初め式は感染拡大防止のため規模を縮小し、大館神明社での無火災祈願とほくしか鹿鳴ホールでの式典のみを行った。ハチ公通りで実施しているまとい振り、分列行進、観閲式、餅まきなどの屋外行事と祝賀会を中止とし、参加人数は例年の約800人から約250人に制限していた。
 県独自の感染警戒レベルが引き下げられ、イベント開催に伴う人数制限も解除されている状況から、来年は従来通りの規模に戻す方針。祝賀会は中止とするが、このほかの行事は全て行う方向で準備を進める。今後地域で感染が拡大した場合は、状況を注視しながら変更を判断する。
 会議には第1~15分団の分団長と副分団長、団本部や市消防本部の幹部ら約60人が出席。市消防本部が来年の日程と概要を示し、異論は出ず了承された。質疑応答では、団員が詳細や変更点について確認する姿もあった。
 齋藤団長は新春恒例のまとい振りに向け、「団員が熱心に練習する姿が見られている。出初め式まで1カ月に迫った。成功につなげてほしい」と期待を込めた。
 来年は40分団から15分団に再編されて以降、初の出初め式となる。当日は午前8時30分から大館神明社で無火災祈願を実施。ハチ公通りでの屋外行事は同9時から。まとい振りは1基を新調し、第1~14分団の代表者58人が演じる。分列行進の参加車両はコロナ禍と団再編を考慮して見直し、1分団につき1台とする。式典は同10時20分から、ほくしか鹿鳴ホールで行う予定。

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。

2021年10月

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地域内エコシステム構築へ 大館市 森林資源を持続的に循環 公共施設の利用基準策定

2021-10-26
関係者が出席した事業懇談会(大館市北地区コミュニティセンター)
 木質バイオマスエネルギーの燃料供給、製造、利用を市町村など小規模な範囲で循環させ、地域活性化を目指す「地域内エコシステム」のモデル構築事業に大館市が取り組んでいる。本年度林野庁の補助事業に採択され、専門家の支援を受けながら、市公共施設へのペレットボイラー、ストーブの導入基準を新たに作る。事務局は「事業を通して地域全体で木質バイオマス利用意識の向上を図りたい」と話す。
 本年度で5年目となる林野庁の補助事業で、全国で25地域が取り組んでいる。大館北秋田地域林業成長産業化協議会と大館市の連名で申請し、県内で初めて採択された。
 地域内エコシステムは集落や市町村の範囲で、小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用、熱電を供給することで、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組み。林野庁から委託を受けた日本森林技術協会と森のエネルギー研究所が無償で支援し、実証試験や地域の実情に合った計画策定を行う。
 22日に大館市北地区コミュニティセンターで事業懇談会が開かれ、協議会会員が事業の概要について説明を受けた。同協会の担当者は「今まで山に放置されてたC材、D材を使って『川上』から燃料を供給し、『川中』が燃料を作り、『川下』がエネルギーを利用する。地域の理解、合意を形成し、川上から川下まで機能する流通経路の仕組みを構築することで、地域活性化につなげたい」と述べた。
 事務局の大館市林政課によると、市内には木質ペレットの生産工場があり、保育園などの市公共施設にペレットストーブ115基、ペレットボイラー基が設置されている。これまでなかった「木質バイオマス利用施設導入基準」を作ることで、大型のボイラー設置などの推進を目指す。
 同課は「市内の木質バイオマス燃料の消費量は生産量の3分の2で、外に出ている3分の1の少しでも多くを地域内で消費できるようにしたい」と説明。2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティ宣言の実現に向けた体制整備や、地域全体での利用意識の向上にもつなげたいとしている。
 9月にボイラー更新が予定されている市の3施設で現地調査を行った。3施設の検討結果を検証しながら、今後導入基準を策定。来年2月には事業の成果報告会を予定している。

伊勢堂岱遺跡 保存・活用へ連絡会議 22年度に基本構想策定 北秋田

2021-10-26
県縄文遺跡群保存活用連絡会議・北秋田会議(市民ふれあいプラザコムコム)
 世界文化遺産に登録された伊勢堂岱遺跡の保存・活用を円滑に進めることを目的とした県縄文遺跡群保存活用連絡会議(北秋田会議)の初会合が25日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。県や市の関係者のほか、地元で活動する団体などから22人が出席。活用等に向けた取り組みを紹介するとともに、課題などを出し合った。
 伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群は、7月に世界文化遺産への登録が決定した。連絡会議は、関係者間の連携を強化するとともに、課題や役割等の共有を図ることを狙いとしている。
 会議の議長を務める石川定人県教育次長は「伊勢堂岱遺跡について保存を万全にし、広く活用を図ることを目的に会議を開く。保存・活用の課題について報告いただき、取り組みや課題の共有を図りたい」とあいさつ。続いて、世界文化遺産登録の概要や遺跡の施設と活用、ガイド事業、アクセス、観光・物販について、それぞれ関係する機関・団体が説明した。
 アクセス面では、遺跡周辺での案内標識の設置について報告。「2020年度は秋田道の開通に合わせ、伊勢堂岱インターチェンジ周辺に案内標識を設置した。本年度は、主要交差点の付近の既設標識に、伊勢堂岱遺跡の案内表記を追加する予定」とした。
 また、地元の小ケ田自治会は「クマによる人身事故を受けて、クマよけの電気柵の設置に協力した。毎日の確認作業も行っている」ことを紹介。秋田内陸縦貫鉄道は「小ケ田駅を『縄文小ケ田駅』に改称するとともに、急行列車の停車駅とした。秋田縄文号の運行も開始するなど、PRを図っている」と述べた。
 事務局の県教育庁生涯学習課文化財保護室によると、地域住民を対象に遺跡に関するアンケートも進めている。これらの結果も踏まえ、来年1月下旬に第2回の連絡会議を開催する予定。22年度には、保存活用に関する基本構想を策定する方針だ。

癒やしのふるさと応援 八幡平温泉郷をPR 秋田産業サポータークラブ 首都圏の駅にポスター

2021-10-26
有楽町駅に掲載されたポスター(有楽町=食と美と健康WG提供)
 首都圏在住で本県にゆかりのある産業界のリーダーらで組織する「秋田産業サポータークラブ」の「食と美と健康ワーキンググループ(WG)」は、秋田八幡平温泉郷をPRするポスターを作成し首都圏のJR東日本主要7駅に掲出した。11月12日まで。
 クラブは2006年に設立され、七つのWGが目的ごとに活動を行っている。同WGは秋田ならではの食、温泉、自然、文化、伝統などをもとに、「美と健康」に関するビジネスの創出を検討している。
 WGの千葉良子主査 は「八幡平は一般に岩手県側にスポットライトが当てられることが多く、秋田八幡平はその陰に隠れがち」とした上で「秋田八幡平温泉郷を訪れ各温泉の効能などを調査し、温泉郷の良さをストレートにアピールするデザインでポスターを作成した」と話した。
 ポスターは有楽町、池袋、新宿、渋谷、大宮、浦和、川口のJR7駅で掲出されている。
 千葉主査は「新型コロナ収束後、癒やしの『ふるさと』として秋田幡平温泉郷に出会ってほしいという思いで作成した。今後もふるさと秋田を応援したい」と抱負を述べた。

選挙サンデー舌戦熱く 衆院選秋田2区 2候補、支持拡大へ奔走 秋晴れに各地で訴え

2021-10-25
候補者の演説に耳を傾ける有権者(小坂町小坂)
 衆院選(31日投開票)は24日、期間中唯一の「選挙サンデー」で前半戦を締めくくった。北鹿地方を含む秋田2区の候補者2人は各地を精力的に回り、市街地や集落などで「お願いコール」を連呼。青空が広がる秋晴れの下、感染症対策で有権者とグータッチしながら支持拡大を訴え、後半戦に向けて弾みをつけた。
 秋田2区は届け出順に、自民党前職の金田勝年候補(72)と立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)の一騎打ち。新型コロナウイルス対策や経済立て直しを最大争点に安全保障や人口減、社会保障、米価下落などの課題をめぐって論戦を繰り広げている。
 金田候補は公示後初めて三種町入り。琴丘地区を皮切りに山本地区、八竜地区で選挙カーを走らせた。強固な後援会組織をフル稼働して、衆院予算委員長を務めた実績などをアピールしながら「郷土を守り抜く」と訴えた。前半戦は票田の大館市を重点的に遊説しており、25日は北秋田市の阿仁地域や能代市、潟上市を回る予定。
 緑川候補は小坂町や鹿角市を走り回った。有権者を見つけるたびに駆け寄るフットワークの軽さで、対話を重視。小坂町みんなの運動公園では「暮らし目線の政治を取り戻したい」と訴え、「コロナ禍で地方に光が当たっている。希望を持って挑戦できる人生100年時代を目指す」と強調した。25日は大館市や北秋田市で遊説を予定している。
 候補者の演説を聴いた小坂町の60代男性は「公約を当選後に実行できるかどうかが重要。コロナで落ち込んだ観光や地域経済の回復策を見極めたい」と話した。
 比例東北ブロックに立候補した共産党新人の藤本友里候補(42)=北秋田市=は22日から北鹿地方を遊説しており、24日は大館市で街頭演説を行った。

露熊山峡 鍋岩見学やなべっこ楽しむ 北秋田市の荒瀬かだまり 本年度の集大成企画で

2021-10-25
巨大な鍋岩周辺を散策する参加者(露熊山峡)
 北秋田市阿仁荒瀬地区の露熊山峡で24日、「紅葉狩り&大鍋っこ会」が開かれた。景勝地復活へ整備活動に取り組む地元の住民団体「荒瀬かだまり」(佐々木修会長)が、本年度の活動の集大成として企画。地元住民やALT、活動の協力者らが参加し、山峡の自然を満喫した。
 露熊山峡は荒瀬地区の国道105号から西に約3㌔の地点にあり、奇岩や巨岩が点在する景勝地として知られていた。人が訪れなくなった山峡の再活性化に向けて昨年度、荒瀬かだまりが「露熊プロジェクト」を立ち上げて整備を進めてきた。
 4月末から始動し、メンバーらが毎月1回集まって作業を行ってきた。本年度は主にアクセス道路や登山道の整備に着手。車両が通行する林道に敷き詰めた砂利が雨で流れないようゴム板を埋め込んだほか、かつてはハイキングなどで住民らが訪れたブナ岱(標高468㍍)山頂に向かう登山道の草刈りを行った。
 この日は約50人が参加。バスで山峡に到着すると、希望者は散策路を下って高さ約30㍍の「鍋岩」へ向かった。道中には団体が「万三郎滝」と名付けた滝があり、今年6月に散策路から見学できるよう整備している。下側が水で大きく削れた鍋岩の迫力に圧倒されながら、参加者は鍋岩周辺の散策を楽しんでいた。
 旧キャンプ場で行われた鍋っこ会では、地元の食材を使っただまこ鍋や漬物などが振る舞われた。紅葉は見頃まで間もなくという状態だったものの、参加者たちは自然の中で食事を味わい交流を深めていた。このほか、かつて集落や炭鉱があった跡地や奇岩を巡るバスツアーを行った。
 活動2年目の本年度は地元のメンバー以外にも地域おこし協力隊員や地元企業が参加するなど、活動の輪が広がっているという。本年度の活動は冬囲いなどを行う月で終了予定。事務局の柏木静男さん(61)は「活動に協力する人や露熊山峡を発信する機会も増えてうれしい。今後も活動を継続したい」と話している。
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