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ドローン、観光に活用 操縦体験を販売 「地域周遊に厚みを」 秋田犬ツーリズム

2021-01-26
空撮用ドローンの操縦を体験するDMO関係者(東光鉄鋼UAV事業部)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人(DMO)・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、地域の観光資源を生かした新たなアクティビティとして、大館市雪沢の東光鉄工UAV事業部(旧雪沢小)を会場に「ドローン操縦体験」の販売を開始した。同事業部と連携し、ドローンを観光資源とした新規集客を狙う。25日に関係者を招いた商品のお披露目が行われ、近隣DMOの担当者らが操縦を体験した。
 同法人の大須賀信事務局長によると、ドローン操縦体験の事業化は県内でほぼ例がないという。同事業部がある雪沢は大館市と小坂町の中間に位置し、複数の温泉施設や旧小坂鉄道の旧茂内駅など豊かな観光資源があるが、これまでは観光客が長時間滞在する機会が少なかった。操縦体験を新たに企画することで「観光客が北鹿地域を周遊するルートに厚みが生まれる。魅力あるコンテンツとして広く認知されるよう、さらに磨き上げていきたい」と話している。
 操縦体験は昨年12月上旬から商品化。全国各地の体験型商品を掲載するサイト、アクティビティジャパン(本社・東京都)のプラットフォームを使用し、同法人のウェブサイトから予約を受け付けている。
 この日は同法人職員のほか、近隣DMOとして連携を深めているあきた白神ツーリズム(能代市)の畠譲さん、十和田奥入瀬観光機構(青森県十和田市)の姫野みやこさん、会場近くの産直センターを運営するゆきさわ産直にこにこ友の会の鳥潟功幹事長らが参加し、操縦を体験した。
 参加者は同事業部の岩澤祥さんから指導を受けながら、屋外での空撮用ドローン操縦や、球状のプラスチックフレームに覆われた専用機を使って屋内で行う「ドローンサッカー」などを体験した。いずれの参加者もドローン操縦は未経験だったが、繰り返し操作を行ううちに徐々に上達。姫野さんは「最初は難しかったが、だんだん操作できるようになった。私たちのDMOでもイベント撮影などに生かせると思ったので導入も検討したい」、畠さんは「操縦体験自体が楽しいが、他のアクティビティを行う際の〝映(ば)える〟写真撮影にも活用できそうだと感じた」などと話していた。
 体験は所要時間1・5時間のSコース(人数2~3人)と、2・5時間のMコース(同2~5人)の2種類を用意。基本料金はSコースが大人(中学生以上)1人4400円。小学生は1人2800円。Mコースが大人1人5500円。小学生1人3800円。空撮ドローンで撮影した映像はデータで受け取ることができる。問い合わせは同法人事務局(電話070・2020・3085)。

花輪ばやし屋台模型 「感動 鹿角パークホテル」に展示へ 制作者の佐藤さん「感動の一助に」

2021-01-26
屋台の模型を修復する佐藤さん(ファンタジア・サトウ)
 鹿角市の旧鹿角パークホテルのロビーに飾られていた花輪ばやし屋台の模型10台が、新たな経営体によって今春再開される「感動 鹿角パークホテル」にも展示されることになった。製作者の佐藤興造さん(78)=花輪大町=は「廃棄処分される可能性もあったが、展示されることになり感謝したい」と感無量の様子。情熱を注いだ作品が再び日の目を見る、ホテル再開を心待ちにしている。
 佐藤さんは、花輪ばやし関連商品をメインにした土産品や化粧品などを販売するファンタジア・サトウの店主。
 20年ほど前から、花輪ばやし屋台の模型作りをライフワークとし、これまで大小100台以上を製作。1台完成させるには1年から1年半ほどかかるが、インターネットでの販売も行っており、市外からの問い合わせも多いという。
 旧パークホテルには歴代の社長から依頼を受け、花輪ばやし全10町内の屋台の模型を展示していた。平均サイズは幅、高さが各50㌢、奥行きが60㌢。絢爛(けんらん)豪華な造りを細部にわたって再現した逸品で、来訪者の目を楽しませてきた。
 こうした中、昨年5月に旧ホテルは事業を停止。その後しばらくは模型の行く先が決まらず、宙に浮いた状態だった。
 佐藤さんは「破産手続きが進む中で処分される可能性もあったが、多くの市民有志が心配して引き取り手を模索してくれた」と振り返る。
 その後、状況は好転。昨年10月に設立された鹿角プランニング(佐藤順英社長)が旧ホテルの建物と土地を取得し、「感動 鹿角パークホテル」として今春、再開することが決まった。
 屋台の模型10台は新パークホテルのフロントカウンター前に展示される予定。鹿角プランニングでは「花輪ばやしは鹿角、花輪にとって特別な催し物。お客さまにその興奮の一端を屋台の模型から感じ取っていただければ」と話している。
 佐藤さんは現在、ホテル側から依頼を受け、模型を店舗内に持ち込んで順次修復中。破損したり色あせたりした箇所の補修や着色などに取り組み、それぞれの屋台で微妙に異なる金箔(きんぱく)の色合いなども忠実に再現している。
 「九分九厘あきらめていたが、再生の道が見つかり感謝したい。感動が与えられるホテルの一助になればうれしい」。佐藤さんはホテル再開に期待を膨らませながら熱心に作業を進めている。作業は見学できるほか、「一緒に作ってもいい。興味のある方は大歓迎」という。
 問い合わせはファンタジア・サトウ(電話0186・23・2991)。

高齢者は3月下旬から 新型コロナワクチン接種 県が支援本部設置

2021-01-26
 全ての国民を対象に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を行う方針を国が示したことを受け、県は25日、接種の実施主体となる市町村をサポートするワクチン接種支援本部(本部長=堀井啓一副知事)を設置した。秋田市の県第2庁舎で本部会議を開き、今後のスケジュールや支援体制の構築について協議。国が示したスケジュール案では、重症化リスクが高い歳以上の高齢者向け接種は3月下旬に始まる予定となっている。
 新型コロナのワクチン接種は医療従事者、感染で重症化するリスクが高い高齢者、その他の人という順で行う計画。約1万人を対象とする医療従事者向けの先行接種は2月下旬、都道府県が調整主体となって実施する医療従事者向けの接種は3月中、高齢者向けの接種は3月下旬から開始する予定としている。
 高齢者やその他の人を対象にした接種は市町村が主体となって実施する計画。県はワクチン流通に関する卸業者との調整、市町村事務に関する国との連絡調整、接種スケジュールの広域調整、専門的な相談などの役割を担う。
 支援本部の設置に合わせて医務薬事課内に優先接種の体制構築など行う調整グループ、市町村の実施体制整備の支援など行う支援グループで構成するワクチン接種推進チームを設けた。
 最も早い供給開始が見込まれるワクチンはマイナス70度以下で保管する必要があるため、保管専用の機器が必要になる。機器は国が確保し都道府県を通じて設置する計画。本県は地域の中核となる大規模病院を中心に14カ所に配置する方針。
 堀井副知事は「短期間に大量の人に接種するという例のないもので、医療従事者や会場の確保など課題は多い。万が一の事態も想定しながら体制構築を進めて」と話した。

「大館の味」4点セット レトルト試作品完成 来年度までに販売目指す 試食会で反応上々

2021-01-25
馬肉と根曲がりだけの煮つけの試作品
 国の委託事業「関係人口創出・拡大モデル事業」の一環で「大館の味」をテーマにした商品開発に取り組む大館市は、レトルトの家庭料理4品をセットにした試作品を完成させた。23日夜、全国各地のサポーターで構成する「大館の食を応援するファンクラブ『WAN』」を対象にリモート試食会を開いたところ、「調理が簡単でおいしい」などと反応は上々。来年度までに首都圏で売り出す計画で、市移住交流課は「さらに磨き上げて大館のファンを増やしたい」としている。
 同事業は地域づくりの担い手不足解消のため、地域と多様に関わる人を増やすきっかけづくりをするもの。大館市はモデルに採択されて2年目。
 昨年9月から、地元食材を使用した「大館の味」の商品開発に着手。市、市まるごと体験推進協議会、女子栄養大学(埼玉県)の3者を中心に意見交換を重ねたほか、試食もして4品を決定。細かく刻んだ野菜、山菜などをみそ味のスープで煮込んだ「けの汁」、乱切りしたダイコンを塩や酢に漬けて甘酒と絡めた「なた漬け」、「山菜おこわ」、「馬肉と根曲がりだけの煮つけ」を商品化することにした。
 各品1~2食分を真空パックに小分けして4品をセットにして販売する。12月末に試作品が出来上がり、電子レンジで加熱したり、鍋で一煮立ちさせたりといった簡単な調理で食べられるようにした。女子栄養大の学生にデザインを協力してもらい、秋田犬と比内地鶏のイラストを用いたパッケージも完成させた。
 この日は試作品の反応を確かめようと、大館を応援してくれるサポーターを募って昨年9月に設立した「ファンクラブ『WAN』」の会員約70人のうち、希望した25人を対象にリモート試食会を開催。事前に4品を送り、食べてもらった感想を聞いた。
 東京、埼玉、神奈川のほか、鹿児島など全国各地から参加があり、「たくさん栄養を取れそうで毎日でも食べたい」「なた漬けは食べ応えがあり、優しい甘さ」「馬肉を食べる機会は少ないが、臭みもなく味付けがおいしい」「秋田の料理、故郷の味だと一目で分かる」との声が聞かれた。調理が簡単なため「子どものいる家庭には便利」「1人暮らしの人でも簡単に作れる」「コロナ禍でニーズは高い」と好評だった。
 市は参加者の意見を参考にして商品をさらに磨き上げていく考え。市移住交流課交流企画係の高松方純係長は「商品化に向けて自信がついた。より『大館の味』を意識して販売までこぎ着けたい。食を通じた情報発信で、大館のファンを増やせたら」と話した。

地域の財産を守れ 北秋田 金家住宅などで消火訓練 文化財防火デー前に

2021-01-25
文化財の火災を想定して住民がバケツリレーなどに取り組んだ訓練(金家住宅)
 文化財防火デー(1月26日)を前に地域の重要な建築物を守る意識を高めようと24日、北秋田市内4カ所で火災想定訓練が行われた。同市本城の国指定有形重要文化財・金家住宅では参加者約40人が初期消火などを体験し、万が一に備えた。
 文化財防火デーは、1949年に法隆寺金堂で火災が発生し壁画が焼損したことを受け、文化財の防災意識を高めようと文化庁などが制定。市消防本部では毎年、市内4地区や上小阿仁村で文化財指定の建造物や寺社など歴史のある建物での防火訓練を行っている。村では23日に福昌寺で実施した。
 金家住宅での訓練は市教委の主催で開催。金家住宅は1928年に建てられた2階建ての和館と洋館が良好に保存され、東北地方でも数少ない和洋並立住宅として2008年に重要文化財に指定された。和館は市に寄付され、洋館は現在も住家として使用されている。
 市教委や市消防本部、市消防団第9分団、本城自治会の計40人が参加。訓練は和館に煙が充満しているのを家人が発見した想定で実施し、通報や文化財の持ち出し、初期消火、消防団による放水などを行った。初期消火訓練では地域住民が協力してバケツリレーを行った。
 閉会式で長岐孝生生涯学習課長は「地域の財産を大切にし、災害から守り後世に引き継ぐのが私たちに課せられた責務」と呼び掛けた。本城自治会の金晃咲会長は「防火の重要性をあらためて感じた」と話していた。

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「除夜の鐘」準備 大館市の玉林寺 年末恒例のすす払い

2020-12-28
僧侶たちが丁寧に鐘を磨き上げた(玉林寺)
 大館市の曹洞宗・玉林寺(桑名秀明住職)で26日、鐘楼の大掃除が行われた。僧侶たちが1年間の汚れを落とし、「除夜の鐘」の準備を整えた。
 一年の無事に感謝し、新年を迎える準備として行う年末恒例のすす払い。この日は作務衣(さむえ)に身を包んだ僧侶3人が作業を行った。
 鐘は高さ約1・7㍍。僧侶たちは柄の長いホウキですすを払い、脚立を使いながら丁寧に水拭き。細かい溝や突起部分などの汚れを落とし、新年への希望を込めながらきれいに磨き上げた。
 新年を迎えるにあたり桑名住職は「新型コロナが早く終息し、みなさんが安心して暮らせる年となることを願っている」と話した。
 除夜の鐘は31日午後11時45分から突き始める予定。マスクや手袋の着用、列に並ぶ際の距離の確保へ協力を呼び掛けている。


高齢者の年末年始支援 大掃除や買い物手伝う 比内ふくし会 コロナ禍で家族帰省できず

2020-12-27
高齢者宅の大掃除をする職員(大館市比内町)
  新型コロナウイルス感染拡大で家族が帰省しない高齢者世帯の年末年始を支えようと、大館市の社会福祉法人比内ふくし会(佐藤剛理事長)が「ひないおじゃまし隊」と題した活動を展開している。法人職員が依頼のあった比内地域の世帯を訪れ、大掃除や買い物など年始の準備を手伝う。大みそかには年越し弁当を配達し、法人は「自宅を訪問しながら高齢者の見守りも行い、年末年始の安心安全につなげたい」と話す。
 地域公益活動事業の一環。介護保険を利用していない高齢者世帯を支援しようと、初めて計画した。法人の職員が協力し合って休日や仕事の合間に対応に当たり、利用は無料。
 大掃除や年始の準備を手伝う「おじゃまし隊」は、比内地域で家族が帰省しない1人暮らしや高齢者世帯が対象。法人の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所から紹介のあった世帯に声を掛け、20日から31日まで15世帯を訪問する。
 25日は居宅介護支援事業所ひないの菅原孝子管理者と菅原香苗さん、特別養護老人ホームはなみずきの畠山幸子施設長が、81歳の女性宅を訪れた。窓拭きやクモの巣取り、ストーブの灯油を入れるなど約1時間作業し、女性は「今まで夫がやってくれていたが、半年前に入院し、1人でお正月を過ごす。重い物が持てず、高い場所に思うように手が届かないので、本当に助かる」と感謝した。
 菅原管理者によると、依頼は大掃除のほか、しめ縄を飾る、障子の張り替え、買い物が多いという。「遠方に住む子どもが帰省して正月の買い出しに出掛けるなど、家族が関わって年始を迎える高齢者が地域に多い。今年は準備ができずに不自由を感じている人を少しでもサポートしていきたい」と話した。
 31日は、年末に家族が帰省しない高齢者に「ひない年末夕食便」を配達する。37件の申し込みがあり、赤飯やキンメダイの焼き魚などを詰めた弁当を届けながら、高齢者の見守りも行う。職員約40人がボランティアで調理や配達に携わる予定という。
 法人は「初の取り組みだが、来年も定期的に活動し、介護保険を利用していない、制度のはざまにいる高齢者を支えていきたい」と話した。

大館の男性など新たに 新型コロナ 県内で10人の感染確認

2020-12-27
  県と秋田市は26日、大館保健所管内在住で秋田中央保健所管内の団体に勤務する60歳代男性を含めた10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。これを受け大館市は同日、市内で新たに一人の感染が確認されたことを公表した。いずれも能代保健所管内で発生した一家6人の感染との関連が見られ、県はさらなる拡大の防止に注意を呼び掛けている。
 大館保健所管内の60歳代男性は、23日に感染が確認された一家6人のうちの40歳代男性の濃厚接触者として26日にPCR検査を受けて陽性が判明した。症状はなく、27日以降に入院か宿泊療養施設に入所する方向で調整している。
 この60歳代男性が勤務する団体は、40歳代男性が勤務する秋田中央保健所管内の団体と同じ建物の別フロアにある。県によると、両団体の業務には関連性があり日常的に職員の行き来などがあった。同じ団体に勤務する能代市保健所管内在住の40歳代男性、秋田市在住の70歳代男性の感染も同日までに確認されている。
 このほか感染が確認されたのは、25日に感染が判明した秋田中央保健所管内在住の40歳代女性と同居する40歳代男性消防職員、10歳代の女子高校生と男子中学生。23日に感染が確認された能代保健所管内の男子中学生と同じ学校に通う男子中学生。24日に感染が確認された能代保健所管内在住の男子中学生の同居家族の40歳代女性会社員。能代保健所管内の60歳代男性会社員と、妻で医療機関に勤務する60歳代女性。
 60歳代の夫婦については、男性に13日から喉の痛みや咳などの症状があり医療機関を受診しても症状が改善しないため、24日に再度受診し25日に民間機関のPCR検査を受けて陽性が判明。妻は濃厚接触者として同日中に検査を受けて感染が判明した。保健所の調査で、男性は23日に感染が確認された能代保健所管内の70歳代男性と同じ会社に勤務していることが判明している。
 会見した県健康福祉部の佐々木薫部長は「第3波とされる全国的な感染拡大と同様に、家庭内や職場での感染が本県でもみられている。今一度基本的な感染防止対策を徹底してほしい」などと注意を呼び掛けた。

大館能代空港 帰省シーズン迎える 再開の喜び、静かに 利用客、出迎えもまばら

2020-12-27
くす玉を割り300万人達成を祝う関係者(大館能代空港ターミナルビル)
  全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、北鹿地方は年末年始の帰省シーズンを迎えた。例年は利用客や出迎えの家族連れでにぎわう北秋田市の大館能代空港も、今年は人の姿がまばら。到着ロビーで待っていた人たちがふるさとへ戻ってきた家族との再会を静かに喜んでいた。
 27日の大館能代空港には、午前中の到着便を約70人、夕方の到着便を約40人が利用。このうち午前中の便は予定より10分程度遅れが生じたが、当初の到着予定時刻を過ぎても到着ロビーで待機する人は20人弱にとどまった。親子連れの姿はほぼなく、少人数でじっと到着を待っていた。
 キャリーバッグなどを手にした利用客は、到着ロビーで見知った顔を見つけると「ただいま」「久しぶり」などと笑顔を見せた。ロビーは混雑もなく、利用客らは再会の喜びも早々に空港を後にしていた。
 大館市内に帰省するという20歳代の女性は、「ずっと家で過ごすつもりなので、いつもより少ない荷物で済んだ。家族とゆっくりしたい」と話した。神奈川県に住む娘夫婦や孫の出迎えに訪れた北秋田市の70歳代女性は、「自粛が続き肩身の狭い思いをしていると思う。2、3日体調などの様子を見た後、いつも通り過ごしてもらいたい」と話していた。
 全日空によると、年末の羽田発、年始の羽田着の便は例年ほぼ満席状態になるというが、今季は空席が目立つ。羽田発大館能代行きのピークは40~80人程度が搭乗する28日から30日。大館能代発羽田行きのピークは午前、午後便どちらも最多100人近くが予約している3日ごろ。

大館能代空港 利用者300万人達成 開港22年、記念セレモニー

2020-12-26
くす玉を割り300万人達成を祝う関係者(大館能代空港ターミナルビル)
  大館能代空港の利用者が25日、300万人を達成し、出発ロビー前で記念セレモニーが行われた。1998年7月の開港から約22年半での達成。300万人目が乗り込む午前中の出発便の利用者へ関係者が記念品を贈呈し、さらなる利用促進に願いを込めた。
 記念セレモニーは大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)や県、同空港ターミナルビル、ANA秋田支店が主催。新型コロナウイルスの感染防止のため、規模を縮小して実施した。
 福原会長はあいさつで、今月の大館能代空港インターチェンジ(IC)―蟹沢IC間の開通などを挙げ、「今は経済や観光が厳しい状況だが、光もある」と強調。「皆さんと心を一つに乗り越え、空港が北東北の玄関として活躍することを心から祈念する」と述べた。関係者7人がくす玉を割り、300万人達成を祝った。
 300万人目が搭乗する午前中の出発便は、30人が利用。出発ロビー前では搭乗者を対象に利用促進協やANA秋田支店、県が用意した景品が当たる抽選を行い、全員に特製マスクケースを贈ったほか当選者に秋田米の新品種「サキホコレ」2㌔分などをプレゼントした。
 飛行機の模型が当たった藤里町に住む20歳代の女性は群馬県に帰省する予定といい、「空港を利用するのは2度目。記念すべき便に乗れたのが光栄」と笑顔を見せた。ANAの商品券が当たった10歳代の男性は「突然でびっくりした。帰省したら家でのんびり過ごしたい」と話した。
 大館能代空港は開港当時、大阪、東京便と夏季限定の札幌便が就航。現在は東京便を1日2往復、4便運航し、今年10月から予定していた発着便の増便は、新型コロナの影響で当面見送りとなっている。利用者は04年10月に100万人、12年9月に200万人をそれぞれ達成している。

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小林悦次氏が返り咲き 上小阿仁村長選 前議長との一騎打ち制す

2020-11-30
万歳三唱し返り咲きを喜ぶ小林悦次氏㊥(五反沢児童館)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙は29日、投開票が行われ、前職で農業の小林悦次氏(66)=五反沢=が886票を獲得、新人で会社員の小林信氏(59)=小沢田=を破り、村長の座に返り咲いた。投票率は前回(86・36%)を1・31ポイント下回る85・05%だった。
 小林悦次氏は「村長が不在で、副村長や監査委員もいない現在の緊急事態を、早急に正常化する。村長の経験を生かしすぐ対応できる」などと訴え、豊富な行政経験と中田氏の前に町長を1期務めた実績をアピール。少子高齢化対策や農林業に関する政策に加え、新型コロナウイルスへの対応なども公約に掲げた選挙戦を展開した。加えて、中田氏が地盤とした大票田の沖田面地区に選挙事務所を置いたことも奏功し、支持を拡大。勝利をつかみ取った。
 一方、小林信氏は議会議員や議長を務めた実績を強調しながら「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が1つになることが大切。前進させたい」と訴えた。政策面では高齢者の生活支援や働く場の創設、若者定住の環境づくりなどを掲げ、地盤とする小沢田など村北部の集落に加えて中田氏が地盤とした沖田面地区でも積極的な運動を展開したが、135票届かなかった。
 

「ニンギョ様」で疫病退散 大館市松峰で「まつり」 住民が担ぎ練り歩く

2020-11-30
人形を担いで町内を練り歩く住民ら(大館市松峰)
 大館市松峰地区で29日、伝統行事の「ニンギョ様まつり」が行われた。地域住民が武将を模した人形を担いで町内を巡行し、疫病退散などを願った。
 悪霊や疫病などが入ってこないように地区の入り口3カ所に人形が置かれていたことが発祥とされるまつりで、約450年の歴史があるとされる。現在は松峰神社氏子会(畠山米藏総代)が伝承している。多くの住民に参加してもらおうと、11月の最終日曜日に実施している。
 人形は高さ約2㍍、重さ約40㌔。28、29の2日間、住民らが松峰児童館で「武将の力を借りて疫病をはらう」という意味を込め、「武蔵坊弁慶」「源義経」「那須与一」の3体をワラなどで作った。
 神事の後、午後4時に同児童館を出発し、ほら貝や太鼓の音とともに人形を背負った氏子らが約2時間、町内を練り歩いた。付近住民がろうそくやお神酒を供えて無病息災、特に新型コロナウイルスの一日も早い終息を願った。
 

スキー用品を安価に 鹿角市でバザー 親子連れでにぎわう

2020-11-30
大勢の家族連れが訪れた再利用バザー(鹿角市記念スポーツセンター)
 家庭で眠っているスキー用品を集めた「ウインタースポーツ用品 再利用バザー」が29日、鹿角市記念スポーツセンターで開かれた。市内外から大勢の家族連れが訪れ、子どもがこれから使用する道具を買い求めた。
 「スキーのまち鹿角」の推進役となっている鹿角スキースポーツ少年団が年前から主催している。近年のスキー離れの一因である「用具さえあれば」という声に応えようと、家庭に無料での提供を呼び掛け、毎年この時期に行っている。
 出品はスキー板、ストック、ブーツ、ウエア、手袋、ヘルメットなど約900点。昨年の約700点から200点ほど増えた。価格の主流はスキー板が2000~3000円、ブーツとストックが各200~300円。4000円あれば、一式をそろえることが可能。子育て家庭の家計にやさしい価格設定となっている。
 開場の午前9時半には、約200人が並び、会場のドアが開けられると、お目当ての用品コーナーに進み、家族と品定めをして、買い求めていた。午前6時すぎに会場に到着したという市内の代男性は「小学4年の娘のクロスカントリースキーを買いたいと思って来た。(このようなイベントは)助かりますね」と話した。
 主催団体代表の海沼知行さん(62)は、「まずスキーに親しんでほしい。そのうえで、スポーツ少年団に入ってくれれば、と思っている」と話している。コロナ対策として、検温、手指の消毒、氏名・連絡先の記入を行い、スタッフはマスクにフェースシールドを着用した。
 

来年の登録、高まる期待 縄文遺跡群 世界遺産シンポジウム Zoom使用 北鹿3カ所で開催

2020-11-29
世界遺産登録へ期待を込めたシンポジウム(大湯ストーンサークル館)
 秋田縄文遺跡世界遺産推進シンポジウムが28日、ウェブ会議システム「Zoom」を活用して行われた。東京大学名誉教授の西村幸夫さんが基調講演し、遺跡群の特徴などを説明。北鹿地域3カ所をつないで開かれ、来年夏にも予定されているユネスコ世界遺産委員会の審査結果に期待を込めた。
 シンポジウムは鹿角市の大湯ストーンサークル館、北秋田市のコムコム、大館市の中央公民館をつないで開かれ、大湯ストーンサークル館には地元市議、歴史愛好家など約40人が参加した。
 主催した北東北歴史懇話会の藤盛紀明会長は「いよいよ世界遺産登録が近づいてきた。登録へ向けた最後の一押しとなるシンポジウムだ」とあいさつ。鹿角市の児玉一市長、北秋田市の津谷永光市長がビデオメッセージを寄せた。
 講師の西村さんは、日本イコモス国内委員会委員長。「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録について」と題して講演した。今後の日程について、来年5月ごろに諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告があり、6月ごろには登録の可否を審査するユネスコ世界遺産委員会が開かれるとの見通しを示した。
 コロナ禍における取り組みとして、西村さんは「海外や遠くからの観光客は見込めない。コロナ後に備え、地元の人たちが遺跡の価値をきっちりと理解し、発信できるようにしてはどうか」とアドバイスした。
 県教委の新海和広さんが遺跡群の価値を説明し、「1万年以上継続した採集、漁労、狩猟による定住は、その過程と精神文化の発達を表し、農耕以前における人類の生活の在り方を示す普遍的な価値を持つ」と指摘した。北秋田市教委の榎本剛治さん、鹿角市教委の赤坂朋美さんもそれぞれ遺跡を説明した。
 

米新品種「サキホコレ」 先行提供を開始 県のキャンペーン 北鹿の宿泊施設でも

2020-11-29
「サキホコレ」と「あきたこまち」を食べ比べる客(ふるさわおんせん光葉館)
 2022年秋の市場デビューを目指す秋田米新品種「サキホコレ」の先行提供キャンペーンが28日、始まった。名称周知とPRのために県が実施するもので、県内外の宿泊施設等25カ所で宿泊客や一般客に試食してもらう。北鹿地方の一部施設でも料理と共に提供され、早速「あきたこまち」との食べ比べを楽しむ客の姿が見られた。
 県が新たなブランド米として開発した「サキホコレ」は、本県産米の主力「あきたこまち」より成熟期が遅い晩生種で、いもち病に強く、高温による品質低下も少ない。▽白さとツヤが際立つ外観▽粒感のあるふっくらとした食感▽上品な香り、深い甘み―が特徴。
 名称は県が4~5月に公募し、国内外から25万893件の応募が寄せられた。専門家らの選考で絞り込まれた最終候補6案から、佐竹敬久知事が「サキホコレ」を選定し、17日に発表。「秋田の地力から生まれた小さな一株が誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい」との願いが込められている。
 PRのため県は28日から、県内の宿泊施設22カ所、東京都内の飲食店など3カ所でご飯を試食してもらう先行提供キャンペーンを開始。期間は12月28日まで。北鹿地方では大館市、鹿角市、北秋田市の5施設で味わうことができる。
 このうち、大館市新綱の温泉旅館「ふるさわおんせん光葉館」(小林薫社長)は県から打診を受け、一般客用の日替わりランチ、宿泊客用の朝食で「サキホコレ」と「あきたこまち」を1杯ずつ提供することにした。
 初日は4人が日替わりランチを予約。ご飯を食べ比べ、違いを楽しむようにじっくり味わう姿があった。同市長木川南の男性(66)は「どんな味か興味があった。一粒一粒がはっきりしていて、口に入れると甘みを感じておいしい。食べやすかった」と話した。
 常連客らの関心も高い様子で、小林社長は「販売前にこまちと食べ比べできる機会なので、ぜひ味わってほしい」と語った。
 「サキホコレ」と「あきたこまち」を各1杯提供する日替わりランチは、肉料理か魚料理、秋野菜、みそ汁、小鉢数種類がついて税込み880円。前日夕方までに予約が必要。12月13日までの期間限定。問い合わせは同施設(電話0186・48・4295)。
 このほか県は28日から、県内のスーパーや米穀店、首都圏と中京・関西圏の米穀店など77カ所でサンプル米を配布するキャンペーンも始めた。北鹿地方でもイオンスーパーセンター大館店など3カ所で行う。
 各キャンペーンの対象施設・店舗、日程などは秋田米ウェブサイト「ごはんのふるさと秋田へ」に掲載されている。
 
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大館市とアールビーズ スポーツ連携協定を締結 県内初 健康増進、イベントなど助言

2020-10-31
スポーツ連携協定を結んだ福原市長㊧と橋本社長(市役所)
 大館市は30日、ランニング専門誌「ランナーズ」を発行するアールビーズ(本社・東京、橋本治朗社長)とスポーツ連携協定を結んだ。県内では初めてで、健康増進やイベントの助言など、スポーツ振興に関わる事業を包括して進めていく。市役所で締結式を行い、福原淳嗣市長は「まちづくりの一助になると確信している」と述べた。
 協定はスポーツを通じた健康増進や習慣化、地域のスポーツイベントへの助言、提言、障害者スポーツの振興などを両者が連携して取り組むもの。同社が全国でスポーツタウンづくりを進めるプロジェクトの一環で、現在56の自治体と協定を結んでいる。官民のスポーツ情報をまとめたスポーツタウンサイトを構築し、アプリと連動することで地域住民とのスポーツコミュニティーづくりを目指す。同日、ホームページ「スポーツタウン大館市」を開設した。
 市は2018年から、山田記念ロードレース大会のエントリー管理に同社が運営するランニングポータルサイト「RUNNET(ランネット)」を採用。これを縁に、協定の提案を受けた。市は、全国のランナーなどと目標走行距離を目指す同社のイベント「オクトーバーラン&ウオーク」に今年初めて参加している。
 締結式には福原市長、橋本社長ら関係者が出席。両者が協定書に署名した。福原市長は「東京五輪、パラリンピックに向け、スポーツを文化にする機運が高まっている中、市でも(スポーツ振興に)本気になって取り組んでいる。媒体を通し、スポーツと暮らしをつなげているアールビーズとの連携は、まちづくりの一助になると確信している」と述べた。
 橋本社長は、1975年に同市出身の山田敬蔵さんが出場したボストンマラソンを取材したことをきっかけに「ランナーズ」が生まれたことなど、同市との縁を紹介。山田記念ロードレース大会との関わりも深めていきたいとしながら「コロナ禍で地域が注目されている。スポーツツーリズムを通して街の活性化につなげていければ。締結を機に、健康づくりにつながる交流を一緒に進めていきたい」などと話した。

北鹿の2人に大臣賞 木村さん(鹿角市)、藤盛さん(大館市) 県種苗交換会 横手で開幕

2020-10-31
約1200点の農産物が並べられた県種苗交換会の展示会場(横手体育館)
 第143回県種苗交換会が30日、横手市で開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため出品数を制限するなど異例の状況下での実施となったが、生産者が丹精込めて育てた約1200点の農畜産物が出品された。審査の結果、木村光夫さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、藤盛久登さん(大館市)のダリア「NAMAHAGEプリティ」が農林水産大臣賞に選ばれた。
 「横手から つなぐ食農 未来へと」をキャッチフレーズに横手市で9年ぶりの開催。新型コロナ感染防止のため期間が短縮され、多くの人が訪れる農業機械化ショーなど一部イベントは中止となった。
 横手体育館前で行われたオープニングセレモニーでJA秋田中央会の斉藤一志会長は「キャッチフレーズにふれ、明治から続く交換会がウィズコロナ時代においても未来へつながっていくものと確信した。農業の祭典を通じて多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解がますます深まることを期待する」などと述べた。
 出品された農産物は、水稲51点、畑作物・工芸作物150点、果樹206点、野菜392点、花き195点などの計1204点。新型コロナ対策として間隔を設けた展示にするため、例年の約2000点より少なくなったが、会場には午前中から多くの人が訪れ、丹精込めて育てられた農産品をじっくりと観賞していた。
 会期は例年より2日短い11月3日までの5日間。メイン行事の談話会は、県やJAグループが力を入れている「シイタケ」をテーマに31日、よこてシャイニーパレスで開催。協賛会場の横手体育館向かい駐車場では農工商フェアなど、秋田ふるさと村第3駐車場では物産販売展などのイベントが行われる。

「技術力向上が見込める」 鹿角スキー国体 組織委が競技会場視察

2020-10-31
飛躍の会場を視察する組織委員ら(花輪スキー場)
 第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会(来年2月18~21日)の組織委員会は30日、鹿角市の花輪スキー場で視察を行った。委員や実行委員ら約25人が各競技場で安全確認などを実施。全日本スキー連盟の若月等常務理事は「良い意味で難度の高いコース。選手たちの技術力向上が見込める」と手応えを感じていた。
 同スキー場は、距離、飛躍、大回転の各種目を1カ所で行える全国有数の会場。本年度の国体でも全競技を実施することから、安全確認や選手の動線を確保するため視察が行われた。
 この日は、組織委員や事務局の約25人が各競技場を見て回った。飛躍の会場では、安全確保のため主に選手の動線を確認。距離会場では関門の設置位置など、大回転会場では人工降雪機の位置や状態、スタートとゴールラインの位置について確認した。
 このほか表彰式の会場やプレスセンター、記録本部などが設置されるアルパスの内部も視察した。
 若月常務理事は「コンパクトで会場へのアクセスも容易。コースの難度も高く、技術力向上につながるはず」と手応えを実感。「コロナの関係で経験したことのない大会となるが、選手たちも国体には思い入れがあり、開催する意義は大きい。しっかりと対策を講じていきたい」と話した。

日沿道蟹沢―空港 鷹巣西道路開通へ 12月13日午後3時 残すは二ツ井今泉道

2020-10-30
県道下を通過し鷹巣西道路へ伸びる接続区間(北秋田市脇神)
 国土交通省能代河川国道事務所は29日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)を構成する鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC、北秋田市)から鷹巣西道路の蟹沢ICまでの区間を12月13日午後3時に開通すると発表した。開通区間5・3㌔は自動車専用道路となり、翔鷹大橋周辺の既存道路活用区間を通って同市今泉の国道7号とつながるほか、将来的には現在建設中の二ツ井今泉道路と接続する。
 鷹巣大館道路の接続区間と鷹巣西道路は、それぞれの工事を進める県と能代河川国道事務所が2020年度内の開通予定を発表していたが、工事が順調に進み年内の開通見通しが立った。
 このうち鷹巣大館道路と鷹巣西道路の接続区間(延長1・7㌔)は能代河川国道事務所が事業を行っており、空港ICが開通した18年度に着手。鷹巣大館道路から西に延伸し、県道川井堂川線の地下に設置された「ボックスカルバート」と呼ばれるトンネル型の構造物を通過して鷹巣西道路へと接続する。
 県が施工する同市脇神―今泉間の鷹巣西道路(延長約5・25㌔)は、現在の道路を活用する方針で12年に事業化され、14年度から工事を進めている。伊勢堂岱遺跡周辺は景観に配慮し、新たなバイパスが現在の県道と秋田内陸線下を通る。蟹沢IC周辺は現道の道幅を広げている。
 鷹巣西道路に設置される2カ所の新ICは、23日に「伊勢堂岱」「蟹沢」の名称が発表された。仮称としていた「緑ケ丘」を、地元の要望を受けて伊勢堂岱遺跡にちなんだ名称に変更している。
 同事務所は、日沿道の延伸で冬期間の入り込み観光客数が増加傾向にあるとしており、蟹沢ICまでの開通による観光周遊エリアの拡大を期待。このほか県北地域への企業進出や、災害時に国道7号の通行止めとなった場合の迂回(うかい)路が確保されるなどの効果があるとしている。
 今回の開通区間は自動車専用道路となるため歩行者・自転車、軽車両、二輪車(125㏄以下)は通行できない。蟹沢ICから翔鷹大橋を通り、国道7号と交わる今泉交差点までの区間約1・65㌔は既存道路の活用区間。工事の時期は未定だが、23年度に開通予定の二ツ井今泉道路(延長4・5㌔)と接続する今泉IC(仮称)が設置される予定。
 蟹沢IC~大館能代空港IC間の開通当日は同市鷹巣の鷹巣小学校体育館で開通式典を行う。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、関係者のみとし、一般参加は取りやめる。

 
 

偉大な作曲家しのぶ 北秋田市 成田為三の命日 没後75年 墓前で合唱

2020-10-30
成田為三の墓前で行われた演奏会(北秋田市の龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。あいにくの雨模様となったものの、地元の合唱団など約50人が参加。「浜辺の歌」や今年で制定から90周年となる「秋田県民歌」などを墓前で歌い上げ、功績をたたえた。
 成田為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。1945年10月29日に死去し、同寺に眠っている。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加して続けられている。
 没後75年となった今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図る観点から参加の呼びかけを森吉地区だけにするなど、規模を縮小。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよしのほか、関係者らが、遺影の飾られた墓前に集まった。
 演奏に先立ち、奥山亮修住職が読経し、参加者の代表らが焼香。少年少女合唱団が「浜辺の歌」、コール・もりよしが「ほろほろと」を披露したあと、参加者全員で1930年10月30日に制定された「秋田県民歌」を合唱。「山水皆これ、詩の国秋田」と歌い上げ、ふるさとの偉大な作曲家をしのんだ。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん=森吉中3年=は「先生への感謝の気持ちを込めて歌った。雨が降ったけど、良い歌が届けられたと思う」などと話した。
 
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