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雪にわら植え作占い JA秋田たかのす 豊作願う小正月行事

2021-01-16
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豊作を願って雪中田植えを行う田植え人(北秋田市の大太鼓の館前)
 今年の稲作の豊凶を占う「雪中田植え」が15日、北秋田市綴子の大太鼓の館前で行われた。JA秋田たかのす青年部(岩谷政崇部長)の部員が豊作を願って田んぼに見立てた雪にわらを植えた。
 雪上田植えは、作柄を占う「庭田植え」として各地の農家で行われていた小正月行事。綴子地区では一度途絶えた行事を1983年に篤農家の高橋佐一郎さんが復活させ、現在は若手農業者でつくるJA青年部が継承している。
 開会行事で小笠原隆志組合長は「コロナ禍の時代でも、人が生きていくために重要なのは食べること。コメを生産することに誇りを持って取り組んでほしい」とあいさつ。来賓の津谷永光市長は「雪中田植えは作柄を占う大事な行事。市の農業が順調に、五穀豊穣(ほうじょう)であるよう願う」と述べた。
 今年は、祖父とともにコメやキュウリなどを育てている亀山春樹さん(23)=同市栄=が初めて田植え人を務めた。田植え人がみのやすげがさを身に着け、しめ縄で囲まれた6尺(1・8㍍)四方の雪田に入ると、鎌を使って雪を掘った。稲わらや豆がらで作った束16本を苗に見立て、丁寧に植えていった。
 田植え後はわらぼうきで苗をはらって虫よけを行い、雪田の中心に逆さに立てた。雪田の前にはJA女性部が作ったお供え物が並び、集まった農業関係者が豊作を祈願した。亀山さんは「雪が硬くて掘るのが大変で、大役にも緊張した。今年は天候に恵まれた穏やかな一年であってほしい」と話した。
 作占いの結果は2月1日午前11時から同所で行われる「稲刈り」で判断する。

年末年始の豪雪 除雪用具の需要増 停電に備え石油ストーブも

2021-01-16
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需要増に応じて拡大した石油ストーブコーナー(コメリパワー大館店)
 年末年始から県内で続く豪雪の影響で、北鹿地方のホームセンターでは除雪用具の売れ行きが好調に推移し、品薄状態が続いている。今月上旬には暴風雪による停電もあったことから、石油ストーブなど電気不要の暖房器具を買い求める人も目立っている。売り場担当者は「想定していた以上の売れ行き」と驚いている。
 大館市柄沢のコメリパワー大館店(佐藤晋店長)では、昨年10月中旬から除雪用品売り場を設置した。前年より降雪量が増えることを想定し、例年より多く「スノーダンプ」や「スノープッシュ」などの関連商品をそろえた。
 渡部宏至次長よると、雪が降り始めた昨年12月上旬から商品が動き始め、ピークは同月中旬。在庫の減りに伴い2~3回発注をかけたが、年末年始に県内を襲った大雪で売り上げがさらに伸びた。1月14日現在で入荷数の7割ほどが売れ、大型スノーダンプは既に完売。店舗入り口などに今季の入荷未定を知らせるチラシを掲示した。
 このほか、例年、北鹿地方では需要が低いという屋根やビニールハウスの雪下ろし用品の問い合わせが多く、急きょ取り寄せて対応。屋根からの墜落防止のために「安全帯」を購入する人も見られる。
 7~8日にかけて秋田市などで暴風雪による大規模停電が発生すると、石油ストーブなど電気を使わない暖房器具の問い合わせが相次いだ。急きょ商品を取り寄せ、在庫をすべて店頭に並べて販売。複数台購入する人も見られる状況で、「1人1台」と台数制限を設けるほどの需要となっている。
 石油ストーブの売れ行きは例年に比べて2割増で、「この時期でここまで売れるのは珍しい。防災意識の高さを感じる」と渡部次長。「雪の影響で入荷に若干遅れが出ていたが、今は安定している。もしもの時に備えて早めの購入を」と呼び掛けている。

「新酒できました!」 鹿角・千歳盛酒造 杉玉を掛け替え

2021-01-16
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新酒が出来上がり、杉玉を掛け替える児玉さん(千歳盛酒造)
 新酒ができたことを知らせる杉玉が15日、鹿角市花輪の千歳盛酒造(村上雅彦社長)の軒先で掛け替えられた。同社は「年末年始に寒い日が続き、ゆっくりと熟成された。うまみがしっかりと出て、滑らかな酒ができた」とし、この日、人気商品「千歳盛しぼりたて生酒」を発売した。
 杉玉は、杉の青々とした葉を球状に束ねたもの。同社ではかつて自前で作っていたが、10年ほど前から外注している。
 この日は製造部門の児玉和幸さん(44)がはしごを使って高さ約4㍍の軒下から茶色くなった杉玉を外し、直径約40㌢の新品に掛け替えた。
 今季の仕込みは5人態勢で昨年12月上旬に始まり、3月下旬まで行う予定。生酒や純米酒などは23日程度、吟醸酒は30日程度発酵させて製造する。コロナ禍のため、予定数量は生産調整して例年より3割少ない約4万㍑となる。
 「しぼりたて生酒」は「酒蔵そのものを瓶詰めにした深みのある味とコク」が売り。15日から市内の酒屋などで販売されている。
 価格(税込み)は1・8㍑入り(一升瓶)2244円、720㍉㍑入り(四合瓶)1177円。

議員定数 次回、最終判断へ 北秋田市議会改革特別委 「削減」「維持」溝埋まらず

2021-01-15
北秋田市議会の議会改革特別委(市役所)
 北秋田市議会の議会改革特別委員会(佐藤文信委員長)は14日、市役所で開き、前回までに引き続き「議員定数」に関する協議を行った。「削減派」と「現状維持派」がそれぞれ意見を交換したものの、平行線は変わらず。今月下旬に開く次回の委員会で「最終的な判断を出す」ことで一致した。
 同市議会の議員定数は。2011年6月定例会で議員発議により削減案が提出され、賛成多数で可決、当時の26から6削減した。14年の選挙から適用している。
 昨年10月に設置された特別委では、常任委の任期や議会でのICT化などとともに「定数」が協議項目に加えられた。
 削減を求める会派からは「人口が減少している現状では減らすべき」「2人は減じる必要がある」との声が上がった一方、「広大な面積の中では、議員のいない地域が発生する懸念もある」「議員を減らすことで市民の声が届きにくくなる」として「現状維持」を訴える意見も出された。12月には2回にわたり、集中的に審議を行ったものの、意見は平行線をたどっている。
 この日の特別委では、11年に定数を削減した際の議論を確認したり、今後の市の人口推移の見通しから持論を展開したりと、さまざまな角度からの意見が出されたが、双方ともに妥協点等は見いだせず、歩み寄りは難しい状況。佐藤委員長は「次回の特別委で、最終的な判断を出したい」と提案、全委員が了承した。

1次避難所 12公民館に備品設置 コロナにも対応 来月は開設訓練 大館市

2021-01-15
各公民館に配備された感染対策用品や備品の一部(二井田公民館)
 大館市は、新型コロナウイルス対策を盛り込んで改定した避難所開設・運営マニュアルに基づき、1次避難所に当たる12公民館に、間仕切りやダンボールベッドなどの対策用品20種類を配備した。コロナ禍の対応に備えるため、2月中旬には避難所開設運営訓練を行う。市危機管理課は「最終的には各地区住民で、地域住民が一体となって避難所を運営できるよう、周知徹底したい」としている。
 市は昨年8月に避難所開設・運営マニュアルを改定。密を避けるため、避難所の1人当たりのスペースをこれまでの3平方㍍から2倍の6平方㍍に広げた。市の避難所は、公民館などの1次避難所12、学校などの2次避難所106、福祉避難所16の計134カ所。1次避難所の収容人数を超えた際は、2次避難所などで受け入れ対応する。
 避難所開設時用の感染対策用品や備品は20種類を新たに配備することにし、秋ごろからフェースシールドやポケットコート、12月末には間仕切りやダンボールベッドを各公民館に設置。個人用防護衣やテント、簡易トイレなども近日中に整備する予定という。避難から3日分を想定した数を備蓄し、不足時は相互に調整する。危機管理課は「保管場所を確保できないという場合は対応する。大切なことの優先順位を考え対処してほしい」と呼び掛ける。
 装備品がそろう2月中旬には各公民館を対象に、取り扱いや組み立て方法についての説明を兼ねた避難所開設運営訓練を実施予定。実物を使った訓練を行うのは今回が初めてとなる。同課は「まずは全体で基礎的事項を指導・確認し、各公民館を通し地区住民と連携をとりながら避難所運営をできる体制を整えたい」としている。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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鹿角 今年は「たんぽ会」でPR 「発祥まつり」規模縮小で 鍋など4種類食べ比べ

2020-11-23
4種類の料理が用意された「たんぽ会」(道の駅かづの)
 名物きりたんぽの発祥地・鹿角をPRするイベント「たんぽ会」(実行委員会主催)が22日、道の駅かづの「あんとらあ」で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例の「きりたんぽ発祥まつり」の規模を縮小して開催。寒空の下、訪れた家族連れなどが屋内の団体食堂で熱々のきりたんぽ料理をおいしく味わった。
 発祥まつりは例年、道の駅かづのを会場に、市内5店舗程度が出店する「きりたんぽ鍋大集合」のブースや市観光イメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」の誕生会、特産品の販売、たんぽ手作り体験、ステージイベントなどが行われ、多くの観光客や住民らでにぎわいを見せる。
 しかし、今年は新型コロナのため、ステージイベント等は行わず、飲食に特化した形で「たんぽ会」を企画した。
 14日は道の駅おおゆ、22日は道の駅かづのと会場も分散して開催する予定だったが、直前の12日に市内初の感染者が確認されたことから14日は急きょ中止を決定。その後、18日以降は感染者が確認されていないといった感染状況を踏まえ、関係機関等と協議した上で、この日は開催することになった。
 昼と夜の2部に分けて開催。昼の部は1000円できりたんぽ鍋2杯分が味わえる仕組みで、市内外から約40人が来場した。メニューは伝統的な鍋料理2種類と「山子鍋」「ミートグラタンポ」の計4種類。
 きりたんぽのルーツともいわれる山子鍋は、山子や猟師の食事をイメージして再現し、キジのだし汁でみそ風味に仕上げたもの。ミートグラタンポはグラタンときりたんぽを組み合わせた逸品で、来場者の人気を集めた。
 家族3人で訪れた大館市の男性(40)は「いろいろなきりたんぽ料理の食べ比べができて楽しかった。発祥まつりには毎年来ていたが、今年も食べる機会があって良かった」と話していた。

ヤマノイモ地元でPR JAあきた北 旬菜館できょうまで販売

2020-11-23
ヤマノイモを販売し、特産を地元にPRした(とれたて旬菜館)
 JAあきた北山の芋部会青年部(松澤幹基部長)は22日、大館市根下戸新町の同JA農産物直売所「とれたて旬菜館」駐車場でヤマノイモの販売を行い、大館の特産を地元にPRした。23日まで。
 青年部と販売営農部の共催。新型コロナで関西圏などへの出荷の動きが鈍く、地元の販売にも力を入れようと、初めて企画した。
 ヤマノイモは400~500㌘のLサイズを3個1000円、1箱10㌔、25個前後を7000円で販売。訪れた市民らは、ゴロゴロと大きなヤマノイモを品定めしていた。
 松澤部長は「まだまだ地元の知名度は低い。今回の直販を含め、地元の消費者を増やしていけるよう、レシピ開発にも力を入れていきたい」としていた。
 販売は23日も行われる。午前9時から午後3時。

大館駅周辺整備事業 23年度の完成目指す コロナ影響し1年延期に 駅前広場は来春閉鎖

2020-11-22
 大館市は20日夜、北地区コミュニティセンターで大館駅周辺整備事業の説明会を開いた。御成町のJR大館駅を公共施設機能を併せ持つ「合築」駅舎に建て替え、駅前の広場を整備する事業。当初完成時期を2022年度と計画していたが、新型コロナウイルスの影響で23年度までに延期した。工事に伴い、現在の駅前広場を来春から閉鎖する予定で、バスの乗降所や車両通行の変更に協力を呼び掛けた。
 説明会には市民約20人が参加し、市が計画の概要や工事スケジュールを説明した。
 市が示したスケジュールでは、本年度は駅前広場のバス停の撤去工事を行い、来年度から広場を閉鎖して、仮駅舎建設、現駅舎撤去工事に入る。
 仮駅舎は現在の駅前広場ロータリーの中央部分に建設する。来年4月から広場内に車両が乗り入れできなくなる予定で、広場前にバス乗降所を、自由通路(若草ロード)南側に一般車両の仮駐車場を設ける。路線バス、高速バスのルートを変更し、清水町側の通りから駅前に進入することになると説明した。
 合築駅舎建設工事は22年度に着手し、23年7月の供用開始を目指す。1、2階はJR施設、1階の市施設は「都市施設(地域交流センター)」として、イベントホールや多目的スペース、トイレ、授乳室、バス発券カウンターを設ける。ホールには勉強などができる机や椅子も配置する。
 22年度は駅の乗り換えこ線橋にエレベーター2基を設置しバリアフリー化を図る工事を計画。駅舎関連の工事はJRに委託して行う。
 23年度は駅前広場整備工事を予定し、事業完成となる。担当者は「現在は駅前広場への入り口が4本あるが、出入り口を一つに集約し安心安全な公共交通の結節点としたい」と述べた。広場には一般車・身障者用の駐車場のほか、自由通路南側に駐車場・駐輪場を設ける。合築駅舎の南側には広場を設け、秋田犬群像を移設する予定。
 市企画調整課の羽生昇二課長は「市観光交流施設・秋田犬の里のオープンが駅前のにぎわい創出の力となり、東京・渋谷区から青ガエルが移設され、新たなシンボルが加わる。一方、新型コロナの影響で工事に遅れが生じ、完成まで交通規制で不便をかける。市の玄関口にふさわしい駅と駅前広場のリニューアルに協力してほしい」と述べた。

「ラジオおおだて」1月中旬開局へ コミュニティーFM 北陽中生徒が番組も 北鹿で2局目

2020-11-22
ラジオ開局に向けて練習する生徒たち(大館市釈迦内の大館放送)
 大館市釈迦内のラジオ局大館放送(小山明子代表・局長)のコミュニティーFM「ラジオおおだて」が来年1月中旬に開局する。北鹿地方では2例目となる。メイン番組の進行役となるパーソナリティーは日替わりで市民が務め、北陽中学校(伊多波卓美校長)の生徒12人も参加。地域に密着した情報を届けて、古里を盛り上げたいと挑戦することを決めた。生徒たちは幅広い年代が地元を深く知ることができる番組にしようと、練習を重ねている。
 コミュニティー放送局は、市区町村の一部の地域で、地域に密着した情報を提供するためのFMラジオ放送局。きめ細やかな地域情報の提供、福祉活動への利用、防災情報伝達等に役立つと期待されている。
 小山代表が2018年度、会社役員や税理士ら6人で開局準備室をつくり、開局に向け必要な資格「第2級陸上特殊無線技士」を取得。総務省東北総合通信局は今年6月、同社に対し、コミュニティー放送局の予備免許を付与した。
 事業所と放送局は、大館ゴルフセンター(釈迦内)敷地内に設置。11月の開局予定だったが、アンテナなど機材設備の準備が遅れたため、1月中旬に放送を開始する。
 主な放送内容は、同市の天気やイベント、交通と防災など生活情報を中心にし、番組に出演するパーソナリティーは市民に限定。地域密着メディアとして地域活性化を目指す。
 11月21日現在、決まっている番組は10~70代の市民がパーソナリティーを務める月曜~金曜の朝(午前10時から正午)と夕方(午後5時から同6時)の2本。このほか、市も番組を借り上げ、情報を発信する。
 このうち、同校の生徒たちは毎週水曜日、夕方の番組を担当。3グループに分かれて、交代でパーソナリティーを務める。生徒たちは11日から週に1回、練習を開始。小山さんの指導の下、限られた時間内にいかに声だけで情報を伝えられるかを考えて、本番に向けて取り組んでいる。
 練習時、会話を広げてメンバーを先導していた浅利青輝(はるき)さん(2年)は「自分だけが話すのでなく、全員が参加できるよう意識している。練習を重ねて、北陽中ならではの番組をみんなでつくりたい」と意気込む。伊多波校長は「子どもたちがこの経験を通して、表現方法を学び、人として成長することを願っている」と述べた。
 小山代表は「子どもたちが番組を持つことは全国的にも珍しい。協力を快諾してくれた伊多波校長には感謝しかない。情報を見直し、言語化して伝えることは難しい。子どもたちにとって教育の一つとなり、聞く人に熱意が伝わる番組を目指す」と抱負を語った。

鹿角そばっこまつり開幕 市内外の5店を巡る 先着250人割り引き コロナ対策で16日間

2020-11-22
そばを薬味の松館しぼり大根と味わう男性(道の駅かづの)
 「そばの里」づくりに取り組んでいる鹿角市で21日、「第9回鹿角そばっこまつり」が始まった。例年は道の駅かづの「あんとらあ」を会場に市内のそば店など5店舗程度が出店して開いていたが、新型コロナウイルス感染症対策で開催期間を16日間とし、市内外の参加5店舗を巡る形で行っている。
 ソバ生産者や食品加工業者、飲食店、行政などで構成する鹿角そばの里づくり推進協議会(安保春喜会長)の主催。鹿角産ソバの消費拡大などを目的に2012年度から開いている。
 道の駅かづの「あんとらあ」のレストランでは鹿角産そば粉を使用した「大日堂ざるそば」が人気を集めた。埼玉市から訪れた70代の男性は「辛み大根とそばが合っていておいしい」と松館しぼり大根とそばの相性の良さに舌鼓を打っていた。
 12月6日まで。各店舗先着250人は価格が200円引きとなる。各店舗のアンケート用紙に記入した人が対象。
 参加店舗と対象メニューは▽満月(大湯)=そばメニュー全て▽京にしき(花輪)=手打ちそばメニュー全て▽したかわら(花輪)=そばメニュー全て▽かづの庵(大館市十二所の北部老人福祉総合エリア内)=自家製粉そばメニュー全て▽あんとらあレストラン(花輪)=大日堂ざるそば。
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東北「山・鉾・屋台」協議会 祭り再開へガイドライン 花輪ばやしなど5団体

2020-10-26
来年の花輪ばやし再開への思いを語る戸澤会長(ホテル茅茹荘)
 新型コロナウイルスの影響で今夏の祭典が中止となった花輪ばやし祭典委員会の戸澤正英会長は、24日に鹿角市のホテル茅茹荘で開かれた若者頭協議会通常総会・懇親会の席上、来年の再開に強い意欲を示した。東北にあるユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の5保存団体で構成する「東北山・鉾(ほこ)・屋台協議会」が足並みをそろえ、再開に向けたガイドラインを策定するよう提案したことも明らかにした。
 同協議会の構成メンバーは花輪ばやし、「角館祭りのやま行事」(仙北市)、「土崎神明社祭の曳山行事」(秋田市)、「八戸三社大祭の山車行事」(青森県八戸市)、「新庄まつりの山車行事」(山形県新庄市)の各保存団体。いずれも今年の祭りは中止を余儀なくされた。
 戸澤会長は「来年は何が何でもそれぞれの祭りをやりたいと思っている。いろいろな課題が出てくると思うが、5団体が同じ方向で進みたい。そのためのガイドラインを一緒に作りたい」と思いを語った。
 今月中旬、戸澤会長がその旨を協議会事務局の八戸市教育委員会に提案したところ、快諾を得たという。今後、事務局が各団体に案内を出す予定。
 行政も含めたガイドライン策定の第1回会議は来月、八戸市で開催する見通し。数回の会議で方向付けを出したい考え。
 戸澤会長は「いろんな意見を拝借し、それを集約していきたい。例えば箱根駅伝など他の団体や行事を参考にしながら、来年はぜひ祭りをやる方向で一生懸命考えていきたい」と再開への思いをにじませた。

前議長と前村長出馬へ 上小阿仁村長選 来月24日告示 選挙戦、三つどもえも

2020-10-26
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村の村長選挙は、11月24日告示、29日投開票の日程で行われる。すでに、新人で前村議会議長の小林信氏(59)=小沢田字釜渕=と、前村長の小林悦次氏(65)=五反沢字五反沢=が立候補の意思を表明。ほかにも立候補を模索する動きがあり、選挙戦となることは確実な情勢だ。
 前回の選挙は昨年4月に行われた。再選を目指した小林氏に対し、返り咲きを狙う中田氏と、新人の男性による三つどもえ戦を展開。実質的には小林氏と中田氏による一騎打ちとなり、中田氏が4票差で勝利した。小林氏の陣営からは選挙後、結果に対する異議の申し出があったが、村選管は「結果は正しい」として棄却した。
 こうして2度目の船出をした中田村政だったが、村長自身の病気で複数回の入院を余儀なくされる。この間には、前の村長時代から不在となっていた副村長と監査委員について2度にわたり議会へ提案したものの、いずれも否決。議会との間に大きな溝ができた。議会への答弁では「公募しても探したい」との考えも示したが、実現はしないままだった。
 一方で、最も力を入れていた「買い物弱者支援事業」については8月から、移動販売車の運行を開始。多くの利用者から、好意的に受け入れられている。
 死去に伴い、現在は総務課長が「村長職務代理者」となっているが、副村長が置かれていなかったことによる影響も指摘されている。今月20日からは新年度予算案の編成作業も始まった。「大幅な意識改革で事務の効率化を図るとともに、ウィズコロナ、アフターコロナといった社会の変化に迅速に対応しながら、持続可能な行政サービスの実現を目指す」との方針を示しながらも、「新村長による政策転換」を念頭に置きながら進めるという。
 同村の村長は、1983年から連続6期を務めた故北林孝市氏が勇退した07年の選挙以降、小林宏晨氏(07~11年)、中田氏(11~15年)、小林悦次氏(15~19年)、そして19年から再び中田氏と、1期ごとの交代が続いてきた。今回は前回の選挙からわずか1年半後という短い期間での選挙になる。
 現時点ではまだ、候補者も出そろっておらず政策等の比較はできないが、村内では早くも、選挙ムードが高まってきた。告示日に向けて、水面下の攻防も激しさを増しそうだ。

バリアフリーのまちづくり 障害者らと歩いて点検 大館市 マップ作成や計画の資料に

2020-10-25
道路の段差などを確認したまち歩き点検(大館市三ノ丸)
 東京パラリンピックに向け障害者らが住みやすいまちづくりを進める国の「共生社会ホストタウン」に登録されている大館市で23日、「バリアフリーまち歩き点検」が行われた。障害者と一緒に道路や施設の整備状況を点検する初めての取り組みで、市中心部を歩き、道路の段差や点字ブロックの状況などを確認した。点検結果は市が進めるバリアフリーまちづくり計画の参考資料とするほか、来年度のバリアフリーマップの作成を検討している。
 共生社会ホストタウンの取り組みの一環。東京五輪・パラリンピックを契機に、共生社会を実現し、「ユニバーサルデザイン(誰もが利用しやすいよう配慮された設計)化」と「心のバリアフリー」を推進することとされている。
 市では障害への理解を深める契機にしようと、国の事業を活用して外部機関を講師に招き、まち歩きを企画した。点検箇所は、聖火リレーのルートとなっている市役所から市観光交流施設・秋田犬の里周辺。市障害者自立・差別解消支援協議会の会員や障害者、市職員ら約40人が5班に分かれて歩いた。
 参加者は歩道の幅が車いす同士ですれ違うことができる2㍍以上が確保されているかや、車いすの通行が難しい高さ2㌢以上の段差がないかなどを確認。点字ブロックが欠けたり、薄くなったりしている場所が多数あり、歩道の傾きや生け垣がはみ出して通行に支障が出る場所も見つけた。音響装置付きの信号機や広さが確保された多目的トイレ、歩道が平らで歩きやすい場所などもチェックした。
 点検結果を地図に書き込み、参加者で情報共有し、「心のバリアフリー」をテーマにセミナーも行った。市福祉課の菅原弥生課長は「当事者の生の声を踏まえてバリアフリーマップを作成し、市民に周知していきたい」と話した。
 市は昨年10月、本県で初めて共生社会ホストタウンに登録された。タイの事前キャンプ地として、ボッチャと陸上競技の選手団を受け入れ、宿泊施設や競技施設のバリアフリー整備状況を確認した。第2期市総合戦略(20~24年度)の重点プロジェクトの一つが「バリアフリーまちづくり」。本年度は市としての面的・一体的なバリアフリー化の方針を示す移動等円滑化促進方針(マスタープラン)を作成する。

ありがとう花輪北小 54年の歴史振り返る 閉校記念式典

2020-10-25
閉校記念式典で歌を歌う児童(花輪北小)
 鹿角市花輪北小学校(虻川真喜子校長、児童119人)の閉校記念式典が24日、同校で行われ、児童は歌や呼びかけを通して母校への思いを表現した。
 同校は1967年4月、下川原小と柴内小が統合して創立。平元小と来春に統合し柴平小となる。
 この日、最後の学習発表会、閉校記念式典、思い出を語る会を行った。
 式典で虻川校長は野球、ミニバス、陸上などの活躍に触れ「明るく、元気いっぱい、最後まで全力で取り組む北小魂が柴平小でも発揮されるように」と激励した。
 初めに同校の歴史をまとめた映像が上映され、花壇活動やクラブ活動など輝かしい結果と伝統が伝えられた。児童は呼びかけで「ありがとう花輪北小学校」などと思いを表現した。最後に出席者全員で「朝明けの空はれわたり」と始まる校歌を声高らかに歌った。
 式典後、5年生30人が稲作体験学習で収穫したあきたこまちが来校者に贈られた。ラベルには「北小をわすれ米(まい)~花北315(さいご・サイコー)」と、これまでの感謝の気持ちが書かれていた。
 

3人に芸術文化功労賞 北秋田市 日本舞踊や郷土芸能

2020-10-25
 北秋田市芸術文化協会(石郷岡修一会長)は24日、市民ふれあいプラザコムコムで芸術文化功労賞の授与式を開いた。本年度の受賞者は佐藤チヤさん=日本舞踊千川流鷹巣千川会、松橋盛七さん=比立内比靖会、佐々木里美さん=合川太鼓保存会。賞状などを贈り、功績をたたえた。
 授与式は例年、市文化祭の演示部門の会場で行われてきたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて行事が中止に。このため、授与式が単独で開かれた。
 この日の式で石郷岡会長は「多数の応募の中から、今月1日の選考会議で3人を決めた。長い間、地域のために活躍されてきた。これからも、地域住民や文化向上のため頑張ってほしい」などとあいさつ。一人一人に賞状と記念品を授与した。
 受賞者を代表して松橋さんは「喜びと感激でいっぱい。先祖から代々受け継いできた郷土の大切な文化を守り、後世に伝えていきたい」と謝辞。来賓の津谷永光市長は「皆さんの活動は地域の人たちに潤いと喜び、明るさや勇気を与えてくれる。積み重ねてきた技などを披露し、市を盛り上げて」などと祝辞を述べた。
 受賞者の功績は次の通り。
 ▽佐藤チヤさん 日本舞踊千川流師範。日本舞踊千川流鷹巣千川会代表を務め、旧鷹巣町時代から地域住民に舞踊の指導を行い、東京浅草公会堂での発表会にも出演。福祉施設への慰問、チャリティー発表会も開催するなど、積極的に日本舞踊の向上、発展に尽くした。
 ▽松橋盛七さん 比立内獅子踊りが後継者不足で演示の休止に追い込まれた際、青年団メンバーとともに中心となって存続のための活動に尽力。自身は笛ひとすじに50年。小中学生へ笛を指導するほか、阿仁中のふるさと学習でも笛を披露する。本年度、県民俗芸能協会から表彰を受けた。
 ▽佐々木里美さん 1989年に合川公民館講座から自主団体「合川太鼓保存会」を設立。現在は副会長を務めながら、曲づくりや会員の技術指導を行っている。毎年、県太鼓フェスティバル等に出演。8月14日の「合川まと火」でも欠かせない存在。国立市との交流にも貢献した。
 
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