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新型コロナで家族と会えず 北秋田市社福協 「オンライン面会」を導入 顔見て「安心」

2020-05-13
パソコンの画面を通して家族との会話を楽しんだ「オンライン面会」(ケアタウンたかのす提供)
 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、全国の高齢者福祉施設などでは利用する高齢者と家族の面会が制限されている。こうした中、北秋田市社会福祉協議会(髙坂祐司会長)が運営する介護老人保健施設ケアタウンたかのすは今月から、インターネットを活用したオンライン面会を導入。「顔を見て安心できた」など、利用者・家族双方から好評を得ている。
 同施設では、インフルエンザの流行を受けて昨年12月から、家族との面会を制限。例年であれば春には制限が解除されていたが、今年は新型コロナウイルスの感染が全国で拡大している状況を受け、制限が継続されている。
 家族には、手紙で生活の様子などを伝えているほか、希望する人には電話で会話してもらうなど、面会に代わる方法を取り入れてきた。しかし、「顔を見たい」との希望や「オンライン面会」についての問い合わせがあったことから、面会制限の期間が長期にわたっていることなども考慮して、導入を決めた。
 無料のウェブ会議システムを活用しており、家族側はカメラとマイクがついたパソコン、タブレット、スマートフォンのいずれかで接続。施設内ではノートパソコンを設置して、画面を見ながら会話できるようにした。ノートパソコンには外部スピーカーを設置し、お年寄りにも音声が聞き取りやすいよう配慮している。
 今月2日、家族宛てにオンライン面会の開始を連絡。12日までに5家族が利用した。ケアタウンたかのすの長崎多加志管理部長によると「利用者からは『元気な姿を見せられて良かった』、家族からは『顔を見て安心できた』との声が聞かれた。画面に顔が映ると、共に表情が明るくなった」という。
 市社協ではケアタウンのほか、特別養護老人ホームつむぎの彩でもオンライン面会を導入。「面会を楽しみにしている人たちの思いに応えながら、活用していきたい」としている。

コロナ相談窓口を開設 各種支援ワンストップで 大館市が毎週火曜

2020-05-13
毎週火曜に開設するワンストップ相談窓口(大館市役所)
 大館市は12日、新型コロナウイルスに関するワンストップ相談窓口を開設した。収入が減少した市民や、事業を縮小せざるを得なくなった中小企業の事業者らに対し、税金や保険料の減免・支払い猶予、融資などの相談を1カ所で受け付ける。当面、毎週火曜日の午前9時~午後5時に、市役所1階の第2会議室に開設する。
 対応するのは、▽固定資産税・市県民税・国民健康保険税の猶予、国民健康保険税の減免▽水道料金等の納付期限の猶予▽中小企業の各種相談▽後期高齢者医療保険料の猶予・減免▽国民年金保険料の納付相談▽介護保険料の減免▽市有財産等貸付料の納付期限の延長―など。
 収入が昨年と比較しておおむね20%以上減少し、いちどきに納税することができない市民については、最長1年の範囲で市税の納税が猶予される。今年2月から来年1月が納期限の市税が対象で、手続きには収入が確認できる出納帳や給与明細と、預金通帳、印鑑が必要で、収納課などが対応する。
 商工課は中小企業の各種相談に応じる。三ノ丸庁舎の同課でも相談を受け付けており、県の休業要請に対する協力金や融資あっせん制度、テークアウトなどの広告宣伝経費を助成する「技術・新商品開発支援補助金」などへの問い合わせが多いという。担当は「どんな支援策があるのか、相談先が分からないという事業者らに説明していきたい」と話した。
 初日は収納課、水道課、商工課などの職員が常駐し、間隔を空けてブースを設け、対応した。市営住宅使用料や市奨学金、福祉関係など幅広い相談に応じていく。危機管理課は「相談は多岐にわたると思うので、1カ所で対応する便利な窓口を活用してほしい」と呼び掛けた。

災害時の避難所運営 マニュアル見直し検討 北鹿地方 3密緩和へ距離確保

2020-05-13
2017年7月に発生した大雨による水害で、多くの住民が避難した沼館温泉会館
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北鹿地方の各市町村は災害発生時の避難所運営の在り方を模索している。避難所は密集、密閉、密接を余儀なくされる空間のため、感染拡大が懸念され、避難者同士の距離確保や衛生環境の確保、風邪症状や感染疑いのある人への対応などが課題として挙がる。避難所運営マニュアルの見直しを検討する自治体もあり、水害発生の危険性が高まる出水期を前に対策を徹底する方針だ。
 内閣府は4月に入ってから、全国の都道府県に対して「避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について」と題した指針を通知。▽可能な限り多くの避難所の開設▽親戚や友人宅等への避難の検討▽避難者の健康状態の確認▽避難所の衛生環境の確保▽十分な換気の実施、スペースの確保▽発熱、せき等の症状がある人への専用スペースの確保―等を呼び掛けた。
 北秋田市は避難所運営マニュアルの一部見直しを考えており、新型コロナ感染症対策の項目を追加する方向で検討する。総務課危機管理係は「密集をいかに緩和できるか。人と人の距離を空けるため、通路スペースを広く取ることが必要になる」とする。これまで置いていなかった除菌剤の設置も進める。「補正予算で対応することになる。国の指針に基づいて対策を採っていきたい」との考えを示す。
 鹿角市でも「マニュアルの一部見直しも含めて検討している」という。総務課危機管理室は「インフルエンザ対策への対応に含まれる換気、清掃の徹底のほか、どのような対応が必要か協議していく」としている。
 大館市では、人と人の距離を保つために各避難所での受け入れ人数が制限されることを想定し、1次避難所12カ所のほか、2次避難所122カ所も積極的に開設する考え。危機管理課によると、友人・知人宅への避難も検討するよう促す予定で「ホームページを通じて周知していきたい」とする。
 避難者の受け入れ時には、これまで通り名前、住所のほか「健康状態や風邪症状の聞き取りも必要になる」と見込む。発熱等の症状がある人については「(利用を)遠慮してくれ、というわけにはいかない。施設内に別の部屋を用意することも想定している」と話す。感染拡大防止に向け、各自治体の試行錯誤は続く。

県立学校再開 不安を抱えながらも 前を向く生徒たち

2020-05-12
学校生活を再スタートさせた3年生(大館鳳鳴高校)
 新型コロナウイルスの影響で休校していた北鹿地方の県立学校は11日、教育活動を再開した。校舎には久々に友達と会えたことを喜ぶ笑い声が響く一方、授業の遅れや進路を心配する声も出た。生徒たちは不安を抱えながらも、気持ちを前に向けていた。
 政府の緊急事態宣言の対象地域が全都道府県に拡大されたことを受け、県教育委は感染者が出ていない地域も含め、県内全ての県立学校を4月21日から一斉休校とし、部活動も中止。当初は大型連休明けの5月6日までの予定だったが、緊急事態宣言延長の動きや、県内外の感染拡大の状況などを踏まえて1日、10日まで延長することを決めた。
 大館鳳鳴高校(菅原勉校長)では消毒用アルコールの設置、備品の消毒や換気徹底などの対策を講じて生徒を迎えた。午前7時半すぎから生徒が次々に登校。教職員は生徒の健康状態、期間中の課題を確認し、文科省から届いた布製マスク各1枚と感染予防策の文書を配布した。
 生徒は友達との再会を喜ぶ一方で、学習の遅れや進学への影響に対する不安の声もあった。ラクビー部に所属している黒田凌さん(3年)は大会休止が続く部活動についても懸念。「冬の間、懸命に練習してきた。成果を発揮できないのが残念」と表情を曇らせながらも「10月の大会が開催されることを信じて、それまでに完璧に仕上げていく。学習もあせらずに一歩ずつ遅れを取り戻せたら」と前を向いた。
 菅原校長は「生徒が学校に戻ってきてくれてうれしく思う。自分が感染しない、させないという周りへの配慮を忘れないでほしい。早く勉強、部活動を思いっきりできる学校生活に戻れるよう、私たちも取り組んでいく」と述べた。
 この日は、各校とも「3密」を避ける感染防止対策を講じながら学校を再開。秋田北鷹高校(北秋田市)の青山仁校長は「3年生は進学、就職への気持ちの切り替えが難しいと思うが、自分の将来を見据え、夢に向かって強い気持ちを持ってほしい。そのために学校は全力でサポートする」と呼び掛けた。十和田高校(鹿角市)の渡邉政徳校長は「学習生活のリズムを戻し、もう一度仕切り直す。生徒たちが安心安全に過ごし、勉強と部活動に集中できるように、教職員一丸となって努めていく」と話した。

 

北秋田市のくまくま園 今季の営業スタート 元気な子グマの姿

2020-05-12
元気いっぱいに遊ぶ子グマを眺める来場者(くまくま園内のひぐま舎)
 北秋田市阿仁打当の熊牧場「くまくま園」で11日、今季の営業が始まった。新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から例年より約2週間遅く開園。平日のため来場者はまばらだったものの、訪れた人たちが生まれたばかりの子グマやヒグマなどの展示を楽しんだ。
 同園は2014年7月にヒグマ舎を備えてリニューアルオープン。現在はツキノワグマ47頭、ヒグマ16頭の計63頭を飼育している。新型コロナの影響で4月末予定だった開園が延期となったほか、子グマのふれあいや一部イベントを中止。来場者にも消毒やマスク着用などを呼び掛けて開園した。
 この日はオープニングセレモニーを行わず、開園時間に合わせて3、4組が来場。園内は1~3歳の小クマ、雌の中クマ、雄の大クマ、ヒグマのコーナーに分けられている。普段は立ち上がって餌をねだるようなポーズを取る姿が人気を集めるが、餌の販売も中止しているため木や岩の上でのんびり過ごすクマが目立った。
 子グマの展示は雨天のためひぐま舎内の教室で実施。午前中の回では生後約3カ月半のツキノワグマの子グマ2頭を来場者へお披露目した。同園によると、例年は大型連休中のふれあいを通じて人に慣れていくというが、今季はまだ柵内の奥で遊ぶなど警戒している様子だという。来場者は子グマが飼育員の方に上ったり、2頭でじゃれあったりする姿を写真に収めて「かわいい」と話していた。
 開園時間は午前9時から午後4時(最終入園は3時半)。31日までは子グマ2頭の名前を公募している。ひぐま舎に設置する応募箱か、同園公式ホームページにある応募フォームから応募できる。名前の公表は7月下旬ごろ。

 
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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