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新型コロナ感染防止 「OBTのうた」動画制作 18日以降公開へ

2020-05-17
地域おこし協力隊が大川さんの撮影を行った(秋田犬の里)
 大館市は、新型コロナウイルスの感染防止を呼び掛ける動画制作に取り組んでいる。同市在住のシンガー・ソングライター、大川ちさとさん(21)が作った「OBTのうた」とともに市が飼育する秋田犬が登場する動画で、15日は大川さんが歌う場面を撮影した。
 同市の観光交流施設・秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと、地域おこし協力隊が行っている活動の一環。これまで、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。同市が大川さんに曲の提供を依頼した。
 曲名の「OBT」は、「おうち 防衛 隊」の頭文字を取ったもの。手洗いなどを推奨しながら、感染防止を呼び掛ける内容になっている。大川さんは「暗いニュースばかりで、親しみやすいように明るめの曲にした。(手洗いなど)家でできることをみんなでやったら、一つにつながって地球防衛隊になれるのでは、という思いを込めた」と話した。
 この日は施設の前で大川さんが歌う場面などを撮影。16日は秋田犬などの撮影を行う。18日以降、地域おこし協力隊のユーチューブチャンネルで公開予定。

 

コロナ緊急事態措置解除 「早く普通の生活に」 北鹿の店舗や市民 安堵と日常願う声

2020-05-16
入店規制等を周知する看板を設置し、営業を再開したカラオケボックス(AQAリゾート片山店)
 新型コロナウイルス対策で全国に発令されていた国の緊急事態宣言が本県で解除されてから一夜明けた15日、北鹿地方の住民からは安堵(あんど)の声が漏れた。同日からは県の休業要請も全面解除となり、営業を自粛してきた店舗からは喜びの声が聞かれた。一方、日常生活の制限緩和による感染の再拡大を心配する人も少なくない。
 県の緊急事態措置に伴う休業要請は7日から対象が大幅に縮小されたが、遊興施設(ナイトクラブ、スナック、バー、カラオケボックスなど)と運動施設(スポーツクラブなど)については14日まで延長されていた。全面解除となった15日、北鹿地方では営業を再開する店舗が目立った。
 大館市片山町のカラオケボックス「AQAリゾート片山店」も営業を再開した店舗の一つ。若狭健二店長は「再開できて、取りあえずほっとした。『ようやく開いた』と常連客も喜んでくれ、うれしく思っている」と語る。再開に当たり、来店客に対しては入店時の手指の消毒、マスクの着用を呼び掛けるほか、原則1部屋2人までの利用とし、検温による入店規制も行うことにした。マイクやドアノブなど人がよく触れる箇所は消毒し、感染防止対策を徹底する。「今後も気を緩めずに、状況に応じて臨機応変に対応していく」と話した。
 同市御成町のトレーニングジム「トレーニングルームBMRG」には営業再開初日となった15日、早速会員6人が訪れて汗を流した。後藤豊代表(49)によると、休業に伴って4月の売り上げは前年比6割減となり、経営に大きな打撃を受けた。「ようやく再開できた。いつ感染の第2波が来るか分からないので、コロナに負けない体作りをサポートしていきたい」と意気込む。
 スナックや飲食店が立ち並ぶ同市常盤木町の国際通りにも店の明かりが戻り始めている。4月22日から休業を続けてきた常盤木町のスナック「Witch(ウィッチ)」の佐藤純子店主は「ようやく堂々と店を開けられるので、ほっとした」とこぼす。それでも「再開するかどうかは、かなり悩んだ。店を開けても(客が来るかどうか)どうなるかは分からないけど、まずは試しに」と15日からの再開を決めた。「県外からの客は入れたくないけど、断るわけにもいかない」と対策に頭を悩ませながらも「忙しくなくてもいい。早く普段通り、普通の生活に戻ってほしい」と切望した。
 緊急事態宣言の解除で、市民からも安堵の声が漏れる。同市二井田の理容師女性(66)は「気持ちが楽になった。勤務する理容店でも客足が減って静かな日々を過ごしていたので、常連客の顔を久しぶりに見られると思うと楽しみ」と胸をなで下ろす。一方で「しばらくの間、出歩く時はマスクをつけようと思う。これから暑くなると思うとつらい」と心配した。
 同市の公務員男性(30)は「どこに行っても行動が制限されていた。個人的には動きやすくなったが、再度感染拡大となった場合は、より強い制限を伴う緊急事態宣言が出るのでは、という懸念がある」と話す。今後も「人混みを避ける、手洗いうがいなどの予防策を徹底したい」と気を引き締めた。

新型コロナ対策 市長など夏賞与カットへ 大館市臨時議会19日招集 一般会計73億円追加

2020-05-16
 大館市は15日、臨時議会を19日に招集すると告示した。新型コロナウイルス対策で国民に一律10万円を支給する事業費などを盛り込んだ73億7476万円の一般会計補正予算案や、特別職の6月分期末手当(ボーナス)を全額カットする給与条例改正案など11件を提出する。
 一般会計補正後の総額は440億3093万円で、前年同期に比べ?億1902万円(96%)増となる。特別会計と企業会計を含む全会計の合算は補正後で844億254万円。一般会計の投資的経費は66億3415万円、構成比で15・1%となり、前年同期比25億6009万円(62・8%)増える。
 主な歳出のうち、一律10万円の特別定額給付金事業費は71億80万円、県が休業要請に応じた事業者に支給する協力金に1事業所あたり20万円(市内で2施設以上運営する事業者は40万円)を上乗せする「感染症拡大防止協力金」は1億440万円、児童手当に上乗せして一律1万円を給付する「子育て世帯への臨時特別給付金」事業費は7510万円、中小企業融資あっせん保証料補給金・中小企業融資利子補給金5559万円、傷病手当金(事業主など)183万円、消防用備品購入費171万円、住宅確保給付金事業費132万円、学校施設感染症対策用品購入事業費129万円、学校臨時休業対策事業費98万円などを計上した。
 特別職の6月ボーナスカットは市長164万8620円、副市長130万8060円、教育長110万6820円の総額406万3500円。新型ウイルス対策の新たな基金を創設する方針で、カット分を繰り入れる。
 このほか提出するのは国民健康保険税条例の一部改正案や特別会計の補正予算案、専決処分の報告・承認。

鹿角 仮設診療所開設へ 公共施設敷地内に ドライブスルーでPCR検査

2020-05-16
 鹿角市内に今月下旬、新型コロナウイルス感染症の検査や診療に機能特化した仮設診療所が開設される見通しとなった。帰国者・接触者相談センターでPCR検査が必要と判断された人を対象とする完全予約制で、ドライブスルー方式により医師がPCR検査を行う。実際には、鹿角郡市内に感染症患者が発生した場合に稼働開始となる予定。場所は市所有の公共施設敷地内で、患者を巡る混乱を避けるため詳細は非公開。
 現在、県内では各地域の中核医療機関などに帰国者・接触者外来が設置されている。仮設診療所は、既存の帰国者・接触者外来等の医療従事者の負担軽減を図るため、県医師会と県が市町村と連携して2次医療圏ごとに1カ所以上を設置する方針。
 鹿角市は県の要請を受け、鹿角市鹿角郡医師会(小笠原真澄会長)、小坂町と協力して設置する。建物はプレハブのスーパーハウス。
 運用方法は、発熱等の症状がある人が、県設置の帰国者・接触者相談センターに相談した上で、必要と判断された場合に限り、この仮設診療所で医師がPCR検査のための検体を採取する。検体は県内の検査機関で検査し、後日、結果を通知する。
 市民が受診した際の自己負担分(初診料等)は市が負担する。
 仮設診療所の診療日時は平日午後1時半から3時半までの2時間。スタッフは医師1人、看護師2人、事務員1人を配置。医師は医師会が10人弱を派遣し、曜日担当を決めて協力する予定。看護師・事務員は派遣のほか市職員が対応する。
 開設時期は、県の許可や保健医療機関の指定手続き等が完了する今月下旬の予定だが、実際は郡市内に患者が発生した場合に稼働することで医師会と協議中。
 15日の市臨時議会で仮設診療所の設置のための条例制定案や、運営事業費1566万円を盛り込んだ補正予算案が可決された。
 議員が診療地域の範囲を質問し、当局は「鹿角市と小坂町が範囲となるが、こちらに住所を置かず、長期間の仕事で来ている人も対象になり得る」と説明した。

東京3便化決まる 大館能代空港 10月から最長4年半 羽田発着枠政策コンで配分得る

2020-05-15
羽田発着枠が3便に増便された大館能代空港。北東北周遊の拠点としてさらなる利用増を目指す
 大館能代空港の羽田発着便が2便から3便に増便されることが決まった。14日、国土交通省が「羽田発着枠政策コンテスト」の審査結果を発表し、同空港が対象の5枠に選ばれた。冬ダイヤ(10月25日~)から増便し、期間は2022年冬ダイヤまでのおおむね2年半で、成果等検証により最長4年半(24年冬ダイヤまで)となる。
 コンテストは、航空会社の自助努力だけに頼らない、地域の主体的な取り組みによる地方路線の充実を図ろうと、優れた提案を評価して発着枠を付与するもの。2014年夏ダイヤから導入され、現在は山形空港、鳥取空港、石見空港(島根)3路線が配分を受けている。20年夏ダイヤ(3月29日~)以降、コンテスト枠が3から5枠に増枠された。
 昨年12月から、発着便が1日3往復以下か、過去3年の年間旅客数平均が50万人程度の空港を対象に、自治体と航空会社による共同提案を募集。大館能代を含む、三沢(青森)、山形、鳥取、石見、佐賀、下地島(沖縄)の7空港から応募があり、評価結果は1位鳥取、2位石見、3位山形、4位大館能代、5位三沢、6位下地島、7位佐賀。上位4空港には1便ずつ配分し、残り1便は5、6位が僅差だったため、1年間のトライアル運航を実施して再評価する。
 大館能代空港は1998年7月に開港し、東京、大阪、札幌の三大都市に各1便が就航。99年度に札幌便が運休した。2000年度に東京便が2便化し、04年度に利用人員が累計100万人超え。10年度に大阪便が運休。16年度に利用人員累計250万人を突破した。開港20周年を迎えた18年度は利用者が過去最高の15万570人を記録。19年度の利用者は14万9795人。新型コロナウイルスの影響を受けるまでは、自治体の運賃助成や個人のビジネス利用、観光などの団体利用が堅調に推移していた。
 今回のコンテストでは産業振興、観光誘客、教育・人材育成、移住・定住促進を目的に、24年度には利用者23万3000人を目標とした。高速IC直結空港の利点を生かした北東北周遊の拠点化、秋田犬や教育分野など多様な資源を生かした交流機会の拡大などを需要喚起策に掲げた。
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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