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高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
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 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
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保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。

天然秋田杉の古道を歩く 大館 30人が矢立峠を散策

2020-05-25
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新緑の中、散策を楽しむ参加者(矢立峠)
 大館市の矢立峠で24日、「新緑の矢立峠散策会」が開かれた。市内外から約30人が参加し、秋田杉が立ち並ぶ古道を歩きながら、自然や歴史について理解を深めた。
 矢立自然友の会(中村弘美会長)と矢立公民館(若松俊一館長)の主催。樹齢300年以上の天然秋田杉が並ぶ峠の散策を通じて、多くの人に自然の素晴らしさなどを感じてもらおうと5、7、10月の年3回行っている。
 参加者は午前9時半に道の駅やたて峠駐車場を出発。矢立風景林遊歩道や古羽州街道など4・3㌔を、約2時間半かけて歩いた。
 中村会長は天然秋田杉や矢立峠の歴史などについて解説。「矢立峠は偉大な先人が歩いた風景がそのまま残る歴史の道。文化庁が令和元(2019)年に新規選定・追加選定する前、平成8(1996)年の歴史の道百選に最初から選ばれた」などと話した。
 参加者は、伊能忠敬、吉田松陰、明治天皇、イザベラ・バードなどの偉人や矢立杉の石碑、記念標などの解説に聞き入っていた。
 参加した大川美紀さん(53)は「三大美林の真っすぐで大きな天然秋田杉に囲まれながら、明治天皇や菅江真澄なども通った道を歩くのはタイムスリップしたよう。県内には菅江真澄の歩いた道が多くあり歴史好きな人も楽しいのでは」と話した。

大館市が配達サービス 来月から「食タクシー」 飲食店の商品、家庭などへ

2020-05-24
1日から実施する「大館の食タクシー」のチラシ
 大館市は6月1日から、タクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」を始める。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済を支援する事業で、注文を受けた飲食店がタクシー会社に依頼し、商品を利用者に届ける仕組み。対象は市内全域で、利用者は商品代のほかに1回300円の配達料を支払う。タクシー会社では「お客を乗せるサービスが減っている中、多くの利用に期待したい」としている。27日まで登録する飲食店を募集している。
 本県では緊急事態宣言が解除されたものの、外出自粛の流れは続きそうにある。テークアウト商品を販売する飲食店、利用者が激減しているタクシー業界を支援しようと、市が配達料の大半を補助する。予算は428万1000円。利用者の負担は定額300円だけ。
 利用の流れは、サービスに登録している飲食店に利用者が注文し、飲食店がタクシー会社に配達を依頼。利用者の元へ配達し、利用者は商品代金と定額配達料をドライバーに支払う。配達時間は午前11時から午後7時。期間は6月1日から9月30日までで、感染状況次第で延長する場合もある。
 タクシーが店舗からの依頼で貨物を運ぶ場合は「有償貨物運送」の許可が必要。通常は対象が過疎地などの制限があるが、国交省が「新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえたタクシー事業者による有償貨物運送」の特例措置(9月30日まで)を講じたため、今回のサービス実施につながった。
 市内では5社が対象になる予定。その中で希望のタクシー会社があれば注文時に飲食店へ伝えることができる。県ハイヤー協会大館支部の髙橋紀博支部長(冨士タクシー)は「お客さんを乗せるサービスが減っており、配達で少しでも事業の足しにしたい。市内の動きはまだ見えないが、比内、田代地域からは便利だという声を聞く。多くの利用に期待したい」と話している。
 利用は自宅のほか、職場からも可。市では27日まで登録飲食店を募集している。申し込み、問い合わせは観光課(電話0186・43・7072)。

過去10年で最高益に かづの観光物産公社 19年度 コロナ影響、本年度は厳しい見通し

2020-05-24
19年度決算などを承認した株主総会(鹿角観光ふるさと館)
 鹿角市の第三セクターで道の駅かづの・あんとらあを管理運営する、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)は22日、鹿角観光ふるさと館で定時株主総会を開いた。2019年度(第26期)は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、10月以降の国内旅行団体の増加などにより、当期利益は421万円と過去10年で最高となった。
 本年度は上半期に新型コロナによる大きな打撃が避けられないが、収束後のV字回復を可能にする事業展開に努める。
 19年度の純売上高は18年度に比べ1487万円減の3億558万円。仕入れ高等を差し引いた売上総利益は1億2890万円だった。販売費および一般管理費1億2975万円、営業外収益・費用などを換算した当期利益は前年度比371万円増の421万円だった。3期連続の黒字で、過去10年の最高益を更新した。
 営業報告によると、19年度は今年2月下旬から新型コロナの影響があり、3月からはインバウンド(訪日外国人旅行客)の予約が全てキャンセル、国内客も9割以上がキャンセルとなる大打撃を受けた。その一方で、10月以降の紅葉や種苗交換会(大館市)などにより国内団体の飲食や売店の利用が増え、収益増加につながった。
 本年度は、昨年4月から2カ年計画で進めているあんとらあ大規模改修工事で今年7月にレストランの移設が完了するため、社会情勢を鑑みながらリニューアルオープンイベントを計画する。
 一方、工事に伴い売店・産直は売り場が縮小となるほか、例年実施している館内イベントはほとんど実施できず、市内外のイベントの多くも中止される状況。大幅な減収が予測され、経費節減による利益確保に努める。近年、右肩上がりで推移していたインバウンドは「ゼロからの再出発」との認識に立ち、営業活動を展開する。
 売上高は例年の5~6割に当たる1億8600万円を目標として設定し、経常利益はマイナス1600万円と厳しい見通しを立てている。
 岩船社長は「正直こういう数字は出したくなかったが、どうやってプラスに近づけていくかが課題。コロナの状況がいつ改善されていくか分からないが、準備だけはしっかりとしていきたい」と収束後を見据えた。
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高まる警戒、対策徹底 新型コロナ緊急事態宣言拡大 北鹿地方のスーパーなど

2020-04-20
透明なビニールカーテンが取り付けられたレジで、手袋をして接客する従業員(イオンスーパーセンター大館店)
 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、県が不要不急の外出自粛を求める中、生活必需品を求める人が集まるスーパーなどでは警戒感が高まっている。混雑時は密集状態になることも想定されることから、北鹿地方でも来店客、従業員を守るため、対策を徹底する動きが目立ってきている。
 北鹿地方では今月上旬から、コンビニエンスストアを中心に、飛沫(ひまつ)感染を防ぐ目的でレジカウンターへの透明なビニールシート等の設置が始まった。この取り組みは警察署、消防署などにも広がっており、一部のスーパーではさらに踏み込んだ対策も行っている。
 大館市大田面のイオンスーパーセンター大館店(藤川慎一郎店長)では従業員に対し、マスク着用や手洗い、うがいのほか、出勤前の検温、出勤時の体調チェックリスト記入も求めている。出入りする業者の体調も確認するなど管理を徹底する。
 店内の各売り場では10日から順次、レジカウンターに透明なビニールカーテンを設置。レジ前の床には2㍍おきに色つきのテープを張り、来店客に間隔を空けて並んでもらうよう促している。食品売り場レジの従業員には接触を最小限にするため、ゴム手袋を着用して接客に当たるよう指示。さらに、定期的にレジ付近や袋詰め用カウンターのアルコール消毒も実施するなど対策を強化している。
 19日は緊急事態宣言の対象が拡大されてから初の日曜となったが、通常の週末より来店客の姿は少なく、まとめ買いをする人の姿もあまり見られなかったという。感染拡大地域のような混雑は起きていない状況だ。
 しかし、再び市内で感染者が確認された場合は混雑が予想されるだけに、同店総務課の伊藤芳恵課長は「生活必需品を扱っているので、自宅待機の流れが強くなれば需要は高まり、まとめ買いをする人も増えてくる。来店客と従業員の安全のため、状況を見ながら対策を取っていきたい」と話している。
 一方で市内のドラッグストアも、品薄となっているマスクやアルコール消毒液などを探して多くの人が訪れるため、対策に追われている。開店時にマスクを求める来店客が押し寄せて密集する状況が多いことなどを理由に、感染拡大防止の観点から、朝のマスク販売を中止にする店舗が増えてきた。各店舗の入り口には張り紙が掲示されており、「密集・混乱を避けるため、販売日時、入荷や在庫の問い合わせには対応できない」などと理解を求めている。

ガソリン110円台も 北鹿地方 外出控え需要減る 給油所「売り上げ3割減」

2020-04-20
117円(現金・会員価格)を提示する給油所(大館市観音堂)
 新型コロナウイルス感染拡大で、世界的に原油の需要が減りガソリンの値下がりが続いている。大館市内の給油所では、約5年ぶりに店頭小売価格が1㍑当たり120円を切る店も見られた。
 資源エネルギー庁が15日発表した13日時点の本県のレギュラーガソリン店頭小売価格は前週比0・9円減の126・4円で10週連続の値下がり。3月初めには145円ほどだった価格がこの1カ月で20円近く下がっている。
 同庁の委託を受ける石油情報センターは、新型ウイルスの感染拡大により世界経済が停滞し、原油の消費量が減るとの見通しから、価格の値下がりが続いていると分析。今週も感染拡大に伴い、ガソリンの需要が減るため、値下がりすると予想している。
 キムラ石油商会(木村孝代表)の大館東SS(同士観音堂)では19日、レギュラーガソリン価格を1㍑当たり117円(現金・会員価格)と表示。市内のセルフ給油所など各地で110円台の店が見られた。給油に訪れた虻川幸子さん(37=同市観音堂=は「安いのはありがたいけど、最低限の外出に控えているので、あまり給油に来ていない」と話した。
 木村代表によると原油安による単価の安さに加え、外出自粛で給油する人が少なく、苦しむ給油所が多いという。「走らないため1台の給油量も少なく、売り上げは例年に比べて3割減。タイヤ交換ですら普段の6割くらいしか来ていない。業界全体が危機に陥っており、今後原油価格が上がった時の反動が怖い」と先行きの見えない不安を嘆いた。

地域交流の拠点に 小坂町川上公民館竣工式 町長らテープカット

2020-04-20
玄関前で関係者が行ったテープカット(小坂町下川原)
 小坂町が改築した川上公民館(小坂字下川原)の落成記念式典が19日、現地で行われた。地域住民など50人が出席し、地域活動の拠点となる施設の完成を祝った。
 老朽化が進んだため、同じ敷地内に新たな建物を新築した。木造平屋建てで、建築面積は552平方㍍、延べ床面積は493平方㍍。
 館内には、利用者が集う交流ホール、開閉や取り外しができる可動間仕切りを利用する多目的ホール、学習室、和室(24畳)、事務室などのほか、4台の調理台を備えた調理実習室、倉庫などを配置した。交流ホールの壁の色は、自然豊かな緑と十和田湖の青を配した。
 式典は公民館玄関前の屋外で行われた。細越満町長は「地区の拠点であり、住民の自主性を養う場、世代を超えた交流の場として、有意義に活用されることを願う。体育館やプール、グラウンドを含めて多岐にわたって利用してほしい」とあいさつ。目時重雄議長、川口一県議が祝辞を述べた。
 細越町長、来賓らがテープカットした後、地元川上地区文化伝承保存会(中村修太郎会長)の会員が川上大太鼓を披露。2張りの太鼓で「高屋」「七拍子」の2曲を演奏し、待望の完成を祝った。式典の後は、地域の人たちが館内を見て回り、「きれいだ」「広い」などと感想を話し、今後の活動に期待を込めた。
 改築前の建物は、2002年3月末に閉校した旧川上小学校の2階建て校舎(1964年3月建築)を改修し、転用した施設。町の調査で、老朽化に伴い外壁の補修が必要であることや、耐震性能に不安があることが判明し、改築工事に着手した。

力合わせ苦境乗り切ろう 新型コロナ 民間の支援活動広がる テークアウト情報など

2020-04-19
青年団体有志が比内地鶏ローストチキンの配達を始めた(大館市比内町)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける飲食店を支援しようと、北鹿地方では民間レベルで独自の活動が広がっている。販売不振の比内地鶏の配達をはじめ、飲食券の発行、テークアウトできる店舗情報を一つにまとめるなど、支援策はさまざま。関係者は「市民に危機的状況を知ってもらいながら、一家だんらんの一助にもつなげたい」と、苦境を乗り切るために力を合わせている。
 食の祭典協議会、大館商工会議所青年部、大館青年会議所の有志は、「比内地鶏応援企画」として焼きたての比内地鶏ローストチキンを大館市内に配達する取り組みを18日から始めた。配達料は無料で、同市のプラザ杉の子で製造したローストチキンを1日2回、計56個を届けた。昼に商品を受け取った田村愛梨さん(27)=比内町扇田=は「家にいる時間が多い中、家庭でローストチキンを食べられるのはすごくうれしい。子どもたちも比内地鶏が大好き。生産者の方々も頑張ってほしい」と喜んでいた。
 小松和志代表は「自粛疲れもあると思う。焼きたてのごちそうを家庭で味わってほしい」とし、次週の配達も予定している。ローストチキンは1個5000円(税込み)。配達は土日のみで、予約が必要。注文は木曜の昼までにプラザ杉の子(電話0186・49・3288)。
 また、大館愛購会(白川懸士会長)は、地域の飲食事業者を支援する「ワッパル飲食お助けチケット(愛称・オタチケ)」を24日から販売する。利用者は1枚1000円のチケットを800円で購入し、販売代金は利用者が指定した飲食店に支払われるシステム。当座の運転資金として活用してもらい、チケットは収束時期を見込んだ12月31日まで使える。22日までエントリー事業者を募集している。
 このほか、大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、テークアウトを実施しているエリア内の飲食店を募集し、新聞広告で掲載する。これまで大館42、北秋田26、小坂2、上小阿仁1の計71店舗が集まった。大館市の三澤雄太さんが制作したWEBサービス「おおだてお弁当ずかん」と連携し、テークアウトできるエリア内の店舗情報を手軽に閲覧できるようにするほか、シールラリーなどでも応援していく。事務局では「非常に助かる、という事業者の声が多い。普段は食べることが少ないメニューをテークアウトで試し、平常時に店舗に足を運ぶきっかけになれば」と期待している。

新型コロナ 相談窓口を一元化へ 北秋田市対策本部 今月中にも専門部署

2020-04-19
北秋田市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議(市役所)
 北秋田市の新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・津谷永光市長)は17日夕、市役所で第2回会議を開き、経済的な影響を受けた事業者や市民からの相談、申請等を一元的に受け入れる窓口を今月中にも設置する方針を示した。また、感染の拡大を防止するため、市職員の「在宅勤務」の実施なども検討するとした。
 国が改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく緊急事態宣言を全都道府県に拡大したことを受け、緊急に開催。津谷市長は「今後、市民生活への影響が予想される。市の対応について情報共有を図るとともに、国の緊急経済対策への対応を含め、市の取り組みについての意見を交換したい」などとあいさつした。
 市では現在、経済的な影響を受けた商工業者等からの各種支援制度に関する相談や申請は産業部商工課、市税や公共料金等に関する市民からの相談等は財務部税務課が窓口になって受け付けている。
 会議では「今後、一元的な窓口が必要になる」として、専門部署を今月中にも設置する方針が示された。「給付金の申請にも対応できるようにしたい」としている。
 感染拡大の防止策では、市職員の在宅勤務の検討を開始。「県の動向を見ながら、市としての取り組みを決めたい」とした。職員が県外へ出掛ける際には、事前または事後に報告を求めることも実施していく。
 このほか、市役所市民課や各窓口センターなど、市民と職員が直接、対面する部署では、飛沫(ひまつ)防止を目的としたアクリル板やビニールシート等の設置を行う考え。材料の確保を行いながら「早期に設置したい」などと話した。
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大館市 新ポスト「理事」設置 北林総務部長を再任用 司令塔として総合的調整

2020-03-31
  大館市は2020年度から、市長部局内に新たなポストの「理事」を設置し、本年度末で定年退職する北林武彦総務部長(60)=岩瀬=を充てると30日、発表した。第2期総合戦略に基づく地方創生の取り組みを深化させるため、司令塔と各部局間の総合的な調整を図る役割を担う。発令は4月2日付。
 30日に開いた定例会見で福原市長が説明した。理事は特別職ではなく、一般職(部長級待遇)の任期付き職員。任期は22年度末までの3年間。
 北林氏は1981年4月、田代町採用。市の財政課長、教育委員会教育次長などを歴任し、2015年10月から総務部長を務めている。
 福原市長は「通常、市町村の部長は1、2年で変わるが、総務部長を4年6カ月務め、だからこそ大館市ならではの行財政運営ができた」と評価。「地方創生の取り組みの中心的役割を担ってきたため、これまでの経験を生かし、司令塔として総合的な調整を行ってほしい」と述べた。
 新年度創設する観光交流スポーツ部などの業務に触れ、「『内に優しく、外に強く』という観点からも、福祉部の長寿課や健康課の事業に、スポーツ振興課が関わってくる。横串を指さなければならない事業が増え、今まで以上に俯瞰(ふかん)の視点で特別職をサポートできるポジションが必要」と強調した。
 理事設置にあたっては県の人事を参考にしたとし、「市の観光分野は業務量が伸び、関係性が多大になっている。これまで培ってきた知見やノウハウを後進の指導に生かし、次の人材を育成するという意味でも、活躍してもらった方が組織にとって良いと考えている」と述べた。
 

新型コロナ 営業継続へ緊急要望書 旅館ホテル組合鷹巣阿仁支部

2020-03-31
津谷市長㊧に要望書を提出する種倉支部長㊥(北秋田市役所)
 県旅館ホテル生活衛生同業組合(松岡讓裕理事長)は30日、北秋田市役所で新型コロナウイルス感染症に伴う宿泊事業の継続危機を乗り越えるための緊急要望書を提出した。宿泊施設への感染防止や経営悪化に対する支援など2項目を求め、津谷市長は「スピード感を持って対応したい」と述べた。
 同組合によると、県内の宿泊業を営む旅館やホテルでは、歓送迎会の自粛や外国人訪日客の宿泊予約のキャンセルによる影響が出ている。現状が続いた場合は「営業の継続が困難となる事業者が現れ、地域経済に深刻な影響を及ぼすことが懸念される」とし、宿泊事業の存続と地域経済の維持に向けて、県内各市町村に要望書を提出している。 
 要望は2項目の計3点。宿泊施設における感染防止の支援は、マスクや消毒薬など宿泊事業の維持継続に不可欠な物資の円滑な供給に対し、できる限りの支援策を講ずるよう求めるもの。
 宿泊客の減少やイベント自粛に伴う経営悪化に対する支援については、事業者に対する税負担の減免を要望。このほか住民活動が過度に萎縮することのないよう適切な情報発信や、感染の沈静化後に市内宿泊施設で利用可能な割引クーポンの発行など、交流人口の回復に向けた「機動的で柔軟性のある取り組み」の実施を求めた。
 同市では5施設が加盟する同組合鷹巣支部と10施設が加盟する阿仁支部が要望書を提出。種倉耕一・阿仁支部長と持地茂樹・鷹巣支部長代理、県組合の塚本民雄副理事長ら4人が市役所を訪れ、種倉支部長が津谷市長に要望書を手渡した。
 種倉支部長は「想像を超える痛手。今までにない状況でどうすればいいか見当が付かない」と深刻な現状を話し、支部として「ご助力をお願いしたい」と述べた。終息後の対応については、他市町村の取り組みに埋もれない対策や、宿泊施設ごとに均等な支援を要望した。
 津谷市長は、据え置き期間の保証料と利息の全額を市が補助する特別融資制度を4月1日から運用開始することなどを説明。「国や県の動向を見ながらスピーディーに対応する。力を合わせ、地域に元気を取り戻せるよう頑張りたい」と話した。

 

大里ファーム 全国そば優良生産表彰 放棄地解消や6次産業化

2020-03-31
児玉市長㊧に受賞を報告する浅石副理事長(鹿角市役所)
 鹿角市八幡平の農事組合法人・大里ファーム(安保春喜代表理事、構成農家50戸)が、2019年度の全国そば優良生産表彰を受賞した。北鹿地方では初めての受賞。30日は浅石昌敏副理事長が市役所を訪れ、児玉一市長に喜びの報告を行った。
 表彰事業は日本蕎麦(そば)協会が1989年度から毎年実施。日本の伝統食、健康食であるソバの栽培について、生産性の向上または経営改善の面から創意工夫を行い、他の範となる生産農家・集団を表彰している。
 31回目の今回は、農林水産大臣賞をはじめ7種類の各賞に12個人・団体が選ばれた。このうち大里ファームは日本麺類業団体連合会会長賞を受賞。
 大里ファームは、市が「そばの里プロジェクト推進事業」を始めた2009年度から、ソバづくりに取り組んでいる。
 作付面積は年々拡大し、19年度は184㌶。内訳は田93㌶、畑91㌶。田は転作田で、畑は原野化していた耕作放棄地16㌶と遊休農地75㌶を活用している。
 毎年9月にはソバの花を見ながら新そばを食べる「新そば祭り」を開催。ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」をモチーフにした乾麺「大日堂そば」の製造販売による6次産業化や、生産効率(単収、質)の向上を図る取り組みも進めている。今回の受賞はこうした取り組みが評価された。
 受賞報告を受けた児玉市長は「長年の耕作放棄地等の解消や6次産業化に向けて、ファームの皆さんが頑張った成果。市としても所得向上につながるよう引き続き応援していきたい」と期待した。
 浅石副理事長は「高齢化やトラクターが壊れたといった理由で、借りていた畑を返す生産者が増えている。遊休農地だった畑75㌶をソバ栽培に活用していなければ、その半分は耕作放棄地になり〝アカシア畑〟になっていたと予想される」と強調。「今後もできる範囲で耕作放棄地等の解消に努めたい」と話した。

 

「きょうの秋田犬」 動画投稿サイトで公開 臨時休館中の楽しみを

2020-03-30
秋田犬のさまざまな表情をカメラに収め、動画を公開している(秋田犬の里)
 秋田犬を飼育する大館市の地域おこし協力隊が、動画投稿サイト・ユーチューブで「きょうの秋田犬」を公開している。秋田犬の里が臨時休館中のため、来館できない人に少しでも秋田犬の魅力を伝えようと企画。散歩の様子など、展示だけでは見ることができない一面を伝えている。
 22日に「秋田犬ふれあい隊in秋田犬の里」のチャンネルを開設し、市で飼育している犬のほか、展示に参加している秋田犬保存会会員の犬の動画を紹介している。
 29日の撮影では、会員の「純」(雌5歳)と「明」(同10カ月)を撮影。散歩で元気いっぱいに走り回る姿や芝生の上でくつろぐ姿など、さまざまな表情をカメラに収めた。
 隊員の加藤瞳さんは「毛色の違いは見た目で分かるけれど、性格は写真だけでは伝わらない。動画で犬の個性を伝えていきたい」と話している。
 今後は秋田犬とともに館内の紹介なども予定している。
 

ネギに続いては キャベツ詰め放題 鹿角市の末広ファーム

2020-03-30
協力してキャベツを詰め込む親子(鹿角市十和田末広)
 鹿角市十和田の農業組合法人・末広ファーム(柳沢義一代表理事)は29日、同所末広字村下の畑で詰め放題のイベント「雪の下キャベツ収穫祭」を開いた。専用の袋を購入した市民らが収穫したてのキャベツを袋いっぱいに詰め込み、抱えるようにして運ぶ姿が見られた。
 地域貢献の一環で実施。昨年12月にネギの詰め放題も行い、2回目のイベント。借り受けた畑2・4㌶にキャベツを植え付けた。暖冬の今年は〝雪の下〟とは言えないものの、数回の積雪と冷え込みがあったことで、甘く、歯ごたえの良いものに仕上がったという。コメ1斗分が入るビニール袋を一つ500円で販売し、購入者が収穫、袋詰めを行った。
 会場の畑は午前10時の開始を前にカッパなどを着た市民らでにぎわった。袋を購入しキャベツを品定め。鎌や包丁の刃を入れて収穫した。揺すったり、伸ばしたりしてスペースを確保した袋に、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいた。きょうだいや親戚と分けるという大館市の70歳代女性は「1袋に15玉も詰めることができた。収穫の催し物はなかなかないので楽しい。サラダやロールキャベツなど、毎日キャベツ料理にして、スリムになりたい」と笑顔だった。
 柳沢代表は「思った以上に来場者があり、喜んでもらえてよかった。詰め放題は本年度から始めた事業。若手社員の意見を取り入れるなどして今後も続けていきたい」と話していた。

 
 
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