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大館能代空港 搭乗わずか数人の便も コロナ禍直撃 3~4月「前例ない落ち込み」

2020-04-09
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搭乗客が少なく閑散とした大館能代空港ターミナルビル
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛を受け、北鹿地方の空の玄関口・大館能代空港(北秋田市脇神)は羽田間4便の搭乗客数が激減している。客数がひと桁しかない便もあるという。年間15万人超(2018年度実績)が搭乗し利用好調の空港を支えてきた関係者は「1998年の開港以来、前例がない落ち込み」と肩を落とす。
 東京など7都府県に緊急事態宣言が出された7日夕。首都圏の客を運ぶ羽田発の便から、大館能代に降り立ったのは数人。出迎え客の姿もまばらでターミナルビルは閑散とした。宣言の前後に、地方へ身を寄せて感染回避する「コロナ疎開」が懸念された中、この日は混乱なく一日4便の運航を終えた。8日午前も同様だった。
 周辺自治体などで構成する空港利用促進協議会などによると、減少が顕著になったのは3月終盤。都知事が週末の外出自粛を要請した時期に重なる。4月に入ってさらに減り、166人乗りの機体に客が10人前後という便も珍しくない。
 人の移動が多い年度末や年度始めは例年、搭乗客が増える時期。空港管理事務所の発表によると、昨年3月や4月はそれぞれ約1万2000人が利用し搭乗率は6割近い。一日平均で約400人。単純計算で一便に約100人が乗っていたことになり、今春の激減ぶりがくっきり浮かぶ。
 全国的な需要減を踏まえ、全日空は国内線の一時減便や運休を発表している。大館能代も対象で、午後の2便は9日から断続的に欠航する予定。わずかな客数すらも一層減ることになる。ビジネス客からは「午後便は仕事に便利。緊急事態宣言が解除されたら、また利用したい」と早期の再開を望む声が上がった。
 ターミナルビルにはレンタカーやレストラン、売店などが入居している。関係者は「東日本大震災の時より客数の落ち込みが大きい」「仕事にならない」とため息まじりに話す。
 大館能代は関係機関・団体の利用促進策が実り、13年度以降、6年連続で客数が過去最高を更新してきた。好実績を背景に「一日三往復(6便)化」を目指そうという機運が地元で高まっていた矢先のコロナ禍。8日に開かれた利用促進協事務局の定例会合では、3月の客数が前年割れする見込みと報告された。2019年度の目標15万8000人に届かず、15万人も割り込む公算が大きいという。
 空港の利用促進を所管する市総合政策課は「大変な事態。過去に例がない落ち込み」と受け止め、コロナ禍の「一日も早い終息を願うしかない」と話した。
 

緊急事態宣言の影響と対策 県新型コロナ対策本部 知事「秋田に合った対策を」

2020-04-09
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県新型コロナ対策本部会議(災害対策本部室)
  県新型コロナウイルス対策本部(本部長・佐竹敬久知事)は8日、県第2庁舎の災害対策本部室で第2回会議を開き、国が7都府県を対象に行った緊急事態宣言の本県への影響と対応策について協議。佐竹知事は、5月の連休にかけて感染が拡大する可能性があるとの見方を示し「気を抜かずに全力で万全の対策を」と指示した。
 緊急事態宣言に関しては、県内に影響する可能性がある事項として、首都圏など感染急増地域からの帰省増加とそれに伴う感染や疑いの増加、医療や検査需要の増大、往来の縮小停止による経済活動の停滞などを挙げた。
 医療や検査関係については、帰国者・接触者外来の追加的窓口を医師会と連携して整備するなどの対応策を示した。
 県民生活への影響では、生活関連物資の買い占めや売り惜しみ、価格高騰などの発生、休業や失業による収入減少などが心配され、県民に対して冷静な行動を呼び掛けるとともに、各種支援制度の活用に向けて周知徹底を図るとした。
 新型コロナ対策に関する県の基本的対処方針も決定した。国が示した方針におおむね準じた内容で、市町村と連携した迅速な情報提供やウイルス検査体制の把握、まん延防止策として県外からの帰省者などに対する注意喚起など盛り込んだ。経済対策では中小事業者や農業者などを対象にした独自の対策を「隙間なく講じる」とした。
 県内の感染状況については、これまで11人が確認されたが、いずれも県外への往来歴があることから感染経路は「ほぼ明らか」との認識を示した。ウイルス検査の実施は5日現在、419件。コールセンターで受けた相談は3042件。感染確認が相次いだ先月30日以降、急増している。
 佐竹知事は「首都圏などと異なり県内で外出自粛はそれほど意味がない。外出先でたむろして話をするなど密接となる可能性がある行動は良くない。秋田に合った対策を分かりやすく県民に伝えなければならない」などと指示した。

 

山田茂屋にサルの群れ 県道沿いに数十匹の姿 大館市注意呼びかけ 

2020-04-09
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大館市山田の茂屋地区に出没したサルの群れ
 大館市山田の茂屋地区周辺に8日、ニホンザルの群れが出没した。数十匹がまとまって行動し、餌を食べる姿などが見られた。市内での目撃情報は比内町大葛が中心だが、近年は田代地区でも増えている。農作物被害も確認されており、市林政課は「餌になるようなものを屋外に放置しないようにしてほしい」としている。
 8日午前、田の沢集落の北側約1㌔の県道沿いにサルの群れが出没した。午前10時すぎには田んぼや高台で5~6匹が餌を食べたり、駆け回ったり、数匹が寄り添って寝転がったりする光景が見られた。車が近づくと、県道東側の山林に去っていった。付近を車で通りがかった人の中には、約30匹を確認したという声もあった。
 林政課によると、2019年度、市に届け出のあったニホンザルの目撃情報は105件。ほとんどが比内町大葛だが、田代地区でも岩瀬字大石渡、早口字大岱でそれぞれ1件あった。近年は岩瀬川沿いでは茂屋~大石渡、早口川沿いでは岩野目~李岱で出没が確認されており、田代地区でも増加傾向にある。担当者は「サルは冬眠しないため年間を通じて目撃情報があり、餌を求めて里に出没する」と話す。
 19年度には果樹園でリンゴ約200個が食べられる被害もあった。食害は果物や野菜の収穫期を迎える夏から秋にかけてが目立つが、「弁当の空き箱や空き缶、生ごみなど、餌になりそうなものは屋外に放置しないようにしてほしい」と呼びかける。「人が近づくとサルも警戒するが、十分に注意してほしい」としている。
 

「三つの密」避け入学式 大館市内小中高校 新学校生活スタート

2020-04-08
式終了後に行われた記念撮影(大館市城西小学校)
 全国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大館市内の小中高校で7日、入学式が行われた。体育館や教室の窓を開けて換気し、間隔を空けて座席を配置するなど、各校とも密閉、密集、密接の「三つの密」を避けて実施。新型ウイルス対策のため異例の対応が取られる中、新入生たちが新たな学校生活のスタートを切った。
 49人が入学した大館市城西小学校(柏﨑勇人校長)では、マスクを用意できなかった児童と保護者へ配布して全員がマスクを着用。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、玄関で手の消毒、会場の体育館は窓を開けて換気をし、座席の間隔も広く取っていた。
 式典は在校生と来賓は出席せず、校歌斉唱などを省略。短縮化し、約20分で式は終了した。終了後はクラスごとに記念撮影が行われ、マスクを外した子どもたちから笑顔があふれていた。
 このほか、教室に移動してのホームルームは密集を防ぐため中止。体育館でランドセルや帽子などを配布した。柏﨑校長は「式が短くなってしまったが、子どもたちの笑顔が見られてよかった。今後も教職員一同で児童の健康状態を一人一人確認し、感染予防策を徹底していきたい」と話した。
 大館国際情報学院(村上清秀校長)では、中高合同の入学式が行われ、マスク姿の新入生たちが式に臨んだ。新入生は中学の41人、高校の普通、国際情報2科の118人。来賓は招待せず、中高の在校生代表2人、保護者は新入生1人に1人までとした。
 式典は祝辞を省略、校歌の斉唱はCDを流すだけにするなど、感染防止対策や時間の短縮を徹底。村上校長は「臨時休校に伴い、授業や部活動、外出等において大きな不安と窮屈な思いをしてきたと思う。今後も学校生活にさまざまな誓約や影響が出てくることが予想される。少しでも早く収束してくれることを願いながら、学校では感染症対策をしっかりしていきたい」と式辞を述べた。

佐竹知事 独自の「緊急事態」検討も 新型コロナ感染防止 県民に向けメッセージ

2020-04-08
新型コロナ感染拡大防止に向け、県民に対してメッセージを発表した佐竹知事(県庁)
 新型コロナウイルス感染が国内で拡大していることを受け、佐竹敬久知事は県内での感染拡大防止に向けてメッセージを発表した。県内では感染が急増している首都圏などへの往来歴がある人の感染が相次いでいることを踏まえ、往来歴のある人に対して2週間ほど外出を控えるよう呼び掛けた。感染経路が不明な患者が複数確認された場合は、県独自の緊急事態宣言を行う考えも明らかにした。
 「緊急広報」と題したメッセージは、知事が自ら取りまとめたもので、県ホームページに掲載されている。ここ2週間に転勤や入進学、出張や旅行などで首都圏など感染者が多い地域に滞在していた人に対し「2週間ほど外出を控え、人との接触を最小限にするなど感染した可能性があるとの想定で行動を」と呼び掛け。
 今後、県外や海外から来県する予定のある家族や友人などがいる人は「来県前に連絡を取って健康状態を確認し、不安がある場合は滞在地の相談センターに連絡するなどの措置を講じるよう本人にアドバイスして」と指摘。
 感染が確認された人や家族、医療機関などに対して、不確かな情報に基づいた嫌がらせやSNSでの誹謗(ひぼう)中傷が見られるとし、「そのような行為は人権侵害。正しい情報に基づく冷静な行動を」と訴えている。
 知事は「これまでに県内で確認されたケースは感染経路が分かっている」と、急激な感染拡大の要因とみられる経路不明の感染は発生していないとの認識を示し、「経路不明の感染が一番怖い。そのようなケースが複数発生した場合は、県としての警戒レベルが上がる」と説明。国が特措法に基づいて行う緊急事態宣言に準じた県独自の宣言を行う考えを示した。
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子育て支援の要望多数 大館市総合計画後期・第2期戦略 原案への意見公表

2020-03-23
 大館市は、まちづくりの指針となる総合計画後期基本計画(2020~23年度)と第2期総合戦略(20~24年度)の原案に対する意見を公表した。子育て世帯への経済的支援、高齢者福祉の充実、観光施設の機能強化などを求める声が多かった。修正点として子どもの出生や在宅子育てへの助成拡大、介護職の人材確保・育成などを追加した上で年度内に策定する。
 意見公募は昨年12月から1月にかけて実施。後期基本計画案に寄せられた297件のうち「商工業」への意見が20件で最も多く、若者の働く場所の確保や大町商店街の振興を求める声があった。次いで「子育て支援」が19件で子どもの遊び場や子育て世帯への経済支援など、「交流人口の拡大」が17件で観光交流施設・秋田犬の里の機能強化や観光客の2次アクセス整備など、「消防・救急救助体制・防災」が12件で大規模災害への対応充実など、「道路・交通網・情報基盤」が11件で市道整備や交通弱者対策などと続いた。
 これを受け、出生祝い金の対象拡大や在宅子育て支援給付金の支給期間延長、特定不妊治療の助成拡充、介護職に従事する人材の確保と育成、町内会の備品整備に対する助成、2地域居住の希望者に対する相談体制充実と必要な支援の推進、新たに斎場・墓地公園整備などを追加する。
 総合戦略案には230件の意見が寄せられ、「観光とスポーツによるにぎわいと交流を生むまちづくり」が23件で最多。内容は総合計画と同じく秋田犬の里の機能強化、観光客の2次アクセス整備のほか、市内周遊コースの提案、ドーム・アリーナの積極的活用を求める声などがあった。次いで「暮らしを支える元気な農林業づくり」が14件で情報通信技術(ICT)活用による作業の効率化など、「資源を生かしたものづくり」も14件で働く場所の確保や大町商店街の振興など、「安心して結婚できる環境づくり」が13件で出会いの場創出や支援制度の対象年齢引き上げなど、「ひとりぼっちにさせない、暮らしをつなぐまちづくり」が10件で高齢者の生きがいづくりや施設充実などだった。
 意見を踏まえた修正点は、子ども見守りの視点で通学路防犯灯整備を新規事業としたほか、出産祝い金の対象を第1子から全ての出生児に拡大、在宅子育て支援給付金の対象を第2子以降から全ての子に拡大し支給期間も延長する。災害時の非常電源として活用できるよう電動車配備事業を追加し、国・県が重要施策と位置付ける関係人口の創出・拡大も新たに加える。
 後期基本計画の具体的な取り組みは334項目に上り、前期の252項目より82項目多い。第2期戦略は162事業を盛り込み、人口減少問題の克服や持続可能な行政を目指す。

桜櫓館 歴史価値守り耐震改修 大館市 5月連休明け着工 外観復元、設備更新も

2020-03-22
耐震改修工事を行う桜櫓館(大館市字中城)
 国登録有形文化財・桜櫓館(同市字中城)の耐震改修工事を行う。耐力壁が少なく、暴風や地震で倒壊の危険があるため、歴史が刻まれた文化財の価値をできるだけ損なわずに補強する。5月の連休明けから休館し、工事終了後の1月中旬に見学・貸館を再開する予定。
 19年度の耐震診断で、東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部が多いため、暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすい。このため「耐震性能はかなり低い」として補強計画を立てた。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用した上で、現代の技術で材料を組み合わせる。改修後の維持管理を見据えて特殊な材料や工法は選ばず、地元の建設会社や職人が修繕できる補強内容とした。
 既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐震壁を造る。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法を確認した上で、留め金物が想定と異なる場合は金物交換か増し打ちを行う。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強や、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども計画している。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。建物周囲に造られた物置は撤去し、浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に国登録文化財となった。
 2017年3月に国の認定を受けた市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は18年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

あす投開票 小坂町議選 期日前は前回上回る 陣営、最後の追い込みへ

2020-03-22
5日間の選挙戦はきょう22日が最終日。ポスター掲示板から14人が訴える(町内)
 任期満了に伴う小坂町議選(定数12)は23日、投開票が行われる。現職11人、新人3人の計14人が立候補、定数を2人超過する厳しい選挙戦を展開している。期日前投票は19、20の2日間で765人となり、前回の2日間を170人上回っている。選挙運動はきょう1日限り。各陣営とも最後の追い込みをかける。
 党派別では公明、共産各1人、ほか12人は無所属。年代別では50代2人、60代7人、70代5人。今回は、新型コロナウイルスの感染防止として、▽握手を避ける▽屋内演説会の自粛▽街頭演説で聴衆に近づきすぎない―の3項目を全員が申し合わせた。候補者は、集まった支持者を回りながら握手する代わりに、両手を合わせるポーズを取るなどしている。
 候補者は、少子高齢化に伴う人口減少を町の課題として指摘しながら「安全で安心なまちづくり」を半数以上が掲げている。福祉の充実と農業、観光業などの産業活性化、子育て環境の充実、若者の定住促進、高齢者に優しいまちづくりの実現を訴えている。
 選挙戦に入ってから、20日は強風、21日は冷たい雨に見舞われるなど、あいにくの天気。21日は雨の中、選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼しながら支持拡大を図っていた。
 19日から役場で始まった期日前投票は20日までの2日間で765人となっている。前回の2日間に比べ170人多く、出足は良い。全体の投票率は2004年85・54%、08年83・80%、12年82・68%と年々減少し、前回16年は80・25%。80%を切るかどうか、関係者は行方を見守っている。
 投票は23日午前7時から午後午後7時(十和田湖地区は午後5時)まで。開票は午後8時から向陽体育館で行われる。17日現在の有権者数は4454人(男2060人、女2394人)。

樹氷観賞にコロナショック 森吉山阿仁スキー場 利用客は好調も

2020-03-22
 県内の各スキー場が少雪傾向だった今季、北秋田市の森吉山阿仁スキー場は一定の積雪を確保でき、スキーやスノーボードの客数が前年に比べ5000人近く増加している。ただ、訪日外国人客に人気の樹氷観賞は減少傾向で、新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始めている。
 スキー場の利用状況は指定管理者のNPO森吉山(片岡信幸理事長)が集計し、市商工観光課に報告している。今季は12月7日にリフト運行を始め、積雪が確保できたコースから順次開放した。同27日に全面滑走が可能になった。
 報告によると、シーズンが本格化した1月はリフトやゴンドラを利用したスキー客が1万1735人(前年同期比2101人増)、2月が9352人(2689人増)を数えた。
 この2カ月だけで計2万1087人に上り、前年同期より4790人増えた。同課によると、市と県が取り組んだ「まるごと森吉山観光振興プロジェクト」(13~16年度)の成果が表れ、冬の利用が特に好調だった15年度と比べても1000人近く上回っている。
 増加の背景について同課は「雪を求める客が集中したのでは」と推測する。県内のスキー場が雪不足で十分にコース開放できず苦戦した今季。1月中に営業を断念した所もある中、森吉山阿仁スキー場は1月下旬に150㌢近い積雪があり、客を呼び込めたという。
 一方、樹氷観賞客は1~2月で3595人(前年同期比1405人減)にとどまった。ちょうどウイルス感染拡大が懸念された時期で、各国で海外への渡航自粛、制限が行われ、日本を訪れる観光客も大幅に減ったとみられる。NPOの吉田茂彦支配人は「インバウンド(訪日外国人客)のキャンセルが相次いだ」と減少理由を説明する。
 3月に入り、日本国内での移動や外出も自粛傾向にあり、日本人スキー客数に影響しているという。市は「3月の実績はコロナの影響次第」とし、吉田支配人は「今季の最終的な実績は見通しがつかない」と話した。

屋内で汗流す親子連れ 休校終え、春休みスタート 大館市の小中学校

2020-03-21
親子連れらが運動で汗を流す姿が見られた(県北部老人福祉総合エリア)
 大館市の小中学校は、新型コロナウイルスの感染防止のための一斉臨時休校期間が終わり、20日から春休みに入った。市教委は休み中のグラウンドや公園での運動を推奨したものの、この日はあいにくの雨天で各校のグラウンドは静かなまま。一方、屋内施設では子どもたちが元気に走り回る姿が見られた。
 市教委は春休み期間中の対応として、部活動やスポーツ少年団、集団での活動は3月末まで引き続き自粛とした。一方、体力づくり等のため学校のグラウンドや公園での運動を推奨し、各校に通知。学校から保護者に対して一斉メールを送信するなどして周知した。
 休み初日となった20日は雨天となったため、市内各校のグラウンドは休校期間中と同様に閑散としていた。一方、屋内施設では運動をして汗を流す親子連れの姿が目立った。
 同市十二所の県北部老人福祉総合エリア内の屋内運動広場には、午前中から親子連れらが訪れた。小中学生の姿も多く、バスケットボールやサッカー、バドミントンなどを思い思いに楽しみ、汗を流す光景が広がった。
 藤原芽生さん(西館小1年)は「休校中は児童館や家で遊ぶことが多かった。運動できて楽しい」と話した。
 母親(36)は「子どもたちは休校期間中、家にいる時間が多く、思いっきり遊ぶことができずにいた。ストレス解消になるかな、と思って連れてきた。屋内でも体を動かす場所があるのはありがたい」と話していた。
 春休みは4月5日まで。始業式は同6日、入学式は同7日(花岡小は6日)で、通常通り行う。

 
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