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高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
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 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
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保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。

天然秋田杉の古道を歩く 大館 30人が矢立峠を散策

2020-05-25
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新緑の中、散策を楽しむ参加者(矢立峠)
 大館市の矢立峠で24日、「新緑の矢立峠散策会」が開かれた。市内外から約30人が参加し、秋田杉が立ち並ぶ古道を歩きながら、自然や歴史について理解を深めた。
 矢立自然友の会(中村弘美会長)と矢立公民館(若松俊一館長)の主催。樹齢300年以上の天然秋田杉が並ぶ峠の散策を通じて、多くの人に自然の素晴らしさなどを感じてもらおうと5、7、10月の年3回行っている。
 参加者は午前9時半に道の駅やたて峠駐車場を出発。矢立風景林遊歩道や古羽州街道など4・3㌔を、約2時間半かけて歩いた。
 中村会長は天然秋田杉や矢立峠の歴史などについて解説。「矢立峠は偉大な先人が歩いた風景がそのまま残る歴史の道。文化庁が令和元(2019)年に新規選定・追加選定する前、平成8(1996)年の歴史の道百選に最初から選ばれた」などと話した。
 参加者は、伊能忠敬、吉田松陰、明治天皇、イザベラ・バードなどの偉人や矢立杉の石碑、記念標などの解説に聞き入っていた。
 参加した大川美紀さん(53)は「三大美林の真っすぐで大きな天然秋田杉に囲まれながら、明治天皇や菅江真澄なども通った道を歩くのはタイムスリップしたよう。県内には菅江真澄の歩いた道が多くあり歴史好きな人も楽しいのでは」と話した。

大館市が配達サービス 来月から「食タクシー」 飲食店の商品、家庭などへ

2020-05-24
1日から実施する「大館の食タクシー」のチラシ
 大館市は6月1日から、タクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」を始める。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済を支援する事業で、注文を受けた飲食店がタクシー会社に依頼し、商品を利用者に届ける仕組み。対象は市内全域で、利用者は商品代のほかに1回300円の配達料を支払う。タクシー会社では「お客を乗せるサービスが減っている中、多くの利用に期待したい」としている。27日まで登録する飲食店を募集している。
 本県では緊急事態宣言が解除されたものの、外出自粛の流れは続きそうにある。テークアウト商品を販売する飲食店、利用者が激減しているタクシー業界を支援しようと、市が配達料の大半を補助する。予算は428万1000円。利用者の負担は定額300円だけ。
 利用の流れは、サービスに登録している飲食店に利用者が注文し、飲食店がタクシー会社に配達を依頼。利用者の元へ配達し、利用者は商品代金と定額配達料をドライバーに支払う。配達時間は午前11時から午後7時。期間は6月1日から9月30日までで、感染状況次第で延長する場合もある。
 タクシーが店舗からの依頼で貨物を運ぶ場合は「有償貨物運送」の許可が必要。通常は対象が過疎地などの制限があるが、国交省が「新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえたタクシー事業者による有償貨物運送」の特例措置(9月30日まで)を講じたため、今回のサービス実施につながった。
 市内では5社が対象になる予定。その中で希望のタクシー会社があれば注文時に飲食店へ伝えることができる。県ハイヤー協会大館支部の髙橋紀博支部長(冨士タクシー)は「お客さんを乗せるサービスが減っており、配達で少しでも事業の足しにしたい。市内の動きはまだ見えないが、比内、田代地域からは便利だという声を聞く。多くの利用に期待したい」と話している。
 利用は自宅のほか、職場からも可。市では27日まで登録飲食店を募集している。申し込み、問い合わせは観光課(電話0186・43・7072)。

過去10年で最高益に かづの観光物産公社 19年度 コロナ影響、本年度は厳しい見通し

2020-05-24
19年度決算などを承認した株主総会(鹿角観光ふるさと館)
 鹿角市の第三セクターで道の駅かづの・あんとらあを管理運営する、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)は22日、鹿角観光ふるさと館で定時株主総会を開いた。2019年度(第26期)は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、10月以降の国内旅行団体の増加などにより、当期利益は421万円と過去10年で最高となった。
 本年度は上半期に新型コロナによる大きな打撃が避けられないが、収束後のV字回復を可能にする事業展開に努める。
 19年度の純売上高は18年度に比べ1487万円減の3億558万円。仕入れ高等を差し引いた売上総利益は1億2890万円だった。販売費および一般管理費1億2975万円、営業外収益・費用などを換算した当期利益は前年度比371万円増の421万円だった。3期連続の黒字で、過去10年の最高益を更新した。
 営業報告によると、19年度は今年2月下旬から新型コロナの影響があり、3月からはインバウンド(訪日外国人旅行客)の予約が全てキャンセル、国内客も9割以上がキャンセルとなる大打撃を受けた。その一方で、10月以降の紅葉や種苗交換会(大館市)などにより国内団体の飲食や売店の利用が増え、収益増加につながった。
 本年度は、昨年4月から2カ年計画で進めているあんとらあ大規模改修工事で今年7月にレストランの移設が完了するため、社会情勢を鑑みながらリニューアルオープンイベントを計画する。
 一方、工事に伴い売店・産直は売り場が縮小となるほか、例年実施している館内イベントはほとんど実施できず、市内外のイベントの多くも中止される状況。大幅な減収が予測され、経費節減による利益確保に努める。近年、右肩上がりで推移していたインバウンドは「ゼロからの再出発」との認識に立ち、営業活動を展開する。
 売上高は例年の5~6割に当たる1億8600万円を目標として設定し、経常利益はマイナス1600万円と厳しい見通しを立てている。
 岩船社長は「正直こういう数字は出したくなかったが、どうやってプラスに近づけていくかが課題。コロナの状況がいつ改善されていくか分からないが、準備だけはしっかりとしていきたい」と収束後を見据えた。
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アマビエで疫病退散! 北鹿で商品が続々 和菓子や花アレンジ 「少しでも明るい気分に」

2020-04-27
 疫病退散の御利益があるとされる妖怪「アマビエ」。新型コロナウイルスの終息を願いSNS(会員制交流サイト)を中心にイラストが拡散されたり、その姿をかたどった商品などが発売されたりと、閉塞(へいそく)感漂う日々の中、明るい話題を提供してくれている。北鹿地方の商店でも御利益にあやかろうと、愛らしい姿のアマビエが続々と登場している。
 大館市御成町の菓子店・山田桂月堂(山田重晴代表)は、淡い水色やピンクの練り切りでカラフルな上生菓子を製作。きょろっとした目元が特徴で「妖怪なのにかわいい」アマビエをデザインした。ようかんを使用し黒目に光沢感を出したほか、黄色の練り切りを髪に散らし光り輝くさまを表現した。
 全国の和菓子店では、アマビエを製作する「アマビエチャレンジ」が広がっている。「ほかとかぶらないオリジナルのデザインにこだわった。これを見て少しでも明るい気持ちになってほしい」と山田暦人(かずひと)専務。受注生産のみで通販はしない方針という。
 同市大田面の花ドーム(虻川洋行代表)では「アマビエアレンジキット」を発売。カーネーションやディスバッドマムなど8種類の花と、アマビエの顔となる目やくちばし、作り方の用紙をセットにした。「おうち時間が長い今だからこそ家族で一緒に作ってほしい。花をアレンジすることで気持ちも和らぐ」と虻川代表。
 花ドーム本店といとくSC店で29日から5月6日まで販売する。各日20組限定。3000円(税別)。10日の母の日には完成したアマビエアレンジも販売される。
甘くてかわいいアマビエ(御成町の山田桂月堂)
花ドームの「アマビエアレンジキット」

お花見は〝車内〟から 北秋田市鷹巣中央公園 ソメイヨシノ満開

2020-04-27
市道脇の桜を眺めに来園した車両(鷹巣中央公園)
 北秋田市の観桜名所・鷹巣中央公園で26日、ソメイヨシノがほぼ満開となり見頃を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い桜まつりは中止されたものの「気分だけでも楽しみたい」という地元ドライバーが桜並木の〝トンネル〟を続々と通り、車内から眺めた。
 公園内に約800本の桜が植えられ、例年4月下旬から5月上旬にかけて咲き誇る。今年は24日ごろから開花が進んでいた。
 園内の市道は両脇から桜の枝が伸び、満開の花でピンク色のトンネルができた。この日は気温が上がらず肌寒い天気だったこともあって、車から降りる人はごく一部。市道を通り掛かるとスピードを落として車内から観賞した。
 通行車両が途絶えず、駐車場に20台近くが並ぶ時間帯も。ほとんどが「秋田」ナンバーだった。止めた車の中から写真を撮っていた男性ドライバーは「今年は花見も自粛。写真で気分だけでも味わいたい」と話した。
 桜まつり中止に伴い、市は園内での飲食を原則禁止している。感染防止のため「桜を楽しむ際は人ごみを避けて」などと立て札に記し、周知している。

新型コロナ緊急事態 県の休業要請始まる 来月6日まで 事業者「収束信じ耐える」

2020-04-26
レジに距離をとって並ぶ客(イオンスーパーセンター大館店)
 新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、県の事業者に対する休業要請期間が25日、始まった。北鹿地方ではカラオケ店、パチンコ店、学習塾、旅館など多くの店舗が休業し、飲食店は営業時間の短縮に踏み切った。スーパーなどは感染対策を徹底して営業を続けている。要請期間は5月6日まで。
 緊急事態宣言の全国拡大を受けた県の「緊急事態措置」。「社会生活の維持に必要な施設」を除く幅広い業種に休業を要請した。全面的に応じた事業者に協力金が支払われる。
 大館市のいとく大館ショッピングセンターは、25日から3階のゲームセンターを休業。飲食店3店舗は営業時間を短縮している。畠山勝商品店長によると、緊急事態宣言拡大後、午前9時~同11時の来店者が前年同期より2~3割増えた。店員はマスクと手袋を着用し、透明シート越しに接客。各売り場を2時間おきに消毒している。「お客さまは朝に集中し、午後になれば比較的すいている。3密(密集、密閉、密接)状態を緩和するため、分散して来店してほしい」と話した。伊徳本社によると、27日から店舗ごとに時短営業を検討している。
 イオンスーパーセンター大館店は、ゲームコーナーを休止、テナントごとに時短営業や休業している。買い物かごやカートを消毒液で拭き、店舗出入り口を開放して換気を行う。客には1人や少人数での来店、レジには距離をとって並ぶよう協力を求める。状況によって入場制限を実施する場合もあるという。藤川慎一郎店長は「午前11時前後が混み合うため、午後2時以降の買い物を推奨したい」と話した。
 飲食店の多くは午後8時までの営業に短縮。酒類の提供は午後7時までとする。同市向町の焼き肉店・大昌園の瓜田もり子さんは「過去も大変な時期があったが、お客さんに支えられて何とか乗り越えてきた。いつか落ち着くと信じて耐えたい」とし、近隣住民の要望で弁当のテークアウトに力を入れる。
 大館東台温泉東の湯(同市東台)は、県が挙げた「温泉休憩施設」に該当すると判断した。福岡龍彦支配人は「例年、大型連休中は帰省客で混み合う。脱衣所ではマスクをする人が少なく、感染防止の観点から休業が必要と考えた」と話す。「利用客には不便を掛けるが、地域から絶対に感染者を出さないという決意」と理解を求めた。
 北鹿地方ではカラオケ店やゲームセンター、パチンコ店などの多くがこの日から休業。ファミリーレストラン、家電量販店、ドラッグストアなどでは25日以前から時短営業を行っている店舗もある。
 県が休業を要請した施設は▽遊興施設等▽運動施設・遊戯施設▽劇場等▽集会場、展示場等▽大学、専修学校等▽学習塾、その他の学習支援施設▽ホテル、旅館、休憩施設等▽商業施設―。営業時間の短縮を求めるのは食事提供施設。

コロナ拡大 献血バス中止で協力者減 大館ではキャンペーン JC呼び掛けに市民58人

2020-04-26
献血への協力を呼び掛ける大館JCの会員(いとく大館ショッピングセンター)
 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、献血の協力者が減っている。県赤十字血液センター(秋田市)によると、企業や施設が外部からの出入りを制限し、献血バスの受け入れも中止している。東北管内では輸血用血液の適正な在庫量が「ぎりぎりの状態」で、担当者は「献血は不要不急の外出にあたらない」として協力を求める。市民団体が会場を確保し、献血キャンペーンを行う動きも出ている。
 大館青年会議所(JC、土舘一弘理事長)は24日、大館市のいとく大館ショッピングセンター駐車場でキャンペーンを展開。献血バスの派遣を受け、JCの会員が旗を手に、買い物客らに協力を呼び掛けた。バス内ではマスク着用や手指の消毒を徹底し、看護師と献血者の間をシートで区切る感染予防対策を取った。
 午前9時から休憩を挟んで夕方まで行い、58人が協力。市内の男性(61)は「年2回献血をし、94回目。必要なこの時期に自分ができることで役に立てたら」と話した。定期的に献血バスを受け入れている施設の職員も交代で訪れた。土舘理事長は「目標の40人を上回り、これを機会に献血に足を運ぶ人が増えてほしい」と今後に期待を寄せた。
 県赤十字血液センターの担当者によると、「多くの施設や企業が外部からの出入りを避けており、献血バスの受け入れを断るケースが増えている」と話す。東北全体では、2月末から4月2日までの期間に、130カ所で献血バスが中止された。
 輸血用血液の確保は東北全体でカバーし合っている。特に宮城県で協力が進まず、「極端に減った訳ではないが、ここ1、2週間は常にぎりぎりの状態」という。東北ブロック血液センターのまとめによると、4月1~22日の期間、400㍉㍑献血で1万4891人相当を計画していたが、実績は1万2470人相当で、2421人相当足りなかった。「今後さらに献血者が減少すると、供給に支障をきたす恐れがある」としている。
 県赤十字血液センターの担当者は「献血バスの行き先に困っている中、キャンペーンを企画していただきありがたい」とした上で、地域住民に対し「献血バスの日程は日に日に状況が変わるため、ホームページを確認し、近くに来る時は協力してほしい。今後も継続的な協力をお願いしたい」と強調した。

「#」ハッシュタグでPRを 地元の飲食店SNSで応援 鹿角市の阿部さん呼び掛け

2020-04-26
「#鹿角テイクアウト」の周知を図る画面=阿部さん提供
 会員制交流サイト(SNS)を活用し、新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが減少している鹿角市の飲食店を応援しようと、市民レベルでの活動が広まっている。市民活動を紹介するサイト「かづのの元気」を管理し、旅館業を営む阿部湖十恵(ことえ)さん(32)は「SNSで検索しやすいよう、お店の人、利用した人は『#(ハッシュタグ)鹿角テイクアウト』を付けて発信してほしい」と呼び掛けている。
 SNS上でのハッシュタグは、「#」の後にキーワードを入力して投稿するとタグ化(札が付く)される。膨大な投稿数の中から特定のものを探す機能。検索機能で#とキーワードを入力すると、同じワードでの投稿を一覧で、見ることができる。
 外出自粛、休業要請で、市内では新たにテークアウト事業に乗り出す飲食店が出始めた。これに伴い、店を応援しようと市民らが個々にSNSに投稿。阿部さんは、統一の#を付け、情報の集約、拡散向上を図ろうと呼び掛けを始めた。知人らに周知したところ徐々に広がり、店主のほか、購入者も利用している。25日正午現在、インスタグラムでは34件の投稿があった。他の2種類のSNSでも複数の投稿がある。
 阿部さんのサイトには、三つのSNSや、店を応援する個人や団体のホームページのリンクが添付してある。スマートフォン、パソコンで閲覧可。「集約されれば見る人が楽しく、思いがけない情報に出合えるかも。今だけでなく、収束後もお店の役に立てるはず」と期待を寄せていた。
 問い合わせは阿部さん(Eメールkazunogenki@gmail.com、「かづのの元気」https://kazunogenki.wixsite.com/akita/event)。
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校舎改修の概要示す 北秋田市3月議会総務文教委 鷹巣中央、南小統合で

2020-03-07
鷹巣南中校舎の大規模改修工事概要を報告した総務文教委(北秋田市役所)
 北秋田市の3月定例議会は6日、各常任委員会を開き結審した。総務文教常任委(大森光信委員長)は2020年度に予定する統合小学校大規模改修事業について当局の説明を受けた。
 大規模改修事業は鷹巣中央小と鷹巣南小が統合し21年4月に開校するのを前に、校舎として使用する鷹巣南中を児童向けに改修する。20年度一般会計当初予算案に事業費5億7565万円が計上されている。
 常任委で改修図面が示された。傷んだ校舎や体育館の屋根と外壁を改修するほか、トイレの洋式化、普通教室へのエアコン設置、階段の滑り止めと手すり設置、保健室へのシャワールーム設置を予定する。教室配置は1階に1~2年生、2階に3~4年生、3階に5~6年生。プールは水泳用5レーンと、低学年用の浅い「小プール」を一体にした。
 鷹巣南中は今年3月末で閉校し4月から鷹巣中と統合する。鷹巣南中校舎は鉄筋コンクリート造り3階建てで延べ床面積約3500平方㍍。1986年に建てられ30年以上が経過している。

成田さんら7人に年間賞 北鹿川柳第25回表彰式 人を詠み生活の情景

2020-03-06
13回目の年間賞を受賞した成田さん㊨(ホテルクラウンパレス秋北)
 北鹿新聞社主催の第25回「北鹿川柳」年間賞表彰式が5日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。2019年に月間賞を受けた回数の多い上位7人が受賞し、賞状と副賞が贈られた。
 年間賞受賞者は、石田えい子さん(84)=大館市鉄砲場、片岡登代子さん(72)=大館市山田、御所野ユウ子さん(72)=北秋田市米内沢、小林義克さん(82)=大館市川口、沢田欣之さん(79)=鹿角市花輪、成田純一さん(81)=大館市南神明町、早川恵美子さん(81)=大館市片山町。7人全員が月間賞をそれぞれ4回受賞した。
 式では、受賞者のほか、選者の照井玲子さん、片岡公穂さんが出席。投句箱設置に協力している秋田銀行大館支店、北都銀行大館支店、いとく大館ショッピングセンターの関係者が紹介された。
 工藤雅一専務はあいさつで、「北鹿川柳は『川柳でユーモアのある街に』をキャッチフレーズに、1994年にスタートした。近年、川柳愛好者がぐんと増え、高齢者福祉施設にも独自の投句箱が置かれるなど、大きな広がりを実感している」と述べた。
 選者の片岡さんは「俳句と比べ、川柳は自分を中心とした人間を詠む。選者をしながら、家庭や生活の情景が見えてきて楽しい」、照井さんは「自分自身の生活の中のうたとして、これからも頑張って詠み続けてほしい」と述べた。受賞者にはトロフィーと賞状が贈られた。
 北鹿川柳は北鹿地方の大型店や金融機関などに投句箱を設置して読者の作品を募集し、月1回紙上で紹介している。昨年までの25年間で年間賞最多受賞は、千田ミキさん(大館市東台)の14回、続いて今回受賞した成田純一さんの13回となっている。

大館駅周辺整備 新駅舎22年度完成目指す 大館市3月議会総財委 概算事業費は25億円

2020-03-06
新駅舎と駅前広場の完成予想図(大館市提供)
 大館市の3月定例議会は5日、前日に続き4常任委員会が議案審査を行った。総務財政委(武田晋委員長)では、JR大館駅建て替えを含む駅周辺整備の概算事業費が約25億円に上ると報告を受けた。2020年度に仮駅舎建設と既存駅舎解体、21年度から2カ年で新駅舎建設、続いて駅構内エレベーター設置と駅前広場整備を行い、22年度末完了を目指す。
 新駅舎は公共施設機能を併せ持つ「合築」で鉄骨一部2階建て、延べ床面積1321平方㍍。JR施設は1・2階849・96平方㍍で事務室や改札、待合室、自動券売機室、店舗、乗務員の宿泊所、会議室などを配置する。市施設は471・24平方㍍でイベントホールや多目的スペース、トイレ、授乳室、バス発券カウンターを設ける予定。実施設計の関連予算を3月議会に提案している。
 外観イメージ図も示され、企画調整課は「駅前が準防火地区のため準耐火構造にしなければならない。主要な部材に木を使うことはできないが、外側のルーバーに木目調を使うなど、木を意識した造りにしたい」との考えを示した。
 仮駅舎は現在のバス乗降所や秋田犬群像がある場所に建てる予定。供用開始後に既存駅舎を解体する。アスベスト対策や地中埋設物除去、自由通路(若草ロード)南側の駐輪場・駐車場整備などを行うため、当初の概算事業費より約6億円増えた。
 駅前広場は車の出入り口を1カ所に集約し、車道をロータリー化したい考え。車道外側に幅5㍍の歩道を設け、新駅舎との間に屋根付きのバス乗降所を置く。駅ホーム寄りにタクシー乗り場、車道内側にタクシープールと駐車場13台分を配置する。若草ロードと新駅舎を結ぶ形で一部歩道に雨よけを設ける。
 新たに整備する駐輪場は66台分、一般駐車場22台分の予定。エレベーターはバリアフリー施設整備として乗り換え跨線(こせん)橋に2基を設置する。全事業の財源内訳は国交付金約9億9100万円、JR負担金約2億2000万円、合併特例債約9億4000万円、一般財源約3億6000万円を見込んでいる。

新型コロナ 警戒の中、高校入試 北鹿各校 対策施し一般選抜

2020-03-06
新型コロナウイルスへの警戒の中、試験会場に向かう受験生たち(大館鳳鳴高校)
 2020年度県公立高校入試の一般選抜が5日、各高校で行われた。新型コロナウイルスへの警戒の中、受験生が志望校合格を目指して学力検査や面接に臨んだ。各校は新型ウイルス対策として校内に消毒液を設置。机や椅子のアルコール消毒や受験生の密集を防ぐため会場を増やすなどして対応した。合格発表は13日。新型コロナウイルス感染防止のため、掲示をやめて各校のホームページ(HP)で行う。
 本年度は北鹿全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)891人の募集に対し、734人が志願。志願者数が募集人員を上回っているのは大館桂桜の普通・生活科学、機械、電気3学科。志願倍率は大館桂桜普通・生活科学科が1・12倍で県北最高値となった。
 大館鳳鳴高校(菅原勉校長)には200人の募集に対して178人、定時制はⅠ部(昼間の部)に28人、Ⅱ部(夜間の部)に1人が受験。この日は午前7時30分すぎから、マスク姿の受験生が次々と門をくぐり、全員が定刻までに到着した。
 同校では新型ウイルス対策として消毒液を設置したほか、必要に応じて受験生にマスクを配布。教職員が全員マスクを着用し、こまめに会場を換気するなど感染防止を図った。菅原校長は「緊張している生徒も見られたが、無事に試験を終えられてよかった」と話した。
 学力検査は各校とも午前8時50分から。国語、数学、英語の試験は各60分間で実施。昼食を挟み、各50分間の理科、社会と続き、終了後には面接が行われた。定時制は国語、数学、英語の順で各60分間の学力検査を行い、昼食後に面接を行った。
 合格発表は13日、各校のHPにて合格者の受験番号一覧を掲載。掲載期間は16日正午まで。北鹿各高校の合格発表時間は次の通り。
 ▽午後3時=小坂、花輪
 ▽同4時=大館鳳鳴、大館桂桜、国際情報、秋田北鷹、十和田

厚生委 新斎場、現在地周辺に 大館市3月議会・常任委 第一候補地を報告

2020-03-05
新斎場の建設候補地について説明を受けた厚生委(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は4日、4常任委員会の審査が始まった。厚生委(田中耕太郎委員長)は、老朽化により建て替えが計画されている新斎場の第一建設候補地を、現在地周辺の小柄沢字丸山下地内の民有地としたと報告を受けた。今後、周辺住民への説明会を経て、建設地を決定する。市民課は「順調に進めば、5年後ごろまでに施設を完成させたい」と述べた。
 市斎場は1979年4月に供用が開始され、施設の老朽化が進んでいる。市の部長級職員で組織する斎場整備庁内検討委員会は、「建て替え」を基本方針とし、現在地一帯が土砂災害警戒区域に指定されているため、「他の候補地も評価・検討し適地を選定する」と一致。昨年12月に建設候補地として、市有地、民有地4カ所を示した。さらに「現在地周辺に候補地がないかを検討する」としていた。
 市民課によると、新たな建設候補地は、現斎場に近い小柄沢墓園入り口付近。田や畑、原野約1・2ヘクタール。市役所からの距離は約2・3㌔。「土砂災害警戒区域からはぎりぎり外れており、土砂災害対策を講じていきたい」と説明した。
 検討委は、現在地周辺を含めた5カ所の中から、最終候補地を選定。出川字下屋布岱・出川字上野地内の山林など(民有地)、花岡町字観音下地内の雑種地(民有地)、現在地周辺の3カ所に絞り込んだ上で、「これまで慣れ親しんだ現在地周辺がいいとの声が多かった」として、第一候補地に挙げた。このほか、候補地に選定されていた川口字下鳴滝沢地内の原野(市有地)と商人留字田ノ沢地内の池沼・原野(市有地)は「アクセス道路の整備が課題となり、候補から外した」という。
 本年度中に新斎場整備基本計画をまとめる方針。市民課は「第一候補地について地域住民に説明会を開きながら、慎重に進めていきたい」と述べた。
 委員から「現在地に近く良い場所だが、周辺地域にどのように説明するのか」と質問があり、市民課は「柄沢地域で説明会を開く予定。東台なども今後必要があれば対応したい」と答えた。
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