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高校野球・代替大会へ技磨く 北鹿の各チーム グラウンドに活気 練習試合で躍動

2020-05-25
 新型コロナウイルスの影響で中止が決まった夏の甲子園と各地方予選。本県では県高校野球連盟(尾形徳昭会長)が地方大会の代替となる「独自の大会」について開催の方針を固めており、北鹿地域でも大会に向けて他校との練習試合を行うチームが増え、グラウンドに徐々に活気が戻ってきている。
 大館鳳鳴は24日、同校グラウンドで本荘と練習試合を行い、好機で打線がつながった鳳鳴が5―2で勝利を飾った。
 鳳鳴は3回に阿部陽哉(2年)の右前適時打などで3点を先制。4回には2死三塁から茂木顕光主将(3年)の中越えランニング本塁打で2点を加え突き放した。投げては先発した栗山涼(同)が、6回無失点の好投で試合をつくった。
 3回に2死二、三塁から左前2点適時打を放った柳沢陽(3年)は「甲子園は中止になったが、最後に試合ができる機会があってよかった。休校期間があり、チームとしてまだ発展途上だが、練習試合を重ねてさらにレベルアップしたい」と力を込めた。チームは一冬越え、特に守備力が向上し打線も長打力がついてきたという。山口智哉監督は「やっと目指すところが定まった。コロナの影響で実践的な練習ができずまだ手探り状態だが、『全県一』を目標にさらにチーム力を付けていきたい」と話した。
 秋田北鷹も同日、同校グラウンドで花輪を相手に練習試合。終盤に打線のつながった北鷹が11―9で接戦をものにした。北鷹の木藤大嗣監督は「終盤に掛けて打線が悪い流れを払拭(ふっしょく)してくれた。代替大会があると分かったこともあり、選手は雰囲気よくプレーしていた」と語った。
 北鷹は4点差を付けられ迎えた7回、3安打や敵失などで同点とした。直後に1点を失ったが、続く8回には1死一、二塁から千葉音陽(2年)の適時三塁打で走者を一掃し逆転に成功した。9回には押し出しで2点を勝ち越し、勝負を決めた。長岐遥陽主将(3年)は「代替大会をイメージし、いつも以上に気持ちが入った。全県制覇の目標に向けて頑張りたい」と話した。
 一方の花輪は、6回までに一時5点差を付けてリードしたものの、その後は北鷹に逆転を許し競り負けた。畑山翔太監督は「終盤の集中力で未熟さが出てしまった。しかし個人に目を向けると、それぞれの強みや良さが出ており次につながる一戦となった」と話していた。
 県高野連の計画概要によると県大会に替わる大会は、当初の秋田大会と同じ7月9~22日の予定。試合はトーナメント方式で無観客を原則とするが、保護者、学校関係者などの入場は今後検討するとしている。してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。
鳳鳴―本荘、3回2死二塁、右前適時打で先制の本塁を踏む鳳鳴の富樫(鳳鳴高グラウンド)
北鷹―花輪、北鷹は8回無死一、三塁、工藤の中前適時打で7点目を奪う(北鷹高)

4月承諾額は4・8倍 信用保証協会大館支所 コロナで申し込み殺到 秋ごろ見越し融資急増

2020-05-25
保証の申し込みが殺到し、業務に追われる職員(秋田県信用保証協会大館支所)
 新型コロナウイルスの影響で、中小企業・小規模事業者の融資を保証する信用保証協会への申し込みが殺到している。北鹿5市町村を管轄する秋田県信用保証協会大館支所(飯沼秀一郎支所長)では、4月の保証承諾額が28億5100万円に上り、前年同期比4・8倍と急増。5月に入り申し込み、相談は加速している。同支所では「先が見えない不安」で融資を受ける人が多いとみており、秋ごろまで増加傾向は続く見込みだ。
 保証件数は3月から増加し、前年同期比32件増の145件。保証承諾額は同比1・28倍の14億5600万円。4月は急増し、保証は同比140件増の200件、承諾額は同比4・8倍の28億5100万円。
 このうち、新型コロナウイルス関連融資制度は県と市町村で計3種類あり、これらの3、4月の保証件数は155件、承諾額は26億7050万円となっている。5月は20日までで保証件数147件、承諾額25億143万7000円。コロナ関連件数は122件、同承諾額22億7834万円と、4月を超える勢い。
 県全体の業種別内訳をみると、3月9日~5月13日の新型コロナウイルスに関連する相談で最も多いのは小売業の1053件(うち飲食店408件)。次いで建設業668件、サービス業532件、製造業429件など。
 申し込み、相談が急増し、同支所では4月後半から、事務処理作業の時間を延長して対応している。飯沼支所長は「国や県の無利子制度が始まった5月から申し込みが加速している」としながら、今後の見通しは「先が見えない不安で相談する人が多いと思われる。6月はいったん落ち着く気がするが、7、8月から再び増加するのでは。同一制度であれば限度額の範囲内で借り換えもできるので、相談してほしい」としている。
 信用保証協会は、中小企業・個人事業主が事業資金を借り入れする際の保証人となることで、資金調達の円滑化を図る公的機関。返済ができなくなった場合は、金融機関に立替払い(代位弁済)をする。

天然秋田杉の古道を歩く 大館 30人が矢立峠を散策

2020-05-25
新緑の中、散策を楽しむ参加者(矢立峠)
 大館市の矢立峠で24日、「新緑の矢立峠散策会」が開かれた。市内外から約30人が参加し、秋田杉が立ち並ぶ古道を歩きながら、自然や歴史について理解を深めた。
 矢立自然友の会(中村弘美会長)と矢立公民館(若松俊一館長)の主催。樹齢300年以上の天然秋田杉が並ぶ峠の散策を通じて、多くの人に自然の素晴らしさなどを感じてもらおうと5、7、10月の年3回行っている。
 参加者は午前9時半に道の駅やたて峠駐車場を出発。矢立風景林遊歩道や古羽州街道など4・3㌔を、約2時間半かけて歩いた。
 中村会長は天然秋田杉や矢立峠の歴史などについて解説。「矢立峠は偉大な先人が歩いた風景がそのまま残る歴史の道。文化庁が令和元(2019)年に新規選定・追加選定する前、平成8(1996)年の歴史の道百選に最初から選ばれた」などと話した。
 参加者は、伊能忠敬、吉田松陰、明治天皇、イザベラ・バードなどの偉人や矢立杉の石碑、記念標などの解説に聞き入っていた。
 参加した大川美紀さん(53)は「三大美林の真っすぐで大きな天然秋田杉に囲まれながら、明治天皇や菅江真澄なども通った道を歩くのはタイムスリップしたよう。県内には菅江真澄の歩いた道が多くあり歴史好きな人も楽しいのでは」と話した。

大館市が配達サービス 来月から「食タクシー」 飲食店の商品、家庭などへ

2020-05-24
1日から実施する「大館の食タクシー」のチラシ
 大館市は6月1日から、タクシーによるお持ち帰りグルメ配達サービス「大館の食タクシー」を始める。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域経済を支援する事業で、注文を受けた飲食店がタクシー会社に依頼し、商品を利用者に届ける仕組み。対象は市内全域で、利用者は商品代のほかに1回300円の配達料を支払う。タクシー会社では「お客を乗せるサービスが減っている中、多くの利用に期待したい」としている。27日まで登録する飲食店を募集している。
 本県では緊急事態宣言が解除されたものの、外出自粛の流れは続きそうにある。テークアウト商品を販売する飲食店、利用者が激減しているタクシー業界を支援しようと、市が配達料の大半を補助する。予算は428万1000円。利用者の負担は定額300円だけ。
 利用の流れは、サービスに登録している飲食店に利用者が注文し、飲食店がタクシー会社に配達を依頼。利用者の元へ配達し、利用者は商品代金と定額配達料をドライバーに支払う。配達時間は午前11時から午後7時。期間は6月1日から9月30日までで、感染状況次第で延長する場合もある。
 タクシーが店舗からの依頼で貨物を運ぶ場合は「有償貨物運送」の許可が必要。通常は対象が過疎地などの制限があるが、国交省が「新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえたタクシー事業者による有償貨物運送」の特例措置(9月30日まで)を講じたため、今回のサービス実施につながった。
 市内では5社が対象になる予定。その中で希望のタクシー会社があれば注文時に飲食店へ伝えることができる。県ハイヤー協会大館支部の髙橋紀博支部長(冨士タクシー)は「お客さんを乗せるサービスが減っており、配達で少しでも事業の足しにしたい。市内の動きはまだ見えないが、比内、田代地域からは便利だという声を聞く。多くの利用に期待したい」と話している。
 利用は自宅のほか、職場からも可。市では27日まで登録飲食店を募集している。申し込み、問い合わせは観光課(電話0186・43・7072)。

過去10年で最高益に かづの観光物産公社 19年度 コロナ影響、本年度は厳しい見通し

2020-05-24
19年度決算などを承認した株主総会(鹿角観光ふるさと館)
 鹿角市の第三セクターで道の駅かづの・あんとらあを管理運営する、かづの観光物産公社(岩船勝広社長)は22日、鹿角観光ふるさと館で定時株主総会を開いた。2019年度(第26期)は新型コロナウイルスの影響を受けたものの、10月以降の国内旅行団体の増加などにより、当期利益は421万円と過去10年で最高となった。
 本年度は上半期に新型コロナによる大きな打撃が避けられないが、収束後のV字回復を可能にする事業展開に努める。
 19年度の純売上高は18年度に比べ1487万円減の3億558万円。仕入れ高等を差し引いた売上総利益は1億2890万円だった。販売費および一般管理費1億2975万円、営業外収益・費用などを換算した当期利益は前年度比371万円増の421万円だった。3期連続の黒字で、過去10年の最高益を更新した。
 営業報告によると、19年度は今年2月下旬から新型コロナの影響があり、3月からはインバウンド(訪日外国人旅行客)の予約が全てキャンセル、国内客も9割以上がキャンセルとなる大打撃を受けた。その一方で、10月以降の紅葉や種苗交換会(大館市)などにより国内団体の飲食や売店の利用が増え、収益増加につながった。
 本年度は、昨年4月から2カ年計画で進めているあんとらあ大規模改修工事で今年7月にレストランの移設が完了するため、社会情勢を鑑みながらリニューアルオープンイベントを計画する。
 一方、工事に伴い売店・産直は売り場が縮小となるほか、例年実施している館内イベントはほとんど実施できず、市内外のイベントの多くも中止される状況。大幅な減収が予測され、経費節減による利益確保に努める。近年、右肩上がりで推移していたインバウンドは「ゼロからの再出発」との認識に立ち、営業活動を展開する。
 売上高は例年の5~6割に当たる1億8600万円を目標として設定し、経常利益はマイナス1600万円と厳しい見通しを立てている。
 岩船社長は「正直こういう数字は出したくなかったが、どうやってプラスに近づけていくかが課題。コロナの状況がいつ改善されていくか分からないが、準備だけはしっかりとしていきたい」と収束後を見据えた。
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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記録的暖冬で葉物野菜が安値 生育進み供給増 例年に比べ2~4割 新型コロナの影響も

2020-03-15
例年に比べて安値となっている葉物野菜(いとく大館ショッピングセンター)
 記録的な暖冬などの影響で、北鹿地方では葉物野菜が安値で取引、販売されている。例年より生育が早まり供給量が増えているためで、スーパーでは例年より4割ほど安く販売されている品もある。一方、卸売業者には新型コロナウイルス感染拡大の影響も出ている。安値傾向は今後も続く見通しで、担当者は「これから(収穫を迎える)他の野菜や果物にどう影響するだろうか」と動向を気にしている。
 大館市青果魚類卸売(釈迦内)によると、野菜は例年の冬であれば供給量が少なく価格が上昇するが、今冬は暖冬の影響で全国各産地の出荷が早まり、安値が続いている。
 また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国の小中高校などが臨時休校となったことも価格低下に拍車を掛けた。担当者は「学校給食がなくなり、給食食材の納入業者からの需要がなくなった。卸売業者に野菜が余っている状況」という。
 3月上旬時点の卸価格は、キャベツ(10㌔)が600~800円、ハクサイ(同)が700~800円で、例年より500円前後安い。ホウレンソウ(200㌘)は80円、コマツナ(同)は70円で、同様に20~30円安くなっているという。
 スーパーなどでの販売価格も安値となっている。いとく大館ショッピングセンター(御成町)では、地元農家から納入される葉物野菜のうち、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクの入荷量が、例年同時期に比べて約1・3倍に上っている。全国的に供給過多で相場が安く、地場産も同様に安値が付いている。
 小売価格はホウレンソウ(1袋)が100円、コマツナ(同)が120円、シュンギク(同)が120円ほどで、一部では100円未満のものもある。例年より2~4割安値となっている。
 同店によると、この時期の地場産はビニールハウス栽培が主で、暖冬のため生育が早まっている。齋藤大幸副店長は「暖かさや日照時間の多さが影響して葉が伸びているものが目立つ。収穫が追いつかず、どんどん安くなっている」と語る。安値傾向は「4月中旬までは続きそう。他の野菜、果物にもどう影響を及ぼすか」と気にしていた。

伊勢堂岱遺跡の最寄り駅 「縄文小ケ田」に改称 内陸線 世界遺産登録へPR

2020-03-15
改称した「縄文小ケ田」駅に着いた急行列車を出迎えた関係者(縄文小ケ田駅)
 秋田内陸縦貫鉄道(本社・北秋田市、吉田裕幸社長)は14日、同市脇神にある伊勢堂岱遺跡の最寄り駅の名称を「縄文小ケ田」駅(旧小ケ田駅)に変更した。秋田内陸線の駅名改称は全線開業以来初めて。時刻改正に伴い新たに急行の停車駅に追加し、世界遺産登録の機運が高まる遺跡のPRを図る。
 縄文小ケ田駅は伊勢堂岱遺跡から徒歩10分の距離。毎年駅のホーム向かいにある水田で制作する田んぼアートで遺跡をPRしており、駅を訪れた人や乗客から好評を得ている。
 駅名の改称は、伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が2021年の世界遺産登録を目指す国内推薦候補に選ばれたことを受け、駅の知名度と利便性の向上を図ろうと実施。旧駅名の「小ケ田」から、縄文時代の遺跡として知られる同遺跡にちなんで「縄文小ケ田」へと改称した。
 内陸線の時刻改正に合わせて、より多くの利用客に遺跡を訪れてもらおうと、角館―鷹巣駅間を運行する急行列車2本の停車駅に縄文小ケ田駅を追加した。急行もりよし2号(鷹巣駅着)は午後1時1分、急行もりよし3号(鷹巣駅発)は午後2時43分に縄文小ケ田駅に到着する。
 お披露目セレモニーは急行もりよし2号の到着に合わせて開催。吉田社長は「遺跡の最寄り駅に多くのお客さまが足を運び、この土地がにぎやかになるよう願いを込めた。世界遺産登録の一助になれば」とあいさつした。
 セレモニーには小ケ田自治会の中嶋政之会長、伊勢堂岱縄文館の中嶋俊彦館長、市観光物産協会の檜森正太会長、地域連携DMO・秋田犬ツーリズムの大須賀信事務局長も出席。中嶋館長は「これまでアクセスの悪かった県南からの誘客に大いに期待できる」、檜森会長は「北秋田市における観光の中核になってもらえたら」と話していた。
 踏切警報機の音が鳴るとしばらくして、2月に観光列車としてデビューした「笑 EMI」が到着。関係者らが初の急行列車を笑顔で出迎えていた。

新型コロナ 宿泊売り上げ8割減も 鹿角地域 経済・雇用対策会議を設置 支援策検討へ

2020-03-14
新型コロナウイルス感染拡大に伴い設置された経済・雇用対策会議(鹿角市役所)
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鹿角地域の関係機関の代表者らで構成する経済・雇用対策会議が13日、立ち上がり、鹿角市役所で第1回会合が開かれた。この中で、3月の売り上げが前年同期比でおおむね5~8割減という宿泊業をはじめ、飲食、小売りなど各業界が深刻な影響を受けている状況。国、県の各種支援制度を周知していくほか、対策会議内に設置する幹事会で具体的な支援策を検討していくことを申し合わせた。
 新型コロナウイルスによる今後の地域の経済・雇用への影響に対して、関係機関で情報共有と支援策の検討を進めていくために設置した。メンバーは鹿角市、小坂町、ハローワーク鹿角、県鹿角地域振興局をはじめ、経済・雇用に関わる12機関・団体の代表者。
 座長の児玉一市長は「関係団体が一丸となって地域の経済・雇用を守っていきたい」、細越満町長は「影響を最小限にとどめなければならず、有効な対策を検討したい」と述べた。
 続いて、新型コロナウイルスの影響について、各業界の事務局レベル会議(6日)で情報交換した内容を報告した。
 それによると、宿泊業は「2月以降、台湾からのツアーが全てキャンセル。国内外問わず個人客からのキャンセルも増えてきた」「例年5~7月に多い北海道からの教育旅行が、8~10月に延期されるという話が出ている」など。
 飲食業は「3月は企業の会合、謝恩会、歓送迎会など団体予約が軒並みキャンセル」、製造業は「中国の製造現場の混乱による部品の調達や供給網といったサプライチェーンが寸断され、製造ラインが停止している」、建設業は「中国から輸入している住宅資材が入ってこなくなり、納期に遅れが出るかもしれない。請負代金の支払いが遅れ、資金繰りに困っている」、小売業は「小中学校の臨時休業により、給食用食材の売り上げ約1カ月分がなくなった」といった影響が出ている。
 こうした状況を踏まえ、各業界で週1回程度、事務局に状況を報告しながら、幹事会で支援策を検討していくことにした。国、県による各種支援制度の概要説明も行った。
 十和田八幡平観光物産協会の千葉潤一会長は「会員の宿泊施設はインバウンド(訪日外国人観光客)や団体バスツアーのキャンセルなどにより、3月の売り上げが前年同期比でほぼ半減の状況。8割減というところもあり、悲鳴が聞こえてくる」とし、「融資に対する支援は痛みの先送り。例えば固定資産税の減免といった〝真水の支援〟が必要ではないか」と話した。

全日制 北鹿7校に717人合格 公立高校一般選抜 6校10学科で2次募集

2020-03-14
 2019年度県公立高校入試の一般選抜合格発表が13日、行われた。新型ウイルス感染防止のため掲示を取りやめ、各校のホームページ(HP)に合格者の受験番号を掲載。アクセスが集中し、閲覧しにくい時間帯もあった。県教委のまとめでは、北鹿の全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)に717人、大館鳳鳴定時制に23人が合格した。定員に満たなかった学科は2次募集を行う。
 県教委によると、県内の全日制は5692人を募集し、5109人が受験、4861が合格した。実質倍率は前年度比0・01?減の1・05倍だった。定時制は361人を募集し、137人が受験、130人が合格した。
 北鹿7校は午後3時、4時に一斉に合格者の受験番号をHPに掲載。県教委によると、発表直後からアクセスが集中し、閲覧しにくい状況が発生した。各校が業者に連絡を取って回線を復旧させるなど対応したが、午後5時35分現在、県南の3校で改善していないという。高校教育課は「受験生や保護者、関係者に大変迷惑を掛け、おわび申し上げる」としている。掲載期間は16日正午まで。
 北鹿で2次募集を実施するのは、全日制が大館桂桜を除く6校10学科で、募集定員は計174人。定時制は鳳鳴の普通2科合わせて42人。17日から18日午前11時まで願書を受け付け、23日に面接等を実施する。合格発表は25日午後1時~4時。同課は「現在は予定通り実施することにしているが、今後検討していく」と話した。

30回記念は警備強化 昨年事故で安全対策 100㌔は参加料値上げ 100㌔マラソン

2020-03-14
大会警備の強化を決めた全体実行委(北秋田市交流センター)
 北緯40度秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソン大会の全体実行委員会総会が13日、北秋田市交流センターで開かれた。出場ランナーが交通事故に遭った昨年大会の反省を踏まえ、車両走行しながらの「移動応援」禁止などを盛り込んだ第30回記念大会(今年9月27日)事業計画を決めた。警備強化などに伴い、100㌔の部の参加料は2000円値上げし1万8000円とする。
 事業報告によると、29回大会は昨年9月22日、100㌔の部に1043人、50㌔の部に383人がエントリーして開催。完走者数はそれぞれ593人、255人。
 事故は100㌔の部のスタートから58㌔地点の阿仁萱草で発生。40歳代男性ランナーが車道を走っていたところ、観戦目的の後続車両に追突され救急搬送された。後頭部などに裂傷を負ったが命に別条はなかった。事務局は「大会存続に関わる事案」と重く受け止め、対応を警察と協議。成田昭夫・大会会長は「二度と起こさないように万全を期したい」と述べた。
 事故対策として、自動車や自転車でコース上を走りながら「移動応援」する行為を禁止する。応援用特設駐車場を増設し事前に使用許可証を発行して安全な応援を促す。
 ランナーに対しても歩道誘導の徹底を図るほか、「顔を覆う」行為の禁止を競技規定に追加した。顔の前面を覆って視野を狭めるフェースマスクやバンダナなどは使用が認められなくなる。
 対策によって保安上の業務委託が増える見通しで、100㌔の部の参加料を値上げすることにした。50㌔の部は1万4000円で据え置く。申し込みは4月1日に開始し6月30日の消印有効。定員に達し次第締め切る。
 新たな称号「サファイアランナー」を設けることも提案された。通算20回以上の完走者が対象。事務局によると、29回大会までに該当しているのは25人。30回大会の出場時にピンク色のナンバーカードを交付する予定。
 30回大会会長に梁田純一郎さん(西木地区代表)が選ばれた。31回大会を2021年9月26日に開催することも承認した。
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