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女性消防士 「働きやすい環境に」 津谷市長 応募増と採用へ示す 北秋田市12月議会

2019-12-11
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本会議で答弁する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市の12月定例議会は10日、前日に引き続き本会議が開かれ、4議員が一般質問を行った。女性の活躍に関連して「女性消防吏員の採用」についての質問があり、津谷永光市長は「男女の区別なく募集しているが、2016年の1人を最後に女性からの応募はない」と説明。「女性が働きやすい環境づくりに努めていく」とした。
 登壇したのは、質問順に福岡由巳議員(無会派)、板垣淳議員(共産党)、久留嶋範子議員(同)、三浦倫美議員(同)。
 市が策定した「女性職員の活動の推進に関する事業主行動計画」で「管理的地位への女性職員の登用、男性職員の育児休業の取得など、計画に基づき推進しているのか」との質問が出された。
 市長は「管理的地位への女性職員の登用は、目標値を4人としている。計画を策定した年度の課長級以上の女性は1人だったが、今年4月現在は3人となった」と説明。男性職員の育児休業取得については「目標を1人以上としているが、計画策定後に取得した男性職員は17年度の1人だけ。取得促進とは言いがたい状況にある」と述べた。
 その上で、男性職員へのアンケートの結果「育児休業を取得したいとの希望はあるが、業務の多忙さや男性の取得事例の少なさから取りにくい」との声があったことを紹介。「子どもが生まれたら育児休業は当然取得できる、という職場環境となるよう努めていく」とした。
 女性消防吏員の採用について市長は「本年度、秋田北鷹高校のインターンシップの際に8人の女子生徒が来てくれたほか、中学生に向けたお仕事博覧会でもブースを開設しているが、応募につながっていない」と説明。「消防再編に伴う施設整備が、女性が応募しやすい環境づくりの一助となることを期待している。ハード・ソフト両面で女性が働きやすい環境づくりに努めていく」と述べた。
 このほか、学校へのエアコン設置についての質問に、佐藤昭洋教育長は「良好な教室環境で学校生活を送れるよう、21年の夏までに全ての学校でエアコンが稼働できるよう設置する」と答えた。

扇田病院 市長「存続」改めて強調 厚生委総括質疑 建て替えの重要性「認識」 大館市

2019-12-11
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厚生委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は10日、2常任委員会が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。厚生委(田中耕太郎委員長)では、厚生労働省が「再編・統合の議論が必要」として市立扇田病院を含む全国424施設を公表したことについて質問が相次いだ。福原市長は改めて「扇田病院は存続させる」との考えを示した上で、病院が米代川に近く、築36年を経過することから、「建て替えの重要性は認識している」と答えた。
 扇田病院について、福原市長は2、3日の一般質問で存続させる考えを示した。委員から「今後の方向性」を問われ、福原市長は「扇田病院は存続させる。高齢者医療にとって要の病院。扇田病院が持つ良さを生かしながら進めたい」と強調。病院事業管理者ら関係者が方向性を議論している最中とし、「県の地域医療構想調整会議に市の立場を申し上げるとともに、二次医療圏間のネットワークについても前向きな議論を引き起こせるように動いていく」と述べた。
 病院の立地や老朽化が進む現状から、委員が「移転改築が考えられると思うが」と質問し、福原市長は「建て替えの重要性は十二分に認識している。場所の件も含め、病院事業管理者らが議論しており、専門的見地からの議論を待ちたい」と述べた。
 扇田病院の大本直樹院長は厚労省の公表について、「患者も職員も衝撃を受け、地域に動揺を与えたことは間違いない」とした上で、「将来の扇田病院、市の医療が話し合われ一歩前に進んだ。これからしっかりと議論を進めていく」と述べた。。

地域運営学校 21年度からの導入を検討 「より良い教育実現へ」 鹿角市12月議会

2019-12-11
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コミュニティ・スクール導入などについてただした12月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の12月定例議会は10日、前日に続いて一般質問を行った。保護者や地域住民が学校運営に参画する学校運営協議会制度を導入している地域運営学校(コミュティ・スクール)について議員がただしたのに対し、畠山義孝教育長は「令和3年度(2021年度)からの導入を目指して検討を進めている段階」と答弁した。
 成田哲男(誠心会)、舘花一仁(清風会)、田口裕(無会派)、黒澤一夫(鹿真会・公明)、中山一男(清風会)の5議員が質問。コミュニティ・スクールは中山議員が取り上げた。
 同スクールは学校運営に地域の声を反映するため、保護者や地域住民などで構成する学校運営協議会を設置するもの。この協議会は▽校長が作成する学校運営の基本方針を承認する▽学校運営について教育委員会や校長に意見を述べる▽教職員の任用に関して教育委員会に意見を述べる―の三つの役割を担う。
 県内の小中学校で導入が進んでいるが、鹿角市は導入に至っていない状況。
 こうした中、畠山教育長は「20年度の花輪中学校の開校、21年度の柴平小学校の開校をもって、学校等の再編がいったん終了するので、新設する学校を含めた10校体制の枠組みの中で、地域の実情に即した学校運営協議会の立ち上げを進めていきたい」と説明。
 21年度からの次期「学校教育振興基本計画」の策定にあたってコミュニティ・スクールの理念を組み込む考えを示し「学校・家庭・地域が一体となったより良い教育の実現に取り組んでいく」と述べた。
 一方、市内でスーパーや商店の閉店等が相次ぐ中、3議員が商店街、中心市街地の活性化策についてただした。
 児玉一市長は09年3月に「住む人、訪れる人、活動する人を増やす」ことを目標とする「まちづくりビジョン」を定め、コンパクトなまちづくりと併せて、中心市街地に人の流れをつくる取り組みを進めてきたことを説明。
 その結果、「鹿角花輪駅周辺」では、駅西住宅の整備による居住者の増加に加え、コモッセで当初想定を上回る年間30万人を超える利用があり、周辺の飲食店の売り上げ増加や新規出店などの効果が表れている」とした。
 その上で「商業環境の変化に伴う競合によってスーパーが閉店したほか、後継者の不在による診療所の閉鎖もあった」とし、「今後はこれまで整備した施設を効果的に活用しながら、コモッセ周辺よりもさらに広範囲に波及効果が表れるよう、花輪4商店街の代表者等で構成する商店街連携会議の議論を踏まえながら、商店街の各店舗の魅力や集客力の向上に資するような、ソフト面を中心とした仕組みづくりを進めていく」と述べた。

鹿角小坂地区3高校統合 開校時期は2024年4月 基本構想骨子案 県議会で説明

2019-12-10
鹿角地域高校統合の基本構想骨子案について審議した教育公安委(県議会棟)
 鹿角地域の高校再編について県教委は9日、3校を統合した鹿角小坂地区統合校(仮称)を2024年4月、現在の花輪高校敷地内に設置するとした基本構想の骨子案を明らかにした。普通と工業系の地域産業の2学科で、普通には難関大学進学を目指すコースを設ける方針。19年度内に成案を策定する。12月県議会教育公安委員会で説明した。
 統合対象は花輪、十和田、小坂の3校。設置場所は花輪高校敷地内。開設予定は24(令和6)年4月。課程は全日制で普通と地域産業の2学科。普通には、大学進学を目標にした人文・理数探究コースと上級学校進学や就職(民間・公務員)を目指す未来創造コースを設ける。
 地域産業は小坂高工業科の流れを受け継ぐ学科とする方針で、工業について総合的に学習し地域の関連産業への就職、工学系大学などへの進学にも対応したものとする考え。
 学級数は普通の人文探究と理数探究が各1、未来創造が3、地域産業1の計6。3学年で計18学級となる。
 校舎は花輪高校舎を活用する方針。現在は1学年4学級規模のため、特別教室の一部を普通教室に改修する。工業系学科の開設に伴い実習教室なども設置する。
 統合校の基本理念は「グローバル化の時代に対応できる広い視野と、持続可能な地域社会づくりへ参画しようとする高い志をもち、多様な人々と協働して未来を切り拓くたくましい人間の育成」とした。
 骨子案について鹿角市・郡選出の児玉政明委員は、未来創造コースの詳細などについて質問。県教委は「外国語やスポーツの強化などをある程度選べるようにするとともに、普通の所属でも工業系学科の授業を履修できるようにしたい」との考えを示した。

公共交通 「自動運転で補いたい」 福原市長 モデルづくりに意欲 大館市議会建水委

2019-12-10
建設水道委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は9日、2常任委員会が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。建設水道委(佐藤眞平委員長)では公共交通について質疑があり、市長は「既存のバス路線と目的地の間の『ラストワンマイル』を自動運転技術で補いたい」との考えを示した。
 持続可能な公共交通の構築に向け、市は路線バスの減便やダイヤ改正による効率化、バス利用を促す出前講座、田代地域の自家用有償運送実施に向けた課題の検討などに取り組んでいる。22日にはJR大館駅前の観光交流施設「秋田犬の里」(御成町)で自動運転サービス体験会を開く。
 委員から「人口が少ない地域で公共交通を維持するのは大変だがニーズは高い。自動運転を交通不便地域にどう関連づけようと考えているか」と問われ、市長は「採算が取れるバス路線に、ラストワンマイルを自動運転で補う形が構築しやすい」と答弁。「バス会社とモデル地区をつくり上げ、他の地域に展開したい。自動運転がフォローすべき部分を見定めていく」と述べた。
 体験会は施設敷地内で行うが、「その次は公道で実証する」と強調した上で「自動運転技術に法律が追いついていない。交通弱者に手を差し伸べられない現実がある。これを何とかしていくのが政治だ」と力を込めた。
 作成中の新水道ビジョン原案について「広域連携・官民連携を不安に思っている市民が多い。しっかりと説明すべきだ」との質疑があり、市長は「人口が縮減する中、良質な水を提供する環境を継続するために官民連携が必要。行政の足らざる部分を補ってもらわなければならない」と答弁。「(民間に運営権を譲渡する)コンセッション方式ありきではない。コンセッションは大都市なら成立すると思うが、地方では厳しい」との見方を示した。
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森吉山の魅力語り合う 阿仁合駅で シンポジウム 人材の重要性も指摘

2019-11-22
森吉山の魅力を語り合ったシンポジウム(内陸線阿仁合駅)
 「森吉山!の魅力再発見シンポジウム」が21日、北秋田市の秋田内陸線阿仁合駅の「北秋田森吉山ウエルカムステーション」で開かれた。講演やパネルディスカッションを通し、来場者約50人が観光素材の豊富な森吉山を再認識した。
 森吉山阿仁スキー場を運営するNPO森吉山(片岡信幸理事長)、秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)の共催。「森吉山観光の情報発信の場」として今年4月にオープンしたウエルカムステーションでの本格的なイベント開催は今回が初めてという。
 ふるさとあに観光案内人の会の戸嶋喬会長が「森吉山!の魅力再発見について」と題して講演。後半のパネルディスカッションは「森吉山の魅力」をテーマに語り合った。
 登壇したのは吉田社長、スキー場の吉田茂彦支配人、森吉山の管理人・鈴木英雄さん、山岳ガイドの大川美紀さん。戸嶋さんの進行で、それぞれの立場から魅力を紹介した。
 森吉山を核とする周辺観光は高山植物、樹氷、鉱山文化など人を引きつける素材が豊富。「この地域にはまだ光り輝いていない宝物がある」「観光客に求められたことに地域がどのくらい応えていけるか」「スキー場の秋田犬を目当てに来てくれる」などと語った。
 共通したのは「人とのつながり」の大切さ。台湾の観光事情を知る大川さんは「行きたいエリアが複数ある時に(旅先として)選ばれるのは誰がいるかだ」と指摘。鈴木さんも「人との付き合いは思い出に残る」と述べた。ガイドや観光関係者らが参加し熱心に聴講した。

都市と農村 食で交流 鹿角市と 東京・四つ木 「まつり」に8千人の人出

2019-11-22
鹿角の農産物等が人気を集めた「食の交流まつり」(四つ木商店街)=鹿角市提供
 鹿角市と長年にわたって都市農村交流を行っている東京都葛飾区四つ木地区で16、17の両日、恒例の「かづの食の交流まつり」が開かれた。今年も延べ約8000人の人出でにぎわう中、鹿角の農産物などを大いにPRした。
 今年で35年目を迎えた鹿角市とよつぎ小との都市農村交流事業の縁もあって、毎年この時期に開催している。
 参加したのは十和田八幡平観光物産協会や直売所など実行委員会のメンバー約20人。市農業農村支援機構の若手農業者人材育成塾「ネクスト農(みのり)塾」の塾生も研修の一環で昨年に続いて参加した。
 16日はよつぎ小体育館、17日はまいろーど四つ木商店街に出店。好天に恵まれ、2日間で過去最高だった昨年と並ぶ約8000人が来場した。
 恒例のきりたんぽ鍋無料試食には長蛇の列ができ、計900食が振る舞われたほか、夏の交流事業で来鹿した児童らが販売のお手伝いで活躍したこともあって、「鹿角りんご」「淡雪こまち」の新米、野菜、キノコなどの売れ行きも好調だった。
 新企画として四つ木商店街のパン屋とコラボした特製「鹿角りんごプチパン」を来場者にプレゼント。農塾生が提供した鹿角りんごとカスタードクリームが入った逸品で、好評だった。
 鹿角の土付きジャガイモの詰め放題、お米計量クイズ、たんぽ小町ちゃん塗り絵コーナーなども人気を集めた。

北秋田市 消防 合川、森吉分署を統合へ 旧合川東小に新分署 再編計画示す

2019-11-21
消防再編計画を全員協議会に示す津谷市長(中央)=北秋田市役所
 北秋田市は20日、施設の老朽化が著しい市消防署合川、森吉の両分署を統合し旧合川東小野球グラウンド(下杉)に新たな分署を2021年度中に建設する計画を明らかにした。統合により消防署を現行の5署から4署に再編する。分署の配置人員数や担当エリアを見直し慢性的な隊員不足解消も図る方針。
 津谷永光市長や中嶋誠消防長らが同日、市役所で開催した市議会全員協議会に再編計画を示した。
 計画によると、統合分署の建設予定地は現行の森吉分署(米内沢)と合川分署(新田目)の間に位置する。旧合川東小校舎から道路を挟んだ北側の野球グラウンドで広さは約1万3000平方㍍。北秋田市民病院に近いアクセス面や、合川と森吉の地理的なバランスを考慮して選んだ。
 統合分署には消防車、救急車を各2台置く。隊員を常時最低7、8人配置する予定で2隊が同時出場できる態勢を確保する。現在は各分署に1隊4人しか配置されておらず、1回出場すると分署が無人化していた。
 救急隊などが現場到着する時間は現行より「平均で2、3分遅れる」と試算した。場所によっては短縮できるという。阿仁分署や上小阿仁分署の担当エリアを今後見直し遅延を抑える。
 計画には阿仁分署の移転方針も盛り込まれた。建設予定地は明らかにしなかったが「国道105号沿いの高台」とした。ヘリポートを併設し冬季の使用も目指す。
 設計、建設の費用は統合分署が約4億5000万円。20年度に実施設計、21年度の建設工事を行う予定。阿仁分署は約1億6500万円。21年度の実施設計、22年度の建設工事を予定している。中嶋消防長は「本年度中に住民向け説明会を開催したい」と述べた。
 議員から「再編の短所を含めて住民に説明してほしい」「どの区域で到着時間が変わるのか示して」といった意見が上がった。
 消防署は現在市内4署と上小阿仁分署を含め5署態勢。市内4署はいずれも建設から40年以上が経過している。市内の人口は減っているものの高齢化で救急要請の数は40年ほど前に比べ約3倍に増加しているという。この間、隊員数はほぼ現状維持が続いている。

鹿角 クマ駆除中、襲われけが 猟友会員の男性2人 市街地に出没、射殺

2019-11-21
男性2人を襲った後、猟友会に駆除されたクマ(鹿角市十和田大湯)
 20日午前8時40分ごろ、鹿角市十和田大湯字上ノ湯で、クマの有害駆除のため出動していた鹿角連合猟友会の男性会員2人が、体長約1㍍のクマ(雌)に立て続けに襲われた。79歳の男性が左顔などを引っかかれる軽傷を負い、66歳の男性は右の人さし指と、中指を第一関節からかみちぎられる重傷を負った。2人は市内の病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
 鹿角署によると、午前6時5分ごろ、上ノ湯の温泉宿の庭先にクマがいるのを、宿泊客が目撃。クマはうずくまっている状態だったため、通報で駆けつけた署員と猟友会が追い払うと、温泉宿後ろの大湯川沿いを通り、下流の方向へ移動。川沿いのやぶや、住宅街への出入りを繰り返したという。
 署員11人、猟友会4人、市職員4人が行方を追っていると、温泉宿から西側約370㍍の開明橋近くの市道で、猟友会の79歳の男性が背後からクマに襲われた。クマはその場から逃げ去ると、川沿いの保育園裏にいた猟友会の66歳の男性を続けて襲った。
 クマは再び移動して歩き、温泉宿から西側約570㍍の川沿いのやぶにいるのを関係者が発見。警察から指示を受けた猟友会3人が午前8時50分ごろから9発を発射し、クマは射殺された。男性2人が襲われた現場は住宅街だったため、発砲の許可は出されていなかった。
 大湯の市街地では10月4日にも親子クマ3頭が出没し、周辺を騒然とさせた。猟友会の男性が襲われた現場近くに住む70代男性は「びっくりした。こんなの初めてだ」と驚いた様子。クマが射殺された現場近くで働く30代女性は「物々しい雰囲気だった。近くに保育園もあり、まさかここにクマが出るなんて」と恐怖感を口にした。
 市農林課の青山真主査は「冬眠するこの季節にクマが出るのは珍しく、ましてや住宅地に出没するのは異常だ。餌を求め動き回る可能性も考えられるため、小屋などに入り込まれないよう出入り口をしっかり封鎖してほしい」と話した。
 同署管内で今年、クマによる人身被害が発生したのは、10月3日にキノコ採りの男性が襲われたのに続き3件目。

クリーンセンター改良・運営 エコマネジGに交渉権 大館市が選定 議決経て契約へ

2019-11-21
改良工事が行われる大館クリーンセンター(大館市雪沢)
 大館市雪沢の一般廃棄物処理施設「大館クリーンセンター」の基幹的設備改良工事・運営事業について市は20日、現在運営している大館エコマネジを代表企業とするグループを優先交渉権者に決めたと発表した。運転管理や災害対応、地域貢献などの提案が評価された。議会の議決を経て年内にも契約を結んだ後、工事に着手する。
 交渉権を得たのは、代表企業のほか日立造船東北支社・DOWA通運・エコシステム花岡を協力企業とした「エコマネジグループ」。応募は1グループだった。
 学識経験者らでつくる事業評価委員会(委員長、柴山敦・秋田大教授)が事業提案書を審査し、100点満点中76・5点と採点。「環境対象項目の設定とその運転制御・管理、事業計画や経営プラン、リスクへの対処が十分に検討されている」とし、地域貢献も「施設の特徴、地域での役割や事業性を考慮したサービスが提案された」と評価した。
 一方、改良工事で新設する発電系統について省電力効果や費用対効果の発揮、施設延命化と耐久性向上を図る検査の実施などを求めた。
 センターは2005年8月、民間資金活用の社会資本整備(PFI)方式で開設。大館エコマネジが所有・運営している。15年間の契約に基づく延長協議は「現在地で事業継続」「延長期間10年」「PFI法にのっとり事業者選定を経て契約締結する」と確認していた。
 各設備は老朽化が進み、事業を継続するためには補修・更新した上で一層の運営効率化を図る必要がある。市の実施方針によると、回収したエネルギーの発電を通じた有効活用や循環型社会の実現、財政負担縮減なども目的としている。工事中は事業者が施設運営を続け、工事にかかる資金調達も行う。

10月のニュース

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県種苗交換会 開幕 本県農業の底力示す 農産物1832点 大館で18年ぶり

2019-10-31
1832点の農産物が並んだ展示会場(タクミアリーナ)
 第142回県種苗交換会が30日、大館市で開幕した。出品農産物は前年を294点下回る1832点。今年は高温、少雨傾向で生育に影響を及ぼす天候となったが、主会場・タクミアリーナには、生産者が丹精込めて育てた農産物が並んだ。審査の結果、北鹿地方から3人が農林水産大臣賞に輝いた。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。「集え大館 令和に紡ぐ 秋田の農業」をキャッチフレーズに、11月5日までの7日間、多彩な行事が行われる。JA秋田中央会主催、市協賛会協賛。市協賛会は期間中、80万人の人出を見込んでいる。
 タクミアリーナで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「明治から続く交換会が一つの時代を超えて紡がれていくことに深い感銘を覚える。本県農業の底力を感じていただき、食と農への理解が深まることを期待する」、市協賛会長の福原淳嗣市長が「新元号令和の時代に、秋田が持つ農業の魅力、素晴らしさを伝えていきたい」とあいさつ。関係者がテープカットを行った。
 出品された農産物は▽水稲=56点▽畑作物及び工芸作物=245点▽果樹=243点▽野菜=851点▽花き=308点▽農林園芸加工品=60点▽畜産及び飼料=38点▽林産品=31点―。地区別では、北秋田が587点で全県8地区で最も多く、鹿角からは130点となった。
 農水大臣賞を受賞したのは、池田貴宏さん(鹿角市)のリンゴ「秋田紅あかり」、松澤幹基さん(大館市)のヤマノイモ「大館1号」、渡辺寛子さん(大館市)の切り花・ダリア「NAMAHAGE MASARU」。展示会場には午前中から多くの人が詰めかけ、農産品を一品一品鑑賞。農業機械化ショーや植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる協賛第1会場のニプロハチ公ドームもにぎわいを見せた。
 ほくしか鹿鳴ホールでは新穀感謝農民祭、開会式が行われ、1878(明治11)年から続く歴史と伝統を誇る農業の祭典の幕開けを関係者が喜び合った。
 31日は午前9時30分から、メモリスあきた北で「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」をテーマに、談話会が行われる。

秋の鹿角をPR タイから 旅行関係者 リンゴ狩りも体験

2019-10-31
リンゴ狩りを楽しむタイの旅行代理店関係者(十和田関上の佐藤秀果園)
 国立公園八幡平エリアを海外の観光客に売り込む招へいツアーが、鹿角市と隣接する岩手県八幡平市で行われている。インバウンドターゲット国としているタイの旅行代理店関係者6人を招待し、秋の魅力をアピールしている。
 両市が連携して、タイから旅行関係者を招くのは、2回目。前回は冬の魅力を発信するため3月に実施。今回は秋に設定した。29日から11月2日まで4泊5日の日程。
 招待したのは、旅行エージェント4人とSNSで発信して影響力のあるインフルエンサー2人の計6人。一行は29日、羽田空港から空路で大館能代空港に到着し、鹿角市内の道の駅あんとらあ、史跡尾去沢鉱山を回った。千歳盛酒造では日本酒を試飲した。
 30日は午前、後生掛自然研究路を散策し、午後は十和田関上の佐藤秀果園でリンゴ狩りを体験した。経営する佐藤一さん(70)によると、台湾など海外観光客の利用は多く、木に実っているリンゴを間近にして体験できるとあって、喜んで帰るという。
 参加者は、赤く実ったリンゴをもぎ取った後試食し、「おいしい、おいしい」を連発していた。タイにおける鹿角の認知度はこれからだが、男性は「この2日間のコースは、鉱山があり、後生掛の自然、フルーツ、温泉と、トータルとしてよくできている」と話した。この日はホテル鹿角に宿泊した。
 31日から八幡平市に入り、11月2日に盛岡市から羽田空港に向かう。

農業功労者 成田さん(鹿角市)と アグリ川田(大館市)に 地域農業をけん引

2019-10-31
関係者らが農業功労者の受賞を祝った(ホテルクラウンパレス秋北)
 県種苗交換会の「農業功労者を称える会」は30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。「淡雪こまち」の直播栽培技術の確立に尽力した鹿角市の成田誠さん(72)と、枝豆産地形成に尽くした大館市のアグリ川田(川田将平社長)が受賞。それぞれ喜びを語り、地域の農業のさらなる発展を誓った。
 成田さんは、1976年に稲作主体の農業に従事。JAかづの毛馬内地区稲作愛好会会長、JAかづの理事、鹿角農業士会会長などを務めた。県育成品種「淡雪こまち」の直播栽培における収量の安定化と品質均一化の技術を確立。特産化により農家所得の向上に大きく貢献した。
 同社は、家族経営から企業経営に転換し、2006年に設立。翌年に転作大豆栽培のノウハウを生かし、収益性の高い枝豆栽培を開始した。16年には園芸メガ団地育成事業を活用し、枝豆栽培の大規模化・機械化・安定した収入を確保。栽培面積を40㌶まで拡大した。その後も12品種を組み合わせた独自の播種、栽培計画により、18年度には単一法人として管内最大の75㌶の枝豆栽培を行い、地域の枝豆生産をけん引している。
 成田さんはあいさつで「農業は無我夢中の一言。淡雪こまちは何度も諦めかけたが、仲間に支えられた。栽培は難しいが、これからも続けてほしいという声を聞く。これからも皆と共に頑張りたい」と抱負を述べた。同社の川田社長は「最近は枝豆を栽培する若い人も増えている。今後も秋田の枝豆を頑張っていきたい。受賞は周りの農家や社員のおかげで、自分は修業の身。この先も地域貢献していきたい」などと感謝した。

水道ビジョン 料金見直しなど原案に 大館市 広域・官民連携も 議会建水委で報告

2019-10-30
水道ビジョン原案について報告を受けた建設水道委(大館市役所)
 大館市議会建設水道常任委員会(佐藤眞平委員長)は29日、市役所で開き、長木川河道掘削事業と新水道ビジョン策定状況について報告を受けた。水道ビジョンは人口減や設備更新に伴う費用増を踏まえて料金見直し、広域・官民連携などを原案に盛り込み、11月11日からパブリックコメント(意見公募)を行う。
 外部有識者らでつくる「懇話会」や議会の意見を反映した原案によると、更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれており、料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 料金を据え置くと2035~39年度に赤字となる見通しで、値上げした場合は経営が成り立つと推測。施設の長寿命化を考慮して更新する場合の見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示した。
 広域連携については県主導で具体化すると想定し、「できる限り市も同じ方向で進む」と記載。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから段階的に官民連携を推進するとした。民間に運営権を譲渡するコンセッション方式は「現状では現実的でない」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 パブリックコメントは11月22日まで。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で原案を閲覧できる。1月の懇話会に最終案を示し、年度内の策定を目指す。
 長木川河道掘削事業は県が行うもので、本年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間、20年度は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔区間の予定。掘削で発生する土砂は旧長根山スキー場など市有地に搬出することにしている。

北秋田 墓前にささぐ「浜辺の歌」 成田為三の命日 地元合唱団が歌声

2019-10-30
成田の楽曲を歌う合唱グループ(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏会が開かれた。市内の合唱グループなどから約40人が参加し、代表曲「浜辺の歌」を墓前にささげ、功績をたたえた。
 成田は大正から昭和にかけて300曲以上を手掛け、芸術的な童謡作曲の草分けとして知られる。1945年10月29日に51歳で亡くなり、同寺に眠っている。
 その功績と楽曲を後世に伝えようと、墓前演奏が企画されたのは57年。成田が教授を務めた国立音楽大の合唱団有志が披露した。市教委によると、現在のように地元合唱グループが参加して行うようになったのは30年前の89年ごろという。
 没後74年となるこの日は市教委の呼び掛けで浜辺の歌音楽館少年少女合唱団やコール・もりよし、女声合唱団る・それいゆ、秋田声楽研究会カント・アムゼル、同館運営審議委員らが出席した。墓前で奥山亮修住職が読経し、参加者が手を合わせた。
 歌い手たちは伴奏に合わせ「雨」「かなりや」などを披露。清らかな歌声を響かせた。最後に全員で「浜辺の歌」を合唱し、あらためて成田の偉業をかみしめた。
 少年少女合唱団の泉谷優奈さん(14)と藤本奈月さん(15)は「為三先生の曲を歌うことは誇らしい。合唱活動ができることや先生に感謝したい」と語った。
 11月3日には市文化会館で第14回「浜辺の歌音楽祭」も開かれる。午前10時開演。
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国際が桂桜に逆転勝ち 秋季県北高校野球開幕 北鷹は十和田にコールド勝ち

2019-09-01
1回戦・国際―桂桜国際は9回1死一、三塁、高田が勝ち越しの右前適時打を放つ(能代球場)
 31日開幕し、初日は能代市の山田久志サブマリンスタジアム(能代球場)で1回戦と2回戦を1試合ずつ行った。いずれも北鹿勢対決となり、国際情報は6回に同点に追い付くと、9回に勝ち越して大館桂桜に逆転勝利を収めた。秋田北鷹は打線がつながって序盤から主導権を握り、十和田にコールド勝ちした。第2日の1日は同球場で2回戦2試合を行う。
 ◇1回戦 【能代球場】
国際情報 000001001 2
大館桂桜 001000000 1

 ▽併殺=国際1、桂桜1▽暴投=桂桜2
 投手戦となった試合は、国際が9回に勝ち越して桂桜を下した。
 先制を許した国際は5回まで得点圏に走者を進められずにいたが、6回に反撃。佐藤壮の内野安打から、暴投、敵失で無死一、三塁とすると、内野ゴロの送球が乱れる間に1点を奪い同点に追いついた。
 9回は、佐藤稜、阿部駿の単打で1死一、三塁の好機をつくり、高田の右前適時打で勝ち越した。
 桂桜は、国際の戸田、村上の継投の前に5安打に抑えられ、守備でのミスも響いた。
 国際・金野拓真監督の話 バッテリーが相手打線に的を絞らせない投球をした。次の試合も一人一人が役割を果たせるよう頑張りたい。
 桂桜・高谷勉監督の話 相手のペースで野球をやられてしまった。簡単なミスを減らしていきたい。
 ◇2回戦 【能代球場】
十和田   00001  1
秋田北鷹  3415× 13

     (5回コールド)
 ▽三塁打=髙橋、伊東、工藤(北)▽二塁打=安保雄(十)▽併殺=十和田1、北鷹1▽暴投=十和田2▽捕逸=十和田1

標高1300㍍のボランティア 森吉山の木道を補修 北秋田

2019-09-01
傷んだ木道を補修するボランティアたち(森吉山)
 北秋田市の森吉山(標高1454㍍)で31日、傷んだ木道を補修するボランティア活動が行われた。山岳ガイドや住民、行政職員有志ら約25人が参加。多くの登山客が通り掛かる石森付近(約1300㍍)に新たな木の板を取り付けた。
 登山ルート上にある木道は自然環境や登山客の安全を守る目的で山頂付近まで設置されている。日常的な管理は県と市の維持管理協定に基づき市が担当。今回は市がボランティア参加を呼び掛けて行った。
 補修したのはゴンドラ山頂駅舎から石森を経由し、森吉避難小屋までの約1㌔区間。市商工観光課によると、現在の木道は15年ほど前に設置したものが多い。順次更新しているが、雪の重みや登山、経年劣化で木の板が朽ちたり欠けたりした場所もある。 
 参加者は山頂駅舎から歩きながら傷んだ木道がないか調べ、青森ヒバやブナ、スギの板を担ぎ込んだ。特に石森付近は複数の登山道が合流する地点で、登山客が数多く通るため傷みが目立つ。新しい板をくぎで打ち付ける作業の間にも山頂を目指す姿が見られ「歩きやすくなって良いですね」とボランティアに感謝していた。
 木道のすぐそばにはリンドウ科の高山型とされるエゾオヤマリンドウが一斉に開花。青紫色の花が周囲の景色に映えていた。ゴンドラは9月も土日、祝日に運行予定。紅葉シーズンの10月はほぼ毎日運行し、引き続き大勢が入山すると予想されている。
 
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