本文へ移動

今日のニュース

今月のニュース
RSS(別ウィンドウで開きます) 

中学生研修タイにも 大館市総合教育会議 「木育ひろば」来月23日開設

2019-11-22
教育施策を協議した会議(大館市役所)
 大館市は21日、総合教育会議を市役所で開き、福原淳嗣市長と教育委員会が2020年度以降の重点施策について協議した。英語教育の推進では中学生向け海外研修について、ニュージーランドに加えてタイにも生徒を派遣する方針。地元産の木に親しむ「木育」推進事業として整備する女性センターの「木育ひろば」は12月23日にオープン予定と報告があり、子育て環境の充実や木材利用促進を求める意見が出た。
 20年度からの新学習指導要領で小学5・6年生の英語が教科化されることを受け、現在の外国語活動支援員7人体制に4人増員し、1・2年生にも英語体験の環境を整えたい考え。
 タイへの海外研修は実践的な教育を推進する狙いがある。4月にワチュラウッド王立学校(小中高一貫校)と交流拡大に向けた趣意書を締結し、相互訪問を検討していた。
 木育推進事業は農林課の森林整備事業を活用するもので、女性センターを拠点として家庭教育推進など多様な事業で木育に取り組む。仕事や生活に生かすための社会人の学び直し(大館版リカレント教育)については3061人にアンケートを行い、2906人(95%)から回答を得たことから分析した上でプログラムを構築する。
 第2次学校教育環境適正化計画の素案は3月までに作成する見込みで、住民説明会を開催した上で成案をまとめる。福原市長に「統廃合のビジョンは」と尋ねられ、高橋善之教育長は「小学校は地域との関わりを含めて極力残したい。中学校の在り方を先に考えていかなければならない」と述べた。
 県指定有形文化財・鳥潟会館(花岡町)については国名勝指定を目指しており、年5月に全国の文化財庭園保存技術者を対象とした実技研修会が同館で開かれることになった。歴史文化課は「文化財としてさらに評価される可能性がある庭園として、文化庁が推薦した」と報告し、せん定技術の一般公開などが予定されていることを紹介した。
 市長が2期目の公約に掲げた「スポーツコミッション」については、総合型スポーツクラブや体育協会などの団体、スポーツ産業、観光産業など民間企業・教育機関が一体となり、市民も参画する形で設立すると説明。「(コンピューターゲームの腕前を競う)eスポーツも入れてほしい」との意見があった。

森吉山の魅力語り合う 阿仁合駅で シンポジウム 人材の重要性も指摘

2019-11-22
森吉山の魅力を語り合ったシンポジウム(内陸線阿仁合駅)
 「森吉山!の魅力再発見シンポジウム」が21日、北秋田市の秋田内陸線阿仁合駅の「北秋田森吉山ウエルカムステーション」で開かれた。講演やパネルディスカッションを通し、来場者約50人が観光素材の豊富な森吉山を再認識した。
 森吉山阿仁スキー場を運営するNPO森吉山(片岡信幸理事長)、秋田内陸縦貫鉄道(吉田裕幸社長)の共催。「森吉山観光の情報発信の場」として今年4月にオープンしたウエルカムステーションでの本格的なイベント開催は今回が初めてという。
 ふるさとあに観光案内人の会の戸嶋喬会長が「森吉山!の魅力再発見について」と題して講演。後半のパネルディスカッションは「森吉山の魅力」をテーマに語り合った。
 登壇したのは吉田社長、スキー場の吉田茂彦支配人、森吉山の管理人・鈴木英雄さん、山岳ガイドの大川美紀さん。戸嶋さんの進行で、それぞれの立場から魅力を紹介した。
 森吉山を核とする周辺観光は高山植物、樹氷、鉱山文化など人を引きつける素材が豊富。「この地域にはまだ光り輝いていない宝物がある」「観光客に求められたことに地域がどのくらい応えていけるか」「スキー場の秋田犬を目当てに来てくれる」などと語った。
 共通したのは「人とのつながり」の大切さ。台湾の観光事情を知る大川さんは「行きたいエリアが複数ある時に(旅先として)選ばれるのは誰がいるかだ」と指摘。鈴木さんも「人との付き合いは思い出に残る」と述べた。ガイドや観光関係者らが参加し熱心に聴講した。

都市と農村 食で交流 鹿角市と 東京・四つ木 「まつり」に8千人の人出

2019-11-22
鹿角の農産物等が人気を集めた「食の交流まつり」(四つ木商店街)=鹿角市提供
 鹿角市と長年にわたって都市農村交流を行っている東京都葛飾区四つ木地区で16、17の両日、恒例の「かづの食の交流まつり」が開かれた。今年も延べ約8000人の人出でにぎわう中、鹿角の農産物などを大いにPRした。
 今年で35年目を迎えた鹿角市とよつぎ小との都市農村交流事業の縁もあって、毎年この時期に開催している。
 参加したのは十和田八幡平観光物産協会や直売所など実行委員会のメンバー約20人。市農業農村支援機構の若手農業者人材育成塾「ネクスト農(みのり)塾」の塾生も研修の一環で昨年に続いて参加した。
 16日はよつぎ小体育館、17日はまいろーど四つ木商店街に出店。好天に恵まれ、2日間で過去最高だった昨年と並ぶ約8000人が来場した。
 恒例のきりたんぽ鍋無料試食には長蛇の列ができ、計900食が振る舞われたほか、夏の交流事業で来鹿した児童らが販売のお手伝いで活躍したこともあって、「鹿角りんご」「淡雪こまち」の新米、野菜、キノコなどの売れ行きも好調だった。
 新企画として四つ木商店街のパン屋とコラボした特製「鹿角りんごプチパン」を来場者にプレゼント。農塾生が提供した鹿角りんごとカスタードクリームが入った逸品で、好評だった。
 鹿角の土付きジャガイモの詰め放題、お米計量クイズ、たんぽ小町ちゃん塗り絵コーナーなども人気を集めた。

北秋田市 消防 合川、森吉分署を統合へ 旧合川東小に新分署 再編計画示す

2019-11-21
消防再編計画を全員協議会に示す津谷市長(中央)=北秋田市役所
 北秋田市は20日、施設の老朽化が著しい市消防署合川、森吉の両分署を統合し旧合川東小野球グラウンド(下杉)に新たな分署を2021年度中に建設する計画を明らかにした。統合により消防署を現行の5署から4署に再編する。分署の配置人員数や担当エリアを見直し慢性的な隊員不足解消も図る方針。
 津谷永光市長や中嶋誠消防長らが同日、市役所で開催した市議会全員協議会に再編計画を示した。
 計画によると、統合分署の建設予定地は現行の森吉分署(米内沢)と合川分署(新田目)の間に位置する。旧合川東小校舎から道路を挟んだ北側の野球グラウンドで広さは約1万3000平方㍍。北秋田市民病院に近いアクセス面や、合川と森吉の地理的なバランスを考慮して選んだ。
 統合分署には消防車、救急車を各2台置く。隊員を常時最低7、8人配置する予定で2隊が同時出場できる態勢を確保する。現在は各分署に1隊4人しか配置されておらず、1回出場すると分署が無人化していた。
 救急隊などが現場到着する時間は現行より「平均で2、3分遅れる」と試算した。場所によっては短縮できるという。阿仁分署や上小阿仁分署の担当エリアを今後見直し遅延を抑える。
 計画には阿仁分署の移転方針も盛り込まれた。建設予定地は明らかにしなかったが「国道105号沿いの高台」とした。ヘリポートを併設し冬季の使用も目指す。
 設計、建設の費用は統合分署が約4億5000万円。20年度に実施設計、21年度の建設工事を行う予定。阿仁分署は約1億6500万円。21年度の実施設計、22年度の建設工事を予定している。中嶋消防長は「本年度中に住民向け説明会を開催したい」と述べた。
 議員から「再編の短所を含めて住民に説明してほしい」「どの区域で到着時間が変わるのか示して」といった意見が上がった。
 消防署は現在市内4署と上小阿仁分署を含め5署態勢。市内4署はいずれも建設から40年以上が経過している。市内の人口は減っているものの高齢化で救急要請の数は40年ほど前に比べ約3倍に増加しているという。この間、隊員数はほぼ現状維持が続いている。

鹿角 クマ駆除中、襲われけが 猟友会員の男性2人 市街地に出没、射殺

2019-11-21
男性2人を襲った後、猟友会に駆除されたクマ(鹿角市十和田大湯)
 20日午前8時40分ごろ、鹿角市十和田大湯字上ノ湯で、クマの有害駆除のため出動していた鹿角連合猟友会の男性会員2人が、体長約1㍍のクマ(雌)に立て続けに襲われた。79歳の男性が左顔などを引っかかれる軽傷を負い、66歳の男性は右の人さし指と、中指を第一関節からかみちぎられる重傷を負った。2人は市内の病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
 鹿角署によると、午前6時5分ごろ、上ノ湯の温泉宿の庭先にクマがいるのを、宿泊客が目撃。クマはうずくまっている状態だったため、通報で駆けつけた署員と猟友会が追い払うと、温泉宿後ろの大湯川沿いを通り、下流の方向へ移動。川沿いのやぶや、住宅街への出入りを繰り返したという。
 署員11人、猟友会4人、市職員4人が行方を追っていると、温泉宿から西側約370㍍の開明橋近くの市道で、猟友会の79歳の男性が背後からクマに襲われた。クマはその場から逃げ去ると、川沿いの保育園裏にいた猟友会の66歳の男性を続けて襲った。
 クマは再び移動して歩き、温泉宿から西側約570㍍の川沿いのやぶにいるのを関係者が発見。警察から指示を受けた猟友会3人が午前8時50分ごろから9発を発射し、クマは射殺された。男性2人が襲われた現場は住宅街だったため、発砲の許可は出されていなかった。
 大湯の市街地では10月4日にも親子クマ3頭が出没し、周辺を騒然とさせた。猟友会の男性が襲われた現場近くに住む70代男性は「びっくりした。こんなの初めてだ」と驚いた様子。クマが射殺された現場近くで働く30代女性は「物々しい雰囲気だった。近くに保育園もあり、まさかここにクマが出るなんて」と恐怖感を口にした。
 市農林課の青山真主査は「冬眠するこの季節にクマが出るのは珍しく、ましてや住宅地に出没するのは異常だ。餌を求め動き回る可能性も考えられるため、小屋などに入り込まれないよう出入り口をしっかり封鎖してほしい」と話した。
 同署管内で今年、クマによる人身被害が発生したのは、10月3日にキノコ採りの男性が襲われたのに続き3件目。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

認知症に優しい街へ あんしんサポート事業所 大館市が8事業所を認定

2019-10-02
福原市長から認定証を受け取る事業所の代表㊨(大館市総合福祉センター)
 大館市は1日、「認知症あんしんサポート事業所」として市内の8事業所を認定した。市の新規事業で、従業員に認知症サポーターがいるなど認知症への正しい知識を持ち、対応している事業所を認定し、見守りなどによる支え合う地域づくりを目指す。認定事業所はステッカーを掲示して市民に取り組みを周知するほか、市ホームページでも紹介する。
 認定の条件は、「従業員に1人以上認知症サポーターがいる」、高齢者に配慮した対応やサービス、ポスター掲示で啓発を行うなど「認知症の人とその家族を温かく見守る取り組みをしている」の2点を満たす事業所。事業所からの申請を受け、市が認定する。
 初の認定となったのは、▽みちのく銀行大館支店▽わかば薬局▽東邦薬品大館営業所▽シオン薬局▽デイサービスセンターみどりの丘▽バイタルネット大館支店▽かんきょう大館支店▽JA葬祭「虹のホールおおだて」―。施設をバリアフリーにし、車いすで利用できる、接客時にはっきりとした声で丁寧な説明を心掛ける、カウンターにつえを立て掛けるホルダーを設置するなど、高齢者向けの取り組みを展開している。
 市総合福祉センターで開かれた認定証交付式で福原市長は「誰もが年を重ねるにつれ、認知症になる可能性がある。心優しく、暮らしをつないでいくために重要な事業」とあいさつ。事業所の代表に認定証とステッカーを手渡した。
 みちのく銀行大館支店は行員のほとんどが認知症サポーター養成講座を受講し、接客に生かしている。葛西光昭支店長は「高齢者のお客さまが窓口を利用することが多く、大きい声でゆっくり話すなど、日頃の取り組みを続けていきたい」と話した。
 市長寿課によると、市の高齢者在宅実態調査(昨年7月1日現在)で、在宅で生活し介護を必要とする認知症高齢者は760人。同課は「認知症の人とその家族が住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、各事業所の取り組みを市全域に周知していきたい」と話した。申請は随時受け付けている。

「かづの未来会議」始動 7次総に民意反映 公募委員など15人で

2019-10-02
「かづの未来会議」の第1回会合(市役所)
 鹿角市が2021年度から向こう10年間の各施策の具体的な取り組み方針を定める第7次総合計画(7次総)の策定に向けて設置した「かづの未来会議」の第1回会議が30日夜、市役所で開かれた。メンバーは公募委員を含む市民15人。19、20年度に計6回の会議を予定し、出された意見を計画に反映させていく。会長には安保朗さんを選任した。
 メンバー構成は、市の施策の外部評価を担っている行政評価市民会議の委員7人と公募委員ら8人。かづの商工会青年部や鹿角青年会議所、かづのPTA連合会といった各団体や企業の代表者も含まれている。
 委嘱状の交付に続き、阿部一弘副市長は「総合計画は行政を行うための最上位計画で、市政発展の礎として本市の未来を切り開いていくもの」とし、「市内各分野の第一線で活躍されている皆さんのご意見を拝聴し、市民一人一人が幸せになる仕組みをつくっていきたい」と期待を述べた。
 7次総は、現行の6次総が20年度末で10年間の計画期間を終えるため、本年度から2カ年で庁内の策定会議、幹事会等が策定作業を進める。
 未来会議は市民の意見を反映させるため、市のあるべき姿とその実現に向けた取り組み、基本構想案、前期基本計画の施策体系、7次総や総合戦略、人口ビジョンの各素案などについて話し合う。
 初回は市民や中高生の意識調査等から浮き彫りとなった現状や課題を踏まえ、今後のまちの姿、必要な取り組みについて意見を出し合った。
 人口構造の若返りや若い人の定着に向け「地元で出産できるよう改善が必要」「都会との給料のギャップが大きい」といった課題が挙げられた一方、「中高生が東京に憧れるのは健全なこと。就職等で市外に出ないようにするよりも、外に出てから戻ってくるような教育が必要」との声も。
 また、戻ってくる人を増やすには「子どもに鹿角の価値を語っている親はどれだけいるのか。小さい時から鹿角の良さを教えることが必要」といった意見もあった。

大館市9月議会閉会 18年度決算を認定 病院会計は3年ぶり

2019-10-01
18年度決算など22件を認定、可決した本会議(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は30日、本会議を再開し、2018年度一般会計と15特別会計、水道・工業用水道・下水道・病院の4事業会計を認定、水道事業と工業用水道事業の未処分利益剰余金の処分に関する議案2件を可決して閉会した。
 病院事業会計については扇田病院外来診療費着服事件を踏まえ16、17年度決算を不認定としていたため、3年ぶりの認定となった。企業会計決算特別委員会の委員長報告は「18年度の収入・支出が正当に処理されている」とした。
 一般会計は歳入391億5308万円(前年比3・5%増)、歳出371億748万円(8・8%増)で差引額20億4559万円。19年度への繰越財源を差し引いた実質収支は11億2338万円の黒字、この額から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は5億2003万円の赤字、実質単年度収支も7億6738万円の赤字を計上した。
 国民健康保険、介護保険など15特別会計の決算総額は歳入210億607万円(6・7%減)、歳出202億7332万円(6・3%減)。実質収支は7億3274万円の黒字、単年度収支は1億6150万円の赤字となった。
 企業会計のうち水道事業は収益14億7012万円、費用13億6921万円で純利益1億91万円。工業用水道事業は収益4923万円、費用4560万円で純利益363万円だった。下水道事業は収益13億6808万円、費用14億4604万円で純損失7796万円となった。
 病院事業は総合、扇田病院を合わせた収益113億6206万円、費用116億3242万円で純損失2億7036万円だった。
 秋田犬会館の改修工事への助成に関する請願1件、消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書の提出要請など陳情6件はいずれも継続審査、会期中に受理した「デフレを促進する政策の見直しと内需主導型政策への転換を求める陳情」と「秋田市新屋への地上イージス配備の反対を求める陳情」はそれぞれ常任委員会に閉会中審査を付託した。

コワーキングスペース 商店街ににぎわいを 大館市大町 「ニコメ」きょうオープン

2019-10-01
約40人が出席したニコメのオープニングセレモニー(大館市大町)
 大館市大町の空き店舗を活用したコワーキングスペース「MARUWWA(マルーワ)ニコメ」が、10月1日にオープンする。キッズスペースを併設することで多世代の利活用を見込み、商店街のにぎわい創出を目指す。前日の30日、関係者ら約40人が出席し、オープニングセレモニーが開かれた。
 市御成町のマルーワを運営する「いしころ合同会社」(石山拓真代表)が、利用者の要望を受けて開設。会社や家庭以外の「2個目」の施設にしてほしいと命名した。場所は旧ゼロダテアートセンター。キッズスペースとコワーキングスペースが一体になった施設は東北初という。
 1階に子育て支援団体が運営する「わわわde子育てカフェ」が入居。木製玩具を置くほか木製の雑貨の販売も展開し、母子らが気軽に足を運べる居場所づくりを目指す。このほか有料のイベント展示や貸会場の利用を視野に入れる。2階はシェアスペース。
 セレモニーでは石山代表が、経緯や概要を説明した。「子育て」「小商い」「塾」の3本柱。物販や、入居する専門家を講師にしたプログラミングやデザインの教室開催も計画している。
 カフェを運営する「おおだてde子育て」の島田真紀子代表は「商店街と力を合わせ、笑顔でくつろぎ喜んでもらえる場所づくりのため尽力したい」などとあいさつ。来賓の福原淳嗣市長は「ウッドスタート宣言をした市にとっても、象徴的存在が大町にできるのはうれしい」と期待を込めた。
 ニコメ運営のため、ふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング」で支援協力を募っている。募集期間は11月26日まで3カ月で、30日現在約63万円。目標額200万円の3割程度となっている。
 ニコメの営業時間は午前10時から午後4時。土、日曜定休。電話番号は0186・59・5305。

古里発展に支援を 東京鹿角会 120人参加し交流

2019-10-01
東京鹿角会の総会(渋谷東武ホテル)=鹿角市提供
 首都圏在住の鹿角市出身者などでつくる東京鹿角会(田中隆三会長)は9月28日、東京都の渋谷東武ホテルで第13回総会・懇親会を開き、参加者が古里鹿角への思いを語り合いながら交流の輪を広げた。
 2年に1回の隔年開催。児玉一市長、宮野和秀市議会議長ら鹿角から上京した十数人を含めて約120人が参加した。
 総会で田中会長は、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産への登録を目指す国内候補に選定されたことに触れ、会としても登録実現に向けて協力していく考えを示した。
 児玉市長は同遺跡の世界遺産登録準備を進めていることや、同市が来年の東京五輪聖火リレーのルートに選ばれ、本県のゴールとして到着を祝うイベントを予定していること、ハンガリーのホストタウンとして交流事業を計画していることなどを報告。「今後ともふるさと発展のため、ご支援と叱咤(しった)激励を賜りたい」と会員に呼び掛けた。
 市政策企画課の守田敏子政策監が移住促進、医師確保、葛飾区との交流、ふるさと納税の取り組みをPRし、さらなる協力を呼び掛けた。
 懇親会では首都圏在住の花輪高校吹奏楽部OB・OGでつくる楽団「鹿角ブラス」の演奏や民謡などアトラクションが披露されたほか、かづの観光物産公社と恋する鹿角カンパニーによる特産品等の物販コーナーが人気を集めた。
RSS(別ウィンドウで開きます) 

10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
印刷に関するご案内
ご案内
広告に関するお問い合わせ
お問い合わせ
購読のお申し込み
購読お申し込み
掲載写真のご購入
ご購入お申し込み
後援のお申し込み
資料請求
記事・写真等2次使用について
資料請求
株式会社 北鹿新聞社

〒017-0895
秋田県大館市字長倉79
TEL.0186-49-1255(総務課)
FAX.0186-43-3065(総務課)
 
*日刊新聞発行および一般印刷*
TOPへ戻る