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北秋田市 市内全域に拡大へ 伊勢堂岱遺跡景観条例 世界遺産へ環境整備

2019-09-11
 北秋田市は伊勢堂岱遺跡景観条例の規制対象範囲を拡大する方針を示した。同遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指す上で、規制を遺跡周辺に限定した条例を2017年4月に施行済みで今後は市全域とする見込み。市は「保護の最重点は遺跡。市全域の規制は現行条例より緩やかな内容になる」としている。
 景観条例は縄文時代後期の大規模祭祀(さいし)場である遺跡の景観を守る目的で制定した。景観を壊すような建築物や開発行為は届け出制度によって規制、変更の誘導を図る内容。
 指針となる景観計画に、規制の基準について建築物の場合「高さ13㍍」などと明記してある。色彩なども規制対象。主な規制の範囲は遺跡から同心円状の約100㌶としていた。この範囲を遺跡の「緩衝地帯」と位置付け、遺跡と一体的な景観として守っている。
 市は規制対象範囲をさらに広げようと景観計画策定業務委託費(473万円)を一般会計補正予算案に計上し、開会中の9月定例議会に提出した。
 津谷永光市長は定例会見で、遺跡のある13自治体で同様の条例改正に取り組む方針を明らかにした。世界遺産登録に向け、文化庁から拡大の指導があったという。多くの市民が日常生活を送る住宅地や商店街なども含むことになるが、拡大前の建築物などは規制対象にならず、規制内容も現行より緩やかになる予定。
 市生涯学習課は「規制内容については今後業者と協議する」とし、現行と同様に罰則を設ける予定はないという。本年度中の計画完成を目指している。2020年度の市都市計画審議会で承認を受けた後、景観条例改正案の提出を見込む。

保育所 施設の再編を検討 児玉市長 「利便性考慮し進める」 鹿角市9月議会一般質問

2019-09-11
3議員が一般質問を行った9月定例議会(市役所)
 鹿角市の9月定例議会は10日、前日に引き続き一般質問を行った。保育所の再編について、児玉一市長は「老朽化した一部施設を廃止し、利便性を考慮したい」と答え、施設再編を進める考えを示した。花輪北・平元小統合計画の校名と校歌の決定に対し、議員から「児童の思いを考慮したのか」と強い不満の声が出た。
 質問したのは金澤大輔議員(鹿真会・公明)、中山一男議員(清風会)、倉岡誠議員(誠心会)の3人。保育所再編は中山議員が取り上げた。児玉市長は「保育サービスの質を確保する一つの手法として、施設の再編を検討している」と再編に言及した。
 公立保育所5カ所と認定こども園2カ所のうち、「老朽化した一部施設を廃止し、登園の利便性を考慮した施設再編を進めたい」と答弁した。
 県内の中学校で配置が進む部活動指導員の設置を求める質問があった。畠山芳孝教育長は、5月に全中学校を対象に意向調査を行い、5競技について配置の希望があったことを報告。教職員の残業を削減する対策にもなるとして、「部活動顧問の勤務実態などを総合的に精査し、配置に向けた準備を進めていきたい」と答弁した。
 花輪北・平元小統合は倉岡議員が取り上げ、「柴平小」という校名と、校歌の決定までの経過をただした。地元に設置された再編協議会が決定したもので、校名は学区内から一般公募して決めた。校歌は花輪二中で使っているものを引き継ぐ。
 倉岡議員は、旧柴平地域以外の住民の間で校名に不満があることを紹介。校歌についても「中学生向けの校歌は、小学生にふさわしくないのではないか」と見解を求めた。畠山教育長は、協議会の場で他の事例を紹介し情報提供に努めたことを説明し、「教育委員会は、学区内のみなさんの学校に対する思いを聞かせていただく立場。協議会の決定を最大限尊重すべきであると考える」と答えた。

新水道ビジョン素案 「官民連携の不安払拭」 サービス維持へ議論 大館市9月議会

2019-09-10
建設水道委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は9日、2常任委員会が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。建設水道委(佐藤眞平委員長)では作成中の新水道ビジョン素案に関する質疑が相次ぎ、市長は「(民間に運営権を譲渡する)コンセッション方式ありきではない」とした上で「官民連携や広域連携を視野に入れ、連携に対する市民の不安を払拭(ふっしょく)できるようにしたい」との考えを示した。
 人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想されるとして、安定供給を持続させる方策を探っている。近い将来に老朽化施設の更新で多額の費用が見込まれ、素案では料金見直し検討の必要性を挙げている。経営基盤の安定化へ官民連携や広域連携も打ち出した。
 委員から「官民連携には料金値上げの不安などマイナスイメージがある。あらゆる機会で払拭すべきではないか」と質問があり、市長は「これからの行政サービスは水道事業だけでなくあらゆる分野で官民連携しなければ成り立たない。今までより費用を節約する手法をつくり出せるはずだ」と強調。その上で「コンセッションありきのビジョンではない。決して目指しているわけではない。不安を払拭できるよう建設的な議論を反映させていきたい」と述べた。
 「行政でも民間の運営でも値上げという現実が待っていることを周知すべきではないか」との問いには、「今後も、人口が縮減する中でも供給サービスを維持することが大切。ある程度の料金上昇は仕方ないと理解してもらうためにも、現状の事業に付加価値をつくり出せれば市民も納得してくれるはず。おいしい水を作って売るなど納得してもらう議論が必要だ」と答えた。
 策定時期については「県が広域連携について2020年から2年間で本格的に取り組む予定と聞いている。市が作成中のビジョンは来年3月策定を目指しているが、より熟度を高める議論が必要。いま一度精査して議会に報告したい」との見通しを示した。

かづのプレミアムツアー 黄金プラン「満足」8割 児玉市長答弁 鹿角市9月議会一般質問

2019-09-10
プレミアムツアーの実施状況などをただした一般質問(市役所)
 鹿角市の9月定例議会は9日、本会議を再開し、3議員が一般質問を行った。市が本年度の観光事業の目玉に位置付け、先月、花輪ばやしなどの期間中に実施した「かづのプレミアムツアー」の参加者人の感想について議員がただしたのに対し、児玉一市長は「約8割から『満足』との評価をいただいた」と説明した。
 質問したのは兎澤祐一(鹿真会・公明)、田中孝一(清風会)、成田哲男(誠心会)の3氏。プレミアムツアーは成田氏が取り上げた。
 ツアーはユネスコ無形文化遺産の大日堂舞楽や花輪ばやしをはじめ鹿角の誇る世界級遺産がセットで体感できる、これまでにない行程。かづの観光物産公社に委託し、通常から5000円~1万円割引の特別料金で販売した。
 「満喫プラン」として6~7月と来年1~2月に1泊2日コースを計6回(定員=各回20人)計画したほか、「黄金プラン」として8月20~22日に2泊3日コース(同40人)を1回実施した。
 このうち黄金プランは定員を上回る45人が参加。花輪ばやしや国重要無形民俗文化財・毛馬内盆踊りを桟敷席から観覧したのをはじめ、大日霊貴神社、大湯環状列石、史跡尾去沢鉱山で普段は行われない体験イベントやガイドを楽しんだ。また、宿泊先等では市のブランド推進のコンセプトカラーである黄金色にちなんだメニューを味わった。宿泊は湯瀬ホテルとホテル鹿角。市補助1万円の割引後の料金(同)は2万3000円。
 児玉市長は黄金プランの参加者アンケートの結果として「約7割が『内容に興味があった』と回答、約8割が『満足』と評価した」と説明。
 自由記述欄には「訪問先での専門的な説明が良かった」「この地域の歴史的な文化水準の高さを感じた」との意見があった半面、「ゆったりと時間をかけてそれぞれを堪能したかった」「食事やホテルの滞在時間がもう少し欲しかった」などの声もあったといい、今後の改善点とした。
 一方、満喫プランは6月29~30日、7月20~21日、27~28日に設定。祭り観覧はないが、道の駅かづのでの花輪ばやし実演の見学や、大日霊貴神社、大湯環状列石、史跡尾去沢鉱山を巡る内容で、宿泊は大湯温泉郷の5施設から選択。市補助5000円の割引後の料金は1万8000円と1万6000円の2種類。
 成田氏はこの満喫プランが人数不足のため中止となった要因を質問。児玉市長は「2人以上の申し込みを基本とし、単身者の受け入れをお断りしたことが一つの要因」とし、「両プランを比較した際、インパクトに欠けてしまったことも否めない」と答弁。「今回、本格的な着地型旅行商品を造成したことで、課題や改善点も確認できた。魅力あるツアーの造成につなげたい」とした。

北鷹に初の栄冠 秋季県北高校野球 サヨナラで能代下す

2019-09-10
9回1死満塁から北鷹の工藤がサヨナラの左前適時打を放つ(能代球場)
 最終日の8日は、能代市の能代球場で決勝を行った。能代に挑んだ秋田北鷹は、初回に先制されたものの、攻守にわたって粘り強さを発揮。好機を着実に得点に結びつけてサヨナラ勝ちし、開校以来初の栄冠をつかんだ。
 ◇決勝 【能代球場】
能 代  200001011  5
秋田北鷹 000200301× 6
 ▽三塁打=佐々木(能)、清水(北)▽二塁打=下坂(能)▽併殺=能代1、北鷹1▽暴投=北鷹1▽捕逸=北鷹1
 苦しい展開にあっても打線をつなぎ、好機に得点を重ねた秋田北鷹が、サヨナラで初の栄冠を手にした。
 初回、3安打と犠飛で2点を奪われた北鷹は、4回に4安打を集中させて同点に追いついた。
 1点を追う7回は、1死一、三塁から清水の左越え三塁打に工藤の犠飛で計3点を挙げ逆転するも、8、9回に1点ずつ返されて追いつかれた。しかし最終回、3四死球で1死満塁とすると、主砲の工藤が左前適時打を放ち勝負を決めた。
 主戦の清水は毎回得点圏に走者を抱えたが、低めに変化球を集めて一発を回避しつつ、要所を締める粘投を見せた。
 北鷹・木藤大嗣監督の話 3、4点の勝負を予想していたが、何度も流れを渡しそうになる中、バッテリーがよく粘ってくれた。
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北秋田市9月議会 児童生徒の教育環境守る エアコン設置の可否など 元気ワールド存廃も

2019-08-31
 北秋田市議会は30日、9月定例議会一般質問の通告を締め切った。議員8人が9月11、12の2日間の日程で登壇する。市の検討課題となっていた介護予防拠点施設「げんきワールド」の存廃や、学校教室のエアコン設置について今後の対応を問う。
 質問するのは登壇順に久留嶋範子議員(共産党)、虻川敬議員(新創会)、大森光信議員(みらい)、中嶋洋子議員(同)、三浦倫美議員(共産党)、長崎克彦議員(無会派)、福岡由巳議員(同)、板垣淳議員(共産党)。各日4人が質問する。
 「げんきワールド」は市と民間との土地・建物賃貸借契約が来年6月末で満了する。契約を延長するかどうかや、事業の在り方を官民の検討委が協議し、契約を終える結論をまとめた。
 教室のエアコンについては、猛暑に伴い、児童生徒の教育環境を守る目的で議員が設置を求めている。市教委は今年夏の室内温度を調べ、設置の可否を判断することにしていた。
 市が推進する移住定住施策について、隣り合う大館市や能代市のベッドタウンとして宣言し「施策の促進を図るべき」とする議員も。質問の真意や当局の答弁が注目されそうだ。
 質問の要旨は次の通り。
 ◇11日
 【久留嶋範子議員】(共産党) ▽高齢者世帯への支援について▽ふるさとの文化活動について
 【虻川敬議員】(新創会) ▽子育て支援制度について▽移住定住について
 【大森光信議員】(みらい)
 ▽児童館について▽林業の振興について
 【中嶋洋子議員】(みらい)
 ▽鷹巣中央小と鷹巣南小の統合について▽救急医療情報キットについて▽げんきワールドの今後の方向性について
 ◇12日
 【三浦倫美議員】(共産党) ▽保護司の活動と市の協力体制について▽民生委員の活動と市の協力体制について
 【長崎克彦議員】(無会派)
 ▽農業・畜産業の振興について▽限界集落や戸数が減少している自治会組織の運営について▽岩石採取の許認可事務について
 【福岡由巳議員】(無会派)
 ▽小阿仁川流域の環境改善について▽孫七沢地内の森林について▽市制15周年記念事業について
 【板垣淳議員】(共産党)
▽子育て支援について▽学校教育環境について
 

大館クリーンセンター 設備改良など民間提案 事業評価委が審議

2019-08-31
提案評価の考え方を審議した委員会(大館市役所)
 大館市雪沢の一般廃棄物処理施設「大館クリーンセンター」の基幹的設備改良と工事後10年間の運営に向けた事業評価委員会(委員長、柴山敦・秋田大教授)が30日、市役所で開かれ、民間提案の評価手法を審議した。提案は10月に受け、要件を満たせば12月に契約を結ぶ。改良工事は来春から2カ年で行う。
 センターは2005年8月、民間資金活用の社会資本整備(PFI)方式で開設。民間事業者が所有・運営している。契約は15年間。契約に基づく延長協議は「現在地で事業継続」「延長期間10年」「PFI法にのっとり事業者選定を経て契約締結する」と確認していた。
 各設備は老朽化が進み、事業を継続するためには補修・更新した上で一層の運営効率化を図る必要がある。市の実施方針によると、回収したエネルギーの発電を通じた有効活用や循環型社会の実現、財政負担縮減なども目的としている。工事中は事業者が施設運営を続け、工事にかかる資金調達も行う。更新だけでなく余熱利用設備の新設なども盛り込まれた。
 今のところ現行の事業者だけが参加表明しており、10月に提案を受ける見込み。実施方針に基づく要件を満たせば11月に仮契約を締結し、議会の議決を経て本契約を結ぶ。柴山委員長は九州北部の大雨に触れながら「突発的な事案に対して環境行政施設は重要な役割を担う。そういう観点も考慮しながら進めたい」と述べた。
 

建て替え方針の合川公民館 完成まで2年、代替施設で 北秋田市 候補は保健センター

2019-08-30
住民と意見交換する市教委職員(合川公民館)
 北秋田市合川公民館(李岱)の老朽化に伴い、建て替える方針の市教委は28日、同館で住民説明会を開き、今後の工事スケジュールを示した。現施設の解体が始まる2020年4月ごろから一般の利用を休止し現地建て替えする。22年3月に完成するまでの2年間は近隣の公共施設を代替活用する考え。
 市教委が合川地区の住民を対象に開催した。合川公民館と、合川庁舎に隣接する合川駅前公民館(新田目)の老朽状況を説明し、今後の対応を示した。30人余りが参加した。
 生涯学習課によると、合川公民館が入居する合川農村環境改善センターは1982年に建てられ、築37年が経過。耐震診断の結果、大規模改修が必要と判断された。駅前公民館は67年に完成し52年がたつ。いずれも老朽化が著しい。
 すでに合川公民館を現地建て替えする方針が示されていて、この日は駅前公民館の解体方針を明らかにした。両施設の解体設計を年度内に行い、来年6月ごろ解体工事に着手する予定。
 合川公民館は建て替えの設計も同時進行し、2021年5月ごろに建設工事が始まる。完成は22年3月の予定。一般の利用ができない間の代替施設について出席者から質問があり、同課は「決定ではない」と前置きした上で「合川保健センターが第1候補。他の近隣施設も検討している」と述べた。建て替えに向け、住民の要望を把握する目的で検討委員会を今後立ち上げることも説明した。
 他の出席者は「合川庁舎も老朽化している。公民館と一体化した施設にする考えはないか」と質問。市教委は市庁舎を含めた再整備も検討したが結論に至らず「老朽化が進む公民館を先行して建て替えることにした」という。
 「地区の歴史を子どもが学べる施設に整備してほしい」と求める意見も。佐藤昭洋教育長は「合川の文教エリアを生かしていきたい。コミュニティーの拠点をつくっていければいい」などと強調した。
 

大館市で稲刈り始まる 早場米「五百川」 実りの秋一足早く

2019-08-30
コンバインで「五百川」を刈り取る農家(大館市二井田)
 早場米「五百川(ごひゃくがわ)」の稲刈りが29日、大館市内の圃場で始まった。JAあきた北が栽培を推進している品種で、管内に導入して8年目を迎える。今年は夏場に好天が続き、生育は良好で、9月8日ごろからスーパーの店頭に並ぶ。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないとされる。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、同JAが2012年から市内で栽培を推進。今年は管内の5農家が7・5㌶に作付けした。
 1・7㌶で栽培する冨樫覚さん(55)=本宮=は、5月15日に田植えをした二井田の圃場で稲刈り。長男の一磨さん(24)がコンバインを運転し、黄金色に実った稲穂を刈り取る様子を関係者が見守った。冨樫さんは「夏場の好天で昨年より出来はいい。あきたこまちの稲刈りは9月中旬から、めんこいなは10月からを予定しており、早めに作業が開始できる分、後半まで余裕をもって進められる」と話した。
 同JAによると、五百川の稲刈りの開始日は昨年と同じで、「出穂期以降、気温が高かったため登熟が進み、生育は良好で、収量が期待できる。冷めてもおいしいのが特徴で、新米を楽しみにしている消費者へ自信を持って届けたい」と力を込めた。県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される。
 

小坂町教委 情報活用能力の向上へ 小中学校に タブレット端末を導入

2019-08-30
タブレットが導入される小坂小中学校
 小坂町教育委員会は本年度、ICT(情報通信技術)環境整備事業の一環として、小中一貫教育校の小坂小中学校にタブレット端末を導入する。情報社会の発展に対応できる「情報活用能力」の向上が狙い。2学期中に導入し、小中の1クラス分に行き渡る34台を配置する。
 ICT教育は、学習意欲や情報活用能力の向上、授業の効率化などの効果が期待されている。
 同町は、まちづくりの指針となる第5次総合計画の後期基本計画(2016~20年度)の主要施策の中で、「教育支援の充実」を重点プロジェクトに設定。ICT導入を促進し、子どもたちが学びやすい環境の整備を図るとしている。
 小坂小中では以前から、必要に応じて電子黒板やタブレットを使った授業を展開している。現在、タブレットは10台あり、1台を2、3人のグループで使用している。
 新たにタブレットを増やすのは「授業の分かりやすさなどを含め、検討した結果」(町教委)だという。20年度からコンピューターのプログラミング教育が小学校で必修化されることも視野に入れている。
 当初予算に事業費約622万円を計上した。タブレットの端末機は「iPad(アイパッド)」で、導入に合わせて公衆無線LAN「Wi―Fi」を整備する。
 町教委は「一人一人の学習状況を把握しながら、きめ細やかな指導に活用していく」としている。
 
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山梨・中央市と防災協定 大館市 武将・浅利氏が縁 

2019-07-30
防災協定を締結した中央市の田中市長㊧と大館市の福原市長(中央市役所
 大館市は29日、山梨県中央市と災害時の相互応援協定を締結した。福原淳嗣市長が中央市役所を訪れ、田中久雄市長と協定書に署名。大規模災害が起きた場合、被災者を受け入れたり生活必需品を提供したりする。大館市が遠隔地自治体と防災協定を結ぶのは4件目。
 鎌倉時代から戦国時代にかけ大館地方を治めた武将・浅利氏の始祖が甲斐国(山梨県)出身という縁で、2007年から同氏をテーマとするシンポジウムを両市で交互に開催するなど交流を続けてきた。その中で大館市が協定を申し入れたところ快諾を得た。
 大地震などの災害が発生し、被災地単独で十分な対応を講じることが困難な場合、被災者の受け入れをはじめ食料や水、生活必需品の提供、復旧活動に必要な職員の派遣、救助活動車両の提供などを行う。
 締結式で福原市長は「災害の態様は近年、複雑で広域化しており単独自治体での対応が難しくなってきている中、協定は市民の安全確保と迅速な復旧に向け大きな一助になる。両市の絆がより強固となり、交流の輪が広がることを期待したい」とあいさつ。
 田中市長も「遠くの自治体との協定を常々考えていた」とした上で、「非常に心強い。災害が起きず、活動することがないことを祈るが、これからもよろしくお願いしたい」と述べた。
 中央市は06年2月に3町村が合併して誕生した。「日本列島のほぼ中央に位置する」との意味が込められている。人口3万859人、1万3173世帯(7月1日時点)。面積31・69平方㌔の約4割を農地が占める。トウモロコシやコメ、トマトなどの産地として知られ、最先端企業が集積する工業団地もあり、農業と工業の調和ある発展を目指している。16年全国住みよさランキングで31位、県内1位となった。
 合併前の豊富村周辺は、甲斐源氏の一族・浅利義成の所領だったとされる。義成は1189(文治5)年の奥羽合戦の後、源頼朝から比内地方の地頭職を与えられ、甲斐国から送り込まれたと考えられている。
 大館市は01年に東京都渋谷区、11年に兵庫県丹波篠山市、14年に茨城県常陸大宮市と防災協定を締結している。
 

田代岳 五色の滝周辺で風穴調査 風の吹き出し確認

2019-07-30
調査する会員(田代岳)
 秋田北部風穴研究会(鳥潟幸男会長)、田代岳を愛する会(渡部道雄会長)、田代岳案内人の会(吉田光伸会長)の3者は29日、大館市の霊峰・田代岳山麓の、五色の滝入り口周辺で風穴調査を行った。会員ら11人が道路脇の斜面に点在する穴から冷風が吹き出しているか確認した。
 五色の滝入り口周辺の斜面は、約50㍍にわたり岩がごろごろ転がっている。岩の隙間から冷風が吹き出ていることから3者は7月上旬、事前調査を実施。10~11度の風が穴の外側に向かって出ていることを確かめた。「冷風穴」の可能性があるとしてこの日、本格的な調査に踏み切った。
 会員らは数班に分かれ、生い茂った木や葉を寄せながら調査。20㍍ほどの斜面を登った。点在する穴から吹き出る風の温度を測り、蚊取り線香を穴の入り口に置いて風の向きを確かめた。15度前後を記録した場所もあったが、ほとんどの班が外気と大差がない18~20度を観測したため、冷風穴との断定ができなかった。煙は外側に押し出される様子が確認された。
 3者は、山中の天気が雨か曇りで風が吹いていたことから条件がそろわず、確認できなかったとしている。
 風穴研究会の鳥潟会長は「風がなく晴れていれば確認できるはず。今後1年ほどかけて調査したい。確認できれば研究などを行う『風穴サミット』の県内開催にもつなげたい」、田代岳を愛する会の渡部会長は「風穴を確認し、五色の滝周辺の自然の付加価値を高めたい。悪天候で登山できないときなどに有効活用できれば」とそれぞれ期待していた。

 

ハローキティ 8月1日からスタンプラリー 北秋田市

2019-07-30
スタンプラリーの台紙
 北秋田市は8月1日から、市のふるさと大使「ハローキティ」のデザインを使ったスタンプラリーを実施する。スタンプ数に応じて先着順でオリジナルグッズをプレゼントする。10月31日まで。
 台紙は東北地方の道の駅などに置く。スタンプが押せる施設は▽市観光物産協会(松葉町)▽大太鼓の館(綴子)▽伊勢堂岱遺跡縄文館(脇神)▽北欧の杜公園センターハウス(上杉)▽浜辺の歌音楽館(米内沢)▽四季美館(阿仁前田)▽太平湖遊覧船(森吉)▽伝承館・異人館(阿仁銀山)▽森吉山阿仁スキー場山麓駅(阿仁鍵ノ滝)▽くまくま園(阿仁打当)の市内施設。
 それぞれ異なるデザインのスタンプで、3個集めると参加賞としてポストカード(3枚組、先着3000人)、10個でクリアファイル(先着1000人)がもらえる。
 さらに抽選で▽コンプリート賞=ペアグラスと伏影のリンゴジュース(スタンプ10個、3人)▽ふるさと賞=市の特産ギフト(同6個、30人)が当たる。コンプリート賞の抽選にもれた人を対象に、サンリオピューロランドペアチケット(2人)が当たる「ダブルチャンス賞」も用意した。
 各施設には写真撮影に適したスポットを設ける予定。日帰りで楽しめるモデルコースも設定し、観光客らに周遊してもらうという。29日の定例会見で津谷永光市長が発表した。「家族や友人と市内を巡りながらお楽しみいただきたい」などと述べた。
 参加賞の配布や抽選応募の窓口は市観光物産協会、四季美館、阿仁合駅観光案内所。問い合わせは市商工観光課(☎0186・62・5370)。
 

産前・産後の母親支援 自宅訪問し相談相手に 大館市が県内初 孤立防ぐサポーター配置

2019-07-29
 大館市は妊婦や出産直後の母親の孤立を防ごうと、「産前・産後サポーター」を配置し、自宅を訪問して育児の悩みを聞くなど、話し相手となる事業を開始する。県内の市町村では初の取り組み。育児ストレスなどで支援が必要な家庭には、家事代行サービスの利用料を補助する事業も新たに行う。両事業は8月から開始。健康課は「妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援を充実させたい」と話す。
 市は、子育て世代包括支援センター「さんまぁる」を2016年、市保健センター内に開設。市健康課の保健師3人と嘱託の助産師、保健師の計5人体制で、相談を受け付けている。出産先の病院への「病棟訪問」、妊娠34週と生後2週に電話をかける「電話訪問」で直接悩みを聞く市独自のプログラムを提供し、継続的な支援につなげている。
 さんまぁるが2018年度に受け付けた相談は、病棟・電話訪問を含め1622件。健康課によると、初妊婦や若年者を中心に「子育てが不安」「転勤で移住し、身近に知り合いがいない」「夫の帰宅が遅く、頼れる家族がいない」などの相談が多く、子育てを1人で背負う母親の姿が浮き彫りになった。「相談体制は整ってきたが、生後2カ月まではつなげる先のサービスが不足している」とし、新規事業を立ち上げた。
 「産前・産後ママサポート事業」は、県子育て支援員の資格を持つ嘱託職員1人を配置。母親の依頼を受け、自宅を訪問して話し相手となり、悩みを傾聴する。子育てサークルに付き添うなど外出のきっかけづくりも行う。市に住所がある妊婦と生後12カ月までの子どもを育てる母親が対象で、1回1~2時間。利用日の1週間前までに連絡する。
 「養育支援訪問事業」は、妊娠期から子どもが産後3カ月までの間の支援を必要とする家庭が対象。家事代行サービス1回1時間(3000円分)の無料利用券を8回分交付し、市の委託業者が食事の準備や洗濯、掃除などを行う。年80人の利用を見込み、申請後、市が審査し、利用決定する。
 健康課は「出産後は体の回復まで2カ月はかかるとされ、家事代行利用で母親の心身の休養を確保し、適切な養育につなげたい。1人で子育てに悩まず、気軽に産前・産後サポートを利用してほしい」と呼び掛けている。
 問い合わせはさんまぁる(電話0186・43・7101)。

鷹南ナイン、雨に泣く 全県少年野球 6回に先制も最終回に逆転喫す

2019-07-29
鷹巣南は6回、暴投の間に三走の竹村が生還し先制(八橋球場)
 第4日の28日は、秋田市の八橋球場で準決勝を行った。北鹿勢は、鷹巣南が秋田北と対戦。5回まで拮抗(きっこう)し、6回に相手のミスを突いて先制するも、最終回に逆転されて初の決勝進出を逃した。これで北鹿勢は姿を消した。
 ◇準決勝【八橋球場】
秋田北 0000009 9
鷹巣南 0000010 1

 ▽二塁打=菅原(秋田北)、戸澤(鷹巣南)▽併殺=秋田北1▽暴投=秋田北2、鷹巣南2
 鷹巣南は終盤に先制点を挙げるも、最終回に投手陣が乱れて逆転負け。
 5回まで両者無得点で試合が動いたのは6回。鷹巣南は先頭の竹村が四球で出塁すると、佐藤聖の犠打で1死二塁に。続く藤島の内野ゴロの間に三進し、暴投で貴重な先制点を挙げた。
 しかし最終回の守りは、1死から四死球や内安打で満塁のピンチを招き、押し出しで同点に。その後2点適時打を浴びてリードを広げられると、投手陣の制球が定まらず、4連続四死球を与えるなど、この回9点を奪われ、力尽きた。
 鷹巣南・佐藤謙吾監督の話 1点勝負を予想していた。今まで取り組んできたミスを突く走塁で大事な1点を取れたが、雨のタイミングが悪すぎた。
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