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2021年10月

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大館市 子どもの遊び場整備へ 子育て会議が 現地視察 市「市民の声反映させる」

2021-10-29
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遊び場を整備する場所を視察する委員(ニプロハチ公ドームパークセンター)
 大館市が子どもの遊び場の整備を計画しているニプロハチ公ドームパークセンターで27日夜、市子ども・子育て会議が開かれた。市は来年12月のオープンを目指し、子育て世代にアンケートを行っており、同会議も現場を視察しながら意見を交わした。市は幼児向け、児童向けの遊び場、休憩スペースを設ける方針で、「市民の声を可能な限り反映させて整備したい」と話す。
 2019年2月、子育て中の母親らが約4500人の署名を集め、市に多世代が集える屋内遊び場の整備を要望。同会議のニーズ調査でも、雨天時に利用できる遊び場を求める声が多く寄せられていた。
 市は本年度から2年がかりで、パークセンター内に遊び場整備を計画。本年度は一部を改修し、8月に乳幼児と家族の交流の場となる「つどいの広場ひよこ」が移転した。
 同会議をパークセンターで開くのは初めてで、委員が館内を視察。事務局の市子ども課が説明した「整備のイメージ」によると、つどいの広場との間に壁を設け、就学前の子どもが対象の「幼児向けスペース」を設置。木製のおもちゃをふんだんに配置する。小学生が対象の「児童向けスペース」は、「体を使って遊べる滑り台など大きめの遊具を置きたい。壁を利用しボルダリングができるようにしたい」と述べた。現在の厨房(ちゅうぼう)は「休憩スペース」に改修し、テーブルや授乳室などを備える方針。
 委員からは「かなり広い空間」「安全面が大事」などの声が聞かれた。管理・運営について事務局は「見守る人がいるのが望ましく、どういう形で配置できるか検討中」と答えた。
 市は子育てイベント参加者や子育て支援団体などにアンケートを実施し、遊び場への要望を聞き取っている。木製おもちゃなど、設置する用具や設備に対し幅広い意見が寄せられているという。
 8月末から基本設計に着手し、来年3月までに設計業務を終える計画で、事務局は「いただいた意見を可能な限り取り入れていきたい」としている。来年度は改修工事を行い、来年12月のオープンを目指す。
 同会議では、任期満了に伴い委員16人に委嘱状を交付。大館北秋田建築士会の1人を臨時委員に委嘱した。会長に梅内孝倫・大館北秋田医師会理事を再任した。次回は12月に開催する予定。

ニホンザリガニ 30匹超確認、定着も安定 大館市の南限生息地 維持存続へ成果

2021-10-29
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人工生息地で行ったモニタリング調査(大館市教委歴史文化課提供)
 大館市教育委員会は、国の天然記念物に指定されているニホンザリガニの南限生息地付近に整備した人工生息地でモニタリング調査を行った。8、9月に水路内を調べた結果、30匹超が生息していた。昨年に続いて個体の定着を確認でき、指定地の維持や、個体群の存続に向けて成果が得られた。
 生息環境の悪化が懸念されてきた南限生息地(通称・八幡沢地区)の保護に向け、生息個体を増やそうと2019年度に人工生息地を整備。指定地付近の民有地を借り受け、全長10㍍弱の水路を造成した。既存の水路と接続して指定地と同じ水系の水を引き込み、水路内に石を詰めたり、水の流れを作ったり、植栽を設置したりして生息に適した環境を整えた。
 20年度に専門業者に委託して個体数調査を初めて行い、2日間とも30匹の姿を確認していた。
 本年度も8月20日、9月30日の2日間で調査を実施。水路内の7カ所から個体を採取して確かめる方法で行い、8月は30匹、9月は32匹の姿を確認した。体長は6~55㍉と幅広く、赤ちゃんザリガニから成熟した個体までさまざまな世代が生息していることが明らかになった。
 歴史文化課は「昨年とほぼ同じ生息数で、個体の入れ替わりがあったとしても安定して生息している様子がうかがえる。個体の定着が順調に進んでいることが確認できた」と手応えを得ている。生息環境としても「設置した草木が成長し日よけになり、他の動物からも見つかりにくい適した環境になっている」とみている。
 2カ所目の人工生息地整備も計画しており、来年度の着工を目指す。「指定地の維持のため、第2生息地についても協議を詰めていく。モニタリング調査は来年度以降も継続していきたい」としている。
 ニホンザリガニは北海道と北東北にのみ生息。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に登録されている。1934年に大館市の通称・八幡沢地区(桜町南―池内道下の一部)が南限生息地として国の天然記念物に指定された。

鹿角 「きこり体験」初試行 インバウンド 誘客目指し DMOがモニターツアー

2021-10-29
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まき割りを体験するインフルエンサー(鹿角市八幡平松館)
 インバウンド(訪日外国人客)からの関心が高まりつつある観光資源をSNS等で効果的に発信し、誘客につなげることを目的としたモニターツアーが26日、鹿角市などで行われた。SNS等で活躍するインフルエンサー2人が参加。まき割りなど「きこり体験」を通じて、アウトドアのツアー商品開発の可能性を探った。
 観光庁の「地域の観光資源を活用したプロモーション事業」の一環。大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町の観光地域づくり法人(DMO)・秋田犬ツーリズムと鹿角市のかづの観光物産公社を含む北東北3県の4DMOが中心となって企画・提案し、ジェイアール東日本企画が事業委託を受けている。
 モニターツアーは8月に初開催し、レンタカーを活用して北東北を周遊するプランをこれまで2回実施。第3弾の今回は初の試みとしてインバウンド向けのアウトドアプランを企画した。
 インフルエンサーの男性2人は台湾出身で日本在住の30代。東北運輸局やDMOなどの関係者が同行した。
 鹿角市は3泊4日の行程の2日目に訪問。「きこり体験」は、まき販売などを手掛ける「LumberJack(ランバージャック)」の小田島隆臣さんと、農業や支障木伐採といった作業請負などを手掛ける「ツカイテ」の早川航さんが講師を務めた。場所は八幡平松館のツカイテ。
 インフルエンサーたちは、まき割りやコースター作りなどを体験。まき割りでは、おのの安全な使い方を教わりながら、徐々に太いまきにチャレンジしていた。
 大阪市のブロガーの男性(34)は「新型コロナの影響で台湾でも山登りやサイクリング、キャンプなどアウトドアに親しむ人が多くなった。きこり体験は、やったことがない人がほとんどなのでプラス材料になると思う」と話した。
 かづのDMO推進室の清水涼太室長は「アウトドアは特に若い人たちからのニーズが高いこともあって企画した。今回のモニターツアーをベースに商品開発を進めたい」と誘客促進に期待した。

除雪総延長876㌔ 大館市の今冬計画 作業状況をHPで公開 関連経費4億7千万円

2021-10-28
 大館市は、今冬の道路除排雪計画をまとめた。歩道を含む除雪総延長は876・4㌔で前年度から7㌔延び、このうち769㌔(87・7%)を民間72業者に委託する。昨冬は豪雪に見舞われ要望・苦情が多かったことから、除雪車運行管理システムを活用しながら的確に出動するとともに、市ホームページで作業状況を公開する。
 車道除雪は市内を19ブロック(大館地域9、比内・田代地域各5)に分け、職員のパトロールや降雪センサーやモニター、気象予報を基に出動指示を出す。原則として午後10時にエリアごとに10㌢の降雪か、早朝までに10㌢を超えると判断した場合、作業は午後11時から午前6時としている。
 午前3時に15㌢以上の降雪があった場合、幹線道路の除雪を午前7時まで実施するよう指示した上で、その他の道路については通勤・通学時間帯を考慮し、午前9時から作業する。歩道除雪は、降雪10㌢か早朝までに10㌢を超えると判断した場合、担当業者が自社判断で午前7時までに行う。
 県と連携し、市道御成町片山根下戸線(片山―御成町)2・9㌔を除雪してもらう一方、県道4カ所(大館市十二所、大滝温泉駅前―大滝、花岡町字前田―花岡町字二井山、扇田駅前―比内田代線)計2・7㌔は市が担う。
 雪置き場は▽長木川河川敷(鳳凰大橋下流)▽沼館(エコプラザ脇)▽長木川河川敷(天神)▽柄沢(秋田地方法務局大館支局隣)▽松峰(松峰橋花岡側)▽犀川河川敷(森越橋上流)▽同(中野―柄井沢)▽同(川久保)▽同(犀川橋上流)▽米代川河川緑地(外川原橋下流)▽早口川河川敷(高岨橋下流)▽岩瀬川河川敷(岩瀬橋下流)▽同(越山橋下流)▽山田川河川敷(前田橋下流)―の14カ所。住宅街に近い場所の開放時間は午前8時半から午後7時と設定、受け入れ許容量が少ない柄沢については2㌧車までの搬入に制限する。深夜排雪を希望の場合は松峰を開放する。
 9月補正予算で措置した除雪費・除雪関連経費は4億6900万円。除雪出動式は11月19日に比内除雪ステーション、田代地域の建設機械車庫、観音堂地内の自動車車庫で行う予定。
 2020年度の累計降雪量は448㌢で前年の2・2倍となり、除排雪経費は過去3番目に多い8億1295万円だった。要望や苦情は1224件で、少雪だった前年に比べ1018件増えた。

プレミアム商品券 冷え込んだ消費刺激を 大館市 第2弾の販売始まる

2021-10-28
商品券やテークアウトサイトのチラシを受け取る市民㊨(大館商工会議所)
 新型コロナウイルス感染長期化に伴う経済対策として、大館市が発行するプレミアム付き商品券の販売が27日、市内6カ所で始まった。ワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いた中での発行に、商業関係者は「冷え込んだ消費を刺激してほしい」と期待。市民の関心も高く、初日から買い求める人が相次いだ。
 本年度2回目となる販売で、前回(6月)売れ残った2万7259セットに2万3000セットを追加。計5万259セットを用意した。購入希望者が相次ぎ、発行数を約1万6000セットも上回る申し込みが相次ぎ、抽選となるなど関心を集めた。
 販売会場の一つ、御成町の旧大型店跡地は車に乗ったまま購入でき、毎回来場者が多い。当選者は全員買えるが、この日は午前9時の開始前から数台が待機。順番を待つ列は次第に伸び、約50台が並んで混雑する時間帯もあった。近くの大館商工会議所会場でも午前中、買い求める人が絶えなかった。
 上限いっぱいの10セットを購入した同市有浦の女性(75)は「灯油代やガス代に充てたい。今冬は燃料費が高いので、商品券があると助かります」と話した。釈迦内の男性(65)は「掃除機や乾燥機を買い換えるのに使うつもり」と消費意欲いっぱいの様子だった。
 買い物に積極的な市民に触れた商工会議所の担当者は「経済活動再開の兆しだろうか」と受け止めた。コロナ禍の飲食業者を支援しようと、テークアウトや宅配サービスの情報発信サイト「テイクdeエール」を無料公開したばかりで、PRチラシも作成。二つの会場で商品券と一緒にチラシを手渡した。
 販売は31日まで。利用期間は来年2月末までで、市商工課の職員は「感染状況が落ち着いたタイミングで商品券が利用でき、消費喚起の〝カンフル剤〟になると期待している」と話した。
 商品券は1枚1000円の13枚組を1万円で購入でき、3000円分がお得。使用できる事業所数は27日時点で市内762。

2021年9月

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都市計画道路 変更・廃止候補21区間 大館市が見直し案 10月に意見公募、説明会

2021-09-30
 大館市は、都市計画道路の見直し案を作成した。整備されていない28路線31区間の必要性と実現性を検討した結果、存続候補は10区間、変更候補1区間、廃止候補20区間としている。国、県との協議も完了しており、10月15日からパブリックコメント(意見公募)を行うほか、同21日から3カ所で住民向けの個別説明会を開く。
 都市計画道路は住宅地や交通機関、公園をつなぐなど都市の骨格を形成する。都市計画法に基づいてルートや幅員が決定され、市町村道から県道、国道まで対象となる。
 市の道路網は1950年、区画整理事業を展開している御成町の「大館中央線」を皮切りに計画決定。起・終点や延長の変更、合併などに伴う変更を経て、現在は大館地域25、比内地域9の計34路線88・57㌔となっている。このうち6路線が整備済み、28路線に未整備区間がある。整備率は61・5%。
 決定から長期間が経過し、社会経済情勢や都市を取り巻く環境も変化している。特に国道103号バイパスや市道有浦東台線(東バイパス)、秋田自動車道の開通で環状道路網の整備が進んだ。このため都市計画道路の必要性を検証することが求められ、2018年度に見直しに着手した。
 将来交通量推計で整備の必要性が低いと評価された廃止候補は、大館地域の「本郷土目内線」「前田大森線」「中道有浦線の一部」「城西小柄沢線の一部」など、比内地域の「西通線」「南通線」「学校通線の一部」など。道路がある路線は廃止後も現状通り利用できるほか、必要があれば改良や整備を行う。
 変更候補は大館駅東大館線の一部。計画通りに整備を進める存続候補は▽立花桂城線の一部▽大館線▽大館中央線の一部▽比内中央線▽荒又線―などとしている。
 見直し案は近く市ホームページに掲載する。パブリックコメントは10月15日から11月1日まで。説明会は花岡公民館(10月21日午後1~8時)と比内総合支所(23日午前9時30分~午後4時、29日午後1~8時)、中央公民館(24日午前9時30分~午後4時、28日午後1~8時)で開き、年度内の都市計画決定・告示を目指す。問い合わせは都市計画課(☎0186・43・7082)。

北鹿4団体連携 縄文スイーツ開発 世界遺産登録を記念

2021-09-30
世界文化遺産に登録された縄文遺跡をモチーフに開発された「ラノウ ドゥ ジョウモン(縄文の環)」
 世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する、大湯環状列石(鹿角市)、伊勢堂岱遺跡(北秋田市)の特徴であるストーンサークルをモチーフにしたスイーツが開発された。フランス由来の菓子、フィナンシェの生地をベースにした焼きドーナツで、縄文時代に食べたと考えられるクルミ、クリ、ばっけみそなど6種類。来月2、3両日、秋田市で先行販売される。
 観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム、かづの観光物産公社DMO推進室、秋田内陸縦貫鉄道、「やってみよう!北秋田」(北秋田地域素材活用推進協議会)の4者が、連携して、主にお土産用に開発。鹿角市の石川菓子店と北秋田市のふみきり野Cafeが共同でレシピを作り、当面は石川菓子店が製造、販売する。パッケージデザインは、北秋田市の成文社が担当した。
 名前は、フランス語の「ラノウ ドゥ ジョウモン」。「縄文の環」という神秘的な意味合いがあり、高級感とスタイリッシュな雰囲気を持ち、「他の人に贈りたくなる」ような洋菓子を目指した。 
 2遺跡合わせて六つのサークルがあることから、焼きドーナツは6個入り。クルミ、クリ、バッケみそ、小豆、ヨモギ、山ブドウの6種類で、表面はストーンサークルの「石」を感じてもらえるように工夫した。
 商品開発の記者会見が29日、鹿角市花輪の道の駅かづの「あんとらあ」で開かれ、秋田犬ツーリズムの富樫照幸専務は「起爆剤とするため、4者連携で開発した」と経緯を説明。石川菓子店の石川智啓さん(29)は、「焼き菓子は少ないので、差別化を図りたかった。食材を感じることができ、甘くて濃厚な味になっている」と話した。
 販売価格は6個入り、980円。来月2、3の両日、秋田市のJR秋田駅ぽぽろーどで先行販売する。同9日からは北秋田市の秋田内陸線阿仁合駅と鷹巣駅、鹿角市の道の駅あんとらあ、道の駅おおゆで販売する。

たばこ あすから値上げ 2年連続 20~50円 増税に喫煙者ら悲鳴

2021-09-30
価格改定を示す張り紙を掲示する自動販売機(笹木商店)
 たばこ税の増税等に伴い、たばこメーカー各社は紙巻きたばこ、加熱式たばこなどの商品を10月1日から値上げする。対象商品は日本たばこ産業(JT)の224銘柄、フィリップモリスジャパン(PMJ)の118銘柄、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)の127銘柄などに及ぶ。上げ幅は1箱20本入りで、20~50円が中心。2年連続の値上がりに喫煙者と販売店から悲嘆の声が聞かれる。
 たばこ税の段階的な増税に伴う措置で、前年に続く2年連続の値上げ。たばこ1本当たり1円、20本入り1箱で20円の増税となるが、小売定価はさらに引き上げられる。JTによると、販売数量の減少に伴うコストの上昇などを踏まえ「増税分以上の定価改定を行う」としている。
 代表的な銘柄では、JTの紙巻きたばこ「メビウス」の主要銘柄が現行540円から580円に、「セブンスター」は560円から600円となる。加熱式の「メビウス・プルーム・テック」は各銘柄を540円から570円に値上げする。
 PMJの「マールボロ」は38種類を30円値上げ。「ラーク」28種類のうち24種類を40円引き上げる。BATJは「ケント」の主要銘柄を20円値上げする。
 大館市内のコンビニエンスストアでは駆け込み需要が顕著。店員によると「店頭に在庫がない銘柄は9月までに予約して後で受け取る人が多い。3、4カートンのまとめ買いは当たり前」と話す。
 喫煙者の30代男性は「分煙は叫ばれているが、増税に加えて吸える場所が減ってつらい。値上げのたびにたばこ税はどこに使われているのかと思う。誰にも迷惑を掛けずに喫煙できる場所がほしい」と語った。
 大館たばこ販売協同組合(笹木金彦理事長)によると、市内の主な加盟店では価格改定を周知する張り紙を店頭や自動販売機に掲示している。
 笹木理事長が経営する大館市岩瀬の「笹木商店」では、駆け込み需要を見込んで9月の仕入れ額を1・5倍に増やした。20日過ぎから2、3カートンまとめ買いする客が訪れたという。
 笹木理事長は「400円台の安いたばこも100円近く値上がりする。昨年の値上げで低価格の商品に流れた人も今回でやめてしまうのではないか。仕入れ値が上がり、販売側も厳しくなる一方だ」と肩を落とした。

総合病院 分娩件数は目標達成 扇田は訪問診療大幅増 大館市病院事業改革プラン 20年度実績・評価

2021-09-29
 大館市は、病院事業経営改革プランの点検・評価報告(2020年度実績)をまとめた。コロナ禍で診療や経営面に影響を受け、複数の項目で前年度を下回る評価となったが、総合病院は分娩(ぶんべん)件数などで目標を達成し、地域救命救急センター設置に向けた取り組みを開始した。扇田病院は訪問診療・看護の件数が増加し、人間ドック・企業健診などで目標を達成した。計画期間最終年度の経常損益の黒字化を目指していたが、達成はならなかった。
 改革プランは、地域に必要な医療の安定提供と健全な事業運営を目的に、17~20年度の4年間を期間に策定。年度ごとに点検・評価を行っている。目標値に対する実績評価を3段階で行った。
 総合病院の取り組み評価でAとなった項目は、「急性期医療の提供」や「周産期母子医療センターとしての取り組み」など。心臓カテーテル治療などが可能となる地域救急救命センターの設置に向けて、高度医療機器を整備した。18年10月から鹿角地域の住民の出産受け入れにも対応し、20年度の分娩件数は515件。前年度から78件減少したものの目標を上回った。
 扇田病院は「在宅医療の充実」などがA評価。20年度の訪問診療・看護2270件。有料老人ホーム入所者へ訪問診療を開始し、前年度比983件増加した。在宅みとりは30件で、同24件増。人間ドック・企業健診は1708人、企業予防接種は1665人で、前年度、目標値とも上回った。
 総合病院(375床)の1日当たり入院患者数は急性期197人、地域包括ケア病棟39人。急性期はコロナ禍の入院制限などで、前年度から23人減少。地域包括ケア病棟は利用促進に努め、前年度と同数だった。病床利用率は62・9%で、目標を下回った。1日当たり外来患者数は933人で、前年度比61人減。入院(急性期、地域包括ケア)診療単価、外来診療単価は目標を上回った。
 扇田病院(104床)の1日当たり入院患者数は一般病棟(62床)が33人、20年から一般病棟22床を受け入れ制限したことやコロナ禍で他医療機関からの転院受け入れ減少で、前年比13人減となった。療養病床(42床)は32人で、前年比4人減。病床利用率は一般53・6%、療養75%で目標を下回った。1日当たり外来患者数は112人で、前年度比7人減。入院診療単価(一般)、外来診療単価は目標を上回った。
 収支目標では、総合病院が患者数減少などで4億2100万円、扇田病院が入院収入減額などで3500万円の純損失となり、計画最終年度の黒字化は達成できなかった。
 病院事務局が9月定例議会厚生常任委員会に報告。病院ホームページでの公表を予定している。

田代平に広葉樹700本 鹿角市漁協「植樹祭」 大湯小の5年生も汗 魚が暮らしやすい川に

2021-09-29
広葉樹の苗木を植える児童(十和田大湯田代平)
 鹿角市河川漁業協同組合(宮野和秀組合長)は28日、大湯川上流域に位置する同市十和田大湯田代平の牧場跡地で植樹祭を行った。小学生を含む約60人が参加し、「魚の暮らしやすい川づくり」をテーマに広葉樹の苗木700本を植え付け、流域の環境保全や環境改善に汗を流した。
 植樹祭は20年ほど前から関係機関・団体と連携しながら各地で開催している。田代平では十数年前から行い、これまで約9000本の広葉樹を植えてきた。県の「水と緑の森づくり税」を活用。
 会場は佐藤牧場から提供を受けた。旧大湯小田代冬季分校から数百㍍離れた荒野で、数年前まで牧場として使用されていた。
 漁協や米代東部森林管理署、各協力事業所などの関係者に加え、大湯小5年生23人がふるさと学習の一環で参加。爽やかな秋晴れとなる中、50アールの区画にくわなどを使いながらベニヤマザクラ、ヤマザクラ、ブナの苗木を丁寧に植え付けた。
 大湯小5年の石井唯純(ゆいと)さんは「苗がしっかりと大きく育ってほしいと思いながら植えた。川とつながっている海の環境も良くなってほしい」と話した。
 宮野組合長は「田代平周辺の河川にはオショロコマ系のイワナなど貴重な魚がいる。そうした魚や自然環境を守るため植樹などに取り組んできた。今後も場所を変えながら続けていきたい」と協力を呼び掛けた。
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