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2021年12月

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公約の産科再開 「全力で取り組んでいる」 関鹿角市長が答弁 厚生病院3・6億円の赤字

2021-12-09
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産婦人科の再開などをただした鹿角市12月議会の一般質問(市役所)
 鹿角市の12月定例議会は8日、本会議を再開し、5議員が一般質問を行った。関厚市長は公約の一つである産婦人科(分娩(ぶんべん)機能)の再開について、関係機関等への訪問の実績や予定などに言及し、「全力で取り組んでいる」と進ちょく状況を説明した。
 栗山尚記議員(鹿真会・公明)、浅石昌敏議員(誠心会)、湯瀬誠喜議員(鹿山会)、丸岡孝文議員(無会派)、金澤大輔議員(鹿真会・公明)が質問した。産婦人科の再開は浅石議員が取り上げた。
 関市長は医師確保について「地元の医療機関や県、医師を派遣している大学等の関係機関の考えを伺いながら協議していく」と述べ、9月議会以降に大館市立病院や東京都内の医師、県健康福祉部長などと面談したほか、今月は弘前大学病院などを訪問することを説明した。
 その上で「北東北3県では医師不足という状況が慢性的に続いており、簡単には解決できない課題だが、分娩機能の再開に向け全力で取り組んでいるところ」と強調。
 整形、精神、小児といった各分野の医療体制の維持や、妊婦支援の拡充にも取り組んでいく考えを示した。
 一方、関市長はかづの厚生病院の経営状況を報告。それによると、新病院が開院した2010年度以降、本業である医業収益で赤字が続き、16年度からは年間3億5000万円前後の赤字を計上。20年度にはコロナ禍で患者数がさらに減少したことなどから赤字額は5億3000万円まで増加し、国、県、市などからの補助金を加えた当期損益額は約3億6500万円の赤字となっている。
 厚生病院への支援について関市長は「地域医療体制の充実を図るために、運営主体であるJA秋田厚生連とも協議しながら検討していく必要がある」との考えを示した。

アルコール検知器 事業者に導入進む 業務用「白ナンバー」対象 来年10月から義務化へ

2021-12-09
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導入したアルコール検知器を使用する三浦専務(三浦木材)
 来年10月から安全運転管理者の業務が拡充され、一定台数以上の「白ナンバー」車両を業務で使う事業者で、アルコール検知器による酒気帯び確認が義務化される。飲酒運転防止対策の強化に向けて、道路交通法施行規則が改正される。業種にかかわらず多くの事業者が対象となるため、北鹿地方でも既に検知器を導入する動きが見られる。
 運輸・物流業者など有償で荷物や人を運ぶ「緑ナンバー」事業者は、既に検知器検査などが義務付けられている。このほかの「白ナンバー」事業者はこれまで、安全運転管理者が飲酒等で正常な運転をすることができない恐れを確認する必要などがあったが、具体的な確認方法は定められていなかった。
 6月に千葉県八街市で飲酒運転の白ナンバーのトラックが児童5人を死傷させた交通事故を受け、業務使用の自動車による飲酒運転防止対策を強化するため、警察庁が規則改正に踏み切った。国家公安委員会の了承を経て、11月10日に公布。周知、準備期間を考慮して来年10月1日に施行する。
 対象となるのは、「白ナンバー」車5台以上か、定員11人以上の車1台以上を使用しており、道交法で安全運転管理者の選任が定められている事業者。運転の前後に検知器を使用して酒気帯びの有無を確認するほか、検査内容を記録して1年間保存することが求められる。
 対面での目視確認を原則とし、困難な場合は携帯型検知器を使用しての確認・報告も可とする。検知器の性能の要件は問わない。罰則はないが、違反した場合は安全運転管理者が解任される可能性がある。
 全ての業務用白ナンバー車両が規制対象となるため、北鹿地方でも検知器の導入が徐々に進んでいる。大館市上代野の三浦木材(三浦功達社長)では、据え置き型1台、携帯型1台を購入。据え置き型は運転免許証で個人を認証し、機器に差し込んだストロー状の専用機材に息を吹きかけて使用する。免許証の有効期限も確認でき、USBメモリで記録を保存するもので、6日から運用を開始した。
 同社では白ナンバー車約10台を所有しており、三浦祥平専務は「社員、住民の命に関わること。会社として事故の予防に努める必要がある。社員の健康管理にもつなげるため早めの準備が必要だと考えた」と話す。
 規則改正を受けて検知器の取り扱いを始めた自動車電装品修理・販売業の秋北電機工業(大館市沼館)は「11月以降で約10社と相談しており、このほかにも導入する事業者がある。施行してからでは遅いので、従業員の飲酒習慣を改善するためにも早めに導入してほしい」と呼び掛ける。
 製品の問い合わせは同社(☎0186・49・2151)。

北秋田 カフェ併設しリニューアル 森吉山 阿仁スキー場 安全祈願とセレモニー

2021-12-09
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 北秋田市のNPO森吉山(片岡信幸理事長)は8日、運営する森吉山阿仁スキー場で安全祈願祭を行った。関係者約40人がシーズン中の無事故と商売繁盛を祈った。今年は新たにスキー場の売店・乗車券売り場をリニューアルし、カフェを併設。祈願祭と併せてオープニングセレモニーが開かれ、初のお披露目となった。
 リニューアル工事には観光庁の「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」を活用。事業は、地域全体で観光施設の魅力と収益力を高めるため、施設全体が再生できるような施設改修や廃屋の撤去等を支援するもの。
 工事実施費用は約1000万円で、同市と同庁が半分ずつ負担し、先月末に完成した。カフェ営業や休憩スペースを整備することで、長時間滞在してもらうようにし、土産など地元特産品の販売を伸ばす狙い。新型コロナウイルスの収束後を見据え、インバウンド(訪日外国人)も取り込む考えだ。
 カフェは約50平方㍍で、同市松葉町の設計事務所「コマド意匠設計室(柳原まどか代表)」が設計を担当した。柳原代表によると、ブナやクルミ、シナ、クリの木など、さまざまな木材を使って森吉山の四季の移ろいを表現したという。差し込む光の明るさや角度によって白色や茶色が映え、見るたびに異なる雰囲気が楽しめるデザインとなっている。このほか、休憩スペースにはカウンターテーブル3台を設置した。
 店内は秋田犬グッズや地元の特産品が多く並び、メニューはコーヒーやカプチーノ、カフェラテのほか、サキホコレの地ビールなど豊富に取りそろえた。コーヒーの紙コップには、スキー場看板犬の秋田犬・北斗がイラストで描かれている。
 同法人によると、今年は積雪が少なく、予定していた11日のオープンは厳しいとしている。昨年のオープン日も遅れて18日だったため、昨年と同時期の営業を見込んでいる。
 片岡理事長は「お客さまあってのスキー場。今後も受け入れ体制の充実を図っていく」と意気込んだ。また、同法人が同市と上小阿仁村の小中学生全員にスキー場のゴンドラ1日無料券を贈呈したことに触れ、「多くの子どもたちがスキー場に訪れ、森吉山が誇る樹氷を堪能してほしい」と来場に期待を寄せた。
 カフェはスキー場と同時に営業を開始する。スキー場は営業開始から3月27日までは毎日営業。以降はゴールデンウイーク期間まで、雪がある限り週末春スキー営業、平日ピステンツアーを行う予定としている。1月8日から3月6日まで樹氷鑑賞期間を設けている。ゴンドラやリフトの運行は午前8時45分~午後4時まで。
リニューアルされ、カフェが併設された店内
セレモニーでテープカットをする片岡理事長ら(左から2人目、森吉山阿仁スキー場)

扇田病院無床化 当局「時間かけ合意を」 厚生委 反対請願は再度継審 大館市12月議会

2021-12-08
厚生委の総括質疑(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は7日、2常任委員会が福原淳嗣市長に出席を求めて総括質疑を行った。厚生委(日景賢悟委員長)では、市立扇田病院の無床診療所化方針について、当局が介護関係者などと議論を重ねるとし、改めて「時間をかけて議論し、合意を得ながら進める」と強調した。市民有志の団体が提出した「無床診療所化に反対する請願書」は、9月定例議会に続き「継続審査とすべき」と決した。
 扇田病院は、2024年度に無床診療所とする方針が示されている。委員から「賛成と反対で市民を分断させている。白紙に戻し、一から議論する場をつくってはどうか」などの質問が出された。
 福原市長は「白紙撤回では議論を封じてしまう。市病院事業として医療の側面から方針を作った。今は介護関係者を含め意見を集めている。それが終わらない限り、県の地域医療構想調整会議にかかることはない。市単体でベッド数を決めるものではなく、県や国とも話し合う。急がず、合意を得ながら進める」と理解を求めた。
 吉原秀一病院事業管理者は方針について「(老朽化で)病院が持たないとの現場の意見で、早く決めなければならないと期間を出した」と説明。屋上の防水シート貼り替えや病棟のパネルヒーター改修を行い、「ある程度持続できる可能性が出たので少し時間をかけ、介護との連携を議論し、総合病院は回復期リハビリテーション病棟の新設を考えている」と答弁した。
 扇田病院の大本直樹院長は「将来の医療を考える時、大切なのはいろんな角度から話をすること。市の医療資源は少なく、無床化した場合、さらに低下する。数字上の入院、外来患者数だけでなく、いろんな機能を病院は担っている。いい方向性につながるように議論する必要ある」との考えを示した。
 岸田首相が3回目の新型コロナウイルスワクチン接種の前倒しを表明したことについて、吉原病院事業管理者は「新たなオミクロン株の全貌が分かっていないが、流行した場合、前倒して接種できる体制にある」と答弁。敬老事業を行う町内会に実施している補助事業ついて「申請できない町内もあり不平等」との指摘に、福原市長は「敬老事業という名称にこだわらず、見守りや暮らしをつなぐきっかけづくりとなるよう改善し制度設計する」と答えた。
 市民有志の「扇田病院を守る会」が提出した「無床診療所化に反対する請願書」は委員長を除く委員6人中、4人が「継続審査」、2人が「採択」に手を挙げた。

ふるさと納税 寄付金基金条例制定へ 一般会計 1億5千万円を追加 北秋田市12月議会

2021-12-08
開会した北秋田市の12月定例議会本会議(市役所)
 北秋田市の12月定例議会は7日開会し、会期を17日までの11日間と決めたあと、きたあきたふるさと寄付金基金条例の制定案や2021年度一般会計補正予算案、クウィンス森吉の指定管理者の指定など議案17件を上程、議案に対する大綱質疑を行い、各常任委員会へ付託し散会した。
 条例案のうち、きたあきたふるさと寄付金基金条例は、市を応援するために個人や法人から寄せられた寄付金(ふるさと納税)を適正に管理し、寄付者の意向を反映した施策の推進に活用するため制定するもの。寄付金は近年増加傾向にあり、年度中の活用が困難になった場合に寄付者の意向に沿った事業を実施するまで基金で管理する。
 一般会計補正予算案は、1億5257万2000円を追加し、総額は245億2701万3000円。主な歳出は、障害者支援費支給事業費3584万3000円、市が所有するスクールバス12台に整備するドライブレコーダー購入費72万6000円、遠隔学習用のウェブカメラと小中学生の保護者に貸し出すワイファイのルーターを購入するための公立学校情報機器整備費331万8000円。新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の必要経費には482万2000円を増額した。
 このほか、18年度からキャラクターを活用したプロモーション事業でサンリオとキャラクター使用契約を結んでいた「ハローキティ」について、契約を本年度で終了するため、各庁舎玄関の装飾や市内各地に設置した看板などの撤去費用として総額62万2000円を計上している。
 大綱質疑では、議員からハローキティの「コムコムにあるオブジェや、グッズの在庫の取り扱いは」との質問があり、総合政策課が「来年度以降は目に付く場所に置くことはできなくなる。グッズの在庫がある場合、有償配布は不可能」と説明した。
 契約終了の理由を問われると、津谷市長は「本年度中に計画していた事業が実行できなかった。社会情勢や新型コロナの今後の状況を見据え、事業ができない中での継続が正しいのか考えた結果、残念だが終了することにした」と話し、「ハローキティに代わって子どもに夢と希望を与える事業を探っていきたい」と述べた。

2021年11月

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押印手続き 来年度に原則廃止へ 福原市長が考え 福祉灯油は8500戸対象 大館市

2021-11-30
一般質問が行われた本会議(大館市役所)
 大館市の12月定例議会は29日、本会議を再開し、7議員が一般質問を行った。押印・署名を求めている行政手続きについて福原淳嗣市長は「来年度からの原則廃止に向け、見直し作業を進めている」と述べ、3月議会に条例改正案を提出する考えを示した。原油高騰に伴い、最終日に関連予算を追加提案する灯油購入費助成(福祉灯油)について「全非課税世帯の約8500戸への支給を見込んでいる」と述べた。
 登壇したのは田村儀光議員(活性大館)、佐々木公司議員(令和会)、阿部文男議員(同)、田中耕太郎議員(同)、栁館晃議員(同)、石垣博隆議員(同)、笹島愛子議員(共産党)。
 「行政手続きの簡素化と利便性を考えて、現状と今後の対応は」と質問があり、市長は「押印・署名を求めている手続きについて来年度からの原則廃止に向け、3月定例会に条例改正案を提出できるよう作業を進めている」と答弁した。
 福祉灯油については「前回まで非課税のうち70歳以上の高齢者、身体障害者手帳1・2級所持者、ひとり親、生活保護世帯だった条件を撤廃し、全非課税世帯への支給を見込んでいる」とし、年内支給の方針を示した。
 東京五輪・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」に提供した秋田杉の集成材(24立方㍍)は、1月までに返却される予定だとして「ニプロハチ公ドームパークセンターに整備する子どもの遊び場の遊具や内装材、市内小中学校のベンチなどに使うことを検討している」と述べた。
 高齢者の免許返納に伴う交通手段の確保策では、介護保険事業として移動支援サービスを始めた田代地域のNPO法人に触れ、「同様の取り組みを検討している団体を支援したい」との考えを示した。
 扇田病院の無床診療所化方針については「病院事業経営戦略会議で建設・改修に要する初期投資と将来負担、医師確保の見通し、人口減少などを考慮した結果、入院機能維持の提案に至らなかった」と改めて説明。「療養病床を必要とする人、介護施設のサービス提供が適当と考えられる人の受け皿が課題。医療と介護施設の情報共有や連携強化に努め、今後の方向性をさらに検討したい」と述べた。

鹿角市の関市長 公約の対話行政推進 7団体70人と意見交換 灯油購入費助成など可決

2021-11-30
行政報告を述べる関市長(鹿角市役所)
 鹿角市の12月定例議会は29日開会し、2020年度各会計決算4件を全会一致で認定したほか、上程議案12件中4件を原案通り可決した。行政報告の中で関厚市長は直接市民と対話を行う「いつでも市長室」について、これまで7団体の70人と意見交換を行ったことを説明。「引き続き市民の声を伺い、市政に生かしていく」との考えを示した。
 関市長は6月の選挙戦で「市民との対話」を最重点の公約に掲げて当選。「いつでも市長室」はその具体策の一つ。地域で活動するグループや団体等を対象に、可能な限り「いつでも」「どこでも」出向いて意見を交わすこととし、9月17日の若手果樹生産者グループを皮切りにスタートした。
 これまでの内容について関市長は「廃校舎の再利用に対する意見や、子どもが実践しているSDGsなど特色ある取り組みを伺っている」と報告。その上で「こうした対話などを通して地域の課題の把握と活性化策の検討を進めることで、市民の意見を市政に生かしていく」と述べた。
 上程したのは補正予算5件、条例一部改正5件、指定管理者の指定、市道路線の認定各1件の計12件。
 このうち一般会計補正予算(第8号)1件と報酬・給与の条例改正3件を可決した。
 一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ10億8705万円を追加し、総額を192億6264万円とするもの。
 このうち第8号補正は低所得世帯への福祉灯油購入費助成事業2097万円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9078万円のみを計上し、初日に採決した。
 福祉灯油は灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯(福祉施設入所世帯を除く)に1世帯当たり5000円を給付する。対象は約3900世帯の見込み。
 政府が新型コロナウイルスの経済対策として行う子育て世帯への臨時特別給付金は、18歳以下の子どもに対する10万円相当の給付のうち現金5万円の給付に係る費用を計上した。
 この2件は速やかに手続きを進め、年内の支給開始を目指す。灯油購入費助成について栗山尚記議員が低所得世帯以外への助成について質問。阿部正幸産業部次長は「具体的な検討に入っていないが、県で事業者への支援を検討しており、それを勘案して検討したい」との考えを示した。
 報酬・給与の条例改正は、県人事委員会の勧告を踏まえ、議員、特別職、一般職の期末手当をそれぞれ年間0・1カ月分引き下げる内容。
 議案8件と陳情4件を常任委員会に付託し散会した。会期は12月17日までの19日間。

アメッコ市 従来規模で開催目指す 大館市の実行委 変異株に警戒、対策講じ

2021-11-30
来年2月の開催方針を決めた実行委(北地区コミュニティーセンター)
 大館市の冬の風物詩「大館アメッコ市」の実行委員会(山城久和会長)は29日、北地区コミュニティーセンターで本年度の初会合を開き、来年2月12、13日に開催する方針を決めた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、ほぼ従来通りの規模で開催を目指す。
 例年、市や大館商工会議所、市観光協会などでつくる実行委が主催している。冒頭、事務局が開催規模について「前回(今年2月)以上、前々回(昨年2月)と同規模を目指す」という案を示した。長倉から新町まで「おおまちハチ公通り」を会場とし、日程を含め出席者から異論はなかった。
 期間中の主要行事は大半が中止されていたが、今冬は実施団体と協議し「白ひげ大神巡行」「秋田犬パレード」「丸まげ行列」「からみアメサービス」を行う予定。来場者の滞留が予想されるステージイベントは引き続き中止する。
 出店業者は県内限定で募集する予定。休憩・飲食スペースを設置し、会場内での飲食を認める方針。山城会長は「海外で新たな変異株『オミクロン』株が確認されたという話もあり、感染防止対策については国や県の方針に従いたい。最悪の場合、出店はできなくなっても(名物の)枝アメ並木を設置する形で開催したい」と話した。
 県内では昨年12月から1月中旬にかけて新型コロナの陽性確認数が増加し、感染拡大の「第3波」に見舞われた。その後減少に転じ、アメッコ市を無事開催できたという。
 実行委は感染防止対策として開催規模を縮小し、主要会場を従来の長倉~新町間(約400㍍)から、大町~新町間の約245㍍に短縮。当日は会場への出入り口を4カ所に限定し、常時5000人以下になるよう入場制限した。出店数は前々回に比べ半減し、アメや食品販売を中心に42店が立ち並んだ。
 アメッコ市は1588(天正16)年に始まったとされ、「この日にアメを食べると風邪をひかない」という言い伝えが残る。

20年度決算 財政の健全性「良好」 大館市 財務4表作成で速報値

2021-11-29
 大館市は、2020年度財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成を進めている。一般会計と7特別会計について、短期的な健全性と長期的な安定性を示す指標は速報値で「良好」と評価。来年2月ごろの公表を予定している。
 会計課によると、20年度決算の主な指標の速報値は、1年以内の短期的な支出に対する資産の余裕度を示す「流動比率」が133・3%だった。200%以上が理想的だが、平均は120~150%。100%以下は危険とされる。前年は速報値で125・7%だった。
 固定資産への投資が自己資本と固定負債の範囲内かどうかを表す「固定長期適合率」は98・9%。100%を下回ると健全、超えると過剰投資の状態とされる。前年の速報値は99・1%だった。
 流動比率と固定長期適合率から導き出される総合的評価で、財政の短期的な健全性と長期的な安定性を示す「資金構造適正度」は、基準の「1」を上回る1・348となり、「良好かつ健全な値」とした。前年は1・268だった。
 福原淳嗣市長は12月議会行政報告で「自治体自らの権限と責任による財政運営が求められる中、引き続き財務書類活用で資産とコストの管理を徹底し、時代を見据えた行政サービスの提供と施策展開に努める」と述べた。
 民間企業と同様の会計処理を採り入れた財務書類4表は、地方公共団体の原則である「現金主義」を補完するもので、土地・インフラ・負債・資本など全ての資産状況や減価償却費などを含めた正確な行政コストを示す。市は複式簿記の導入や固定資産台帳の整備を進め、16年度決算から統一的な基準に基づき財務書類を作成し、適正な財政運営に役立てている。
 19年度の貸借対照表による資産合計は1372億円(前年比18億円減)、負債合計は386億円(3億円減)で純資産986億円だった。市民1人あたり資産は193万円、負債54万円でいずれも前年とほぼ同額。行政コスト計算書による経常費用は324億円(前年比6億円増)、経常収益は前年とほぼ同額の9億円。不足分の315億円は税収や国・県補助金などで補った。

Xマス・イルミネーション 電飾の光が町を彩る 小坂鉱山事務所周辺 来月1日に開幕

2021-11-29
会場には電飾が取り付けられ、1日の開幕を待つ(小坂鉱山事務所周辺)
 小坂町の冬を飾る「クリスマス・マーケットin小坂」が来月1日、小坂鉱山事務所周辺で開幕する。コロナ禍のため、マーケットは昨年に続き中止されるが、イルミネーションは2万個増やし、5万5000個で師走の夜を彩る。
 1873(明治6)年12月、小坂鉱山に赴任したドイツ人鉱山技師クルト・ネットーが小坂で行ったクリスマスに由来する行事で、2013年から開催している。
 例年、露店が並びホットビールやホットワイン、クッキー、ロールケーキ、焼きソーセージなどの飲食物を販売しているが、昨年は新型コロナの影響で、マーケットは中止、ステージイベントも取りやめた。
 イルミネーションは鉱山事務所と天使館周辺の木々などに電飾を取り付け、クリスマスムードを盛り上げる。電飾の取り付けはほぼ終了し、本番を待つばかりとなっている。時間は午後5時から同8時まで。金、土、日曜日は小坂鉱山事務所がライトアップされる。期間は1日から25日まで。
 期間中は飲食店、小売店4店舗が行事に合わせ、クリスマス限定商品、特別メニューを販売する。参加するのは赤煉瓦倶楽部(主な販売商品・ワッフル、シュトーレン)、ミートとだ(ロールケーキ、マッセ、揚げたてドーナツ)、日本料理奈良岡屋(シーフードシチュー、ローストビーフ)、明治百年堂(クリスマスグッズ、リース)。参加日や時間は店舗によって違う。
 問い合わせは小坂まちづくり会社内の実行委員会(☎0186・29・5522)。
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