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ドラゴンアイ開眼 八幡平山頂

2020-05-31
見頃を迎えた八幡平ドラゴンアイ(29日)
 秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)山頂の鏡沼で、雪解けの様子が竜の目のように見える「八幡平ドラゴンアイ」が見頃を迎えている。
 八幡平山頂付近には、アオモリトドマツの森の中に大小の湖沼群が点在する。このうち、鏡沼は雪解けが進むと、中央に雪を残してドーナツ状に水面が広がり、「竜の目」のように見える。2週間ほどの期間限定の現象で大自然が織りなす不思議な光景は観光スポットとして人気を集めている。海外に誇れる日本文化を表彰する「クールジャパンアワード2019」にも選定された。
 山頂レストハウスから雪の坂道を20分ほど歩くと目の前に現れる。6月1日に神事と山開き式が予定されていたが新型コロナウイルス感染防止のため、中止が決まっている。
 

北秋田市、上小阿仁村 推進連絡会あす発足 農家民宿の開業後押し

2020-05-31
 農家民宿などの開業希望者のネットワーク作りを目的とした「北秋田・上小阿仁まるごと体験推進連絡会」が1日に発足する。民宿、簡易宿泊所などが少ないエリアでの開業を促し、観光客、観光消費額の増加を目指す。行政や大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズムが運営をサポート。同法人では「宿泊施設の選択肢を増やすことでニーズに応えていきたい」としている。
 民宿、民泊等は、開業が盛んな大館市に18施設あるのに対し、北秋田市は2施設ほど、上小阿仁村はゼロと、極端な差がある。大館市では行政のサポートが充実しているが、北秋田市、上小阿仁村は開業、運営の情報が少ないのが現状。近年、開業希望者が増えているものの「開業の仕方が分からない」との声が多く、情報交換と行政の連携を深める場として、連絡会を設立する。北秋田市、上小阿仁村、同法人、大館市まるごと体験推進協議会の4者が予約システム調整、補助金、相談窓口の紹介などをバックアップし、自律的運営を促す。
 目的として、両市村に農家民宿、民泊、簡易宿泊所を増やし、観光客、観光消費額の増加を狙う。宿泊費は1~3万円程度に設定し、付加価値の高いものを提供。国内外に地域の魅力をアピールする。
 1日午前11時から北秋田市交流センターで設立会合を開く。連絡会の事務局は同市在住で、群馬県からの移住者の黒岩咲貴さんが担当する。組織発足後は、今月中に上小阿仁村で外国人体験宿泊支援、7月に仙北市での農泊研修ツアーなどを予定。そのほか、月1回の会合を開く。設立メンバーは10人程度。
 同法人では「ビジネスホテルや旅館しかない地域で、入り込み客数を増やすためには選択肢の多さが重要。観光だけではなく、移住体験も可能になる。行政の枠にとらわれず、観光、農政、移住の3つが立体的につながっていくと、地域の活性化につながるのでは」と期待している。 

遭難相次ぎ注意呼びかけ 啓発看板も設置 田代岳方面へ車次々

2020-05-31
啓発看板を設置する署員(大館市岩瀬字大川目元渡)
 今月中旬から下旬にかけて大館市の田代岳で山岳遭難が2件相次いだことを受け、大館署は30日、同市岩瀬の山瀬ダム南側の市道で、遭難・クマ被害防止を呼び掛ける啓発活動を行った。早朝から田代岳方面に向かう車が多く見られる中、ドライバーに対策を周知したほか、啓発看板を設置して注意を呼び掛けた。
 田代岳では20日、山菜採り目的で入山して行方不明となっていた同市の70歳代男性が死亡。27日にはタケノコ採り目的の大仙市の60歳代男性、秋田市の50歳代男性の2人が遭難し、無事発見された。例年に比べて速いペースで山岳遭難が起きており、山菜・タケノコ採りシーズンの本格化でさらなる発生が懸念される。
 この日は同署地域課の署員5人が参加。田代岳方面に向かう車を停止させ、ドライバーにチラシなどを手渡した。「遭難が相次いでいるので注意して」などと呼び掛けた。
 チラシやポケットティッシュなど啓発グッズ約70組を用意し、1時間弱で配り終えた。この間に50台以上の車が通過していった。
 28日にクマの写真を用いた看板を市道沿い2カ所に設置したのに加え、この日は「山岳遭難多発中」と書かれた看板も新たに置いた。
 同課の佐藤啓太課長は「天候も良く、入山者が多かった。例年よりも早いペースで遭難が発生しており、1件でも多く減らしたい。入山する際には、危険な場所には入らないよう心掛け、体調・体力に合わせた行動をお願いしたい」と話した。

 

売り上げ減の業者支援 大館市が追加策 県外学生へ食材提供

2020-05-30
会見する福原市長(大館市役所)
 大館市の福原淳嗣市長は29日の定例会見で、新型コロナウイルス対応の追加支援策として、売り上げが減少した事業者への独自助成や市内宿泊者への商品券提供、県外学生への食材提供を行うと発表した。関連予算案を6月定例市議会の最終日に追加提出する予定。
 事業者支援は、2月から5月の売り上げ減少率が20%以上50%未満の企業に給付金を出す。国の持続化給付金(中小企業200万円、個人事業主100万円)、休業要請協力金(県30万円、市20万円)のいずれにも該当しない事業者を対象とする。
 商品券は地域限定とし、県の助成を受けて市内宿泊施設を利用する人に配布して、観光消費の拡大を図る。利用者の居住地は市内外を問わない。
 食材提供は「学生応援ふるさと便」と名付け、市出身の県外学生(大学生や専門学校生など)に対し、コメなどを送る。送料込みで4000円程度を想定している。
 福原市長は「緊急事態宣言の解除を受け、経済活動をできるだけ早く再開させたい。県外学生への食材提供は、ふるさとの魅力を再発見する機会になればいい。具体的な支援内容は協議中」と述べた。
 このほか、家計急変で学業を続けることが困難な学生を対象に奨学生を追加募集する。貸与するのは月額で高校生など1万2000円、大学生など4万円、医学生6万円。受付期間は6月1~30日。問い合わせは学校教育課(☎0186・43・7112)

 

81%に振込が完了 北秋田市 特別定額給付金

2020-05-30
会見する津谷永光市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は29日に市役所で開いた定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金について、この日の作業分を含めて2万5494人分の振り込みが完了したことを明らかにした。対象となる市民3万1185人の81・7%。「ぜひ、市内で利用してほしい」などと呼び掛けた。
 市ではマイナンバーカードを利用したオンライン申請を今月1日から受け付け、郵送による申請は11日に書類を発送し、順次受け付けを開始してきた。
 会見で市長は「今月27日現在でのまとめで、申請状況は対象となる1万4015世帯のうち1万2233世帯から申請が提出された。申請率は87・3%」と説明。同日時点での支給状況は「対象となる3万1185人のうち2万1730人、69・7%に振り込みが完了した」としたほか、「29日は3764人への振り込みを予定しており、合計すると2万5494人、81・7%の市民への振り込みが完了する」などと述べた。
 その上で「受け付けの締め切りは8月11日。まだ、申請されていない世帯については今後、市からも連絡をするが、早めに手続きをしてほしい」と呼び掛け。「地域経済をもり立てるためにもぜひ、市内の飲食店や小売店等で利用してほしい」と話した。
 また、市独自の緊急経済対策である「事業継続支援金」「学生生活支援臨時給付金」「緊急子育てサポート給付金」の申請受け付けを開始したことも紹介。「今後の推移を見極めながら、必要に応じて第2弾、第3弾の経済対策を講じていきたい」との考えも示した。

 
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比内地鶏支援 CF好調、400万円超 秋田犬 ツーリズム 総菜加工品など提供

2020-04-30
秋田比内やで製造している比内地鶏の総菜加工品(秋田比内や大館本店)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は、比内地鶏の消費拡大につなげようとクラウドファンディング(CF)を行っている。開始翌日に目標の100万円を達成し、29日までに417万円を超える支援が集まっている。市内の業者が製造した総菜加工品などをセットにし、家庭でも食べやすい商品を提供。同法人では「比内地鶏のハードルを下げて味わってもらう取り組み。たくさんの人に食べてほしい」としている。期間は5月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要が落ち込む比内地鶏の消費を支援しようと、購入型クラウドファンディング「#比内地鶏を食べて応援」プロジェクトを22日からスタート。1口1万円で、比内地鶏正肉、比内地鶏ステーキ、ハンバーグなど冷凍品が入った「温めるだけのお惣菜セット」と、比内地鶏スープ、親子丼の素などの常温品「調味料セット」の2種類を用意した。冷凍品は秋田比内や、本家比内地鶏、常温品はJA秋田たかのす、秋田活性化の共同出品。
 このうち、秋田比内や(武藤幸美社長)の総菜加工品は、家庭や弁当などで気軽に味わえるようにと、先月から販売を始めた商品。保存料や化学調味料を使わずに工場で一つ一つ手作りした。湯煎や電子レンジで簡単に温められる。ステーキセットは3枚で1080円(税込み)、ハンバーグセットは2個で648円(同)など、比内地鶏商品としては買い求めやすい価格となっている。
 クラウドファンディングが好調なことについて、「応援してくれる人がたくさんいることを実感した。比内地鶏のブランド力はまだまだある」と武藤社長。今後は「地元が応援していかないと守れない危機。この機会にファンを増やしていければ」と話している。
 支援の申し込みは「FAN AKITA」から。秋田比内やの商品は個別の注文も受け付ける。問い合わせは同社(電話0186・52・3886)。

県営工業団地拡張 付け替え道路の供用開始 大館市 一部舗装工事続く

2020-04-30
供用開始した市道二井田片貝沼田線の付け替え道路(大館市二井田)
 大館市は、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道二井田片貝沼田線の一部付け替え道路の供用を開始した。拡張地造成計画の変更で工事が遅れ、当初3月完成予定だったが6月中となる見通し。一部未舗装区間があり、安全確保の上で工事を進める。6月議会に付け替え道路の市道認定案を提出する予定。
 団地内企業が生産体制増強に向け拡張地取得の意向を示したとして、既存団地との一体的利活用を図ろうと2019年度に付け替え事業に着手。拡張事業は大館第1南側4・8㌶と大館第2東側13・8㌶で16年9月に着工し、平安時代の埋没建物が屋根を残した状態で見つかった「片貝家ノ下遺跡」を含む用地は除外したため、当初より4㌶減の18・6㌶を整備した。
 ニプロ大館工場と第2拡張地の間を通る320㍍区間、拡張地南側の330㍍区間をそれぞれ付け替え、拡張地内に整備された団地内道路に接続。上水道・工業用水道管も移した。旧ルート858・3㍍から新ルート1033・2㍍となり、今月24日正午に供用開始した。
 県の造成工事は昨年11月に終える予定だったが、進出予定企業の工場増設計画との調整で大幅な変更が生じ、3月末の工期に延長。その影響で道路新設工事の舗装や既存市道の撤去工事、市有地の造成工事、電柱移転補償なども遅れた。工場増設には影響を与えないよう6月中の完成を目指している。
 市道二井田片貝沼田線は、国道285号から工業団地へのアクセス道として13~17年度に拡幅改良を実施。今回は路線付け替えのため、道路事業の国交付金の返還には該当しない見通し。市商工課によると、企業側が拡張地を取得すると大規模な投資と雇用拡大が見込まれるという。

日沿道鷹巣大館道路 県道の切り替え完了 北秋田市脇神 空港西線で520㍍新設

2020-04-30
縄文館側へ下る県道(左)に切り替え、通行止めにした道路(右)を鷹巣大館道路として整備(北秋田市脇神)
 日本海沿岸東北自動車道鷹巣大館道路の工事に伴い、新たな道路の付け替えが必要となっていた北秋田市脇神の県道大館能代空港西線で今月、付け替え道路約520㍍が完成した。27日に道路の切り替え作業が行われ、県道が伊勢堂岱遺跡の駐車場付近を通過するようになった。
 鷹巣大館道路の大館能代空港インターチェンジ(IC)以西は未開通区間。国交省が担当する鷹巣大館道路の大館能代空港IC―同市脇神間の接続区間(1・7㌔)と、県が担当する市脇神―今泉間の鷹巣西道路(5・25㌔)は、いずれも2020年度の供用開始を目指している。
 接続区間の一部は、これまで車両が通行していた県道を鷹巣大館道路として整備することとなる。工事期間中も県道を通行できるよう、付け替え道路を造った。
 付け替え道路の工事は国交省能代河川国道事務所が昨年11月末から着手。県道南側にあった林を切り崩し、同市脇神の川口南交差点側から伊勢堂岱縄文館側へ下る道路約520㍍を新設した。
 これまでの県道は伊勢堂岱遺跡の駐車場や伊勢堂岱縄文館より高い位置にあった。県道の切り替えにより、駐車場付近を通るほか、旧県道下にあるトンネル型の構造物(ボックスカルバート)を通過することとなった。構造物付近は大きなカーブがあり、走行には注意が必要。
 同事務所は「鷹巣大館道路事業が本年度の供用に向け大きく前進した」とし、切り替え後も現場作業などで交通規制が生じるため、「現場の誘導に従って通行してほしい」と呼び掛けている。

大館大文字まつり 大文字焼き実現目指す 5月に可否判断 その他の全行事中止

2020-04-29
大館の夏の恒例行事となっている鳳凰山大文字焼き(昨年の祭り)
 大館大文字まつり実行委員会(小池昌平委員長)は28日、大館市御成町の観光交流施設「秋田犬の里」で本年度初会合を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年8月の祭りの大部分を中止すると決め、鳳凰山大文字焼きについてのみ実施する方向で検討していくことを確認した。大文字焼きは「三密を避けて成立する数少ない行事」とし、感染防止対策を徹底した上で実現を目指す。時期は8月に限らず、11月までを想定している。市民の意見を集約し、5月中旬までに可否を判断する。
 委員ら約20人が出席。始めに大文字焼きを除いた行事の中止について、全会一致で決定。県内外で9月上旬までのほとんどの夏祭りが中止となっていることを踏まえ、「昼の部」や「夜の部」の打ち上げ花火などは参加者、観覧者が密集する可能性が高いことから判断した。
 大文字焼きについては、小池委員長が「三密を避けてできる行事は、暗い雰囲気を少しでも改善する役割が課せられていると思う」とし、新型コロナウイルス終息への願い、医療・救急関係者への敬意とエールを込めて実施したい考えを示した。
 実施するための条件として▽市民の賛同▽「夜の部」会場の長木川河川敷の閉鎖、警備員配置▽大人数でのパーティー等の自粛要請―などが必要であるとし、日時については感染拡大状況を考慮した上で「8~11月の間で、最適な日を考えたい」と述べた。
 委員からは「趣旨を説明すれば、市民は理解してくれると思う」などと賛成する声が目立った。一方、「人が集まる可能性がないとは言い切れないのが心配」「他県から訪れる人への対策に注意しないと」といった意見も上がった。
 実施については事務局に一任することで決定。感染拡大が収まらない場合は中止することも想定した上で、実現を目指すことにした。市民の意見を集約した後、市、市観光協会、大館商工会議所が協議して可否を正式に決める。
 インターネット中継など多くの市民が鑑賞できる方法も検討していく。市観光協会の山城久和会長は「状況が許されるなら、(新型コロナウイルス対策の)最前線で働く人、落ち込んでいる人たちに、大文字の火でエールを送りたい。市民が同時に火を見上げることで、思いを届けられれば」と話した。
 大文字焼きも含めて全面中止となれば、1987年以来33年ぶり。大文字焼きは昨秋から準備作業が始まっており、薪として使用するため鳳凰山の中腹付近に既に運んであるアカマツの処理なども課題となってくる。

山菜採りシーズン クマに気を付けて 鹿角市が看板など設置 死亡事故現場など封鎖

2020-04-29
バリケード、死亡事故発生の看板を取り付ける市職員ら(鹿角市十和田大湯熊取平)
 山菜採りシーズンのクマによる事故を防ごうと鹿角市農林課などは28日、2016年に死亡事故が発生した十和田高原地区の市道と、国有林に通じる林道約60カ所に車が通行できないようバリケードや「入山禁止」と書かれた看板を設置した。〝3密〟に該当しないことから今年は入山者数が増えるとみられ、設置でさらに注意を促す。設置箇所の道路は11月20日まで封鎖する。
 タケノコの産地として知られる市十和田大湯の熊取平や田代平を含む同地区では16年5月から6月にかけて、クマによる4件の死亡事故が発生。市内では昨年、死亡事故はなかったが、4件で6人がけがを負った。
 市は16年以降、現場周辺の市道や山林に入りやすい私有地などに看板やロープを設置。シーズンが本格化する前のこの時期から雪が降る頃まで封鎖して呼び掛ける。担当者によると、事故周知で一時入山者が減少。これに伴い、クマの生息数が増えた可能性があるという。一方で、ロープを乗り越える入山者も確認している。
 この日は農林課、危機管理課の職員計11人や鹿角署員が5班に分かれ、作業を進めた。死亡事故現場に通じる市道は、バリケードを設置。「この先でクマによる死傷事故発生!」と書かれた看板も合わせて掲示し、土のうでしっかり固定した。農林課の小野寺裕一農地林務班長は「事故から年数はたったが、依然危険な状態が続いているとみられ、引き続き地区での山菜採り自粛を呼び掛けたい。警察と連携して休日を中心に見回りを実施したい」と話していた。
 市内では今月3日、尾去沢の住宅地で例年より6週間早くクマが目撃された。暖冬で山の雪解けも早く、山菜採りシーズンが長期化すると危惧。市は5月中旬ごろからパトロールを行う。
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月ノ輪柄がそっくり クマ模したTシャツ 北秋田市の企画事務所 

2020-03-21
胸元に月の輪柄が入ったTシャツ
 秋田内陸線沿線の活性化に取り組む企画事務所「くまのたいら企画」(大穂耕一郎代表)が、沿線の山間部に生息するツキノワグマを模したオリジナルTシャツを開発、販売している。胸元にある月の輪柄が本物そっくりで話題を呼びそうだ。
 新型コロナウイルスの感染拡大で社会全体に暗いムードが漂う中「楽しい話題を提供したい」と2月に開発を構想した。黒地に白っぽい月の輪柄を配置しただけのシンプルな原案を大穂代表が制作。ユニークなデザインの衣料品を手掛ける旧知の広告会社「サンタ・クリエイト」(新潟県十日町市)に依頼し、綿シャツにプリントしてもらった。
 サイズは子ども用の120㌢と140㌢、大人用のS、M、L、XL。価格は子ども用2400円、大人用2700円(いずれも税込み)。北秋田市の打当温泉「マタギの湯」で土産品として売り出した。今後、温泉近くの阿仁熊牧場「くまくま園」でも販売予定。
 類似したデザインは「見たことがない。ありそうでなかった」と大穂代表。「山の中で着るとクマと間違われてびっくりされるかも。Tシャツがツキノワグマの生態を知る契機にもなればいいですね」と話した。
 打当温泉でサンタ社の山菜柄Tシャツも販売中。問い合わせはくまのたいら企画(☎0186・84・2120)。
 

つるし飾り鮮やか 鹿角市のこもせ通り 飾り雛まつり始まる

2020-03-21
色鮮やかなつるし飾りなどが並ぶ会場(鹿角市十和田毛馬内)
 鹿角市十和田毛馬内のこもせ通りで20日、つるし飾りなどを展示する「毛馬内飾り雛まつり」が始まった。地元手芸サークルや住民が製作した色鮮やかな作品128組が並び、訪れる人の目を楽しませている。26日まで。
 まつりは、実行委員会(勝又幹雄会長)がこもせ通りのにぎわい創出などを狙いに実施し、今年で4回目。サークルや十和田高校の生徒9団体が出品した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれたが、近隣に感染報告がないことから決行。だが、手芸の体験会や景品が当たるスタンプラリーなどのイベントは中止した。
 通りに面した商店や銀行、民家の全8カ所につるし雛飾りや、ひな人形などを展示。初日は午前中から市民らが訪れ、色とりどりのつるし飾りに見とれる姿があった。サークル会員に作り方を尋ねたり、販売されている手芸品を購入したりしていた。市内の80歳代女性は「手が込んでいて華やか。作品に感動している。会期内にまた来たい」と話していた。
 勝又会長は「コロナウイルスの影響はあったが、参加者の発表の場を奪わず、にぎわいをつくりだしたいとの思いで開いた。悪天候だが来場があり、熱心に見てくれている。出品者それぞれが手間をかけた新作が並んでいる。ぜひ見てほしい」と来場を呼びかけていた。
 主会場はこもせ通りの旧タカタツ向かい。午前10時から午後3時(最終日は正午)まで。一部手芸品や陶芸品の販売も行っている。

 

新型コロナ「一緒に乗り越えよう」 タイからメッセージ動画 事前合宿の大館市へ

2020-03-20
動画を作成したタイのボッチャチーム
 新型コロナウイルスの県内感染が確認された後、東京パラリンピックの事前合宿を大館市で行う予定のタイのボッチャチームから、同市に励ましの動画メッセージが届いた。選手らが「私たちと一緒に乗り越えましょう」などと、このために学んだという日本語を披露。同市では「非常に勇気づけられた」と感謝を表し、より一層のサポートを約束している。
 6日に県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、11日にタイパラリンピック委員会のチュティナン・ビロムパックディー会長から市にメールが届いた。「秋田の皆さまの安全性を不安に思う次第です。秋田は私たちにとって、とても親密な絆のあるところです。無事を心からお祈りします」などとつづられており、その後、チーム内で動画が撮影された。
 約2分の動画は動画投稿サイト・ユーチューブにアップされており、16日に国内外の関係者で共有された。選手やコーチなどがスマートフォンなどを使って日本語を練習する姿が映し出され、同市の街並みの様子も登場する。選手らは「皆さんが無事でいることを願っている」「一緒に頑張りましょう」「私たちの気持ちは皆さんと一緒です」といったメッセージを伝えている。動画を送ったタイのパラリンピック委員会の外交担当者は「秋田の皆さんを励ますために、日本語の長い文章を一生懸命勉強した。最終的に、素晴らしい言葉が秋田に届いたと思う」と話している。
 同市では、19日にスポーツ振興課のフェイスブックで動画を紹介。「非常に勇気づけられた。これからも応援し続け、チームとしてこの状況を乗り越えていきたい」などと感謝を述べている。同課では「仲間として見てくれていることを改めて感じた。タイでも感染者が増えているようで、状況を見ながら大館からも励ましのメッセージを送れれば」としている。
 同市での事前合宿は、8月1日から18日まで。その後、東京へ移動し、25日にパラリンピックの開会式を迎える予定。

クマ市街地出没に対応 鹿角市鳥獣被害防止協 人身被害昨秋相次ぐ 県内初のマニュアル

2020-03-20
ツキノワグマ市街地等出没対応マニュアルを策定した協議会(鹿角市交流センター)
 鹿角市鳥獣被害防止対策協議会(会長、大森誠農林課長)は19日、市交流センターで総会を開き、昨年のツキノワグマによる人身事故を受け、「ツキノワグマ市街地等出没対応マニュアル」を策定した。市街地にクマが出没した際の具体的な対処方法や関係機関の役割などを明確にしたもので、県内の自治体では初めての策定。
 市内では昨年9月から11月にかけて、クマに襲われてけがを負う人身事故3件が相次いで発生し、5人が被害に遭った。
 このうち11月20日に十和田大湯の温泉街で起きた事故では、市の要請を受けて猟友会員ら3人が出動。クマを追っていたところ、突然現れたクマに顔を引っかかれたり、指の一部をかみちぎられたりして重軽傷を負った。
 こうした状況を踏まえ、市農林課が関係機関の意見を反映させながら、市街地等にクマが出没した際のマニュアルを策定した。
 対応要領では、クマの出没状況に応じて「監視警戒」(現地から立ち去っている場合など)と「緊急出動」(市街地等にとどまっている場合など)の2段階の対応レベルを設定。各レベルで関係機関の役割や、現地における対応方法などを定めた。
 このうち緊急出動レベルでは、農林課、鳥獣被害対策実施隊、鹿角警察署で構成する現地本部を設置。農林課と鹿角署から現地指揮者を1人ずつ選任するほか、「指揮」「現地調査」「広報」「規制」「追い払い・捕獲」の5班を設けて対応にあたる。
 クマの排除は、市街地等では銃器を使用した駆除ができないことから、住民と現地対応従事者の安全を確保しつつ、基本的に追い払いによって行う。しかし、追い払いでは住民の安全確保が困難で危険を伴うと判断される場合や周囲の状況等によっては、麻酔薬や箱わな、もしくは緊急避難的な銃器による駆除も検討する。
 また、市民に危害が及ぶ恐れのある区域を「警戒区域」と設定する。市役所内には庁内本部を設置し、現地本部との情報共有、警戒区域の設定に関わる市民への周知などにあたる。
 総会ではこのほか、2020年度事業計画を決めたほか、鳥獣被害防止計画を一部改正した。市街地等にクマが出没した想定での避難訓練をマニュアルに基づいて実施する計画。また、十和田高原地区と仙北市境界付近の市道・林道の通行止め等は本年度に引き続き実施する。
 鳥獣被害防止計画には市街地等におけるクマ出没対応に関する記述や、対象鳥獣としてニホンザルを追加した。

住民票など申請タッチで 北秋田市 マイナンバーカードで 窓口に「ツール」

2020-03-20
市民課市民係に設置された窓口申請ツール(北秋田市役所)
 北秋田市は今月から、市役所市民課などに「窓口申請ツール」を設置、サービスを開始した。マイナンバーカードを使用することで、端末の画面タッチだけで住民票などの交付申請ができるもの。先月から開始したコンビニ交付と合わせ、窓口混雑の緩和などへの効果が期待されている。
 窓口申請ツールは、地方公共団体情報システム機構(J―LIS)の証明書交付センターのシステムを活用したもの。市役所市民課市民係のほか、合川・森吉・阿仁の各総合窓口センターに設置した。
 利用方法は、カード読み取り機の上にマイナンバーカードを載せ、画面の指示通りにタッチしていく。取得できる証明書は▽住民票の写し▽印鑑登録証明書▽所得課税証明書▽住民票記載事項証明書▽戸籍全部(個人)事項証明書▽戸籍の附票の写し―で、コンビニ交付と同様。ただし、証明書類は窓口で職員から交付される。利用できるのは北秋田市民に限られる。
 市によると、申請ツールを利用することで、交付申請書へ記入する必要がなくなるほか、申請から受け取りまでの時間が短縮されるという。また「コンビニ交付と同様の操作となっていることから、次回以降、コンビニでの取得が容易になる」としている。
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