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参院選 あす投開票 2陣営 秋田市で「最後のお願い」

2019-07-20
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 第25回参院選は20日、運動期間の最終日を迎える。本県選挙区(改選数1)で事実上の一騎打ちを展開する自民党現職と、野党統一で無所属新人の両陣営は大票田の秋田市で選挙カーを走らせ、17日間の戦いを締めくくる。消費増税や老後資金不足問題に端を発した年金制度の在り方などが争点となる中、各候補とも「最後のお願い」に臨む。投開票は21日。
 本県選挙区に立候補したのは、届け出順に自民党現職で再選を目指す中泉松司候補(40)=公明党推薦、無所属新人で野党統一の寺田静候補(44)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の石岡隆治候補(45)の3人。
 中泉候補は連日のように閣僚や党幹部らの応援を受け、13日は安倍晋三首相とともに大館市で街頭演説。「厳しい戦いだからこそ皆さんの力が励みになる。ふるさとを強くするために必要なのは政策と予算。しっかりと成果を上げて期待に応えていく」と支持拡大を呼び掛けた。20日は菅義偉官房長官が北秋田市で演説する予定。
 寺田候補は政党色を消した草の根運動に徹している。野党支持層の基礎票を固めつつ、無党派層への浸透を狙う。16日は大館市で演説し、「困難の一つ一つに手を差し伸べられる社会でなければならない。私が背負ったものは今の政治の在り方がおかしいという皆の思い。声を上げられない人たちのために力を貸してほしい」と訴えた。
 石岡候補は県内に事務所を置かず、遊説も行っていない。NHKの受信契約者だけが視聴できるスクランブル放送化を動画投稿サイト「ユーチューブ」で訴えている。
 選挙戦は、10月に控えた消費税率10%への引き上げや憲法改正の是非、経済対策などを巡り、与野党の主張が激突する構図。老後資金2000万円問題に端を発した年金制度不安、企業の人手不足への対応も主要な争点に浮上している。
 県選管によると、14日時点で期日前投票を利用したのは有権者87万2895人のうち9万2125人で10・55%。3年前の前回同期に比べ0・9㌽下回っている。

3高校統合 「充実した環境早期に」 県教育庁 小坂高協で理解求める 一部に不満の声も

2019-07-20
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小坂高校発展支援協議会で説明する県教育庁の関係者(セパーム)
 鹿角地域の小坂、十和田、花輪の県立3高校の統合校が、現在の花輪高校の敷地に開校することが決まったことについて、県教育庁は18日、小坂高校発展支援協議会に説明した。花輪高校の校舎、敷地を活用することにより、最短期間で開校することができる」とし、地区の子どもたちに「充実した高校教育の環境を早期に提供できる」と理解を求めた。
 町セパームで開かれた同協議会の会合に、県教育庁の渡部克宏教育次長、高校教育課の伊藤雅和課長らが出席。方針決定の経緯について、伊藤課長は鹿角地区の中学校卒業者数の実績と、減少が進む今後の予測値を示しながら、「統合に時間をかけてしまうと、その間に三つの高校とも小規模化が加速する。そのことにより、活力に満ちた魅力ある学校を維持できなくなると予想された」とし、「学校に活力があるうちに統合を進めたい。早期に新しい統合校をつくることが、この地域にとって最も有効であると考えた」と述べた。
 新たな場所へ新校舎の建設については「土地の選定、地権者との交渉、用地の取得や造成、設計、建築の手続きがあり、相当の年数を要する。地区の待ったなしの状況の中で、新しい土地の取得は非常に厳しい。新たな土地を取得するための公費の投入は県民の理解が得られるのか、高いハードルだった」と説明した。
 現在の花輪高校の校舎は2003年の建築で「これからも十分に使用できる。敷地面積は約6万2000平方㍍で、統合校の6クラス規模でも十分活用できる」。統合校は現時点で1学年6クラス規模を予定しており、「産業系の学科、コースの設置も検討している。実習施設が必要になるため、現在の校舎の増改築が不可欠」とした。
 「3高が統合して一つの学校をつくることは、対等の統合」と強調し、「各校の教育課程、特色ある教育活動を引き継ぎたい。小坂高校の伝統や歴史も継承し、統合校の中でより充実、発展させたい」と考えを示した。
 今後は「年度内に基本構想を固め、設置する学科、開校する時期を定めたい。通学に関しては何らかの支援を検討していきたい」と説明した。
 同協議会は小坂高校同窓会、町内の小中PTA、自治会、町などで構成。意見交換で一部の会員は「協議会の存在の意義を大事にするべきだったと思う。報告書と真逆の結論が、協議会への相談がなく県議会に提示されたことは驚き」「今回の決定を、少なくとも協議会に対して説明するべきだったと思う」と、県教委の対応に疑問を呈した。
 渡部教育次長は「協議会の方々への説明は町や市と相談しながら、検討を進めたい。伝え方に関して、反省しなければならない点があったと感じている」と述べた。

北秋田市のくまくま園 子ぐまの名前「和(なごみ)」に 夏休みイベントで公開

2019-07-20
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ツキノワグマの「和」(北秋田市提供)
 北秋田市は、阿仁熊牧場「くまくま園」で2月1日に生まれたツキノワグマの名前が「和(なごみ)」に決まったと発表した。20日に開幕する「夏休みイベント」期間中、保育の様子が見学でき大勢の来場を呼び掛けている。
 和は雌で、今春生まれた唯一の子グマ。今季の開園と同時に来園者から名前を募っていた。締め切りの5月末まで1085通の応募が寄せられた。「未使用の名前」など審査基準に従い、飼育スタッフが1点を推薦、決定した。
 命名の由来について市は「令和の一文字を使っている」「甘えん坊でおとなしい性格に合っている」点を挙げた。同名の応募は2件あり、命名者は非公表。イベント開催日の午前11時と午後2時の計2回、約30分間広場で遊ぶ姿を公開する予定。
 イベントの日程は20、21、27、28日と8月3、4日、10~18日。午前9時から午後4時まで。ひぐま舎の中に来場者が入り餌を置く体験や、クイズラリー、フォトコンテスト作品の展示を予定している。
 他に▽27日=リニューアル5周年セレモニー▽28日、8月3、4日=クラフトコーナー▽10~15日=移動動物園―を計画している。27日は入園無料デー。ヒグマの実寸大(2・3㍍)パネルなどをお披露目する。
 8月11、12の両日はくまくま園近くの屋外施設「遊遊ガーデン」で魚のつかみどり(午前10時から午後3時まで)を体験できる。午前11時、午後0時30分、午後1時30分の計3回。通常料金は1人1000円だが、くまくま園の半券提示で半額割引する。釣りは自由。魚などの焼き場を用意している。
 問い合わせは同園(☎0186・84・2626)。

干ばつなど 農産物の生育に影響 エダマメは面積減の222㌶ JAあきた北生産組織協

2019-07-19
生育状況などが報告された生産組織連絡協議会(メモリスあきた北)
 JAあきた北の生産組織連絡協議会(小畑公悦会長)が18日、大館市のメモリスあきた北で開かれ、農畜産物の生育状況を確認した。5月以降の渇水、干ばつの影響で生育が遅れている作物があり、今後の管理で回復を目指すとした。年々作付けを増やしてきた最重点品目のエダマメは、1日現在の栽培面積が前年度比19・3㌶減の222・7㌶。ネギは栽培戸数を増やしたが、それ以外の作物は微減や現状維持で、新規参入者の確保が課題に挙がった。
 最重点品目はエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ。このうち、エダマメは前年度比1戸減の39戸が栽培。本年度の販売金額は2億7000万円を計画した。出荷は例年早い16日から始まったが、JAの担当者は「高温、乾燥から全体的に草丈が短く、さやの付きが少ない。お盆ごろまではやや収量が少ない状態になるのでは」と指摘した。
 アスパラガスは91戸が39・2㌶で栽培し、前年度から3戸、4・6㌶減った。春採りは5月の降ひょうなどで出荷開始が遅れた上、その後も干ばつの影響で品質が低下し、出荷量は例年の3割減。「夏採りの出荷量確保を目指す」とした。ヤマノイモは38戸が20・1㌶で栽培し、1戸、0・4㌶減。3年後に販売額1億円を目指すネギは41戸が10・5㌶で栽培し、4戸、1・2㌶増えた。
 野菜や果樹、花き、菌茸の青果物全体の栽培戸数は466戸で、前年度比19戸減。担当者は「エダマメ、アスパラガスは大規模生産者が栽培を辞めたため、面積が大きく減った」とし、「どの部会も新規参入がなく、栽培面積を増やすには限界がある。新規参入者を掘り起こしていきたい」と述べた。
 果樹部会は5月の降ひょうについて「ナシ、リンゴの被害は深刻。ナシは摘果作業が遅れ気味で、品質、収量に影響するのでは」と報告した。関東地方の日照不足でキュウリなどの価格が高騰する中、「産地リレーがうまくいかず、価格の暴落に発展する懸念がある」との声も聞かれた。
 虻川和義組合長は、同JAと市内の食肉加工販売会社が公正取引委員会から警告を受けたことに触れ、「JAの各部門を精査し、二度と起こらないようにする」と述べた。
 役員改選で、小畑会長と松江俊明、富樫昌幸副会長を再任した。

江戸初期の豪族 地域発展に功績 野尻左京で地域おこし 八幡平の荒町自治会

2019-07-19
左京の功績をたたえる絵地図と荒町の住民(荒町自治会館
 鹿角市八幡平の荒町自治会(畠山隆会長、33世帯)は本年度、鹿角三郷士の一人で江戸初期に地域の発展に貢献した豪族、野尻左京にちなんだ祭りの準備や屋敷跡の整備などに取り組んでいる。祭りは8月14日に同自治会館で開催する予定。市の「集落支援員活動事業」を活用し、左京をデザインした絵灯籠の製作などを進めており、にぎわい創出や交流の輪の広がりに期待される。
 鹿角の三郷士は草木丹後、野尻左京、牛馬長根越後の3人を指し、南部藩以前の支配者とされる。
 野尻左京は江戸初期、花輪館に転封された毛馬内九左衛門の命を受け、夏井村岩崎から野尻まで4㌔におよぶ大規模な水路開削事業を展開。その水路は「三ケ田堰」と呼ばれ、完成により荒町から野尻にかけて稲作ができるようになり、集落が形成されたと伝えられている。三ケ田堰は今も当時とほぼ同じ場所にあり、毎年、住民が堰上げを行っているという。
 荒町自治会はこの半世紀で人口が半数以下となり、今後の自治会活動の維持が重要な課題となっている。こうした中で、今回の地域活性化事業に取り組むことになった。
 同自治会では住民8人が中心となり、7、8年前から野尻左京の調査活動を実施。昨年度は野尻左京研究会(畠山博英代表)を立ち上げ、左京が実在した人物であることを確認したほか、功績や系譜、今に残る痕跡などをまとめた報告書を製作。さらに市の集落支援員活動事業を活用し、左京にあやかった地域活性化の事業計画づくりに取り組んだ。
 本年度は継続事業として計画に基づき活動を進めている。毎年8月14日に開催している夏祭りを「野尻左京祭り」と称して開くこととし、やぐらに設置する絵灯籠2台を新調。のぼり旗も新たに製作する。当日は左京の功績をたたえる絵地図の展示やバーベキューを囲んでの語らいなども計画している。
 灯籠は横180㌢、高さ90㌢。絵は十数年前に描いたことがある阿部仁さん(45)が担当。左京や妻、黄金の怪鳥、豊年満作をイメージし製作を進めている。
 このほか、左京の屋敷跡と推測される場所の周辺を「左京の泉ガーデン」として整備する計画。14日は階段の設置作業を実施した。今秋には左京の墓地跡への由来看板の設置などを行う計画だ。
 畠山博英さん(63)は「もし、野尻左京がいなかったら、荒町はなかったかもしれない」と顕彰する意義を強調。「お盆に帰ってくる荒町の出身者が子どもや孫を連れて来れば、関係人口の増加にもつながるのでは」と事業の成果に期待を込めた。さらに「左京の直系の子孫は小坂町にいる。将来的にはそうしたゆかりのある方々にも参加してもらいたい」と抱負を述べた。
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新斎場整備へ基本計画 大館市 老朽化で「建て替え」方針 候補10カ所から適地選定

2019-06-30
供用開始から40年が経過した大館市斎場
 大館市は新斎場整備に向け、基本計画を策定する。現在の市斎場は供用開始から40年が経過し老朽化していることから、庁内の検討委員会が「建て替え」の基本方針を示した。現在地のほか、市有地、民有地10カ所程度の建設候補地を絞り込んだ上で、基本計画の策定業務を発注し、各地の周辺調査を行って、適地を選定する。市は「建設場所にもよるが、2023~24年度の新斎場完成を目指す」としている。
 市斎場は小柄沢墓園の中にあり、1979年4月に供用が開始された。鉄筋コンクリート銅板ぶき平屋建てで、火葬炉4基などを設けた火葬棟と、待合室3室などの待合棟からなる。
 施設の老朽化が著しく進んでいるとして、2018年度に市の部長級職員で組織する斎場整備庁内検討委員会(委員長=虻川正裕市民部長)を設置。整備に関する基本的な考え方を整理した「斎場整備基本構想」の策定を進めている。
 検討委は「建て替え」を基本方針とした上で、現在の斎場敷地一帯は土砂災害警戒区域に指定されているため、「現在地に限定せず、他の候補地も評価・検討し、適地を選定したい」と方向性を示した。施設はゆとりの空間の確保やバリアフリー設備、災害時の安全機能などの観点にも配慮して整備する方針。
 現在、検討委が建設候補地10カ所程度の絞り込み作業を進めている。今後、各候補地の法的規制条件や道路などの周辺施設、新斎場の規模や面積、事業費などを調査して最終的に適地を選び、建設に向けた新斎場整備基本計画を策定する。市は6月補正予算に基本計画策定業務委託費995万5000円を計上した。計画は20年3月末までに策定する。
 現在地周辺について市民課は、「土砂災害対策を講じれば建て替えが可能かどうか、対策にかかる費用なども調査する」と説明する。また、他の候補地については「市有地に限定せず、市民が便利に利用できるよう民有地もリストアップし、調査していきたい」と話した。「建設地によってスケジュールが変わってくるが、23、24年度の完成を目標に事業を進めたい」としている。

未来へ意識変えて 北秋田市で共同参画フォーラム 地域づくり考える

2019-06-30
地域の未来を考えた男女共同参画フォーラム(コムコム)
 「意識が変われば未来が変わる」をテーマとした男女共同参画フォーラム「未来の地域を語ろう2019」が29日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。地域で活動する人たちの様子を聞きながら、未来に向けた地域づくりを考えた。
 県北女性の会(風の会、加賀谷七重会長)が主催し、毎年この時期に開催。男女共同参画の観点から、地域の未来を考えるきっかけとすることをねらいとしている。
 大館市の未来を創る会の麓幸子代表が「地域の今と未来へのステップアップ」と題して話題を提供。「現代は激動の時代であり、未来は予測不能。『どんな未来をつくりたいのか』を1人1人が考えることがとても大事」との考え方を紹介した。
 その上で「意思決定の場には女性がいることが重要。女性が入ることで、新しい価値が出てくる。みんなで考えて、共有していくことが大切になる」などと述べた。
 七日市公民館の佐藤和博館長、大館市で子どもの遊び場づくりを求める署名活動を行った三浦庸さん、コムコムに英語教室を開いた三浦美由紀さんが、それぞれの活動を紹介。佐藤館長は地域の高齢者の元気な様子など、三浦庸さんは子育て環境の課題など、三浦美由紀さんは地域活動に若い女性の参加が少ないことなどを挙げた。
 参加者たちを交えての意見交換も行われ、地域の未来への考えを深めた。

花岡事件 遺族ら参加してフォーラム 大館 国賠訴訟の現況報告

2019-06-30
強制連行や労働について語る遺族(大館労働福祉会館)
 「花岡事件」を語り継ぐための「中国人強制連行フォーラムin大館」が29日、大館労働福祉会館で開かれた。花岡鉱山や大阪の造船所で過酷な労働を強いられた中国人労働者らの国家賠償訴訟に携わる和田義之弁護士(44)=大阪市=が、大阪地裁での判決や控訴審への展望などを報告。遺族からの証言では「日本政府は侵略戦争で、無数の中国の幸せな家庭を離散、破滅させた」などと訴えた。
 NPO花岡平和記念会などで組織する「6・30実行委員会」(川田繁幸委員長)が主催。中国からの訪日団を含む約80人が参加した。
 訴訟は、元労働者や遺族が国に損害賠償と謝罪を求めたもの。2015年の第1次提訴から14回の弁論を経て、今年1月下旬の大阪地裁判決で請求が棄却された。
 花岡に連行された原告の本人尋問などを基に、中国人労働者の強制連行と、多くが命を落とした事実は認められた。和田弁護士は「戦後70年余りがたち、直接証拠が失われつつある」と説明。一方、国の責任については、「日中共同声明で裁判上の個人の賠償請求権は放棄された」とした07年の最高裁判決を踏襲して、認められなかった。
 7月20日に控訴審の初公判が予定されているという。和田弁護士は、客観的証拠の補充や強制連行の実態の特徴把握といった今後の展望を説明。「労働者本人だけでなく、遺族も被害に遭ったという視点も重要。国が国際人道法に反することをしたと主張していく」などと述べた。
 このほか来市した遺族5人を代表して2人が登壇。このうち父と叔父が連行されたという丁懐義(テイカイギ)さん(65)は「2人も、残された家族も、地獄のような日々を送った。日本政府の謝罪と賠償を求め続けるのが遺族の使命」と強調した。
 30日は午前10時20分から、花岡町の十瀬野公園墓地で市主催の慰霊式が行われる。午後1時30分からは信正寺で「花岡の地日中不再戦友好碑をまもる会」による慰霊祭が開かれる。

大館市の小滝電機製作所 物流効率改善へ 第3工場を増設 6億円投資 新たに29人雇用

2019-06-29
物流倉庫として利用している第3工場(小滝電機製作所)
 自動車部品製造の小滝電機製作所(大館市釈迦内、中村英明社長)は、主力の車載用LED(発光ダイオード)基板の受注増に備え、物流効率を改善するため第3工場を増設した。新たに29人を雇用、投資額は約6億円で、市工場等設置促進条例に基づく指定工場となった。2020年にLED基板の年間生産量2200万個を目指す。
 第3工場は鉄骨2階建て延べ2187平方㍍。従業員駐車場としていた本社南側の敷地に建設し、4月5日に操業を開始した。1階は物流倉庫、2階は製品の組み立てエリアとしたほか、実装ラインは第2工場に1本追加、第1工場の1本を更新し、計5本となった。これまで、完成品は既存の工場内で保管していたが、専用の倉庫を設けることで物流の効率化を図った。
 LED基板の年間生産量は18年で1980万個。設備増強により1日の生産量を7万2000個から8万個、20年には年間2200万個に拡大する。
 同社は2004年に家電製品から自動車産業へ業種転換し、ヘッドランプ(前照灯)、ストップランプ(制動灯)、ウインカーランプ(方向指示灯)などの受注量が急増した。生産用の自動機や検査装置は自社開発。転換前に導入していた独自の品質プログラム「PDE(プロセス・ディフェクト・エリミネーション)システム」を改良し、不良発生の未然防止に取り組んでいるなど、高品質のものづくりが評価されている。
 中村社長は「点の改善から線の改善へつなげることで、自動化をより深化させていきたい。生産の合理化が生命線。今後も内部の体制を強化したい」と話している。

映画・デイアンドナイト 「ふるさと甲子園」に参加 鹿角市 実行委 ロケ地の魅力発信

2019-06-29
本年度事業を最後に解散することを確認した総会(コモッセ)
 鹿角市などで撮影が行われ、今年、全国公開された映画「デイアンドナイト」を支援する市民らでつくる実行委員会(岩船勝広会長)は本年度、映画やドラマ等のロケ地となった地域が集うイベント「全国ふるさと甲子園」への参加などに取り組む。今夏発売予定の「デイアンドナイト」DVDの協賛企業への配布も予定。これらの事業が終了後、およそ2年間にわたる支援活動に区切りをつけ、実行委を解散する予定。
 「デイアンドナイト」は人気俳優の山田孝之さんが自身初のプロデューサーに専念した作品で、「人間の善悪とは」がテーマ。主演は俳優の阿部進之介さん、監督は藤井道人さん。
 ロケは2017年11月、鹿角市や三種町、秋田市で実施。地元オーディションで選ばれたキャストやエキストラ、ボランティアも参加した。
 鹿角市では同9月に実行委が発足。映画の成功やロケ地鹿角の魅力発信に向け、「ロケ支援」「炊き出し等支援」「プロモーション」の三つの作業部会で活動を展開してきた。
 17年度の活動の財源は市の補助金600万円(ロケ支援費分500万円、プロモーション費分100万円)と、事業所や市民有志の協賛金(寄付金)163万円など。
 18年度は市補助金500万円を主な財源として重点的にプロモーションを展開。ロケ地ガイドブックの作成、花輪ばやし祭典での映画PR支援、「デイアンドナイトカレー」の委託飲食店での提供、鹿角での先行上映会(1月19~25日)開催支援、ロケ地ツアーの企画・実施などに取り組んだ。
 実行委の本年度総会が26日夜、コモッセで開かれ、事業計画・収支予算を承認した。「全国ふるさと甲子園」は映画・ドラマ・アニメのロケ地や舞台となった地域が集結し、ロケ地の魅力発信とご当地グルメを提供するイベント。5回目の今年は8月24日に東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれ、「デイアンドナイト」の鹿角市実行委も参加する。
 DVDは8月末に発売予定。協賛企業への配布を計画している。
 事業計画では「ロケ支援と映画のプロモーションという大きな活動が終了し、所期の目的を達成した」として、本年度事業を最後に解散することを確認。今後、今回のようなロケ地となる事案があった場合は行政が主導し、新たな実行委を組織することも申し合わせた。

5月のニュース

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大館市 道路補修に3億円超 19年度 過去10年で最多に 傷み目立ち、要望に対応

2019-05-31
傷みが目立ち、補修を予定している市道(大館市粕田)
 大館市の道路補修に関する2019年度予算が3億円を超える見通しだ。6月補正予算案に約2億6000万円を計上。前年同期に比べ約8000万円増え、過去10年で最も多い。低温に伴う「凍上現象」や交通量の増大で傷みが目立ち、議会からも指摘が出ていた。市土木課は「今まで以上に住民の要望に応えていきたい」としている。
 土木課によると、市道1798路線・延長881㌔のうち、8割にあたる696㌔を舗装。アスファルトは固まる際に細かい隙間ができる。水分が入り込んで凍ると、膨張して路面が隆起。この「凍上現象」で道路がもろくなるため、車が通るたびに傷つき穴が開く。もともと路盤が薄い道路や、大型車などの交通量が増えた路線もあるという。
 予算要求した昨年10月時点の道路補修計画は、舗装140カ所(延長59㌔)、側溝93カ所(18㌔)の計233カ所で事業費約32億円と算出。主要な施設のアクセス道を中心に優先順位を決め、市長選に伴う骨格型の当初予算には生活関連道路舗装・側溝補修工事費として15カ所(2㌔)分の9780万円を措置した。6月補正予算案は38カ所(6・2㌔)分として2億6424万円を計上し、議会で可決されれば当初と合わせて3億6204万円に上る。このうち7割程度は起債で対応する方針。
 13年度の道路補修工事費は予算ベースで1億700万円、14年度1億1500万円、15年度1億172万円、16年度1億383万円、17年度2億円、18年度2億7982万円だった。議会から「ここ2年ほど予算が多いものの、工事を行っても要望が積み重なり解消されない。もっと工事を増やせないか」と問われ、福原淳嗣市長は「補正予算で増額し、できるだけ要望に対応したい」と答弁していた。
 土木課に寄せられた苦情・要望などは18年度で389件。このうち道路補修関連は7、8割だった。当初予算分の工事は5月上旬から順次発注し、今のところ12カ所について業者と契約を締結。ほかの道路も降雪前に施工したい考え。

人手不足深刻化 研修充実や待遇改善を 鹿角で初の 雇用安定会議

2019-05-31
関係団体の代表が一堂に会し、要請とともに意見交換した会議(鹿角建設業協会会議室)
 鹿角地域若年者雇用安定会議が30日、花輪の鹿角建設業協会会議室で開かれ、高校、経済団体、県、市町の代表が出席した。人手不足が深刻化する中、地元就職の促進を高校側に、早期の求人票提出を企業側にそれぞれ要請し、意見を交換した。
 出席したのは3高校と比内支援学校かづの校高等部、商工会、市工業振興会、町産業振興会、建設業協会、地域振興局、市町、ハローワークの代表。関係団体の代表が一堂に会して、若年者の地元定着促進を円滑に進めるのが大きな目的で、県内でも初めての会議という。
 鹿角地域振興局の土田元局長が、早期求人票の提出やインターシップの受け入れなどを盛り込んだ要請文を経済団体の代表に提出。市町、振興局、ハローワーク、商工会の5者を代表して細越満町長が、地元企業の情報提供などを求める要請文を高校の校長、高等部の代表に手渡した。
 鹿角地域の有効求人倍率は昨年12月から2月までの3カ月にわたり2倍を超え、人手不足が深刻化。3月は1・83倍で2倍を下回ったものの、県内最高値が続いている。
 3月に下がった要因についてハローワークの小野寺利一所長は、例年3、4月は求職者が増える傾向にあり、5、6月の動向次第では、再び有効求人倍率が上昇する可能性があると指摘した。
 意見交換では、企業の早期求人票提出や入社後の研修制度の充実、職場環境の向上と給料アップに要望があった。企業側からは求人活動を練り直し、積極的に取り組んでいくとの発言があった。進学生徒が多い中で、在学中の出身者に対する継続的なアプローチが必要との提案もあった。
 高校の求人受け付けは6月1日から。土曜日のため、実際は3日からとなる。

18年度 1173万円の黒字に アグリほくおう 大豆等で収益拡大目指す 北秋田市

2019-05-31
事業計画などを承認したアグリほくおうの定時総会(JA秋田たかのす本店)
 農地や農作業の受託を行っている北秋田市のアグリほくおう(杉渕忠寿社長)は30日、JA秋田たかのす本店で定時総会を開き、2018年度事業報告と決算を承認したほか、19年度事業計画などを決めた。18年度決算は、転作助成金と販売額の増加などで、計画を大幅に上回る1173万円の黒字を計上。本年度も、大豆・ソバの作付けを拡大する。
 JAあきた北央と北秋田市、上小阿仁村が出資し農地・農作業の受託を行う有限会社として設立。JAの合併により、JA秋田たかのすの子会社となった。比内地鶏の素びな生産、有機堆肥の製造販売なども行っている。
 議事に先立ち代表取締役会長でJA秋田たかのすの斉藤一志組合長は「合併により、子会社も引き継ぐこととなった。堅実な経営を続けており、18年度も黒字となった」などとあいさつした。
 事業報告によると、18年度に経営受託した農地面積は140㌶で、所有する農業機械や作物の作業適期を考慮すると「受託面積は限界に達している」とした。一方で、これまでは水稲を主体とした作付け体系だったが、大豆・ソバの作付けを増やしたことから「効率的な栽培管理ができた」とした。
 「実質的な転作廃止による収益の減少が懸念されたが、転作助成金と販売額の増加により計画を大幅に上回る黒字決算となった」ことを説明。当期純利益は1173万1568円を計上した。前期繰越剰余金と合わせた2466万9762円を次期に繰り越す。
 本年度の事業計画では、基本方針として「水稲の水管理と大豆等の肥培管理を徹底して収益の向上を図っていく」としたほか、堆肥部門では「販売数量増加と散布面積増大」、比内地鶏部門では「素びな供給と肉鶏の出荷率向上」を図るとした。
 事業量は▽農地受託140㌶▽水稲作業受託1300㌶▽大豆作業受託200㌶▽ソバ作業受託200㌶▽堆肥販売3000立方㍍▽比内地鶏素びな供給4万羽▽比内地鶏販売1万3000羽―を設定。利益目標は113万3000円とした。

大館はドームで元気に運動 チャレンジデー 北鹿各地で老若男女が汗流す

2019-05-30
約700人が「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた(ニプロハチ公ドーム)
 住民総参加型スポーツ行事「チャレンジデー2019」が29日、全国各地で一斉に行われた。人口規模のほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動した住民の参加率を競うもの。北鹿5市町村でも住民がイベントに参加したり、思い思いに体を動かしたりして汗を流す光景が広がった。
 本県では5年連続で全25市町村がエントリー。大館市は茨城県行方(なめがた)市、北秋田市は愛知県扶桑(ふそう)町、鹿角市は大分県杵築(きつき)市、小坂町は群馬県南牧村、上小阿仁村は熊本県山江村と対戦した。
 このうち、昨年参加率63・5%で福岡県大牟田市に敗北した大館市は、今年が7回目の挑戦。各種イベントを企画し、参加率70%を目指した。
 ニプロハチ公ドームには長木小、有浦小、長木保育所、地元老人クラブ、婦人会、サークルから約700人が集まった。チャレンジデー大使として、スキーの石垣寿美子選手(秋田ゼロックス・十和田高出)が応援に駆けつけた。
 開始式で実行委員会の宮越雅己副会長は、会長・福原淳嗣市長のメッセージを代読し、「参加する全ての人が主役のイベント。市民一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
 ガンバロー宣言の後、参加者はラジオ体操や「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた。続いて、アリーナ内に用意された8種目のニュースポーツを思い思いに体験。パラリンピックの正式種目「ボッチャ」のコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまで幅広い世代が運動を楽しみ、歓声を上げる姿があった。
 開始式会場に訪れた人の中で最高齢の若狭ケイさん(98)=大館市粕田=は「ラジオ体操を頑張った。運動は健康に良いし、気持ち良い。みんなも楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。
 このほか、大町や御成町で「まちあるきスタンプラリー」も行われた。夜はソフトバレーボール交流大会、ナイターベースボールなども開かれ、仕事帰りの市民らが汗を流した。

園芸作物の拡大を 水田フル活用ビジョン 大館市農業再生協 本年度の変更案承認

2019-05-30
2019年度の水田フル活用ビジョンを確認した総会(大館市比内総合支所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は29日、比内総合支所で通常総会を開き、地域農業振興の設計図「水田フル活用ビジョン」の変更案を承認した。作物ごとの作付予定面積では、主食用米は横ばいと設定したのに対し、エダマメなど園芸作物は拡大を目指す。重点戦略作物のエダマメは、2018年度の作付面積237・2㌶に対し、20年度は246・2㌶を目標に掲げた。
 水田フル活用ビジョンは国の産地交付金による支援の要件となるもの。18年度の実績などを踏まえて内容を一部見直した19年度のビジョンを確認した。
 地域の課題としては、依然として主食用米への依存が高い状態で、担い手不足や農家の高齢化が深刻化し、それに伴う耕作放棄地の増加などを掲げた。
 作物ごとの取り組み方針では、主食用米は高品質・良食味米の安定生産対策を進め、大規模圃場整備を推進し、規模拡大による低コスト生産を目指す。非主食用米は、飼料用米、米粉用米、加工用米などのほか、18年度に追加した輸出用やバイオエタノール用などの「新市場開拓用米」も盛り込んだ。
 これまで同様、エダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ、キュウリ、トンブリ、ネギ、小玉スイカ、花き、葉たばこを「重点戦略作物」に設定し、生産拡大を図る。特に販売額1億円以上を目指せるエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモの3品は「最重点戦略作物」とし、産地づくり・団地化に取り組む。耕作放棄地の解消と所得増のため、カボチャ、キャベツの作付けも推進する。
 エダマメは19年度の作付け予定面積241・4㌶から、20年度には246・2㌶とする目標値を掲げた。アスパラガスは18年度26・5㌶から20年度は27・5㌶、ネギは5・7㌶から7㌶、葉たばこは13・3㌶から16・8㌶など、各園芸作物で作付け拡大を目指す。
 オブザーバーとして出席した東北農政局秋田県拠点の担当者は、「主食用米の消費が減る中、全国的に昨年並みの作付けがされ、反収が平年並みになると、余ることも危惧される。末端まで需要に結びついた生産を確認してほしい」と呼び掛けた。

4月のニュース

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県議選を振り返って 鹿角市・郡 自民8年ぶりの2議席 投票率は低下傾向続く

2019-04-09
鹿角市の開票作業(記念スポーツセンター)
 7日に投開票が行われた県議選の鹿角市・郡選挙区(定数2)は、新人の児玉政明氏(47)と現職の川口一氏(68)が当選を果たし、自民が2011年の前々回以来となる2議席を獲得した。再選を目指した現職の石川徹氏(54)=無所属=が涙を飲む結果となった。
 開票結果は児玉氏が9250票、川口氏が6621票、石川氏が3158票。
 児玉氏は昨年9月に出馬を表明して以来、現職2氏に対する知名度不足を挽回しようと、この半年ほどの間、あいさつ回りに奔走。前哨戦で先行してきた形勢をそのまま選挙戦に持ち込み、下馬評通りの強さを見せてトップ当選を果たした。
 三つどもえの激しい争いとなった中、現職2氏は実績や政策をアピール。川口氏は支持基盤が児玉氏と重なる厳しい情勢となったものの、組織力を発揮して6選を果たした。石川氏は3月から本格的な活動を開始し、草の根的な活動で〝短期決戦〟に臨んだが、訴えが十分に浸透しなかった。
 児玉氏が大きく票を伸ばした一方、川口氏は2015年の前回から478票、石川氏は3736票それぞれ減らした。
 投票率は鹿角市が前回を0・86㌽下回る61・14%、小坂町が4・56㌽下回る65・55%で、同選挙区全体では1・41㌽下回る61・78%だった。
 県全体で前回を3・25㌽下回る52・87%と過去最低を更新する中、鹿角市は前回並みだった一方、小坂町は低下の幅が大きかった。今回、町は投票所を6カ所減らし10カ所としたが、その影響についての分析が必要な状況だ。市も含めて投票率は低下傾向にあり、改善策が求められる。

海外に広く魅力発信 大館市 まるごと体験 推進協 英語版HPを新設

2019-04-09
ホームページ開設の主担当・中山さん(移住交流課)
 大館市まるごと体験推進協議会(石垣一子会長)は、インバウンド(訪日外国人旅行客)の誘致推進を目指して8日、英語版のホームページを新設した。日本語版サイトなどと合わせた相互発信を計画。国内外に広く大館の魅力を周知する。
 会事務局の市移住交流課に務める地域おこし協力隊員が、日本語版を2月に開設した。個人旅行や教育旅行など目的別に、体験メニューや料金、市内の農家民宿などを紹介。合わせて「ニュース」として、2018年度「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」や「オーライ!ニッポン大賞」の受賞を紹介。外国人モニター事業などについてもブログ形式で紹介している。
 これをもとに、国内外の交流人口拡大推進を目指す「体験旅行プロデューサー」の中山さなえさんが英訳を担当。大型連休を前に、国内外に広く発信しようと、英語版を新設した。農家民宿利用などでつながった外国人客らにメールで周知する。
 中山さんは「農家のおもてなしや地域色を生かした各種プログラム、受賞など、中身が充実しているからこそ周知できる。大館を知り、足を運んでもらう機会になってほしい」と期待を寄せる。
 現状は日本語、英語版とも同じつくり。「見る人によって見やすさや求められる情報は一部異なることもある」として、今後は構成や発信する内容などを検討していくという。
 英語版のURLはhttps://marugoto-odate-eng.amebaownd.com/。日本語版にリンクを設けているほか、SNS(会員制交流サイト)・インスタグラムの協議会アカウントでも発信する。

18年度ふるさと納税 最多の7億8千万円超 大館市 全国から5万件 きっかけは返礼品

2019-04-09
 大館市への2018年度ふるさと納税実績がまとまった。寄付件数は5万595件で前年比1万8498件増、金額も2億2761万4403円増の7億8605万1985円でいずれも過去最多。寄付額は6年連続で県内トップとなる見通しだ。使途は「秋田犬関連」と「子どもの成長支援」で全体の4割を占めた。
 企画調整課によると、寄付者の居住地は東京都1万5224件(2億4135万6185円)が最多で、神奈川県6973件(1億320万3000円)、大阪府3692件(5695万4000円)などと続き、47都道府県全てから寄せられた。県外の寄付件数は全体の99・3%。大館市に寄付するきっかけは「返礼品」が47・3%、「訪れたことがある」7・3%、「自分や家族の出身地か住んだことがある」4・7%などだった。
 寄付額の最多は「1万円台」で3万4987件(69・2%)に上り、「2万円台」が8324件(22・1%)、「1万円未満」3758件(3%)、「3万円台」1282件(2・5%)などと続いた。最高額は1000万円だった。
 寄付者が希望した使い道は「特に指定なし」が1万3786件(2億1437万円)、「子どもの成長支援」1万1463件(1億6302万8000円)、「秋田犬関連」1万1456件(1億7629万2185円)、「子どもの教育支援」5290件(9243万8000円)などだった。
 返礼品は約320種類を登録している。1番人気はコメ、次いで曲げわっぱや比内地鶏ローストチキン、きりたんぽなどが選ばれた。
 ふるさと納税は、出身地や応援したい市町村などに寄付すると、2000円を超える部分が所得税や住民税から控除される。

新人児玉氏トップ当選 県議会議員選挙鹿角市・郡選挙区 川口氏は6選

2019-04-08
初当選を喜び、万歳をする児玉氏㊧(花輪の選挙事務所)
 統一地方選前半の県議会議員選挙は7日、投票が行われ、即日開票された。北鹿地方で唯一の選挙戦となった鹿角市・郡選挙区(定数2)は、新人で前市議の児玉政明氏(47)=自民=が三つどもえの激戦となる中、トップ当選で初陣を飾った。残る1議席は現職の川口一氏(68)=同=が勝ち取って6選を果たし、自民が2議席を独占した。投票率は鹿角市が前回を0・86ポイント下回る61・14%、小坂町が4・56ポイント下回る65・55%だった。
 児玉氏は「パイプ役として県政に地域住民の声を届けたい」と市議を3期目で辞し出馬した。市議17人中12人、親戚の児玉一市長、農商工や建設関係団体などの後押しを受け、組織戦で支持を拡大。課題だった知名度不足を乗り越え、無党派層も一部取り込みながら票の上積みを図った。
 川口氏は農業分野や柴平、八幡平地区などで支持基盤が児玉氏と重なり、警戒感を強めながら組織戦を展開。自治会や企業、農商工・建設団体など100件を超える推薦を受け、「5期20年の実績」と「県政との太いパイプ」をアピールしながら、地元・小坂町を中心に手堅く票を集めた。
 石川氏は「1期4年で築いた県政と地域とのパイプをさらに太くしたい」と出馬。「近隣自治体との連携」などの政策を掲げ、組織に頼らない草の根的な活動で地元・十和田地区を中心に非自民、無党派層などの取り込みを図ったが、訴えは思うように浸透せず、再選は果たせなかった。
 これからがスタート 児玉政明氏 児玉氏は、花輪字上花輪の選挙事務所で支持者と開票状況を見守った。午後9時前に当選確実の情報が入ると、大きな歓声に包まれた。
 柳澤隆次後援会長の音頭で万歳三唱を行い、児玉氏は妻・千春さんと並んで、大きく両手を上げて勝利をかみしめた。
 児玉氏は「有権者の方々からこの地域をもっと元気にしてもらいたいという声をいただき、遊説で私も同じ気持ちで訴えた」と選挙戦を振り返り、「その訴えが皆さまに通じ、結果につながったと思う。また、後援会の皆さまに支援の輪を広げていただいた」と勝因に触れながら感謝。
 「有権者の方々と握手したこの右手には皆さま方の期待が感じられた。その信頼、期待に応えられるよう取り組む」と人口減少対策や産業振興といった地域課題に注力する考えを示した。
 その上で「これからがスタート。厳しい時代ではあるが、新しい時代に向かって果敢にチャレンジし、秋田県、鹿角市、小坂町の皆さま方のために頑張る」と決意を述べた。

大館 「火災ゼロ」継続しよう 13日まで 初日に防災訓練 春の火災予防運動

2019-04-08
放水訓練に臨む消防団員ら(板戸)
 春の火災予防運動が7日、全県一斉に始まった。大館市では比内町八木橋字板戸で、住民や消防団員ら約80人が防災訓練に臨んだ。市消防本部によると、今年に入ってから6日まで、市内で火災の発生はなし。ゼロ期間を更新していこうと、周知啓発に努めながら市民とともに有事に備える。運動は13日まで。
 昨年の市内の火災発生は21件。前年比で2件増えたが、初めて死傷者がいなかった。今年はまだ火災に関わる出動はなし。1月に発生しなかったのは記録が残る1973年以降初めてで、その後も継続している。空気が乾燥して火災が発生しやすい時期を迎えていることから、引き続き注意を呼び掛けている。
 板戸では、市消防本部署員らのほか消防団第12方面隊の35人、住民39人が参加。災害発生の想定で対応を確認した。住民は板戸多目的集会施設への避難訓練を行い、防災講話を聴講。団員たちは規律訓練や放水訓練に臨んだ。
 署員が講師を務めた防災講話では、減災のポイントとして▽知る▽備える▽集める―の3点を紹介。「災害は未然防止はできず、起こるという認識・意識を持つこと。減災を心掛けながら自助と共助で災害に立ち向かう必要がある」とした。毛布や衣服を使った簡易担架の作り方や消火器の使用法についても解説した。
 町内会長の畠山秀義さん(74)によると、地区の防災訓練は約2年ぶり。35世帯ほどが居住し、多くが高齢の2人暮らしという。「水害や地震など災害はいつ起こるか分からない。有事の助け合いのため、日頃の備えの必要性を再確認した」と話した。
 この日市内では大型店で、女性消防団による防火チラシ配布、消防団員向けの救命講習会なども展開。運動期間中は毎日、警戒広報やサイレンの吹鳴などが行われる。
 運動初日が統一地方選の投票日と重なったため、運動期間後の14日に、餅田、陣場、代野・赤川の3カ所で防災訓練を予定している。
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