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19年産米 生産目安40万7千㌧ 県農業再生協 本年から1700㌧減

2018-12-07
2019年産米の生産の目安を承認した総会(秋田市)
 県農業再生協議会(会長・佐竹敬久知事)は6日、秋田市のJAビルで臨時総会を開き、2019年産主食用米について、県独自の「生産の目安」を40万7000㌧(面積換算7万1030㌶)とすることを決めた。本年産の目安(40万8700㌧)から1700㌧減。県内各地域協議会は今後、この目安をもとに市町村段階と農家個々の生産目安を設定する。
 19年産米の生産目安は、全国需要量に占める県産米のシェア率(平均5・45%)と需要量、適正在庫量などに、直近の販売状況を加味して算出。全国の需要見通しは本年産から10万㌧減少しており、シェア率と需要、適正在庫量で計算した目安は38万2555㌧だったが、本年産の増産量などを販路拡大分として加味した。
 本年産の予想収穫量は前年産(39万8900㌧)を2万1100㌧上回る41万㌧。作付面積の増加幅は全国最大だった。
 19年産に向けた取り組み方針では「需要と価格の安定に向け、事前契約を拡大しつつ、必要に応じて備蓄米など非主食用米との調整を行い、確実な需要に基づいたコメの生産を推進する」とした。
 県は12日に市町村やJAの担当者を集め、秋田市で説明会を開催予定。県の方針をもとに生産者段階の目安を設定し、今月下旬から来年2月にかけ提示する。
 事務局の県は「(人口減などで)今後需要が先細りしていく中でも、40万㌧を切る低い数字は(目安として)出せない。確実な需要を見極めて生産していくことが大切になる」と話した。
 国の生産調整(減反)の廃止を受け、県は本年産米から独自の目安を設定し、需要に応じた生産を呼び掛けている。

曲げわっぱ体験工房閉鎖へ 大館市内3社が新施設開設 観光客受け入れ環境整う

2018-12-06
来年3月末で閉鎖することになった「曲げわっぱ体験工房」(大館市大町)
 大館市は、「曲げわっぱ体験工房」(大町)を2019年3月末で閉鎖する方針を固めた。18年度に入って民間3社が体験の場を設け、観光客を受け入れる環境が整ったため。委託を受けている大館曲げわっぱ協同組合(栗盛俊二理事長)からも、指導者の高齢化で運営を継続できない旨の申し入れがあった。
 体験工房は09年9月、観光客の声を受けて大町の空き店舗に開設された。国や県の補助金を活用しながらインストラクター役のスタッフを雇用し、丸弁当箱など3種の製作体験メニューを有料で提供。伝統工芸士等の作品も展示し、無料で見学も受け付けている。近年は市からの委託料と体験料収入のほか、組合からの負担もあり運営を続けてきた。
 近年の体験者数は年間800~1000人、見学者数も2000人前後で堅調に推移。18年度は11月末現在で、体験者数491人、見学者数1420人を数える。需要が好調な一方で、スタッフは2人と限られ、主担当の組合員が高齢となったことで、団体客を受け入れられなかったり、定休日が増えたりしていた。
 こうした状況の中、18年度に入り、市内の曲げわっぱ製造3社が新たに施設を整備するなどして製作体験を開始。3社で約120人の対応が可能で、団体客を受け入れる環境が整ったことから、組合は10月23日の理事会で工房閉鎖の方針を決定。同月末に市に申し入れた。
 組合は19年度から、3社の製作体験の窓口を担う。現在雇用しているインストラクター1人はいずれかの曲げわっぱ製造会社に移る予定。
 黒澤功事務局長は「10年間運営してきたが、大館の観光に貢献し、一定の役割を果たしたと考えている。製作体験を行う3社はそれぞれ特色があり、観光客の選択肢も広がる。今後も曲げわっぱに触れる機会を多くの人に提供するため、取り組んでいきたい」と話している。

積雪無くシーズン入り 森吉山阿仁スキー場 関係者が安全祈願

2018-12-06
シーズン中の無事を願う関係者たち(森吉山阿仁スキー場)
 北秋田市の森吉山阿仁スキー場で5日、シーズン入りを告げる安全祈願祭が行われた。暖かい日が続いたため、ゲレンデの積雪はまったくなく、営業開始の8日と同時に初滑りを楽しむのは微妙な状況。運営するNPO森吉山(片岡信幸理事長)や行政関係者ら約40人が早期の積雪とシーズン中の無事故、繁盛を祈った。
 NPOによると、標高約1100メートルのゴンドラ山頂駅付近は今月初旬まで5センチ程度の積雪しかなく、その雪も3、4日の暖気で解けてしまった。ゲレンデは草の緑色に覆われ、まとまった雪を待つ状態という。
 それでも、週末にかけて雪が降る予報となっているため、関係者は安全祈願祭に臨み、リフトが緊急停止した想定で乗客の救助訓練を実施。準備を整えていた。
 このほか、市とキャラクター使用のライセンス契約を結ぶ「ハローキティ」のステッカー付きゴンドラが公開された。デザインはトレードマークのリボンなどで、窓ガラスや外壁に貼られている。市商工観光課によると、ゴンドラ内で写真撮影しSNSで情報発信してもらうことを期待している。計20基ある。
 阿仁スキー場はひと冬に3~4万人が来場するレジャースポット。山頂付近に林立する樹氷が近年関心を集め、台湾など海外からも観光客が訪れている。昨冬は積雪が多く12月9日の営業開始と同時に滑走できたという。ゴンドラの運行は午前8時30分から午後4時まで。

みんなの鹿角家 家族になりませんか 対象は市外在住者 関係人口の創出へ

2018-12-06
 鹿角市は本年度、鹿角に積極的かつ主体的に関わりたい人たちと築くネットワークを「鹿角家(かづのけ)」という大きな家族と見立てた「みんなの鹿角家」づくり事業を展開している。「観光以上、定住未満で地域と関わる人たち」を示す「関係人口」を増やす取り組みの一環。鹿角に愛着のある市外在住者を対象に、今月から鹿角家の家族(会員)を募集している。当面は来年2月までをめどに会員数500人を目指すという。
 定住人口でもなく交流人口でもない関係人口が第三の道として注目されている中、鹿角市は本年度、総務省から委託された関係人口創出モデル事業に取り組んでいる。
 「鹿角市に継続的に関わり、定期的に訪れて農作業や地域行事などに貢献したいという意欲のある人たちを、共通のルールで運営される『鹿角家』を構成する家族として呼び込んでいく」という趣旨。
 「『みんなの鹿角家』づくり事業」として、関係人口に理解を深めるトークイベント(7月)を皮切りに、首都圏で実家(鹿角)の様子などを語る交流会「家族会議」や、市内で「実家暮らし体験ツアー」などを開催しながら、具体的な体制整備に取り組むことにしている。NPO法人かづのclassy(クラッシィ)とも連携する。
 鹿角家のメンバーとなる会員は市外在住者を対象に今月1日から募集を開始。市の移住定住支援サイト「鹿角暮らし」のページで鹿角家の特設サイトを公開するなどして広く募っている。
 会員の特典として▽家族証がもらえる▽鹿角の情報を届ける家族通信をメールで配信▽家族会議へ参加できる▽古民家をリノベーションして整備する交流拠点「鹿角家実家」づくりに参加できる(2019年度開始)▽家族の活躍の場、かかわりしろを提供(同)―をPR。
 会員の活躍の場については「人材不足で困っている企業」「後継者がいなくて困っている事業者」「伝統行事やイベントの運営スタッフがいない」などを例示し、「家族(会員)の方々の知恵やスキル、マンパワーを、鹿角の課題解決や地域おこしに貸してください」と呼び掛けている。
 本年度は会員登録無料だが、来年度の会費や家族証の特典などについては、今後の鹿角家のルール(家訓)づくりの中で決めていく予定。
 登録申し込みは郵送、ファクス、鹿角ライフ促進班窓口で随時受け付けている。12月の申込者限定で家訓の応募ができる。問い合わせは同班(電話0186・30・0208)。

「つながりが財産」 実績と成果問われ市長 大館市12月議会・一般質問

2018-12-05
一般質問を行った12月定例議会(市役所)
 大館市の12月定例議会は4日、前日に引き続いて本会議を開き、6議員が一般質問を行った。「任期中の実績と成果」を聞く質問があり、福原淳嗣市長は「各方面に重層的な連携を築きながら、広域周遊ルートの確立と関係性人口、交流人口の拡大に取り組んできた」などと説明。「培ったさまざまな団体とのつながりは大きな財産」との考えを示した。
 登壇したのは、質問順に明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 これまでの実績と成果を問う質問に市長は「関係性人口、交流人口の拡大を政策の根幹に据え、さまざまな施策に取り組んできた」としながら、「函館、角館とのつながりを強化する3D連携をはじめ、能代市から弘前市、八幡平市にかけての県境を越えた広域周辺エリア、奥州藤原氏を縁とする平泉町など関連自治体とのつながりなど、各方面に重層的な連携を築きながら広域観光周遊ルートの確立と関係性人口、交流人口の拡大に取り組んできた」ことを紹介。「これらで培ったさまざまな団体とのつながりは大きな財産。今後の本市の新たな施策の実現に、有益なもの」との考えを示した。
 さらに、歴史的風致維持向上計画についても「市民が地域の歴史や文化、伝統への理解を深めることで、自らがまちづくりの主役との意識向上に大きく寄与したものと確信している」とし「残る任期も『ふるさと秋田のためにわが大館がなせること』を常に考えながら、施策の実現に全力を尽くす」とした。
 農家の冬期間の収入確保を目指した「複合型周年農業」への積極的な取り組みを求める質問には「市内では花きや山ウド、ホウレンソウなどに取り組む経営体も現れている。県の第3期ふるさと秋田元気創造プランでは、シイタケがエダマメに続く重点振興品目に位置づけられた。県やJAと連携し情報提供を行うほか、研修会なども開催したい」と述べた。
 プール、武道館の建設を求める質問には「旧大館工業高校跡地を広域のスポーツゾーンと位置づけ、施設をリニューアルし総合スポーツ公園として整備を進めている」と答弁。「大館北インターチェンジからのアクセス性が良く、市内外からの利用を期待している」とした。
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市長選、態度表明迫るか 大館市12月議会一般質問 12議員通告、3、4日

2018-11-30
  大館市議会は29日、12月定例議会の一般質問の通告を締め切った。届け出たのは12議員。歴史まちづくり事業や編成中の2019年度予算案、農業施策などへの質問が通告された。また、「4月の市長選挙について」との質問通告もあり、福原淳嗣市長に対し、市長選への態度表明を迫るものとみられる。
 通告したのは、質問順に斉藤則幸議員(公明党)、田村儀光議員(平成会)、中村弘美議員(同)、佐藤健一議員(いぶき21)、佐藤眞平議員(新生クラブ)、石垣博隆議員(平成会)、明石宏康議員(いぶき21)、吉原正議員(同)、佐藤芳忠議員(無所属)、阿部文男議員(平成会)、笹島愛子議員(共産党)、相馬ヱミ子議員(新生クラブ)。
 歴史まちづくり事業は本年度、大館八幡神社の覆屋改修実施設計や、大館神明社の本殿基礎改修工事に取り組んでいる。新開地通りの桜並木整備や道路美装化工事、大館城下町名標柱設置工事への着手も予定している。
 議員からは「古民家等の歴史的建造物の保存」や「郷土芸能の充実」などを求める質問が通告されたほか、「重点地域以外の活動への支援や事業は、どう展開するのか」との質問も行われる。
 編成中の19年度予算案については、編成方針で「総合戦略に掲載した事業など、継続的な事業は予算措置する」と示したことについて「具体的な内容」を問う。
 このほか、世論調査の集計結果に対する考えを聞くものや、パラリンピックの事前キャンプ受け入れ、来年の県種苗交換会の大館市での開催などに対する質問も通告された。
 来年の市長選に向けては、福原市長が再選を目指して立候補するのは「既定路線」とみられてはいるが、現時点ではまだ、態度を明らかにしていない。質問では、市長へ態度を表明するよう迫るものとみられる。
 一般質問は12月3日と4日の本会議で行われる。慣例により両日とも、6人ずつの登壇が見込まれる。

大雪で立ち往生、事故 冬の交通障害に備え 北秋田で関係機関訓練

2018-11-30
立ち往生した車両を重機でけん引する訓練(道の駅たかのす)
  豪雪による車両の立ち往生など冬に発生が懸念される交通障害を想定した訓練が29日、北秋田市の道の駅たかのすで行われた。能代河川国道事務所など関係機関から約40人が参加し、立ち往生した車両の除去と運転者の救助、道路の集中除雪など万が一の際の対応を確認した。
 本格的な降雪期を前に関係機関が連携して迅速、的確に対応する態勢を構築することが狙い。能代河川国道事務所と北秋田署、北秋田市消防本部、市、道の駅たかのす指定管理者の鷹巣観光物産開発が参加した。
 道の駅たかのすは自家発電施設などを備えた国道の防災拠点として整備されており、昨年も同様の訓練が行われている。
 能代河川国道事務所の増竜郎所長は「道路における雪害対策は、なるべく通行を止めずにという対応から、止めた上で集中的に除雪を行うなどして被害を最小限にするよう方針が変わった。訓練を通じて対応を確かめ、万が一に備えて」などと呼び掛けた。
 訓練は急激な積雪の増加により国道7号で車両が立ち往生、追い抜こうとした車両が対向車と衝突し大渋滞が発生したという想定で行われた。ドライバーの救助活動や除雪、車両のけん引などを各機関が連携を取りながら繰り広げた。

観光路線バス「八郎太郎号」 最多の286人利用 十和田八幡平間 外国人が大幅増

2018-11-30
  鹿角市は、十和田湖休屋と八幡平頂上を結ぶ予約型観光路線バス「八郎太郎号」の本年度運行実績をまとめた。乗車人数は286人で、運行を開始した2016年度以降、最多となった。好調だった要因について市では「運行から3年目を迎え、認知度が高まってきた」と捉えている。
 八郎太郎号は、十和田八幡平間の観光路線バスが利用者の減少により15年度で廃止されたことを受け、鹿角市が事業主体となって16年度から運行。国立公園への2次アクセスとなる交通手段の確保を図っている。
 春から秋までの土日祝日限定。利用希望日の前日午後5時までの予約制で、車種は予約人数に応じてジャンボタクシーや大型バスなどを用意している。本年度の運行期間は4月28日~10月21日。
 十和田湖営業所―八幡平頂上間に道の駅やJRの駅など17カ所の停留所を設け、運行時刻や経路を固定して運行。運賃は200~2500円に設定している。運行事業者は十和田タクシー。生活バス路線と重複する中滝―志張温泉間のみの利用はできない。
 初年度の16年度は1日1往復半運行していたが、地元の観光・宿泊施設から利便性の向上を求める意見もあって17年度から倍に増便した。
 市によると運行日数は16年度が33日、17年度が43日、18年度が49日、乗車人数は16年度が129人、17年度が231人、18年度が286人と増加傾向。このうち外国人の利用は16年度4人、17年度11人、18年度51人と大きな伸びをみせている。
 本年度の運行率は83・1%で前年度を10・2ポイント上回ったほか、1便当たりの平均乗車人数は前年度比0・3人増の2・5人だった。また、本年度は特に紅葉時期にあたる10月が運行率100%、平均乗車率3・9人と利用が多かった。
 市は「本市観光における主要な2次アクセスとして認知度、利用が高まり、多くの観光客や観光事業者等に定着してきた成果」と捉えている。

十和田湖 西湖畔の魅力歩いて発見 県 景観ワークショップ

2018-11-29
西湖畔の自然に触れる参加者(大川岱)
  小坂町側の十和田湖西湖畔の情景を満喫する景観ワークショップ「西湖畔歩き」が28日、現地で行われ、参加者が遊歩道を歩きながら、気に入った風景や自然をカメラに収め、西湖畔の魅力を再発見した。
 十和田湖の境界画定を契機に、2009年度から西湖畔の環境保全や景観形成に取り組んでいる県の主催。2016年度から毎年行い、本年度で3回目。県が認定する景観マネジャーや町観光案内人など11人が参加した。
 講師は、景観マネジャーで自然観察指導員としても十和田湖の魅力を伝える活動を展開している髙橋竹見さん、町学芸員の安田隼人さん。
 参加者は、髙橋さんや安田さんの説明を受けながら、西湖畔南側の大川岱桟橋から鉛山桟橋までの遊歩道約2㌔を散策。県が景観マネジャーや町関係者らと西湖畔の良好な景観調査などを進めながら、作成した2冊の「西湖畔樹木マップ」も参考にし、途中、好きなスポットや植物などをカメラで撮影した。
 町の観光案内人を務める松山繁さん(75)は「西湖畔の魅力は、奥入瀬にはない森と湖が同時に観察できること。1000年を超えるカツラの大木があり、いにしえを感じることができたし、今の時期に花を咲かせる野草を見つけることができた」と話した。

県内JA一本化を決議 秋田市で大会 2024年度めど 全国トップクラスの組織に

2018-11-29
県1JAへの組織再編などを決議した大会(秋田市)
 今後3年間の基本方針と取り組みを決める第30回県JA大会が28日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、県内14JAを一つに統合する組織再編の推進など3議案を満場一致で決議した。農業者の所得増大や農業生産の拡大を図るため、2024年度をめどに、オール秋田体制による全国トップクラスの県単一JA実現を目指す。
 JAを取り巻く情勢は近年、大きく変化しており、県内では人口減少や高齢化に伴い、組合員の減少も加速。減反政策の廃止や超低金利政策による信用事業の収益低下もあり、「かつて経験したことのない厳しい経営環境が今後、見込まれる」として、スケールメリットを最大限生かした強固な経営基盤確立を目指すことにした。
 県内各JAの役職員や青年部、女性部の代表など520人が出席した大会で、JA秋田中央会の船木耕太郎会長は「本県農業のさらなる発展などJAの使命を果たしていくには、経営環境の変化を見据えた広域的でより強固な組織、経営基盤の確立が求められる」として、既存の枠組みにこだわらない組織再編の必要性を強調。「各JAで中期計画等を策定してもらい、決議の着実な実践に向けた取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
 近藤悦応常務は、園芸作物などの販売額200億円超、共同購入メリットを実感できる低コスト資材の取り扱い拡大―など、合併による目指す姿を説明。19年度からの3年間を事前準備期間とし、各JAが事務・会計システムの一本化などに取り組み、その後2年間を最終協議期間とするスケジュールも示した。
 意見表明では、JAあきた北の虻川和義組合長が「地元大館では不安や懸念、賛成の声などさまざまある。小異を捨て大同につき、次世代に農業、農村をつないでいくことは組合員、地域住民にとっても大きなメリット。厳しい道のりだが、目指す姿の実現に向け前進していく」と述べた。
 JA秋田中央会によると、県内JAの正組合員は9万2998人(17年度)と全国トップで、販売品取扱高は2位。全国では奈良、香川、島根、沖縄の4県で県単一のJAが組織されていて、山口、高知も合併を予定している。
 閉会後、船木会長は取材陣に対し「今後、組合長会議などで十分議論して、あるべき1JAの姿を具体化していきたい」と話した。

 
 

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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