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AI「もふ~」が案内 秋田犬ツーリズム ニーズ把握し情報提供 HP上のキャラ開発

2018-12-14
会見する中田会長㊧ら。写真奥がAIキャラクター(プラザ杉の子)
 大館、北秋田、小坂、上小阿仁4市町村の観光地域づくり法人・秋田犬ツーリズム(中田直文会長)は13日、インターネットのホームページ上で一対一で会話できる人工知能(AI)キャラクター「mofuu(もふ~)」を開発したと発表した。閲覧者のニーズを把握し、最適な観光情報を提供する。欧米人向けの観光PR動画も併せて制作し、相乗効果で観光誘客につなげたい考え。
 キャラクターは秋田犬をモチーフにしてデザインを募集したところ、国内外の135人から158件の応募があった。審査の結果、宮城県の女性(40)の作品が採用された。秋田犬が白いスーツを着用した愛らしいデザインとなっている。
 ホームページを開くと画面右下に登場し、閲覧者とコミュニケーションを展開しながら「何を知りたいか」「どんなものに関心があるか」などのニーズを把握。内容を記憶して応用し、個々に適した観光プランなどを提供する。単純な問い合わせ対応やデータ解析を行うシステムとは異なり、利用者目線を追求した案内役となる。
 コミュニケーションAIを開発・運営するSELF(セルフ、東京)、地方創生事業を手掛けるcycle&design(サイクルアンドデザイン、同)と連携した取り組み。観光庁に正式登録された日本版DMO(観光地経営組織)としてAI活用の先進事例になるという。
 中田会長とSELFの中路慶吾COO(最高執行責任者)、cycle&designの田中修司社長、3者を橋渡ししたアジアメディアプロモーション(東京)の渡邊竜一社長が大館市のプラザ杉の子で会見し、中田会長は「気軽に遊び感覚で情報を得られる。AIを武器に地域の魅力を発信したい」と述べた。
 中路COOは「秋田に興味を持ってくれた人が実際に訪れ、結果として産業振興につながればいい」、田中社長は「インバウンド(訪日外国人客)の流れを地方にも呼び込みたい」、渡邊社長は「先進的な取り組みでDMOの価値を高めてほしい」と期待を寄せた。
 PR動画は、米国人女性が大館を訪れて秋田犬と出会い、康楽館(小坂町)や秋田内陸線(北秋田市)、コブ杉(上小阿仁村)などを巡る内容。ホームページや動画サイト・ユーチューブで公開している。

教室にエアコン 教育長「来夏に調査」 北秋田市12月議会・一般質問

2018-12-14
一般質問を行った北秋田市議会(議場)
 北秋田市の12月定例議会は13日、本会議を再開し一般質問を行った。市内小・中学校の猛暑対策として教室にエアコンの早期設置を求める質問があり、佐藤昭洋教育長は「来年夏に実態を調査した上で検討したい」と答弁した。議員は「市の対応が遅い」と批判した。
 登壇したのは福岡由巳議員(無会派)、武田浩人議員(緑風・公明)、久留嶋範子議員(共産)、板垣淳議員(同)、山田博康議員(無会派)、虻川敬議員(新創会)の6人。
 エアコン設置については板垣議員が質問した。国は、設置を希望する市町村から臨時交付金の申請を受け付けているが、北秋田市は現時点で申請していない。「保護者や学校関係者から、教室に設置してほしいと要望がある。来年夏に間に合うように付けてほしい」と求めた。
 佐藤教育長は市内全小・中学校の校長室、職員室、保健室と2014年に校舎が完成した合川小は設置済みと説明した。未設置の教室は「大型扇風機2台を入れて」暑さをしのいでいるという。統合を控える鷹巣中校舎や、鷹巣南中校舎の普通教室、特別支援教室などに今後設置を計画している、と答えた。
 その他の学校は「(暑さがピークを迎える)夏休みの教室の実態を調査し必要に応じて対応を検討したい」「来年夏に調査する」と述べるにとどめた。
 市教委総務課によると、エアコン設置の対象となる教室数は市内小学10校75室、中学5校31室。
 このほか、小中学校統合が白紙化された阿仁地区について、山田博康議員が今後の対応を尋ねた。佐藤教育長は保護者らとの意見交換を重ねた上で「19年度中には一定の方向を示すことを目標としている」と答弁した。

重要度トップは「医療」 鹿角市都市計画マスタープラン 見直しへアンケート

2018-12-14
 鹿角市は、まちづくりの指針となる都市計画マスタープランの見直しに伴い、市民ニーズの実態把握を目的に実施したアンケートの結果をまとめた。設問のうち、今後のまちづくりの取り組みに対する重要度については「病院、診療所などの医療機関がある」と答えた人が最も多かった。本年度市民アンケートでも「もっと力を入れてほしいと感じる施策」の1位は「地域医療体制の充実」で、地域における医療提供体制を確保する重要性があらためて浮き彫りとなった。
 調査は16~74歳の市民2000人(無作為抽出)を対象に9月に行い、49・1%にあたる981人から回答票を回収した。
 設問は全8。このうち市全体の今後のまちづくり施策に対する重要度(「重要」または「どちらかといえば重要」と答えた人の合計)は、「病院、診療所などの医療機関がある」と答えた人の割合が91・4%と最も高かった。次いで「災害時の避難経路の整備」が89・3%、「避難所などの災害への備え」が89・2%など。
 まちづくりの現状への満足度(「満足」または「どちらかといえば満足」と答えた人の合計)の上位は①「山林、水辺、農地等の自然環境が豊か」85・0%②「ごみなどが少なく、きれい」77・4%③「市民センターや図書館、文化ホールなどの施設が暮らしに役立っている」69・1%―。
 これに対し、満足度が低かった項目は「市街地ににぎわいがある」「バスや鉄道など公共交通機関は利用しやすい」「駅周辺の広場や駐車場、駐輪場などが利用しやすい」など。商店街や中心市街地、公共交通に関する不満がうかがえる。
 住んでいる地域のまちづくりの問題については、市内4地区とも「高齢化が進んでいる」「定住者や若者が減少している」「空き家・空き地が増加している、管理されていない」「買い物が不便である」「公共交通(鉄道、バス)が不便である」の5項目が上位。
 住み心地については、市全体で「住みよい」17・3%と「まあ住みよい」46・5%を合わせると63・8%。前回調査した2005年と比べ、「住みよい」は2・7ポイント下回った一方で、「まあ住みよい」が5ポイント上昇し、全体的には2・3ポイント上昇した。
 現在の都市計画マスタープランは06年の策定から10年以上が経過したことから、本年度から2カ年で見直しを行い、来年度内の策定を目指している。

産業団地進出第1号 植物工場視察し期待の声 鹿角市12月議会・産業建設委

2018-12-13
操業を開始したバイテックファーム鹿角(鹿角市十和田末広)
 鹿角市12月定例議会は12日、総務財政、教育民生、産業建設の各委員会を開き、当局から所管事項の報告を受けた後、付託議案を審査した。産業建設委(田中孝一委員長)では、十和田末広の市産業団地に進出したバイテックファーム鹿角(藤井学社長)が3日から操業を始めた、水耕によるレタス栽培を主とした完全閉鎖型植物工場を視察した。
 バイテックファーム鹿角は、環境エネルギー関連製品の販売や発電、植物工場などの事業を手掛けるバイテックグリーンエナジー(本社・東京、原田宜社長)の現地法人として、バイテックホールディングスグループや市内農業生産者6戸などが出資し昨年4月に設立。市が昨年度、用地を取得し整備した産業団地の第1号企業として工場を建設した。工期は今年3月3日~11月15日。
 総事業費は約17億円。国の交付金約7億4000万円、市の企業立地助成金2億5000万円などを活用する予定。
 鹿角工場は鉄筋造2階建て、延べ床面積3648平方㍍。バイテックグループの植物工場としては一昨年4月稼働の大館工場に続き県内2カ所目、国内では5カ所目。他工場にはない自動移植機を新たに導入し、リーフレタスなどを生産する。1日最大約1万7000株の生産を見込んでおり、大館工場の1・7倍の規模となる。
 無農薬栽培で天候に左右されず、周年で安定供給が可能。初出荷は年明けとなる予定で、出荷先はサラダやサンドイッチ加工業者など業務用が中心となる見込み。
 従業員は現在、正社員11人、パート29人の40人。鹿角市在住者が大半で、このほか大館市や小坂町など。
 委員らは、同社担当者から会社概要や作業工程、工場設備等について説明を受け、事務室等があるエリアから窓ガラス越しに栽培棚エリアを見学。「衛生管理が徹底されている」「早く軌道に乗せて、もっとこの土地(産業団地)を使ってほしい」などと期待する声が聞かれた。
 産業団地は東北自動車道十和田インターチェンジ(IC)の西方約1㌔。広さは2万3642平方㍍。市ではさらなる企業誘致を目指している。
 3常任委員会では全議案を可決したほか、「『介護労働者の労働環境および処遇改善』のために国に対し意見書の提出を求める陳情」など陳情5件を採択した。

ガソリン・灯油下落続く 北鹿地方 7カ月ぶりの水準に「もっと下がって」

2018-12-13
会員価格で149円を提示する給油所(大館市山館)
 原油価格の下落を受けて、県内でレギュラーガソリンの値下がりが続いている。資源エネルギー庁が12日に発表した石油製品価格調査によると、本県のレギュラーガソリンの店頭小売価格は1㍑当たり前週比1・5円減の150・0円で、7カ月ぶりの水準となった。北鹿地方の給油所では、店頭小売価格で150円前後の表示が多くなっている。原油価格の高騰を受けて、10月中旬には4年ぶりの高値をつけていただけに、年末年始で出費がかさむ家計にとっては助けになりそうだ。
 同庁の委託を受けている石油情報センターの10日時点のまとめによると、全国平均は前週比2・0円減の149・3円で、7週連続で値下がりした。47都道府県全てで値下がりとなった。同センターによると、原油価格の下落を受けて元売り各社が卸値を引き下げたことが価格に反映されたとしている。
 大館市内の給油所は、店頭価格が150円台前後で推移している。給油に訪れた30歳代の男性は「10月ごろと比べると安くなってきている。それでもまだ高いと感じるので、もっと値下がりしてほしい」と話していた。需要期の灯油の値段も下落傾向。現在、本県の配達灯油価格は18㍑当たり1724円で、9月半ばの水準まで戻りつつある。
 同センターによると、卸値の引き下げが価格に転嫁されるため、来週も引き続き値下がりすると予想している。
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国道285号滝ノ沢バイパス開通 急勾配やカーブ 15年かけ難所解消

2018-11-25
上小阿仁方面に向かって滝ノ沢バイパスをパレードする関係車両(北秋田市米内沢)
 県が北秋田市米内沢で整備していた国道285号滝ノ沢バイパス(延長5・4㌔)が完成し24日、全線開通した。2003年の事業着手から15年をかけ山間部の急カーブなどを解消。行政関係者や地元住民ら約90人が式典、車両パレードで祝った。
 諏訪岱から滝ノ沢間はこれまで道路幅が狭く、歩道の未整備、急勾配の坂道、急カーブの連続で交通安全上の課題を抱えていた。冬期間は積雪や凍結で車の事故、立ち往生が発生することもあった。
 この難所を解消するため約61億円をかけ、大森滝ノ沢こ道橋(20・9㍍)、倉の沢橋(72㍍)、米内沢トンネル(367㍍)を建設しバイパスを整備した。滝ノ沢側の1・8㌔は10年3月に供用を開始。諏訪岱側の3・6㌔も無事完成しこの日の午後3時に通行開始した。
 県によると、完成後は車道の幅が6・5㍍。従来最も狭かった場所より3㍍近く広くなった。今後はバイパスが国道285号となり、地域間交流や物流の活性化、救急輸送の円滑化などが一層期待される。従来の道路は将来的に大半が市道になる予定。 
 式典は森吉総合スポーツセンターで行われた。県や市、施工業者、用地提供した住民らが出席。堀井啓一副知事が「快適な走行が確保され、安心安全な生活の維持に大きな効果を果たす」などとあいさつした。引き続きテープカットとくす玉割りが行われ盛大に祝った。
 式典後、関係車両が開通を前にバイパスをパレードし安全性が増した道路を実感していた。

立憲民主 県連が設立 代表に 小原県議 「自民へ対抗できる力を」

2018-11-25
立憲民主党の県連設立集会(秋田ビューホテル)
 立憲民主党の県連設立集会が24日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれた。約500人(主催者発表)が出席し、代表に就任した小原正晃県議(横手市)が役員体制を紹介し、「統一地方選へ自民党へ対抗できる大きな力をつくっていく」と決意を述べた。
 12日に開いた役員会で、幹事長に岡見善人・由利本荘市議、会計に吉村アイ・鹿角市議を選出。衆院会派の立憲民主党・市民クラブに入会した無所属の寺田学衆院議員(比例東北)は顧問に就いた。
 小原代表は「アベノミクスはお金持ちをさらにお金持ちにし、地方から人もお金も吸い取り、社会を二極化させた。立憲主義も壊されている。安倍政権にNOを突きつけなければならない。多くの県民と闘うために県連を立ち上げた」と述べた。
 来賓の連合秋田・才村泰彦副会長、国民民主党県連代表・緑川貴士衆院議員(比例東北)、社民党県連代表・石田寛県議らがあいさつ。出席した枝野幸男代表は「政治をまっとうにすることが私たちがやるべき一つめの旗。今の社会の在り方を右でも左でもなく、上からの政治を下からの草の根の政治に変えたい」と訴えた。
 県連組織設立は全国で37番目となる。小原代表は「きょうから党員やパートナーズを集めていく」と語った。

ありがとう草木小 来春統合へ 住民ら集い閉校行事

2018-11-25
参加者に感謝の言葉を呼び掛ける児童たち(草木小)
 鹿角市草木小学校(成田勇信校長、児童26人)の閉校記念行事「ありがとう草木小 ホームカミングデー」が24日、同校で行われた。卒業生や地域住民など約180人が参加、タイムカプセル開封、児童と地域の交流などを行い、143年の歴史を刻んだ学びやに感謝を込めた。
 校内には、卒業アルバムの展示、同級生が気軽に語れる休憩場所、楽器が楽しめるコーナーなどを設け、午前8時半から開放。大きな歓声が上がったのが体育館。卒業時に保存したタイムカプセルが年度ごとに並べられ、卒業生が恩師を囲んで開封した。
 33歳になったら開封すると約束した学年が多く、カプセルからは読書感想文や絵、33歳になった自分へのメッセージが出てきた。2002年度卒業の黒沢正一さん(28)は「本当に懐かしい。コンピューターで一生懸命描いた絵もあり、当時を思い出します」と話した。
 在校生と参加者の交流集会では、児童が伝説の語りを披露したほかダンスを発表。来場者を前に全員が「地域のみなさんありがとう」と呼び掛けた。最後に校歌を合唱すると、口ずさむ卒業生の姿もあった。記念講演の後、会場をホテル鹿角に移動し、思い出を語る会を開いた。
 同校は1875(明治8)年創立。中草木の民家の一室を借りて授業を始めた。1905年に現在地に校舎を新築し移転。89(平成元)年12月、鉄筋3階建ての現校舎が完成、翌年12月には体育館が落成し、現在に至っている。来年4月、大湯小と統合し、143年の校史に幕を閉じることが決まっている。

大館市民の手でミュージカルを 来年1月上演へ始動 発起人は千葉出身の大学生

2018-11-24
発起人の鈴木さん(左奥)や高校生らが参加して開かれた初会合(マルーワ)
 大館市で、市民によるミュージカルを―。県外大学生の発案で、趣旨に賛同した高校生や社会人が「大館 All(オール) Actors(アクターズ) Project(プロジェクト)」を発足させた。来年1月に市内でワークショップや上演を計画。発起人の鈴木ゆりなさん(20)=レイクランド大学3年=は「多様な表現方法を学び、楽しみ、触れる機会をつくりたい」としている。
 きっかけは10月に市内で行われた、道行く人にメッセージと花を無償で渡すプロジェクト「Spreading(スプレッディング) love(ラブ)(愛の拡散)」。千葉県出身の鈴木さんが東京都内で同様の活動をしていたことから、手伝いのため大館を訪れた。
 そこで関わった市民の温かさに触れ魅力を感じた。地元高校生から「ミュージカル志望の友人は多いが、体験の機会は少ない」という話を聞き、今回の話が動き始めた。
 鈴木さんはこれまでバレエやミュージカルなどの舞台に出演。一方でゼロから舞台をつくり上げたことはなかったため、市内団体に協力を仰いだ。舞台芸術団体「秋北舞台芸術創造事業Dance Odyssey(ダンスオデッセイ)」、吹奏楽団体「大館ウインドアンサンブル」、若手演劇集団「シアター☆6」から快諾を得た。
 22日夜、御成町1丁目のわっぱビルヂング内の共用スペース「MARUWA(マルーワ)」で鈴木さんや市内3団体、高校生計10人が参加した初会合が開かれた。
 演目は、ディズニー映画で有名な「アナと雪の女王」。鈴木さんが関わっている関東圏の団体が12月下旬に都内で上演予定で、台本や楽譜などはほぼ同じ物を使う。この日は趣旨の説明や配役希望、舞台への意見交換などを行った。
 会場は市内の公共施設を計画しており、本番は1月13日。期日が迫っているとして主要キャストは経験者らで固め、12月中旬ごろから練習を本格化させる。市教育研究所の子どもハローワークなどでこのほかの出演者や裏方を募る予定。本番前の10~12日に全体練習をする。
 ダンスオデッセイの石井瑠威代表は「市内で一個人のプロジェクトに3高校や幅広い年代、団体が共同する前例は多くないのでは。垣根を越えた新しい活動に期待しており、本気かつ楽しむとともに、多くの人に喜んでほしい」と話した。
 鈴木さんは上演直後、1月中旬に渡米して大学の本校に進学する。「何のために演じ、何を表現して伝えたいのかといった魅力を体感してほしい。技術向上への意欲や文化醸成の機会にしてほしい」と話した。
 団体は、趣旨に賛同する個人や企業からの協賛金を募っている。一口5000円から。問い合わせは鈴木さん(メールodatemusical@gmail.com)。

「黄金ツアー」など提案 鹿角ブランド推進協 ストーリー、事業案検討

2018-11-24
ブランドストーリーや事業案を検討した鹿角ブランド推進協議会(鹿角市役所)
 鹿角ブランド推進協議会(岩船勝広会長)は22日夜、本年度第2回会議を市役所で開き、鹿角ならではのブランドストーリーや具体的な事業案をグループワーク形式で検討した結果、鹿角をイメージするコンセプトカラー「黄金色」にこだわったツアーなどが提案された。事務局の市政策企画課では出された意見を整理し、2019、20年度に展開する行動計画(アクションプラン)を本年度内に策定する計画。
 同協議会は、鹿角市が地域そのもののブランド化「都市ブランド化」の推進に向けて16年度に設置。市、商工、観光物産、地域、報道、文化の関係者15人で構成し、これまで鹿角ならではの価値や誇りを具現化するブランドコンセプトを定めた鹿角ブランド推進指針を策定した。
 この中で、鹿角に数多くある資源を一体的にPRしていく「統合ブランド」として、コンセプトカラーを「黄金色」と設定。キーワードは「癒し」と「シゼンタイ(自然体などの意)」とした。
 アクションプランは、推進指針に沿って本年度策定するもので、観光消費額の増加を目標の一つとし、その手段として「世界遺産を全面的に打ち出し、鹿角を〝魅せる〟」を重点テーマに掲げている。
 今回の会議では、プラン策定に向けて公募したブランドストーリーと事業案を土台に、委員が3班に分かれてグループワーク形式で検討した。ストーリーは市民の応募が1件、委員の提案が6件、市職員の提案が2件の計9件。各班で有効な提案を選定・抽出したり、肉付けしたりしたほか、新たな形での提案も行った。
 事業案のうち、「黄金ツアー」は中身を黄金一色にしたゴージャスなツアー企画。例えば、尾去沢鉱山、大日堂舞楽、花輪ばやし、田園の稲穂など市内の黄金にまつわる場所を巡ってもらうほか、宿泊施設で紫根染・茜染や最高級のきりたんぽ鍋など鹿角の粋を集めて提供するモデルルームづくりなどが提案された。

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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