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2022年7月

大館能代空港 1日3往復本格スタート 関係者くす玉割って祝う 継続へ大いに利用を

2022-07-02
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くす玉を割った記念セレモニー(大館能代空港)
 大館能代空港(北秋田市)の東京羽田線が1日から8月末まで毎日3往復運航することを受け、1日、同空港で記念セレモニーが行われた。コロナ禍で見送られてきた3往復化は4月28日に初めて運航され、大型連休以降は主に週末限定となっていたが、夏の需要回復を見込んで実現した。空港利用促進協議会に所属する自治体や関係者が参加し、くす玉を割って祝った。3日まで搭乗者へ記念品を配布するキャンペーンを行う。
 国交省の「羽田発着枠政策コンテスト」で大館能代側の提案が評価され、3往復目の配分を受けた。当初2020年10月からおおむね2年半の増便予定だったが、コロナ禍で初運航が今年4月まで見送られた。大型連休以降は主に週末限定としてきたが、全日空(ANA)は新型コロナ感染が全国的に減少傾向にあり、需要が高まる夏を迎えることなどから、7、8月は全便を運航する。
 3往復目に当たる721便は羽田発午後1時5分、大館能代着2時15分、722便は大館能代発午後2時55分、羽田着4時10分。到着を前にセレモニーが行われ、猿田和三副知事は「青森、岩手県とも連携し需要喚起に取り組む。3往復化継続のための実績を示したい」、促進協の福原淳嗣・大館市長は「勝ち取った3往復化。大いに空港を利用してほしい」と述べた。
 県北の自治体や商工団体、空港関係者のほか、促進協に加入する青森県弘前市、津軽南市町村連絡協議会などから約30人が出席。各自治体のキャラクターの着ぐるみも登場し、くす玉を割った。搭乗者には記念トートバッグをプレゼントした。
 ANA秋田支店の小谷浩支店長は「3往復目の7月の予約率は現在3割程度だが、最近は直前の予約が多い傾向にあり、需要期に入りさらに伸びてくるのではないか。搭乗率6割以上を目標に取り組んでいきたい」と話した。
 3往復目の配分期間は23年10月28日まで。継続に向けては、期間中の実績が検証されるため、県や圏域自治体は運賃助成などを展開している。

大館市など北東北4消防 広域災害に備えを 緊急援助隊想定 重機の合同操作訓練

2022-07-02
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重機3台を使って建物の解体、障害物の移動などの操作を確認した訓練(大館市餅田)
 災害時の緊急消防援助隊としての出動に備え、大館市消防本部は1日、弘前地区消防事務組合(青森県)、盛岡地区広域消防組合(岩手県)と合同で重機の操作訓練を行った。大館市が配備した2020年度から毎年行っているもので、今回は秋田市消防本部も参加。現場活動を想定しながら連携を深め、対応力の向上を図った。
 重機は、緊急消防援助隊の活動体制の充実強化につなげようと、消防庁が全国各地の消防機関に無償貸与しているもの。東北地方では、仙台市消防局を含めた4消防が配備している。
 大館市では20年度に配備。同じく運用している弘前、盛岡消防に声を掛け、毎年合同訓練を行っている。大規模災害時には同じ現場で活動することも想定されるため、技術を学び、連携強化を図る狙いがある。
 3消防から56人が参加したほか、秋田市消防本部も見学に訪れた。3消防の重機3台を使って、解体予定となっている大館市餅田の市営餅田住宅を活用して訓練した。
 先端に対象物をつかめるフォークを取り付け、トタン屋根を引き剥がしたり、数十㍍先に運んだりした。オペレーターたちは指示を聞きながら、連携して解体、障害物の移動を進めていた。
 弘前消防・東消防署の阿保泰夫副署長は「顔の見える関係を築き、互いの能力を把握することで現場活動がスムーズになる」と期待。盛岡消防の瀨川浩樹警防課長は「建物解体の訓練をできる機会は少ないので助かる。関係を築くことで現場活動に生かせる」と利点を語った。
 援助隊出動時の指揮を想定して見学した秋田市消防の坂本聖樹理事は「近年の風水害は広域的な被害になることが多く、隣県の体制を確認することも意義がある」と述べた。
 大館市消防の佐々木洋一消防署長は「訓練を重ねることで北東北の陸援隊としての体制が整いつつある。今後も訓練場所を変えながら関係性を深め、災害に備えたい」と語った。

花輪ばやし 日程、屋台運行など 「例年通り」の開催決定 感染対策し3年ぶりに

2022-07-02
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8月の祭典の実施形態が決まった花輪ばやし(2019年、鹿角花輪駅前)
 3年ぶりに開催されることになった鹿角市の夏祭り「花輪ばやし」の実施形態が決まった。日程や屋台の運行は原則として例年通り行うこととし、新型コロナウイルス感染対策に万全を期す。
 国重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産の花輪ばやしは例年、8月19、20日に開催。2日間で20万人前後の観光客が訪れる一大行事だが、コロナ禍により一昨年、昨年と2年続けて中止を余儀なくされた。
 今年の花輪ばやしについては祭典委員会が5月10日に臨時総会を開き、「何らかの形態により実施する」との基本方針を決定。先月29日の臨時総会で具体的な実施形態を決め、今月1日に発表した。
 それによると、日程、運行の時間、ルート、方法は例年通りとする。運行時間は若干の変更を検討している。
 本年度だけの措置として、小中学生がはやしの演奏を競う「花輪ばやし子どもコンクール」は「花輪ばやしコンクール」に名称を変更し、対象を小学生から19歳までとする。駅前桟敷席や露店エリアも設置する。
 感染対策は昨年策定したガイドラインに基づいて行う。祭典参加者(運行役員、演奏者、押し手、引き手など)はワクチン3回接種または陰性証明が必要。要件を満たしている参加者は確認済みを示すリストバンドを着用し、観客と区別できるようにする。運行中のマスクやシールドの着用は強制せず、本人の意思を尊重する。
 観客にはマスク着用や手指消毒、歩行中の飲食禁止、密の回避など協力を呼びかける。
 花輪ねぷたも原則として例年通り8月7、8日に開催する。本年度だけの措置として、「子ども大太鼓コンクール」は「花輪ねぷた大太鼓コンクール」に変更し、大人の部は中止する。2日間とも露店エリアは設置するが、2日目の花火打ち上げは行わない。

ふるさと納税寄付額 北秋田市が県内1位に 21年度 3・5倍増の14億円超

2022-07-01
会見する津谷市長(北秋田市役所)
 北秋田市の津谷永光市長は30日、市役所で開かれた定例記者会見で、2021年度のふるさと納税の寄付額が県内25市町村の中で最も多い14億3094万9000円だったと発表した。2008年の制度導入以来初の県内1位。津谷市長は「全国から多くの寄付や心温まるメッセージを頂き、心から感謝する」と感謝を述べた。
 市総合政策課によると、21年4月から22年3月末までのふるさと納税(きたあきたふるさと寄付金)寄付件数は3万7324件。寄付額は14億3094万9000円で過去最高を記録した。返礼品を紹介するインターネットの仲介サイトを九つに増やしたのが増加の要因とみられる。返礼品の9割を占めるコメは数量や定期便の発送間隔を細かに設定し、人気を集めた。
 市の過去5年間の寄付額は、▽16年度=2007万1800円▽17年度=2303万9500円▽18年度=2642万3970円▽19年度=2736万4500円▽20年度=4億9844万2000円―。21年度は大幅に伸び、前年度比3・5倍となった。
 県あきた未来戦略課によると、県内25市町村の寄付金総額は79億276万2522円。北秋田市は2位の仙北市を約3億円上回り、初めて県内で最も多い寄付額となった。20年度は仙北市が最も多く、寄付総額は14億5874万3219円、寄付件数は8万458件。北秋田市は6位だった。
 会見で津谷市長は「昨年度から10億円増え、うれしく思うと同時に驚いた。工夫を凝らして取り組んできた生産者や事業者の協力のたまもの」と感謝を述べた。寄付金は寄付者の意向に沿って産業振興や子育て・教育分野など幅広い事業の財源として活用している。
 今後については、「目標額を定めるのではなく、地道な努力の積み重ねが重要。ふるさと納税を通して市の魅力や特産品を引き続き発信していきたい」と話した。

「後世に語り継ぐ使命」 花岡事件慰霊式 大館市 日中国交正常化50年の節目

2022-07-01
慰霊碑前で、追悼の意を示す遺族(十瀬野公園墓地)
 太平洋戦争末期に、強制連行された中国人が一斉蜂起の末に多数犠牲になった「花岡事件」の殉難者慰霊式が30日、大館市花岡町の十瀬野公園墓地で行われた。新型コロナウイルスの影響で過去2年間は県内からの参列のみとしていたが、制限を緩和。県外からの約人を含む計124人が参列した。3年ぶりに事件関係者の中国人遺族3人も訪れ、日中国交正常化周年の節目に、恒久平和の実現に向け手を取り合うことを誓った。
 市の主催。昨年と一昨年は感染拡大防止の観点から県内の関係者のみを招いていた。今年は一定の条件のもと、県外からの参加も可能とした。国内在住の事件関係者の中国人遺族3人のほか、中国大使館関係者らも訪れた。
 式では、中国殉難烈士慰霊の碑前に設けられた祭壇に、福原淳嗣市長が殉難者名簿を奉納。式辞で「どのような状況下であっても人の自由、尊厳を奪い、傷つける心ない行為は決して許されるものでなく、二度とこのような過ちを繰り返してはならない。長い年月が経過しようとも、事件を後世に語り継ぐことこそが私たち市民の使命」と哀悼の意を示した。
 慰霊の言葉では、遺族を代表して李建国(りけんこく)さん(64)=東京都=が「今年は中日国交正常化50周年。戦争に反対し、平和を守ることが私たちの共通の願い。歴史をかがみとし、世界の恒久平和のため、たゆまぬ努力をしていく」などと訴えた。
 続いて、藤原明市議会議長、関係者遺族の李博(りはく)さん(36)が献水。参列者が順に献花し、犠牲者の冥福を祈った。
 【花岡事件】 1944(昭和19)年から45年にかけ、大館市花岡の旧鹿島組花岡出張所に986人の中国人が強制連行され、河川改修工事などに従事。同年6月30日(7月1日との説もある)、飢えや暴力に耐えかねて一斉蜂起したが鎮圧された。強制労働や拷問などで中国人400人以上が亡くなったとされる。

2022年6月

天然秋田杉の巨木とコブ杉 「天杉の森案内人」(仮称)養成 上小阿仁村 NPOなど始動

2022-06-30
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。
森林インストラクターから説明を受けた現地実習(上大内沢自然観察教育林)
教育林の中に立つコブ杉

温暖化対策計画 策定へワークショップ 大館市が参加募集 脱炭素の方策探る

2022-06-30
 大館市は地球温暖化対策実行計画の策定に向け、有識者らで構成する協議会を設置するとともに、広く意見を取り入れる市民ワークショップを開催する。2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言しており、具体的な行動や目標に反映させる。ワークショップの参加者は7月13日まで募集している。
 実行計画は国の補助金を活用し、21年度から2カ年で作り上げる。1年目は現状分析や潜在能力調査を実施。C年間排出量を56万㌧と算出し、森林が吸収するのは30万㌧、再造林しても35万㌧と推計した。このため豊富な森林資源を生かしたバイオマス発電、再エネとして微細藻類や水素の活用なども検討する。
 本年度は地域ビジョン・脱炭素シナリオ作成、再生可能エネルギー導入目標や施策の検討、ステークホルダー(利害関係者)との合意形成を図る。学識経験者や関連企業・団体の代表者らでつくる協議会は、7月7日に初会合を開く予定だ。
 目標は今のところ、▽森林整備を促進し、CO2吸収量や固定量の最大化▽再エネや次世代自動車(電気自動車、燃料電池車など)、高効率機器の導入によるCO2排出抑制▽CO2を資源と捉えたカーボンコントロール▽水素の製造と水素社会への適応▽ゼロカーボンの実現と地域社会の活性化▽エネルギー供給と物流の要衝―の6項目。世界や国内の動き、技術開発の動向を踏まえて変更する。
 ワークショップは8月と10月に開く予定で、脱炭素型の生活様式などについて話し合う。市内に在住か在学・在勤し、土曜か日曜の会議に出席できることが条件。市議や市の委員会等委員は対象外。応募用紙は環境課(本庁舎2階)で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。募集人員は5人程度。問い合わせは環境企画係(電話0186・43・7049)。
 温暖化は、石炭や石油など化石燃料を大量に使うことで大気中へ排出されるCO2が増え続け、地球に熱がこもりやすくなり気温が上昇する。この影響として、干ばつによる食料や水資源の不足、海面上昇による高潮や沿岸部の洪水、熱中症や感染症のリスク増加などを引き起こす可能性が指摘されている。

鹿角市 新「健康都市宣言」を策定へ 市制50周年 WSスタート 10月の記念講演会で発表

2022-06-30
新「健康都市宣言」の策定に着手したワークショップ(福祉保健センター)
 鹿角市は本年度、市制施行50周年を記念し、健康寿命の延伸に向けて市民の行動宣言となる新「健康都市宣言」を策定する。宣言文などを検討するワークショップが25日、福祉保健センターで始まり、参加者が策定作業に着手した。新たな健康都市宣言は10月23日の50周年記念講演会で発表、宣言を行う予定。
 同市は1993年に「さわやか健康都市宣言」を制定。「子どもたちを明るく健やかに育み、高齢者を敬い、みんなで活力あふれるまちづくりをすすめる」ことなどをうたっている。
 今回は市制施行50周年を契機に新たな宣言を策定することにした。市民、地域、行政が一体となって健康づくりに取り組み、健康寿命の延伸を図ることが目的。
 ワークショップのメンバーは健康づくりに関係する機関・団体の代表者ら14人。福祉総務課の井上真課長が「これからの未来にふさわしい宣言を作っていきたい」と協力を呼びかけた。
 鹿角市の平均寿命や健康寿命、高齢人口の推移、食生活、運動の実施状況などの説明に続き、参加者が3班に分かれて健康に関する願いや希望などについて意見を交わした。
 ワークショップは8月まで全3回開催し、宣言文案などを取りまとめる。その後の庁議で最終決定し、10月の記念講演会で新たな「健康都市宣言」を行う計画。
 新宣言は市の広報やホームページに掲載するほか、市役所の広告塔に掲示するなどして市民への周知を図る。

補正予算など全議案可決 監査委員に佐藤氏同意 森吉山荘継続陳情は採択 北秋田6月議会

2022-06-29
全議案を可決した本会議(北秋田市役所)
 北秋田市の6月定例議会は28日、本会議を再開し、2022年度一般会計補正予算案や財産の取得など議案14件を原案の通り可決、追加提案の監査委員の選任に同意し、閉会した。
 可決したのは、各会計の補正予算案のほか、市営住宅条例の一部改正案、市消防本部の車両更新のため災害対応特殊救急車1台を3696万円で購入する財産の取得など。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は1億9560万円で、補正後の総額は228億5960万円。
 主な歳出は、燃料費高騰やコロナ禍の影響を受けたバスやタクシー事業者を支援する公共交通事業者事業継続支援補助金に380万円、観光バスや代行事業者を支援する観光交通事業者等事業継続支援事業補助金に115万円、秋田内陸線安全対策交付金に349万円、事業者の事業承継や新分野展開を支援する地域商業等活性化支援事業補助金に600万円、休暇を楽しみながら仕事をするワーケーションを市で推進する「北秋田でワーケーション」推進事業に240万円などを計上。
 コールセンター業の誘致企業が3月に撤退したことに伴い、雇用奨励金210万円、事業所賃借料助成金120万円を減額する。
 追加提案は改選に伴い欠員となっていた監査委員(議会選出)の選任。無記名投票で行われ、佐藤光子議員の選任に賛成多数で同意した。
 地元団体から提出された森吉山荘の営業継続を求める陳情、水田活用の直接支払交付金の見直しについての陳情など4件を採択。関係する意見書を可決した。沖縄を「捨て石」にしない安全保障政策を求める意見書の提出を求める陳情は不採択とした。
 専決処分の報告は損害賠償の額設定。2月に市道で職員が公用車を運転中、凍結路面でスリップし、対向車に衝突した事故を受け、相手と和解し、車両損害と治療費計67万2426円を支払うことを報告した。

大館労基署 「墜落・転落」を防げ 管内で違反率高く 建設業対象に講習

2022-06-29
建設業者を対象に、事故の事例や対策を示した講習会(大館市中央公民館)
 建設業で目立つ「墜落・転落」等の労働災害を未然に防ごうと、大館労働基準監督署は28日、大館市中央公民館で労災防止講習会を開いた。北鹿地方の建設業77事業所から代表者が参加し、各種事例を学びながら、必要な対策や法改正などについて理解を深めた。
 秋田労働局によると、2021年に県内で発生した労災(休業4日以上)は1220件で、12年以降の10年間で最多となった。このうち業種別で建設業の占める割合は近年20%前後で推移しており、高止まりしている状況。大館署管内では21年に25・7%を記録し、この5年間で最も高くなった。
 建設業の事故の型別では「墜落・転落」が最も多く、21年までの5年間で県内では379件、大館署管内では72件も発生している。職場での安全対策などを定めた労働安全衛生法の違反も多く、改善が喫緊の課題となっている。
 大館労基署は建設業での労災を防止するため毎年講習会を開催。今回は大館市のほか、北秋田市や鹿角市、小坂町、上小阿仁村の事業所も対象とした。
 秋田労働局が昨年10月に行った監督指導の結果について、同署職員が説明。県内では労働安全衛生法違反が103事業場であり、違反率は62%だったとし「大館署管内は違反率が86・4%で特に高い状況。墜落防止措置の手すり、安全帯の使用などがなされていない」と警鐘を鳴らした。
 続いて事故の事例を紹介し、必要な対策を示した。のり面、脚立、屋根、足場などからの墜落やけがを防ぐため、「ヘルメットは脱げないよう、しっかりとあごひもを締めること」「脚立の天板には乗らないこと」などと呼びかけた。高所での作業時は「足場の内側にも外側にも、手すり、中さん、高さ10㌢以上の幅木やメッシュシートを設置してほしい」と求めた。
 このほか、法改正で定められた墜落防止措置、特別教育、工事でのアスベスト使用有無の事前調査結果報告などについても説明があった。参加者はメモを取るなどしながら、真剣な表情で聴き入っていた。

2022年4月

きょうから2022年度 4月から変わる制度、暮らし 教育、労働、 社会保障も

2022-04-01
 新年度の4月1日から、さまざまな法律や制度が変わる。成人年齢が18歳に引き下げられ、少年法改正で18、19歳の実名報道も解禁となる。教育、労働分野での変更も多い。本県ではあらゆる差別を禁止する条例が施行され、自転車の損害賠償責任保険加入も義務化される。
 【大人の定義】
 民法改正で成人年齢が約140年ぶりに見直され、現行の「20歳」から「18歳」に引き下げられる。婚姻年齢は男女とも18歳以上に統一され、親の同意を得なくても有効な契約が可能になる。少年法も改正され、18、19歳は「特定少年」と位置付けられ、20歳以上と同様の刑事手続きを取る事件が拡大される。起訴後の実名報道も解禁される。
 【雇用・労働】
 改正育児・介護休業法が一部施行され、企業は社員に子どもが生まれる場合には個別に、育休制度を事前に周知し、休みを取得するかどうか確認する義務を負う。10月からは「産後パパ育休(男性版産休)」が新設され、子どもが誕生してから8週の間に、夫は計4週分の休みを2回までに分けて取得できるようになる。
 パワーハラスメント防止対策を義務付ける改正労働施策総合推進法が、中小企業にも適用される。周知啓発や相談体制の整備が求められる。
 女性活躍推進法改正で、女性従業員や女性管理職の比率に関する数値目標などを記した行動計画策定を義務付けられる企業の範囲が拡大する。これまでは従業員数301人以上が対象だったが、101人以上まで引き下げられる。
 雇用保険料率は労使で賃金の計0・9%から、4月に0・95%、10月から1・35%に上がる。
 【教育】
 高校で新学習指導要領が導入される。公民科では新科目「公共」の授業が始まる。「現代社会」が廃止され、必修となる。家庭科の授業では資産形成の視点に触れた金融教育が本格的に始まる。
 本県では公立高校入試の制度が変わる。前期選抜を「特色選抜」と改め、一般選抜と同じ日程、試験問題(5教科と面接)で実施される。前期と同様に部活動や特別活動の実績を重視し、同一校に限り一般選抜との併願も可能とする。
 子どもたちをわいせつ行為から守る新法「教員による児童生徒性暴力防止法」が施行される。わいせつ行為で懲戒免職となった教員の免許再取得などが制限される。
 【社会保障】
 診療報酬改定に伴い、不妊治療が保険適用の対象となる。人工授精や体外受精、顕微授精といった高度な治療にも公的保険が適用され、費用負担が軽減される。大館市は治療する人の交通費助成などを新たに計画している。
 公的年金支給額は前年度に比べて0・4%引き下げられる。新型コロナウイルス禍で現役世代の賃金が下落したことが影響した。受給開始年齢は現行の60~70歳から60~75歳に拡大される。
 【暮らし】
 住宅ローン減税は2022年分の確定申告から、年末時点のローン残高の1%としていた控除率が、0・7%に引き下げられる。対象となる所得、ローン残高の要件は狭まる。新築で減税が受けられる期間は10年から13年に延長される。
 道交法施行規則の改正で、一定台数以上の「白ナンバー」車両を業務で使用する事業者に、運転前後の目視での酒気帯び確認、記録保存が義務化される。10月からはアルコール検知器の活用が求められる。
 県自転車条例で、損害賠償責任保険への加入が義務化される。利用者や未成年者の保護者、業務で自転車を利用する事業者などが対象。
 【差別禁止】
 県が「多様性に満ちた社会づくり基本条例」を施行する。人種や性別、性的指向、職業、障害、新型コロナウイルス感染などを理由としたあらゆる差別、ハラスメントを禁止する。

ジャガイモ生産 畑作センター2号棟完成 小坂町 待望の選別機械を導入

2022-04-01
完成した畑作振興センター2号棟(上向谷地端地内)
 小坂町が整備を進めてきた畑作振興センター2号棟が完成した。町が力を入れているジャガイモ栽培の選別機を導入。選別作業の効率化が課題となっていただけに、作業のスピードアップに大きく貢献しそうだ。
 畑作振興センターは、畑作物の推進拠点として、2019年に完成した。旧食品加工施設を改修し、整備。鉄骨造り平屋建てで面積は413平方㍍。
 町はジャガイモ栽培に力を入れている。大手菓子メーカー・カルビーへの出荷を目指して、18年度から町内で加工用ジャガイモの試験栽培に着手。試験地を畑のほかに水田に拡大し、生食用の品種にも取り組んでいる。 
 4年目を迎えた21年度は、ジャガイモ栽培受託組織「小坂町ポテトコントラクター」を設立。前年度に導入した大型機械を活用した作業の受託体制を整えている。
 試験圃(ほ)場は万谷と鴇地区にそれぞれ設置し、加工用品種「オホーツクチップ」は約32㌃、市場向け用の「キタアカリ」は約44㌃を栽培した。加工用は、カルビーの引き取り基準をクリアし、約11㌧を出荷。今シーズンは全国的にジャガイモが不作で、大産地の北海道も面積が頭打ちとされ、細越満町長は「会社は小坂町での増産に期待している」との認識を示している。
 2号棟の整備は、ジャガイモの大規模栽培に対応する選別機を導入するのが大きな目的。場所はセンターの敷地内で、1日25㌧の選別能力を持つ加工用ジャガイモのラインと、1日7㌧の選別能力を備える生食用ジャガイモラインを整備した。
 市場向けの品種は秋に収穫し、選別機械がなかったことから、手作業で行っていた。2号棟の完成により、機械で選別することから、作業のスピードアップが図られる。
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