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新水道ビジョン 原案公開し意見募る 大館市22日まで 官民連携など施策に

2019-11-12
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 大館市は11日、新水道ビジョン(2020~29年度)の原案を公表し、市民意見の募集(パブリックコメント)を始めた。人口減や設備更新に伴う費用増を課題に挙げ、料金見直しや広域・官民連携などの施策を盛り込んでいる。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で閲覧できる。22日まで。
 更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれている。
 家庭用(メーター口径20㍉)で月20立方㍍を使った場合、現行の上水道料金は5170円。消費増税分を除き1984年から値上げしておらず、類似他市(給水人口3~9万人)に比べ700円ほど高い。料金を据え置くと2035~39年度以降に赤字となる見通しで、値上げした場合は事業経営が成り立つと推計した。
 施設の長寿命化を考慮して更新する場合の料金見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示し、「見直しは避けがたい状況だが、ビジョンは時期の推測を目的としたものではなく、予測に基づいてどのような施策を行っていくべきか方針を定める」としている。
 広域連携は、作成中の県水道ビジョンで方向性が示されるとして「計画内容を見据えながら、できる限り推進していく」と明記。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから、広域連携などと並行して官民連携を推進するとした。現在は山館浄水場の運営業務、検針・水質検査・メーター交換・施設保守点検などの業務を委託している。民間に運営権を譲渡する「コンセッション方式」については「現実的に難しい」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 意見は電子メールやファクス、郵便などで受け付ける。パブリックコメントを踏まえて1月に最終案をまとめ、年度内の策定を目指す。問い合わせは水道課(☎0186・43・7090)。

小坂町 畑作振興センターが完成 菜種、ソバ 大豆 専用乾燥機を設置

2019-11-12
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完成した畑作振興センター内に設置された菜種、ソバ、大豆の各乾燥機(上向谷地端)
 小坂町が上向谷地端で整備工事を進めていた「畑作振興センター」が完成し、今月から本格稼働している。菜種、ソバ、大豆の専用乾燥機を設置し、畑作物の作付け推進拠点施設として整備した。耕作放棄地の解消を図るとともに、農業経営の多角化につなげたい考え。
 前年度、町有地に建てられた旧食品加工施設を取得。6月定例議会に提出した一般会計補正予算で施設改修費、設備設置工事費などを予算措置した。
 整備工事は7月下旬に着手した。平屋建てとして活用するため2階部分を撤去し、菜種専用、ソバ専用、ソバ・大豆兼用の遠赤外線乾燥機各1台、選別・計量出荷設備、流量調整タンク、もみすり機、石抜き機を設置したほか、監視室やホールなどを配置した。面積は約413平方㍍、鉄骨造り。
 町は9月定例議会で設置条例を制定し、「畑作物の作付け推進による農地の有効活用および稲作主体の農業経営からの転換を促進し、農業経営基盤の強化を図る」と目的を設定。使用料徴収条例では、乾燥調整機械使用料は菜種、ソバ、大豆いずれも乾燥調整後の重量1㌔あたり50円と定めた。
 ソバや大豆、菜種の乾燥以外に、収穫物の保管や果樹の集出荷など、畑作物全般の振興にかかる幅広い活用を目指している。

下川沿に初の栄冠 県中学校秋季野球 北鹿勢2年連続のV

2019-11-12
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決勝延長8回1死満塁、下川沿はスクイズで三走・小林廉が生還してサヨナラ勝ちを決める(ニプロハチ公ドーム)
 最終日の10日は大館市のニプロハチ公ドームで準決勝、決勝を行った。北鹿勢は、下川沿が決勝に進んで秋田西と対戦、延長タイブレークの末に5―4で逆転サヨナラ勝ちを飾り、初優勝を果たした。北鹿勢の優勝は、昨年の森吉に続いて2年連続2回目。
 ◇決勝 【ニプロハチ公ドーム】
秋田西00003001  4
下川沿00201002× 5
 (延長8回タイブレーク)

 ▽三塁打=佐藤(下)▽併殺=下川沿1
 延長タイブレークに突入した接戦は、下川沿が秋田西に逆転サヨナラ勝ちを収めた。
 下川沿は3回、敵失と内野安打で1死一、三塁とし、石戸谷がスクイズを決めて先制。佐藤の左前適時打でさらに1点を追加した。
 しかし5回の守備で失策を契機に2死三塁とされると、内野の適時失策と3連打で3点を失い逆転を許した。それでもすぐに反撃。1死二塁で佐藤が右越え適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
 1点を先行された延長8回は、無死満塁で再び佐藤が適時打を放ち同点に。1死の後、山内がスクイズが決めてサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
 下川沿・岩谷佳生監督の話 ミスで逆転されたが、焦らず同点にできた。8回の守りを1点でしのげたのも大きかった。選手の判断も良かった。

厚労省の公立病院再編・統合 「扇田存続の必要性ある」 大館 市病労組が市民向け講演

2019-11-10
伊関教授を講師に迎えた地域医療講演会(大館労働福祉会館)
 厚生労働省が再編・統合の議論が必要と公表した公立・公的病院に大館市立扇田病院が挙がったことを受け、市内で地域医療を考えようという市民の動きが出てきた。市立病院職員労働組合(鈴木仁志執行委員長)は9日、大館労働福祉会館で「地域医療講演会」を開催。自治体病院を研究する専門家が講演し、「市立総合と扇田の2病院が連携することで収益改善の可能性が高まる。扇田の存続の必要性はある」と指摘した。
 同労組が地域医療をテーマに講演会を開くのは初めて。鈴木委員長によると、「医師不足などの課題を抱える地域医療の今後を考えたい」と講演会の準備を進める中で、9月下旬に厚労省の発表があった。鈴木委員長は「扇田と同様に厚労省から発表された横手市立大森病院では『病院を守る市民の会』が立ち上がった。大館でも市民に現状を知ってもらい、病院がどうあるべきかを考えていくことが必要」と話す。
 講師を務めたのは、自治体病院の経営や再編を研究している城西大経営学部マネジメント総合学科の伊関友伸教授。妻が鹿角市出身で、長女を扇田病院で出産した縁もある。
 伊関教授は厚労省の公表の背景や少子高齢化が進む現状に触れながら、「急性期病院の基準だけで診療実績を基に線を引いたため、地方の中小病院が多く対象とされた。高齢者の医療について考える視点がない。地域事情を考慮していない」と指摘した。
 総合、扇田2病院の経営状況などを分析し、「医師などの構成をみると、統合はあり得ない。2病院で連携を深めた方が収益改善の可能性が高まる。1病院体制では高齢者の行き場がなくなる」などと語り、両病院が目指す方向性を提言。「人任せでは地域医療は崩壊する。住民を含めた病院に関わる全ての人が、地域の医療を考え行動することが必要」とも呼び掛けた。
 厚労省はがんや救急など地域に不可欠な医療の診療実績が少ないとして、「再編統合について特に議論が必要」とする全国424の公立・公的病院名を公表した。県内では扇田病院など5病院が挙がった。来年9月までに結論を出すよう求めている。鈴木執行委員長は「来年度も9月前までに、市民が医療を学ぶ場を設けていきたい」と話した。

「誉」と「翔和」をお披露目 大館市の秋田犬の里 生後4カ月の姉妹

2019-11-10
「誉」㊧と「翔和」、地域おこし協力隊の2人(秋田犬の里)
 大館市が新たに飼育する秋田犬の「誉」(ほまれ)(雌、虎毛)と「翔和」(とわ)(雌、白毛)が9日、観光交流施設「秋田犬の里」でお披露目された。
 2匹は飼育担当で地域おこし協力隊3期の2人と登場。「誉」は藤川琴里さん(21)、「翔和」は馬鳴さん(43)と姿を現し、訪れた秋田犬ファンへ向けて愛嬌(あいきょう)を振りまいた。
 2019年6月26日生まれの姉妹犬。現在生後4カ月。体重約15㌔。誉が虎毛で翔和が白毛。8月中旬から青森市のドッグトレーナーの下で周囲の環境や人に慣れるためのトレーニングを開始し、10月中旬から飼育担当による飼育を開始している。
 秋田犬の里「秋田犬展示室」での活動開始は2020年2月以降を予定。それまではSNS(会員制交流サイト)を通じて2匹の成長を随時紹介していくほか、館内での散歩に訪れることもあるという。
 藤川さんは「飼い主だけに忠実と思われがちな秋田犬だが、交流を通じてちゃんとコミュニケーションが取れることを知ってもらえたら」と話した。馬さんは「ストレスがかからないように伸び伸びと育てたい。海外の人にとって秋田犬といえば茶色。2匹のように珍しい毛色もいることを伝えたい」と話した。
 このほか、2匹との撮影タイムや館内散歩、売店では1000円以上の購入でオリジナルステッカーのプレゼントが行われた。
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北秋田振興局 鳥インフル想定し訓練 防護服着用し本番さながら

2019-10-12
防護服を着用して行う鶏舎内での作業を訓練する参加者(県北秋田地域振興局)
 県北秋田地域振興局は11日、鳥インフルエンザの発生を想定した対応訓練を行った。関係部署の職員や関係機関が参加し、防護服の着用や農場での防疫作業の方法を確認し、有事に備えた。
 渡り鳥の飛来などにより鳥インフルエンザの発生が心配される時期を前に、振興局と北部家畜保健衛生所が毎年実施。比内地鶏の飼育が盛んな北秋田管内は、県内の養鶏154戸256万羽のうち、半数近くの69戸116万羽が飼われている。万が一、鳥インフルエンザが発生した場合は影響が大きいため、対応手順の確認を徹底している。
 職員のほか、管内の北秋田市や大館市、農協、管外の市町、山本地域振興局などからも参加があった。机上訓練では総務班、健康調査班、防疫対応班、消毒班に分かれて連携などを話し合った。
 実地訓練は約1万5000羽規模の鳥インフルエンザの発生を想定して実施。各班に分かれて資機材の調達などを訓練し、屋外の車庫では鶏舎での鳥の運搬や捕獲などを行う手順を学んだ。
 農場で実際に作業にあたる職員は、防護服を2枚重ねて着用し、手袋や長靴の隙間、首もとなどをテープで目張りして取り組む。作業前には健康調査を行い、ウイルスがまん延しないよう防護服を脱ぐ際も気を配って訓練を行っていた。

旧小坂鉄道開業110年 現役当時に思いはせる 小坂町郷土館で企画展

2019-10-12
小坂鉄道の110年間の歴史を紹介している企画展(郷土館)
 大館市と小坂町を結ぶ鉄道として、沿線住民などから愛された旧小坂鉄道は、1909(明治42)年の開業から今年で110年を迎えた。町総合博物館郷土館で、企画展「小坂鉄道の歴史展」が開かれ、来館者が懐かしい写真や映像などを見て、現役当時に思いをはせている。12月19日まで。
 小坂鉄道は09年5月7日に旅客と貨物用の鉄道として開業。利用者の減少などで94年に旅客部門を廃止、貨物輸送も2008年で休止され、09年4月に廃線になった。町は所有者の小坂製錬から鉄道施設等を譲り受け、小坂駅構内を体験型観光施設として整備し、14年にオープンした。
 企画展は熱烈な小坂鉄道ファンや各種団体の協力を得て実施。開業当初からの写真や動画、年表、鉄道運送人員の推移、保線で使用されていた道具、古文書などを展示し、110年を振り返っている。
 児玉俊一館長は「現在は、小坂鉄道レールパークとして生まれ代わり、歴史と車両の動態保存によって歩みを紹介している。今もなお、多くの人たちに愛される小坂鉄道の知らない事実を知ることで、一層の愛着を深めてもらいたい」と話している。
 「東北文化の日」の27日は午前10時30分から、小坂町町史編さん室の亀沢修室長による展示解説が行われる。特典として26、27日は入館者全員にポストカードがプレゼントされるほか、26日から11月24日まで企画展の記念硬券(1枚100円)が250枚限定で販売される。
 時間は午前9時から午後5時。入館は無料。

新庁舎建設 工事順調、進捗20%に 大館市 旧市民体育館も姿消す

2019-10-11
基礎工事が進む本庁舎建設現場。写真奥は旧市民体育館・武道館解体工事(大館市字中城)
 大館市の本庁舎建設事業は基礎工事が順調に進み、9月末で進捗(しんちょく)率20・3%となった。現庁舎の北東側に6階建てを新築するもので、1、2階に窓口を集約、市民活動に利用できる「協働スペース」「交流モール」、議場などを配置。2020年12月完成、21年5月開庁を目指す。隣接する旧市民体育館・武道館の解体工事は地上部分がほぼ撤去された。
 新庁舎は基礎免震構造の鉄骨造り6階建て、延べ床面積7330平方㍍。建築・電気設備・機械設備の3工事を分離発注し、建築は伊藤羽州・花岡・丸山特定建設工事共同企業体(JV)が25億4826万円、電気設備は奥羽電気・大館桂・保安産業特定JVが5億2920万円、機械設備は大館桂・巽・衛暖特定JVが5億6700万円でそれぞれ落札、議会の議決を経て3月に契約を結んだ。
 深さ44㍍まで掘削し、現場で製作した杭40本を施工。7月から基礎工事が行われている。11月ごろに鉄骨工事が始まる見通し。
 1、2階は市民の利用が多い市民部や福祉部などを配置し、1階に市民協働スペース兼会議室を設ける。「大館交流モール」は執務と協働スペースをつなぎ、外部へ結ぶことでにぎわい創出を図る。子どもから高齢者まで安心して利用できるようキッズスペースや授乳室、多目的トイレ、エレベーター2基を設置する。
 3階は一つの廊下を挟んで両側に産業部の執務フロアを配置し、さまざまな利用目的に応じた会議室を確保する。4階は災害時の迅速な対応を実現するため、防災対策室を中心に市長・副市長室や総務部を近接して配置するほか、備蓄倉庫も置く。
 5階には議場や委員会室、議会事務局などを配置する。傍聴席には車いす用のスペースも確保。鳳凰山の大文字が見える展望ロビーも整備する。6階部分は機械室などを置く。
 大館城跡の桂城公園に面して開放的な協働スペースが配置されるほか、お堀を現代的に再生した「水盤」や親水公園を建物周辺に整備する。現庁舎の解体跡地を駐車場として整備し、隣接する桂城公園との一体化を図る。観光バスやタクシー、障害者用の車両などが寄りつけるスペースも確保する。総事業費は49億9050万円。
 旧市民体育館・武道館解体工事(1期)は11月下旬まで行い、大館城跡の発掘調査と体育館基礎撤去の2期工事を予定。新庁舎の開庁前に完了し、更地にしたい考え。

八幡平の紅葉見頃に 大沼、蒸ノ湯はピーク

2019-10-11
紅葉が見頃を迎えている八幡平(蒸ノ湯温泉)
 国立公園八幡平の紅葉が見頃を迎えている。さわやかな秋晴れとなった10日は、国内外から多くの観光客が訪れ、自然が織りなす錦秋の景色を堪能していた。
 八幡平の山岳ガイドを長年務めている、かづの森林コンダクターの伊多波富雄さん(82)=鹿角市花輪=によると、山頂から下降してきた紅葉の帯は蒸ノ湯(標高1100㍍)や大沼(同944㍍)の周辺まで進行。
 ナナカマドやヤマウルシ、ツタウルシ、オオカメノキ、レンゲツツジなどの赤、ミネカエデやブナなどの黄、草紅葉の黄金色などが訪れた人たちの目を楽しませている。
 伊多波さんは「接近している台風19号の影響が心配されるが、紅葉の盛りはあと1週間ぐらい続くと思う」と話した。蒸ノ湯から徒歩で片道約40分のところにある秘沼「長沼」もお薦めの紅葉スポットだという。
 蒸ノ湯温泉に知人夫婦3組で訪れた青森県八戸市の50代女性は「紅葉と湯煙が織りなすコントラストが気に入って、毎年この時期に来ている。八幡平は岩手側より秋田側の紅葉がきれいだ」と話し、野天風呂などを満喫していた。

情報技術活用に理解 北秋田市誘致企業懇 県の担当者が講演

2019-10-11
北秋田市の誘致企業懇談会(北秋田市民ふれあいプラザコムコム)
 北秋田市の誘致企業懇談会が9日夕、市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。市内の誘致企業の関係者など22人が出席。県産業政策課デジタルイノベーション戦略室の羽川彦禄室長から「秋田県におけるデジタルイノベーションの推進について」と題する講演を聴いたほか、市や県、市商工会との情報交換も行った。
 市内に進出した誘致企業と意見や情報を交換することで、企業に対する支援や立地環境の整備など、今後の市の施策に反映させていくことがねらい。
 津谷永光市長は「最近、人手不足が言われている。人口減少もあるが、技術者を含めた人材が来てもらえない、という話を聞く。市としても、子育て支援や移住定住対策、雇用促進策など手を尽くしているが、満足いく状況にない。皆さんの意見を聞きながらより一層、力を入れていきたい」などとあいさつした。
 講演で羽川室長は、デジタルイノベーションについて「非常に幅広い意味で、ICT(情報通信技術)の導入・活用と理解いただければ」と説明。県の調査で「県内製造業は新技術に対し、関心はあるが導入方法がわからない」との結果が出たことなどを紹介した。
 その上で「県は、情報技術の活用推進や第4次産業革命などへの意識啓発、ICT人材の確保や育成などを重点に、施策に取り組む」と述べ、県内企業の先進事例を紹介しながら、進めている各種の施策について説明した。
 続いて、市の経済的な発展などを目指し、それぞれの立場から情報や意見を交換した。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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