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タイ・ボッチャの選手ら来市 事前合宿会場を視察 大館市で競技体験会も

2018-12-16
パチディ選手㊨と競技を楽しむ参加市民(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピック競技大会に向けて大館市への事前合宿が決まっている、タイ王国脳性まひスポーツ協会やボッチャのナショナルメンバーらが15日、練習会場視察のため来市した。合わせて市がタクミアリーナで競技の体験会を開催。小学生から高齢者まで市民約100人が訪れ、競技の魅力を満喫した。
 ボッチャは目標球にボールをいかに近づけるかを争う競技で、タイチームはリオデジャネイロ・パラリンピック決勝で日本を破り優勝。今夏の世界選手権でも優勝し、現在世界ランク1位。同協会はボッチャや陸上競技、CP(脳性まひ)フットボールを所管する団体。10月に同市と、合宿実施に関する覚書を締結した。
 この日はタイのナショナルチームメンバー、ブーンテップ・パチディさん(21)ら6人が、練習の主会場として計画されているタクミアリーナを訪問。市が競技の周知普及のため体験を企画した。
 開会行事で福原淳嗣市長は「市民や企業、各種団体とともにタイの皆さんを応援するサポーターズクラブを結成するなどして一丸で応援、支援をしたい。さまざまな分野での交流を続けたい」と歓迎。タイのパラリンピック委員会のチュティナント・ピロパクディ会長は「大会で勝つことも大事だが、何より友情を深めたい。皆さんの応援に期待します」とあいさつした。
 デモンストレーションでパチディさんが世界レベルの妙技を披露すると、大きな拍手が起こった。会場には4面のコートが用意され、それぞれルールを学んだり、プレーを楽しんだり。負けて悔し涙を流す子どももいた。
 母親と参加し、初めて取り組んだという横井心さん(有浦小6年)は「きのうの外国語の授業でボッチャを少し学んだ。作戦を考え、狙い通りに投げられるとうれしい」と笑顔を見せた。
 パチディ選手は同館を「床が平たんで広さもあり、普段の練習場所よりもいい。国の気候に慣れる意味も含め、調整には素晴らしい場所」などと絶賛。「国や言葉、障害の有無に関係なく一緒に楽しめるのが魅力。障害者スポーツを世界にもっと広めたい」と話した。
 市スポーツ振興課は「来年1月にオープン予定の花岡総合スポーツ公園体育館にコートと用具を常設予定。他公共施設でも教室を開くなどして市民に普及を図る。五輪パラリンピックへの機運を盛り上げたい」と話した。
 タイの一行は16日、秋田市入りして、県と合宿等に関わる基本合意調印式に臨む予定。

 

大館市の教育ツーリズム好調  11月末まで3353人 「産業化構想」初年度

2018-12-16
11月の学力向上フォーラム、大館一中の公開授業
 大館市が掲げる「大館教育の産業化」構想で、本年度から本格化した教育ツーリズムが好調に推移している。市教委によると11月末現在で40件、延べ3353人が来市。全国学力テストで上位を維持する本県の学力の高さと、特色あふれる教育活動を各校で展開するふるさとキャリア教育が強み。全国から視察に訪れたフォーラム開催など巡り合わせにも後押しされた。
 最多の訪問となったのは11月に同市で初開催された県教委の学力向上フォーラム。市教委によると、2日間で延べ1800人が来館した。過去10回の開催と比べても最多の参加者だったという。新学習指導要領の完全実施まで1年余り。先駆的なモデルを求めた教育視察の高いニーズがある。
 このほか市教委が企画したフォーラム参加者向けのオプショナルツアー、首都圏の親子を対象に開いたサマースクールも好評。県外大学生企画の視察研修や、国際協力機構(JICA)の青年研修でカンボジア政府の若手職員も受け入れた。今夏に協定を結んだ共栄大学(埼玉県春日部市)からは、次年度以降も継続して教育実習生を受け入れる方針だ。
 「フォーラムに来られなかった」という学校や教育委員会などが、今後も継続した来館を求めているという。市学校教育課は「〝いつでもお越しください〟という姿勢で、各所とつながりを得られている」と分析する。
 各種受け入れの継続はもちろんのこと、波及目標も掲げる。市観光課などと連携した「修学旅行ツーリズム」、教育をきっかけにした移住や、日本語研修スクールの誘致など。高橋善之市教育長は「今後も教育視察が主になるのは変わらないが、連携と連帯を進めて内容の充実や来市の拡充に努めたい」とした。

 

「世界一長いきりたんぽ」 ギネス記録に認定

2018-12-16
5・12㍍を完成させガッツポーズするチーム(11月11日の挑戦から、陽気な母さんの店)
 「世界一長いきりたんぽ」のギネス世界記録を目指し取り組んだ鳥取県の米子工業高等専門学校学生らのチームに15日朝、認定の通知が届いた。リーダーを務めた中島邑杜(ゆうと)さん(5年)は「すごくうれしい」と喜びを爆発させている。
 同校、秋田高専の合同チームは11月11日の〝きりたんぽの日〟、5・12㍍を作った。本場・大館で挑戦することに意義があるとし、同市曲田の直売所・陽気な母さんの店(石垣一子社長)に協力を求めた。証人、測量士を手配。記録の動画を撮影するなどしてギネスワールドレコーズ社(本社・イギリス)に申請した。
 審査状況は、同社に登録したアカウントで確認。時差を考慮し、中島さんと指導にあたっている米子高専物質工学科の谷藤尚貴准教授が交代で確かめていた。15日午前9時ごろ、谷藤准教授が確認したところ「現在の記録保持者です」と画面に表示され、認定になったことを現した。
 中島さんは「3月からの成果が出て晴れ晴れしい気持ち。認定まで長くかかったが、お世話になった大館市の人たちにやっと報告ができる」と喜びをかみしめた。谷藤准教授は「達成に向け取り組んだ期間、学生たちの成長が顕著に見られた。それが成功に導いた」と評価した。石垣社長は「認定を待っていたのでうれしい。これを生かし、地元の人たちでさらなる動きを生み出したい」と話していた。
 年内中にギネス証が届く見込み。チームは今後、佐竹敬久知事、大館市の福原淳嗣市長に表敬訪問を行い、市内のこども園で実験教室などを開きたいとしている。

 

企業主導型保育所 御成町に来春開設へ 大館桂工業 市内で3施設目

2018-12-15
空きテナントスペースに企業主導型保育所が開所予定(大館市御成町3丁目)
 大館市の大館桂工業(中田直文社長)は来年4月、「企業主導型保育所」の開所を目指している。場所は同社の事務所が入るビルの一角で、定員は0~2歳児27人。従業員の子どものほか、地域から受け入れる「地域枠」を設ける。企業主導型保育所は市内で3施設目となり、市中心部の利便性が高い場所に新たに整備されることで、待機児童解消が期待される。
 計画では、御成町3丁目の大館ビル1階の空きテナントスペースを活用し、約300平方㍍の施設を整備する。年齢別の保育室やプレイルーム、調理室、事務室などを配置。国の企業主導型保育事業助成金を活用する予定で、現在改修工事に向けた準備を進めている。
 同社とグループ企業・大館製作所の従業員の子どもを受け入れ、定員27人のうち、13人分は地域枠に設定。小規模保育施設「みらいっこ園」(大田面)に事業委託する。
 同社が保育施設整備の検討を始めたのは約2年前。女性従業員が子どもの保育先が見つからず、育児休暇を延長したことがきっかけとなった。同社、製作所ともに、男性従業員が約9割を占めるが、「預け先がないと本人も会社も困る。女性社員だけでなく、家庭内で同様に困っている男性社員も利用できる施設が必要と考えた」と中田社長。「買い物などが便利で、社員以外の市民も利用しやすい場所」と立地について語る。
 開所は来年4月の予定。中田社長は「少子化の中、待機児童が発生している現状で、子育て支援が重要になる。地域貢献の一環で施設を整備し、人材不足の中、若手世代が安心して働くきっかけにもつながれば」と話した。
 市では希望する認可保育所に入園できない待機児童が年度当初から発生。認定こども園の整備や認定保育施設(託児所)利用料助成などの事業を展開し、10月1日現在の待機数は32人で、前年同期から14人減った。解消に向けては企業主導型保育所の開設支援にも力を入れ、2施設が整備されている。10月1日現在、社会福祉法人成寿会が運営する「キッズテラスアットセイジュ」(定員18人)は17人、ニプロが運営する「元気ひろば保育園」(定員31人)は29人が利用している。
 企業主導型保育事業は政府が2016年度から設置を始めた。民間企業が従業員や地域向けに設置する認可外保育所だが、一定の基準を満たせば、施設整備費や運営費は認可施設並みの補助を受けられる。

旧七滝小1階に鹿角の福祉法人 2階の使用料も示す 小坂町12月議会常任委

2018-12-15
改修工事を視察する議員たち(荒谷字上ノ平)
 小坂町12月定例議会は14日、総務福祉、産業教育の両常任委員会を開き、付託案件を審議。産業教育委(亀田利美委員長)は、旧七滝小学校を改修して利活用する複合施設「七滝活性化拠点センター」の設置条例など3議案を全会一致で可決した。同条例は施設の管理、業務、使用料等を設定。2階の貸事務所(起業等)は1室1カ月2万円、空き部屋に関しては一般の利用(有料)も可能とした。
 同条例は、第1条の目的から第12条の委任で構成。目的は「産業の発展と町の活性化のために新規事業の創出を支援し、地域コミュニティの振興及び福祉の向上に寄与する」。第3条の事業は▽新産業の創出及び企業の新分野への進出支援に関すること▽拠点センター内企業間の連携及び地場企業間の連携活性化に関すること―などとした。
 貸事務所の使用料は、1階がいずれも1カ月当たり大部屋5万円、中部屋3万円、小部屋2万円。2階はほぼ同じ広さの6部屋があり、起業等で使用する以外に、1部屋を複数の企業や個人でシェアすることも可能で1人1カ月5000円、1人1日500円。一般への貸し出しは1室1時間200円とした。
 このほか、調理実習室は1室1時間200円、和室同100円で使用できる。1階の地域交流スペースは無料。交流スペース以外の各部屋においては、使用料とは別に暖房使用料も設定した。
 現在、1階の貸事務所に関しては鹿角市の社会福祉法人が訓練・作業室として使用する見通し。2階については「正式に料金が決まってなかったので、これから料金も示しながら話していきたい。問い合わせなどの相談はある」(町)という。
 改修工事の進捗(しんちょく)率は40%ほど。町は今後、施設の愛称を募集し、来年4月のオープンまでに決定する。
 この日は両常任委員会が合同で工事が進められている旧七滝小を訪れ、現地視察を行った。
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日沿道全線開通など 県北部市議会連絡協議会 県選出国会議員に要望

2018-11-29
要望事項を説明する各市議会議長ら(金田勝年議員の事務所、大館市提供)
 県北部市議会連絡協議会(会長・佐藤久勝大館市議会議長)はこのほど、中央要望活動を行い、県選出国会議員らへ「日本海沿岸東北自動車道の早期完成について」など5項目の要望書を提出した。
 協議会は、大館市と鹿角市、北秋田市、能代市の4市議会で構成。共通する地域課題について協議するとともに、相互の親睦と交流を図る目的で設置している。10月24日には大館市で本年度の総会を開き、要望活動の実施などを決定していた。
 要望したのは▽能代港を活用した地域振興について▽日本海沿岸東北自動車道の早期完成について▽八戸・能代間、北東北横断道路の整備促進について▽医師確保と地域への均衡ある医師配置について▽道路整備予算の確保について―の5項目。
 このうち、日本海沿岸東北自動車道の早期完成は「二ツ井白神IC―小繋IC(仮称)間について、道路の速達性や定時性、安全性の確保を可能とする整備を要望する」などとしたほか、道路整備予算の確保については「安定的・持続的な予算枠の確保と公共事業関係予算の大幅な増額」や「老朽化対策の推進と地方公共団体への支援」を求めた。
 要望活動には佐藤会長のほか、各市議会の議長、副議長らが参加。金田勝年衆院議員をはじめ、衆参両院の県選出議員、県出身議員の国会事務所を訪問し、要望の実現への協力を要請した。

 
 

旧正札本館解体「安全、確実に」 福原市長行政報告 大館市12月議会・開会

2018-11-28
福原市長が行政報告を行った大館市の12月定例議会本会議(市役所)
 大館市の12月定例議会は11月27日開会し、会期を12月13日までの17日間と決めたあと、福原淳嗣市長の行政報告と議案の上程、質疑を行い、散会した。市長は行政報告で、来年10月の県種苗交換会の大館市開催が決定したことや、タイの脳性麻痺(まひ)スポーツ協会との間で東京2020パラリンピックの事前キャンプに関する覚書を締結したことなどを報告。外装材の裏側からアスベストを含有する吹き付け材が見つかった旧正札竹村本館棟の解体工事については「安全に配慮しながら、確実に実施したい」などと述べた。
 市立総合病院で10月、医師と技師による酒気帯び運転が相次いで発生したことを受け、佐々木睦男病院事業管理者が本会議の冒頭で陳謝。福原淳嗣市長も行政報告に先立ち、職員の綱紀粛正を図ったことなどを説明した。
 行政報告では、県種苗交換会の大館市開催について「11月4日の県農業協同組合中央会理事会で、来年10月に予定される交換会の大館市開催が決定した。市での開催は2001年以来、18年ぶり」とした。その上で「交換会の成功に向けてJA秋田中央会およびJAあきた北と連携しながら準備を進めるとともに、農業を起点とした産業の活性化を図るため、地場産品のPRや商工業者と連携したイベントを企画するなど、鋭意取り組みたい」と述べた。
 タイとのパラリンピック事前キャンプに関する覚書の締結では「ボッチャ競技と陸上競技の事前合宿が本市で行われる。12月15日には、タイのパラリンピック委員会の会長および脳性麻痺スポーツ協会会長、ボッチャ・ナショナルチームの選手が、視察のため本市を訪れる予定」などと報告。「今後、多くの人々にボッチャに触れてもらう機会を設け、競技の普及を図るとともに、ホストタウンとしてさまざまな交流事業を進めたい」とした。
 旧正札竹村本館棟の解体工事でのアスベスト除去については「関係機関と協議した上で、安全に配慮しながら確実に実施したい」と報告。除去費用や工期延長については「定例会で詳細を説明した上で、解体工事の契約変更を追加提案したい」と述べた。
 提出したのは、一般会計などの補正予算案のほか、コンビニエンスストアでの印鑑登録証明書交付開始に伴う印鑑条例の一部改正案、指定管理者を指定する議案など、議案26件と専決処分の報告1件。
 一般会計補正予算案は、3億1967万8000円の追加で、補正後の予算総額は348億9144万円。前年同期との比較では、6億8262万4000円(1・9%)減少している。歳出の主なものは、比内地鶏大規模モデル経営体育成事業費補助金に1772万4000円、大館駅周辺整備事業負担金に3118万8000円、ふるさと応援寄付推進事業費追加に1億1749万5000円などを計上した。

日沿道未開通区間 早期開通へ決意新た 北秋田市同盟会が視察

2018-11-28
現場で工事概要の説明を受ける参加者(蟹沢IC)
 北秋田市日沿道建設促進期成同盟会(会長・津谷永光市長)は27日、大館能代空港IC(インターチェンジ)―小繋IC間の現場視察を行った。参加者が鷹巣西道路や、二ツ井今泉道路の起点となる小繋トンネル(仮称)などの工事の進捗状況を確認し、早期開通を目指して気持ちを新たにした。
 同市管内を含む未開通区間は、二ツ井今泉道路4・5㌔、鷹巣西道路5・3㌔、大館能代空港ICに関連するすりつけ区間1・7㌔。
 現場視察には同盟会に加入する民間団体、市議会関係者など約40人が参加。道の駅「ふたつい」で開会式が行われ、津谷市長は「高速道路はつながってこそ価値がある。一日も早く全線開通ができるよう支援や要望活動をお願いしたい」とあいさつした。
 参加者が未開通区間にあるトンネルやバイパスの工事現場4カ所をバスで視察。現場では能代河川国道事務所の須藤隆之工務二課長、県北秋田地域振興局の近藤雅企画・建設課長が説明を担当した。
 県が施工する鷹巣西道路は、翔鷹大橋から建設中の蟹沢IC(仮称、同市坊沢)までの既存道路を活用する区間と、緑が丘から小ケ田までのバイパスを新設する区間に分かれている。
 蟹沢ICでは、現道を約5㍍高くして自動車専用道路を整備。振興局によると、今後は盛り土を行った部分に舗装を行う予定で、利便性を損なわないよう生活道路を設ける工事も同時並行で実施している。参加者はICの頂上に上り、一般車両が現道を通過する隣で工事が進められている様子を見学した。

大館囃子「正調」の保存伝承を 初の教則DVD 年度内の完成見込む

2018-11-28
演奏の収録作業に臨む保存会員(大館市民文化会館)
 大館市歴史的風致維持向上計画と連動して、民間主体の活動を推進する「大館市文化遺産活用まちづくり実行委員会」(長谷川文悦委員長)は、市指定無形民俗文化財・大館囃子の教則DVD作成事業を進めている。正調の保存・伝承と後継者育成を目的にした初の取り組みで、今後の指導などに役立てたい考え。既に演奏の収録作業を終え、本年度内の完成を見込んでいる。
 まちづくり実行委は2月に発足。大館神明社例祭余興奉納実行委、大館ばやし保存会、市郷土芸能保存協会、大館・北秋田建築士会の民間4団体で組織する。計画の充実を目指し、地域文化遺産を生かした各種事業を展開している。
 大館囃子は、400年以上続くとされる大館神明社例祭で奉納される祭り囃子の総称。京都祇園囃子の流れをくむとされる。伝承曲は「寄せばやし」「大館祇園ばやし」「剣ばやし」「還り山」の4曲。2001年8月に市の文化財指定を受けた。
 過去にはCDや譜面等の作成も行われたが、伝承は目で見て耳で聞く形が主流となっている。楽器ごとの映像や音源をまとめて残した資料はなく、後世へ正確に継承するため、神明社例祭実行委が教則DVD作成を企画、まちづくり実行委の事業として取り組むことにした。事業費は約420万円。演奏は大館ばやし保存会、撮影・録音は秋田市の映像制作会社に依頼した。
 収録作業は25日に大館市民文化会館で実施。ステージ上にマイクが置かれ、客席からカメラが向けられる中、始めに保存会員15人が大太鼓、小太鼓、笛、三味線、鉦(かね)で伝承4曲を合奏。緊張した表情を見せながら、息の合った動きで優雅な音色を奏でた。
 続いて楽器ごとの収録も行われ、演奏時の所作や指の動きなども細かく映像に収めた。
 大館ばやし保存会長も務める長谷川委員長は「参加各講でいろいろな指導、演奏方法があるが、基本となる音源・映像を記録として残すことが大事。保存伝承のため有効に活用していきたい」と話した。
 教則DVDは約100枚作成する予定。編集作業を経て、本年度内に完成する見込み。大館囃子の講習会などで活用する予定で、祭りの普及、後継者育成、指導のために役立てる。

北鹿巡るルートなど設定 函館・津軽・秋田観光推進協 秋田市で第2回会合

2018-11-27
北鹿3市町の首長らが出席した協議会(秋田市)=大館市提供
 北海道南部と北東北への観光客誘致を目指す第2回函館・津軽・秋田広域観光推進協議会が26日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で開かれた。大館市や北秋田市、小坂町などの首長らが出席。県内へのクルーズ船寄港増を見据えた周遊商品造成の働きかけなど、より具体的な取り組みを進めていくことを申し合わせた。
 JR東日本秋田支社の呼び掛けで北鹿3市町のほか、大館などと3D連携を進める函館市と仙北市、能代市や男鹿市、秋田市、大仙市、横手市、弘前市、JR北海道函館支社の計13団体で昨年12月に発足。道南―北東北エリアの広域的な周遊ルートを形成することで、交流人口拡大と観光流動促進を図る狙いがある。
 本年度の実績によると、夏秋に特化した広域観光パンフレット(12㌻)2万部を7月に作製し、イベントや道の駅などで配布。「周遊」の文字が目について手に取る人が多かったという。観光キャラバンは7月から11月にかけて計3回、東京都内の主要駅で展開。商品パンフレットは既存の「青函周遊の旅」に秋田・津軽エリアを追加する形で、北鹿地方などを巡る2コースを設定した。
 このほか秋田港や船川港(男鹿)、能代港に入港したクルーズ船計11隻のオプショナルツアーとして22コースを実施、計約1500人が参加した。
 次年度の取り組みとして、基本方針は▽好評だったパンフレットや観光キャラバンの内容充実、改善点を踏まえ継続▽増加傾向にあるクルーズ船観光客を取り込むため、オプショナルツアーに対する働きかけも継続▽旅行中に詳細な計画を立てない観光客向けのモデルコースボード設置や、訪日外国人向けモデルコース周知ツール作成―の3本柱。
 パンフレットは各市町からモデルコースを提案してもらい、観光消費額の増加に向けて立ち寄り時間を長めに設定。通年型で多言語化にも対応し、二次交通情報や観光スポットをより詳細に掲載する。
 観光キャラバンは年3~6回程度、首都圏の主要駅で実施する。物産展の同時開催や周遊をイメージしやすい自治体同士での共同PR、各市町のニーズに沿ったアンケート作成などに取り組む方針。首都圏駅以外での観光・物産PRも盛り込んだ。
 クルーズ船に対しては函館・角館・増田方面のツアー、五能線を利用した十二湖などへの旅行商品造成を働きかける。
 モデルコースボードは会員自治体内の主要駅に設け、観光客の周遊を支援する。周知ツールはインターネット上の専用サイトに接続するQRコード付きのチラシを作り、空港や観光案内所などで配布する。

10月のニュース

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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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