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大館市サヨナラ議会・閉会 当初予算など全議案可決 高橋教育長の再任に同意

2019-03-19
 大館市の3月定例議会は18日、本会議を再開し、2019年度一般会計当初予算案など議案58件を原案の通り可決、18年度一般会計補正予算の専決処分を承認したほか、この日追加提案した人事案3件に同意、国の補正予算成立などに伴う18年度一般会計補正予算案を可決し、閉会した。任期満了に伴う教育長の任命では、高橋善之氏(66)の再任に同意した。任期は4月1日から3年間。
 可決したのは、19年度一般・特別・企業各会計予算案のほか、18年度各会計補正予算案、市手話言語の普及及び障害者のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例案、市立児童館に関する条例の一部改正案、市観光交流施設に関する条例案など。市立児童館条例の一部改正は、山館児童館を廃止しようとするもの。観光交流施設に関する条例は、秋田犬の里の管理運営や使用料などを定めている。
 19年度一般会計予算案は、総額324億690万8000円。4月に市長・市議選を控え「骨格予算」で編成したことから、18年度当初と比べ2・4%、7億8187万7000円の減少となった。特別会計や病院など公営企業会計を含めた全会計の予算総額は710億5287万円で、18年度当初と比べ23億3707万6000円(3・2%)減少した。
 市本庁舎建設工事は、建設工事が伊藤羽州・花岡・丸山特定建設工事共同企業体で25億4826万円、電気設備工事が奥羽電気・大館桂・保安産業特定建設工事共同企業体で5億2920万円、機械設備工事は大館桂・巽・衛暖特定建設工事共同企業体で5億6700万円で契約する。
 追加提案した人事案件のうち、教育長の任命は高橋善之氏(66)=谷地町後=の再任に同意、人権擁護委員候補者は平泉濱子氏(71)=有浦=の再任、山瀬財産区管理委員は▽赤坂実氏(69)=山田=▽荒川邦隆氏(74)=岩瀬=▽木越惠勇氏(69)=同=▽笹木金彦氏(83)=同=▽佐藤健一氏(72)=同=の5人の選任に同意した。
 国の補正予算成立などに伴う18年度一般会計補正予算案は歳入歳出にそれぞれ、9億2875万1000円を追加し、総額を375億6048万5000円とする。歳出では、県営大館工業団地拡張事業に伴う市道の一部付け替え工事に7億6663万7000円を計上した。
 請願は「大子内射撃場の建てかえについて」、陳情は「大館市における地域子育て支援拠点事業の改善を求めることについて」などを採択した。比内町扇田地区の住民らによる「都市再興基本計画の再考について」の請願は継続審査となった

十和田高原と仙北市境 「入山禁止」を継続 鹿角市鳥獣 被害防止対策協 クマ被害防止へ

2019-03-19
クマ被害防止対策を協議した総会(市役所)
 クマなど野生動物による人身被害や農作物被害の防止に向け、関係機関・団体で組織する鹿角市鳥獣被害防止対策協議会(会長、大森誠・鹿角市農林課長)は18日、市役所で総会を開き、新年度の取り組みを決めた。クマによる死亡事故が発生している十和田高原地区と仙北市境付近の入山禁止措置は、本年度から引き続いて実施することを確認した。
 十和田高原地区では2016年、クマによる死亡事故が4件連続して発生。仙北市田沢湖玉川地区では昨年6月にクマに襲われた可能性のある男性の遺体が見つかった。関係機関はそれぞれの地区周辺の市道や林道、国道沿いの国有林などへの立ち入りを禁止している。
 十和田高原地区の入山禁止措置は本年度、市道通行止め2路線(バリケード設置2カ所)、国有林林道通行止め7路線、被害防止啓発看板設置5カ所、バリケード型入山禁止看板設置6カ所、通常型入山禁止看板設置14カ所、私有地入り口進入禁止ロープ設置40カ所で実施した。
 仙北市境付近では本年度、事故現場に近い国道341号の市境から鹿角市八幡平の澄川地熱発電所管理道路入り口までの約5㌔の区間で、沿線の国有林への立ち入りを禁止する看板を10カ所、ロープを7カ所、バリケードを3カ所に設置したほか、観光用駐車場3カ所を封鎖した。
 総会ではこれらの入山禁止措置を19年度も実施することを確認した。高山植物が群生する名所、大場谷地自然探勝路の規制を緩和してほしいという市民の声もあるが、協議会では「付近に危険なクマがいる可能性があるので入山しないように」としている。
 19年度は人身事故防止に向け、市広報への記事掲載、注意喚起キャンペーン、隣接市町村への注意喚起依頼、周辺住民や関係事業者に対する説明会なども本年度と同様に行う。県事業を活用したクマ出没対策のモデル事業を三ツ矢沢、石野の2自治会で計画。小中学校でのクマ被害防止対策教室、新規狩猟免許取得費用の助成なども行う。
 大森会長は「残念ながら昨年は市内で1人がクマによる人身被害を受けた」と報告。「昨年9月からクマの目撃や被害の情報がピタッと止まった。山の木の実が豊作で里に出てこなかったと推察されるが、次の年に個体数の増加が懸念される。春の山菜シーズンが一つの山場」と万全の対策を講じる考えを示した。
 クマ以外について県担当者は「イノシシやシカは(鹿角に)いつ入ってきてもおかしくない状況」と注意を喚起した。

上小阿仁村村長選 新人鵜野氏が出馬表明 三つどもえ戦の公算大

2019-03-19
上小阿仁村政への意欲を語る鵜野氏(沖田面)
 上小阿仁村沖田面在住の自営業、鵜野浩一郎氏(42)が18日、任期満了に伴う上小阿仁村長選(4月16日告示、21日投開票)に無所属で出馬することを正式に表明した。立候補を表明したのは鵜野氏で3人目。
 鵜野氏は札幌市出身。弘前大大学院農学研究科の修士課程修了。コンサルタント会社に勤めた後、2007年4月に同村に移り住んだ。同村は妻の父の出身地。現在は沖田面で洋菓子店を経営している。
 14日の立候補予定者説明会に出席した際は「出馬するかどうか検討中」としていた。出馬を決意した理由について「住民の声が村政に反映されていないと感じる。独裁的すぎる。村民と村政が双方向のコミュニケーションを取るようにしたい」と述べた。
 選挙公約などは今後明らかにするとした上で「村内にイベントが多すぎる。仕分けして役場の負荷を減らせば、いろんな力が出せると思う」と訴えた。
 後援組織を持たず、自宅を拠点に選挙活動する予定。ハンドマイクを手に徒歩や自転車で村内を回る「草の根選挙」で浸透を図りたい考え。
 村長選に向け、これまで現職で2選を目指す小林悦次氏(64)=五反沢、前村長で会社役員の中田吉穂氏(68)=沖田面=が立候補を表明している。新人の鵜野氏を合わせ、三つどもえ選となる公算が大きくなった。村長選に3人が立候補するのは2015年の前回に続き2回連続。

4月の大館市長選 麓氏が出馬正式表明 日経BP総研フェロー 市民の声聞きまちづくり

2019-03-18
市長選への立候補を表明した麓幸子氏(大館市中央公民館)
 任期満了に伴う大館市長選(4月14日告示、21日投開票)で、同市出身で日経BP総研フェローの麓幸子氏(57)=比内町扇田=が17日、無所属で立候補することを正式に表明した。麓氏は「少子高齢化、人口減少を食い止め100年後も栄えるまちを目指す」として産業振興などに力を入れる考えを示し、「市民の声に耳を傾け、困っている課題を解決するまちづくりを進めたい」と述べた。
 市中央公民館で会見を開いた麓氏は、毎年1000人が減少する市の現状に加え、「『大館の子育ては過酷』という子育て世代の声、事業者の声を聞き、市は危機的状況にあり、トップが代わるしかないと決意した」と語った。当初は市議選も考えていたが、「無投票は民主主義の敗北。民意を問う立場になれれば」と市長選挑戦を決断したという。
 政策面では5点の柱に基づき、具体的施策として「子育て、介護予防の拠点整備」、「一人一人の意思を尊重した新たな働き方を進め、生涯現役のまちを実現し労働力不足を解消したい」、「産業振興では農業を中核とした6次産業化を進めたい」などと説明した。福原市政については、「観光も歴史も一つのパーツであり、バランスと優先順位が大事。産業振興が一番重要と考えている。民意をくみとって優先順位を決めたい」と述べた。
 2月に後援会「ふもと幸子と秋田おばこの会」を立ち上げ、会長に市内で助産院を営む菅原光子さんが就いた。3月2日に大館に拠点を移しミニ集会などを重ねており、日経BP社は3月末で退職する。
 市長選には、昨年12月、現職の福原淳嗣氏(51)=柄沢字狐台=が再選を目指して立候補を表明。ほかに目立った動きはない。
 【麓幸子氏の略歴】1962年1月12日、大館市比内町生まれ。大館鳳鳴高、筑波大卒。日経BP社へ入社し、日経ウーマン編集長、日経BPヒット総合研究所長、同社執行役員など歴任。2014年法政大大学院修士課程修了。11年から大館市観光大使。

冬まだまだ楽しめます 阿仁スキー場 スノーフェス開催

2019-03-18
十分な積雪のなか白熱したレースが行われたスノーフェスティバル(阿仁スキー場)
 例年に比べて雪解けが進み、北鹿地域でも春の到来を感じられるなか、豪雪地帯として知られる北秋田市阿仁地域では、ウインタースポーツの催しが行われ、「まだまだ冬を楽しもう」という人たちでにぎわっている。
 森吉山阿仁スキー場では17日、スキーやスノーボードのデュアルレースやマタギ体験など楽しめるスノーフェスティバルが行われ、多くの人が冬の楽しみを満喫した。
 地元の阿仁スキークラブがスキー場を運営するNPO森吉山の後援で毎年この時期に開催している恒例のイベント。デュアルレースのほか、重機を使ったクレーンゲーム、肥料袋で特設コースを滑る「ケツぞりスライダー」、マタギ腕試しと銘打った射的などが行われた。
 デュアルレースにはスキーとスノーボードのほか、ボードに自転車のハンドルを取り付けたような形状のスノースクートもエントリー。大回転コースを2人同時に滑って順位を競い合った。
 阿仁スキー場は電気系統の故障で一時運休となったゴンドラも復旧し、全コース滑走可能で営業中。積雪は例年より少ないものの?日現在、中腹付近で270㌢と十分な量となっており、31日まで毎日営業する。
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大館市の鳥潟会館庭園 国名勝指定へ前進 19年度に本調査開始へ 

2019-02-28
鳥潟会館の庭園を視察する専門家ら(2018年5月27日撮影)
 大館市教育委員会は2019年度、同市花岡町の鳥潟会館庭園の国名勝指定を目指して庭園調査事業に着手し、専門家で構成する「名勝地調査委員会」を立ち上げる。18年度に準備委員会を設置していたが、国の補助を受けられる見通しとなり、本調査に乗り出す。国指定に向けて前進したことを意味し、3年間かけて測量、図面作成、資料収集などを進める。
 鳥潟会館は、1600年代始めから旧花岡村の肝いりを代々務めた鳥潟家の住宅。17代当主の医学博士・鳥潟隆三(1877~1952)によって1936年から5年をかけて庭園の拡張、建物の増改築が行われた。京風の意匠が取り入れられ、随所に各地の良材が使用されている。2011年3月に建物が県有形文化財、庭園が県名勝に指定された。
 県指定を受け、市教委は老朽化していた建物等の修繕計画策定に着手。12~16年度の5カ年で調査、図面作成などを行った。現地を訪れた専門家から価値を評価され、課題となっている維持管理・保存に向けて機運を高めるため、建物を含む庭園として国指定を目指すことになった。18年度に調査準備委員会を設置し、動きを本格化させた。
 年度は造園学の専門家らに現地を視察してもらい助言を受けたほか、歴史等に関する資料収集を進めた。文化財庭園保存技術者協議会(京都市)からは庭木の剪定(せんてい)や維持管理について指導を受けた。
 専門家のお墨付きを得て本調査に着手できる見通しがたち、今月初めに文化庁に補助申請。4月には採択される見込みで、19年度は事業費約578万円のうち、65%の補助を受けられる予定。
 本調査は3カ年計画。19年度に調査委員会を立ち上げ、委員に専門家4人を招聘(しょうへい)する。庭園の測量、図面作成などを行い、22年度以降の指定を目指す。
 本調査開始は国指定の可能性が高まったことを意味する。指定後は国の補助で建物・庭園の維持管理、環境整備に取り組みたい考え。市教委歴史文化課の若宮司課長は「やっとスタートラインに立てた。国指定を受け、整備に取りかかれるように調査を進めていきたい」と話している。

 
 

外国人材受け入れ 「言葉の壁不安」4割強 秋田労働局アンケ 

2019-02-28
外国人材受け入れに関するアンケートなどが報告された会議(秋田市)
 秋田労働局は、県内事業所を対象に行った外国人材受け入れに関するアンケート結果をまとめた。外国人労働者を雇用した事業所では、良かった点として「人手不足の解消」や「作業効率の向上」などが挙がった一方、苦労したことでは「住宅の確保」「生活習慣の違い」「言葉の壁」などが指摘された。全事業所に聞いた雇用の上での不安は「コミュニケーション」が4割強を占めた。26日に秋田市で開かれた「いきいきワーク推進会議」で報告した。
 アンケートは、4月の改正出入国管理法施行に伴う在留資格の拡大を受け、今後の外国人雇用対策の参考とするのが目的。1月に県内155社を対象に実施した。
 まとめによると、外国人労働者を雇用しているのは30社(19・4%)で、理由は「人材不足解消」が72%で最多。メリットとして業務の安定化のほか、「教える側の能力向上」なども挙がった。過去に雇用していたのは16社(10・3%)だった。今後、雇用したいと思っているのは31社で、業種別では人手不足が深刻な「建設」が7社を占めた。
 雇用予定のない79社に理由を尋ねたところ、「不安がある」が38社(48・1%)で最も多く、「日本人・地元の人を優先」28社(35・4%)、「手順が分からない」13社(16・5%)が続いた。不安な点としては、受け入れにかけるコストやコミュニケーション、雇用後の管理(公私両面)、宗教などがあった。
 必要な支援や要望では「日本語習得のための研修や助成制度」「企業同士の情報交換の場」「トラブル発生時のサポート機関」などが寄せられた。
 労働局によると、県内の外国人労働者は昨年10月末現在、431事業所の1953人。人手不足を背景に、前年同期から30事業所(7・5%)、274人(16・3%)増加したが、全国では最少。国籍は中国(香港含む)602人、フィリピン396人、ベトナム377人、アメリカ155人などで、過去5年ではベトナムが86%の増加となっている。
 県と秋田労働局などは3月12日に秋田市の県第2庁舎で「外国人雇用管理セミナー」を開催予定。外国人の募集や採用、雇用管理などについて説明する。
 問い合わせは県雇用労働政策課(電話018・860・2301)。

 
 
 
 

eスポーツ県協会設立 有志ら 「秋田の活性化に」

2019-02-28
協会設立を発表する須藤会長(右から2番目)ら関係者(県庁)
 電子機器を使ったゲームをスポーツ競技として捉える「eスポーツ」の県協会が27日、設立された。関係者が県庁で会見し、「老若男女が一切の壁なく取り組める。スポーツ競技の一つとして広く普及していきたい」などと述べた。
 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、近年、世界的に人気が上昇。9月に開催される茨城国体では、文化プログラムの特別競技として行われることが決まっている。
 県eスポーツ協会は県内の有志で設立。秋田市に本社を置くIT企業の代表で、協会会長を務める須藤晃平氏らが会見した。須藤会長は「地域、身体、精神面など全ての壁を乗り越え、老若男女がコミュニケーションをとることができるスポーツ。秋田の活性化に役立てたい」などと話した。副会長にはサッカーJ3・ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が就いた。
 今後はeスポーツの普及をはじめ、イベント開催や選手の育成、情報提供と発信などを行っていくという。秋ごろまでに中高生や社会人を対象とした大会を開く予定。
 大会開催などの実績を積み上げ、年内をめどに「日本eスポーツ連合」(東京)の認定組織となることを目指す。

 

総合戦略「順調に推移」 福原市長行政報告 達成見込み65・9%に 大館市3月議会・開会

2019-02-27
行政報告が行われた3月定例議会本会議(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は26日開会し、会期を3月18日までの21日間と決めた後、福原淳嗣市長が行政報告と議案の上程を行い、散会した。行政報告は国土強靱(きょうじん)化地域計画の策定状況やふるさと納税、総合戦略の進捗(しんちょく)、市民文化会館のネーミングライツ(命名権)パートナーなど19件。総合戦略について重要業績評価指標(KPI)41項目の達成見込みは、「おおむね」「ある程度」を合わせて27指標65・9%とし、「順調に推移している。今後も行財政資源の有効活用を図り、新たな施策に取り組む」との考えを示した。
 大規模自然災害に備えた防災指針「国土強靱化地域計画」は庁内横断的に協議し、有識者や関係事業者の意見を踏まえて素案を作成。積雪寒冷地の特性を考慮し、27のリスクシナリオ(起きてはならない最悪の事態)を設定した上で対応策を示している。公募した市民意見を反映させながら最終調整に入り、3月末には国・市のホームページで公表する。
 ふるさと納税の寄付額は12月末時点で6億6946万円に上り、「年度末に初の7億円突破も見込んでいる」と報告した。
 総合戦略は2015年度から5カ年計画で取り組んでいる。基本目標4点のうち「健やかに次代を育む施策の推進(ひとづくり)」は企業主導型保育施設・認可保育施設の設置やふるさとキャリア教育の充実、「地域の特性を活かした産業振興」ではエダマメなど重点戦略作物の作付面積拡大や6次産業化などに取り組み、総合評価で「達成」が17指標41・5%、「おおむね達成」7指標17・1%、「ある程度達成」3指標7・3%とした。
 企業進出の状況では、市内にサテライトオフィスを開設した情報サービス業「あしたのチーム」、ニューロング秋田(岩瀬)第2工場、投資額2億6240万円で木材乾燥設備を増設した沓澤製材所(釈迦内)がそれぞれ市工場設置促進条例に基づく指定工場となったことを報告。
 2月9、10日の大館アメッコ市については「昨年以上に外国人観光客が多く見られ、市が進めるインバウンド(訪日外国人客)施策の効果が表れた。引き続き一層魅力ある観光行事となるよう努める」と述べた。
 提出したのは当初予算や観光交流施設に関する条例など議案58件と専決処分の報告2件、承認3件。当初予算案は一般会計で324億690万円。市長・市議選を控えた「骨格型」のため前年度に比べ2・4%減少した。

総額は40億8千万円 小坂町19年度当初予算案 前年度比5・5%増 定住、観光対策など予算化

2019-02-27
19年度当初予算案を発表する細越町長(町役場)
 小坂町は26日、2019年度一般会計当初予算案を発表した。総額は、前年度から5・5%増(2億1400万円)の40億8300万円。交流人口の拡大と地域資源の活用を図りながら、若者世代の定住促進やグリーンツーリズムを推進する事業などを予算化した。3月上旬に開会予定の定例町議会に提出する。
 予算案は町議会全員協議会で示した。細越満町長は重点プロジェクトの▽定住促進▽地元産業間の連携による地域活性化▽安全・安心な暮らし、地域づくり―を新年度も継続することを説明。若者の定住促進を図るための住宅整備や、小坂七滝ワイナリーを中心としたグリーンツーリズム事業の推進、4月にオープンする旧七滝小学校を活用したサテライトオフィスの開設などを挙げ、「町にとって『〝ひと〟と〝まち〟が輝く躍動する小坂』に向けた飛躍の一年となる」と述べた。
 広域観光連携によるインバウンド対策やPR強化、十和田湖和井内地区整備にも取り組むほか、小中一貫教育の充実や医療費助成による子育て支援などの施策を継続し、「『行ってみたい町』『住んでみたい町』を目指す」とし、予算編成においては「住民生活を守り、町民サービスの向上へ限られた財源を有効活用した」と理解を求めた。
 歳入は、町内企業の業績回復が見込めないことから、法人町民税は592万8000円の減収を見込み、町税全体では4・3%(2624万4000円)の増とした。
 普通交付税は、国の地方財政対策で地方公共団体へ配分される額が前年度比1・1%の増。町の場合は、基準財政需要額において、人口減少による算定経費の減、過疎対策事業債の償還額が増えることを勘案し、前年度同額の15億円、特別交付税も同額の2億円をそれぞれ計上し、地方交付税全体で17億円とした。
 繰入金は、財政調整基金や減債基金を取り崩しているほか、未来創生基金の一部を「妊産婦医療費扶助」「大規模ジャガイモ栽培実証試験事業」などに充当し、全体で前年度比18・1%(6245万5000円)の増。町債は、町道整備や川上公民館整備事業等により、発行額は3億8360万円。
 主な歳出は▽農業の6次産業化に向けた取り組み支援や新商品開発に向け、地域おこし協力隊員2人分の活動費833万3000円▽空き家等の購入費・改修費に対する助成(3件分)180万円▽「新編小坂町史」印刷製本費866万8000円▽自治会で実施する敬老会などへの補助129万円5000円▽「子ども安心医療扶助」「妊産婦医療扶助」など5648万8000円▽第3子以降のすこやか育児手当211万円▽新たに「風しん抗体検査」を含めた各種予防接種の経費1124万2000円▽大規模にジャガイモを栽培する実証試験の経費220万円▽新規就農対策支援300万円▽バイオマスタウン推進事業359万2000円▽グリーンツーリズム推進事業(ワイナリー製造設備、商品企画等)1215万5000円▽七滝活性化拠点センターの施設管理費や誘致支援業務など969万円▽康楽館や小坂鉱山事務所など指定管理料4213万5000円▽十和田湖観光振興事業891万円▽小坂鉄道レールパーク整備事業(構内枕木交換)638万円▽外国人観光客の誘致や交流人口の増加へ観光商品造成、地域産品の磨き上げなど1154万5000円▽十和田湖和井内地区道の駅整備関連事業など1億6466万5000円▽教材費等の全額助成費386万2000円▽学校給食の半額助成701万3000円▽タブレットを導入し情報活用能力の向上を図る経費621万3000円▽川上公民館整備事業1億6759万6000円▽セパームホールのLED化411万3000円▽セパームアリーナ防災機能強化事業4133万円―など。
 特別会計(8会計)は総額18億8718万2000円で、前年度比2・0%(3777万4000円)の増。
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「憩いの場の相続を」 大館の花岡温泉 地元の手で誘客目指す

2019-01-21
県道沿いに設置されたPR看板(大館市花岡町)
 大館市花岡町の「花岡温泉」を将来的に存続させようと、地元住民がPRを強化している。専門委員会を立ち上げ、減少傾向にあった利用客を呼び込むための方策に着手。看板、のぼり旗、チラシを製作し、場所や特徴が分かりやすいようにした。「憩いの場として存続させるため、地域全体で盛り上げていきたい」としている。
 花岡温泉は1968年の探鉱ボーリングでゆう出。その後住民有志が花岡川沿いの源泉隣接地に掘っ立て小屋を建て、「河原の湯っこ」として利用されてきた。
 95年、花岡地区町内会長連絡協議会が温泉を活用して地域活性化を図ろうと、住民からの寄付金を基に所有者から源泉を買い上げた。同時に、老朽化した小屋に代わる新施設の建設を市に要望。市が湯温上昇と湯量確保の工事、地元が寄付金や補助金を活用して施設建設を進め、2001年9月に「花岡温泉」としてオープンした。
 連絡協によると、オープン当初の01年から05年までは年間利用客数が述べ6万人を超えていたが、06年から右肩下がりとなり、17年は約3万人まで減った。「改善策を検討しないと経営維持が困難」と判断。18年5月に町内会長らで経営改善対策委員会を立ち上げ、方策を検討してきた。住民からも運営継続を望む声が多く、市内外から利用客を呼び込むためPRを強化することにした。
 趣旨に賛同してもらった地元企業からの協賛金、連絡協の予算で看板2基、のぼり旗10本、チラシ5000部を製作。18年9月に完成し、看板は県道沿いの花矢図書館近くに設置した。オレンジ色の旗は花岡川沿いの市道に並べ、温泉の場所が分かりやすいようにした。チラシは市内公民館や市観光協会などに置き、周知を図っている。
 連絡協の山本弘視会長は「地元住民の憩いの場として運営してきたが、市外からの利用を増やさないと成り立たない。課題は多いが、できる所から徐々に改善していきたい」と話す。
 今後も経営改善、運営継続に向けた取り組みを順次進める方針。「花岡総合スポーツ公園で汗を流した人が立ち寄れるような環境づくりも進めたい。地域全体で、住民の手で盛り上げていけたら」としている。
 「花岡温泉」は花岡川の川岸にあり、花岡公民館の北西約600㍍。営業時間は午前7時から午後8時まで。年中無休。入浴料は大人250円、子ども100円、幼児無料。源泉かけ流しで、湯温は41~42度。泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸鉛。

千歳盛の酒蔵見学 鹿角歴史民俗資料館 「鹿角の酒づくり」講座

2019-01-21
酒蔵を見学する参加者(千歳盛酒造)
 鹿角市歴史民俗資料館の講座「鹿角の酒づくり」が19日行われ、参加者16人が同市花輪の千歳盛酒造(旧かづの銘酒)の施設見学などを通して酒づくりの歴史や工程に理解を深めた。
 はじめに、酒の醸造から販売までの資料が展示されている資料館で、同酒造の田村清司さんの講話が行われた。田村さんは1872(明治5)年の創業以来、尾去沢鉱山の隆盛とともに歩んできた蔵の沿革や歴史、酒づくりの工程などを説明。
 「鹿角は秋田の中でも寒く、長い期間にわたって寒造りができる。仕込み水は奥羽山脈のシラス台地からの伏流水で発酵促進の有効成分が含まれている。恵まれたこの地に感謝しながら酒づくりに取り組んでいる」とした。
 もろみの仕込みから発酵まで、低い温度でじっくりと時間をかけることで、原料米がゆっくりと溶けるため、コメのうま味と華やかな香りが際立つという。
 この後、参加者は徒歩で同酒造に移動。新酒ができたことを知らせるため軒先に掛け替えられた「杉玉」をはじめ、傾斜地を利用した半地下構造の仕込み蔵を見学した。おかゆにこうじを入れた甘酒も試飲した。
 市内の男性(34)は「日本酒は日本の代表的な文化で世界に誇れるもの。造り方をはっきり理解していなかったので、いい機会だと思って参加した」と話していた。

「地域の絆を女性の手で」 北秋田市の森吉婦人会 合併25周年を祝う

2019-01-21
森吉婦人会の25周年記念新春婦人のつどい(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市の森吉婦人会(小林節子会長)の合併25周年を記念した新春婦人のつどいが20日、「地域の絆を女性の手で」をテーマに森吉コミュニティセンターで開かれ、会員たちがこれまでの活動を振り返りながら、平成最後に迎えた節目を祝うとともに、さらなる活動推進に誓いを新たにした。
 森吉婦人会は旧森吉町内にあった米内沢と前田の婦人会が合併して1994年に誕生した。地域で行われるイベントなどに積極的に参加するなど地域の活性化に尽力している。
 小林会長は「この春には元号が変わり新たな時代を迎える。干支(えと)のイノシシ猪突(ちょとつ)猛進とはいかなくても、地域の一員として新たな時代に向けて一歩一歩活動を進め、女性ならではの取り組みで地域づくりに貢献していきましょう」などと呼び掛けた。
 続いて十数年にわたって会長を務めた前会長の北林カヅさんに感謝状を贈り、功績をたたえた。北林さんは「長い間皆さんのお世話になりました。婦人会とは仲間づくり。仲間が力を合わせて住みよい地域づくりに取り組むこと。新たな時代に向け明るい希望を持って頑張って」と述べた。
 秋田弁による朗読劇やお楽しみ抽選会、会員による踊りの披露が行われるなど、節目を祝う集いはにぎやかな雰囲気で進み、参加者たちは親睦を深め合っていた。

映画「デイアンドナイト」 県内で先行上映スタート ロケ地鹿角で山田さんら舞台あいさつ

2019-01-20
舞台あいさつを行ったキャスト・スタッフら(コモッセ)
 鹿角市がメインロケ地となった映画「デイアンドナイト」の先行上映が19日から、同市のコモッセで始まった。初日はキャスト・スタッフら5人の舞台あいさつが行われ、プロデューサーを務めた俳優・山田孝之さん(35)は「感無量」とこの映画に込めた思いを語った。全国公開は26日から。
 「デイアンドナイト」は「人間の善と悪」がテーマ。家族の命が奪われ、自らの善悪に翻弄(ほんろう)される者たちの物語で、ロケは一昨年11月、鹿角市や三種町、秋田市で行われた。地元オーディションで選ばれたキャストやエキストラ、ボランティアも参加。鹿角市では市民らでつくる実行委員会が炊き出しなどで製作を支援した。
 先行上映はコモッセや大館市の御成座など県内各地で開催。舞台あいさつは1回目の上映後と2回目の上映前に行われた。
 企画・主演の阿部進之介さん(36)は「秋田の方々がこの映画を作ったといっても過言ではない。自分事のように体感していただきたい」、共演の安藤政信さん(43)は「1年ちょっとぶりに戻ってきた鹿角の匂いが懐かしくて感動した」、監督の藤井道人さん(32)は「宝物のような映画が出来上がり、10年、20年、30年と残るように宣伝していく。この町をもっとたくさんの人たちに知っていただけるよう願っている」。
 山田さんは「鹿角の皆さんに協力していただいたおかげで本当に強い映画ができた。鹿角に戻って、皆さんに完成した映画を届けることができて感無量」と喜んだ。
 山田さんの友人で、映画館のない地域や被災地に映画を届けるプロジェクトに取り組んでいる俳優・映画監督の齋藤工さん(37)がサプライズゲストとして登場。「この映画は日本映画の礎となる素晴らしい作品」と絶賛した。
 鹿角市の女性(27)は「言葉では表せない、心の中にドンと響く映画だった。ロケ地に県外の方も来てくれればうれしい」、同市の男性(40)は「自分の家族と置き換えたら突き落とされるような映画だった。地元で撮影されてうれしいし、いろんな人が来てにぎわってほしい」と話した。

「地域の足」育てよう おおだて福祉ねっと 住民向け講演会 田代で移動サービス

2019-01-20
地域住民ら約70人が参加した講演会(田代公民館谷地の平分館)
 大館市のNPO法人おおだて福祉ねっと(藤田三壽理事長)は19日、田代公民館谷地の平分館で「地域の足を考え、みんなで育てる講演会」を開いた。昨年12月に法人設立の認証を受け、田代地域の高齢者らに対する移動サービス(自家用有償運送)を4月にも開始したい考えで、参加者は身近な「足」を持続的に確保する方策について考えた。
 地域住民ら約70人が参加。藤田理事長は「田代地域も高齢化が進み、買い物支援が大きなニーズとなっている。移動サービスを実現できるよう皆さんと前に進めたい」とあいさつした。
 弘前大学大学院客員研究員で大館市地域公共交通活性化協議会アドバイザーの村上早紀子さんが講師を務め、地域公共交通の現状や住民主体の地域交通、田代地域の「足」を育てるポイントなどを解説した。
 公共交通については「利用者の減少で維持していくことが困難な状況」とした上で、「これまで利用者だった住民が実質的な運営者として交通を動かす取り組みが芽生え始めた」と指摘。おおだて福祉ネットと同様に住民主体の地域交通が各地に広がっている現状を示した。
 持続可能な住民交通に向け、富山県氷見市八代地域や岩手県北上市口内地区など四つの事例を紹介。利用料金の独自設定や、交通サービスにとどまらない飲食店運営など多様な取り組みを挙げ、田代地域については▽既存の公共交通機関との上手な連携▽補助金に頼らないための独自的な取り組み▽利用者の声を把握し、運行に反映―などを提言した。
 藤田理事長によると、事業化に向けて運行ルートや料金設定などを協議している。住民の声を拾い上げ、バス会社の理解も得ながら進めたい考えだ。
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