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来春の県議選 前哨戦が活発化の様相 鹿角選挙区 川口氏に続き児玉氏が表明

2018-09-21
 来春の県議選鹿角市・郡選挙区(定数2)は、現職の川口一氏(67)=自民=に続いて、新人で鹿角市議の児玉政明氏(46)が出馬を表明した。もう一人の現職、石川徹氏(54)=無所属=は現時点で態度を明らかにしていないが、川口、児玉両陣営は選挙戦となることを予想しており、今後、前哨戦が活発化しそうだ。
 川口氏は8、9月に鹿角市と小坂町の3カ所で後援会が開いた森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟全国連絡会議の会長就任祝賀会の席上、6選を目指して出馬を表明し、決意を新たにした。
 児玉氏は20日、市役所で会見を開き、県議選に出馬する意向を明らかにした。市議辞職の時期は後援会と相談して決めるが、12月末までは議員を続けたい考え。自民公認の申請も行う予定。
 石川氏は20日の県9月議会・一般質問でも取り上げた鹿角3高校の統合問題を挙げ「任期中にやらなければならないことを、しっかりと進めてから考えたい」とし、2期目に向けた態度を保留している。
 前回は三つどもえの選挙戦。比較的安定した地盤や固定票を持つベテラン議員の現職2人に、新人が草の根運動を軸にして挑む構図となり、現職の川口氏が5選、新人の石川氏が初当選を果たした。
 得票は川口氏7099票(鹿角市4700票、小坂町2399票)、石川氏6894票(鹿角市6171票、小坂町723票)、次点の現職6463票(鹿角市6244票、小坂町219票)だった。

「マイスター」の授業見学 大館で大学教育ツーリズム 愛知など学生ら20人

2018-09-21
武石教諭の授業を参観するツーリズム参加者(扇田小)
 愛知教育大学の学生が企画した「大学教育ツーリズムin大館」が、大館市内で行われている。同大の学生ら20人が訪れ、20日は市教委認定の「授業マイスター」の授業見学や教員と意見交換。教育実習を控えた学生もおり、教員への夢に大きな刺激を受けた様子だった。
 企画したのは同大初等教員養成課程の原田梨世さん(英語選修4年)。来館時に目にした大館の教育の質の高さに驚き、地元愛知や全国の教育を見直すきっかけにしたいと参加者を募った。
 学生や愛知県教委職員らが参加。この日は扇田小で、マイスター認定を受ける武石郁子教諭による6年生の算数の授業を視察した。授業の進行役を務める学習リーダーや、児童間で考えを深め合う「ブラッシュアップタイム」などに見入り、写真や動画を撮影していた。
 武石教諭は「身の回りにある『比例』の単元。テストで100点を取るためでなく、生活に生かせるという実体験をさせたかった」などと趣旨を説明。原田さんは「事前学習のかいもあり、参加者が興味深く授業を見る姿がうれしい。自分自身も効果的な発問などためになることばかり」と話した。
 同課程の上坂茅穂さん(情報選修3年)は「先生対子どもではなく、一緒に学び合う姿が印象的。子どもの意見を取り入れる課題設定やまとめなど、初めて見ることばかり」と驚いていた。「学びは愛知の教育の向上にもつながるはず。ツーリズムの継続開催のほか、大館で教育実習もしてみたい」と夢を膨らませた。
 採用2~9年目の教員を対象にした市教委の授業力向上研修を兼ね、市内の4人も参加。比内中では青山まり子教育専門監の英語、根本大輔教諭の国語の授業も見学した。
 一行は19日から2泊3日の滞在。初日は、宿泊先の大館少年自然の家で高橋善之市教育長らから、市の教育について説明を受けた。最終日の21日は釈迦内小でヒマワリ活動の見学や体験、城南小の授業参観を予定している。

北秋田市病院事業会計17年度 純損失は3・3億円 監査委「開業以来最も良好」

2018-09-21
 北秋田市は2017年度病院事業会計決算をまとめた。市民病院の収益的な収入から支出を差し引いた純損失は3億2708万円となった。実績について監査委員は「開業以来最も良好」と指摘した上で、累積欠損金が28億円に上ることなどから、さらなる効率的な経営を求めている。
 市民病院は開設許可病床数320床のうち、222床が稼働している。17年度事業報告書によると、入院患者数は計画(6万1943人)に対し8943人多い7万886人。1日平均194・2人だった。外来患者数は計画(12万8078人)に対し、4093人少ない12万3985人。1日平均508・1人だった。
 病院開設時から指定管理者制度を導入し、JA秋田厚生連があらかじめ決められた指定管理料の中で運営している。このため、入院や外来など本業の医業による収入が入らない特殊な会計となっている。
 決算の確定を待って過不足額があれば翌年度に精算するルールで、17年度に市の一般会計から支出した総額は6億6200万円。前年度に比べ9278万円減った。
 背景には、主に「地域包括ケア病棟の効率的な稼働」などから入院患者数が大きく増加したことが挙げられている。「良好な成績」を踏まえ、17年度指定管理料は「多額の返還が見込まれる」としている。
 予算の執行状況を見ると、収益的収入は予算額5億8526万円に対し、決算額が5億8502万円となった。収益的支出は予算額9億1234万円に対し決算額が9億1211万円。
 3億円以上の純損失計上が続く中で、監査委は慢性的な医師不足が改善傾向にあり「診療体制の拡充が図られている」と評価した。医師充足率は3月末時点で97・5%。今後について「一般会計から負担する額の削減につながる取り組みの充実を求める」とし「魅力を高め、17年度を上回る効率的な経営が行われるよう望む」と結んだ。

大館市「健康ポイント事業」 商品券との交換開始 参加1000人目標に

2018-09-20
健診会場などのほか、保健センターで配布しているポイントカード
 大館市の「健康ポイント事業」は、運動や健診受診など健康活動に取り組みポイントをためた市民への地域限定商品券交付が今月から始まった。2年目の本年度は、商品券の交付期間を2カ月早め、市民の参加を促す。初年度は特定健康診査や胃がん検診の受診者が増加するなど一定の成果があったととらえ、健康課は「健康づくりの意識を高め、将来の健康寿命延伸につなげたい」と話す。
 減塩や運動など自ら健康活動の目標を設定し実践すると最大20㌽、特定健診や職場の検診、人間ドック、がん検診受診、健康講座受講に70~10㌽が与えられ、100㌽以上ためると、1000円分の地域限定商品券と交換できる。「働き盛り世代」に楽しく健康づくりに取り組んでほしいと、40歳以上の市民(公務員除く)を対象に、昨年度から3年間取り組む計画。
 本年度の商品券の交付は9月3日にスタート。開始から10日間で30人以上が交換に訪れ、「反響はいい」と話す。集団健診など早い段階で100㌽に達する市民もいるため、交換開始時期を昨年度の11月から2カ月早めた。これまで講座や健診会場でA6版のカード約4000枚を配布した。
 健康ポイント制度は県内7市町村で実施されている。同課によると、17年度は市民706人が商品券と交換。アンケートでは、99%が「健康活動を続けたい」と回答。「健(検)診を受けるきっかけになった」と答えた市民は86%で、「家族に受診を勧めやすくなった」との声もあった。
 特定健診の受診者は、16年度から約290人増加。胃がん検診の受診率は16年度6・8%から17年度は7・9%となった。「かかりつけ医による受診勧奨や受診の助成など他事業と組み合わせ、一定の成果があった」と分析する。
 本年度は1000人への商品券交付が目標で、同課は「対象講座を増やしたほか、乳がん検診などこれから受けられる検診もある。今から始めても100㌽をためることができるため、参加してほしい」と呼び掛けた。
 本年度は来年3月末までポイントをため、4月末まで商品券と交換できる。交換場所は市保健センター。毎月第3月曜は午後7時まで対応する。11月は地区公民館を巡回して交換を受け付ける。問い合わせは保健センター(☎0186・42・9055)。

 

迷子の幼児に声掛け 北鷹高の工藤さんと千葉さん 北秋田署から感謝状

2018-09-20
署長感謝状を受け取った工藤さん㊧と千葉さん(秋田北鷹高校)
 北秋田署は18日、積極的な声掛けで幼児を保護して交通被害を未然に防いだとして、秋田北鷹高校2年生の工藤沙也花さん(17)と千葉玲奈さん(16)に署長感謝状を贈った。同校校長室で贈呈式が行われ、成田實署長が「適切な保護に感謝している」と話した。
 同署などによると、二人は今月10日午後4時半ごろ、下校途中に同市栄のコンビニエンスストア前で、車道に飛び出そうとしている3歳の男の子を発見。二人が手を引いて歩道に連れ戻した。
 その後も幼児は1人で歩いていたため不審に思い、声を掛けると迷子になっていることが分かった。学校の教員を通じて同署に連絡。二人は不安そうにしている幼児が警察に保護されるまで優しく声をかけていたという。幼児は迷子になる前までいた親族の家から直線距離約1㌔の地点まで歩いていた。
 工藤さんは「何事もなく帰れてよかった。今後も遭遇したときは対応できるようにしたい」と安堵(あんど)。千葉さんは「大きなことをしたつもりはなかったのでびっくり。妹がいるので子どもに接するのは慣れていた」と話した。
 
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介護の人材難 解消を 鹿角市がフェア 事業者と求職者に面談の場

2018-08-10
昨年度に続いて開催されたフェア(コモッセ)
 全国的に介護人材の確保が課題となっている中、鹿角市内の介護サービス事業所と、介護職に就きたいと考えている人とが直接面談することができる「介護のしごとフェア」が9日、コモッセ内の花輪市民センター講堂で開かれた。学生を含む求職者等が来場し、求人事業所の各ブースを回りながら事業内容や事業所の特長などを確認した。
 市内の介護サービス事業所で求人の未充足が続き、介護人材が不足している中、今後、想定されている介護サービス量の増加に備えるため、市が昨年度に続いて開いた。
 介護職への就職促進のほか、就職前に意見交換や情報収集を行うことで、事業内容の把握不足による早期離職の防止を図る目的がある。
 対象者は、介護職での就職、転職、復職を希望している人、介護の仕事について知りたい人、家族が介護職での就職を検討している人など。今すぐ就職したいという人でなくても参加できる仕組み。
 昨年度は、求人事業所が10法人の27施設、求職者等が16人参加し、2人の採用につながった。
 本年度は、市内9法人が運営する特別養護老人ホームやグループホームなど28事業所が参加。求職者等は開始当初、学生(高校生、短大、専門学校)6人を含む12人が来場し、興味のある事業所のブースを回って情報収集や意見交換を行った。
 十和田毛馬内の女性(55)は「今の仕事が長く続けられるか分からないので、将来の就職に役立つと思い、介護の情報を聞きに来た」、事業所のうちタクトの担当者は「資格があれば最初から正社員として採用し、資格が無くても取得費用を全面的に支援することや処遇改善、楽しく働いていただく職場であることなどをアピールしたい」と話していた。
 会場には協力機関(ハローワーク鹿角、県福祉保健人材・研修センター、介護労働安定センター秋田支部)が事業所の相談に応じるブースや、最新の介護ロボット(セラピーロボットなど)の展示・体験コーナーも設けられた。
 

公立高校募集定員 北鹿7校で1041人 全日制 十和田、国際で25人減

2018-08-10
 県教育委員会は9日、2019年度県公立高校入学者選抜実施要項と募集定員を発表した。北鹿全日制7校14学科(くくり募集は1学科と数える)は計1041人を募集する。
 全日制の県全体の定員は7140人(県立中学からの内部進学者含む)で、前年度比155人減。北鹿関係では、十和田普通、国際情報普通が前年度に比べ各25人減った。定時制の大館鳳鳴普通科は前年度と同じくⅠ部(昼間の部)、Ⅱ部(夜間の部)で各35人を募集。県全体も同じく420人。秋田明徳館通信制も変わらず約300人を募る。本年度の中学卒業予定者は5月1日現在の速報値で7865人。前年度比302人減。
 前期選抜は面接に加え国語、数学、英語の3教科の学力検査または口頭試問を行う。一般選抜は5教科(定時制は3教科)の学力検査の後面接を実施。前期合格者が定員に満たない場合は不足分を加算する。
 2次募集は、一般を終えた時点で合格者の合計が定員に満たない学科が欠員分を募集して実施。一般選抜を受験して合格していない人が出願できる。面接のほか、作文などを課す場合もある。
 19年度選抜の各種日程は次の通り。
▽前期=出願は19年1月15~17日、試験は同29日。合格発表は2月5日。
▽一般=出願は19年2月13~15日、志願先変更は同18~20日。試験は3月5日、合格発表は同13日。
▽2次=出願は3月15、16日。同19日に面接等実施、同22日合格発表。
 

平和の尊さ伝え続ける 大館市で戦没者慰霊式 210人参列し冥福祈る

2018-08-10
慰霊塔に献花する参列者(大館市民文化会館)
 大館市平和祈念・戦没者慰霊式が9日、市民文化会館で行われた。終戦から73年を迎え、遺族会や市関係者、団体代表ら約210人が参列し、黙とうや献花で冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。
 福原淳嗣市長は式辞で「戦後生まれの世代が人口の8割を超え、記憶の風化が危惧される中、皆さまの尊い犠牲の上に平和な日常が成立することを片時も忘れず、戦争の悲惨さを次の世代に語り継いでいくことが私たちの使命」と述べた。市遺族会の仲沢誠也会長は「二度と私たちのような遺族を出さないよう戦没者の孫、ひ孫でつくる後継者の育成を粘り強く続けていく。戦争の風化を防ぎ、平和の尊さを伝えるため、遺族はもとより、多くの国民に訴え続ける」と決意した。
 戦没者遺児を代表して北村伊平さん(76)=比内町=が「父よ、母は21歳で2人の子どもを抱え戦争未亡人となった。苦難の道の始まりだった」と家族の歩みを切々と語り、「国のため、家族のため亡くなった戦没者の皆さま。今、日本は高齢化と人口減少に向かっているが、日本人の知恵と努力で戦中戦後の苦しみを耐え、復興したことを思えば、先は明るいと信じている。安らかにお休みください」と述べた。
 献花に続き、初の企画として、同市の女声合唱団「コールOMG」(横内フミ代表)が登壇し、追悼歌「みたまをたたえて」などをピアノ演奏で合唱。優しい歌声に乗せ、参列者が戦没者に思いをはせた。
 

参院選まで約1年 秋田選挙区 自民現と共産新擁立へ 「野党共闘」模索の動きも

2018-08-09
 5年前に改選された参院議員は、来年7月28日で任期満了を迎える。北鹿地方を含む秋田選挙区(改選数1)では、自民党現職の中泉松司氏(39)が再選を目指すほか、共産党は新人の藤本友里氏(39)を擁立することを決めている。過去には「野党共闘」が図られたこともあり、国民民主党や社民党など、野党勢力の動きからも目が離せない。
 2013年7月21日に投開票が行われた第23回参院選は、再選を目指した民主党=当時=の現職に、自民党新人の中泉氏と、共産党の新人、幸福実現党の新人が挑む構図で展開。結果は中泉氏が圧勝し、自民党が議席を奪い返した。県内の有権者は、衆参で多数派が異なる「ねじれ」の継続を否定するとともに、前年に発足した第2次安倍内閣が打ち出した経済政策「アベノミクス」の推進を求める形となった。
 16年7月10日に投開票が行われた前回の第24回参院選では、自民党現職の石井浩郎氏(54)に、共産、社民両党や市民団体に支援を受けた野党統一候補となった民進党=当時=の元職と、幸福実現党の新人が挑む三つどもえ戦となったが、石井氏が再選を果たしている。
 来夏の選挙に向けては、自民党県連が5月に、中泉氏を公認候補として擁立する方針を決定。統一地方選と参院選が同じ年に行われる12年に1度の年となることから、県議選などの地方選候補者と連携した活動を展開する方針だ。
 また、16年の前回、民進、社民両党などとの野党共闘にともなって、秋田選挙区に候補者を擁立しなかった共産党は今年3月に、藤本氏の擁立を決定。党の集会などに積極的に出席しながら、野党共闘の機会もうかがっている。
 野党共闘を巡っては、国民民主党や社民党の動きに加えて、国民民主に参加していない旧民進党勢力の動向も影響を与えそう。統一地方選に向けた動きと合わせ、注目が集まりそうだ。
 

夏の夜彩る「火まつり」 北秋田市阿仁前田 花火、火文字に絵灯籠

2018-08-09
大輪の花が夜空を彩った花火の打ち上げ(阿仁前田河川公園)
  第32回森吉山麓たなばた火まつりが7日、北秋田市阿仁前田の河川公園で行われた。地元住民が制作した大型の絵灯籠が会場を練り歩き、祭りを盛り上げたほか、森吉山をかたどったともしびをバックに約1000発の花火が打ち上げられ、夏の夜を鮮やかに彩った。
 地元住民らでつくる森吉山麓村興し会(池田文明会長)の主催。前田地域の七夕行事を集めて披露する場を設け、観光イベントに育てようと続けている。
 午後4時半に第1部のたなばたまつりが開幕。地元の保育園児らによるダンス、七夕太鼓の演奏、郷土芸能の阿仁前田獅子踊りなどが披露された。絵灯籠行列では集落や団体が制作した9基の大型灯籠がはやしの音に合わせて観客の前を練り歩いた。
 宵闇に包まれた午後8時にメインの火まつりがスタート。地域を象徴する森吉山や「ようこそ北秋田へ」などのメッセージを掲げた火文字の点火に続き、花火が打ち上げられ、色とりどりの光の花が夜空を彩った。
 フィナーレでは特大のスターマインや森吉山の標高にちなんだ長さ145・4㍍の「大ナイアガラの滝」が行われ、会場に詰め掛けた家族連れや観光客から歓声が上がっていた。
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大館・扇田病院着服事件 損害賠償交渉「和解」へ ニチイ学館1431万円支払い

2018-07-31
市立病院の報告を受けた厚生委員会(市役所)
 大館市議会の厚生委員会(小畑淳委員長)は30日、市役所で開き、市立扇田病院で発生した外来診療費着服事件の対応状況について当局から報告を受けた。ニチイ学館(本社・東京)との間で進めてきた損害賠償交渉では、同社側から示された「解決金として1431万2915円を支払う」との提案を受け入れる方針であることを説明。「早期解決を図りたい」などと述べた。
 事件は昨年8月に発覚。2008年3月から昨年4月まで、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。窓口業務を担当した元従業員の女性は、今月9日に業務上横領の容疑で逮捕、30日付で起訴された。
 ニチイ学館に対しては、08年3月から業務委託契約が終了した10年6月までの不明金1276万201円と、遅延損害金として年5%の利率で計算した額を請求。同社からは昨年10月12日付で「元金全額は支払う」としたものの「遅延損害金とその他経費の支払いには応じられない」との回答があり、交渉を継続していた。
 この日の委員会で病院は、今月5日に同社の常務執行役員本部長ら2人と、病院側3人が面談したことを報告。席上、同社から「着服元金と遅延損害金を一括した解決金として1431万2915円を支払うことで和解したい」との提案があったことを説明した。遅延損害金は年1・5%の利率で計算したもので、金額は155万2714円。市が請求していた5%の場合の517万5718円と比べると、362万3004円少なくなった。
 病院は「この内容で合意したい」との方針を示した。遅延損害金の減額を受け入れることについては「不法行為があった08年3月から10年6月までの期間で、扇田病院が金融機関から一時借り入れした際の利率が平均1・5%だった」ことなどを理由に挙げ「早期解決を図りたい」などと述べた。当初の利率5%は、民法に基づいて設定していた。
 9月定例議会には、遅延損害金の減額などに伴う権利放棄の議案を提出。認められれば、同社との間で合意に基づいた契約を締結し、解決金の支払いを受けるとしている。
 委員会ではこのほか、東北ビル管財(本社・大館市)と元従業員女性に対し損害賠償を求める民事訴訟も報告。今月30日に第3回の弁論準備手続きが開かれたことなどを報告した。
 

大館、北秋田で36・5度 30日の北鹿地方 熱中症で搬送3件

2018-07-31
水遊びを楽しむ子どもたち(二ツ山総合運動公園)
 北日本が高気圧に覆われた影響で、30日の北鹿地方は猛烈な暑さに見舞われた。秋田地方気象台によると、大館市の最高気温は36・5度(午後2時31分)で猛暑日となり、今年最高の暑さとなった。
 同気象台によると、北鹿地域7観測地点で最高気温が35度を上回り、全ての地点で今年の最高気温となった。北秋田市鷹巣で36・5度(同2時43分)、鹿角市で34・6度(同1時42分)を記録。平年より5~7度高かった。
 大館市餅田の二ツ山総合運動公園では、今月上旬に整備工事が完了した水遊び施設で涼を取る親子連れの姿が見られた。2歳の子どもを連れて訪れた30歳代の女性は「毎日本当に暑いので、冷たい水で遊ぶと気持ちがいい」と話していた。
 北鹿3消防本部によると、午後5時現在、熱中症疑いの搬送が北秋田市、鹿角市で合わせて3件あった。いずれも屋外で作業をしていた40~80歳代の男女3人が救急搬送された。このうち北秋田市阿仁の60歳代の男性は、屋外を歩行中にめまいや頭痛を訴え搬送された。鹿角市の80歳代の女性は畑仕事中に倒れ救急搬送。県外から仕事で鹿角市を訪れていたトレーラー運転手の40歳代男性は、荷下ろし後の運転中に吐き気やけいれんを訴え搬送された。いずれも軽症とみられる。
 同気象台によると、31日も高気圧に覆われるため晴れるが、気圧の谷の影響で明け方までは曇る見込み。今後も高温が続くことから、引き続き熱中症に注意するよう呼び掛けている。
 

〝化粧直し〟始まる 鹿角市本庁舎の外壁 2カ年で改修工事

2018-07-31
本年度から2カ年で改修工事が行われる鹿角市役所の外壁(花輪字荒田)
 鹿角市は、市役所本庁舎外壁の改修工事を始めた。2018、19年度の2カ年で全面的に実施する計画。18年度は庁舎正面玄関がある南面と国道側の東面を中心に実施し、19年度は北面と西面の改修を進める。総事業費は約3億円の見込み。
 本庁舎は1985年の竣工(しゅんこう)から30年余りが経過し、外壁などの経年劣化が目立ち始めている。
 こうした中、市は昨年度、市内業者に委託して外壁劣化調査を実施したところ、外壁タイル全体の約8%に浮き、はく離の発生が確認された。また、タイル表面上のひび割れは全体の約10%に及んでいて、「これ以上、タイルのはく離等が進行すると、外壁の崩落等のリスクも高まる」との指摘を受けたため、本格的な改修工事を実施することになった。
 本年度は1期工事として庁舎1、2階の南面、東面、3、4階の全面合わせて2064平方㍍の壁を改修する。工期は来年1月11日まで。来年度は2期工事として北面と西面で実施する。
 工法は、既設タイルをはく離防止ネットで固定し、防水性等に優れた自然石調の合成樹脂を塗って仕上げる計画。
 市によると「従来のタイル仕上げと比べ、タイルの更新や洗浄などの対応が長期間不要であるため、管理コストはほとんど発生しない」という。
着工にあたって「工事期間中は庁舎周りに大掛かりな足場が設置されるため、市役所を利用される皆さんにご不便をお掛けします」と理解と協力を呼び掛けている。なお、正面玄関などは通常通り出入りができる。
 

鹿角市でトークイベント 関係人口どう増やす? 講話やパネル討論

2018-07-30
田中さん(右から2人目)を交えて行われたパネル討論(湯の駅おおゆ)
 鹿角市は29日、「観光以上、定住未満で地域と関わる人たち」を示す「関係人口」を増やす取り組みに理解を深めてもらおうと、ローカル・ジャーナリストの田中輝美さんを招いたトークイベント「関係人口を学ぶ」を開いた。会場は大湯温泉夏まつりでにぎわう道の駅「湯の駅おおゆ」イベント広場。市民ら約40人が参加し、地域づくりの新たな担い手として注目されている関係人口に関する講話やパネル討論に耳を傾けた。
 鹿角市は本年度、総務省から委託された関係人口創出のモデル事業に取り組む。事業費500万円で「『みんなの鹿角家(かづのけ)』づくり事業」を実施し、同市に縁のある人をターゲットに「鹿角家」の「家族」(会員)を募集する。会員数の目標は500人。
 今回のイベントは鹿角家事業の手始めとなるもの。田中さんは島根県生まれ。大学卒業後、山陰中央新報社に入社し、記者として古里で働く喜びに目覚める。2014年に退社し独立。島根を拠点に活動している。近著に「関係人口をつくる」(木楽舎)。
 田中さんは「関係人口という提案」と題して講話。関係人口が求められてきた前提として、本格的な人口減少時代の到来のほか、地域の役に立ちたいというソーシャルな若者の増加や田園回帰といった変化を挙げた。
 定住人口でもなく交流人口でもない関係人口について「第3の道としてどの地域も増やせる。都市の人の力も生かせて双方にウィンウィンなので注目を集め始めている」と強調。その上で「移住・定住がゴールではないが、関係人口が増えれば結果として定住人口は増える」と述べた。
 パネル討論は「鹿角版関係人口」がテーマ。パネリストは田中さん、道の駅おおゆ駅長の淺利裕子さん、かづの商工課女性部副部長の兎沢三果さん、かづの若者会議代表の阿部朗人さんの4人、コーディネーターはNPO法人かづのclassy理事長の木村芳兼さんが務めた。
 この中で、北限の桃やかづの牛のオーナー制度など関係人口創出のきっかけとなっている先進事例が話題となり、田中さんは「関係人口は行政がつくろうと言っているが、頑張っている地域の人たちの営みの中から自然と生まれてくるものではないか」との認識を示した。
 鹿角家事業では今後、首都圏で「家族会議」と称する交流イベントや、市内で「実家暮らし体験ツアー」などを開催する予定。

 
 

グッドモーニングラン 北秋田市 走ることで豊かな生き方

2018-07-30
朝のランニングを楽しむ参加者(北秋田市松葉町)
 朝のグループランを通して参加者同士が交流を深める「Good Morning RUN in 北秋田」が29日、北秋田市の鷹巣地区で開かれた。参加者21人が4・3㌔の市街地コースを走ったほか、ゴール後には朝食を楽しんだ。
 走ることを通じて豊かな生き方の提案や、新たな秋田の価値を生み出すことを目指す「Good Morning RUN in AKITA」(木村志帆代表)の主催。2016年度から秋田市内で月1回程度のグループランを開催し、本年度から活動範囲を県内全域へと拡大している。
 県北地区での開催は北秋田市が初。鷹巣駅前のコミュニティーステーション「KITAKITA(キタキタ)」に親子など参加者21人が集まった。木村代表が「体調に気をつけて楽しく走りましょう」とあいさつし、全員でキタキタを出発した。
 コースは商店街を通り、米代川周辺を走ってキタキタに戻る4・3㌔。タイムの計測などは行わずに、会話を楽しみながらゆっくりと約1時間かけて走り、爽やかな汗を流していた。参加者は途中の米代児童公園でヨガストレッチも行った。
 ランニング後は、「昔懐かしい夏休み」をテーマに地元の女性たちが作ったおにぎりやみそ汁などが朝食として提供された。

 
 
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