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重要度トップは医療 大館市世論調査 満足度は20位と低迷

2018-09-18
 大館市は、2017年度に実施した世論調査の集計結果をまとめた。行政の取り組みについて「重要度」と「満足度」を5段階で評価してもらう「通信簿方式」で行っている。16年から23年までを期間とする第2次新大館市総合計画の策定後、初めての調査。重要度で1位となった「医療」は、満足度では20位と低迷。満足度の1位は「上下水道」だった。
 世論調査は、市民ニーズを把握した上での事業の見直しや、適正な予算配分などに対応していくための基礎資料にすることがねらい。今回は、18歳以上の市民の中から無作為で抽出した1500人を対象に調査票を郵送。2月1日から3月9日までの期間で実施した。回答は40・67%に当たる610人から寄せられた。
 総合計画に掲げた「まちづくりの目標」である▽まちや暮らしのなかで市民が活躍し、次代を育む〝教育文化都市〟▽健康で、互いのつながりを大切に支え合う〝健康福祉都市〟▽地域の特性を活かし、暮らしを支える活力を興す〝産業創造都市〟▽暮らしやまちのなかに賑わいと交流を生む〝多文化交流都市〟▽豊かな自然とともに快適に暮らせる〝環境共生都市〟▽持続可能なまちづくりを支える〝行財政運営〟―の項目ごとに、推進施策を5段階で評価してもらう方式。重要度の平均は3・829、満足度の平均は3・048だった。
 施策別では、重要度で1位となったのは「医療」(4・287)。2位は「子育て支援」(4・191)、3位は「高齢者福祉」(4・175)だった。ただ、これらの「満足度」をみると、医療は20位(2・954)と平均点も大きく下回ったほか、子育て支援は9位(3・095)、高齢者福祉は8位(3・182)などとなった。
 一方、満足度の上位は、1位が「上下水道」(3・414)、2位は「環境保全・循環型社会」(3・405)、3位は「健康づくり・保健活動」(3・353)など。「行政サービスの満足度」の得点は、平均点を下回る3・018だった。
 基本目標の重要度と満足度は▽教育文化都市=重要度3・740、満足度3・085▽健康福祉都市=重要度3・925、満足度3・080▽産業創造都市=重要度3・958、満足度2・955▽多文化交流都市=重要度3・642、満足度2・982▽環境共生都市=重要度3・886、満足度3・016▽行財政運営=重要度3・567、満足度3・137―という結果に。市は「結果を踏まえ、事務事業の改善に努めたい」としている。

里山に響くレゲエ かみこあにプロジェクト 棚田舞台でコンサート

2018-09-18
自然の中でコンサートを楽しんだ上小阿仁音楽散歩(八木沢棚田舞台)
 上小阿仁村八木沢集落で17日、「上小阿仁音楽散歩」と銘打ったコンサートが開かれ、県内外で活動する3組のバンドやアーティストが棚田に設けられたステージで演奏を披露した。
 現代アートと郷土芸能、音楽を融合したイベント「かみこあにプロジェクト2018」の一環。今月上旬には旧沖田面小で開催し、第2回は八木沢集落の棚田舞台を会場に行った。
 開演時間が近づくと青空が広がる好天となり、市内外から100人以上の観客が訪れた。自然の音を生かして演奏するサウンドアーティストの松本一哉さん、日本各地の忘れられた楽曲を歌い継ぐ松田美緒さんら3組が出演した。
 県内を拠点に活動する仏教レゲエバンド・英心&The Meditationaliesの演奏で開演。自然が広がる会場に個性豊かなサウンドを響かせ、観客を魅了した。村のPRキャラクター「こあぴょん」がサプライズ出演した曲もあり、演奏に合わせて踊るなどして会場を盛り上げていた。
 同プロジェクトは30日まで。最終日は午後1時から八木沢会場でクロージングイベントが行われる。

10回記念は多彩に10団体 大館チームダンスフェスタ

2018-09-18
各グループが日頃の練習の成果を披露した(大館市民文化会館)
 第10回おおだてチームダンスフェスタは17日、大館市民文化会館で開かれ、10団体約110人が多彩なジャンルのダンスを披露し、会場を盛り上げた。
 市生涯学習推進本部(本部長・福原淳嗣市長)と大館ケーブルテレビの共催。市生涯学習フェスティバルの一環として2008年から開かれている。
 ヒップホップダンス教室に通う子どもたちで構成する「Jeune fille」のダンスで幕が開けると、各団体、リズム感あふれる音楽に合わせ、日頃の練習の成果を披露。初出場の「ラ・フラ・プアラニ」や10回全てで出演している「ハラウフラ・ハク・レイ」といったフラグループが会場に花を添えたほか、よさこいやジャズダンスなどさまざまなジャンルのダンスに観客から大きな拍手が送られた。
 また、今回は10回開催記念として、コメンテーター賞のほか、各団体に参加賞が贈られた。

桂桜、打撃戦に敗れる 鳳鳴は本荘下し8強 秋季全県高校野球

2018-09-17
3回、桂桜は堀内の適時打で二走の澤田がかえり、4点目を挙げる(こまちスタジアム)
 第2日の16日は、秋田市のこまち、八橋両球場で2回戦4試合を行った。北鹿勢は、投打で安定感を発揮した大館鳳鳴が本荘に快勝し、8強入りを決めた。大館桂桜は終盤粘り切れず、金足農業に競り負けた。鳳鳴は18日に八橋で大曲と秋田の勝者と準々決勝に臨む。
 ◇2回戦 【こまち球場】
金足農業 010102013 8
大館桂桜 202000021 7

 ▽三塁打=登藤(金)工藤(桂)▽二塁打=佐々木大、三浦(金)貝森(桂)▽併殺=桂桜1▽野選=桂桜1
 終盤に守備で粘り切れなかった桂桜が金足農に僅差で敗れた。
 初回、1死二、三塁で黒沢が2点適時打を放ち先制。3回には敵失や堀内の適時打でさらに2点を挙げるも、6回2死二塁から適時三塁打と失策で2点を返されるなど、リードを失った。
 同点で迎えた8回、2安打や犠打で1死一、三塁のピンチを迎えると、フルカウントからスクイズを決められ、勝ち越しを許した。その裏、工藤の2点適時三塁打で逆転に成功したが、9回に2点適時打と失策で3失点。裏に内野ゴロで1点を返すも反撃はそこまでだった。
 桂桜・高谷勉監督の話 いろいろな環境の中で野球をやらないといけない。冷静でいられなかった部分がある。これが今のチームの力。
 ◇同 【同】
大館鳳鳴 000002011 4
本  荘 000001000 1

 ▽三塁打=杉原(鳳)▽二塁打=杉原、佐藤大(鳳)▽ボーク=鳳鳴1

鹿角の元気集結 91団体で「フェスタ」 出展や発表で魅力アピール

2018-09-17
地域住民らでにぎわった元気フェスタ(市役所周辺)
 産業と福祉の一大イベント「かづの元気フェスタ」が16日、鹿角市役所周辺で開かれた。元気な鹿角をアピールしようと、食、健康、環境など八つのテーマごとに71ブースが設けられたほか、各種ステージイベントが繰り広げられ、多くの地域住民らでにぎわった。
 市の農業や商工業などの祭典「産業祭」と、福祉の向上を目指すイベント「ふれあい広場」を2009年度から統一して開催している。
 10回目の今回は新規5団体を含む延べ91団体が参加。花輪一中、花輪高、十和田高の生徒約140人がボランティアとして各ブースの手伝いや来場者アンケート、放送、駐車場誘導などで汗を流した。
 会場には▽催し物▽人・もの交流▽体験▽暮らしの応援▽ちびっこ▽食▽健康▽環境―の八つの広場を設置。
 催し物広場では開会行事に続き、無傷病世帯、国保標語・フォトコンテスト、環境壁新聞コンクールの各表彰、あおぞらこども園遊戯、りんごレンジャーショー、訪問入浴デモンストレーション、ストリートダンス、民謡・民舞ショー、JAまつりなどが行われた。
 農産物の販売コーナーは旬の北限の桃、鹿角りんごなどが並び、食の広場ではかづの牛の串焼き、比内地鶏の焼き鳥、みそ付けたんぽなどが人気。健康広場では脳卒中予防のための食生活改善や減塩に向けたメニューの試食・試飲、骨密度測定、血管年齢測定などのコーナーが関心を集めた。
 十和田高食物部が販売した焼き菓子や小坂高の生徒が製作したピンボールゲーム機なども人気を呼んだ。
 このほかにも恒例の模擬上棟式や木工教室、手話ソング、卓球マシン体験、ミニ水族館、鹿角創作科学展、チョークアート体験、消防車・パトカー展示、自衛隊の活動紹介、平和パネル展、スタンプラリーといった盛りだくさんの催しが繰り広げられた。西日本豪雨と北海道胆振東部地震の義援金の募金活動も行われた。
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ニホンザリガニ初ふ化 天然記念物保護へ 大館市教委の人工増殖研究

2018-08-26
ビーカー内の赤ちゃんザリガニを見つめる小学生ら(大館郷土博物館)
人工増殖研究で初めて産まれたニホンザリガニの赤ちゃん
 大館市教育委員会が人工増殖を目指して大館郷土博物館で飼育しているニホンザリガニの卵がふ化した。南限生息地として国の天然記念物に指定されている大館市の八幡沢地区(桜町南―池内道下の一部)の水路近くなどで捕獲された個体から計18匹が産まれた。25日に一般市民を対象に見学会が開かれ、ビーカー内で元気に動き回る赤ちゃんザリガニの姿が公開された。
 ニホンザリガニは北海道、青森、本県などに分布し、水温20度以下の冷たくきれいな水でのみ生息できる。環境省レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、大館市の指定地周辺でも生息環境の悪化で個体数の減少が懸念されてきた。
 市教委は2017年度に「天然記念物ザリガニ生息地再生委員会」を立ち上げ、個体数の維持、指定地の保護に向けて取り組んでいる。
 このうち人工増殖研究は昨年10月から開始した。指定地近くの2匹(雄1匹、雌1匹)と、指定地以外の生息地の2匹(同)をそれぞれ別の水槽で飼育。11月下旬から12月上旬にかけて交接、今年3月下旬に2匹の雌が産卵しているのを確認した。
 ふ化は7月中旬から8月上旬にかけて確認。指定地近くの雌の卵から11匹、指定地以外の雌の卵から7匹が産まれた。1匹ずつ別々のビーカー内で落ち葉などを餌に飼育されており、現在の体長は約10㍉。足を使って元気に動き回り、順調に成長している。
 この日は一般市民を対象にした見学会で、小学生ら約30人に赤ちゃんザリガニが公開された。「かわいい」「小さい」などと歓声を上げ、食い入るようにビーカー内を見つめる子どもたちの姿があった。宮崎太陽さん(城南小4年)は「思ったよりも小さくて驚いた。元気に育ってほしい」と願った。
 市教委は19年夏以降、指定地周辺の水路工事など環境整備事業に着手する予定。完工後、指定地近くの雌から産まれた11匹を放流する計画だ。具体的な対応は10月の生息地再生委員会で協議する。歴史文化課の若宮司課長は「大切に飼育しながら増殖技術を確立させ、ザリガニが安心して長く暮らせる場所を確保していきたい」と話している。
 赤ちゃんザリガニの見学会は9月1日にも同博物館で開かれる。午前10時から。無料。

4千年前の生活に思い 鹿角・大湯で縄文祭 仮装や火おこしなど

2018-08-26
開村式で行われた火おこしの儀式(大湯ストーンサークル縄文広場)
 鹿角市のストーンサークル縄文祭が25日、国の特別史跡「大湯環状列石」の特設会場で開かれた。仮装コンテストや火おこしを通して、遺跡がつくられたとされる4000年前の生活を体験した。先月、大湯環状列石を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は世界文化遺産登録の推薦候補に選定され、世界遺産に大きく前進、参加者は早期の登録に願いを込めた。
 1984(昭和59)年から始まり、今年で36回目。縄文祭実行委員会(勝又幹雄委員長)が主催している。
 開会行事は午後1時からメイン会場のストーンサークル館縄文広場で始まり、大湯保育園の園児たちが「陽だまり太鼓」と踊りを披露。勝又委員長は「全国には2万カ所の縄文遺跡があるが、特別史跡に指定されているのは、大湯を含め4カ所だけ。重要で価値のある遺跡だ」とあいさつ。候補選定に触れ、早期の登録実現に期待を込めた。
 火おこしの儀式のあと、十和田中1年の井上吉朗さんが縄文時代に思いを込めた宣言文を読み上げた。縄文音頭の踊りに合わせて仮装コンテストが行われ、衣装や装身具を身に着けた中学生などが縄文人になりきってパフォーマンスを披露した。
 体験コーナーが設けられ、火おこしや勾玉(まがたま)作り、弓矢体験、土器作りを楽しんだほか、石運び、火おこし、弓矢、球蹴りなどを種目とする「縄文5種競技」も行われた。

男性の関わり方は 北秋田で子育てを語る集い 保育士ら120人が参加

2018-08-26
男性の育児について講演する本田さん(コムコム)
 大館北秋田地区保育協議会(小塚光子会長)主催の子育てを語る集いが25日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。NPOファザーリング・ジャパン東北の事務局長、本田正博さんを講師に、保育士ら約120人が育児に積極的に関わる男性の在り方を学んだ。
 本田さんは、秋田市で保育園を運営する社会福祉法人に勤務するかたわら、NPOなどを通して育児や家事に男性が参加する社会の実現を目指して普及に取り組んでいる。「家族がみんなハッピーに!」と題して講演した。
 講演では自らの育児経験に触れながら「働きすぎる職場環境」「古い育児スタイル」といった社会的な背景を説明。「自分の父親たちがやってきたことをそのまましようとしてしまうが、自分の父親たちは育児をしてきていない。今の父親たちは育児について聞く相手がいない」「細かい点まで教えないと残念ながら動けない」と指摘した。
 その上で「保育園や経験済みの父親たちが教えてほしい」「社会が変わった。今の時代に頭を切り替えて」とアドバイスした。他にも「言ってはいけない家事の一言」や、感情をコントロールする手法として近年注目されているアンガー・マネジメントについても紹介した。
 北秋田市や大館市、上小阿仁村の保育士、児童委員、保護者らが参加し熱心に聴講した。講演後、意見交換や県北教育事務所指導主事の浅野直子さんによる講話も行われた。

障害者の意思疎通円滑に 大館市が条例制定へ 来春施行目指す

2018-08-25
意思疎通条例の骨子が示された意見交換会(大館市総合福祉センター)
 大館市は、障害者のコミュニケーションを円滑にするための条例を制定する方針だ。手話や点字、要約筆記などの普及を促進し、障害者が不自由なく意思疎通できる環境を整えたい考え。24日、市総合福祉センターで関係団体との意見交換会を開き、条例の骨子を説明した。2019年3月議会に条例案を提出し、4月施行を目指す。
 障害者の権利に関する条約や障害者基本法で手話が言語として位置付けられ、ろう者が地域で気兼ねなく使える環境が求められている。視覚障害者にとっては点字がコミュニケーション手段の役割を担ってきた。
 こうした流れの中で聴覚や視覚などの障害で意思疎通が困難な人が、容易に情報を取得できるよう障害者理解の推進と環境整備に向けて条例制定に乗り出した。県は昨年4月に意思疎通条例、秋田市は今年4月に障害者との共生条例を施行している。
 骨子によると、施策の推進方針は▽理解と普及▽情報発信と情報取得▽環境整備▽コミュニケーション支援者の確保など―の4点。具体的には手話を学ぶ機会を確保し、公共サービスを提供する施設での理解・啓発を盛り込む。手話通訳者や要約筆記者、点訳者、音訳者らの派遣で情報を得やすい環境づくりなどを進め、障害の有無にかかわらず分け隔てない共生社会の実現を目指す。
 意見交換会には市身体障害者協会連合会、手話サークルふきのとう、県聴覚障害児を持つ親の会、朗読ボランティア「麦の会」、県北秋田地域振興局、比内支援学校、市基幹相談支援センターの関係者10人が出席。市福祉課の奈良博人課長は「2013年に鳥取県で全国初の手話言語条例が施行され、多様な意思疎通手段の普及と理解促進に向けた動きが広がっている。大館市では昨年6月に全国手話言語市区長会に加入し、条例制定を目指すきっかけとなった。市の状況に沿った条例にするため意見を聞かせてほしい」とあいさつした。
 出席者からは「小中学校の教育に手話を取り入れて」「市紹介映像に字幕や手話を付けてほしい」「市役所に手話通訳者の常設を」「首長・議員選挙候補者の名前や公約を音声で伝えられないか」などの声があった。
 市は9月下旬と11月にも意見交換会を開き、次回は具体的な条例案を示す予定。

北秋田の自然を体験 首都圏や関西から小中33人 短期チャレンジ留学

2018-08-25
短期チャレンジ留学に参加した子どもたち(合川学童研修センター)
 自然や地域の文化に触れながら全国トップレベルとされる秋田の教育を体験する「短期チャレンジ留学」が24日、北秋田市で始まった。首都圏や関西から参加した小中学生33人が、5泊6日の日程で登山や川下りなどの自然体験、学校での授業体験などを行う。
 全国トップレベルの学力を生み出す環境をPRし、秋田への移住定住につなげることを狙いにした県教委の事業。北秋田市は旧合川町時代に始まった山村留学のノウハウを活用して教育留学の受け入れを積極的に展開している。
 短期留学は夏休みを利用した取り組みで、長期留学で滞在している4人を含33人の小中学生が参加。初日は秋田内陸線の旅を楽しんだ後、活動拠点となる市合川学童研修センターでの開講式に出席した。北秋田市の佐藤昭洋教育長があいさつし「留学を通じてたくさんの宝物が皆さんにできることを期待しています」と呼び掛けた。
 続いて同じ班で活動する仲間たちとの顔合わせが行われ、子どもたちは「好きなことは」と質問し合うなど早くも打ち解けた様子。絆を深めた後は、川下りで使ういかだの製作に取り組んだ。
 期間中は米代川での川下り、森吉山登山、テントに宿泊しての星空観察、川遊びなどを行うほか、地元の小中学校で授業を体験する予定。
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日頃の備えが大切 北秋田 鷹巣東小で防災キャンプ

2018-07-21
児童や地域住民が防災意識を高めた防災キャンプ(鷹巣東小学校)
 北秋田市鷹巣東小学校(河田弘幸校長)で20日から、2日間の日程で防災キャンプが行われている。初日は児童や地域住民ら計170人が参加し、防災学習や炊き出し、地震体験などを通じて防災への意識を高めた。
 災害が発生した際は同校体育館が避難場所となる可能性が高いため、地域一体となって避難所の開設運営や救命方法を学ぼうと実行委員会(委員長・岩谷学PTA会長)が1泊2日の日程で実施。
 開所式で実行委の照内喜久雄副委員長は「災害が起こっても対応できるよう日頃の備えが大切。防災キャンプが皆さんの心強い備えになるよう願っている」とあいさつ。児童を代表して柳谷匠美さん(6年)は「実際に災害が起きたときのように真面目に協力して頑張りましょう」と呼び掛けた。
 はじめに行われた防災学習には、地域住民や保護者、児童らが参加。市消防本部の職員による応急手当ての実技講習に取り組み、児童が人形などを使って心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。県が1台所有する地震体験車を活用した地震体験も行われ、近隣の鷹巣東保育園児も参加した。
 この日は栄婦人会の協力による炊き出しや、段ボールハウスの設営も体験。21日は同市栄の斉藤春夫さんを講師に招き、過去に起きた米代川の氾濫について学ぶ。

北海道・北東北の縄文遺跡群 世界文化遺産候補に 6度目の挑戦で選定

2018-07-20
縄文遺跡群の構成資産である大湯環状列石(鹿角市)
伊勢堂岱遺跡(北秋田市)
 文化審議会は19日、2020年の世界文化遺産への登録を目指す候補として、鹿角市の大湯環状列石や北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」を選定した。6度目の挑戦で悲願の候補となり、地元自治体では祝賀ムードが広がった。今回の案件から世界遺産の推薦枠は文化遺産、自然遺産を合わせて1国1件となる。20年登録を目指す自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」と縄文遺跡群が競合することになり、今後、政府がどちらを推薦するか調整する。
 縄文遺跡群は北海道、秋田、青森、岩手の4道県にある17遺跡で構成。国が1年から10年以内をめどに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会への登録申請をめざす暫定一覧表(暫定リスト)へ09年1月に記載された。
 同10月に4道県と関係市町で構成する縄文遺跡群世界遺産登録推進本部(本部長・三村申吾青森県知事)を設置。登録を目指して取り組みを進めてきたが、国が同委員会へ推薦する文化遺産の国内候補はここ数年、1年に1件だけという難関になっていて、国内候補を選考する場となる文化審議会で13年から5年連続で落選した。
 これまで推進本部等では文化審議会から指摘された「顕著な普遍的価値を分かりやすく表現すること」「構成資産選択のあり方を学術的にさらに検討すること」「縄文遺跡群を4道県の17遺跡に限定する具体的な理由の説明」など課題の解消に取り組んできた。昨年は関係自治体の担当職員や専門家、外部有識者などで構成するプロジェクトチームを新設。専門家等と協議しながら推薦書素案の改定作業を進め、今年3月、文化庁に素案を提出した。
 今回、選考対象となったのは縄文遺跡群と「金を中心とする佐渡金山の遺産群」の2件だった。
 今後、国内推薦が決定された場合は▽国がユネスコへ推薦書を提出▽国際記念物遺跡会議(イコモス)が中間報告▽イコモスがユネスコへ登録勧告―などを経て、20年度の世界遺産委員会で登録決定といった手続きが予定されている。

鳳鳴5年ぶりに8強 主戦・杉原が3安打完封 夏の甲子園予選

2018-07-20
鳳鳴は2回、1死一、三塁で古谷がスクイズを決める(こまちスタジアム)
 第6日の19日は、秋田市のこまち、八橋両球場で3回戦4試合を行った。北鹿勢は、大館鳳鳴が五城目と対戦。鳳鳴は攻守で終始ペースを握り、完封勝利で準々決勝に駒を進めた。8強入りは5年ぶり。第8日の21日に明桜と対戦する。
 ◇3回戦 【こまち球場】
五城目 000000000 0
大館鳳鳴03000001× 4

 ▽二塁打=工藤裕(鳳)▽野選=五城目1
 序盤にリードを奪った大館鳳鳴が五城目の反撃を寄せ付けず、完封勝ちした。
 2回、鳳鳴は1死一塁から茂木、工藤龍の連打で満塁の好機をつくると、齊藤の2点適時打で先制。さらに一、三塁で古谷がスクイズを決めて3点目を挙げた。その後、7回まで無得点が続いたが、8回に2死三塁で工藤龍が右前適時打を放ち1点を追加した。
 主戦の杉原は6回まで五城目打線を無安打に抑える安定した投球を見せた。7回に初安打を浴びて2死一塁、8、9回も安打で出塁を許したが、後続を断って完封した。バックは無失策で投手を盛り立てた。
 鳳鳴・齊藤広樹監督の話 最少失点で付いていこうと思ったが、先制して試合をつくることができた。次は胸を借りるつもりで臨みたい。
 

教育など「最先端」を全国発信 大館市が8月下旬 首都圏親子に「サマースクール」

2018-07-20
 大館市は、教育や文化体験の全国発信を目指し、首都圏在住の小学低学年の親子10組を対象に「サマースクール」を8月下旬に初開催する。3泊4日で学校の授業や活動への参加、大館曲げわっぱ作りなどを計画。市教委は「公立校ながら学力は全国トップクラスで、各種全国表彰もある教育の質の高さ、大館ならではの切り口で、他自治体との差別化を図りたい」としている。
 市内小中学校の2学期開始は、首都圏の夏季休業終了に比べ1週間ほど早いことから、8月下旬を選んだ。首都圏の小学高学年は中学受験を控える家庭も多いため、参加率が低いという調査結果を受けて対象学年を設定。市の「教育の産業化」構想の一環とし、将来的には教育留学や移住定住を見据えた取り組みにつなげようと親子での参加とした。
 交通費負担分として、6月補正予算に190万円を措置。議決を受け、市内旅行代理店との契約など準備を進めている。
 初開催のため、需要を探る意味合いもあり、試行的要素も多く含みながら計画を進める。休日をはさんだ4日間を予定。平日は小学校で授業や活動に参加し、休日には絶滅危惧種で日本最南限の生息地とされるニホンザリガニの観察や、きりたんぽ作り体験などを行う。宿泊は民家や大館少年自然の家。
 市学校教育課は「交流・関係人口拡大が期待できることはもちろん、受け入れにより市内児童らにとっても学びの機会が得られる」と期待。内容や事後アンケートの結果などを踏まえ、ウインターキャンプの開催も検討していくという。

大館能代空港 開港20周年 60人参加し式典 さらなる利用を

2018-07-19
くす玉を割り、節目を祝う式典出席車(大館能代空港ターミナルビル)
 大館能代空港(北秋田市脇神)の開港20周年を記念する式典が18日、同空港ターミナルビルで行われた。県や関係市町村、国土交通省、関係団体の約60人が出席。北東北の玄関口として歩む空港の節目を祝い、さらなる利用促進と地域の発展を願った。
 1998年7月18日に開港し、ちょうど20年を迎えた。当時、高速交通体系の「空白域」と呼ばれた県北部と空路で札幌、大阪、東京の3大都市を結んだ。現在は東京便が1日2往復している。開港時から休まず飛んでいる東京便の「就航20周年」も合わせ、県などが記念式典を挙行した。
 ターミナルビル2階の会場で、堀井啓一副知事は近年増加傾向の利用客数に触れ、さらなる利用促進に期待。「空港前にインターチェンジが開通し青森、岩手県が一体の交通アクセス拠点として利便性が向上している。県も利用拡大に取り組んでいく」と述べた。
 地元の津谷永光市長や、同空港利用促進協議会長を務める福原淳嗣・大館市長ら10人がくす玉を割り盛大に祝った。利用客への記念品配布、南鷹巣保育園児14人による遊戯の披露も行われた。
 同空港の年間利用客数は2017年度に13万8584人を数えた。東京便単独の過去最高を3年連続で更新した。ビジネス利用が堅調で、18年度も順調に伸びているという。20年間の累計で270万3582人(今年5月末時点)が利用した。
 好調な実績を背景に、圏域住民や企業、自治体からは将来、大阪便(11年1月で休止)の復活や東京便の3便化を期待する声が上がっていて一層の利便性向上が期待されている。

 
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