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投票率の行方は 大館市 前回市長選 72・29%で過去最低

2019-04-19
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 21日に投開票される大館市長選挙は、運動期間の終盤を迎えた。現職、新人一騎打ちの選挙戦は激しさを増しており、29人が26の議席を目指す市議選と合わせ、有権者の関心が高まっている。ここで気になるのは投票率の行方。今回と同様に現職に新人が挑む一騎打ちを展開した前回2015年の市長選の投票率は、72・29%で過去最低を記録しており、有権者の投票行動が注目される。
 大館市長選は、1951(昭和26)年の市制施行時から、2015年の前回まで17回行われ、今回が18回目。1963年と95年、99年、2007年の4回は無投票となっていた。
 過去、最も投票率が高かったのは旧大館町と釈迦内村が合併し、初代市長を決めることになった1951年の95・67%。この時は、旧町・村の首長に新人が挑む三つどもえの戦いが繰り広げられた。
 その後、ゆるやかな低下を続けながらも83年までは90%台を維持。しかし、87年は89・49%、平成最初の91年は88・44%に下落した。2回の無投票を経て、2003年は77・29%となった。
 旧比内、田代両町との合併後、初の選挙となった2007年は市長選が無投票となり、市議選が単独で行われた。前々回の11年は、現職に2新人が挑む三つどもえ戦となったが、東日本大震災の直後だったこともあり、74・17%に下落。現職と新人の一騎打ちとなった前回の15年は72・29%で、過去最低を更新し続けている。 前回同様、現・新一騎打ちの今回、期日前投票は前回を下回るペースで推移。1日目の15日は980人(前回1136人)、2日目の16日は2005人(同2000人)、3日目の17日は2760(同2749人)で、合計は5745人(同5885人)。3日目で140人下回っている。
 市選管が13日にまとめた有権者数6万3211人に対する投票率は9・08%で、前回同期と比較し0・02㌽下回っている。
 最近の選挙では、期日前投票は増加しても投票率が伸びない傾向が続いている。今回は期日前投票も伸び悩むのか、有権者の投票行動に注目が集まっている。
 期日前投票は20日まで▽市役所本庁▽比内総合支所▽田代総合支所▽いとく大館ショッピングセンター(2階)―の各投票所で行われている。

小坂鉄道レールパーク あけぼの〝ピカピカ〟 宿泊は 27日から あすから車内公開

2019-04-19
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冬期間の保管を終えて姿を現した「あけぼの」(小坂鉄道レールパーク)
 春はあけぼの―。小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で、冬の間機関車庫に保管されていた旧寝台特急「あけぼの」が姿を現した。小坂鉄道保存会(千葉裕之会長)がひと冬かけて整備や塗装に取り組み、〝化粧直し〟した姿で登場。20日からB寝台開放車両の車内公開が再開し、宿泊は27日から始まる。
 あけぼのは、町が2015年度にJR東日本から、グレードの高い個室をそろえたA寝台、上下段個室のB寝台ソロ、B寝台開放、電源車の4両を譲り受けた。簡易宿泊施設「ブルートレインあけぼの」として活用し、A、B寝台の2両は宿泊車両、B寝台開放は休憩車両と一般客への公開車両として活躍している。
 宿泊営業を終えた冬期間は、同施設から約2・5㌔離れた旧小坂鉄道の1号トンネルを車庫代わりに活用し、車両を保管してきたが、18年度はトンネルまでの軌道の状態が悪く断念。同施設内の機関車庫に保管した。
 保管場所が従来のトンネルから車庫内へと変わったのを機に冬の間、同保存会はオープン以来手が付けられていなかった車両床下の塗装や整備、室内照明器具の清掃などに取り組み、本年度の活躍に備えていた。
 本年度は、冬期間の休園明けの翌日2日に車庫から出して連結。現在は小坂駅舎の脇に設置し、外観が自由に見学できるようになっている。20日からB寝台開放の車内公開が始まり、本年度の宿泊営業は27日から11月3日までの金・土曜日、祝日の前日。18年度の宿泊客は前年比190人増の2070人だった。
 同施設は「昔ながらの寝台車両の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話している。
 また、同施設の乗り物の運行も27日に再開される。
 宿泊予約などの問い合わせは、同施設(☎0186・25・8890)。

外国人材の活用支援 県 サポートデスク開設 行政書士会に業務委託

2019-04-19
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外国人雇用サポートデスクの看板を設置した開所式(県行政書士会)
 新たな外国人労働者の受け入れ制度が始まり、県内でも受け入れに向けた動きが本格化していることなどを受けて県は、企業からの受け入れに関する相談に対応する「外国人雇用サポートデスク」を秋田県行政書士会に業務委託して開設した。ファクスなどで申し込みを受け付け、内容や企業の所在地などを踏まえて行政書士を選定し、対応する。相談は無料。
 改正出入国管理法の施行に伴い、新たに設けられた在留資格「特定技能」を有する外国人労働者の受け入れは、人手不足が深刻な介護や建設など14業種を対象とする。これらの業種を中心に人手不足が続いている県内企業にとって、外国人材の活用は避けて通れない課題となっている。
 サポートデスクでは、入管法の説明や採用にあたっての留意点など外国人雇用に関する一般的な相談のほか、具体的な入管手続きなどについて行政書士法が定める範囲で対応。申込企業の所在地や相談概要を考慮して対応する行政書士を選定し、日時や場所を調整した上で相談に応じる。
 18日には県教育会館内の県行政書士会で開所式が開かれた。県産業労働部の妹尾明部長は「県内でも人手不足は顕在化しており、外国人材の活用に対する関心は高まっている。デスク設置は受け入れ態勢づくりの一環。外国人雇用に関するさまざまな問題に対応していきたい」とあいさつ。県行政書士会の相場忠義会長は「相談を通じて企業の外国人雇用を支援するとともに、県の施策推進に協力したい」などと述べた。
 希望者は申込書に▽事業所名▽業種▽所在地▽相談者の氏名▽連絡先電話番号▽相談内容(なるべく詳しく)を記載し、県行政書士会にファクス(FAX018・865・3771)で送付する。電話(☎018・864・3098、平日午前9時~午後5時)での申し込みも受け付けるが、できるだけファクスで行うよう呼び掛けている。申込書は県ホームページでダウンロードできる。

いつでも会える秋田犬 大館市 秋田犬の里 プレオープン 初日からにぎわう

2019-04-18
開館と同時に多くの市民らでにぎわった
 JR大館駅前の大館市観光交流施設「秋田犬の里」が17日、プレオープンした。初めて一般に公開され、「いつでも会える」秋田犬の展示やミュージアムを楽しんだり、初日から多くの市民や観光客などでにぎわいを見せた。グランドオープンは5月8日。
 同施設は、大館の地域資源を生かした地域活性化、交流人口の拡大などを目的に、同駅の南側約100㍍に広がる旧小坂鉄道跡地の市有地に建設された。建物は1920年代の渋谷駅がモデル。事業費は10億5200万円。9日に完成式を行った。
 この日は、午前9時のプレオープンと同時に待ちわびた市民らが来館。お土産コーナーで秋田犬グッズを購入したり、ソフトクリームを食べながら館内を見学したりと、思い思いに時間を過ごした。秋田犬ミュージアムでは、オリジナルスタンプカードを作成したり、パネルを写真に収めたり。秋田犬展示室では、秋田犬保存会会員が飼育する「美鈴」が愛嬌(あいきょう)を振りまき、来館者は「いつでも会える秋田犬」との交流を楽しんだ。このほか、展望デッキで街並みを眺めたり、屋外の出店スペースでのんびりする姿も見られた。
 同市中道の大坂谷博嗣さん(78)は「最高の建物。これからたくさんの観光客が来ると思う。いろいろなイベントを開催してほしい。大館は寂しいので、秋田犬の里が活性化につながってほしい」と話していた。
 初日は1126人が来館(午後5時現在)。プレオープン期間中は、イベントスペースで「ワンだふる子ども絵画展」&「秋田犬デッサン展」が開かれているほか、大型連休中はオナリ座での無料上映会、秋田犬の里限定パッケージの「花善」鶏めし弁当プレゼントなどさまざまなイベントが企画されている。

常打芝居あす開幕 小坂町 康楽館 「下町かぶき組」が11月まで

2019-04-18
康楽館の大のぼりが設置され、開幕を待つ明治百年通り
 小坂町の木造芝居小屋・康楽館(国重要文化財)の本年度の「常打芝居」は19日、開幕する。大衆演劇「下町かぶき組」に所属する劇団や花形役者が定期的に入れ替わって舞台に立ち、人情芝居や舞踊ショーを繰り広げる。千秋楽は11月26日。
 康楽館が修復オープンした1986年から始まり、呼び物として定着した。2005年までは伊東元春一座が務め、翌年から人気俳優の松井誠さんの弟子らによるかぶき組が出演している。
 かぶき組は、所属劇団がそれぞれの持ち味と芸風を生かし、期間を決めて交代で舞台に立つのが特徴。松井さん監修のユーモアあふれる人情時代劇や豪華舞踊ショーが来場客の人気を集め、県内外のリピーターも増えている。
 開幕を飾るのは、星誠流座長率いる劇団「誠流」。涙と笑いの人情喜劇や舞踊ショーを上演する。期間は5月6日まで。5日までは午前と午後の1日2公演(上演時間120分)、最終日の6日は特別バージョンとして140分の1公演を行う。
 このほかの出演日程は▽新月海斗情熱公演(5月8日~6月26日)▽高橋茂紀奮闘公演(6月29日~7月29日)▽劇団「夢の旅」(8月1日~9月1日)▽劇団「岬一家」(9月4日~29日)▽劇団「三峰組」(10月2日~30日)▽夢之丞全力公演(11月2日~26日)―。 7月20日と8月17日の両日午後6時からは、夕涼み公演が行われる。
 観覧料(施設見学付き)は高校生以上2100円、小中学生1050円。毎月1回、町民の観劇料が無料となる「芝居を楽しむ日」を設けている。
 問い合わせは、康楽館(☎0186・29・3732)。

3月のニュース

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地域包括支援センター 二井田・真中に新設 大館市 南ガーデン内に「大館南」

2019-03-31
大館南ガーデン1階に開所する「地域包括支援センター大館南」(大館市下川原)
 大館市は4月1日、二井田・真中地区に地域包括支援センターを新設する。センターは高齢者の相談窓口で、これまでは市内6カ所に設置されてきた。新たな「地域包括支援センター大館南」は、下川原の特別養護老人ホーム大館南ガーデン内に設置。担当エリアを細分化することで、充実したサービスの提供やセンター機能の充実を図りたいとしている。
 地域包括支援センターは高齢者への総合的な生活支援窓口。市から業務委託された各社会福祉法人が6センターを運営している。
 市内6センター生活圏域の高齢化率(昨年7月1日現在、施設入所者除く)は、「地域包括支援センターかつら」(大館一中学区、下川沿地区)が35・26%、「水交苑」(大館東中学区、長木地区)が31・76%、「神山荘」(釈迦内、花岡、矢立地区)が40・93%、「おおたき」(上川沿、真中、二井田、十二所地区)が41・09%、「ひない」(比内地域全域)が38・87%、「長慶荘」(田代地域全域)が41・93%。
 2017年度に6センターが受け付けた相談件数は3万2027件。18年度は12月末現在、2万3958件で、相談内容は介護保険、総合事業、医療健康、在宅福祉、施設入所の順となっている。
 センターの新設は、第7期介護保険事業計画(18~20年度)の施設整備に盛り込まれた。十二所の「おおたき」が担当するエリアのうち、距離が離れている二井田・真中地区を分け、大館圏域ふくし会に業務を委託した。
 大館圏域ふくし会によると、大館南ガーデン1階の一室を改修してセンターを開設する。職員は2人体制で、年明け以降、「おおたき」から業務の引き継ぎ作業を進めてきた。高齢者の相談業務や介護の要支援者に対するケアプラン作成、公民館などでの介護予防教室を継続して行う。南ガーデンの山本まき子施設長は「身近な場所に相談窓口ができ、二井田・真中地区の住民にセンターを知ってもらい、利用を働き掛けていきたい」と話した。

46年の歩みに「感謝」 大館准看護学院 閉院式 歴代講師らを表彰

2019-03-31
思い出を語り合う卒業生ら(ホテルクラウンパレス秋北)
 大館北秋田医師会付属大館准看護学院(佐々木隆幸学院長)の閉院式が30日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で開かれた。開学から46年の歴史を持ち、地域の医療や介護分野を支える1121人の人材を輩出した。式には卒業生や元職員、医師会など関係者ら約80人が出席し、思い出を語り合った。
 1973(昭和48)年、県医師会付属大館准看護学院として当時の石田病院(同市御成町)の一部を借り、1期生を迎えた。2年後、同市根下戸新町に医師会館と併設する現校舎が完成し、大館市北秋田郡医師会付属として講義を開始。設立にあたっては、無資格が多かった診療所の従業員に「資格を取得させたい」と地元医師が奔走した。県内唯一の准看護師養成所として存続してきたが、最後の卒業生となる45期生28人を今月6日に送り出した。
 大館北秋田医師会の櫻庭庸悦会長が歴史を振り返りながら、「多くの関係者の協力に感謝したい」と式辞。佐々木学院長は閉院に至った理由を社会ニーズの減少や職員の不足と説明し、「生徒に医学を教え、成長を見守る貴重な経験をさせていただいた」と感謝を述べた。
 卒業生を代表し、16期生で、市立総合病院に勤務する菅原千鶴子さん(49)がお別れの言葉。入学から、戴帽式、病院実習などの日々を語り、「学院で築いた看護の礎と経験を積み、強く歩んでいける。卒業生それぞれが地域医療に貢献できるよう願う」と力を込めた。実習先や歴代講師らに感謝状を贈ったほか、写真のスライドショーが行われた。
 感謝状が贈られた個人、施設は次の通り。
 ▽前愛生会石田病院・石田強▽臨地実習施設=市立総合病院、今井病院、神山荘、長慶荘、水交苑、つくし苑、扇寿苑、東台病院、有浦保育園▽歴代講師・職員=宮崎博文、米澤久美子、榊英雄、武田由美子、山田美保子、船木和子、齋藤令子、渡辺敦子

小坂鉄道レールパーク あすから営業開始 乗り物運行は4月27日から

2019-03-31
機関車庫で保管されている旧寝台特急「あけぼの」(小坂鉄道レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」は4月1日から、冬期間の休園を終えて新年度の営業を開始する。当面は施設内の見学のみとなり、27日から構内の線路を利用した乗り物の運行を始める。
 レールパークは、2014年6月に開業した旧小坂鉄道の関連施設を活用したテーマパーク。国内でも珍しいディーゼル機関車の運転体験、レールバイクや観光トロッコの乗車体験ができるほか、15年度に開始した旧寝台特急「あけぼの」を活用した宿泊施設「ブルートレインあけぼの」などが話題を呼び、県内外の鉄道ファンや家族連れでにぎわっている。
 町直営を経て17年度から指定管理者制度を導入し、町内の各観光施設などを指定管理する小坂まちづくり会社が運営している。12~3月までの冬期間は休園している。
 19年度の営業は11月24日まで。乗り物の運行は11月4日までを予定。「あけぼの」への宿泊は27日から11月3日までの金・土曜日、祝日の前日で、予約を受け付けている。
 入園料は高校生以上500円、小中学生250円、幼児は無料。乗り物の体験料はレールバイクが高校生以上500円、小中学生250円、観光トロッコは高校生以上300円、小中学生150円、幼児はいずれも無料。証明書の提示で無料となる町民限定の「町民料金」も設けている。
 営業時間は午前9時~午後5時。毎週火・水曜日は乗り物を休止し、見学のみの対応。
 問い合わせは、レールパーク(☎0186・25・8890)。

統一地方選スタート 鹿角は選挙戦に突入 4月7日投開票 現・新3人が第一声

2019-03-30
 統一地方選の前半戦となる県議選が29日、告示された。鹿角市・郡選挙区(定数2)には現職2人と新人1人が立候補し、4月7日の投開票まで9日間の選挙戦が始まった。大館市(定数3)、北秋田市・郡(定数2)両選挙区は現職以外に立候補の届け出がなく、無投票当選が決まった。
 鹿角市・郡選挙区に立候補したのは、届け出順に石川徹氏(54)=無所属・現、児玉政明氏(47)=自民・新、川口一氏(68)=自民・現=の3人。最重要課題の人口減少対策などを争点に論戦が繰り広げられている。
 県選管の竹田勝美委員長は「選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初めての統一地方選であり、幅広い年齢層からの投票を通じて県の進むべき方向を決める重要な選挙。一票の意義を十分に認識し、期日前投票や不在者投票を積極的に活用するなど、棄権することなく投票に参加されるよう願う」との談話を出した。
 大館市選挙区は鈴木洋一氏(74)=自民・現=が8選、佐藤賢一郎氏(71)=自民・現=が4選、石田寛氏(72)=社民・現=が7回目の当選を決めた。北秋田市・郡選挙区は北林丈正氏(58)=自民・現、近藤健一郎氏(63)=自民・現=がともに4選を果たした。両選挙区を巡っては、有権者に選択肢を示したいと擁立を模索する動きもあったが、立候補に至らなかった。
 大館市の無投票は選挙区ができた1951年以降初めて、北秋田市・郡は2003年以来16年ぶり2度目。

ふかわさん「とんぶり大使」に任命 大館の生産組合 魅力知り「唄」制作

2019-03-30
本間副組合長㊨がふかわさんに応援大使の任命状を交付(大館市民舞伝習館)
 大館市の特産品・とんぶりの応援大使に29日、タレントのふかわりょうさんが就任した。出演するテレビ番組で魅力を知り、「とんぶりの唄」を制作した。比内町独鈷の市民舞伝習館を訪れ、大館とんぶり生産組合(羽賀一雄組合長)から任命状を受け取り、「みんなでとんぶりを食べ、歌を口ずさんでほしい」と呼び掛けた。
 ふかわさんは神奈川県出身の44歳。バラエティー番組出演や音楽活動を展開している。自ら作詞作曲し、3月にCD発売した曲は、「とんぶり食べましょう とんぶり入れましょう たっぷりあげましょう 遠慮はしないで」などと優しい曲調で歌い上げる。
 きっかけは、昨年12月、ふかわさんが司会を務める東京MXテレビ放送の番組に、とんぶりを使った料理が登場したこと。出演者が存在を知らなかったため、同月、番組スタッフが産地・比内町独鈷を取材した。生産組合が加工手順などを説明し、その後の放送で「栄養価が高い」など魅力とともに紹介された。「産地を応援したい」との思いから、曲が完成した。
 任命式には、授業でとんぶりを栽培する東館小児童や生産者、JAあきた北職員ら約100人が参集。歓迎に涙ぐむふかわさんに、本間均副組合長が任命状を手渡し、「農家は歌に励まされ、伝統野菜の火を消さないよう頑張る。歌で消費者が興味を持てば販路拡大につながり、若い耕作者が増える」と感謝した。
 ふかわさんは「すばらしい食材。魅力がメロディーに乗って届いたらと、誰に頼まれた訳でもなく曲を作った。今後も応援させてほしい」と語り、会場全体で歌を歌った。
 とんぶりはホウキギの実を原料とした加工品で、その食感から「畑のキャビア」と呼ばれる。国内で継続して栽培している産地は大館市だけとされ、国の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。ピーク時には生産者が100戸を超えたが、高齢化などで現在は10戸、栽培面積は22㌶に減少している。
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