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出産大館集約 鹿角市が大館市に謝意 受入体制整い、連携求める

2018-09-15
福原市長㊧に謝意を伝える阿部副市長㊨(大館市役所)
 鹿角市のかづの厚生病院の出産取り扱い機能が10月1日に大館市立総合病院へ集約されることを受け、鹿角市の阿部一弘副市長が14日、大館市の福原淳嗣市長を訪れ、受け入れ対応への謝意を伝えた。総合病院では分娩(ぶんべん)室や診察室の増設、医師、助産師を増員して対応し、阿部副市長は「地域の医療を守っていくために連携をお願いしたい」と述べた。
 医師不足などを背景に、厚生、総合病院に医師を派遣している大学側の申し合わせで、出産取り扱い機能を総合病院に集約する方向性が示された。総合病院は昨年2月から鹿角地域の里帰り出産にも対応している。
 阿部副市長は、受け入れ準備が整ったことに対して謝意を伝え、「集約の方針が大学側の意向のみで決められたことは大変残念。市民から距離や冬期間の交通事情への不安の声が上っており、不安感の軽減を図っていく」とした。
 大館市の福原淳嗣市長は「情報共有や連携が必要になる」と強調。総合病院の吉原秀一院長は「産婦人科医をはじめ多くのスタッフがチームで出産に対応する体制が整っており、距離を乗り越えていきたい」と述べた。
 年間分娩件数は総合病院が約500件、厚生病院が約200件(鹿角市民約160件、小坂町民約40件)。総合病院では県の事業で分娩室1室、診察室2室を増設し、工事はほぼ終了。産婦人科の常勤医は1人増え、5人体制となる。助産師は1人増員した。
 厚生病院では総合病院、秋田大、岩手医科大から非常勤医の派遣を受け、週4日体制で妊婦検診や婦人科診療・検診を実施。鹿角市は妊婦に対し交通費や宿泊費の助成、子育て世代包括支援窓口を開設し、負担軽減を目指す。
 集約開始は10月1日だが、出産予定日が9月15日以降から総合病院で対応する。鹿角市によると、3~4人が9月中に総合病院で出産予定となっている。

情報発信の拠点に 阿仁合駅2階改修 地元で説明会

2018-09-15
秋田内陸線阿仁合駅の2階改修に関する説明会(市阿仁庁舎)
 2017年度に行われた大規模改修で手つかずとなっていた秋田内陸線阿仁合駅舎2階の改修が行われることになった。国の交付金などを活用し、森吉山周辺の観光情報などを発信する森吉山ウエルカムステーションとして整備する計画。13日夜に市阿仁庁舎で地元住民への説明会が開かれ、事業概要や利活用の方針などが示された。
 阿仁合駅は増加傾向にある外国人観光客への対応強化などを目的に17年度、国の地方創生拠点整備交付金を活用して大規模改修が行われた。当初は2階も改修する考えだったが、事業費などの関係から着手できず、地元などから早期整備を求める声が上がっていた。
 説明会は国への交付金申請などを行う北秋田市と、市から補助を受けて事業を行う秋田内陸縦貫鉄道が開いた。はじめに市内陸線再生支援室の三浦仁作室長が事業概要を説明。ウエルカムステーションは森吉山に関する情報発信の拠点という位置付けで、大型モニターやデジタルサイネージ、森吉山のジオラマなどを設置する計画となっている。
 事業費は9018万円。このうち約7000万円はエレベーター新設や階段の移設、床の防音対策などに充てる。開会中の市議会9月定例会で関連予算が可決された後に事業着手する予定で、工期は10月から来年3月までとなる見通し。
 完成後の利活用については秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長が説明した。施設の役割について▽観光拠点▽地域の生産性拡大とにぎわいづくりの拠点―の二つを挙げ、「森吉山の四季の魅力を分かりやすく伝えることができる施設として、国内外から集客を図り、内陸線の利用促進につなげたい」などと述べた。


 

40年前の思い出ずらり 大館製作所 タイムカプセル開封

2018-09-15
名前が刻まれた銅板を眺めるOB
 
 10月に創立100周年を迎える大館製作所(大館市大茂内、中田直文社長)で14日、モニュメントのタイムカプセルが40年ぶりに開封された。社員やOBは懐かしい品々と対面し、昔話に花を咲かせた。
 モニュメントは1976年の創立58周年記念事業で建立。中田社長の祖父で元社長の儀直氏の1周忌に合わせた。「伝統を支える」のテーマで高さ3・1㍍、幅1・8㍍。砲金や鋳物などで自社製作し、上部のステンレスをタイムカプセルとして60周年の78年に思い出の品を入れた。
 カプセルに収納されていたのは、当時の社員の名前が刻まれた銅板や新聞、写真、営業報告書など約50点。OBの若かりし頃の写真を見た社員が「親方、いい男だな」と会話を弾ませた。
 当時総務課長だった神林英樹さん(76)=水門前=は「『120円』と手書きしたタバコや硬貨も意外ときれいに残っていた。仕事がどんどん入ってきた頃でとても懐かしい。これからも会社が長く続き、社会に貢献してほしい」と語った。
 収納物は今後、改修予定の同社記念館に展示する予定。

 

鹿角花輪駅前の整備事業が本格化 新観光案内所10月めどに着工 鹿角市

2018-09-14
鹿角花輪駅前広場の整備イメージ図
 鹿角市の玄関口であるJR鹿角花輪駅前の整備事業が本格的に動き出した。実施主体の市によると、現在は土地引き渡しに向けた支障物件となっている運送会社事務所の解体工事が進行中。解体終了後には観光案内所の建築工事に着手、年度内の完成を目指す。広場全体の整備は2020年夏の花輪ばやしまでに完成させたい考え。
 駅前整備の方針は市が08年度に策定したまちづくりビジョンの中で、まちの玄関口としての魅力向上や交通結節点としての利便性、待ち合い環境の向上、花輪ばやしやイベントによるにぎわい創出などを掲げている。
 当初は駅舎改築を含めて広場と一体的に整備する計画だったが、費用負担の課題等もあって広場だけの整備を行う。総事業費は約7億7000万円の見込み。
 市民を含む策定委員会等の意見を反映させながら?年度に策定した整備基本計画と、17年度に策定した基本・実施設計によると、広場の面積は現在の約2400平方㍍から約3400平方㍍に拡大。ロータリーの車道は幅員5・5㍍で現在と同じ一方通行とする。
 観光案内所は広場南側に整備し、付近にバスバース(乗降場)を配置。タクシープール(12台)や一般駐車場(13台)をロータリー内側に配置し、駅舎前にタクシーや一般車両の乗降場所を確保する。現在ロータリー内にある声良鶏の銅像は移設先を選定中。
 観光案内所は木造平屋建て、延べ床面積180平方㍍。観光案内所のほかバス発券所、待合室、トイレを備える。10月着工、年度内の完成を目指す。駅前にある現在の観光案内所の機能を新案内所へ移して来年度にオープンし、現案内所は閉鎖となる予定。
 現在の花輪ばやしの桟敷席は約1100席だが、広場拡大後の桟敷席の在り方や、複合施設となる観光案内所の管理運営の在り方は今後、検討することにしている。
 本年度は観光案内所の建設のほか、融雪設備の実施設計、用地取得3件(運送会社、物流会社、駅前ビル)などを計画。来年度以降はバス会社と、現広場の3分の2を占めるJRの各所有地を取得し、整備工事を進める計画。

3年半総括「志半ば」 「政治姿勢」問われ市長 大館市9月議会・総括質疑

2018-09-14
総務財政委の総括質疑(市役所)
 大館市の9月定例議会は13日、前日に引き続いて二つの常任委員会での総括質疑が行われた。総務財政委(藤原明委員長)では、福原淳嗣市長の政治姿勢に関連して「就任からこれまでの約3年半を、どのように総括するのか」との質問があり、市長は「一言で申し上げると、適切かどうかわからないが『志半ば』ということに尽きる」と答弁。「ここまでの結果を出せたのならば、できることがもっとたくさんある。市民が大館で暮らすことに誇りが持てるよう、頑張りたい」などと述べた。
 福原市長は、2回目の挑戦となった15年4月の市長選で、当時の現職との一騎打ちを制して初当選。5月1日に就任した。来年4月30日で任期満了を迎える。
 この日の委員会で「市長は日頃から『ふるさと秋田のためにわが大館ができること』『大館の強み』と発言してきた。これらの成果は」との質問が出された。市長は「県との連携は格段に進んだ。端的な例を示せば秋田犬を前面に出したPRがあり、その効果は勢いを増してきている」などと説明。
 その上で「医療の面では、県境を越えた医療機関との連携についても、県から理解をされている。市立総合病院は、市民のためだけではなく、圏域の二次医療提供をしていること、若い医療人材の育成も視野に入れた経営をしていることが評価された。こうした動きを、産業振興や教育など、他の分野にも広げていく」と述べた。
 また「現在の市の現状をどう見ているのか」との質問には「シャッター街を見ると寂しい思いをする。一方で、新しいビジネスに挑戦しようとする若い人たちの姿を見ると、新しい時代のまちづくりであり、新しいビジネスモデルづくりを感じた。現状を悲観するのではなく、新しい時代を開く勇気を持ちたい」などと答弁。
 3年半の総括を「志半ば」としながら「政治家の仕事は、未来への期待をつくること。今の暮らしへの不満をしっかりと聞き取り、それに対する施策を打ち出していくことが市長としての責務と考えている」とした。
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イノシシ 青森でも目撃や被害 白神地域鳥獣被害防止対策  両県市町村が情報交換

2018-08-31
野生鳥獣の被害対策を情報交換する県や市町村の担当者(大館市比内総合支所)
 白神山地にまたがる秋田、青森両県の自治体がニホンザルやニホンジカ、イノシシの農作物被害の現状や対策を話し合う「白神地域野生鳥獣被害防止対策情報交換会」が30日、大館市比内総合支所で開かれた。イノシシについては、秋田県の最北端の目撃場所が鹿角市だったが、青森県内でも目撃や被害が確認され、生息地域が拡大している状況が示された。
 情報交換会は両県と、白神山地周辺の市町村で組織。北鹿地方は大館市、北秋田市、上小阿仁村が参加している。ニホンザルの被害防止対策強化に向け、2012年度から両県持ち回りで年1回開催。昨年度からはニホンジカ、イノシシについても情報を交換している。35人が参加した。
 ニホンザルの生息状況について秋田県自然保護課は、「07年から県内で調査を実施し、八峰町、能代市、藤里町、大館市比内町で20群、765頭以上を確認した」と報告。大館市田代地区でも10頭程度の群れの目撃情報があり、調査を予定している。秋田県での農作物被害額は減少傾向にあるものの、16年度は約480万円で、クマ、カラスに次いで多い。青森県では昨年度の被害額が約1500万円で、西北や中南地域で多く、衛星利用測位システム(GPS)を活用した行動域調査などを行っているという。
 イノシシについては、秋田県で11年度に湯沢市で目撃されて以降16、17年度は北秋田市や大館市など県北でも目立った。同課は「ほぼ秋田県全域で目撃情報があり、最北端は鹿角市大湯地区」と説明した。能代市の担当者は「本年度畑のイモ類など複数箇所で食害が発生した。市内で生息が定着し、広がっているのでは」と話した。青森県側では深浦町や弘前市、大鰐町、などから目撃や被害が報告された。
 東北農政局の説明では、東北全体の16年度の野生鳥獣による農作物被害は14・5億円。県別では山形が最も多く、秋田が最も少ない5000万円。イノシシの被害分布をみると、16年度は岩手県雫石町まで北上し、「今後は秋田、青森でも被害が発生するおそれがある」とした。ニホンジカも岩手県のほぼ全域で被害が発生し、「秋田、青森もイノシシ同様に警戒が必要」という。
 小型無人飛行機(ドローン)を使った野生鳥獣生息調査についても説明を受けた。

 
 

甲子園準V 金足農に県民栄誉章 「県内外に勇気と感動」

2018-08-31
 県は30日、第100回全国高校野球選手権記念大会で、本県代表として103年ぶりに準優勝を果たした金足農野球部に県民栄誉章を授与すると発表した。顕彰式の日程は今後、学校と調整して決める。
 甲子園では優勝経験のある強豪校などを次々破り、公立校としては2007年(第89回大会)の佐賀北以来、11年ぶりに決勝進出。決勝で大阪桐蔭に敗れたものの、全国的に県や本県農業への注目度を高め、県内外に大きな勇気と感動を与えたことが認められた。
 佐竹敬久知事は同日県正庁で行われた同校の出場報告会で「素晴らしいプレー、努力に対し、県民栄誉章を授与したい。みなさんは秋田の誇り。ぜひ受け取って頂きたい」などと述べた。
 全国大会優勝などの成績を収めている競技は他にもあるが、終了後の取材に対して「議論はあったが、成績だけでなく、県民に感動とやればできるという希望を与えた。これほど盛り上がったことはなく、県民栄誉章にふさわしい」と説明した。
 県民栄誉章は1986年の創設。これまでに大相撲の豪風関(2016年)など17個人と3団体に贈られている。
 

かづの北限の桃 日本一へ「ガンバロー」 本格出荷前に安全祈願

2018-08-31
「ガンバロー」を三唱する参加者たち(JAかづの青果物選果場)
 鹿角市のブランド果樹「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に、豊作と作業の安全を祈願する神事が30日、花輪のJAかづの青果物選果場で行われた。生産者など約100人が参加、生産、販売の目標達成に願いを込めた。
 本年度の栽培面積は約65㌶で生産者は160人。出荷は48万8000㌔(昨年37万㌔)を計画し、販売目標額は1億5000万円に設定している。
 JAかづの北限の桃生産部会の中村喜作部会長によると、春先の天候不順などの影響を受け、栽培管理に苦労したが、品質は十分で、昨年並みの出荷を見込んでいる。寒暖の差が大きいという気候特性を生かし、「かづの北限の桃ならではの、ガツンとくる甘さが出ている」と部会長は話している。
 8月中旬から「あかつき」の出荷が始まり、主力品種での「川中島白桃」は9月上旬から。収穫祈願祭は、「川中島白桃」の本格出荷を前に行われた。
 神事の後、菅原俊二組合長が「北限の桃が全国一といわれるように頑張っている。高値で販売していきたいので、良いモモを出荷してほしい」とあいさつ。来賓からは、「北限の桃のファンは全国で心待ちにしている」「鹿角のイメージを向上させるブランド」などとブランド力向上に期待の声が寄せられた。
 中村部会長が「品質向上、生産拡大を目指そう」と呼び掛けながら音頭を取り、参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。

 

花輪北・平元小 統合21年4月に決定 校名など次回から本格協議

2018-08-30
花輪北・平元小再編協議会の第1回会議(市役所)
 鹿角市の花輪北、平元両小学校の再編・統合に向けて両校の保護者や地域の代表らが諸課題を話し合う再編協議会の第1回会議が28日夜、市役所で開かれ、統合時期を2021年4月と決めた。次回からは学校の名称や校歌、校章などについて協議。どちらか一方のものを継続して使うのか、あるいは新規につくるのか協議の行方が注目される。
 市教委は市立学校等再編計画に基づき、小学校が「末広と十和田」「草木と大湯」「花輪北と平元」、中学校が「花輪一と花輪二」の4組、8校の再編を目指している。
 このうち花輪北小と平元小の統合校は、花輪一中との統合に伴い空き建物となる花輪二中の校舎を改造し使用する。
 花輪北小は、卒業生が二つの中学校(花輪一、花輪二)に分かれて進学するという課題があることから、学区の在り方について地域の意見を聞いて検討した結果、統合後も現在と同じ学区にすることを教委が今年1月に決定。この際、地域からはスクールバス運行やクマ対策などに関する要望や提言が出されている。
 再編協議会は、学校の名称、校歌、通学方法といった再編に当たっての諸課題を解決するため対象2校ごとに設置。委員は学校、保護者、地域、教委の代表で構成。「花輪北小と平元小」以外の3組は16年度にすでに開催し、統合に向けた準備を進めている。
 花輪北・平元小の協議会の委員は両校の関係者各9人と教委1人の計19人。畠山義孝教育長は「先行する三つのパターンとはだいぶ異なり、新しい校舎で子どもたちが学ぶことになる。新しい歴史をつくるパターンとなるが、教育委員会も一緒になって参加し、素晴らしい結論を導き出していきたい」と期待した。
 会長に柏﨑勇人・花輪北小校長、副会長に虻川真喜子・平元小校長を選任し、統合時期を21年4月と決定。次回の協議案件を確認した。
 花輪北小は1967(昭和42)年に柴内小と下川原小が統合し今年で創立51年。平元小は1875(明治8)年の設立で長い歴史を持つ。
 柏﨑会長は柴内小時代に平元小と合同で運動会を実施するなど、「兄弟校」のような両校の関係に触れ「子どもたちの夢や願いを大事にし、地域の将来を考えながら、より良い統合、納得のいく統合に向けて協議を進めていきたい」と述べた。
 会議は月1回程度のペースで本年度は計4回の開催を予定。教委は来年9月までを目標に各協議事項の結論をまとめたい考え。

 

大館市 県内トップ切り稲刈り 早場米・五百川 一足早く実りの秋

2018-08-30
早場米「五百川」の稲刈りが行われた(大館市板沢)
 大館市内の田んぼで29日、県内トップを切って2018年産の早場米「五百川」の稲刈りが始まった。JAあきた北が大館産米の占有率拡大を目指す品種。今季は7月から気温の高い日が続いたことで稲の生育が進み、品質は上々の出来栄えという。9月9日前後から県内のスーパーで店頭に並ぶ予定。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種で、さっぱりとした食感とほどよい甘みが特徴。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないという。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、12年から同JAが市内で栽培を推進しており今年で7年目。同JAによると、今年は稲の生育状況がよく、栽培を開始して初めて8月中の収穫ができたという。本年度は1法人、5個人が8㌶で作付けし、約50㌧の販売を見込んでいる。
 このうち、富樫英悦さん(66)=板沢=は約0・9㌶で稲を刈り取った。6月に1週間ほど低温が続いたため、生育に不安を感じていたというが、7月に入って好天が続いたことで生育が進み例年以上の実りとなったという。富樫さんは「粒も大きく品質のいい米ができた。生育が順調な年の米はおいしい」と笑顔を見せた。
 同JAによると、収穫した米は放射性物質検査を経て、県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される予定。主力品種の「あきたこまち」や「めんこいな」は9月20日前後から収穫が始まる見込みで、店頭に並ぶのは10月上旬とみられる。

 
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「平和希求し友好発展を」 花岡事件 大館市で慰霊式

2018-07-01
慰霊碑前で紙を燃やし、犠牲者の冥福を祈る遺族(十瀬野公園墓地)
 太平洋戦争末期に強制連行された中国人が多数犠牲になった「花岡事件」の殉難者慰霊式が30日、大館市花岡町の十瀬野公園墓地で行われた。中国の遺族や市民ら約230人が参列。日中平和友好条約締結から40年となる節目に、両国の友好と世界の恒久平和を願った。
 市主催。事件から今年で73年を迎え、中国からは子、孫世代の40~70歳代の遺族5人、紅十字会員5人ら計13人が来日。中国大使館関係者、通訳らを含め18人が出席した。
 中国人殉難烈士慰霊の碑前に設けられた祭壇に、福原淳嗣市長が殉難者名簿を奉納。式辞で「事件の地に生きる私たちには悲惨な事実を風化させぬよう後世に語り継ぎ、平和を希求していく責務がある。日中平和友好条約締結40周年に当たり、今一度過去を振り返り、日中の友好をますます発展させていかなければならない」と力を込めた。
 遺族を代表して汪(オウ)孔秀(コウシュウ)さん(70)=山東省=は「戦争に反対し、平和を愛することは両国民の願望。われらは歴史を牢固(ろうこ)に刻み、歴史をかがみとし、中日子々孫々の友好のため、世界の永久平和のためたゆまず努力する」と述べた。遺族の王(オウ)士仁(シジン)さん(56)=山東省=と佐藤久勝市議会議長の献水の後、参列者が順に献花した。
 式後には遺族らが紙を燃やす中国の風習に従い追悼。大きな泣き声を上げる人もおり、悲しみに暮れた。碑に刻まれた家族の名前を手でなぞる姿もあった。
 祖父を花岡で亡くした王さんは初めて来館した。29日に花岡平和記念館で見つけた祖父の死亡診断書を公開し「(事件について)ずっと考え悩んできた。きょうここに立ち、悲しい思い。祖父には『苦労したね』と伝えた。日本の人々は友好的だ。しかし、なぜ祖父は亡くなったのか。しっかりした回答がほしい」と願った。
 【花岡事件】1944(昭和19)年から45年にかけ、大館市花岡の旧鹿島組花岡出張所に986人の中国人が強制連行され、河川改修工事などに従事。同年6月30日夜、飢えや暴行に耐えかねて一斉蜂起したが鎮圧されたとされる。強制労働や拷問などで亡くなった人は400人を超えた。

為三メロディー歌い継ぐ 北秋田市「浜辺の歌音楽館」 市民に愛され30周年

2018-07-01
記念合唱団が行われた浜辺の歌音楽館30周年記念式典(浜辺の歌音楽館)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の功績を紹介する北秋田市米内沢の浜辺の歌音楽館(長岐孝生館長)の開館30周年記念式典が30日、音楽館で行われた。合唱グループや市民らでつくる記念合唱団が「浜辺の歌」や「秋田県民歌」などを高らかに歌い上げ、故郷に為三メロディーを響かせた。
 作曲家として日本の音楽史に大きな足跡を刻んだ成田為三を顕彰する施設として1988年にオープン。自筆の楽譜など貴重な資料が展示され、作曲家としての成田為三の歩みを知ることができる。
 顕彰活動の一環として地元の児童生徒でつくる浜辺の歌音楽館少年少女合唱団も結成されており、定期的にコンサートを開くなどして為三メロディーを歌い継いでいる。
 式典には開設100周年記念で発車メロディーを「浜辺の歌」にしたJR辻堂駅100周年事業実行委員会、辻堂駅がある神奈川県藤沢市の関係者らも出席。100周年記念事業には浜辺の歌音楽館少年少女合唱団が出演して「浜辺の歌」を披露している。
 津谷永光市長は「為三先生が残した情緒豊かで感動と癒やしを与えてくれるメロディーは地域にとって大きな財産。より多くの人に愛され、親しまれる音楽館にしたい」などとあいさつした。
 黒澤芳彦市議会議長、藤沢市の鈴木恒夫市長の祝辞に続いて、辻堂駅開設100周年事業実行委員会から音楽館に寄贈された大型置時計の除幕が行われた。
 開館30周年記念合唱は、成田為三を模した精巧な人形などが展示されている音楽館2階の特設ステージで行われた。約70人の市民らで構成された合唱団が「浜辺の歌」「かなりや」「秋田県民歌」を高らかに歌い上げ、出席者から大きな拍手が送られていた。

大湯環状列石 ガイドの高齢化、減少に対応 担い手養成へ講座

2018-07-01
史跡ガイドの実演見学などが行われたサポーター養成講座(大湯環状列石)
 鹿角市十和田の国特別史跡・大湯環状列石のボランティアガイドとして遺跡の魅力を発信するサポーターの養成講座が30日、同遺跡などで始まった。有志で構成する「大湯ストーンサークル・ボランティアガイドの会」(川口仁人代表)の会員の高齢化などを背景に、市教育委員会が十数年ぶりに開催。受講者は最終回の8月25日、同遺跡で開かれる縄文祭で来場者向けのガイドに取り組み、成果を披露する予定。
 ボランティアガイドの会は2002年に発足。会員はピーク時に40人近くいたが、高齢化等に伴い減少し、現在の登録会員は15人。このうち実際にガイド活動を行っているのは5人で80歳代が中心という。
 大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産登録を目指している状況も踏まえ、市教委がサポーター養成講座を開催した。
 受講者は20~60歳代の男性6人で鹿角市4人、小坂町2人。「展示ホール案内」と「遺跡案内」の2コースがあり、6人とも両コースを受講する。日程は各コース全4回。
 初日は大湯ストーンサークル館で開講式を行い、阿部美沙子館長がボランティアガイドの会の現状に触れながら「縄文遺跡群が国内推薦候補に見込まれた場合、(大湯環状列石を訪れる)お客さまが増え、それに伴いガイド要請も増加すると推察されるが、現在の人数では対応できなくなる状況が予想される」と養成講座の開催経緯を説明。「できればボランティアガイドの会に入会し、会を盛り上げていただきたい」と呼び掛けた。
 続いて参加者が展示ホールや遺跡を回りながら会員の高木豊平さんによるガイドの実演を見学。その後の基礎講座では同館職員の赤坂朋美さんからガイドの心得やポイント、遺跡の概要などを熱心に学んだ。
 尾去沢の小板橋樹一郎さん(65)は「定年退職で仕事が一段落したので受講した。(ストーンサークル館講座の)縄文夜学にも参加していたので教えてもらったことを役立てていきたい」と話していた。
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