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鹿角市 移住者200人超に 促進協で報告 充実の受け入れ態勢奏功

2019-11-13
移住促進に関する活動報告や意見交換が行われた協議会(鹿角市役所)
 鹿角市移住促進協議会が11日、市役所で開かれ、関係団体が移住促進に向けた事業報告や意見交換を行った。本年度は10月末現在で22世帯、36人が移住し、市が移住の取り組みを始めた2015年度からの合計は124世帯、205人と200人の大台を突破。今後はUターンにも移住支援制度があることを周知するなどしながら、移住者のさらなる増加を図る。
 協議会は農業や商工業、観光業、地域、行政などの団体・機関等で構成。代表団体であるNPO法人かづのclassy(クラッシィ)の木村芳兼理事長が議長を務めている。
 報告によると、市の窓口を利用して移住した人は4月から10月までの7カ月間で25世帯、36人。前年度同期の22世帯、31人を上回り、増加傾向が続いている。首都圏からUターンするケースが多く、年代別では20代が最多で10人、次いで60代以上8人、40代6人など。
 移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)やクラッシィ、同協議会などによる移住相談・体験、情報発信、移住後のサポートをはじめとする充実した受け入れ態勢を背景に、累計では15年度の取り組み開始から5年目で200人を超えた。205人の主な内訳は首都圏からが約6割、30代までが約7割。
 市は「移住する判断材料として仕事、就労に関することが大きい」と捉え、本年度はエフエム東京とタイアップした新規事業を実施。同局の人気番組で鹿角市の魅力を発信したほか、首都圏のリスナー4人が移住へ向けて市内での仕事見学ツアーに参加した。活動報告では「地方で活躍する場を明確に提示できた」とした。
 今後は23日に都内で開かれる「きりたんぽ発祥まつりin秋葉原」で、関係人口創出に向けた取り組み「鹿角家」のブース出展などを予定。現在の「鹿角家」家族会員数は172人で4月から約40人増えた。
 Uターン者への移住支援制度は以前から県がNPO法人あきた移住定住総合支援センターに委託して実施。移住定住登録者は15万円(本年度)の補助金が受けられるほか、鹿角市の補助金(引っ越し費用)も適用される。あまり知られていないため、市は市内の事業所などにチラシを配布して周知を図る。転入する前の登録が必要となるなど条件がある。問い合わせは市鹿角ライフ促進班(☎0186・30・1310)。

指定管理者 収支会計は「適正」 大館市監査委員 経理規定の整備要望

2019-11-13
 大館市監査委員(長谷部明夫代表監査委員)は、指定管理者制度を導入している市施設の監査結果を公表した。収支会計は「適正に行われていた」とする一方、「利用料金が貴重な財源であることを踏まえ、さらなる適正管理へ経理規定の整備を検討してほしい」と求めた。
 対象施設は▽釈迦内・十二所・東館・西館保育園(大館感恩講、指定管理料2億7235万4050円)▽大館労働福祉会館(大館労働福祉会館運営協議会、128万円)▽プルミエ比内、比内軽食・直売所コーナー(比内物産開発、494万円)。所管課と管理者から提出された資料に基づいて書類審査を行い、必要に応じて関係職員から聞き取りした。
 指定手続きや基本協定、経費の算定・支出はいずれも「適正」と報告。
 4保育園については「多くの臨時職員を雇用しているが、多様なサービス提供のためにも従事者の確保と処遇改善に努めてほしい」と要望し、所管の子ども課に対し「待機児童を抱える一方で定員割れの保育施設もある。子育てネットなどで最新情報を発信し、保育ニーズに柔軟に対応できる管理運営を望む」と求めた。
 労働福祉会館については「利用者のサービス向上に一定の成果を上げている」と評価、「より多く利用してもらえるよう企画や運営方法を工夫し、自主事業の質を高めてほしい」と要望した。
 プルミエ比内、比内軽食・直売所コーナーについては「おおむね適正に業務が行われているものの、消防訓練や従業員への研修が未実施など協定に沿っていない点が散見された」と指摘。報告書の提出遅れや内容の乏しさなども見られるとした。
 会計は適正で、関係帳簿の整備・保存も適切に行われていたが、料金制度を導入している施設について「利用料が貴重な財源であることを踏まえ、さらなる適正管理のためにも経理規定などの整備を」と検討を求めた。

大曲・鷹巣道路 県の「背骨」早期整備を 北秋田市でフォーラム 講演や意見交換など

2019-11-13
パネルディスカッションが行われたフォーラム(北秋田市民ふれあいプラザコムコム)
 地域高規格道路大曲・鷹巣道路整備促進フォーラムが12日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。県北、県南の行政、団体の関係者らが参加。基調講演やパネルディスカッションを通して、道路の整備効果について理解を深めた。
 フォーラムは、沿線市町村でつくる同路線の整備促進期成同盟会(会長・門脇光浩仙北市長)などの主催。早期の事業化に向けた認識を共有するとともに、地域が一体となって機運を醸成していこうと毎年、開催している。
 開会行事で津谷永光北秋田市長は「地域間交流や観光、産業振興の面からも重要。一日も早い整備を目指し機運を高めたい」とあいさつ。門脇仙北市長は「整備しないと秋田県の背骨としての役割を果たすことができない。欠かすことのできない社会インフラだ」と述べた。
 国交省東北地方整備局の酒井洋一道路部長が「道路をめぐる最近の話題」、北秋田市伊勢堂岱遺跡縄文館の中嶋俊彦館長が「伊勢堂岱遺跡~その価値と保存活用~」と題して基調講演。酒井氏は県内の道路整備の状況などを紹介しながら「整備を進めるためには地元の声が重要。必要性を訴えてほしい」と強調した。
 このあと、中嶋氏と東京を中心に自転車のイベントを企画するBREZZAの筬島洋敏代表取締役、田沢湖・角館観光協会の桑島功専務がパネリスト、県公共事業評価専門委員会の松渕秀和委員長がコーディネーターを務めてのパネルディスカッションを実施。
 「大曲鷹巣道路に求められる役割」をテーマに、沿線の産業や観光資源に着目した提言を行ったほか、広域周遊観光ルートの創設など「道路を活用するための方策」について意見を交換した。

新水道ビジョン 原案公開し意見募る 大館市22日まで 官民連携など施策に

2019-11-12
 大館市は11日、新水道ビジョン(2020~29年度)の原案を公表し、市民意見の募集(パブリックコメント)を始めた。人口減や設備更新に伴う費用増を課題に挙げ、料金見直しや広域・官民連携などの施策を盛り込んでいる。市ホームページや水道課(比内総合支所)、市民課(本庁舎)、田代総合支所市民生活係で閲覧できる。22日まで。
 更新需要や財政収支の見通し、理想像、目標設定、実現方策など7章で構成。人口減を背景に水需要と料金収入の減少が予想され、老朽化施設の更新で多額の費用も見込まれている。
 家庭用(メーター口径20㍉)で月20立方㍍を使った場合、現行の上水道料金は5170円。消費増税分を除き1984年から値上げしておらず、類似他市(給水人口3~9万人)に比べ700円ほど高い。料金を据え置くと2035~39年度以降に赤字となる見通しで、値上げした場合は事業経営が成り立つと推計した。
 施設の長寿命化を考慮して更新する場合の料金見直し時期の一例として▽32年=約20%増▽39年=約10%増▽46年=約10%増▽51年=約20%増▽58年=約10%増―と示し、「見直しは避けがたい状況だが、ビジョンは時期の推測を目的としたものではなく、予測に基づいてどのような施策を行っていくべきか方針を定める」としている。
 広域連携は、作成中の県水道ビジョンで方向性が示されるとして「計画内容を見据えながら、できる限り推進していく」と明記。県内で料金徴収業務の包括委託が進んでいることから、広域連携などと並行して官民連携を推進するとした。現在は山館浄水場の運営業務、検針・水質検査・メーター交換・施設保守点検などの業務を委託している。民間に運営権を譲渡する「コンセッション方式」については「現実的に難しい」と判定、「業界の成熟や市民理解、安全の担保などを見極めながら段階的に推進する」としている。
 意見は電子メールやファクス、郵便などで受け付ける。パブリックコメントを踏まえて1月に最終案をまとめ、年度内の策定を目指す。問い合わせは水道課(☎0186・43・7090)。

小坂町 畑作振興センターが完成 菜種、ソバ 大豆 専用乾燥機を設置

2019-11-12
完成した畑作振興センター内に設置された菜種、ソバ、大豆の各乾燥機(上向谷地端)
 小坂町が上向谷地端で整備工事を進めていた「畑作振興センター」が完成し、今月から本格稼働している。菜種、ソバ、大豆の専用乾燥機を設置し、畑作物の作付け推進拠点施設として整備した。耕作放棄地の解消を図るとともに、農業経営の多角化につなげたい考え。
 前年度、町有地に建てられた旧食品加工施設を取得。6月定例議会に提出した一般会計補正予算で施設改修費、設備設置工事費などを予算措置した。
 整備工事は7月下旬に着手した。平屋建てとして活用するため2階部分を撤去し、菜種専用、ソバ専用、ソバ・大豆兼用の遠赤外線乾燥機各1台、選別・計量出荷設備、流量調整タンク、もみすり機、石抜き機を設置したほか、監視室やホールなどを配置した。面積は約413平方㍍、鉄骨造り。
 町は9月定例議会で設置条例を制定し、「畑作物の作付け推進による農地の有効活用および稲作主体の農業経営からの転換を促進し、農業経営基盤の強化を図る」と目的を設定。使用料徴収条例では、乾燥調整機械使用料は菜種、ソバ、大豆いずれも乾燥調整後の重量1㌔あたり50円と定めた。
 ソバや大豆、菜種の乾燥以外に、収穫物の保管や果樹の集出荷など、畑作物全般の振興にかかる幅広い活用を目指している。
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市街地循環バス運行へ 北秋田市が平日7便 12月1日から通年で

2019-10-09
北秋田市の地域公共交通活性化協議会(市役所)
 北秋田市の地域公共交通活性化協議会(会長・津谷永光市長)は8日、市役所で開き、市が12月1日からの運行開始を計画している「鷹巣市街地循環バス」を承認した。これまでに3度の実証運行を行ってきたもの。平日7便、土曜・日曜・祝日は5便で、通年運行を実施する。
 買い物弱者の足の確保を図るとともに、免許返納者を含めた高齢者の移動手段として活用してもらうことなどを目的としたもの。事業化に向けて市は、2016年12月と、17年6月から11月、18年11月から今年3月までの計3回にわたり実証運行を行ってきた。
 この結果、1便当たりの利用者数が3・96人(18年11月から今年3月の実績)となるなど、市民の需要があると判断。運行便数や時間、経路、運賃などの検討を行いながら、通年運行に向けた準備を進めてきた。
 この日の協議会で、欠席の津谷市長に代わり副会長の河田浩文総務部長は「議会からも多くの質問を受けるなど、関心が高い事業。市民が本当に利用しやすい運行としたい」などとあいさつ。事務局が運行計画を説明した。
 運行経路は、栄中綱の国道105号沿いにあるイオンタウン鷹巣を起点・終点に、高野尻、東中岱、南鷹巣、宮前町の各公営住宅団地を周回。いとく鷹巣SCや鷹巣駅前、市役所前に停留所が置かれるほか、市民ふれあいプラザコムコム前は2回、停車する。
 便数は、平日が午前9時から午後3時までの1時間ごとで計7便、土曜・日曜と祝日は正午と午後3時を運休する5便を設定。運賃は大人100円、小学生と障害者手帳所持者は50円とする。運行開始は12月1日を予定している。
 委員からは「市民に利用してもらうための周知方法」についての質問があり、事務局は「11月の広報やホームページに掲載するほか、市長の定例会見でも発表したい」などと説明。「バスに愛称はつけないのか」との質問には「市として、専用車両の整備を検討しており、その際に考えたい」と述べた。
 協議会ではこのほか、消費税率の改定に伴う市内交通機関の運賃改定についての報告も行われた。

県商工会連合会など 創生プランおおむね順調 策定後初の評価 大館北秋、巡回相談で成果

2019-10-08
 県商工会連合会と北鹿地方を含む県内21商工会は、共通戦略・施策・事業の評価を商工会創生プラン(2017~21年)策定後初めて行い、結果を公表した。全体的に「おおむね順調」と判定。大館北秋商工会が「巡回相談の質的向上による個社支援強化」で達成率153%などと成果を上げた。海外展開や農林水産業への経営支援など課題も明らかになり、今後の推進方策に結果を反映させる。
 共通戦略は▽育て・挑戦を支える商工会▽プロ集団の商工会▽事業者が主役の商工会▽機動的・効率的な商工会▽環境変化に強い商工会―の5点。これらの達成に向け、連合会と各商工会がそれぞれ施策・事業を設定し、目標を明確化している。18年度実績を対象に達成度や有効性などの観点からA(順調)、B(おおむね順調)、C(一部未達成)の3段階で評価した。
 大館北秋商工会は19年度スタートの5事業を除く16事業のうち、A評価が12事業(巡回相談・創業支援など)、B評価3事業(販路拡大支援・消費税対応など)、C評価1事業(経営革新支援)だった。特に高い実績は巡回相談で、2420件(目標2080件)のうち実行支援・解決提案が46%(同30%以上)を占めた。会員大会の開催などで新規加入にも結び付けた。
 かづの商工会は26事業のうちA評価4事業(ホームページリニューアル・若手役員の組織化など)、B評価22事業(事業承継計画作成支援・代行業務手数料見直しなど)。事業承継の調査は順調だが、計画が進んでいないことを課題に挙げた。
 北秋田市商工会は23事業のうちA評価5事業(事業計画策定支援・手数料規定見直しなど)、B評価12事業(補助金活用による解決提案・事業承継実態調査など)、C評価6事業(承継マッチング支援・地域振興事業の改善・廃止検討など)。個社支援、商工会情報の発信、職員の質的向上に成果が見られた。一方で「苦手とする取り組みが見えてきた」とした上で「進め方を再検討し、次年度以降に反映させる」とまとめた。
 上小阿仁村商工会は15事業のうちA評価6事業(伴走型個社支援・特産品磨き上げなど)、B評価8事業(事業承継意思調査・次代経営者育成など)、C評価1事業(森林資源を活用した新事業と雇用促進)。「小規模のため人員不足など課題は多いが、農商工連携などの販路拡大支援は積極的な取り組みを実施し、目標を達成できた」と総評。事業承継関連は「優先度の高い事業所からの支援に注力し、早めの取り組み喚起に貢献できた」とした。
 連合会は「地域に必要とされる商工会としてそれぞれの存在感を向上させている」と講評。評価結果について「プラン全体の方向性や今後の展開を検証する材料、推進方策に反映させるほか、次年度事業の企画・立案や次期プラン策定などに活用する」としている。

ロケ地鹿角のPR効果は? 映画「デイアンドナイト」 市議会決算委で質疑

2019-10-08
開会した鹿角市議会決算特別委(市役所)
 鹿角市議会決算特別委員会(舘花一仁委員長)は7日開会し、2018年度一般・特別各会計決算認定案の審査を開始した。昨年、全国公開された映画「デイアンドナイト」の評価について、当局はロケ地となった鹿角の魅力発信に一定の効果があったとの認識を示したほか、都内でリバイバル上映が決定したことに触れ、さらなる〝デイアンドナイト効果〟に期待を込めた。
 「デイアンドナイト」は、映画の公開に合わせて鹿角市のプロモーションも一緒に進めるという地域開発映画プロジェクトとして取り組んだもの。「人間の善と悪」がテーマで、人気俳優・山田孝之さんがプロデューサー、企画・主演は俳優の阿部進之介さん、監督は藤井道人さん。
 ロケは一昨年11月に実施。市が補助し、地元企業等が協賛する中、市民らでつくる実行委員会が炊き出しやプロモーションなどで支援した。昨年1月に県内で先行上映、その後に全国公開された。
 吉村アイ委員が映画の評価や市のPR効果についてただしたのに対し、政策企画課の阿部卓也主幹は「県内外のメディアに取り上げられ、露出された効果は非常に大きかった。先行上映の来場者アンケートでは映画が本市のPRに効果的と答えた人も約8割いた。全国75会場で上映され、観客動員による効果も大きかったと捉えている」と答えた。
 吉村委員は「私はいい映画だと思う」とした上で「一般受けする内容ではなく、ちょっと怖い映画だという意見も聞かれた」と指摘。これに対し同課の阿部正幸課長は「撮影するにあたって、プロデューサーから社会派的な作品になるとは言われていたが、暗いような深刻な場面の中にも、鹿角の風景がきれいに映し出されている」とした。
 阿部課長は限定リバイバル上映が決定したことにも言及し、「一気に爆発的な興行にはならなかったが、徐々に人気が出ている」と述べた。

全議案を可決し閉会 北秋田市9月議会 イージス反対陳情は「継審」

2019-10-08
全議案を可決、認定し閉会した北秋田市の9月定例議会本会議(北秋田市役所)
 北秋田市の9月定例議会は7日、本会議を再開し、初日に提案した2019年度の各会計補正予算案や市印鑑条例の一部改正案など議案18件を原案の通り可決、18年度各会計の決算認定案24件を全て認定、追加提案された人事案2件に同意し、閉会した。秋田市新屋へのイージス配備反対の意思表明を求める陳情は、継続審査とした。
 可決したのは補正予算のほか、市印鑑条例の一部改正や市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正、市過疎地域自立促進計画の変更についてなど。
 補正予算案のうち、一般会計の補正額は2億9660万4000円で、補正後の総額は244億1632万2000円。歳出には、市街地循環バス運行委託費に392万6000円、あいかわ保育園園舎大規模改修工事費に847万8000円などを計上した。
 18年度の決算認定案は、一般会計や特別会計、企業会計の24件。本会議では一般会計、介護保険特別会計、病院事業会計について反対討論が行われたが、採決の結果、全ての認定案を賛成多数で認定した。
 ミサイル基地イージス・アショアを考える県民の会(川野辺英昭代表委員代表)から提出された「市議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意思表明を求める陳情」は、所管の総務文教委で継続審査と決定していた。
 本会議では「継続審査」と「直ちに採決するべき」との立場からそれぞれ討論が行われたが、採決の結果、賛成多数で「継続審査」に決まった。「新たな過疎対策法の制定に関する意見書の提出についての陳情」は採択した。
 同意した人事案は次の通り。
 【北秋田市栄財産区管理委員】▽田村信夫氏(66)=再任▽加賀昇氏(70)=新任▽岩谷政雄氏(67)=再任▽佐藤金一氏(74)=新任▽斉藤春夫氏(77)=再任▽藤嶋功氏(80)=再任▽村上儀平氏(72)=再任
 【人権擁護委員候補者】
 ▽吉田幸子氏(61)=川井、新任▽柴田榮則氏(63)=五味堀、新任

ふるさとあきたラン! 大館市Aが4位入賞 地元鹿角市は5位

2019-10-07
大館市Aの2走・山内㊧から中村に中継(秋田銀行大湯支店前)
 「第6回秋田25市町村対抗駅伝ふるさとあきたラン!」は6日、鹿角市の道の駅おおゆを発着点とする9区間32・9㌔の市内循環特設コースで行われ、北鹿勢は大館市Aが4位、鹿角市Aが5位、北秋田市Aが7位だった。大館市Bは11位、北秋田市Bは13位、鹿角市Bは17位、小坂町は20位、上小阿仁村は30位。総合優勝は秋田市Aで3連覇を達成した。
 県内全25市町村から33チームが参加。昨年は台風接近の影響で中止となったが、今年は心配された雨もなく、昼前後には秋晴れの空が広がった。選手は午前11時に同道の駅前から一斉にスタートし、十和田大湯―花輪間を駆け抜けてたすきをつないだ。
 序盤は秋田市A、同Bがレースを引っ張る展開。4区・中学女子で大館市Aが2位に浮上し、5区・中学男子でも首位との差を詰めた。しかし後半は自力で勝る秋田市Aに引き離され、最終的に4位でゴールテープを切った。地元の鹿角市Aは徐々に順位を上げて追いすがったが、上位との差を縮めることはできなかった。
 吉原、近藤が快走 一時首位に迫る 大館市 第1回大会以来の頂点を目指した大館市Aは序盤から上位で好レースを展開し、4位に入った。独走状態の秋田市Aを追いかけ、中盤には一時肉薄するなど意地を見せた。畠山一則監督は「良い選手を集めたが、周りのチームが上回っていた」と話した。
 県内トップクラスの実力を持つ序盤の小中学生区間でリードを奪い、貯金を作る作戦で臨んだ。6位でたすきを受け取った2区・小学女子の山内瑛恋(長木6年)が3位でつなぐと、4区・中学女子の吉原莉胡(大館東3年)は区間賞の快走。「少しでも首位に近づこうと思って走った。力はしっかり出せた」といい、2位まで順位を押し上げた。
 5区・中学男子の近藤玲旺(成章3年)も続いた。「落ち着いてレースに入り、後半にスピードを上げていこうと考えていた」。首位に立つ秋田市Aとの差を24秒から14秒まで縮めた。秋田市Aの選手に何度も後方を振り返らせるほど存在感を発揮。区間3位に「できれば区間賞を取りたかった」とこぼしたが、それでも「自分の走りはできたかな」と納得した表情だった。
 7区・一般男子までは2位を保ったが、終盤に2チームにかわされて4位に終わった。畠山監督は「優勝を目標にしてきたが、他のチームのレベルが急激に上がっていると感じた。今まで通りでは勝てなくなっている。長期的な計画を立てて臨まないと」と今後の復権を見据えていた。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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