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豊かな地域へ連携推進 県商議所青年部連合 大館で会員大会

2018-11-18
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地元高校生への企業紹介などが行われた会員大会(プラザ杉の子)
 県商工会議所青年部連合会(武田喜胤会長)の第4回会員大会が17日、大館市のプラザ杉の子で開かれた。県内6単会の若手経営者ら約140人が参加。県外への人材流出に歯止めをかけようと、就職希望の地元高校生と交流したり、会員同士で情報交換したりして経済発展への貢献を誓い合った。
 次世代を担う青年経済人の相互研さんや連携推進を図る狙いがあり、同市での開催は初めて。大館商工会議所青年部(砂川洋毅会長)が主管した。
 高校生との交流は「生徒を知ろう!会社を知ろう!~未来へのキャッチボール」と題し、大館桂桜と大館国際情報学院の1・2年生43人が参加。製造業や建設業、サービス業など10社の経営者が人材確保に向けた取り組みなどを紹介し、就職先を選ぶ基準についてアンケート形式で生徒たちの考え方に迫った。
 県教育庁が3月に行った進路状況調査によると、県外就職率は33・1%で前年比1・8ポイント減。ここ数年は県内就職が回復傾向にあるものの、人口減少で企業の人材不足は深刻化している。大館から4事業所が発表し、このうち黎明舎種鶏場の高橋清仁専務は「安全な卵と健康なヒヨコを生産することで豊かな食生活に貢献する」、駅弁製造・花善の川又賢二常務は「中小企業だからこそ、お客さまの顔が見える仕事ができる環境がある」などとアピール。高校生から「会社名だけでは分からなかった仕事の内容を知ることができて良かった」などの感想が聞かれた。
 続いて記念式典が行われ、武田会長は「人口減少という抜本的解決の見えない現状を少しでも打破するために、互いに交流していくことが重要。新しい出会いを得て豊かな地域社会の形成や企業の発展に頑張れる機会としたい」とあいさつ。大館商工会議所の中田直文会頭が「地元のさまざまな活力の源。さらなる活躍を祈念する」、砂川会長は「世の中の変化に対応し挑戦するために、今こそ手と手を取り合わなければならない」などと歓迎した。

文化の創出や交流 北秋田市の伊勢堂岱縄文館 「活用」テーマに1回目講座

2018-11-18
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遺跡の活用をテーマにした講座(伊勢堂岱縄文館)
  伊勢堂岱遺跡の保存や活用などをテーマにした「伊勢堂岱縄文館講座」の第1回講座が17日、遺跡ガイダンス施設の伊勢堂岱縄文館で開かれた。遺跡の「活用」をテーマにした講演とワークショップが行われ、受講者たちが縄文館の利活用などについて意見を交わした。
 博物館の再生や利用促進に取り組んでいる法政大学キャリアデザイン学部の金山喜昭教授が「伊勢堂岱縄文館のビジョンとテーマ実現を考える」と題して講演した後、受講者がワークショップを開いて縄文館の役割や利活用の在り方などを探った。
 金山教授は、指定管理制度などを活用しNPO法人など民間が運営する博物館の取り組みや、考古学が市民に身近なものとなっているイギリスの事例などを紹介しながら、地域において博物館が担う役割について説明した。
 イギリスでは、考古学は社会に開かれた身近な存在で、市民による遺跡の発掘ツアーなど「楽しむ」ことを入り口に考古学について「学ぶ」取り組みが定着しているという。
 博物館が担う役割として▽地域文化の創出▽人やコミュニティーが集い交流する場▽人の生き方や成長を支援する場―などを挙げ、「社会の理解を得られ、博物館活動のよりどころとなる使命が必要」とした。
 第2回講座は12月15日午前10時から。「研究」をテーマに立命館大の中村大教授による講演、洞爺湖町教委による事例発表などが行われる予定。

腎・泌尿器の病気 早期発見は健診で 鹿角の医療を考える集い

2018-11-18
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かづの厚生病院の野澤部長が講演した医療を考える集い(尾去沢市民センター)
  第35回鹿角の医療を考える集いが17日、尾去沢市民センターで開かれ、かづの厚生病院泌尿器科の野澤立部長が腎・泌尿器疾患をテーマに講演した。野澤部長は、症状が出てからでは進行しているケースが多いと指摘、早期発見のために健診を受けるよう呼び掛けた。
 鹿角市鹿角郡医師会(小笠原真澄会長)の主催。約160人が参加した。開会行事で小笠原会長は「取り上げてほしいテーマがあったら要望してほしい。健康管理、疾病予防に役立てていきたい」とあいさつ。同会の三ケ田賢悦理事を座長に進められた。
 講師の野澤部長は、慢性腎臓病の危険因子(生活習慣)として暴飲暴食、喫煙、運動不足、不規則な生活、ストレスなどを挙げ、「自覚症状が出てからでは遅いことが多い。健診が重要で、タンパク尿、血尿を指摘された場合、早めに受診してほしい」と勧めた。
 泌尿器科の良性疾患として、前立腺肥大症、神経因性ぼうこう、急性ぼうこう炎などを示しながら、各症状について分かりやすく説明した。最後に、腎・泌尿器科の病気は、症状が出てからでは進行しているものが多いため、健診、検尿、PSA採血、腹部エコーを受けて、早期発見につなげてほしいと指摘した。
 講演終了後は、大湯リハビリ温泉病院の大田健太郎理学療法士を講師に、冬場でもできるシルバーリハビリ体操の実技講座が行われた。

被災者に寄り添った支援とは 災害ボランティア研修 大館市で初開催

2018-11-17
約40人が参加した研修会(北地区コミュニティセンター)
  被災者に寄り添った支援活動の充実を目指した「災害ボランティア活動実践研修会」が16日、大館市北地区コミュニティセンターで開かれた。民生委員や福祉関係、被災者支援を続ける個人や団体など約40人が参加。専門家の講演聴講や演習に臨んだ。
 県社会福祉協議会が主催。近年国内各地で大規模災害が相次いでいることを受け、協議会が県内で研修を開いており、大館では今回が初めて。本年度は来年1月に秋田市開催も予定している。
 講師はNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク(新潟県)の李仁鉄理事長。被災地で災害ボランティアセンターの立ち上げや運営支援などを展開している。
 講演テーマは「災害時の救援活動とボランティア・地域の実情」。李さんは「起点は災害時でなく今」とし、普段から地域で支え合う姿勢の重要性を説いた。被害への視点について「物理的被害や、高齢者・乳幼児といった弱者など目で見え分かりやすいものに支援が偏りがち。表に出にくい心理的被害や、支える側にも困りごとはたくさんある」と呼びかけた。
 ボランティアの多様な役割についても説明。「地元支援者には外部ボランティアにはできない、気付いて声を掛けるニーズ把握、支援を求める声を届ける役を担ってほしい。分担が重要」と述べた。
 引き続きグループ演習。想定した避難所生活の中で発生するニーズについて、参加者間で意見を交わした。

 

活性化 雑談からヒントを 北秋田市コムコム 月1ペースでカフェ開設

2018-11-17
地域おこし協力隊や市職員と高校生が会話に花を咲かせた雑談カフェ(コムコム)
 北秋田市民ふれあいプラザコムコムで15日夜、施設を訪れた人たちが自由に歓談できる「雑談カフェ」が開設された。「人と人との出合いから始まる話から、地域づくりのヒントを探ろう」と市地域おこし協力隊の米倉信人さんらが企画した催し。初開催となったこの日は高校生が訪れ、進路や将来の目標などについて語り合っていた。
 「自然に人が集まり、雑談が始まる。そこから何かが始まる」をコンセプトにした催し。幅広い年代の市民が集い、語り合うことで世代間交流を図るとともに、さまざまな価値観を持つ人の雑談の中から地域の活性化につながる取り組みやヒントを探ることが狙い。
 コムコム2階の研修室を会場に、米倉さんと地域づくり活動の推進に取り組んでいる市生涯学習課の松田淳子さんが飲み物や菓子を用意して参加者を迎えた。
 最初に訪れたのは3人組の女子高生グループ。帰宅のバス時間のためこのうち2人は短時間の参加だったが、残る1人は進路や将来の夢などについて語り合った。
 「大好きなおしゃべりを生かして将来はラジオのパーソナリティになりたい」という女子高生。おしゃべりの技術を高めるため、読み聞かせボランティアやイベントの司会などに取り組んできたことなどを笑顔で話していた。
 米倉さんや松田さんは、市内でコミュニティラジオの開局に向けた動きがあることを紹介し、「将来は地元に戻って得意のおしゃべりを生かして活躍して」などとエールを送っていた。
 カフェの開催は不定期だが、次回は12月に開催する予定。日時などの詳細は決まりしだい館内にチラシを掲示するなどして周知する予定。

 
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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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ヒメマス〝里帰り〟 小坂町の十和田湖畔 ふ化場へ元気に遡上

2018-09-27
里帰りのため、石段を跳びはねるヒメマスの成魚(和井内地区)
 小坂町の十和田湖畔で、赤紫がかった婚姻色の名産ヒメマスが遡上(そじょう)している。和井内の十和田湖増殖漁業協同組合のふ化場に通じる遡上路を、成魚が懸命に跳びはね、古里に戻っている。遡上は10月中旬まで続く。
 ヒメマスのふ化事業は、同組合が1952年から取り組んでいる。毎年9、10月に3年ほど回遊し、産卵のために戻ってきた親魚を地引き網で捕獲するほか、湖岸からふ化場までの遡上路を通って自然遡上したものを捕まえている。成熟したヒメマスから採卵し、卵を人工ふ化させ、翌年6月に稚魚を放流している。
 ヒメマスが魚群を成し、遡上路で流れに逆らって次々と跳びはねる姿や、ふ化場近くの湖岸で漁師たちが地引き網をする光景はこの時期の風物詩。今年の遡上開始は例年同様の今月上旬、5日に確認された。現在、遡上路ではふ化場へ里帰りするヒメマスがひしめき合い、順番に一つ一つの石段を勢いよくジャンプする姿が見られる。
 荻沢道明場長によると、成魚の体長は20~35㌢と平年並みだが、遡上数は「量が少ない」という。近年は大量遡上が続き、昨年は多い時で1日2000匹を超える日もあったが、今年は1日200匹前後にとどまっている。
 26日現在で遡上数は約1万4000匹。平年は4万匹弱だが、このままの状況が続くと下回る見通し。荻沢場長は「春先のエサ不足が影響しているのではないか」と考えているが、「採卵する分は確保できる」としている。
 地引き網は16日から始まり、これまでに4回行われた。遡上に合わせ、採卵も行われている。
 同組合は今年、密漁防止策としてふ化場近くの遡上路に規制線を張っており、見学は遠目からしかできない。

JA支店存続支援 賛成多数で可決 上小阿仁村臨時議会

2018-09-27
JA支店周辺の不動産購入費を盛り込んだ補正予算を賛成多数で可決した村議会(役場)
 上小阿仁村の臨時議会は26日開き、JAあきた北央上小阿仁支店の存続支援を目的に支店周辺の不動産を購入するための費用を盛り込んだ2018年度一般会計補正予算を賛成多数で可決した。
 JAあきた北央は、比内地鶏事業の不振などで金融事業の継続が困難な状態となり、同じ北秋田地域にあるJA鷹巣町に救済を目的にした合併を申し入れた。支店の統廃合は合併条件の一つで、当初は村の支店も廃止される可能性があったが、村の支援を前提に存続することになった。
 不動産購入費は18年度一般会計の当初予算に盛り込まれていたが、使い道のない不動産の購入は負の資産を抱えることになるなどとして議会が反発し、購入費を減額修正。支店存続の見通しが立たなくなり、村と議会の間で断続的に協議が続けられてきた。
 補正予算は、歳出に支店周辺の土地5267・92平方㍍の購入費として464万円、支店と農業低温倉庫の建物2棟の購入費530万3000円、購入に伴う不動産登記事務委託料5万円を追加する内容。歳入では購入した建物と土地を支店としてJAに貸与することに伴う財産貸付収入23万3000円を措置した。
 議案に対する質疑はなかったが、討論では大城戸ツヤ子議員が議案に反対の立場で「購入は村民にとって負の財産になる」などと述べた。採決では賛成6、反対1の賛成多数で議案を可決した。

石田邸 「大館繁栄に役立てて」 遺族が市に寄付 関連資料の展示も

2018-09-26
福原市長に目録を手渡す利光さん㊧(大館市役所)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地の贈呈式が25日、市役所で行われた。次女の利光京子さん(77)=東京都中央区=が福原淳嗣市長に目録を手渡し、「『石田ローズガーデン』の名を残して、父の業績を伝える資料も建物内に展示してほしい」と要望。市長は「約束する」と誓った。
 8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、利光さんによると博英氏も議員時代から寄付の意思を示していたという。寄付は10月1日付。市は建物の現状を生かす形で改修し、宿泊やカフェを視野に入れた観光施設として利活用したい考え。関連資料は勲章や官記、掛け軸など110点に上り、今のところ市の預かりだが、ゆくゆくは寄付を受ける予定。
 市長から「観光行政推進に寄与する」と感謝状が贈られ、利光さんは「大館がもっと繁栄するよう役に立てればうれしい」と語った。
 同市三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255・34平方㍍。土地は3255・78平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。

 

内陸線 「さらなる対策必要」  県の三セク経営評価 赤字目標達成も

2018-09-26
  県は、25%以上出資している第三セクターの2018年度(17年度決算)経営評価を公表した。秋田内陸縦貫鉄道について、庁内各部局の次長級職員などで構成する「第三セクターのあり方に関する検討委員会」は「収入確保とコスト管理による収支改善が求められる」と評価。外部専門家(公認会計士)は「損失の縮小にはさらなる対策が必要」と指摘した。
 経営評価の対象となる法人は、株式会社13、公益法人等16の計29。▽公共的役割▽組織体制▽事業▽財務状況の4項目で、法人による自己評価と所管課評価、専門家の意見、委員会評価をまとめた。
 内陸縦貫鉄道は自己、委員会評価ともに公共的役割と組織体制がA、事業B、財務状況がC。前年度と同様だった。17年度は経常損失が1億9700万円と3年連続で目標の2億円以内を達成したが、前年度から400万円悪化。専門家は営業損失が増加したことなどを指摘しながら「このような状況が続くと厳しい。定期外は増加しているが、定期利用の減少に歯止めがかかっておらず、損失縮小にはさらなる対策が必要」とした。
 北鹿関係ではこのほか、十和田ホテルが自己、委員会のいずれも組織体制と事業がA、公共的役割と財務状況はB。17年度の経常利益は110万円で、委員会は「累積債務は年々減少しており、引き続き、コスト管理により安定した黒字経営が望まれる」とした。
 大館能代空港ターミナルビルは自己、委員会とも公共的役割と事業、財務状況がA、組織体制はB。旅客数が5期連続で増加し、14年度以降は継続的に2000万円以上の当期純利益を計上するなど「財務基盤は安定している」と評価した。
 評価はA~Cの3段階。

鹿角市18年度表彰  功労者に田中氏 文化功労者に故小笠原氏

2018-09-26
 鹿角市は、2018年度の功労者等4個人を発表した。功労者は田中專一氏(70)=花輪、文化功労者は故小笠原武氏(6月死去、享年74歳)=十和田毛馬内、一般表彰は児玉賢一氏(70)=花輪、櫻田守宏氏(79)=八幡平=の2氏が選ばれた。表彰式は10月31日午前11時から、鹿角パークホテルで開かれる。
【功労者】
 ▽田中專一氏(農業の振興) 2003年から09年までJAかづの理事、09年からは代表理事組合長として地域農業の発展に貢献。鹿角のブランド作物「北限の桃」や「淡雪こまち」の作付けと販売の拡大を図ったほか、組合員の所得向上に資する技術研修、JA出資型農業生産法人の設立、産直センターのオープンなどに取り組み、農家が安心して営農できる環境づくりに尽力した。
【文化功労者】
 ▽故小笠原武氏(保健医療の向上) 1987年から小笠原医院長として地域における医療の充実と住民の生活環境の向上に寄与。90年から今年まで十和田中学校の学校医、99年から2016年まで市保健センター運営委員、06年から鹿角市鹿角郡医師会長、11年から県学校保健連合会鹿角学校保健会長を務め、学校保健や地域医療の充実のため尽力した。
【一般表彰】
 ▽児玉賢一氏(社会福祉の向上) 1994年から2016年まで花輪地区主任児童委員として各地区担当の児童委員への援助・協力を行ったほか、関係機関と連携し、子どもや子育て家庭への支援、児童健全育成活動に尽力した。12年に全国民生委員児童委員連合会表彰、14年に県知事表彰を受賞。1995年から保護司を務め、犯罪のない地域づくりにも尽力している。
 ▽櫻田守宏氏(教育文化・社会福祉の向上) 2004年から17年まで市文化財保護審議会委員として文化財の保存・活用に努めるとともに、調査員、主任調査員として文化財調査資料の作成に尽力し、市の文化財保護に貢献。市文化財保護協会長を務めたほか、市老人クラブ連合会長、県老連理事など要職を歴任し、高齢者が活力をもって生活できる地域づくりに尽力した。

8月のニュース

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灯籠流し先祖送る 大館 ひない盆まつり

2018-08-20
灯籠を持ち河川敷に集まる住民(大館市比内町扇田)
 大館北秋商工会青年部(吉原考政部長)主催の「ひない盆まつり」が18日、大館市比内町扇田地区で行われた。米代川河川緑地では、地域住民が先祖を思いながら灯籠を川に流した。
 先祖供養のために灯籠を流す送り盆行事。一時期途絶えていたが、同会青年部が2003年に復活させ今年で16回目を迎えた。今年は約200個の灯籠を準備した。
 午後6時半ごろ、灯籠を手にした多くの地域住民が集まった。読経とかね、太鼓の音が響く中、地域住民から手渡された灯籠を実行委が次々と米代川へ流した。住民らは水面を照らしながらゆらゆらと流れていく灯籠に思いをはせながら静かに見送っていた。
 灯籠流し終了後には花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩った。

集う場所や交流がある街 勉強会で「目指す大館市像」 支え合う仕組みづくりへ

2018-08-19
「支え合い体験ゲーム」などを行った第2回勉強会(上川沿公民館)
 大館市で、高齢者らの生活を地域で支え合う仕組みづくりに向け、市全域のニーズや課題をまとめる組織・第1層協議体が今秋にも発足する。本年度市社会福祉協議会(宮原文彌会長)が中心となり、町内や福祉、介護関係者らが勉強会を2回開催。「目指す大館市像」を固め、最も声が多かった「集う場所や交流がある街」に向けて、必要な協議体構成員を選出した。社福協は「住民目線で組織化を図り、住民主体の仕組みをつくっていきたい」と話す。
 介護保険制度に組み込まれた「生活支援体制整備事業」。高齢化が進み、介護人材が不足する中、国は住民の生活を地域全体で支援する仕組みづくりが必要とし、各自治体に生活圏域単位と市全域の協議体設置を求めている。
 大館市は昨年度、推進役となる生活支援コーディネーター6人を配置し、生活圏域(第2層)ごとに住民を交えた協議体を設置。本年度は社福協に委託し、市全域(第1層)のコーディネーター1人を配置し、組織化を図る。
 協議体設置に向け、社福協は6月と今月の2回、上川沿公民館で勉強会を開催。第2層協議体構成員や町内会、介護、福祉施設、NPO法人関係者ら約70人が制度を学び、「目指す大館市像」を話し合った。第1層生活支援コーディネーターの戸澤真澄さんは「支え合いは住民主体で行うため、組織化まで『見える化』を図り、住民目線で事業を進めたい」と狙いを話す。
 目指す大館市像で挙がったのが、「集まる場所があり、交流、コミュニケーションがある」。「近所や町内の交流がある」「子ども、若者がいる・住みやすい」が続いた。「居場所」や「交流」をキーワードに協議体構成員も選び、町内会、民生委員、福祉員のほか、PTAなど子ども関係、農林関係、女性消防団などが出され、戸澤さんは「地域資源を有効に使おうという方向性が見えた」と振り返る。
 今後は社福協や市などで人選を進め、10月ごろに予定する第3回勉強会で構成員を委嘱し、協議体を立ち上げる。第1層協議体は、第2層内で解決できない地域課題に対応し、必要な場合は市へ要望していく。社福協は「市中心部と郊外では抱える課題が違う。第1、2層協議体が連携しながら、サロンや除雪、買い物支援など市民の要望に沿った支え合いができる仕組みをつくっていく」と話した。

平成最後、継承へ決意 鹿角 花輪ばやしきょう開幕

2018-08-19
戸澤会長㊧から佐藤会長へ授与されたキバちょうちん(あんとらあ)
 鹿角市の伝統行事「花輪ばやし」の開幕を前に18日、幸稲荷神社からの御神体が安置されている谷地田町の御旅所で祭典祈願祭が行われた。終了後の直会では戸澤正英・花輪ばやし祭典委員会会長が佐藤圭太・若者頭協議会(若協)会長へ恒例のキバ(騎馬)ちょうちんを授与。参加した関係者が、平成最後となる花輪ばやしの安全や盛況、祭りの末永い継承に向けて決意を新たにした。
 花輪ばやしは、地元で「産土神さん」と呼び親しまれている総鎮守・幸稲荷神社の祭典で奉納される祭りばやし。祭典は16日の「神輿渡御」から始まり、後半の2日間が「花輪ばやし」として華やかなにぎわいを見せる。
 祈願祭には、祭典委や若協の役員ら関係者約80人が浴衣姿で参列。戸澤会長らが玉串を奉てんし、祭典の無事を祈った。
 直会は道の駅かづの・あんとらあに移動して開催。騎馬ちょうちん授与は、祭典委会長から若協会長にパレードの全権を委任する意味を込めた恒例の行事。今年は、昭和最後の若協会長だった戸澤会長から平成最後の若協会長の佐藤会長へと手渡された。佐藤会長はちょうちんを掲げ「確かに受け取りました」と祭りへの意気込みを示した。
 花輪ばやしは昭和の時代に県重要無形民俗文化財に指定され、平成に入って国重要無形民俗文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産にも登録された。
 戸澤会長は「地元の祭りが日本を飛び越えた世界の祭りに発展しつつある。その足掛かりになったのが平成の時代。次の新しい元号の時は世界に相当アピールする祭りに変遷していく時代になると思う」と花輪ばやし継承への熱い思いを話した。

村内外の伝統芸能競演 かみこあにプロジェクト 八木沢の棚田舞台で

2018-08-19
勇壮な武士舞などが演じられた八木沢番楽(八木沢)
 上小阿仁村八木沢集落で18日、伝統芸能競演イベントが開かれた。棚田に設けられた舞台で地元の八木沢で継承されてきた番楽などが披露され、来場者や地域住民が先人から受け継がれてきた伝統文化を堪能した。
 村の2集落を会場に開催されている現代アートイベント「かみこあにプロジェクト2018」関連の催し。村内の八木沢番楽、大林獅子踊り、小沢田駒踊り、上小阿仁和太鼓、ゲストの代野番楽(大館市)、飾山囃子(おやまばやし)(仙北市)の6団体が出演した。
 オープニングを務めた八木沢番楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されている「根子番楽」を継承する北秋田阿仁根子から移り住んだ人たちが伝えたとされ、根子番楽と同様に勇壮な武士舞が見どころ。保存会メンバーのほか番楽の継承に取り組んでいる村の中学生らが、雄大な自然を背景にした棚田舞台で勇壮な舞を披露した。
 かみこあにプロジェクトは八木沢集落と旧沖田面小校舎を会場に9月30日まで開催。期間中はウオーキングしながら作品を鑑賞する「健康ウオーキング×アート」などの関連イベントが行われる予定。問い合わせは村役場内の実行委員会(電話0186・77・2221)。

気仙沼訪問プロジェクト 大館の有志11人 「復興支援と学ぶ機会」

2018-08-18
 東日本大震災の復興支援や相互交流を目的に、大館市民有志が「気仙沼出前交流プロジェクト実行委員会」を立ち上げた。12月初旬に宮城県気仙沼市の訪問を予定。浅利博樹委員長(県北NPO支援センター事務局長)は「訪問でこれまでできた縁を大切に。復興が続く中で支援に限らず、訪問する大館市民が災害や絆を学ぶ機会としたい」と話している。
 大館市は「ふるさと元気づくりパワーアップ事業」として、震災翌年の2012年度から17年度まで6年間、気仙沼市を訪問してきた。文科省の補助事業終了と「復興支援という意味では一区切りの時期」として本年度は予定していない。
 過去に被災地を訪問した子育て支援団体や音楽療法士ら11人が「行政の訪問が終わっても個々として関わりを続けたい」と5月、実行委を発足。伝統芸能や料理を通した相互交流、大館の参加者が津波被害を学ぶ機会にする目的で、12月に1泊2日の訪問を計画。気仙沼の災害公営住宅近くの公共施設などでの開催を予定している。
 このほど国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金助成活動」採択を受けた。事業助成は単年度で、助成金は当初予算の半分ほどという。中高生らの参加も募り実行委を含め20人ほどの訪問を予定しているが、宿泊費や食事代などの個人負担も発生する見込み。
 浅利委員長は「次年度以降も活動を継続したいが、毎年補助金頼みというわけにはいかない。訪問を通して資金繰り、内容等を検討していく。合わせて同様に活動する民間団体などにも声を掛けたい」としている。
 実行委は個人や団体の資金協力、訪問先で調理するだまこ鍋の食材提供など協力を呼び掛けている。問い合わせは事務局の河田美智子さん(☎080・1800・3349)。
 
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