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新型コロナで影響 林産業支援に6助成 大館市 地域材活用やICT促進 需要、販路など回復へ

2021-01-22
  大館市は、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞で影響を受けている林業や木材産業関係の支援策を展開している。木材需要の回復に向け、新築や改築する住宅に地域材を活用する施主や工務店に助成するほか、林業者のICT(情報通信技術)機器導入や丸太・木材の運搬費助成など6事業を実施。林政課は「川上(林業)、川中(木材産業)、川下(建築業)への支援を行い、感染拡大のリスクに強い林産業の実現を目指したい」と話す。
 「木材需要回復支援事業」は市・県産材を活用した住宅の木造、木質化を後押しするため、住宅新築や事務所のリフォームなどを行う個人や法人を支援する。助成額は構造材や内装材などの項目があり、住宅の壁・天井に市産材を使用する場合は1平方㍍当たり3000円。施工側には「木材利用奨励金」を設け、工務店は1件につき10万円、設計者には5万円を助成している。
 市の本年度の建築確認申請状況によると、一戸建て新築住宅は10月末現在、102件で、前年同期を49件下回っている。林政課は「木材需要回復支援は昨年末で15件に交付し、地域材の利用を促すきっかけづくりにしたい」と話す。3次元カメラやVR(仮想カメラ)を活用した木造住宅の内覧会を開催する住宅の施工・販売業者に経費の助成も行っている。
 「木材製品販路回復支援事業」は、市内の木材製造・加工・販売業者を対象に、販路開拓や木材の高付加価値商品開発に対する費用を、1事業200万円を上限に助成する。これまで新製品開発など3件の申請があった。
 「林業省力化等支援事業」は、低コスト化を図るスマート林業の導入費用を助成する。森林資源や境界情報のデジタル化を行うレーザー計測器やドローン(小型無人飛行機)などの導入費用の3分の2以内、1事業につき500万円を限度に助成する。これまでに2事業者に対し約340万円を助成した。
 「木材サプライチェーン強靱(きょうじん)化事業」は、市内で伐採された樹木を原料とした丸太や建築用木材などの運送費を助成する。対象は市内に事業所がある業者。補助単価は、県内を除く東北への出荷が1立方㍍当たり700円、東北以外は同1200円など。
 林政課によると、住宅建築などの需要低迷で製材や加工業者の受注が減少し、山林からの切り出しが減るなど一時期、荷動きが低調だった。冬場に入り、丸太の値段が回復傾向にある中、各事業の利用を呼び掛けている。事業の実施期間は、木材需要回復支援事業と木材利用奨励金が3月15日まで、サプライチェーン強靱化事業は対象期間が3月末まで。そのほかは2月26日まで。

大館への分娩集約 2年経過し課題など協議 鹿角医療懇 助成金の実績報告も

2021-01-22
分娩集約後の状況などについて意見を交わした懇談会(市交流センター)
  県や鹿角市、小坂町、医療・福祉の関係機関・団体の関係者が地域医療の在り方について意見交換する「かづの地域医療懇談会」が20日夕、市交流センターで開かれた。かづの厚生病院の出産取り扱い機能が2018年10月から大館市立総合病院へ集約され、2年経過後の状況などについて報告が行われ、委員らが課題などを協議した。
 同会は鹿角地域で安定した医療サービスを将来にわたり供給できるよう、地域医療の充実に関する事項を意見交換する目的で10年に設立された。
 事務局の報告によると、19年度の大館市立総合病院の分娩(ぶんべん)取扱数は月平均49・4件。このうち鹿角市からの受け入れは同11・0件、小坂町同1・3件。20年度(4~11月)の同院の分娩取扱数は月平均45・3件、鹿角市同9・6件、小坂町同1・0件でいずれも減少している。
 鹿角市は妊婦健診の受診等にかかる交通費と、出産直前にホテル等に宿泊した場合の費用を一部助成し、妊婦の経済的、精神的な負担軽減を図っている。
 これらの助成金の実績(20年4~11月)は、交通費助成(最大1万2000円)が71件。宿泊費助成(最大1万5000円)は19年度に続いて、利用がなかった。
 県内の病院・診療所間で患者の診療情報を安全に共有できるネットワーク「あきたハートフルネット」のかづの厚生病院の登録数(20年4月~11月)は13人。
 緊急時の救急搬送がスムーズに進むために妊婦の情報を事前登録する制度「ママ・サポート119」登録は40件。救急車による搬送事例は発生していない。
 委員は「2人目以降の出産では、第1子の面倒を見てもらえるようなきめ細やかなシステムがあれば」と要望した。
 鹿角市内での出産取り扱い機能の再開を目指して市は「市出身医師やふるさと納税者などに市の状況を周知していく。市の医師修学資金等の制度周知や修学資金利用者と積極的に交流していく」と語った。
 県の医師確保計画や医師不足への対応などについても意見を交換した。

2校の授業実践など発表 北教育事務所 北秋田で学力向上推進協

2021-01-22
尾去沢小など小中2校が実践事例を発表した学力推進協議会(北秋田市交流センター)
  県北教育事務所管内の学力向上推進協議会は21日、北秋田市交流センターで開かれた。管内小中学校教諭ら90人が参加し、実践発表や授業映像の視聴を通じてより良い指導の在り方を探った。
 協議会は各校の校内研究体制の検証や改善と、児童生徒の学力向上につなげようと毎年実施している。各校で研究活動の中心となっている教員や、各市町村の教育委員会関係職員が参加した。
 開会行事で同事務所の和田渉所長は「今後は子どもたちが自立して学び、他者と協働してコミュニティーの課題解決に挑む強さを育てなければならない」とあいさつし、学校への訪問を通して感じたことを述べた。
 本年度設定した協議会のテーマは「子どもの資質・能力を育む授業研究の在り方」。同事務所の職員は学校訪問から浮かび上がった課題として、「児童生徒が物事をどのように対象を捉え、どのように対象に迫るか」を示す「見方・考え方」を働かせて学ぶ授業づくりを挙げた。このほか学校訪問でみられた成果として、リモートでの交流学習やタブレット端末による学習履歴の記録などICT(情報通信技術)の活用を紹介した。
 参加校を代表して、尾去沢小(鹿角市)と北陽中(大館市)の教員が、それぞれの学校で取り組んだ授業などについて、実践事例を発表。授業映像の視聴なども行い、参加者が各校で取り組む研究活動の推進に役立てた。

アメッコ市 作業場に甘い香り 大館の菓子店 アメ作り着々と

2021-01-21
名物「ねじりアメ」などを作る従業員たち(斎作屋菓子舗)
  大館アメッコ市(2月13、14日)を前に、大館市内の菓子店で販売用のアメ作りが始まっている。甘い香りが漂う作業場で、従業員たちが色鮮やかなアメを切り分ける作業に励み、伝統行事を盛り上げようと着々と準備を進めている。作業はイベント直前の10日ごろまで続く見込み。
 同市字中町の斎作屋菓子舗(斎藤宏作店主)では、今月5日から昔ながらの「たんきりアメ」、看板商品の「ねじりアメ」の製作を始めた。今年は観光客の減少を見越して主原料の水アメと砂糖を例年の7~8割の約1・5㌧に減らし、最大6人体制で作業に当たっている。
 鍋で水アメと砂糖を煮詰め、雪の上に置いた鉄板で冷却。適度な硬さになったら、アメ引き機で空気を含ませながら味付けをする。口溶けが良くなるようにこねた後、引き伸ばしてねじりを加えると「ねじりアメ」、球断器で成型すると「たんきりアメ」が完成する。
 時間が経過するとアメは固まってしまうため、従業員たちは手際良くこねて伸ばし、適当な大きさに切り分ける作業に励み、熟練の技で次々と完成させていた。同店では14種の味の「たんきりアメ」「ねじりアメ」を約1万袋分製作予定。このほか「からみアメ」「きなこアメ」「白ひげキャラメル」「ハチ公キャンディー」など多彩な商品を用意する。
 今年のアメッコ市は新型コロナウイルスの感染防止対策として、会場の規模を縮小するほか、販売するアメも事業者に個包装を求めるなどの措置を講じて実施する。同店でも感染予防の観点から、例年実施している量り売りを行うことができなくなり、容量ごとに150円、350円、500円の小袋での提供を計画している。同社の斎藤勇作専務(64)は「風邪封じのアメと言われているので、コロナも封じ込めてほしいという願いを込めて作業に当たっている。大館のアメを食べて喉を潤し、風邪もコロナも吹き飛ばしてほしい」と話していた。
 同店では遠方に住む人への贈答用に、2月1日からアメの発送予約を受け付ける。市の「特産品送料助成事業」の登録店のため2000円以上の購入で送料無料となる。

単純事務はロボットで 北秋田市 RPA導入へ 4業務で実証実験

2021-01-21
RPAの仕組みについて説明を受けた総務文教常任委(北秋田市役所)
  北秋田市は、単純な事務作業の一部をロボットの力で自動処理する「RPA」の導入に向け、実証実験に取り組んでいる。従来手作業していた職員に代わり、導入によって人的ミスの減少や作業の効率化が期待できるといい、今後成果を検証する。
 20日の市議会総務文教常任委員会(大森光信委員長)で総合政策課が説明した。自治体の業務は近年デジタル化が進み、RPAもその一つ。「ロボットによる手順の自動化」を意味し、全国の自治体で導入が進む。
 北秋田市は来年度以降の導入を目指し、本年度は実証実験の事業費として一般会計に240万円を計上。RPAのソフトウエアを導入し、専門業者から操作方法の習熟支援を受けてきた。ロボットに代行させる業務を各部署から洗い出した結果、同課の「ふるさと納税業務」や学校教育課の「会計年度任用職員給与支払い業務」など4つを選んだ。
 いずれもデータを端末に移し出すなど単純な作業を伴うが、量が膨大で人手も時間も要していた。これまでの手作業を、自動的に処理するようロボットに指示しておくことで入力誤りなどの人的ミスを減らせる。残業時間を削減できるなどの利点もあり、同課は「力を入れたい他の業務に、削減した時間を回すことができる」と説明した。
 他に人工知能(AI)による文字認識「AIOCR」の実証実験も実施中。報告書などの内容を高い精度で読み取れるといい、RPAと組み合わせて一層の作業効率化を図る。
 委員から「扱うデータの管理体制は」「費用対効果は」といった質問が出た。同課は実験段階であるとした上で今後、運用方法や成果を検証し、対象業務の拡大などを検討することにしている。

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桜櫓館耐震改修 腐食広範で工期延長 大館市 3月中旬の完成目指す

2020-12-31
耐震改修工事が行われている桜櫓館(月撮影、大館市字中城)
 大館市が所有する国登録有形文化財「桜櫓館(おうろかん)」の耐震改修工事は、当初予定していた来年1月中旬の工期を2カ月延長し、3月中旬の完成を目指している。補強は終えたものの、想定より構造材や屋根下地材の腐食などが広範囲におよび、手間がかかっていることや部材の発注で遅れが生じた。4月に見学・貸館を再開する予定。
 耐震診断で東西方向の耐力壁が不足し、窓や戸などの開口部も多いため暴風時に倒壊の恐れがあると判定。南北方向の壁量はあるものの配置バランスが悪く、地震時に建物が変形しやすいとされ、5月から改修工事を行っている。事業費は約6500万円。
 文化財の価値を守ることと安全性確保の両立を目指し、できるだけ見えない位置で耐震化することを前提とし、建設当時の材料も可能な限り使用。既存の土壁は撤去し、構造用合板で耐力壁を設けた上で、再び土壁で仕上げる。屋根は既存の野地板と垂木、2階床は床板と根太の固定方法をそれぞれ確認し、想定と異なる留め金物は交換または増し打ちを行っている。土台と基礎、柱と横架材(土台・梁(はり))などの金物補強、既存梁を補強するための鉄骨梁と柱の新設なども進めている。
 過去の修繕が意匠的価値を損ねているとして、外壁や屋根の復元を図る。木製建具の組子修理やふすま・障子の張り替え、外観木部保護塗装も行う。浴室など使用していない部屋は物置に改修。電気・機械設備は更新する。庭園の樹木は剪定(せんてい)し、建物の外観が見えるよう整える。
 桜櫓館は、大館町長を務めた桜場文蔵氏が1933年に建てた木造2階の和風住宅(延べ床面積324平方㍍)。ケヤキの大梁(おおばり)と長尺・幅広の床板、秋田杉の長押(なげし)も継ぎ足すことなく長尺が使われた。各部屋の書院、部屋の障子や階段の手すりにも高度な技術が施され、2階の屋根から突き出た展望台もある。80年に現在地へ移転工事(曳家(ひきや))が行われ、北側の和室を解体。99年7月に登録文化財となった。
 市歴史的風致維持向上計画の重点区域内にあり、桜場氏が秋田犬保存会長だったことや、隣接の桂城公園で本部展覧会が開かれていたことから、秋田犬を守り育てる風致も貴重だとして「歴史的風致形成建造物」に指定。市は2018年9月に民間所有者から土地・建物を購入した。

感染対策し新年へ 北鹿地方の神社 初詣の準備進む 「混み合う日時避けて」

2020-12-31
マスク、フェースシールドを着用して絵馬の準備作業をする学生(大館神明社)
 2020年も残すところ1日となった。新型コロナウイルスに悩まされ続けた1年の暮れを迎え、北鹿地方の神社では新年の初詣に向けた準備が大詰めを迎えている。感染防止対策にも気を配りながら、慌ただしく作業を進めている。
 毎年大勢の参拝客が訪れる大館市の大館神明社(佐藤文人宮司)では、縁起物の準備作業が進む。来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ巨大絵馬と同じ絵柄の絵馬や、招き猫をイメージした「開運干支土鈴」などを用意。牛の着ぐるみを着たハローキティのお守りや、コロナウイルスに関連して「疫病退散」の茅の輪守り、旅行安全御守なども並べる。破魔矢や熊手なども含めて約100種類を頒布する予定だ。
 30日は、アルバイトの高校生や大学生が説明を受けた後、絵馬に麻のひもを結ぶ作業を行った。新年に願いを込め、一つ一つ確認しながら丁寧に仕上げていた。
 初詣の感染防止対策として、縁起物を頒布する授与所ではアルバイトの巫女(みこ)らにマスク、フェースシールド、手袋を付けて接客してもらう。例年1カ所だったおみくじ売り場は2カ所に分け、密を避ける。各所に消毒液を置き、参拝客にマスク、手袋の着用、対人距離の確保を求めるため注意書きも掲示する予定。
 例年大みそかから元日にかけて24時間体制で参拝客の対応に当たっていたが、この元日午前3~7時は閉鎖して受け入れを取りやめる。
 コロナ禍の今年は分散参拝の問い合わせが複数あり、既に縁起物を買い求める人も見られるという。同神社は「感染対策をし、人との距離を保って参拝してほしい。初詣は新年初めてのお参り。新年の混み合う日時を避けて訪れてもらえれば」としている。
 駐車場は神社北側の曳山車車庫前のほか、今年境内整備事業で新設した境内北側も利用できる。約90台分を確保できる見通しで、周知している。

北鹿地方に大雪 倒木や交通に乱れ 年末年始も警戒を

2020-12-31
雪が降り積もって倒木が発生した現場(北秋田市七日市)
 冬型の気圧配置が強まった影響などで、北鹿地方は30日、大雪に見舞われた。秋田地方気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は北秋田市阿仁合で37㌢を記録。同市や鹿角市では倒木があり、道路の一時通行止めなども発生した。公共交通機関も乱れた。
 気象台によると、午後4時までの24時間降雪量は鹿角市で30㌢、北秋田市鷹巣で17㌢。同時刻現在の積雪の深さは鹿角市で50㌢、阿仁合で47㌢、鷹巣で32㌢まで増えた。
 午後4時現在、北秋田市では雪の重み等のため計4カ所で倒木が発生。同市七日市の県道では、2カ所で樹木が電線に倒れかかった。国道や市道でも倒木が道路をふさぐなど影響が出た。鹿角市八幡平堀合の市道でも倒木があり、午前5時ごろから約7時間にわたって全面通行止めとなった。
 JR秋田支社によると、大雪の影響で花輪線は午後1時30分から全線で運転を見合わせた。普通列車上下8本が運休、同2本が区間運休した。
 全日空によると、大館能代発羽田行き720便は雪のため出発が遅れ、31分遅れの午後0時41分に到着した。
 気象台によると、県内は31日から1月1日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、大雪となる所がある見込み。31日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で平野部40㌢、山沿い50㌢。その後も雪が降り続くとみている。交通障害や建物被害への警戒、屋根からの落雪や路面・水道管凍結、なだれなどへの注意を呼び掛けている。

平日の歩行者 大町、御成町など大幅減 大館商議所通行量調査 コロナ予防で外出控え

2020-12-30
 大館市の中心市街地の人通りについて、大館商工会議所の通行量調査によると、大町と御成町2丁目、同3丁目の平日の通行量(歩行者)は前年を8~38・6%下回った。今年から新たに観測地点とした比内町扇田は、平日の通行量が休日に比べて2倍以上多い結果となった。大館商議所は「新型コロナウイルスの感染予防で外出を控える傾向が大きく反映したものと考えられる」としている。
 商業振興の研究や施策の参考にするため、10月16、18日の午前10時から午後5時まで調査。歩行者は商店街を形成する大町と御成町2、3丁目、比内町扇田の4地点、車両は大型店が立地する清水町、大田面を加えた6地点でそれぞれ計測した。両日ともに晴れや曇りで外出向きの天候だった。
 平日の歩行者は2丁目が382人(前年比8%減)、3丁目325人(38・6%減)、大町271人(18・1%減)、扇田153人の計1131人。休日は2丁目304人(28・5%減)、3丁目406人(12・3%減)、大町176人(32%減)、扇田70人の計956人。すべての地点で平日、休日ともに昨年から減少した。
 2丁目と大町、扇田で平日の通行量が休日を上回っており、銀行や病院などの利用を目的にした来街傾向が見られる。扇田については休日に銀行や病院だけでなく、商店街の多くが閉店していることも歩行者の大幅減につながったとしている。
 2丁目は「リニューアル、リノベーション事業が進む駅前地区の来街者をいかに誘導できるかが重要な課題」と分析。3丁目は「いとくショッピングセンターが目的地となっている。そこを起点に沿道の個人店などを生かし、来街者の回遊性を高める取り組みが求められる」とした。大町は「本年度は県よろず支援拠点事業による『0円改装』で、小売店やハチ公プラザの店舗リニューアルが行われ、今後の集客効果に期待」としている。
 車両の総数は平日が2万8468台、休日は2万8212台。休日の大田面が8267台(2・5%減)で最も多く、以下は▽平日の大田面7288台(2・4%増)▽休日の清水町6862台(1・7%減)▽平日の清水町6376台(0・4%増)▽平日の大町4131台(1%増)▽休日の3丁目3789台(2・2%増)▽休日の大町3750台(13・9%増)▽平日の3丁目3740台(6・4%減)▽平日の2丁目3493台(10・1%増)▽平日の扇田3440台▽休日の扇田2780台▽休日の2丁目2764台(2・1%増)―と続いた。
 7地点で増加したほか、車両・歩行者とも前年より早い時間帯に最多通行量を記録した地点が多く見られ、「遠出を控え、外出の際には車を使用して買い物や外出時間を短くする行動をとっている」と考察した。
 総括では「日沿道の大館市に関連する区間が開通し、大館能代空港や東北道を含めた広域交通網が形成され、人や物流の動きが活発になることが期待される。今後も引き続きハード整備やソフト施策が、車両・歩行者通行量に及ぼす影響を注視することが重要」とまとめた。

比内地鶏 過剰在庫ほぼ解消 官民一体で対策 一部で入荷不足も

2020-12-30
今年6月にJAあきた北青年部が開いた比内地鶏肉の販売会。生産者がおいしさをPRした。
 大館市の助成事業などを背景に比内地鶏の需要が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一時期は過剰だった在庫が11月までにほぼ解消。各種助成事業できりたんぽセットなどの販売が例年よりも好調で、事業者からは「商品発送の売り上げが伸びて助かる」といった声がある一方、一部店舗では年末の需要増も相まって在庫が不足する場面も見られる。
 比内地鶏は大館が本県の主要産地。新型コロナの影響で、主な出荷先の首都圏からの注文が激減したため、市内卸売業者は一時期多くの過剰在庫を抱えた。
 過剰在庫解消のため市は8月から、卸売業者が在庫を小売店に安価で販売した場合、差額の一部を補助する事業を行ったほか、本場大館きりたんぽ協会員を対象に比内地鶏の購入助成(1㌔当たり1500円)を行う「比内地鶏販売促進助成事業」を11月末まで展開。申請は7322㌔、助成額は約1100万円に上った。これらの効果で過剰在庫は11月までにおおむね解消された。
 このほか、市が特産品の販売事業者に対して購入客の送料を負担する「特産品送料助成事業」が好調に推移。特にきりたんぽセットなどの発送が昨年よりも増えているという。同市葛原の秋田比内や(武藤幸美社長)では、比内地鶏ハンバーグなどの冷凍商品や、正肉やスープなどが一体となったきりたんぽ鍋セットの売り上げが前年比で約2倍に。担当者は「店と客の双方が助かる事業で本当にありがたい。比内地鶏の消費拡大にもつながる」と感謝する。
 一方で、一部の店では年末の需要増で比内地鶏の入荷が追いつかない場面も。同市有浦のプラザ杉の子では、例年クリスマスの時期に需要が集中する「比内地鶏のローストチキン」(税込み5000円)の販売に影響が出た。ふるさと納税の返礼品分を含め例年並みの700羽を用意したが想定を上回る注文があり、100羽超の注文をキャンセルする事態となった。コロナ禍で忘新年会を開催しない企業から「チキンを購入して社員たちに配りたい」という注文が想定以上に多かったという。
 JAあきた北の生産部会(高橋浩司部会長)は今年の生産羽数を当初21万5000羽と計画していたが、5月から4割減産とし14万5000羽に修正した。月に開いた関係団体への報告会で高橋部会長は「行政、商工団体、地域一丸となった支援に感謝したい」と述べた。通常の生産羽数に戻せるよう今後もPR活動を続けていくとし、来年の生産は通常時から2割減の18万羽とするとしている。

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枝アメのミズキ伐採 大館市観光協会など アメ市開催は来月判断

2020-11-27
伐採したミズキを束ねる職員ら(大館市釈迦内)
 来年2月に開催を予定している大館アメッコ市に向け、関係者が「枝アメ」に使用するミズキの伐採作業を行っている。26日は販売用の小さいものから、3・8㍍のジャンボサイズなど約30本を伐採した。
 アメッコ市では、ミズキにピンク、黄、緑のアメをくくりつけた「枝アメ」が会場などを彩る。今年はコロナ禍で開催を検討中で、来月上旬の実行委員会で可否を決める。例年は枝アメをJR秋田駅や弘前駅にも設置しているが、今回は開催する場合は縮小し、おおまちハチ公通り周辺だけにする予定。
 伐採は25日から始まり、大館市観光協会、大館商工会議所、大館市の職員ら7、8人が作業に当たっている。同協会が管理する釈迦内、川口の植林地のほか、国道脇ののり面など5カ所から300本以上を集める。
 26日は、釈迦内の植林地で作業を行い、ミズキをノコギリなどで伐採し、ロープで束ねて手際良く軽トラックに積み込んだ。今後は長さや形を整え、開催が決まったらアメを枝に結び付けていく。

鹿角初の園芸メガ団地 末広ファーム 一連の施設が完成 地域農業のけん引役に

2020-11-26
完成した末広ファームの施設(鹿角市十和田末広)
 鹿角市の農事組合法人・末広ファーム(柳沢義一理事長)が実施主体となって十和田末広地区で建設を進めてきた穀物乾燥調製施設(ライスセンター)や野菜集出荷施設などが完成し、25日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。鹿角地域では初めてとなる園芸メガ団地。主要作目のネギの作付面積は来年度、単独の経営体では県内最大規模となる見込みで、地域農業のけん引役として期待が寄せられている。
 園芸メガ団地はコメ依存から脱却し、野菜や花卉(かき)などの生産を飛躍的に向上させることを目的に、県が2014年度から整備を推進している。
 末広ファームは、15~19年度に末広地区で行われた圃場整備を契機に、園芸メガ団地整備事業に取り組むことになった。19年度から国・県・市の支援を受け、野菜集出荷施設(延べ床面積635平方㍍)の建設や農業用機械の導入などを実施。さらに、高収益化に向けた取り組みを総合的に支援する農水省の産地パワーアップ事業で穀物乾燥施設(630平方㍍)の建設なども進めてきた。末広小学校グラウンド跡の市有地を借用。
 野菜集出荷施設や穀物乾燥施設は昨年夏に本格着工し、今年3月下旬に完成。ネギの根葉切り・皮むき機や、太さ別に分ける選別機、穀物の乾燥機や選別機、トラクター、圃場の石を砕くストーンクラッシャーなどの機械設備を導入した。その後、厚生棟の建設や外構工事を進め、一連の施設が今月完成した。総事業費は約5億円。
 野菜集出荷施設は一足早く4月下旬に稼働を開始している。従業員は10人(社員4人、役員6人)が常勤で、必要に応じてパートを雇う。
 園芸メガ団地、産地パワーアップの事業実施期間は19年度から21年度までの3年間。作付面積は本年度が92ha(コメ80ha、ネギ5ha、キャベツ2ha、大豆5ha)。21年度は120ha(コメ84ha、ネギ13ha、キャベツ3ha、大豆20ha㌶)を計画し、ネギは単独の経営体では県内最大規模となる。ネギとキャベツを合わせた販売目標額は1億2000万円。
 竣工式には県、市、JAの関係者、設計施工業者など約30人が出席。来賓の児玉一市長が「柳沢理事長を先頭に力を合わせて鹿角農業をリードして」、鹿角地域振興局の岡崎佳治局長は「第2、第3の末広ファームの出現に期待したい」と期待を述べた。
 柳沢理事長は「来年度は今まで経験したことのない経営面積となる。目標達成に向けて努力したい」と決意。また「今後、社員や経営面積を増やし、地域を活性化させたい」と意欲を語った。

コロナ禍の初詣 人出見込み対策へ 北鹿の神社や寺院 分散参拝の周知検討 対人距離確保へ準備

2020-11-26
初詣の対人距離確保に向けて準備を進める大館八幡神社(大館市字八幡)
 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、初詣に向けて北鹿地方の神社や寺院は感染防止対策に頭を悩ませている。三が日を避ける「分散参拝」への協力呼び掛けや対人距離の確保、「除夜の鐘」突きの手指消毒など対策の徹底に向けて検討を進めている。不特定多数の人が触れる物は取り外しも視野に入れており、この年末年始は例年とは異なる光景が広がりそうだ。
 大館市中神明町の大館神明社(佐藤文人宮司)では例年三が日に1万人以上の人出が見込まれるため、感染防止対策に気を配る。縁起物を頒布する授与所では巫女(みこ)らにマスクを着用してもらうほか、金銭受け渡しの際に直接手が接触しないよう手袋の着用も検討する。不特定多数の人が触れることになる拝殿前の鈴は取り外すことも視野に入れ、手水舎にはひしゃくを置かない予定。大みそかから元日にかけては参拝客が長い列を作るため、佐藤宮司は「なるべく日にちをずらしてお参りしてもらうように周知したい」と話す。
 同市字八幡の大館八幡神社(福原良英宮司)も対策に気をもむ。「帰省客もいると思うので、対応を試行錯誤している」と福原宮司。参道に約2㍍おきに人工芝のマットを敷き、間隔を空けて並んでもらうよう促すほか、一方通行を誘導する順路も明示して対人距離の確保に努めるという。縁起物の頒布所では担当者のマスク、手袋着用を徹底し、消毒液も各所に置く。「頒布所の時間制限も検討しており、3密にならないよう互いに気を付けて三が日を過ごせれば」と考える。
 鹿角市指定有形文化財の梵鐘(釣り鐘)を有する同市花輪の長年寺(松井直行住職)では、対策を徹底した上で参拝客に鐘楼堂を開放し「除夜の鐘」行事を行う予定。例年は大みそかから100人以上が列を作るだけに、地元町内会と協力して対人距離の確保、手指消毒を求めることを検討している。参拝客にはマスク着用を呼び掛ける考えで、例年通りに飲食物の振る舞いが実施できるかどうかも含めて今後詳細を詰めていく。松井祐司副住職は「密にならないよう感染対策を徹底したい」と話している。

期日前投票始まる 上小阿仁村長選 検温、消毒、マスク コロナ対策万全期す

2020-11-26
上小阿仁村長選挙の期日前投票(村開発センター)
 中田吉穂村長の死去に伴って24日に告示された上小阿仁村長選挙(29日投開票)の期日前投票が25日、村開発センターで始まった。入り口での検温や手指の消毒など、新型コロナウイルスへの対策を万全にした上での実施。ほとんどの有権者がマスクを着用して訪れ、意中の候補への1票を投じていた。
 村長選挙に立候補したのは、届け出順に前職で返り咲きを狙う農業の小林悦次候補(66)=五反沢字五反沢=と、前村議会議長の新人で会社員の小林信候補(59)=小沢田字釜渕=の、いずれも無所属の2人。2011年以来となる一騎打ちの戦いを繰り広げている。
 期日前投票は25日から28日(午前8時半から午後8時)まで、村開発センターで行われる。村長選挙では、投票用紙にあらかじめ記載された立候補者の氏名の上に「◯」をつける「記号式投票」が採用されている。ただし、期日前投票や不在者投票では、候補者の氏名を記入する自書式投票となる。
 今回の選挙では、新型コロナウイルスへの対応を万全にすることが求められた。入り口には検温のための装置と手指消毒用のアルコールを設置したほか、投票管理者と立会人、選挙事務従事者はそれぞれ、フェースシールドとマスクなどを着用した。
 また、記載台は間隔を広げて置かれ、一定の時間ごとに消毒。記入用の鉛筆は受付時に手渡され、記入後は回収して消毒するなど、できる限りの感染予防対策に取り組んでいる。
 村選挙管理委員会は「投票所には、マスクを着用して来てほしい」と呼び掛け。29日の投票日についても、各投票所で同様の対策を取ることにしている。

前職・新人一騎打ち 上小阿仁村長選 11年以来 5日間の選挙戦始まる

2020-11-25
候補者の演説を聴く有権者(上小阿仁村)
 中田吉穂村長の死去に伴う上小阿仁村長選挙が24日、告示され、前職と新人が立候補を届け出た。前回から1年7カ月しか経過していない中での村長選挙は、一騎打ちによる戦いが確定。投票日の29日に向けて、5日間の選挙戦に突入した。
 立候補したのは、届け出順に前職で返り咲きを狙う農業の小林悦次候補(66)=五反沢字五反沢=と、前村議会議長の新人で会社員の小林信候補(59)=小沢田字釜渕=の、いずれも無所属の2人。前回の19年4月、前々回の15年4月はいずれも三つどもえ戦だったことから、一騎打ちは11年の選挙以来となる。
 前職の小林悦次候補は午前9時半から、沖田面字屋布の選挙事務所前で開いた出陣式に臨み、支持者ら約120人を前に「村長不在の非常事態を早急に正常化する。村長の経験を生かし、すぐ対応できる。人に優しい健康で安心して生活できる村をつくる」と訴えるとともに「新型コロナの経済対策として、村民に第2弾の給付金支給を検討したい。年金生活者への支援、インフルエンザ予防接種無料化、森林整備支援にも取り組む」などと述べた。
 新人の小林信候補は午前9時半から、事務所を置く小沢田地区の小沢田公民館前で出陣式を開催。集まった約60人の支持者を前に「村にとって危機的状況の中、混迷を起こした人に村政を任せていいものか。立て直すには、住民と行政、議会が一つになることが大切。前進させたい」と訴えながら「高齢者の生活支援を充実させる。企業や県と連携して働く場をつくる。県との信頼関係をつくり直し、若者が来る環境をつくっていく」などと呼び掛けた。
 村選挙管理委員会が23日現在でまとめた有権者数は2033人(男974人、女1059人)。期日前投票は25日から28日まで、上小阿仁開発センターで行われる。時間は午前8時半から午後8時まで。
 29日は午前7時から午後7時(八木沢は午後6時)まで、村内8カ所で投票が行われ、午後8時から村健康増進トレーニングセンターで開票。午後9時までには、大勢が判明する見通しだ。
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ミス・ワールド日本代表 金谷鞠杏さん(大館市出身) 佐竹知事を表敬訪問

2020-10-24
佐竹知事と記念撮影に応じる金谷さん㊨(県庁)
 女性の美しさや品格、タレント性などを競う世界大会「ミス・ワールド2020」の日本代表に選ばれた大館市出身の金谷鞠杏さん(18)=エイベックス所属=が23日、佐竹敬久知事を表敬訪問した。金谷さんは「自国の問題などについて積極的に発信し話し合うということが大事になる。日本の問題を怖がらずに10代の代表として発信していきたい」などと世界大会に向けた意気込みを語った。
 金谷さんは中学校までを大館市で過ごし、ご当地アイドルとして活動した。現在は男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC(ジェニック)」のメンバーとして活躍している。
 金谷さんは所属事務所の関係者らと県庁を訪問。佐竹知事は「総合的な魅力が求められるミス・ワールドで日本代表となるのは簡単なことではないと思う。秋田の自慢」などと祝福。「日本だけではなく秋田のPRもお願いしたい」の依頼に金谷さんは笑顔で「もちろんです」と応えた。
 日本代表に決定した瞬間について金谷さんは「うれしかった半面、日本代表としての責任を背負っていかなければという気持ちになった。日本代表としての経験を大切にしていこうと思った」と振り返った。今後についての質問には「秋田が大好きなので、まだまだ知らない秋田のことを学び、きりたんぽなど身近なことから発信していきたい。音楽でみんなを元気にしたい」などと語った。

 

地域応援プラン10年 コロナ収束後見据えた整備も 大館の推進会議3団体の活動視察

2020-10-24
ミズバショウ群生地に設置された遊歩道を視察する委員ら(大館市粕田)
 大館市地域づくり協働推進会議(会長・名村伸一副市長)は23日、地域応援プラン活動支援事業の現地視察を行い、各団体の取り組みについて説明を受けながら効果などを確認した。事業は10年の節目を迎え、新型コロナウイルスの影響で計画通りに進まないケースがある一方、コロナ収束後の観光を見据えた環境整備も見られた。
 地域の活性化や課題解決に向けた市民活動を支援するもので、2010年7月にスタート。本年度は計画づくり支援(上限20万円助成)に1団体、活動1年目(同100万円)に3団体、2年目(同)に2団体、3年目のステップアップ事業(上限300万円)に2団体の計8団体を採択した。
 このうち1年目の「十ノ瀬藤の郷を活用した地域づくりの会」(観光情報発信)、2年目の粕田生産森林組合(ミズバショウの生育環境整備)、ステップアップの有浦町内会(地域コミュニティー構築)を視察することにし、委員ら11人が参加した。
 山田字茂屋地内の「藤の郷」は約80本のフジが並び、毎年5月下旬に見頃を迎える。今年はコロナ感染防止のため公開を中止。周辺道路や駐車場などを整備している。同会の幸坂雪代表は「コロナの影響で思うように進んでいないが、引き続き周辺地域との連携や多角的な視点から活性化につなげたい」と話した。
 粕田生産森林組合は、男神山の麓でふるさと林道花矢線沿いのミズバショウ群生地に遊歩道(約㍍)を設置。砕石も敷き詰め、山内俊隆組合長は「歩きやすくなった」と紹介した。ミズバショウは4月半ばから5月の連休まで見頃とし、来年度以降は遊歩道の延長や休屋・簡易トイレ設置に取り組みたい考え。地元だけでなく観光客を含めた「交流の場」を目標としている。
 有浦町内会(阿部文男会長)は町内会館を改修した。調理室機能を強化し、増加する高齢者の孤食解消を図るとともに、「子ども食堂」など新たな事業展開を計画している。

 

鹿角市 4地区で文化祭始まる コロナで展示のみ

2020-10-24
鹿角市内4地区で始まった文化祭(十和田市民センター)
 市民が日頃の芸術文化活動の成果を披露する鹿角市の地区文化祭が23日、市内4地区の市民センターで始まった。本年度は新型コロナウイルス感染防止のため食堂や芸能発表会などは中止となったものの、各種展示では創作意欲あふれる力作が並び、訪れた人たちを楽しませている。25日まで。24日限定で各市民センターを結ぶ無料循環バスも運行される。
 各地区の地域づくり協議会等が毎年、この時期に開いている恒例行事。市民の社会教育や生涯学習活動の発表の場、さまざまな文化に触れる場などとして親しまれている。
 コロナの影響で食堂やバザー、フリーマーケット、農産物直売、芸能発表会などは中止。各市民センターで活動する団体や個人、園児や小中高生の書画、写真、手芸といった作品展示のみ行われた。
 このうち十和田では今年中止となった国重要無形民俗文化財の毛馬内盆踊りをピックアップした「写真と映像で振り返る『毛馬内盆踊り展』」を開催。
 各地の盆踊りを招いて共演する夏の恒例行事「毛馬内北の盆」の映像上映や、歴代ポスター、写真コンクール作品、大太鼓、衣装などの展示が行われ、来場者の関心を集めていた。
 毛馬内の80代男性は「懐かしい映像も見られて楽しかった。来年は盆踊りを見たいと思った」と話した。
 メイン展示は、花輪が「押し花工芸作家・八巻邌子遺作鹿角特別展示会」、十和田が「佐々木ひでお口筆詩画・輝きの世界」、尾去沢が「富樫正一写真展『昭和のくらし』」、八幡平が「渡部広志写真展」。開始時間はいずれも午前9時で、終了時間は地区や日ごとに異なる。

 

大館市の長木川 河道掘削で治水対策 県 強靱化へ2カ年事業 樹木も伐採、景観改善

2020-10-23
河道掘削事業が進められている長木川(大館市観音堂付近)
 大館市中心部を流れる長木川で、県の河道掘削事業が盛んに行われている。各地で自然災害が頻発する中、国土強靱(きょうじん)化を進める緊急対策として2019年度から2カ年で実施。川底や岸の土砂を取り除いて流下能力を高め、地域の治水安全度の向上を図る。河川内の樹木も伐採され景観改善につながっている。
 初年度はJR花輪線鉄橋の上流側から県道大館十和田湖線大館橋まで1・5㌔区間を掘削し、約2万8400立方㍍の土砂を市コンポストセンター脇(大披)などで受け入れた。河川内約1万5500平方㍍に生えた樹木も伐採した。
 本年度の施工区間は大館橋から市道有浦東台線鳳凰大橋まで1・5㌔。掘削量は5万4600立方㍍に上る見込みで8月中旬に発注、1月20日の工期で進ちょく率20%弱となっている。鳳凰大橋下流右岸には土砂の山が築かれ、市民から「何か整備されるのか」との声も聞かれるが、北秋田地域振興局建設部は「運び出すため一時的に集めたもの」と説明。運搬の大型ダンプが頻繁に通行するとして理解を求めている。
 2カ年の総事業費は3億円。伐採した樹木のうち、有価物となる木材は入札を経て売り払い、枝や根部分は処分することにしており、今のところ無償提供は行わない。中州に樹木が茂ると、水の流れる範囲が狭まり、氾濫のリスクが高まる。13年8月の豪雨では河川公園が浸水被害に見舞われた。
 長木川沿いは人口が集中し、JR奥羽線と花輪線が集結するほか国道7号も整備され、交通の要衝となっている。河川が氾濫すると甚大な被害が想定されることから、早急に治水安全度を確保する必要がある。
 かつて県は長木ダム建設を計画したが、費用対効果が低いことや国の見直し対象事業となったことを受けて00年に中止。代替事業として04年から河川改修を進めている。

「定数」や「通年制」など 多岐にわたる調査提案 北秋田市議会改革特別委

2020-10-23
北秋田市議会の議会改革特別委(市役所)
 北秋田市議会の議会改革特別委員会(佐藤文信委員長)は22日、市役所で開き、調査を行う事項について協議した。各会派等からの提案は「議員定数」や「ペーパーレス化」「議会通年制」など多岐にわたるもの。全てを調査事項として採用し次回以降、協議を進めていく。
 これまで、議会運営委員会(小笠原寿委員長)で進めてきた議会改革に関する調査・研究をさらに進めるとともに、今後、必要となる事項についても検討していこうと、今月8日の9月定例議会最終本会議で設置。委員長を含む7人の委員で構成した。
 この日の委員会では、各委員がそれぞれの所属会派で話し合ってきた協議事項の案などを提出。議会運営委でも議論があった議員定数や常任委員の任期のほか、議会基本条例・先例集の見直し、議会でのICT化およびペーパーレス化、議会報告会の在り方などが挙がった。
 また、議会での審議に関することでは「決算特別委員会の在り方について、予算は各常任委で審議しており、決算を特別委にする必要性は」との意見や、「各常任委での結審前に、市長総括質疑の導入」のほか、定例会の開催を年1回として、必要に応じて本会議を開くことができる「通年議会制の導入」に関する項目も出された。
 これらの提案等については、重複している項目などを整理した上で全てを調査事項として採用。次回以降、協議を進めていく。委員会として結論に至った項目については都度、議運委等に報告。取り組みを進めていくことも確認した。
 次回は11月10日の開催を予定している。
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