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被災者に寄り添った支援とは 災害ボランティア研修 大館市で初開催

2018-11-17
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約40人が参加した研修会(北地区コミュニティセンター)
  被災者に寄り添った支援活動の充実を目指した「災害ボランティア活動実践研修会」が16日、大館市北地区コミュニティセンターで開かれた。民生委員や福祉関係、被災者支援を続ける個人や団体など約40人が参加。専門家の講演聴講や演習に臨んだ。
 県社会福祉協議会が主催。近年国内各地で大規模災害が相次いでいることを受け、協議会が県内で研修を開いており、大館では今回が初めて。本年度は来年1月に秋田市開催も予定している。
 講師はNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク(新潟県)の李仁鉄理事長。被災地で災害ボランティアセンターの立ち上げや運営支援などを展開している。
 講演テーマは「災害時の救援活動とボランティア・地域の実情」。李さんは「起点は災害時でなく今」とし、普段から地域で支え合う姿勢の重要性を説いた。被害への視点について「物理的被害や、高齢者・乳幼児といった弱者など目で見え分かりやすいものに支援が偏りがち。表に出にくい心理的被害や、支える側にも困りごとはたくさんある」と呼びかけた。
 ボランティアの多様な役割についても説明。「地元支援者には外部ボランティアにはできない、気付いて声を掛けるニーズ把握、支援を求める声を届ける役を担ってほしい。分担が重要」と述べた。
 引き続きグループ演習。想定した避難所生活の中で発生するニーズについて、参加者間で意見を交わした。

 

活性化 雑談からヒントを 北秋田市コムコム 月1ペースでカフェ開設

2018-11-17
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地域おこし協力隊や市職員と高校生が会話に花を咲かせた雑談カフェ(コムコム)
 北秋田市民ふれあいプラザコムコムで15日夜、施設を訪れた人たちが自由に歓談できる「雑談カフェ」が開設された。「人と人との出合いから始まる話から、地域づくりのヒントを探ろう」と市地域おこし協力隊の米倉信人さんらが企画した催し。初開催となったこの日は高校生が訪れ、進路や将来の目標などについて語り合っていた。
 「自然に人が集まり、雑談が始まる。そこから何かが始まる」をコンセプトにした催し。幅広い年代の市民が集い、語り合うことで世代間交流を図るとともに、さまざまな価値観を持つ人の雑談の中から地域の活性化につながる取り組みやヒントを探ることが狙い。
 コムコム2階の研修室を会場に、米倉さんと地域づくり活動の推進に取り組んでいる市生涯学習課の松田淳子さんが飲み物や菓子を用意して参加者を迎えた。
 最初に訪れたのは3人組の女子高生グループ。帰宅のバス時間のためこのうち2人は短時間の参加だったが、残る1人は進路や将来の夢などについて語り合った。
 「大好きなおしゃべりを生かして将来はラジオのパーソナリティになりたい」という女子高生。おしゃべりの技術を高めるため、読み聞かせボランティアやイベントの司会などに取り組んできたことなどを笑顔で話していた。
 米倉さんや松田さんは、市内でコミュニティラジオの開局に向けた動きがあることを紹介し、「将来は地元に戻って得意のおしゃべりを生かして活躍して」などとエールを送っていた。
 カフェの開催は不定期だが、次回は12月に開催する予定。日時などの詳細は決まりしだい館内にチラシを掲示するなどして周知する予定。

 

鹿角市花輪 鏡田橋19日から通行止め 架け替え工事 来年3月20日まで

2018-11-17
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架け替え工事のため通行止めとなる鏡田橋(鹿角市花輪)
 鹿角市花輪の福士川に架かる鏡田橋が、架け替え工事に伴い19日から来年3月20日まで車両通行止めとなる。市都市整備課では迂回路の通行など地域住民に協力を呼び掛けている。路線バス利用者等の利便性を考慮し、付近には歩行者専用の仮橋を設置する予定。
 鏡田橋は1933(昭和8)年に架設され、橋長は8・2㍍、幅は8・8~10・6㍍。国道282号に接続する市道鏡田下川原線が通っていて交通量も多い。
 元々、車両重量制限はなかったが、市が昨年度実施した詳細調査の結果、老朽化に伴い一定以上の耐荷力が伴っていないことが判明。昨年11月27日から総重量4㌧以上の車両は通行できない制限措置を講じ、実施設計の策定など架け替えの準備を進めてきた。
 工期は今年9月21日から来年3月20日まで。今月19日から本格的な工事に取りかかる。工事契約額は3996万円。現在の橋を解体した上で、同じ場所へ大きさや形状も変えずに新たな橋を設置する。
 現在の橋は台の上にコンクリート製の橋桁をのせたものだが、新しい橋は現場の状況に見合った函渠工を採用し、四角形の構造物(ボックスカルバート)を現場で打設して設置する計画。
 都市整備課では迂回路として、市道用野目小沼2号線と市役所東町線などの利用を呼び掛けている。歩行者専用の仮橋は現場の上流側に設置する予定。
 市では2013年度の道路法改正等を受け、近接目視による橋りょう点検や、市橋りょう長寿命化修繕計画に基づいた橋りょう補修を実施。損傷や劣化を早期発見し、計画的、予防的な補修を行うことで道路交通の安全確保を図っている。
 

大館で「車を考える会」 北鹿の製造業など70人 自動車産業で商機拡大を

2018-11-16
自動車メーカーの講演などが行われた考える会(プラザ杉の子)
 自動車産業への参入を目指す「東北地域の車を考える会」が15日、大館市のプラザ杉の子で開かれた。北鹿地方の製造業を中心に約70人が参加。電気自動車(EV)や自動運転システムの開発など業界が変革期にある中、講演や情報交換会などを通してビジネスチャンスの可能性を探った。
 東経連ビジネスセンター(仙台市)、大館市、市企業誘致促進協議会、大館工業振興会、県北部テクノプラザの主催。同センターが東北7県(新潟を含む)の企業向けに年4回開催する「車を考える会」の地域版で、自動車に応用できる幅広い技術を持った地元企業と自動車メーカーのマッチングを図り、新規事業を創出しようという狙いがある。大館開催は初めて。県内では2014年7月の横手市、17年8月の由利本荘市に続いて3回目となった。
 大館市の名村伸一副市長は「各分野で高い技術を持つ企業が一堂に会し、情報交換することで新分野の開拓や技術向上のきっかけにしてほしい。上小阿仁村が国土交通省とともに自動運転の実証実験を行うなど、自動車産業の新たな展開に期待しており、より良い地域社会の実現に向け産業振興に協力したい」とあいさつ。小型車生産の東北集約を進める大手自動車メーカーの開発担当者が講演した。
 自動車を取り巻く環境について担当者は「100年に1度の大変革を迎えた」としてEV開発など電動化の動きが加速し、IT(情報技術)大手など異業種が相次いで参入したり、自動運転の開発でも各社がしのぎを削ったりしている現状を紹介。「地場企業との信頼関係を構築し、競争力を強化することが重要だ」と強調した。
 講演に先立ち、市内5社が自動車メーカーに対し非公開で自社製品や技術をアピールした。

県内クマ猟 2年連続で解禁 目撃数など依然高水準 被害の未然防止へ

2018-11-16
猟場でクマを探す猟友会員(大館市内)
 県内で15日、ツキノワグマの狩猟が解禁された。昨年に続いて2年連続の措置。近年、人里での目撃や人身被害が多発し、推定生息数の増加、生息域の拡大が予想されることから対策として実施した。北鹿地方でも早朝からハンターたちが猟場に繰り出し、猟銃を携えながらクマの姿を探す光景が見られた。
 県は生態系保全を目的に、2008年から猟友会に対しクマ猟の自粛要請を行ってきた。しかし昨年、県内でクマの目撃数と人的被害が過去最多となったため、9年ぶりにクマ猟を解禁。今年は目撃件数・捕獲頭数ともに、過去最多だった昨年と比べると減少傾向だが、県自然保護課によると目撃件数は915頭(11日現在)、捕獲頭数は404頭(10月31日現在)に上り、過去10年間の平均と比較して高い水準が続いていることから2年連続での解禁に踏み切った。10月の県環境審議会自然環境部会で方針が示され、捕獲上限は推定繁殖数などを踏まえ、109頭とした。
 大館市内の山林では、午前8時すぎに同市猟友会の4人が猟銃を背負って猟場に入った。クマが通ってできる獣道やふんの有無などに注意を払いながら慎重に痕跡を探し歩いた。猟友会中央支部の平泉勝也支部長(74)は「被害を未然に防ぐためにクマを捕獲するだけでなく、猟銃で追い払って、人間は恐ろしいと学習させなければいけない」と話していた。
 県自然保護課の担当者は「クマが人間の生活圏に出てこないよう山奥へ追い上げ、人的被害防止を図りたい」と話している。この日からは、ツキノワグマを含む獣類20種類、野鳥28種類の狩猟が解禁された。猟期は来年2月15日まで。
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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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ヒメマス〝里帰り〟 小坂町の十和田湖畔 ふ化場へ元気に遡上

2018-09-27
里帰りのため、石段を跳びはねるヒメマスの成魚(和井内地区)
 小坂町の十和田湖畔で、赤紫がかった婚姻色の名産ヒメマスが遡上(そじょう)している。和井内の十和田湖増殖漁業協同組合のふ化場に通じる遡上路を、成魚が懸命に跳びはね、古里に戻っている。遡上は10月中旬まで続く。
 ヒメマスのふ化事業は、同組合が1952年から取り組んでいる。毎年9、10月に3年ほど回遊し、産卵のために戻ってきた親魚を地引き網で捕獲するほか、湖岸からふ化場までの遡上路を通って自然遡上したものを捕まえている。成熟したヒメマスから採卵し、卵を人工ふ化させ、翌年6月に稚魚を放流している。
 ヒメマスが魚群を成し、遡上路で流れに逆らって次々と跳びはねる姿や、ふ化場近くの湖岸で漁師たちが地引き網をする光景はこの時期の風物詩。今年の遡上開始は例年同様の今月上旬、5日に確認された。現在、遡上路ではふ化場へ里帰りするヒメマスがひしめき合い、順番に一つ一つの石段を勢いよくジャンプする姿が見られる。
 荻沢道明場長によると、成魚の体長は20~35㌢と平年並みだが、遡上数は「量が少ない」という。近年は大量遡上が続き、昨年は多い時で1日2000匹を超える日もあったが、今年は1日200匹前後にとどまっている。
 26日現在で遡上数は約1万4000匹。平年は4万匹弱だが、このままの状況が続くと下回る見通し。荻沢場長は「春先のエサ不足が影響しているのではないか」と考えているが、「採卵する分は確保できる」としている。
 地引き網は16日から始まり、これまでに4回行われた。遡上に合わせ、採卵も行われている。
 同組合は今年、密漁防止策としてふ化場近くの遡上路に規制線を張っており、見学は遠目からしかできない。

JA支店存続支援 賛成多数で可決 上小阿仁村臨時議会

2018-09-27
JA支店周辺の不動産購入費を盛り込んだ補正予算を賛成多数で可決した村議会(役場)
 上小阿仁村の臨時議会は26日開き、JAあきた北央上小阿仁支店の存続支援を目的に支店周辺の不動産を購入するための費用を盛り込んだ2018年度一般会計補正予算を賛成多数で可決した。
 JAあきた北央は、比内地鶏事業の不振などで金融事業の継続が困難な状態となり、同じ北秋田地域にあるJA鷹巣町に救済を目的にした合併を申し入れた。支店の統廃合は合併条件の一つで、当初は村の支店も廃止される可能性があったが、村の支援を前提に存続することになった。
 不動産購入費は18年度一般会計の当初予算に盛り込まれていたが、使い道のない不動産の購入は負の資産を抱えることになるなどとして議会が反発し、購入費を減額修正。支店存続の見通しが立たなくなり、村と議会の間で断続的に協議が続けられてきた。
 補正予算は、歳出に支店周辺の土地5267・92平方㍍の購入費として464万円、支店と農業低温倉庫の建物2棟の購入費530万3000円、購入に伴う不動産登記事務委託料5万円を追加する内容。歳入では購入した建物と土地を支店としてJAに貸与することに伴う財産貸付収入23万3000円を措置した。
 議案に対する質疑はなかったが、討論では大城戸ツヤ子議員が議案に反対の立場で「購入は村民にとって負の財産になる」などと述べた。採決では賛成6、反対1の賛成多数で議案を可決した。

石田邸 「大館繁栄に役立てて」 遺族が市に寄付 関連資料の展示も

2018-09-26
福原市長に目録を手渡す利光さん㊧(大館市役所)
 大館市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93)の邸宅と土地の贈呈式が25日、市役所で行われた。次女の利光京子さん(77)=東京都中央区=が福原淳嗣市長に目録を手渡し、「『石田ローズガーデン』の名を残して、父の業績を伝える資料も建物内に展示してほしい」と要望。市長は「約束する」と誓った。
 8月に死去した石田よし夫人の生前からの意向で、利光さんによると博英氏も議員時代から寄付の意思を示していたという。寄付は10月1日付。市は建物の現状を生かす形で改修し、宿泊やカフェを視野に入れた観光施設として利活用したい考え。関連資料は勲章や官記、掛け軸など110点に上り、今のところ市の預かりだが、ゆくゆくは寄付を受ける予定。
 市長から「観光行政推進に寄与する」と感謝状が贈られ、利光さんは「大館がもっと繁栄するよう役に立てればうれしい」と語った。
 同市三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積255・34平方㍍。土地は3255・78平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍はこれまで市が借り受けていた。約500種のバラはすでに寄贈されており、95年7月から市管理となっている。
 博英氏は47年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は博英氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、今年8月11日に101歳で亡くなった。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。
 ローズガーデンでは10月6日から3日間、大館バラまつりシーズン2が開かれる。

 

内陸線 「さらなる対策必要」  県の三セク経営評価 赤字目標達成も

2018-09-26
  県は、25%以上出資している第三セクターの2018年度(17年度決算)経営評価を公表した。秋田内陸縦貫鉄道について、庁内各部局の次長級職員などで構成する「第三セクターのあり方に関する検討委員会」は「収入確保とコスト管理による収支改善が求められる」と評価。外部専門家(公認会計士)は「損失の縮小にはさらなる対策が必要」と指摘した。
 経営評価の対象となる法人は、株式会社13、公益法人等16の計29。▽公共的役割▽組織体制▽事業▽財務状況の4項目で、法人による自己評価と所管課評価、専門家の意見、委員会評価をまとめた。
 内陸縦貫鉄道は自己、委員会評価ともに公共的役割と組織体制がA、事業B、財務状況がC。前年度と同様だった。17年度は経常損失が1億9700万円と3年連続で目標の2億円以内を達成したが、前年度から400万円悪化。専門家は営業損失が増加したことなどを指摘しながら「このような状況が続くと厳しい。定期外は増加しているが、定期利用の減少に歯止めがかかっておらず、損失縮小にはさらなる対策が必要」とした。
 北鹿関係ではこのほか、十和田ホテルが自己、委員会のいずれも組織体制と事業がA、公共的役割と財務状況はB。17年度の経常利益は110万円で、委員会は「累積債務は年々減少しており、引き続き、コスト管理により安定した黒字経営が望まれる」とした。
 大館能代空港ターミナルビルは自己、委員会とも公共的役割と事業、財務状況がA、組織体制はB。旅客数が5期連続で増加し、14年度以降は継続的に2000万円以上の当期純利益を計上するなど「財務基盤は安定している」と評価した。
 評価はA~Cの3段階。

鹿角市18年度表彰  功労者に田中氏 文化功労者に故小笠原氏

2018-09-26
 鹿角市は、2018年度の功労者等4個人を発表した。功労者は田中專一氏(70)=花輪、文化功労者は故小笠原武氏(6月死去、享年74歳)=十和田毛馬内、一般表彰は児玉賢一氏(70)=花輪、櫻田守宏氏(79)=八幡平=の2氏が選ばれた。表彰式は10月31日午前11時から、鹿角パークホテルで開かれる。
【功労者】
 ▽田中專一氏(農業の振興) 2003年から09年までJAかづの理事、09年からは代表理事組合長として地域農業の発展に貢献。鹿角のブランド作物「北限の桃」や「淡雪こまち」の作付けと販売の拡大を図ったほか、組合員の所得向上に資する技術研修、JA出資型農業生産法人の設立、産直センターのオープンなどに取り組み、農家が安心して営農できる環境づくりに尽力した。
【文化功労者】
 ▽故小笠原武氏(保健医療の向上) 1987年から小笠原医院長として地域における医療の充実と住民の生活環境の向上に寄与。90年から今年まで十和田中学校の学校医、99年から2016年まで市保健センター運営委員、06年から鹿角市鹿角郡医師会長、11年から県学校保健連合会鹿角学校保健会長を務め、学校保健や地域医療の充実のため尽力した。
【一般表彰】
 ▽児玉賢一氏(社会福祉の向上) 1994年から2016年まで花輪地区主任児童委員として各地区担当の児童委員への援助・協力を行ったほか、関係機関と連携し、子どもや子育て家庭への支援、児童健全育成活動に尽力した。12年に全国民生委員児童委員連合会表彰、14年に県知事表彰を受賞。1995年から保護司を務め、犯罪のない地域づくりにも尽力している。
 ▽櫻田守宏氏(教育文化・社会福祉の向上) 2004年から17年まで市文化財保護審議会委員として文化財の保存・活用に努めるとともに、調査員、主任調査員として文化財調査資料の作成に尽力し、市の文化財保護に貢献。市文化財保護協会長を務めたほか、市老人クラブ連合会長、県老連理事など要職を歴任し、高齢者が活力をもって生活できる地域づくりに尽力した。

8月のニュース

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イノシシ 青森でも目撃や被害 白神地域鳥獣被害防止対策  両県市町村が情報交換

2018-08-31
野生鳥獣の被害対策を情報交換する県や市町村の担当者(大館市比内総合支所)
 白神山地にまたがる秋田、青森両県の自治体がニホンザルやニホンジカ、イノシシの農作物被害の現状や対策を話し合う「白神地域野生鳥獣被害防止対策情報交換会」が30日、大館市比内総合支所で開かれた。イノシシについては、秋田県の最北端の目撃場所が鹿角市だったが、青森県内でも目撃や被害が確認され、生息地域が拡大している状況が示された。
 情報交換会は両県と、白神山地周辺の市町村で組織。北鹿地方は大館市、北秋田市、上小阿仁村が参加している。ニホンザルの被害防止対策強化に向け、2012年度から両県持ち回りで年1回開催。昨年度からはニホンジカ、イノシシについても情報を交換している。35人が参加した。
 ニホンザルの生息状況について秋田県自然保護課は、「07年から県内で調査を実施し、八峰町、能代市、藤里町、大館市比内町で20群、765頭以上を確認した」と報告。大館市田代地区でも10頭程度の群れの目撃情報があり、調査を予定している。秋田県での農作物被害額は減少傾向にあるものの、16年度は約480万円で、クマ、カラスに次いで多い。青森県では昨年度の被害額が約1500万円で、西北や中南地域で多く、衛星利用測位システム(GPS)を活用した行動域調査などを行っているという。
 イノシシについては、秋田県で11年度に湯沢市で目撃されて以降16、17年度は北秋田市や大館市など県北でも目立った。同課は「ほぼ秋田県全域で目撃情報があり、最北端は鹿角市大湯地区」と説明した。能代市の担当者は「本年度畑のイモ類など複数箇所で食害が発生した。市内で生息が定着し、広がっているのでは」と話した。青森県側では深浦町や弘前市、大鰐町、などから目撃や被害が報告された。
 東北農政局の説明では、東北全体の16年度の野生鳥獣による農作物被害は14・5億円。県別では山形が最も多く、秋田が最も少ない5000万円。イノシシの被害分布をみると、16年度は岩手県雫石町まで北上し、「今後は秋田、青森でも被害が発生するおそれがある」とした。ニホンジカも岩手県のほぼ全域で被害が発生し、「秋田、青森もイノシシ同様に警戒が必要」という。
 小型無人飛行機(ドローン)を使った野生鳥獣生息調査についても説明を受けた。

 
 

甲子園準V 金足農に県民栄誉章 「県内外に勇気と感動」

2018-08-31
 県は30日、第100回全国高校野球選手権記念大会で、本県代表として103年ぶりに準優勝を果たした金足農野球部に県民栄誉章を授与すると発表した。顕彰式の日程は今後、学校と調整して決める。
 甲子園では優勝経験のある強豪校などを次々破り、公立校としては2007年(第89回大会)の佐賀北以来、11年ぶりに決勝進出。決勝で大阪桐蔭に敗れたものの、全国的に県や本県農業への注目度を高め、県内外に大きな勇気と感動を与えたことが認められた。
 佐竹敬久知事は同日県正庁で行われた同校の出場報告会で「素晴らしいプレー、努力に対し、県民栄誉章を授与したい。みなさんは秋田の誇り。ぜひ受け取って頂きたい」などと述べた。
 全国大会優勝などの成績を収めている競技は他にもあるが、終了後の取材に対して「議論はあったが、成績だけでなく、県民に感動とやればできるという希望を与えた。これほど盛り上がったことはなく、県民栄誉章にふさわしい」と説明した。
 県民栄誉章は1986年の創設。これまでに大相撲の豪風関(2016年)など17個人と3団体に贈られている。
 

かづの北限の桃 日本一へ「ガンバロー」 本格出荷前に安全祈願

2018-08-31
「ガンバロー」を三唱する参加者たち(JAかづの青果物選果場)
 鹿角市のブランド果樹「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に、豊作と作業の安全を祈願する神事が30日、花輪のJAかづの青果物選果場で行われた。生産者など約100人が参加、生産、販売の目標達成に願いを込めた。
 本年度の栽培面積は約65㌶で生産者は160人。出荷は48万8000㌔(昨年37万㌔)を計画し、販売目標額は1億5000万円に設定している。
 JAかづの北限の桃生産部会の中村喜作部会長によると、春先の天候不順などの影響を受け、栽培管理に苦労したが、品質は十分で、昨年並みの出荷を見込んでいる。寒暖の差が大きいという気候特性を生かし、「かづの北限の桃ならではの、ガツンとくる甘さが出ている」と部会長は話している。
 8月中旬から「あかつき」の出荷が始まり、主力品種での「川中島白桃」は9月上旬から。収穫祈願祭は、「川中島白桃」の本格出荷を前に行われた。
 神事の後、菅原俊二組合長が「北限の桃が全国一といわれるように頑張っている。高値で販売していきたいので、良いモモを出荷してほしい」とあいさつ。来賓からは、「北限の桃のファンは全国で心待ちにしている」「鹿角のイメージを向上させるブランド」などとブランド力向上に期待の声が寄せられた。
 中村部会長が「品質向上、生産拡大を目指そう」と呼び掛けながら音頭を取り、参加者全員で「ガンバロー」を三唱した。

 

花輪北・平元小 統合21年4月に決定 校名など次回から本格協議

2018-08-30
花輪北・平元小再編協議会の第1回会議(市役所)
 鹿角市の花輪北、平元両小学校の再編・統合に向けて両校の保護者や地域の代表らが諸課題を話し合う再編協議会の第1回会議が28日夜、市役所で開かれ、統合時期を2021年4月と決めた。次回からは学校の名称や校歌、校章などについて協議。どちらか一方のものを継続して使うのか、あるいは新規につくるのか協議の行方が注目される。
 市教委は市立学校等再編計画に基づき、小学校が「末広と十和田」「草木と大湯」「花輪北と平元」、中学校が「花輪一と花輪二」の4組、8校の再編を目指している。
 このうち花輪北小と平元小の統合校は、花輪一中との統合に伴い空き建物となる花輪二中の校舎を改造し使用する。
 花輪北小は、卒業生が二つの中学校(花輪一、花輪二)に分かれて進学するという課題があることから、学区の在り方について地域の意見を聞いて検討した結果、統合後も現在と同じ学区にすることを教委が今年1月に決定。この際、地域からはスクールバス運行やクマ対策などに関する要望や提言が出されている。
 再編協議会は、学校の名称、校歌、通学方法といった再編に当たっての諸課題を解決するため対象2校ごとに設置。委員は学校、保護者、地域、教委の代表で構成。「花輪北小と平元小」以外の3組は16年度にすでに開催し、統合に向けた準備を進めている。
 花輪北・平元小の協議会の委員は両校の関係者各9人と教委1人の計19人。畠山義孝教育長は「先行する三つのパターンとはだいぶ異なり、新しい校舎で子どもたちが学ぶことになる。新しい歴史をつくるパターンとなるが、教育委員会も一緒になって参加し、素晴らしい結論を導き出していきたい」と期待した。
 会長に柏﨑勇人・花輪北小校長、副会長に虻川真喜子・平元小校長を選任し、統合時期を21年4月と決定。次回の協議案件を確認した。
 花輪北小は1967(昭和42)年に柴内小と下川原小が統合し今年で創立51年。平元小は1875(明治8)年の設立で長い歴史を持つ。
 柏﨑会長は柴内小時代に平元小と合同で運動会を実施するなど、「兄弟校」のような両校の関係に触れ「子どもたちの夢や願いを大事にし、地域の将来を考えながら、より良い統合、納得のいく統合に向けて協議を進めていきたい」と述べた。
 会議は月1回程度のペースで本年度は計4回の開催を予定。教委は来年9月までを目標に各協議事項の結論をまとめたい考え。

 

大館市 県内トップ切り稲刈り 早場米・五百川 一足早く実りの秋

2018-08-30
早場米「五百川」の稲刈りが行われた(大館市板沢)
 大館市内の田んぼで29日、県内トップを切って2018年産の早場米「五百川」の稲刈りが始まった。JAあきた北が大館産米の占有率拡大を目指す品種。今季は7月から気温の高い日が続いたことで稲の生育が進み、品質は上々の出来栄えという。9月9日前後から県内のスーパーで店頭に並ぶ予定。
 「五百川」は福島県で民間育種されたコシヒカリ系統のわせ種で、さっぱりとした食感とほどよい甘みが特徴。田植えから約100日、早ければ8月下旬に収穫できるため台風被害が少ないという。稲刈り時期の分散による作業の効率化や、適期収穫による品質向上につなげようと、12年から同JAが市内で栽培を推進しており今年で7年目。同JAによると、今年は稲の生育状況がよく、栽培を開始して初めて8月中の収穫ができたという。本年度は1法人、5個人が8㌶で作付けし、約50㌧の販売を見込んでいる。
 このうち、富樫英悦さん(66)=板沢=は約0・9㌶で稲を刈り取った。6月に1週間ほど低温が続いたため、生育に不安を感じていたというが、7月に入って好天が続いたことで生育が進み例年以上の実りとなったという。富樫さんは「粒も大きく品質のいい米ができた。生育が順調な年の米はおいしい」と笑顔を見せた。
 同JAによると、収穫した米は放射性物質検査を経て、県内のいとくやタカヤナギの各店舗で販売される予定。主力品種の「あきたこまち」や「めんこいな」は9月20日前後から収穫が始まる見込みで、店頭に並ぶのは10月上旬とみられる。

 
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