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有償輸送、田代地域で 大館でNPO設立 来年4月の開始目指す

2018-10-17
NPO法人おおだて福祉ねっとの設立総会(谷地の平分館)
 大館市の田代地域で15日夜、高齢者の移動サービスを行うことを目指した特定非営利活動法人(NPO)の設立総会が開かれた。国が定める公共交通空白地型の「自家用有償旅客運送事業」に取り組もうとするもの。法人の名称は「おおだて福祉ねっと」で、設立時の会員数は11人。今後、法人の設立認証や国への登録申請手続きなどを進めることにしており、来年4月からの事業開始を見込んでいる。
 自家用有償旅客運送は、バスやタクシーなど道路運送法の許可を受けた交通事業者の営業が成り立たない一方で地域での輸送手段の確保が必要な場合に、必要な措置をとった上で市町村やNPO法人等が自家用車を使って提供するサービス。地域のニーズに応じて「交通空白輸送」や「福祉輸送」が取り入れられている。市によると、県内では上小阿仁村や八峰町などで、NPO法人による事業が行われているという。
 田代地域では2017年10月に、地区の行政協力員協議会が上小阿仁村で事業を展開するNPO法人を視察したことがきっかけとなり、事業化へ向けた取り組みを開始。発起人会が準備を進めてきた。市も、今年3月に策定した「地域公共交通網形成計画」に合致する取り組みであることから支援する方針を決め、6月補正予算では「『地域の足』確保推進モデル事業補助金」として、110万4000円を措置した。
 田代公民館谷地の平分館で開かれたこの日の設立総会には、会員11人が出席。発起人代表の藤田三壽さんが「田代地域の高齢者から、外出支援の要望が多く聞かれる。車の運転ができなければ不便で、免許返納に踏み切れない。安全・安心な移動サービスを利用できるシステムづくりが必要と考えた」などとする設立趣意書を朗読したあと定款が承認され、NPO法人おおだて福祉ねっとが設立された。理事長には藤田さんが就任した。
 事業計画によると、本年度は先進地研修や運転担当者の講習、事業の周知や利用会員の募集などを行う。あわせて、法人設立の認証手続きや国への登録申請などを進め、来年4月からの事業開始を目指していく。

「躍動する小坂」実現へ スリム化と効率化を 小坂町19年度予算編成方針

2018-10-17
職員に対し2019年度の予算編成方針が示された説明会(町役場)
 小坂町は16日、2019年度の予算編成方針を発表した。新年度も重点プロジェクトに掲げる「定住促進」「地元産業間の連携による地域活性化」「安全・安心な暮らし、地域づくり」に取り組み、町が目指す将来像「〝ひと〟と〝まち〟が輝く躍動する小坂」の実現を図る。
 方針は10日に細越満町長、成田祥夫副町長が決定し、この日、各課の主査以上の職員に示した。
 町長は、地方交付税の減額、公債費の支出や各特別会計への繰り出し金が増加に転じることなどを指摘。「既存事業の必要性、有効性、費用対効果などを検証し、一定の縮減を図り、一層の行財政運営のスリム化を図らなければならない。班内で議論をし、一丸となって目標実現へ果敢に取り組む積極的な予算編成を期待する」と述べた。
 町の財政状況は、歳入において、予算編成の基礎となる経常一般財源が18年度決算見込み額から2000万円減額となることが予想され、「財源の確保が非常に厳しい状況」(町財政課)。歳出は、人件費や大型事業の元利償還に伴う公債費、扶助費が上昇傾向となり、特別会計に対する一般会計の繰り出し金や公債費の増も見込まれる。
 このため、起債発行額の増加は次年度以降の負担増につながり、財政構造の硬直化を招く要因となることから、全ての会計において起債発行の抑制に努める。
 予算編成にあたっては、町民生活に必要なサービス水準を保ちつつ、新たな町民ニーズにも的確に応えるとともに、総合計画に基づく施策の充実、強化などのほか、財源の効果的・効率的な活用に取り組むよう促した。
 また、総合計画と町版総合戦略の推進を図るため、重点プロジェクト3点に沿った事業や課の枠を超えた企画の提案を求めた。
 歳入は、関係府省等からの最新の情報収集に努め、可能な限り新規財源の確保に努める。歳出は、既存の事務事業について事業効果の検証、徹底した見直しを行う。消費税率10%引き上げに対応し、来年10月以降に契約するものは新税率での計上を指示した。
 19年度の予算案は、11月21日から30日まで説明聴取を行い、来年1月21日に各課へ内示。町長査定(復活折衝)などを経て、2月4日に決定、26日に議会へ発表する予定。

FDAが5カ月ぶりチャーター便 大館能代空港 23日まで計8便運航

2018-10-17
5カ月ぶりに運航したチャーター便(大館能代空港)
 北秋田市の大館能代空港で16日、フジドリームエアラインズ(FDA、本社・静岡県)のチャーター便が運航された。今年5月以来5カ月ぶりの就航で、広島県からのツアー2団体約50人を乗せた便が到着。和歌山県の南紀白浜空港に向かうツアー客が搭乗し、出発した。
 大館能代空港ターミナルビル(社長・津谷永光北秋田市長)と大館能代空港利用促進協議会(会長・福原淳嗣大館市長)が同社に働きかけ、2年前に初めて運航。本年度は4、5月に計6便353人が利用した。
 この日は広島空港を出発したチャーター便が午前11時すぎに降り立った。3階の送迎デッキには着陸する色鮮やかな機体を撮影するため愛好家が訪れた。
 ツアー客は空港に到着後、バスで北東北や県内の観光を楽しむツアーに出発した。広島県尾道市から訪れた高橋文子さん(73)は「紅葉を楽しみに参加した。乗り換えがないのでとても楽でいい」と話していた。到着後の機体には熊野古道を巡るツアー客が乗り込んだ。
 今月は23日までの4日間で広島空港と南紀白浜空港発着の計8便を運航する。来月下旬には大館能代空港と静岡空港間で2便の運航を予定している。

自動運転導入へ長期実験 上小阿仁村で本年度 移動のほか出荷、配達も

2018-10-16
自動運転サービスの本格導入に向けた長期実証実験について話し合った協議会(上小阿仁村開発センター)
 国が2020年までの実現を目指して進めている自動運転サービスの本格導入に向けた長期実証実験が、上小阿仁村で18年度中に行われる。昨年度行われた短期実験で使用した設備を活用して1~2カ月の期間で行い、運営主体の構築など導入に向けた課題を探る。15日に村開発センターで協議会が開かれ、関係者が実験の実施について話し合った。
 自動運転サービスの導入は、高齢化社会に対応した新たな道路交通の在り方を探ることが狙い。17年度には上小阿仁村を含む全国13カ所で短期実証実験が行われた。
 村の実験は、積雪がある中山間地域への導入を検証することが目的。道の駅かみこあにを発着点に、公共施設が集中する小沢田集落と隣接する福舘集落を巡る約3・2㌔で8日間にわたって行われ、住民ら延べ100人が利用した。
 協議会には、国や県、村の関係者ら約20人が出席。小林悦次村長はあいさつで「上小阿仁で導入が可能となれば全国各地でも可能となる。村では高齢化により交通弱者が増加しており、サービスの導入に対する期待は大きい」などと述べた。
 続いて昨年度実施した短期実験の結果報告を踏まえて、長期実験の実施について協議した。短期実験の利用者の8割は自動運転サービスの安全性について「信頼できる」と回答、7割は今後も利用したいとして本格導入に期待を寄せたという。
 長期実験は国が示した方針を踏まえ、事業の採算性を探るため利用者から費用を徴収する形での実施が想定されている。運行規模については、短期実験と同様に道の駅を拠点として役場や診療所などを巡るルートを中心に行う考え。地元からは運行ルートの拡大を求める意見が上がり、長期実験の詳細な実施内容と合わせて今後の協議で検討することにした。
 協議会で示された資料では、上小阿仁村における自動運転サービスは「集落から診療所や役場、道の駅などへの移動支援」が目的で、道の駅への農産物出荷や配達サービスも行う方針。本格導入後の運営はNPO法人などが想定されている。

ニホンザリガニ 人工生息地を創出へ 大館市教委が市内2カ所で

2018-10-16
今後の事業計画などについて話し合った委員会(大館郷土博物館)
 大館市内に生息するニホンザリガニの保護を目指す「天然記念物ザリガニ生息地再生委員会」(高橋一郎委員長)の第4回会合が15日、大館郷土博物館で開かれた。市教育委員会が人工増殖研究の進捗(しんちょく)状況を報告。国天然記念物に指定されている同市の南限生息地と同水系の周辺私有地2カ所で、2019年度から順次、人工生息地を創出する工事に着手する方針も示した。
 委員会は17年度に発足。生息環境の悪化が懸念されてきたニホンザリガニと、国天然記念物指定地(同市八幡沢地区)の保護に向けて各種事業に取り組んでいる。
 会合には委員や事務局の市教委歴史文化課職員ら10人が出席。同課担当者が人工増殖研究について報告し、7月中旬から10月上旬にかけてふ化した赤ちゃんザリガニ19匹を飼育していると説明。停電による水槽の温度上昇でふ化に至らなかったケースもあり、19年度は「ポータブル電源1台を用意して対応したい」と述べた。
 人工生息地の創出事業は指定地周辺の2カ所で水路の増設、障害物の撤去などが行われる予定。同課が今後のスケジュール案として、19年度に1カ所、21年度にもう1カ所で着工する計画を提示。それぞれ完工翌年に増殖した赤ちゃんザリガニを放流、定着させてから国天然記念物の追加指定を目指す方針を示した。
 委員は各種事業について意見や助言を述べ、今後の事業計画案を承認した。
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「一押し」産品をPR 十和田中2年生 道の駅おおゆ魅力アップへ

2018-09-29
一押しの土産品をPRする生徒たち(道の駅おおゆ)
 鹿角市十和田中学校(庄司弘校長)の2年生28人は本年度、地元の大湯で4月にオープンした道の駅おおゆ(湯の駅おおゆ)の魅力と知名度のさらなる向上を目指し、さまざまな活動に取り組んでいる。28日は生徒20人が道の駅を訪れ、事前に自分たちが選んだ一押しの土産品などを立ち寄った人たちに宣伝し、販売促進に一役買った。
 同校は、ふるさとの誇りと愛着心を醸成しようと、いろいろな角度から調べ、魅力を発信する「十和田魅力アッププロジェクト」を展開。全学年が各種テーマに沿った活動をしている。
 今回の道の駅に関する活動は「〝道の駅おおゆ〟連携」を選択した生徒が行っており、役割分担して物品販売、ビオトープ制作、マップ制作に取り組んでいる。
 この日は物品販売とビオトープ制作のグループが訪れた。物品販売の生徒13人は、リンゴジュースやジャム、アップルパイ、カステラなどそれぞれ一押しの地場産品を集め、「鹿角・十和田の逸品」として特設コーナーを開設し、訪れた人たちに積極的にPRした。商品が購入されると、生徒たちは心を込めて感謝していた。
 道の駅について、成田蒼楠さん(14)は「もっと有名になってほかの所に住んでいる人たちに知ってもらいたい」、廣瀨七望さん(13)は「訪れた人たちが笑顔になってくれるような施設になってほしい」と期待していた。
 道の駅の淺利裕子駅長は「鹿角の魅力について考えるこの取り組みは大変いいこと。湯の駅をテーマにしてくれてとてもありがたく、心強い」と話した。

病院事業は「不認定」 企業会計決算特別委の総括質疑 大館市の9月議会

2018-09-28
企業会計決算特別委の総括質疑(市役所)
 大館市の9月定例議会は27日、企業会計決算特別委員会(小畑新一委員長)が開かれ、福原淳嗣市長らに出席を求めての総括質疑が行われた。委員からは、扇田病院外来診療費着服事件に関連して、病院事業会計についての質疑が相次いだ。終了後に行われた採決では、病院事業会計の決算は全会一致で「不認定とすべき」とした。
 病院事業の収益的収支は、総合、扇田両病院の合計で収益が108億7483万円、費用が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の当年度純損失を計上。地方公営企業会計制度の見直しに伴う3年間の経過措置が終了したことなどにより、病院事業全体で約1億2000万円の資金不足額が生じた。
 扇田病院外来診療費着服事件は、2008年3月から昨年4月まで、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。今回の決算では、17年度分の不明金193万円を外来収益及びその他医業収益へ計上し、同額を特別損失のその他特別損失に計上。過年度分の不明金1億1599万円は、特別利益の過年度損益修正益及び特別損失の過年度損益修正損にそれぞれ計上した。
 委員からは、病院事業の当年度純損失が3億円を超えていることに関連して「経営改革プランでは、20年度の黒字化を目指しているが、計画通りに進むのか」との質問が出された。福原市長は「現場での改善は進んでいる。改革プランの策定時と現在では、医療を取り巻く環境も大きく変わっている。現在の改善の方向性で進めることで、その先には必ず、経営状態が良くなると確信している」などと答弁した。
 また、扇田病院の再発防止策について「対策は万全なのか」との質問があり、佐々木睦男病院事業管理者は「今までのようなことは、起こらないと考えている」と答弁。「複数での取り扱い、チェック等は最低限守ってほしい」との要望には「そのようにしたい」と答えた。
 終了後に行われた採決の結果、水道、工業用水道、下水道の各事業会計決算は「認定すべき」と決定、病院事業会計決算は全会一致で「不認定とすべき」と決した。10月1日の本会議で、一般会計や各特別会計の決算認定案とともに採決される。病院事業会計決算の不認定は、前年度に続き2年連続。

田子―大湯間の世紀越えトンネル 3期成同盟会が要望 鹿角市長「スピード上げて」

2018-09-28
鹿角振興局に要望する整備促進期成同盟会の役員ら(鹿角振興局)
 八戸能代間北東北横断道路整備促進期成同盟会(会長・児玉一鹿角市長)、角館大鰐間国道整備促進期成同盟会(同)など期成同盟会3団体は27日、合同で鹿角地域振興局を訪れ、青森県田子町と鹿角市十和田大湯を結ぶ国道104号のバイパス建設などを要望した。
 同バイパスについて、振興局の担当者は、物流や観光関係業者のヒアリングを実施し、道路の使用状況などを把握する具体的な調査に入ることを説明。これに対し、児玉市長は「もっと、スピードを上げてほしい」と強く要請する一幕もあり、バイパス整備に強い期待を示した形だ。
 振興局を訪れたのは、児玉市長が会長を務める2期成同盟会と、国道454号整備促進期成同盟会(会長・小林眞八戸市長)。要望事項は、104号のバイパス建設をはじめ、▽小坂町細越―小坂北インターチェンジ出口間の拡幅改良▽鹿角市花輪市街地の混雑緩和▽鹿角市―仙北市間の通年通行▽(仮称)西十和田トンネルの早期整備―など。
 田子町夏坂―大湯四の岱間の国道103号と104号の現ルート(延長32㌔)は、県境付近が急勾配、急カーブが連続する難所。「世紀越えトンネル」(1・2㌔)を含む16・7㌔のバイパス整備へ、両市町を含む期成同盟会などが実現を目指している。
 要望に対し畠山勇人局長は「観光、産業振興、災害時の代替ルートとして重要な路線と認識している。整備へ向け、具体的な課題を整備する」と回答。浅井学建設部長は、観光、物流関係事業者に対しヒアリングを実施する、として、「一番の問題は交通量が少ないこと。(調査の委託先が決まり)これから具体的に動く。昨年は机上の調査だったが、本年度は実際にヒアリングを行い、道路がどのように使われているかを把握する」と説明した。
 これに対し、児玉市長は「間もなく10月だ。もっとスピードを上げてほしい。方向性が見えてこない。互いに情報を共有し、前に進めたい」と語気を強めた。
 細越―小坂北インターチェンジ出口間の拡幅改良について、畠山局長は「大型車両が増加している。車両の通行、沿線住民の安全確保の面から整備が必要な区間だ。整備に必要な調査を行っている」と回答。花輪市街地の混雑緩和へ向けては、「冬季にも交通状況を把握する調査を実施する」と答えた。

乗客楽しませ黄金に実る 内陸線田んぼアートの稲刈り 北秋田

2018-09-28
実った稲を刈り取る住民ら(平里地区)
 秋田内陸線の沿線に描かれた「田んぼアート」の稲刈りが27日、北秋田市の阿仁小渕、平里両地区で行われた。約3カ月の間に乗客を楽しませてきた秋田犬と森吉山のアートを、地域住民ら約90人が丁寧に刈った。
 秋田内陸線の利用促進や地域活性化を目的に、県などが住民の協力を得て取り組んでいる。内陸線沿線では5月に測量や田植えを行い、北秋田市3カ所、仙北市2カ所で作成。7月上旬ごろに絵柄が浮かび上がり、列車の車窓から乗客が観賞を楽しんだ。
 阿仁小渕、平里両地区の稲刈りには平里自治会、JA秋田北央、秋田内陸縦貫鉄道、県などが参加。2カ所は2頭の秋田犬が森吉山の観光を楽しむ姿のアートが描かれた地点。参加者は肌寒い気温の中、色濃く実ったアート用の稲を鎌で刈り取っていった。
 県北秋田地域振興局によると、現在は乗客アンケートを集計中だといい、「田んぼアートを見るために乗車する人も多く、秋田犬の絵柄も好評だった」と話していた。

病院「厳しい経営状況」 大館市9月議会・企業会計決算特別委 認定案など審査始まる

2018-09-27
企業会計決算特別委員会(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は26日、企業会計決算特別委員会(小畑新一委員長)を開き、2017年度決算の認定案4件と関連する議案2件の審査を開始した。審査に先立ち福原淳嗣市長が発言を求め、決算の状況を説明。病院事業会計では「両病院に合計で資金不足が発生する厳しい状況となった」ことを報告しながら「医療の質向上を図るとともに、経営改善に取り組む」と述べた。扇田病院の外来診療費着服事件については「引き続き、一日も早い解決に努めていく」とした。
 付託されたのは▽水道▽工業用水道▽下水道▽病院―各事業会計の決算認定案と、「水道事業未処分利益剰余金の処分について」「工業用水道事業未処分剰余金の処分について」の議案2件。
 水道事業は、上水道と旧簡易水道を合わせた純利益が1億1670万円。前年度と比べ610万8000円の利益減だった。工業用水道事業は、前年度から1事業所減の28事業所へ供給。純利益は535万6000円で、前年度と比べ13万5000円の増益。
 下水道事業は、公共下水道事業と特定環境保全公共下水道事業を合わせて5554万円の純損失を計上。前年度と比べると409万円増加した。
 病院事業の収益的収支は、総合、扇田両病院の合計で収益が108億7483万円、費用が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の当年度純損失を計上。地方公営企業会計制度の見直しに伴う3年間の経過措置が終了したことなどにより、病院事業全体で約1億2000万円の資金不足額が生じた。
 福原市長は病院経営について「総合病院は、大館鹿角二次医療圏の中核病院として高度な医療の提供に努めてきた。また、扇田病院は医療介護連携や在宅医療の提供に取り組み、地域包括ケアを担う病院として経営の安定に努めてきた」ことを報告。「医療の質の向上を図るとともに、病院経営改革プランに基づく経営改善に向けた取り組みを推進していく」とした。
 扇田病院の外来診療費着服事件については「現金管理の適正化とセキュリティーの強化を図るとともに、委託業者への損害賠償金請求を提訴し、警察への被害届を提出した」などと説明。「引き続き、一日も早い解決に努めていく」と述べた。
 長谷部明夫代表監査委員は「病院事業は非常に厳しい経営状況。さらなる経営の効率化に努め、地域において必要不可欠な医療を継続して提供していくことを望む」との意見を述べた。

8月のニュース

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「相手の立場で考えて」 北秋田市 いじめゼロサミット

2018-08-23
児童生徒がいじめ防止について話し合った「きたあきたいじめゼロサミット」(コムコム)
 子どもたちがいじめ問題について話し合う「きたあきたいじめゼロサミット」が22日、北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれた。市内の小中学校から代表として参加した児童生徒が、学校で実践している取り組みなどを踏まえてグループ討議を行い、いじめを防ぐために必要な取り組みを探った。
 北秋田市の小中学校では、2014年に児童生徒が話し合って策定した「きたあきたいじめゼロ宣言」を基に、各校でいじめ防止に向けた取り組みを展開。年1回のサミットを通じてそれぞれの成果などを確認、新たな取り組みの在り方を探っている。
 開会式で佐藤昭洋教育長は「やっている側がいじめと思わなくても、受けた側がいじめと感じることもある。どうすればいじめをゼロにできるか存分に話し合い、実践して」と児童生徒に呼び掛けた。
 討議に先立ち、1月に開かれた全国いじめ問題子供サミットに秋田県代表として参加した、合川中学校3年の櫻田壮さんと加藤青葉さんが全国サミットでの発表について報告。「全国の取り組みを知ることができ、今後の取り組みの参考にしたい」と述べた。
 3班に分かれてグループ討議を行った後、いじめ防止に向けて必要な取り組みを出し合い、グループとしての意見をまとめた。「いじめについて全校で話し合う機会を設けることは大切。いじめに対する考えや意見が共有でき、取り組みを効果的に進めることができる」などとする意見が出された。
 「いじめといじりの境界」について話し合った中学生のグループは「何気ない言葉でも相手を傷つけてしまうこともある。言葉にする前に自らに置き換えて考え、相手が傷つくと思う言葉は使わないようにすることが大事。相手のことを知り、考えることが必要」などと訴えた。

 

間瀬川で小水力発電 大湯の西村林業 起工式、来年4月に開始

2018-08-23
来年4月の発電を目指して行われた起工式(花輪字近江谷地の建設予定地)
 鹿角市十和田大湯の西村林業(西村公一社長)は、花輪地内の間瀬川に近江谷地小水力発電所を建設する。年間発電量は最大で33万㌔㍗(一般家庭約78世帯分)の能力を見込み、来年4月からの発電開始を予定している。
 小水力発電は、一般河川、農業用水、上下水道などの水流を活用し、その落差や勢いで水車を回して発電する。ダムなどを開発して行う一般的な水力発電に比べ小規模。年間を通して安定した発電が可能で、設備利用率は太陽光発電より高い。
 鹿角市内では2016年11月、調査研究と普及を図る民間の任意団体「北東北水力利用推進協議会」(会長・西村社長)が発足。先進地視察、講演会や意見交換を行っている。
 発電所の建設場所は、花輪字近江谷地内に架かる長野橋上流の間瀬川。落差は12㍍で、最大出力は49㌔㍗、年間発電量は33万㌔㍗を予定している。事業費は約1億5000万円。来年3月完成し、同4月に試運転、発電を開始する。固定価格買い取り制度で収益事業を行う。
 発電所の起工式が22日、建設予定地で行われ、市、県、民間関係者約20人が出席、工事の安全と事業の発展を祈願した。民間による小水力発電は、大手企業や農業関係団体などが導入しているが、地元の民間会社が取り組むのは珍しいケース。
 西村社長は「森林の新しい活用モデルと位置付けている。木材の価格が低迷する中で、立ち木によって生計を立てるのは難しい。水を利用して収益を上げ、地域経済の向上につなげたい」と話している。

 

頬かむりし優雅に舞う 毛馬内盆踊り こもせ通りで開幕

2018-08-22
見物客を魅了した毛馬内盆踊り(こもせ通り)
 国の重要無形民俗文化財で、県内三大盆踊りの一つに数えられる「毛馬内盆踊り」が21日、鹿角市十和田毛馬内の毛馬内こもせ通り(本町通り)で開幕した。頬かむりをした男女がかがり火を囲んで優雅に舞い踊り、見物客を魅了した。23日まで。
 50回の節目を迎えた子ども盆踊りコンクールや勇壮な呼び太鼓に続いて午後8時ごろ、毛馬内盆踊りがスタート。大太鼓と笛のはやしで踊る「大の坂」を皮切りに、無伴奏の唄のみで踊る「甚句」、「毛馬内じょんから」と続いた。
 男性は紋付き等の着物に水色の蹴出し、女性はじゅばんにとき色の蹴出しで留め袖や訪問着等をまとい、きらびやかな帯の下に黄色のしごき帯を巻き、手拭いで顔を覆う独特の衣装。かがり火を囲んで輪になった踊り手たちが、郷愁を誘う大太鼓と笛の音色に合わせ、ゆったりとしたテンポでしなやかな踊りを繰り広げた。
 起源は定かではないが、大の坂は京都の念仏踊りの流れをくむといわれる。甚句は南部領だった約450年前、戦いから帰った将兵たちをねぎらったのが始まりとされる。
2 000年から各地の盆踊り等をゲストに招き、「北の盆」のタイトルで開催している。
 22日は午後6時半から「ナニャドヤラ葛巻愛好会」(岩手県)、呼び太鼓、8時から毛馬内盆踊り、23日は午後5時から地元の子どもたちによる盆踊り合同披露、6時半から「八幡平水沢盆踊り太鼓保存会」(鹿角市)、8時から毛馬内盆踊りが行われる。

「涙出るほど感動」 全国高校野球の金足農 北鹿にも旋風吹く

2018-08-22
大型モニター前で金足農業に声援を送る人々(いとく大館ショッピングセンター)
 第100回全国高校野球選手権記念大会で、躍進した秋田代表の金足農業は21日、決勝で優勝候補・大阪桐蔭(北大阪)に2―13で敗れ、準優勝で激闘に幕を下ろした。県勢としては第1回大会以来、103年ぶりとなる決勝の舞台。北鹿地方でも住民たちが各地で声援を送り、「感動をありがとう」と感謝する声が上がった。〝金農旋風〟を受け、野球関係者からは今後の北鹿勢の活躍に期待する声も聞かれた。
 大館市御成町のいとく大館ショッピングセンターでは、3階に大型モニターが設置された。決勝開始直後から約60人が集まり、一球ごとに歓声を上げる姿があった。試合終了後も、画面に両校の選手が映し出されると、健闘をたたえて拍手をしていた。
 大館市花岡町の60歳代女性は「十分頑張った。感動をもらえ感謝しかない。負けはしたが優勝以上の価値がある。ありがとうと言いたい」とたたえた。青森県弘前市の男性(44)は「同じ東北の人間として応援していた。毎試合、涙が出るほど感動をもらった。本当にお疲れさま」とねぎらった。
 野球関係者らも試合の行方を見守った。今年夏、金足農と県予選2回戦で対戦し、0―2で敗退した秋田北鷹の当時の主将、長田大翔(ひろと)さん(3年)は「常に全力で戦っているところは予選からだった。後輩たちには良い投手に負けない打撃のレベルアップを図ってほしい」と願った。木藤大嗣監督は「甲子園の決勝まで勝ち上がったチームと試合したのは良い経験。ナンバーワン投手と戦っていろんなことを学んだはず。最後まで諦めないという金農の姿を見て意識を高く持ち、普段から声を出すなど取り組んでほしい」と期待した。
 2011年春のセンバツ甲子園に出場した大館鳳鳴の当時の主将・小貫慧太さん(24)=大館市=は「北鹿地方の高校生も多くの人に応援されていることを忘れないでほしい」とエール。小貫さんと同期の山口智哉さん(25)=大館市=は「大事な場面で得点でき、辛抱強く守る力を後輩たちには磨いてほしい」と北鹿の高校生たちに期待を寄せた。

「西六郷」が歌声披露 北秋田市の浜辺の歌音楽館 地元合唱団と合同演奏も

2018-08-22
西六郷少年少女合唱団が出演した定期演奏会(浜辺の歌音楽館)
 北秋田市米内沢の浜辺の歌音楽館で20日、第95回定期演奏会が開かれ、児童合唱の先駆者として有名な東京都の西六郷少年少女合唱団が出演。市出身の作曲家・成田為三の楽曲などを高らかに歌い上げた。
 西六郷少年少女合唱団は、県出身の音楽家鎌田典三郎さんが1955年に東京都内で結成した西六郷小学校少年少女合唱団が前身。合唱コンクールでの受賞やテレビ出演などで有名となり、児童合唱団の目標となっていた。
 鎌田さんの死去に伴いいったんは解散したが、新西六郷少年少女合唱団として再結成、2015年に西六郷少年少女合唱団に改名して活動を続けている。
 第1部は「世界の歌」と題してエーデルワイスやグリーンスリーブスなどを披露。第2部では「秋田の歌」をテーマに、成田為三の代表曲「浜辺の歌」など秋田ゆかりの曲を披露した。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団との合同演奏も行われた。
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