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「若手」「女性」議員増やすには 鹿角市議会改革検討委 なり手不足、議会が検討

2019-06-25
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宮野議長が2項目を諮問した鹿角市議会改革検討委(市役所)
 鹿角市議会改革検討委員会(倉岡誠委員長)は24日開き、宮野和秀議長が若手議員と女性議員を増やす方策、市執行部への政策提言の促進―の2項目について諮問した。地方議会議員のなり手不足問題が深刻化している中、今後の検討の行方が注目される。
 同市議会の年代別の議員数は▽40代=1人▽50代=2人▽60代=12人▽70代=2人―。65歳以上は17人中11人で高齢化が進展。女性議員は2005年から吉村アイ氏1人の状態が続いている。
 宮野議長は「若い人たちがどういうことを考えているのか、なかなか意見を拾うことができない」などと諮問理由や背景を述べ、「若手と女性の議員が少しでも増えてもらえればと考えている。市全体の活性化の意味もある。どうすれば、なり手として手を挙げてくれるのか、報酬や定数の問題も含めて検討してほしい」と諮問。また「年配の人が悪いわけではなく、どんどん頑張ってほしい」とも述べた。
 吉村委員は「女性の場合、いろんな人に声を掛けたが、断られることが多く、後に続く議員がいなくて悩んでいたので、大変ありがたい」、田村富男委員は「これまで鹿角の市議選で無競争はなかったが、若手や女性に(立候補の)話をすれば、なかなか『うん』と言ってくれない状況にある。次期改選まで結論を出すべき」とそれぞれ意見を述べた。
 一方、市執行部への政策提言について宮野議長は「(次期総合計画の)7次総に向け、文章にまとめて当局に提言してもらいたい。今後の鹿角のことに関わることで、議員としての勉強や資質向上にもつながる」と諮問理由を述べた。
 諮問2項目については次回の検討委で取り扱いの方向性などを話し合う。

大館市のクマ対策 地図追加し、分かりやすく ツイッターの出没情報

2019-06-25
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クマ目撃場所に地図を掲載した大館市のツイッター
 大館市は、ツイッターによるクマの出没情報に、位置情報を追加して発信を始めた。これまでは日時と地名の表記だけだったが、地図上でも確認できるようにし、より分かりやすい注意喚起を目指す。クマ出没対策として本年度は、小柄沢墓園など2カ所で緩衝帯を整備する。農家に対する電気柵の設置費補助事業は、利用要件を緩和した。市は「関係機関と連携しながら効果的な取り組みを行いたい」と話す。
 市民からクマの目撃情報が寄せられると、市と猟友会、JA、警察などで組織する「市鳥獣被害対策協議会」を通じて、市ツイッターに日時や地名を載せ、注意喚起を図ってきた。今月19日からは目撃場所に印を付けた地図を併せて発信。目撃地点がピンポイントで記され、住宅地に近いなどの情報が一目で分かる。
 過去の目撃場所の情報を蓄積して地図に記し、市ホームページで公開する方法も検討中で、農林課は「他市町村の事例を参考に、必要な情報をより迅速に分かりやすく市民に伝えていきたい」と話す。
 クマの出没対策として、18年度は県の事業を活用して、長根山運動公園周辺に緩衝帯を整備した。市道沿い約1㌔の林を30㍍幅で刈り払い、見通しをよくすることで、市街地への出没を防ごうという取り組み。17年度は運動公園周辺での目撃が相次いだが、18年度は鳳凰山登山道の1件のみで、農林課は一定の成果があったとみている。
 本年度は小柄沢墓園3・03㌶、十瀬野公園墓地2・85㌶に緩衝帯を整備する。墓地を取り囲む形で、山ぎわ約30㍍幅で雑雑木を刈り払う。作業は今月末で終える予定で、事業費は約170万円。
 このほか、18年度に開始した電気柵の購入・設置費の補助事業は、要件を緩和した。果樹や養鶏、野菜などの農家に対し、10万円を上限に設置費用の半額を補助する事業。農家が1度補助を受けると、5年間は申請できない縛りがあったが、本年度からは農地が別の場所であれば同じ農家からも申請を受け付ける。農林課は「農地が複数箇所にわたる農家が多い。未設置の農地に電気柵の設置を促し、被害を防ぎたい」と話した。
 農林課によると、本年度の市内のクマ目撃件数は23日現在で32件。前年同期と比べ15件少ない。18年度の目撃件数は152件だった。

マタギの里観光開発 3期連続で黒字に 北秋田市の三セク 株主総会で決算承認

2019-06-25
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マタギの里観光開発の株主総会(打当温泉マタギの湯)
 北秋田市の第三セクター・マタギの里観光開発(仲澤弘昭社長)の株主総会が24日、打当温泉マタギの湯で開かれ、2018年度決算を承認した。上半期(4~9月)は西日本を中心とした記録的な豪雨の影響などもあり、前年度を下回って推移したものの、下半期(10~3月)で大きく増加。全体の売り上げは対前年度比102%、当期純利益は12万円を計上し、3期連続の黒字を確保した。
 同社は、市が所有する打当温泉と道の駅あにの指定管理者。約1億8000万円の累積赤字を抱えたことから、市の支援を受けて経営再建を進めている。
 18年度の損益計算書によると、売上高は1億5828万円。商品の仕入れ費や材料費などを差し引いた売上総利益は8389万円。販売費や一般管理費は1億221万円で、差し引き1832万円の営業損失となった。一方、市からの受託料など営業外収益を加えると、31万円の経常利益を計上。税引き後の当期純利益は12万8000円だった。
 事業報告書などによると、打当温泉は冬期間限定の市おもてなし支援事業を活用し、前年度比117%の1417人を集客。要因として「テレビCMや新聞・雑誌等での宣伝、ダイレクトメールなどの効果」を挙げた。インバウンドの入り込み数は17年度が77人、18年度は106人。「台湾からの修学旅行が入ったことで増加した」と説明した。
 また、昨年3月に完成した「どぶろく工房」は1250㍑を製造。売上高は253万2000円を計上した。274人の見学者もあった。
 その上で「上半期は西日本を中心とした記録的な集中豪雨の影響もあり、対前年度比マイナス5%の落ち込みとなった。下半期は対前年度比110%の売り上げとなり、年度全体の売り上げも対前年度比102%を計上した」と説明。ホームページのリニューアルや宿泊予約システムの更新を進め「マタギの魅力を発信し、興味を引くよう努めていく」とした。
 仲澤社長は「この3年で会社の体質も変わってきた。黒字を出し続けられるようにしたい」などとあいさつした。
 市の人事異動に伴い、取締役の佐藤進氏が辞任し、後任に市産業部政策監の石﨑賢一氏を選任した。

寄付の邸宅、改修を計画 大館市・石田ローズガーデン 功績たたえる施設に

2019-06-24
大館市が改修を計画している石田ローズガーデンの邸宅
 大館市は、「石田ローズガーデン」の邸宅の改修事業を計画している。市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93年)の邸宅と土地が昨年、市に寄付された。石田氏の功績をたたえる施設として、同氏を紹介するギャラリーやレストランカフェとして活用できるスペースの確保を検討している。本年度実施設計、来年度の改修工事を予定している。
 市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍は寄付を受けるまで市が借り受けていた。約500種のバラは寄贈され、95年7月から市管理となっている。
 石田氏は1947年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は石田氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、昨年8月に亡くなった。生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示しており、昨年9月に遺族が市に邸宅と土地を寄付した。
 市の6月定例議会教育産業常任委員会で、観光課が改修概要を示した。「石田氏の功績をたたえる施設としての活用を検討している」と説明。邸宅の1階は倉庫やテラススペース、2階は石田氏を紹介するギャラリー、レストランカフェとして活用できるスペースの確保、3階は多目的に活用できるスペースの確保を検討している。老朽化している邸宅西側の塀の解体補修、邸宅に向かう橋も改修する予定。
 スケジュールは、9月定例議会に実施設計の予算案を提出し、2020年度の改修工事発注を予定している。委員からは「食事ができるスペースを考えてほしい」などの意見が出された。
 観光課は「改修概要は現在検討段階だが、市にとって唯一無二の資源と位置付けている。寄付者の意向に応え、石田氏の功績をたたえる施設として活用したい」と話した。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。ローズガーデンでは6月8日から23日まで大館バラまつりが開かれ、県内外から多くの人が訪れて園内を散策した。10月12~14日もバラまつりが開かれる。

飛鳥とあこ、8月末で卒業 ふれあい隊任期満了で 市民らと3歳の誕生会

2019-06-24
市民らがあこと飛鳥の誕生日を祝福した(秋田犬の里)
  大館市の秋田犬ふれあい隊(地域おこし協力隊)1期生の任期満了に伴い、隊員の飼育する秋田犬「あこ」(赤毛)と「飛鳥」(虎毛)が、8月末に大館を離れ〝卒業〟する。23日、市観光交流施設・秋田犬の里で開かれたあこと飛鳥の3歳の誕生会で発表された。
 飛鳥を飼育する富澤彰子さん(36)、あこを飼育する西山奈見さん(37)の両隊員は、2016年9月の着任から今年8月末で最長3年の任期が終わる。二人はそれぞれ飼育する秋田犬を連れて大館を離れる予定。
 誕生会には市民ら約40人が集まった。鶏肉や豆腐など二匹の好物を使って西山さんが手作りしたケーキが贈られた。参加者が「おめでとう」と声をかけて拍手で祝福。先着10組との「握手会」なども企画され、記念撮影や触れ合いを楽しんだ。
 鹿角市から子ども3人を連れて訪れた大森亘さん(36)は、「2歳の息子が大の犬好き。地元で秋田犬と触れ合えるのはありがたい。大館を離れるのは残念だがまた新しい秋田犬にも出会いたい」とした。
 富澤さんと西山さんは「いつも会いに来てくださる方も祝ってくれた」と感謝。残り約2カ月の任期を二匹と全うする意気込みを新たにした。「お世話になった市民や、あすあこファンに感謝とお別れを伝えたい」として、29日から8月24日までの毎週土曜日、午後1時15分から4時15分をあこの出勤日とする。飛鳥も飛び入り参加することもあるという。市観光課によると、夏に新たなふれあい隊2人が着任する予定。

5月のニュース

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大館市 道路補修に3億円超 19年度 過去10年で最多に 傷み目立ち、要望に対応

2019-05-31
傷みが目立ち、補修を予定している市道(大館市粕田)
 大館市の道路補修に関する2019年度予算が3億円を超える見通しだ。6月補正予算案に約2億6000万円を計上。前年同期に比べ約8000万円増え、過去10年で最も多い。低温に伴う「凍上現象」や交通量の増大で傷みが目立ち、議会からも指摘が出ていた。市土木課は「今まで以上に住民の要望に応えていきたい」としている。
 土木課によると、市道1798路線・延長881㌔のうち、8割にあたる696㌔を舗装。アスファルトは固まる際に細かい隙間ができる。水分が入り込んで凍ると、膨張して路面が隆起。この「凍上現象」で道路がもろくなるため、車が通るたびに傷つき穴が開く。もともと路盤が薄い道路や、大型車などの交通量が増えた路線もあるという。
 予算要求した昨年10月時点の道路補修計画は、舗装140カ所(延長59㌔)、側溝93カ所(18㌔)の計233カ所で事業費約32億円と算出。主要な施設のアクセス道を中心に優先順位を決め、市長選に伴う骨格型の当初予算には生活関連道路舗装・側溝補修工事費として15カ所(2㌔)分の9780万円を措置した。6月補正予算案は38カ所(6・2㌔)分として2億6424万円を計上し、議会で可決されれば当初と合わせて3億6204万円に上る。このうち7割程度は起債で対応する方針。
 13年度の道路補修工事費は予算ベースで1億700万円、14年度1億1500万円、15年度1億172万円、16年度1億383万円、17年度2億円、18年度2億7982万円だった。議会から「ここ2年ほど予算が多いものの、工事を行っても要望が積み重なり解消されない。もっと工事を増やせないか」と問われ、福原淳嗣市長は「補正予算で増額し、できるだけ要望に対応したい」と答弁していた。
 土木課に寄せられた苦情・要望などは18年度で389件。このうち道路補修関連は7、8割だった。当初予算分の工事は5月上旬から順次発注し、今のところ12カ所について業者と契約を締結。ほかの道路も降雪前に施工したい考え。

人手不足深刻化 研修充実や待遇改善を 鹿角で初の 雇用安定会議

2019-05-31
関係団体の代表が一堂に会し、要請とともに意見交換した会議(鹿角建設業協会会議室)
 鹿角地域若年者雇用安定会議が30日、花輪の鹿角建設業協会会議室で開かれ、高校、経済団体、県、市町の代表が出席した。人手不足が深刻化する中、地元就職の促進を高校側に、早期の求人票提出を企業側にそれぞれ要請し、意見を交換した。
 出席したのは3高校と比内支援学校かづの校高等部、商工会、市工業振興会、町産業振興会、建設業協会、地域振興局、市町、ハローワークの代表。関係団体の代表が一堂に会して、若年者の地元定着促進を円滑に進めるのが大きな目的で、県内でも初めての会議という。
 鹿角地域振興局の土田元局長が、早期求人票の提出やインターシップの受け入れなどを盛り込んだ要請文を経済団体の代表に提出。市町、振興局、ハローワーク、商工会の5者を代表して細越満町長が、地元企業の情報提供などを求める要請文を高校の校長、高等部の代表に手渡した。
 鹿角地域の有効求人倍率は昨年12月から2月までの3カ月にわたり2倍を超え、人手不足が深刻化。3月は1・83倍で2倍を下回ったものの、県内最高値が続いている。
 3月に下がった要因についてハローワークの小野寺利一所長は、例年3、4月は求職者が増える傾向にあり、5、6月の動向次第では、再び有効求人倍率が上昇する可能性があると指摘した。
 意見交換では、企業の早期求人票提出や入社後の研修制度の充実、職場環境の向上と給料アップに要望があった。企業側からは求人活動を練り直し、積極的に取り組んでいくとの発言があった。進学生徒が多い中で、在学中の出身者に対する継続的なアプローチが必要との提案もあった。
 高校の求人受け付けは6月1日から。土曜日のため、実際は3日からとなる。

18年度 1173万円の黒字に アグリほくおう 大豆等で収益拡大目指す 北秋田市

2019-05-31
事業計画などを承認したアグリほくおうの定時総会(JA秋田たかのす本店)
 農地や農作業の受託を行っている北秋田市のアグリほくおう(杉渕忠寿社長)は30日、JA秋田たかのす本店で定時総会を開き、2018年度事業報告と決算を承認したほか、19年度事業計画などを決めた。18年度決算は、転作助成金と販売額の増加などで、計画を大幅に上回る1173万円の黒字を計上。本年度も、大豆・ソバの作付けを拡大する。
 JAあきた北央と北秋田市、上小阿仁村が出資し農地・農作業の受託を行う有限会社として設立。JAの合併により、JA秋田たかのすの子会社となった。比内地鶏の素びな生産、有機堆肥の製造販売なども行っている。
 議事に先立ち代表取締役会長でJA秋田たかのすの斉藤一志組合長は「合併により、子会社も引き継ぐこととなった。堅実な経営を続けており、18年度も黒字となった」などとあいさつした。
 事業報告によると、18年度に経営受託した農地面積は140㌶で、所有する農業機械や作物の作業適期を考慮すると「受託面積は限界に達している」とした。一方で、これまでは水稲を主体とした作付け体系だったが、大豆・ソバの作付けを増やしたことから「効率的な栽培管理ができた」とした。
 「実質的な転作廃止による収益の減少が懸念されたが、転作助成金と販売額の増加により計画を大幅に上回る黒字決算となった」ことを説明。当期純利益は1173万1568円を計上した。前期繰越剰余金と合わせた2466万9762円を次期に繰り越す。
 本年度の事業計画では、基本方針として「水稲の水管理と大豆等の肥培管理を徹底して収益の向上を図っていく」としたほか、堆肥部門では「販売数量増加と散布面積増大」、比内地鶏部門では「素びな供給と肉鶏の出荷率向上」を図るとした。
 事業量は▽農地受託140㌶▽水稲作業受託1300㌶▽大豆作業受託200㌶▽ソバ作業受託200㌶▽堆肥販売3000立方㍍▽比内地鶏素びな供給4万羽▽比内地鶏販売1万3000羽―を設定。利益目標は113万3000円とした。

大館はドームで元気に運動 チャレンジデー 北鹿各地で老若男女が汗流す

2019-05-30
約700人が「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた(ニプロハチ公ドーム)
 住民総参加型スポーツ行事「チャレンジデー2019」が29日、全国各地で一斉に行われた。人口規模のほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動した住民の参加率を競うもの。北鹿5市町村でも住民がイベントに参加したり、思い思いに体を動かしたりして汗を流す光景が広がった。
 本県では5年連続で全25市町村がエントリー。大館市は茨城県行方(なめがた)市、北秋田市は愛知県扶桑(ふそう)町、鹿角市は大分県杵築(きつき)市、小坂町は群馬県南牧村、上小阿仁村は熊本県山江村と対戦した。
 このうち、昨年参加率63・5%で福岡県大牟田市に敗北した大館市は、今年が7回目の挑戦。各種イベントを企画し、参加率70%を目指した。
 ニプロハチ公ドームには長木小、有浦小、長木保育所、地元老人クラブ、婦人会、サークルから約700人が集まった。チャレンジデー大使として、スキーの石垣寿美子選手(秋田ゼロックス・十和田高出)が応援に駆けつけた。
 開始式で実行委員会の宮越雅己副会長は、会長・福原淳嗣市長のメッセージを代読し、「参加する全ての人が主役のイベント。市民一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
 ガンバロー宣言の後、参加者はラジオ体操や「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた。続いて、アリーナ内に用意された8種目のニュースポーツを思い思いに体験。パラリンピックの正式種目「ボッチャ」のコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまで幅広い世代が運動を楽しみ、歓声を上げる姿があった。
 開始式会場に訪れた人の中で最高齢の若狭ケイさん(98)=大館市粕田=は「ラジオ体操を頑張った。運動は健康に良いし、気持ち良い。みんなも楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。
 このほか、大町や御成町で「まちあるきスタンプラリー」も行われた。夜はソフトバレーボール交流大会、ナイターベースボールなども開かれ、仕事帰りの市民らが汗を流した。

園芸作物の拡大を 水田フル活用ビジョン 大館市農業再生協 本年度の変更案承認

2019-05-30
2019年度の水田フル活用ビジョンを確認した総会(大館市比内総合支所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は29日、比内総合支所で通常総会を開き、地域農業振興の設計図「水田フル活用ビジョン」の変更案を承認した。作物ごとの作付予定面積では、主食用米は横ばいと設定したのに対し、エダマメなど園芸作物は拡大を目指す。重点戦略作物のエダマメは、2018年度の作付面積237・2㌶に対し、20年度は246・2㌶を目標に掲げた。
 水田フル活用ビジョンは国の産地交付金による支援の要件となるもの。18年度の実績などを踏まえて内容を一部見直した19年度のビジョンを確認した。
 地域の課題としては、依然として主食用米への依存が高い状態で、担い手不足や農家の高齢化が深刻化し、それに伴う耕作放棄地の増加などを掲げた。
 作物ごとの取り組み方針では、主食用米は高品質・良食味米の安定生産対策を進め、大規模圃場整備を推進し、規模拡大による低コスト生産を目指す。非主食用米は、飼料用米、米粉用米、加工用米などのほか、18年度に追加した輸出用やバイオエタノール用などの「新市場開拓用米」も盛り込んだ。
 これまで同様、エダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ、キュウリ、トンブリ、ネギ、小玉スイカ、花き、葉たばこを「重点戦略作物」に設定し、生産拡大を図る。特に販売額1億円以上を目指せるエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモの3品は「最重点戦略作物」とし、産地づくり・団地化に取り組む。耕作放棄地の解消と所得増のため、カボチャ、キャベツの作付けも推進する。
 エダマメは19年度の作付け予定面積241・4㌶から、20年度には246・2㌶とする目標値を掲げた。アスパラガスは18年度26・5㌶から20年度は27・5㌶、ネギは5・7㌶から7㌶、葉たばこは13・3㌶から16・8㌶など、各園芸作物で作付け拡大を目指す。
 オブザーバーとして出席した東北農政局秋田県拠点の担当者は、「主食用米の消費が減る中、全国的に昨年並みの作付けがされ、反収が平年並みになると、余ることも危惧される。末端まで需要に結びついた生産を確認してほしい」と呼び掛けた。

4月のニュース

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大館市長選・市議選 きょう告示 7日間の選挙戦へ

2019-04-14
市長選・市議選立候補者のポスター掲示場(大館市中城)
 任期満了に伴う大館市長選・市議選が14日、告示される。統一地方選の後半で行われるもので、投開票の21日まで、7日間の選挙戦に突入する。告示を翌日に控えた13日は、各陣営が選挙戦に向けた最後の準備を進めた。
 市長選挙は、1951(昭和26)年の市制施行時から数えて、今回で18回目。2005年の比内・田代両町との合併後は、4回目。前回の15年に続き、現職と新人の一騎打ちの見通しとなっている。
 立候補を予定しているのは表明順に、現職で再選を目指す福原淳嗣氏(51)=柄沢=と、新人で元日経BP総研フェローの麓幸子氏(57)=比内町扇田。
 福原氏は「『大館力』で大館をさらに前に、次の時代に導く」とし、子育て視点を大切にするまちづくりや、医療・介護・福祉が身近なまちづくりなどを政策の柱に掲げる。14日は午前9時すぎから、向町の事務所前で出陣式、同9時45分ごろから第一声を上げる予定。
 麓氏は「脱消滅可能性都市、100年後も栄えるまちづくり」を掲げ、女性が活躍し子育てしやすいまちづくり、高齢化率4割にふさわしい安心安全に暮らせるまちづくりなどを訴える。14日は午前9時15分から、御成町3丁目の耳鼻咽喉科医院前で出陣式を行い、第一声を上げる。
 市議選は定数26で、現行から2削減する。現職23人、元職3人、新人3人の計29人が立候補を予定しており、3人オーバーの戦いが予想される。
 立候補の届け出は、午前8時30分から同10時まで市役所3階の議場、午前10時から午後5時まで1階の市選挙管理委員会事務室で受け付ける。

北秋田市 前年を300万円上回る 18年度の ふるさと納税 返礼品に「キティ」追加

2019-04-14
 北秋田市の2018年度のふるさと納税(きたあきたふるさと寄附金)は約2600万円で、前年度を約300万円上回った。19年度は、国内外で人気を集めるキャラクターをデザインしたポロシャツ等を返礼品に加える計画。PRに努めながら、寄付額のアップを目指す方針だ。
 同市のふるさと納税は、市への直接の申し込み(電話、FAX、郵送含む)のほか、インターネットの納税サイト(ふるさとチョイス、ANAのふるさと納税)で受け付け。返礼品は現在、110点を掲載している。
 総務部総合政策課によると、18年度は1052人から1283件、2642万3970円の申し込みがあった。18年度は1080件、2303万9500円だったことから、件数で203件、金額で338万円余り上回った。
 寄付金の使途では、577件(1022万円)が「豊かな自然環境に育まれるふるさとづくり事業」を指定。「活気あふれるふるさとづくり事業」は224件(440万円)、「ふれあいとぬくもりのふるさとづくり事業」は184件(483万円)、「市長が必要と認める事業」は298件(697万3970円)。一つの申し込みで複数の対象事業への選択があるため、人数と件数は一致しないという。
 返礼品では、コメや珪藻(けいそう)土バスマット、比内地鶏きりたんぽセットなどが人気。期間限定で「秋田内陸100㌔マラソン参加券」も用意された。
 19年度は、市のプロモーション事業で活用している「ハローキティ」をデザインしたオリジナルのポロシャツを新たに製作。返礼品として活用することにしている。
 また、24日午後6時からは、市民ふれあいプラザコムコムで「ふるさと納税事業者説明会・サンリオ事業説明会」を開催。返礼品の充実に向けた取り組みも強化する。

北秋田市 「阿仁マタギ」観光ブランドに DMOと連携しPR 推進協が設立

2019-04-14
親子連れとの記念撮影に応じるマタギ衣装の会員たち(北秋田市花園町)
 「阿仁マタギ」の観光ブランド化を目指す「『やってみよう!北秋田』北秋田地域素材活用推進協議会」の設立総会が13日、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」で開かれた。マタギ衣装を着たウオーキング行事などを計画し、地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」と共同でPRに取り組む。
 発起人は秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長ら5人。地域に根ざした狩猟文化の一つ「阿仁マタギ」に注目し、その世界観を情報発信し、観光文化価値を高めようと推進協を設立した。
 会員は市観光物産協会や市商工会青年部、鷹巣阿仁青年会議所(JC)、マタギの里観光開発の有志12人。会長にJC理事長の澤田吉宏さんが選ばれた。
 2019年度事業計画によると、5~6月と9~10月に行事「市民マタギウオーク」を予定。衣装を貸し出しマタギ姿で練り歩く。狩猟文化に詳しい市阿仁地区猟友会副会長・鈴木英雄さんを迎え「マタギ語り」も同時期に行う。文化的価値をまとめた電子図書の作成などにも取り組む。収入の全額約300万円はDMOが業務委託料として負担した。
 阿仁マタギをはじめとする狩猟文化は国内で一定の知名度があるが、海外では知られていないという。北秋田地域で訪日外国人客が増える中、新たな「観光コンテンツ」として売り込める可能性を秘めている。
 マタギ衣装は3月にDMOと秋田内陸縦貫鉄道が共同で30セットを製作。傘や薬きょう入れ、毛皮、木製の模擬銃などで、かつてのマタギ姿をできるだけ再現した。
 総会後、衣装を着た男性会員約10人がPRのため、近くの商店街へウオーキングへ出発。通行客から記念撮影を求められるなど早速関心を集めていた。

公開討論会で2人〝直接対決〟 大館市長選あす告示 互いの政策熱く主張

2019-04-13
福原氏と麓氏が主張をぶつけ合った討論会(ほくしか鹿鳴ホール)
 統一地方選後半の大館市長選は14、告示される。現職の福原淳嗣氏(51)と、新人で元日経BP総研フェローの麓幸子氏(57)の一騎打ちとなる見通しで、12日にほくしか鹿鳴ホール(市民文化会館)で立候補予定者公開討論会が開かれた。若者の定住策など5テーマで論戦を繰り広げ、市民は2人の主張に耳を傾けた。投開票は21日。
 討論会は大館青年会議所(貝森大樹理事長)主催。有権者の市政への関心を高めようと、前回の2015年に続いて企画したところ約470人が来場した。
 テーマは▽最優先課題▽若者の移住・定住を促進する政策▽社会福祉サービスの充実▽地域資源の活用▽SDGs(エスディージーズ、持続可能な開発目標)未来都市・大館の実現に向けて―の5項目。貝森理事長がコーディネーターを務めた。発言順はくじ引きで福原氏、麓氏と決めた。
 所信表明で福原氏は「厳しい未来があることは皆知っている。気持ちを前向きにする、未来志向にすることだけを考えてきた。政策が正しければ人を、暮らしを、街を未来に導く」、麓氏は「働く母親、企業の役員という経験が私の強み。困りごとを聞くうちに、より良い街に貢献したいと決断した。東京で培った実績、知見、人脈をふるさとのために役立てたい」とそれぞれ主張。
 最優先課題について福原氏は「人口減少、消滅可能性都市とうたわれた瞬間に思考が停止してしまう。要するに萎縮から抜け出すことが何より重要。大館の歴史文化や伝統、匠、ものづくりの力、物語が持つ力は高く評価されている。この力で大館を前に進める。内に優しく、外に強い大館づくりにつなげていく」、麓氏は「消滅可能性都市の存在をきちんと考えることが必要だ。データを踏まえた対応が求められる。4年間で人口は4095人減少した。少子高齢化をきちんと解決し、支え合える大館をつくらなければならない。交流人口も大事だが、定住人口を増やすことが一番大事だ」と述べた。
 各候補予定者の発言に対して質問したり反論したりする時間も設け、論戦を繰り広げた。

湖上から見る外輪山 春観光が幕開け 十和田湖遊覧船が運航開始

2019-04-13
本年度の運航を開始した十和田湖の遊覧船(休屋桟橋)
 本格的な春の観光シーズンを前に、十和田八幡平国立公園内の国指定特別名勝「十和田湖」で12日、遊覧船による本年度の「湖上遊覧」が始まった。早速、団体客などが遊覧船に乗り込み、雪が残る外輪山と紺ぺきの湖など、湖上からでしか味わえない自然美を堪能した。
 湖上遊覧は十和田湖観光の呼び物。現在は同市の十和田観光電鉄(白石鉄右エ門社長)が休屋発着(距離約18㌔、所要時間約50分)と、休屋―子ノ口(同)の2航路で運航している。
 セレモニーは休屋発着の第3便の出発に合わせ、休屋桟橋に係留した船内で行われた。本県、青森両県、小坂町、十和田市両市町の関係者ら約40人が参加した。
 白石社長は「近年、十和田湖の観光客は苦戦しているが国、県、自治体、私たちも含め、環境整備に一緒に取り組んでいきたい」とあいさつ。所用で欠席した細越満町長に代わり、成田祥夫副町長が祝辞を述べた。
 セレモニーが終わると、遊覧船が汽笛を鳴らし、ゆっくりと岸壁を離れた。桟橋では、地元の十和田湖観光婦人部会や保育園児らが「ようこそ十和田湖へ」と書かれた横断幕を掲げたり、「歓迎」の文字入りの小旗を振ったりしながら、出発を見送った。
 横断幕を手にしていた、休屋で売店などを経営する鈴木せつ子さん(75)は「遊覧船からは、十和田湖の隅々まで景色が見られる。これは言葉では言い表せない魅力。たくさんの観光客に来てほしい」と話した。
 同社によると、2018年度の乗船客は11万59人(前年度比9332人減)。4~6月の週末の悪天候の影響で、例年に比べて欠航が増えた。インバウンドは前年並みの1万1152人で、全体の1割を占めた。台湾からの観光客が多いという。
 早速、この日は第2便に台湾の団体客25人が乗船した。会社経営者の?集勝(トウシュウショウ)さん(57)は「十和田湖は2回目。真っ白な雪が見られてラッキーだった。本当に素晴らしい景色で感動した」と声を弾ませた。
 本年度の運航期間は11月11日まで。2航路で1日最大18便を運航する。12万人の乗船客数を目指している。
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