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被災者に寄り添った支援とは 災害ボランティア研修 大館市で初開催

2018-11-17
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約40人が参加した研修会(北地区コミュニティセンター)
  被災者に寄り添った支援活動の充実を目指した「災害ボランティア活動実践研修会」が16日、大館市北地区コミュニティセンターで開かれた。民生委員や福祉関係、被災者支援を続ける個人や団体など約40人が参加。専門家の講演聴講や演習に臨んだ。
 県社会福祉協議会が主催。近年国内各地で大規模災害が相次いでいることを受け、協議会が県内で研修を開いており、大館では今回が初めて。本年度は来年1月に秋田市開催も予定している。
 講師はNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク(新潟県)の李仁鉄理事長。被災地で災害ボランティアセンターの立ち上げや運営支援などを展開している。
 講演テーマは「災害時の救援活動とボランティア・地域の実情」。李さんは「起点は災害時でなく今」とし、普段から地域で支え合う姿勢の重要性を説いた。被害への視点について「物理的被害や、高齢者・乳幼児といった弱者など目で見え分かりやすいものに支援が偏りがち。表に出にくい心理的被害や、支える側にも困りごとはたくさんある」と呼びかけた。
 ボランティアの多様な役割についても説明。「地元支援者には外部ボランティアにはできない、気付いて声を掛けるニーズ把握、支援を求める声を届ける役を担ってほしい。分担が重要」と述べた。
 引き続きグループ演習。想定した避難所生活の中で発生するニーズについて、参加者間で意見を交わした。

 

活性化 雑談からヒントを 北秋田市コムコム 月1ペースでカフェ開設

2018-11-17
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地域おこし協力隊や市職員と高校生が会話に花を咲かせた雑談カフェ(コムコム)
 北秋田市民ふれあいプラザコムコムで15日夜、施設を訪れた人たちが自由に歓談できる「雑談カフェ」が開設された。「人と人との出合いから始まる話から、地域づくりのヒントを探ろう」と市地域おこし協力隊の米倉信人さんらが企画した催し。初開催となったこの日は高校生が訪れ、進路や将来の目標などについて語り合っていた。
 「自然に人が集まり、雑談が始まる。そこから何かが始まる」をコンセプトにした催し。幅広い年代の市民が集い、語り合うことで世代間交流を図るとともに、さまざまな価値観を持つ人の雑談の中から地域の活性化につながる取り組みやヒントを探ることが狙い。
 コムコム2階の研修室を会場に、米倉さんと地域づくり活動の推進に取り組んでいる市生涯学習課の松田淳子さんが飲み物や菓子を用意して参加者を迎えた。
 最初に訪れたのは3人組の女子高生グループ。帰宅のバス時間のためこのうち2人は短時間の参加だったが、残る1人は進路や将来の夢などについて語り合った。
 「大好きなおしゃべりを生かして将来はラジオのパーソナリティになりたい」という女子高生。おしゃべりの技術を高めるため、読み聞かせボランティアやイベントの司会などに取り組んできたことなどを笑顔で話していた。
 米倉さんや松田さんは、市内でコミュニティラジオの開局に向けた動きがあることを紹介し、「将来は地元に戻って得意のおしゃべりを生かして活躍して」などとエールを送っていた。
 カフェの開催は不定期だが、次回は12月に開催する予定。日時などの詳細は決まりしだい館内にチラシを掲示するなどして周知する予定。

 

鹿角市花輪 鏡田橋19日から通行止め 架け替え工事 来年3月20日まで

2018-11-17
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架け替え工事のため通行止めとなる鏡田橋(鹿角市花輪)
 鹿角市花輪の福士川に架かる鏡田橋が、架け替え工事に伴い19日から来年3月20日まで車両通行止めとなる。市都市整備課では迂回路の通行など地域住民に協力を呼び掛けている。路線バス利用者等の利便性を考慮し、付近には歩行者専用の仮橋を設置する予定。
 鏡田橋は1933(昭和8)年に架設され、橋長は8・2㍍、幅は8・8~10・6㍍。国道282号に接続する市道鏡田下川原線が通っていて交通量も多い。
 元々、車両重量制限はなかったが、市が昨年度実施した詳細調査の結果、老朽化に伴い一定以上の耐荷力が伴っていないことが判明。昨年11月27日から総重量4㌧以上の車両は通行できない制限措置を講じ、実施設計の策定など架け替えの準備を進めてきた。
 工期は今年9月21日から来年3月20日まで。今月19日から本格的な工事に取りかかる。工事契約額は3996万円。現在の橋を解体した上で、同じ場所へ大きさや形状も変えずに新たな橋を設置する。
 現在の橋は台の上にコンクリート製の橋桁をのせたものだが、新しい橋は現場の状況に見合った函渠工を採用し、四角形の構造物(ボックスカルバート)を現場で打設して設置する計画。
 都市整備課では迂回路として、市道用野目小沼2号線と市役所東町線などの利用を呼び掛けている。歩行者専用の仮橋は現場の上流側に設置する予定。
 市では2013年度の道路法改正等を受け、近接目視による橋りょう点検や、市橋りょう長寿命化修繕計画に基づいた橋りょう補修を実施。損傷や劣化を早期発見し、計画的、予防的な補修を行うことで道路交通の安全確保を図っている。
 

大館で「車を考える会」 北鹿の製造業など70人 自動車産業で商機拡大を

2018-11-16
自動車メーカーの講演などが行われた考える会(プラザ杉の子)
 自動車産業への参入を目指す「東北地域の車を考える会」が15日、大館市のプラザ杉の子で開かれた。北鹿地方の製造業を中心に約70人が参加。電気自動車(EV)や自動運転システムの開発など業界が変革期にある中、講演や情報交換会などを通してビジネスチャンスの可能性を探った。
 東経連ビジネスセンター(仙台市)、大館市、市企業誘致促進協議会、大館工業振興会、県北部テクノプラザの主催。同センターが東北7県(新潟を含む)の企業向けに年4回開催する「車を考える会」の地域版で、自動車に応用できる幅広い技術を持った地元企業と自動車メーカーのマッチングを図り、新規事業を創出しようという狙いがある。大館開催は初めて。県内では2014年7月の横手市、17年8月の由利本荘市に続いて3回目となった。
 大館市の名村伸一副市長は「各分野で高い技術を持つ企業が一堂に会し、情報交換することで新分野の開拓や技術向上のきっかけにしてほしい。上小阿仁村が国土交通省とともに自動運転の実証実験を行うなど、自動車産業の新たな展開に期待しており、より良い地域社会の実現に向け産業振興に協力したい」とあいさつ。小型車生産の東北集約を進める大手自動車メーカーの開発担当者が講演した。
 自動車を取り巻く環境について担当者は「100年に1度の大変革を迎えた」としてEV開発など電動化の動きが加速し、IT(情報技術)大手など異業種が相次いで参入したり、自動運転の開発でも各社がしのぎを削ったりしている現状を紹介。「地場企業との信頼関係を構築し、競争力を強化することが重要だ」と強調した。
 講演に先立ち、市内5社が自動車メーカーに対し非公開で自社製品や技術をアピールした。

県内クマ猟 2年連続で解禁 目撃数など依然高水準 被害の未然防止へ

2018-11-16
猟場でクマを探す猟友会員(大館市内)
 県内で15日、ツキノワグマの狩猟が解禁された。昨年に続いて2年連続の措置。近年、人里での目撃や人身被害が多発し、推定生息数の増加、生息域の拡大が予想されることから対策として実施した。北鹿地方でも早朝からハンターたちが猟場に繰り出し、猟銃を携えながらクマの姿を探す光景が見られた。
 県は生態系保全を目的に、2008年から猟友会に対しクマ猟の自粛要請を行ってきた。しかし昨年、県内でクマの目撃数と人的被害が過去最多となったため、9年ぶりにクマ猟を解禁。今年は目撃件数・捕獲頭数ともに、過去最多だった昨年と比べると減少傾向だが、県自然保護課によると目撃件数は915頭(11日現在)、捕獲頭数は404頭(10月31日現在)に上り、過去10年間の平均と比較して高い水準が続いていることから2年連続での解禁に踏み切った。10月の県環境審議会自然環境部会で方針が示され、捕獲上限は推定繁殖数などを踏まえ、109頭とした。
 大館市内の山林では、午前8時すぎに同市猟友会の4人が猟銃を背負って猟場に入った。クマが通ってできる獣道やふんの有無などに注意を払いながら慎重に痕跡を探し歩いた。猟友会中央支部の平泉勝也支部長(74)は「被害を未然に防ぐためにクマを捕獲するだけでなく、猟銃で追い払って、人間は恐ろしいと学習させなければいけない」と話していた。
 県自然保護課の担当者は「クマが人間の生活圏に出てこないよう山奥へ追い上げ、人的被害防止を図りたい」と話している。この日からは、ツキノワグマを含む獣類20種類、野鳥28種類の狩猟が解禁された。猟期は来年2月15日まで。
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県種苗交換会 「本県農業の底力を」 9年ぶり秋田市で開幕 農作物2100点

2018-10-31
9年ぶりに秋田市での開催となった県種苗交換会の展示会場(秋田拠点センター・アルヴェ)
 国内最大級の農業の祭典、第141回県種苗交換会(県農協中央会主催)が30日、秋田市で開幕した。出品農産物は前年を204点上回る2126点。7月の異常高温に加え、大雨や台風で産地が被害を受ける中、展示会場となった秋田拠点センター・アルヴェには農家が丹精込めて育てた農作物が並んだ。市協賛会は期間中の人出を、前回開催(2009年)時の105万人以上と見込んでいる。
 キャッチフレーズは「秋田から 広がる食農 つながる未来」。来月5日までの7日間、主会場のアルヴェやエリアなかいち、旧秋田空港跡地などで各種展示や行事が行われる。
 アルヴェで行われたオープニングセレモニーでは、JA秋田中央会の船木耕太郎会長が「歴史と伝統を誇る農業の祭典。多くの人に本県農業の底力を感じてもらい、食と農への理解が深まることを期待している」とあいさつ。関係者らでテープカットを行い、祭典の幕を開けた。
 出品された農産物は▽水稲55点▽畑作物及び工芸作物366点▽果樹278点▽野菜866点▽花き382点▽農林園芸加工品・工芸品91点▽畜産品及び飼料48点▽林産品40点。
 秋田市は朝から雨模様で展示会場への出足はやや鈍かったものの、徐々に来場者が増え始め、農家の努力の結晶を一品ずつ丁寧に観賞する姿がみられた。
 明治初期からの長い歴史と伝統を誇る交換会は、31日にメイン行事の談話会を県JAビルで開催。「農業者の所得増大に向けた低コスト・省力化栽培技術について」をテーマに関係者が意見を交わす。
 このほか、JA地産地消展や学校農園展、最新農業機械の展示・実演、植木・苗木市、物産販売展などが各会場で開催される。

 
 

八幡平山頂が雪化粧 アスピーテラインの一部 今季初の終日通行止め

2018-10-31
寒気の影響で、標高の高い八幡平では地面や草木が雪化粧した(蒸ノ湯ゲート周辺)
 十和田八幡平国立公園内の秋田、岩手両県にまたがる八幡平(標高1613㍍)の山頂付近で30日、寒気が流れ込んだ影響で雪が降った。鹿角市と岩手県八幡平市を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」(主要地方道大更八幡平線)は一部の区間で、今季初めて積雪による終日通行止めになった。
 アスピーテラインは全長47・2㌔。毎冬20・4㌔区間で閉鎖され、本県側の閉鎖区間は後生掛ゲートから県境付近までの9・8㌔。
 今年は夜間・早朝に路面凍結、積雪の恐れがあるため、10月15日から夜間通行止め(午後5時~翌朝8時30分まで)を行っている。
 本県側の道路を管理する県鹿角地域振興局によると、29日遅くから30日明け方にかけて雪が降り、山頂付近では5㌢ほど積もった。この影響で、本県側は標高1150㍍の蒸ノ湯ゲートから山頂の見返峠まで7㌔を、午前8時30分から終日通行止めにした。
 蒸ノ湯ゲート周辺では午前9時過ぎ、雪の降り方が強まり、地面や草木など辺り一面があっという間に雪化粧した。通行止めを知らずに訪れた愛知県豊橋市の男性(77)は「盛岡に抜けようと思っていたが、雪は予想もしていなかった」と残念そうな表情で引き返した。
 冬期間の全面通行止めは、11月5日から来年4月15日までの予定。

 
 

高校生が最新林業機械を体験 北秋田 担い手確保に学習会

2018-10-31
ベテラン作業員の指導で林業機械を操作する生徒(阿仁真木沢)
 北秋田森林・林業振興会(畠山清志会長)主催の高校生を対象にした高性能林業機械操作体験学習会が30日、北秋田市阿仁真木沢の山林で行われた。森林や林業について学習している秋田北鷹高校の生徒がプロの指導で林業機械の操作を体験した。
 林業の担い手確保などを目的に毎年行っている取り組みで、林業分野の就業を目指している高校生にとっては、ベテラン作業員からの直接指導で技術を習得する機会となっている。
 この日は緑地環境科1年の33人が参加。講師を務める山一林業の社員によるチェーンソーを使った木の伐採を見学した後、4班に分かれて機械の操作を体験した。
 チェーンソー操作では丸太の切断に挑戦。刃を木に入れた瞬間に体が引っ張られるほどの衝撃があり、生徒たちは慎重に作業することの大切さを学んでいた。
 伐採した木の枝払いと切断を行う「プロセッサ」、切断した木材を集めて運搬する「フォワーダ」などの操作体験も行われ、機械化された最新の林業現場に理解を深めていた。

 
 

展示施設 「秋田犬ファースト」確認 ネットワーク会議設立

2018-10-30
情報共有などを目的に設立された秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議(秋田市)
 秋田犬の適切で効果的な展示と情報発信のあり方などを共有しようと、県は29日、関係者らによる「秋田犬ふれあい展示ネットワーク会議」を設立した。大館市が運営するJR大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で今夏、来場者との触れ合いが原因とみられるストレスで一匹が体調を崩したことから、「秋田犬ファースト」の取り組みを進めていくことを確認した。
 秋田犬の展示を行う関係者間で情報共有を図り、適切な展示と展示情報を国内外に発信し、誘客を図るのが目的。秋田犬保存会など展示施設の事業者や運営主体の市町村、県から約20人が出席した。
 秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた会議でははじめに、県観光振興課の成田光明課長が「近年の秋田犬人気を受け、県内でふれあい展示施設が増加する一方、予想を上回る観光客で体調を崩す犬も出てきている。犬にストレスのない形で楽しんでもらう、秋田犬ファーストの取り組みが大事になる」などとあいさつ。会則などを承認後、展示時の注意事項や情報発信について意見を交わした。
 犬との触れ合いを許可している施設は、ストレス軽減対策として「展示日数を減らしたり、スペースを拡大している」「体調面を考慮し、休憩を取っている」などと報告。県動物管理センターの須田朋洋主査は「犬の事故は秋田犬が最も多い。飼い主には忠実だが、知らない人は警戒するという気質を来場者に啓発してほしい」と呼びかけた。
 大館市観光課の石田徹主査は、秋田犬ふれあい処で雌の飛鳥(2歳)が体調を崩して休養したことを受け、「柵越しの展示に切り替え、『触る』をやめた。代わりに、秋田犬の歴史やハチ公のエピソードを伝えるなど『知る』に力を入れている」などと説明した。同施設は昨年8月のオープンから1年間で2万人を超える観光客らが来場している。
 このほか、「カメラのフラッシュは使用しない」など、各施設が来場者に呼びかけている注意事項も報告された。
 県によると、県内の秋田犬展示施設は大館市や北秋田市、秋田市などの13。会議に先立ち、秋田市内の2施設を現地視察した。

 
 

北秋田市 成田為三の命日 墓前で「浜辺の歌」を合唱

2018-10-30
成田為三の墓前で「浜辺の歌」を合唱する参加者(龍淵寺)
 北秋田市出身の作曲家・成田為三の命日に当たる29日、同市米内沢の龍淵寺で墓前演奏が行われた。市内の合唱団など約50人が代表曲「浜辺の歌」を高らかに歌い、功績をたたえた。
 為三は1893年、旧森吉町米内沢生まれ。東京音楽学校で作曲を学び、「浜辺の歌」をはじめとする数々の名曲を生み出した。演奏会は1957年から始まり、現在は地元の合唱団が参加している。
 浜辺の歌音楽館少年少女合唱団、コール・もりよし、る・それいゆの地元合唱団3団体や関係者らが参加。遺影が飾られた墓の前で奥山亮修住職が読経し、参加者は静かに手を合わせていた。
 少年少女合唱団が「雨」「かなりや」、コールもりよしとる・それいゆが「ほろほろと」を歌った。最後は参加者全員で「浜辺の歌」を合唱し、ふるさとが生んだ偉大な作曲家をしのんだ。
 
 
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「一押し」産品をPR 十和田中2年生 道の駅おおゆ魅力アップへ

2018-09-29
一押しの土産品をPRする生徒たち(道の駅おおゆ)
 鹿角市十和田中学校(庄司弘校長)の2年生28人は本年度、地元の大湯で4月にオープンした道の駅おおゆ(湯の駅おおゆ)の魅力と知名度のさらなる向上を目指し、さまざまな活動に取り組んでいる。28日は生徒20人が道の駅を訪れ、事前に自分たちが選んだ一押しの土産品などを立ち寄った人たちに宣伝し、販売促進に一役買った。
 同校は、ふるさとの誇りと愛着心を醸成しようと、いろいろな角度から調べ、魅力を発信する「十和田魅力アッププロジェクト」を展開。全学年が各種テーマに沿った活動をしている。
 今回の道の駅に関する活動は「〝道の駅おおゆ〟連携」を選択した生徒が行っており、役割分担して物品販売、ビオトープ制作、マップ制作に取り組んでいる。
 この日は物品販売とビオトープ制作のグループが訪れた。物品販売の生徒13人は、リンゴジュースやジャム、アップルパイ、カステラなどそれぞれ一押しの地場産品を集め、「鹿角・十和田の逸品」として特設コーナーを開設し、訪れた人たちに積極的にPRした。商品が購入されると、生徒たちは心を込めて感謝していた。
 道の駅について、成田蒼楠さん(14)は「もっと有名になってほかの所に住んでいる人たちに知ってもらいたい」、廣瀨七望さん(13)は「訪れた人たちが笑顔になってくれるような施設になってほしい」と期待していた。
 道の駅の淺利裕子駅長は「鹿角の魅力について考えるこの取り組みは大変いいこと。湯の駅をテーマにしてくれてとてもありがたく、心強い」と話した。

病院事業は「不認定」 企業会計決算特別委の総括質疑 大館市の9月議会

2018-09-28
企業会計決算特別委の総括質疑(市役所)
 大館市の9月定例議会は27日、企業会計決算特別委員会(小畑新一委員長)が開かれ、福原淳嗣市長らに出席を求めての総括質疑が行われた。委員からは、扇田病院外来診療費着服事件に関連して、病院事業会計についての質疑が相次いだ。終了後に行われた採決では、病院事業会計の決算は全会一致で「不認定とすべき」とした。
 病院事業の収益的収支は、総合、扇田両病院の合計で収益が108億7483万円、費用が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の当年度純損失を計上。地方公営企業会計制度の見直しに伴う3年間の経過措置が終了したことなどにより、病院事業全体で約1億2000万円の資金不足額が生じた。
 扇田病院外来診療費着服事件は、2008年3月から昨年4月まで、患者から納付された外来診療費自己負担金の一部、1億1792万円が病院会計に納入されていなかった。今回の決算では、17年度分の不明金193万円を外来収益及びその他医業収益へ計上し、同額を特別損失のその他特別損失に計上。過年度分の不明金1億1599万円は、特別利益の過年度損益修正益及び特別損失の過年度損益修正損にそれぞれ計上した。
 委員からは、病院事業の当年度純損失が3億円を超えていることに関連して「経営改革プランでは、20年度の黒字化を目指しているが、計画通りに進むのか」との質問が出された。福原市長は「現場での改善は進んでいる。改革プランの策定時と現在では、医療を取り巻く環境も大きく変わっている。現在の改善の方向性で進めることで、その先には必ず、経営状態が良くなると確信している」などと答弁した。
 また、扇田病院の再発防止策について「対策は万全なのか」との質問があり、佐々木睦男病院事業管理者は「今までのようなことは、起こらないと考えている」と答弁。「複数での取り扱い、チェック等は最低限守ってほしい」との要望には「そのようにしたい」と答えた。
 終了後に行われた採決の結果、水道、工業用水道、下水道の各事業会計決算は「認定すべき」と決定、病院事業会計決算は全会一致で「不認定とすべき」と決した。10月1日の本会議で、一般会計や各特別会計の決算認定案とともに採決される。病院事業会計決算の不認定は、前年度に続き2年連続。

田子―大湯間の世紀越えトンネル 3期成同盟会が要望 鹿角市長「スピード上げて」

2018-09-28
鹿角振興局に要望する整備促進期成同盟会の役員ら(鹿角振興局)
 八戸能代間北東北横断道路整備促進期成同盟会(会長・児玉一鹿角市長)、角館大鰐間国道整備促進期成同盟会(同)など期成同盟会3団体は27日、合同で鹿角地域振興局を訪れ、青森県田子町と鹿角市十和田大湯を結ぶ国道104号のバイパス建設などを要望した。
 同バイパスについて、振興局の担当者は、物流や観光関係業者のヒアリングを実施し、道路の使用状況などを把握する具体的な調査に入ることを説明。これに対し、児玉市長は「もっと、スピードを上げてほしい」と強く要請する一幕もあり、バイパス整備に強い期待を示した形だ。
 振興局を訪れたのは、児玉市長が会長を務める2期成同盟会と、国道454号整備促進期成同盟会(会長・小林眞八戸市長)。要望事項は、104号のバイパス建設をはじめ、▽小坂町細越―小坂北インターチェンジ出口間の拡幅改良▽鹿角市花輪市街地の混雑緩和▽鹿角市―仙北市間の通年通行▽(仮称)西十和田トンネルの早期整備―など。
 田子町夏坂―大湯四の岱間の国道103号と104号の現ルート(延長32㌔)は、県境付近が急勾配、急カーブが連続する難所。「世紀越えトンネル」(1・2㌔)を含む16・7㌔のバイパス整備へ、両市町を含む期成同盟会などが実現を目指している。
 要望に対し畠山勇人局長は「観光、産業振興、災害時の代替ルートとして重要な路線と認識している。整備へ向け、具体的な課題を整備する」と回答。浅井学建設部長は、観光、物流関係事業者に対しヒアリングを実施する、として、「一番の問題は交通量が少ないこと。(調査の委託先が決まり)これから具体的に動く。昨年は机上の調査だったが、本年度は実際にヒアリングを行い、道路がどのように使われているかを把握する」と説明した。
 これに対し、児玉市長は「間もなく10月だ。もっとスピードを上げてほしい。方向性が見えてこない。互いに情報を共有し、前に進めたい」と語気を強めた。
 細越―小坂北インターチェンジ出口間の拡幅改良について、畠山局長は「大型車両が増加している。車両の通行、沿線住民の安全確保の面から整備が必要な区間だ。整備に必要な調査を行っている」と回答。花輪市街地の混雑緩和へ向けては、「冬季にも交通状況を把握する調査を実施する」と答えた。

乗客楽しませ黄金に実る 内陸線田んぼアートの稲刈り 北秋田

2018-09-28
実った稲を刈り取る住民ら(平里地区)
 秋田内陸線の沿線に描かれた「田んぼアート」の稲刈りが27日、北秋田市の阿仁小渕、平里両地区で行われた。約3カ月の間に乗客を楽しませてきた秋田犬と森吉山のアートを、地域住民ら約90人が丁寧に刈った。
 秋田内陸線の利用促進や地域活性化を目的に、県などが住民の協力を得て取り組んでいる。内陸線沿線では5月に測量や田植えを行い、北秋田市3カ所、仙北市2カ所で作成。7月上旬ごろに絵柄が浮かび上がり、列車の車窓から乗客が観賞を楽しんだ。
 阿仁小渕、平里両地区の稲刈りには平里自治会、JA秋田北央、秋田内陸縦貫鉄道、県などが参加。2カ所は2頭の秋田犬が森吉山の観光を楽しむ姿のアートが描かれた地点。参加者は肌寒い気温の中、色濃く実ったアート用の稲を鎌で刈り取っていった。
 県北秋田地域振興局によると、現在は乗客アンケートを集計中だといい、「田んぼアートを見るために乗車する人も多く、秋田犬の絵柄も好評だった」と話していた。

病院「厳しい経営状況」 大館市9月議会・企業会計決算特別委 認定案など審査始まる

2018-09-27
企業会計決算特別委員会(大館市役所)
 大館市の9月定例議会は26日、企業会計決算特別委員会(小畑新一委員長)を開き、2017年度決算の認定案4件と関連する議案2件の審査を開始した。審査に先立ち福原淳嗣市長が発言を求め、決算の状況を説明。病院事業会計では「両病院に合計で資金不足が発生する厳しい状況となった」ことを報告しながら「医療の質向上を図るとともに、経営改善に取り組む」と述べた。扇田病院の外来診療費着服事件については「引き続き、一日も早い解決に努めていく」とした。
 付託されたのは▽水道▽工業用水道▽下水道▽病院―各事業会計の決算認定案と、「水道事業未処分利益剰余金の処分について」「工業用水道事業未処分剰余金の処分について」の議案2件。
 水道事業は、上水道と旧簡易水道を合わせた純利益が1億1670万円。前年度と比べ610万8000円の利益減だった。工業用水道事業は、前年度から1事業所減の28事業所へ供給。純利益は535万6000円で、前年度と比べ13万5000円の増益。
 下水道事業は、公共下水道事業と特定環境保全公共下水道事業を合わせて5554万円の純損失を計上。前年度と比べると409万円増加した。
 病院事業の収益的収支は、総合、扇田両病院の合計で収益が108億7483万円、費用が112億1723万円で、差し引き3億4240万円の当年度純損失を計上。地方公営企業会計制度の見直しに伴う3年間の経過措置が終了したことなどにより、病院事業全体で約1億2000万円の資金不足額が生じた。
 福原市長は病院経営について「総合病院は、大館鹿角二次医療圏の中核病院として高度な医療の提供に努めてきた。また、扇田病院は医療介護連携や在宅医療の提供に取り組み、地域包括ケアを担う病院として経営の安定に努めてきた」ことを報告。「医療の質の向上を図るとともに、病院経営改革プランに基づく経営改善に向けた取り組みを推進していく」とした。
 扇田病院の外来診療費着服事件については「現金管理の適正化とセキュリティーの強化を図るとともに、委託業者への損害賠償金請求を提訴し、警察への被害届を提出した」などと説明。「引き続き、一日も早い解決に努めていく」と述べた。
 長谷部明夫代表監査委員は「病院事業は非常に厳しい経営状況。さらなる経営の効率化に努め、地域において必要不可欠な医療を継続して提供していくことを望む」との意見を述べた。

8月のニュース

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夜空に囃子響く 大館 絵灯籠ともし「中野七夕」

2018-08-15
絵灯籠に明かりがともされる中、太鼓をたたく奏者(大館市比内町中野)
 大館市比内町中野に伝わる迎え盆行事「中野七夕」が13日夜、同地区で行われた。地域住民約50人が明かりをともした絵灯籠と共に地域を練り歩き、各地で太鼓、横笛、鉦(かね)の演奏を披露、夜空ににぎやかな音色を響かせた。
 中野七夕保存会(渡辺憲人会長)によると、1559(永禄2)年に浅利勝頼が中野城を築いたのを機に始まったとされる。戦争の影響で一時途絶えたが、1977(昭和52)年に地元の若者有志が復活させた。
 現在は2003年に発足した保存会が中心となって受け継いでいる。太鼓、鉦に続き、16年には横笛の演奏も始めた。
 この日は小学生から30歳代の大人までの囃子(はやし)方約20人を含む地域住民約50人が参加。午後7時に市高齢者生産活動施設に集まり、竿(さお)に飾られた絵灯籠に明かりをともした。
 直径約1㍍の太鼓6張が用意され、そろいの法被姿の奏者たちが長さ約1㍍のバチをしならせて大きな音色を響かせた。合わせて横笛や鉦も奏で、先祖を供養した。この後地区内を練り歩き、7カ所で演奏を披露した。
 渡辺会長は「周辺住民でも七夕を見たことがない人もいる。さまざまな機会に演奏し、まずは地域に伝統行事を広めていきたい」と話した。
 

「自覚持ち日々精進」 小坂町・50回目の成人式 37人出席し門出祝う

2018-08-14
37人が大人への仲間入りを果たした小坂町の成人式(康楽館)
 お盆の帰省時期に合わせた、小坂町の本年度の成人式が12日、芝居小屋・康楽館で行われた。町の成人式は1969年に始まり、今年で50回目。真新しいスーツやドレス、華やかな着物姿の新成人が夢や感謝の気持ちを胸に、新たな節目に臨んだ。
 本年度の対象は、1998年4月2日から99年4月1日までに生まれた町出身者ら45人(男17人、女28人)。式には県内外の37人(男15人、女22人)が出席した。
 桟敷席に並べられたいすに座った新成人は一人一人名前を呼ばれるとその場に立ち、代表して桃木隼介さん(19)=仙台市・専門学校生=、成田雅さん(19)=千葉県・大学生=が舞台で記念品を受け取った。
 あいさつに立った細越満町長は「日本人の底力を信じ、誇りとグローバルな目を持ち、小坂町で学んだ多くのことを自分や家族、そして社会に役立てて」と激励した。
 成人祭実行委員長の木村悠さん(20)=小坂町・大学生=が舞台装置の一つ「切穴」で花道に姿を現し、出席者を驚かせた。木村さんは「自分の信じた道を進めば回り道でも近道でも、それが正しい道だと思う」とあいさつした。
 続いて、回り舞台で新成人2人が登場し、青年の主張を行った。栗山夏樹さん(19)=仙台市・大学生=は「自分が置かれている状況と向き合い、精いっぱい努力し成長していかなければならない」、阿部穂乃香さん(19)=盛岡市・専門学校生=は「成人としての自覚を持ち、目標に向かって日々精進していくことを約束する」とそれぞれ決意を新たにした。
 中学校の恩師の音頭により、町産ブドウジュースで乾杯。会場では旧友や恩師との再会を喜ぶ輪ができていた。
 

御成町2丁目大火から50年 歴史見つめ活気づくり 町内会が各種事業

2018-08-14
県道沿いの街灯で設置が始まったハンギングバスケット(大館市御成町2丁目)
 1968年10月に発生した「御成町2丁目大火」から今年で50年を迎えるのに合わせ、大館市の御成町2丁目町内会(瀧等会長)は本年度、街の歴史を見つめ直してかつての活気を取り戻そうと各種事業を展開する。防火イベントやパネル展などを計画するほか、今月からは街を明るく盛り上げようと花飾りの設置も始めた。瀧会長は「住民の防災意識を高め、商店街のにぎわいにもつなげたい」と話している。
 市消防本部によると、「御成町2丁目大火」は68年10月12日に発生。火が強風にあおられ、約3時間で約290棟を焼失した。大館市は51年の市制施行以降で4度の大火に見舞われているが、68年以降は大規模な火災は発生していない。
 2丁目町内会は街の成り立ちを語る上で切り離せない大火や、活気があった当時について知り、かつてのにぎわいを取り戻す目的で各種事業を計画。市の地域応援プランの補助金を活用する。本年度の総事業費は約100万円。
 大火発生日の10月12日に式典や防火イベント、パネル展を開く予定。大通りには大火などの歴史を記した看板を設置する。当時を知る住民から情報や写真、史料を収集し、冊子としてまとめることも検討している。
 このほか、人口や商店の減少が進む中、にぎわい創出を目的にした事業も進める。皮切りとして11日から、寄せ植えした花を籠に入れた「ハンギングバスケット」を飾り始めた。県道沿いにある街灯の支柱28本に56個の花籠を取り付け、明るい雰囲気を演出。国民の祝日にはかつてのようにミニ国旗も掲出し、「気持ちから地域を盛り上げたい」としている。
 瀧会長は「この地域には大火で苦労した人も多い。今は当時を知らない世代も増えてきているので、後世に伝えたい。過去を振り返り、住民の防災意識を高めながら、にぎわい創出につながれば」と話している。
 

帰省客ら移住相談 北秋田市 住まいなど支援制度紹介

2018-08-14
帰省客らに向けて開催した移住相談会(コムコム)
 北秋田市の移住相談会が12日から2日間、市民ふれあいプラザコムコムを会場に開かれ、市職員が帰省客などを中心に相談を受け付けた。
お盆の相談会はこれまで市役所を会場にしていたが、今回は気軽に誰でも相談しに訪れることができるようコムコムに変更した。
 市職員と市の移住コーディネーターがUターンに興味がある人や帰省中の地域出身者に向けて相談を受け付けた。会場には移住に関するチラシやパンフレットなど約20種類を並べたコーナーも設置。仕事や子育て、住まいなど市が移住者らを対象に実施している支援制度を紹介した。
 今後は26日に東京都の移住・交流情報ガーデンで同市の教育体験ツアーなどを紹介する単独移住相談会を開く。正午から午後5時半まで。市内では市役所2階の総合政策か移住・定住支援室(電話0186・62・6606)で随時相談を受け付けている。
 

秋田MAJESTIC初優勝  最優秀選手は大野さん 北鹿360歳野球

2018-08-12
紅鷲旗を受け取る秋田MAJESTICのメンバー(長根山球場)
 北鹿新聞創刊100周年記念第68回北鹿360歳野球大会(北鹿新聞社主催)は日、大館市長根山球場で準決勝、決勝を行った。決勝はともに初優勝を狙うニプロと秋田MAJESTICが対戦。秋田Mが5回まで毎回得点の猛攻を見せ、完封勝ちで頂点に立った。
 優勝監督賞は廣嶋知道、最優秀選手賞は大野敬、優秀選手賞は佐藤匡秀、佐々木徳仁(以上秋田MAJESTIC)、菅原照美(ニプロ)、敢闘賞は奈良悟(秋田MAJESTIC)、田村太郞丸(ニプロ)が受賞した。また、北鹿新聞創刊100周年記念として、4強のチームには副賞が贈られた。
 
 
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