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コミュニティー生活圏 地域を守る方策は モデル地区・大館市山田が報告会

2019-12-08
パネリスト5人が意見を交わしたパネルディスカッション(大館市中央公民館)
 実情に合った住民主体の地域づくりを目指す県の「コミュニティー生活圏形成事業」の大館市報告会が7日、市中央公民館で開かれた。モデル地区の一つ、市山田地区が取り組みやこれまでの成果を紹介した。約60人が出席。人口減の要因分析から設定した目標達成に向けて、日々の取り組みを検討した。次年度、具体的な内容などを含む行動計画を策定する。
 コミュニティー生活圏は、人口減少が進む中で地域機能保持のため、複数集落でつくる新たな区域。県は生活圏形成に向けて本年度、5市町をモデル地区に設定。各種事業を展開している。
 県北のモデル地区・山田は人口約600人。10、11月に住民がワークショップを開いた。将来人口のシミュレーションを基に、人口減の要因を検討。安定化のために地域ができること、地区の長短所を考えた。
 「今こそ定住と暮らしの土俵をつくる!」と題し、ワークショップ参加者が内容を報告した。30歳代女性の里帰りなど移住定住に焦点を当て、「足を運びやすく地域との結びつきを強めるカフェを開設」「居酒屋やコンビニが入る複合施設」といった意見を紹介。コミュニティー活動や子育て世帯への支援協力など、転出者への情報発信が「古里に帰りやすい環境づくりにつながる」とした。続くパネルディスカッションでは、住民や地域おこし協力隊5人が意見を交わした。
 前半は山田地区のワークショップで講師を務めた一般社団法人「持続可能な地域社会総合研究所」(島根県)の藤山浩所長が講演した。2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に地方への回帰傾向が強まるとして「地方は未来の近道にいる。集落や住民、行政が結集して、全体と将来を見越した循環型の仕組みづくりが必要」と訴えた。
 報告会は今回が皮切り。他のモデル地区では8日午前に男鹿市、午後は五城目町で開催。横手市、羽後町は未定。来年2月下旬には、秋田市で全県報告会も予定している。

光のトンネル幻想的に 大館 シャイニングストリートが開幕

2019-12-08
開幕したシャイニングストリート(大館市)
 冬の市街地を電飾で彩る「大館シャイニングストリート」が7日、大館市立総合病院交差点から秋田看護福祉大学付近までの市道約900㍍で始まった。道路沿いのケヤキ並木に約25万球のLED(発光ダイオード)を設置。光のトンネルが浮かび上がり、ドライバーや通行人の目を楽しませている。来年1月13日まで。
 市民有志でつくる実行委(蔦谷達徳代表)が主催。大館の冬を明るく照らし、地域活性化につなげようと2007年に始まり13年目。冬の風物詩として地域に定着している。
 この日は午後4時から、同病院北側駐車場で点灯式が行われた。蔦谷代表らがスイッチを押すと、温かい光が通りに降り注いだ。通行人は冬の訪れを感じながら街路樹を眺め、カメラを構えたりする人の姿も見られた。
 点灯時間は午後4時30分から翌午前1時まで。大みそかの31日は翌朝まで点灯する。今月14、15日は協賛行事として、御成町のオナリ座で「短編演劇フェスin大館」(演劇集団シアター☆6主催)が開かれる。
 実行委は写真コンテストの応募作品や協賛金を募っている。コンテストは1月31日締め切り(必着)。各種問い合わせは蔦谷代表(電話090・3368・2085)。

多彩な仕事、実際は 鹿角市尾去沢中 職業人招き「フォーラム」

2019-12-08
大工道具の鉋の使い方を体験する生徒(尾去沢中)
 鹿角市尾去沢中学校(駒木利浩校長、70人)で7日、さまざまな職種の講師を招いた「キャリアフォーラム」が行われた。全校生徒が希望する職種の講話を聴講し、職業観や勤労観を養った。
 講師は市内のホテル、飲食店の経営者、銀行員、看護師・助産師、建築士・技能士。「いろんなものに触れ、感じながら、社会に出てからの力を学んでほしい」(フォーラム担当の判田瑠奈教諭)との思いを込め、生徒が2職種の講話を聴いた。
 このうち建築士・技能士は小板橋建設の主任・小板橋千広さん、大工・斎藤雄一さんの2人が講師を担当。生徒の質問に答える形で進行した。
 建築の仕事に就くきっかけについて小板橋さんは、会社を始めた祖父の影響に触れ「私が幼いころ、工事中の現場に連れていってくれた。自宅も新築していて、現場に通っている中で建築に興味を持つようになった」と説明。
 「責任がある仕事で、お客さんと約束した期日を守らなければいけない」としたほか、「皆さんが学んでいる校舎も建築。生活に関わるものを造る立場にいるのは誇らしいと思う」と建築の魅力を語った。
 やりがいについて斎藤さんは「にこっと笑って『ありがとうございました』とお客さんに言われたとき、今までの苦労が一切忘れられる。そういう瞬間を目指して日夜頑張っている」と強調。
 建築士・技能士になるためには「建物に対して興味を持つこと。興味を持ってものを見る力。それが第一歩」とし、資格の種類や設計図の作成方法なども紹介した。
 最後に、木の表面を削る大工道具・鉋(かんな)の使い方を体験。ヒバ、マツ、スギの角材を使い、鉋くずの香りも楽しんだ。
 阿部寿音さん(3年)は「建築士や大工になるためには資格が必要で、責任が重大なことが分かった。学んだことを少しでもこれからの生活に生かしたい」と話した。

職員数適正化計画案 削減から一転、増員へ 大館市  20年度から4年間で18人

2019-12-07
 大館市は、2020年度から取り組む新たな職員定員適正化計画案をまとめた。これまでの削減計画から一転し、初めて増員する方針。4年間で計18人増やす。働き方改革の推進、年齢構成の平準化を図る狙いがある。多忙な部署に配置することで長時間労働を是正したい考えで、時間外勤務の上限規制に関する条例を3月議会に提案する。
 職員課によると、時間外労働は増加傾向にある。14年度は対象539人で8万6425時間(1人当たり平均160時間)、▽15年度=539人・9万162時間(167時間)▽16年度=538人・9万2087時間(171時間)▽17年度=529人・10万6908時間(202時間)▽18年度=536人・9万8740時間(184時間)。17年度は大雨などの災害対応で突出し、時間外手当は総額3億円を超えた。
 働き方改革の推進に向け「職員が健康の不安なく、働くモチベーションを高め、最大限に能力を向上・発揮することを促すことが重要」とした上で、「健康確保やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)実現を図るため、時間外労働の上限規制導入、年次有給休暇を円滑に取得できる取り組みが必要」と課題を挙げる。
 今年4月1日時点の職員652人(医療・消防を除く)の年齢構成をみると、▽18~26歳=110人(16・9%)▽30~39歳=101人(15・5%)▽40~49歳=202人(31%)▽50~59歳=218人(33・4%)▽60歳以上(再任用)=21人(3・2%)。40代と50代の比率が高く、年齢層の偏りは組織の安定性や持続性に影響を及ぼすことになるとして、職員課は「中長期の計画的な視点から新規職員を採用し、偏りを補正する必要がある」としている。本年度は退職者を補充できず、現行計画の659人を7人下回った。
 次期計画案によると、期間は20年度から4年間。初年度の計画職員数は661人、21年度663人、22年度666人、23年度670人として計18人増やす。過去の計画では00年度から5カ年で38人、3市町合併(05年6月)後の06~10年度に118人、11~15年度に27人、16~19年度に10人それぞれ削減したが、今後は働き方改革と年齢の平準化へ増員を図る。
 12月議会総務財政常任委員会で計画案に対する異論はなく、年度内に策定する予定。行政需要の急激な変化や公務員制度の改正などがあれば、計画変更などの対応を検討する。

イージス反対、陳情採択 小坂町12月議会 全議案を可決し閉会

2019-12-07
地上イージス配備反対の決議案などを可決した最終本会議(町役場)
 小坂町12月定例議会は6日、最終本会議を開き、議案11件、意見書案7件を可決し、閉会した。地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田市新屋への配備に反対意見の表明を求める陳情、これを受けての決議案はいずれも全会一致で採択、可決した。
 地上イージスの陳情は、「ミサイル基地イージス・アショアを考える秋田県民の会」(川野辺英昭代表委員)から8月に提出されていた。付託された総務福祉常任委員会が2日に審議し、全会一致で採択すべきものとした。
 本会議で椿谷竹治委員長は「地域住民の合意がない住宅密集地のすぐそばへの地上イージス配備は、多くの県民に不安を与えることから、配備計画への反対は当然のことである」と、委員会で採択に至った理由を述べた。
 決議は「想定されている相手国のミサイルは核ミサイルであり、もし惨劇が起これば秋田県全体、日本全体に関わる問題ともなるので、当議会として、地上イージスを新屋に配備すべきでないと判断した」などとする内容。
 自治体で働く臨時・非常勤等の非正規職員の処遇改善を図るため、地方公務員法と地方自治法の一部を改正する法律が、2020年4月に施行されることに伴う関係条例の制定について、鹿兒島巖議員は賛成の立場で討論した。「正規職員の職場が臨時職員に置き換えられるのではないか。住民からの信頼性や業務の公平性、継続性、専門性を考えた場合に、しっかり正規職員を配置する体制を取る必要がある。住民からの信頼を失う可能性もあるので、十分に配慮してほしい」と述べた。
 「西十和田トンネル(仮称)早期建設を求める」意見書は佐竹敬久知事、青森県の三村申吾知事に提出する。
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新たな駅メロお披露目 秋田内陸線の米内沢駅 「浜辺の歌」を 向谷さんアレンジ

2019-11-17
美しい歌声を披露した浜辺の歌音楽館少年少女合唱団(北秋田市の米内沢駅)
 北秋田市米内沢の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、吉田裕幸社長)米内沢駅で16日、新たな「駅メロ」のお披露目会が開かれた。同地区出身の作曲家・成田為三の「浜辺の歌」を、「カシオペア」の元キーボード奏者で音楽プロデューサーの向谷実さんがアレンジしたもの。浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の合唱も披露され、生まれ変わった駅メロの誕生を祝いあった。
 同駅では旧国鉄時代の1986年から、列車の到着時に「浜辺の歌」を流していた。90年ごろからは、シンセサイザーによる「浜辺の歌変奏曲」を使用。列車到着の3分前に鳴らされてきた。
 内陸線の応援大使に就任した向谷さんは今年、阿仁合駅と鷹巣駅にそれぞれ、オリジナルの駅メロを提供。5月に阿仁合駅を訪れた際に、成田為三の功績を伝える「浜辺の歌音楽館」や米内沢駅を訪れ、編曲を申し出たという。
 お披露目会には、地域住民や関係者ら約100人が来場。吉田社長は「米内沢駅は昨年、音楽と笑顔の駅をテーマに生まれ変わった。浜辺の歌音楽館とともに、まちのにぎわいをつくろうと取り組んでいる。向谷さんから提供されたメロディーが、音楽の力で米内沢駅、そして米内沢のまちを元気にしてくれると信じている」などとあいさつ。来賓の虻川広見副市長が祝辞を述べた。
 来賓らがボタンを押して、向谷さんによる「浜辺の歌」を披露。明るく弾むような曲調に、会場を埋めた人たちは笑顔で聞き入っていた。また、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団の20人が、「かなりや」と「浜辺の歌」の2曲を披露した。
 同合唱団の近藤言美(ことみ)さん(16)=北鷹高1年=は「毎日、米内沢駅を利用している。新しいメロディーは明るく、きれいになった。これから、駅で聞くのが楽しみ」などと感想を話した。
 新たな駅メロはこの日から使用を開始。列車到着の3分前に1分間、流される。これまでの曲も待合室内の再生機で聞くことができる。

線路上の〝非日常〟 小坂鉄道レールパーク 17人がウオーク 枕木交換作業も見学

2019-11-17
枕木の交換は全て手作業(小坂鉄道レールパーク)
 小坂町の体験型観光施設「小坂鉄道レールパーク」で16日、構内を歩くイベント「線路ウォーク」が初めて行われた。町内外の参加者が線路の枕木交換の作業を見学したほか、普段立ち入ることのできない線路の行き止まり(終端)に足を踏み入れるなど、非日常的な鉄道の空間を味わった。
 町は本年度から5カ年計画で、安全輸送の確立を図るため、線路のレールを支える木製の「枕木」の交換工事を行う。1000本近くの枕木があり、腐食などで老朽化が著しいものを優先する。本年度は、駅舎に最も近い旧旅客本線の枕木約170本を交換する計画で、工事は11日から始まった。
 今回のイベントはボランティア団体「小坂鉄道保存会」が企画。町内外から親子連れなど17人が参加した。
 参加者は、作業員がスコップで砕石をかき出して古い枕木を取り出し、縦2・1㍍、横20㌢、高さ14㌢、重さ60㌔ほどの新しい木製(広葉樹)の枕木と交換する手作業に見入ったほか、駅舎から南側約600㍍先の終端を目指し、線路を歩いた。
 途中、転轍(てんてつ)器や硫酸タンク、旅客車両などがあり、保存会員の説明に熱心に耳を傾けた。終端には車止めの標識があり、「昔は(鹿角市の)毛馬内まで延伸させる計画もあった」という説明に、参加者は驚いていた。
 大館市早口から参加した女性(70)は「小坂鉄道に乗って小坂町で、康楽館の芝居を見たことを思い出した。まさか線路がこんなにも続いているとは思わなかった。枕木の交換は全て手作業でびっくりした」と目を丸くしていた。
 同保存会の千葉裕之会長(56)は「意外と多くの人たちに関心を持ってもらえてうれしかった。小坂鉄道の魅力を発見したことで、その魅力を他の人たちに発信してもらいたい」と期待していた。

し尿処理場老朽化 川口に受け入れ施設 大館市 下水処理センター敷地に計画

2019-11-16
し尿受け入れセンター建設予定の大館処理センター(大館市川口)
 大館市は15日、県米代川流域下水道大館処理センター(同市川口)敷地内への建設を計画している汚物処理場(し尿受け入れセンター)の都市計画変更案の縦覧を始めた。し尿処理場(同市松木)の老朽化に伴い、新たに整備することで処理センターとの共同処理を目指す。県有地を借りるため、県も同日から変更案の縦覧を実施している。いずれも29日まで。
 し尿処理場は、合併前の大館・比内・田代3市町で構成した大館広域市町村圏組合が1984年に建設、「汚物処理場」として都市計画決定され、85年4月から稼働している。処理能力は1日あたり160㌔㍑。耐用年数の25年を過ぎ、修繕などで対処しているものの老朽化が進んでおり、生活排水を適正処理するために新たな施設の建設を計画している。
 大館処理センターは市内の下水道終末処理場として配置され、下水の浄化や汚泥処理を担っている。敷地約6・2㌶のうち北西側の約2600平方㍍は下水道施設・汚泥資源化施設の建設用地として確保してきたが、人口減少を踏まえた下水道施設規模の縮小と、施設配置計画の変更で受け入れセンター建設用地として使用可能となった。
 市は大館処理センター敷地内に整備し、下水道と共同処理することで建設費や管理費の低減を図る。このため受け入れセンター建設地を都市計画法に基づく汚物処理場として計画決定する方針。県は大館処理センターの面積を縮小する。し尿処理場は新施設の供用開始後に稼働を停止し、廃止の都市計画決定を予定している。
 汚物処理場の変更案は都市計画課(比内総合支所)と環境課(本庁舎)、大館処理センターの変更案は県都市計画課(秋田市)と北秋田地域振興局用地課(北秋田市)、市都市計画課で縦覧できる。意見書も提出できる。問い合わせは市都市計画課(☎0186・43・7082)。

日露共同製作映画 「ハチとパルマの物語」 秋田犬の魅力世界へ 監督ら会見

2019-11-16
映画「ハチとパルマの物語」製作発表会見(県庁)
 大館市生まれの秋田犬「忠犬ハチ公」とロシアの忠犬パルマの物語を題材にした日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」の製作発表会見が15日、県庁で行われ、メガホンを握るロシアの映画監督や大館市での撮影を支援する秋田犬ツーリズムの中田直文会長らがストーリーや撮影スケジュールなどについて説明。「映画を通じて秋田、大館の魅力を世界中に発信したい」と期待を込めた。
 忠犬パルマは旧ソ連時代の実話で、空港に残されたパルマが2年間にわたって飼い主を待ち続けたというもの。飼い主を待ち続ける姿は人々の心を打ち、空港のシンボル的な存在になったとされており、駅で飼い主を待ち続けた忠犬ハチ公と重なる。
 映画は、家庭の事情で心を閉ざした少年とパルマとの交流が中心。空港で日本人に連れられた秋田犬と出会ったことから、「パルマを飼い主のところに戻してあげたい」と行動する姿を描いたものになるという。日本からは渡辺裕之さん、藤田朋子さん、壇蜜さんらが出演する予定。 
 冒頭には大館市で撮影した映像が使われる予定で、18日と来年1月に撮影が行われる。フィギュアスケートのアリーナ・ザギトワ選手や愛犬の秋田犬マサルも特別出演する。
 会見には監督のアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアさん、プロデューサーのクリスティーナ・レイリアンさんと益田祐美子さん、中田会長らが出席。企画意図やストーリー、撮影スケジュールなどについて説明した。
 秋田犬ツーリズムは大館市での撮影に向けて約200人のエキストラを用意するなどサポートを展開。中田会長は「大館や秋田犬の魅力を世界に発信できる素晴らしい作品になる」などと期待を寄せた。
 「ハチとパルマの物語」は2020年夏にロシアで先行公開。日本では21年初夏から全国ロードショーを行い、公開する予定。配給は東京テアトル。

鹿角市 冬のプレミアムツアー 1月・大日堂 3月・除雪作業 DMなどで参加募集

2019-11-16
「かづのプレミアムツアー」などについて意見交換した観光産業推進ミーティング(市役所)
 鹿角市観光産業推進ミーティングが15日、市役所で行われ、観光関係者が意見を交換した。本年度の目玉事業である「かづのプレミアムツアー」は来年1、3月の2回実施する。1月は大日堂舞楽、3月は八幡平アスピーテラインの除雪作業見学などが盛り込まれている。
 プレミアムツアーは夏と冬に計4回計画。夏の花輪ばやしをメーンにした旅行は2泊3日の日程で行われ、45人が参加。花輪ばやしや大湯環状列石などを訪れた。
 計画によると、1月は1、2日の1泊2日の日程。1日は岩手県の盛岡駅に集合し、主催者が用意したバスで鹿角に移動。この日は、パワースポットとして知られる十和田神社に初詣、湯瀬温泉に宿泊。2日は大日堂舞楽を見学し、昼食は道の駅あんとらあできりたんぽ鍋を食べ、史跡尾去沢鉱山を訪れる。
 3月は20、21日の1泊2日。盛岡駅に集合し、バスで鹿角に移動。アルパスのジャンプ台を見学する。スタート地点まで上るという。後生掛温泉に宿泊し、翌日はアスピーテラインで春山除雪作業を見学、雪の回廊ウオークを楽しむ。
 「冬のツアーは参加者の募集で苦労する。今回はどのような方法で募集するか」という質問があり、説明側は「観光ファンにダイレクトメールを送るなどして参加を呼び掛けたい」と答えた。
 観光産業のデジタル化についての市担当者が説明。「新しいマーケットに知ってもらい、来てもらうためには、ウェブ広告が有効ではないか」と指摘し、事業者、市民が一体となって取り組むことの大切さを話した。

10月のニュース

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厳しい冬に立ち向かう ネクスコ東日本 除雪作業の安全祈願

2019-10-30
作業の無事故を祈り、園児がオペレーターに花束を贈った(十和田管理事務所駐車場)
 本格的な降雪シーズンを前に、ネクスコ東日本十和田管理事務所(登坂和行所長)は29日、鹿角市十和田錦木の同事務所駐車場で除雪作業の安全を祈願する神事と出動式を行い、関係者らが今冬の安全な交通確保に向けて気を引き締めた。
 秋田、青森、岩手の各県警高速隊、同事務所、グループ会社などから約110人が参加。高速道路の除雪作業で使用される除雪車や散布車、ロータリー車など数十台の関係車両を集めて行われた。
 安全祈願の後、出動式が行われ、登坂所長は「今年は冬型の気圧配置、気温、降雪量とも平年並みとされ、厳しい冬になることは間違いない。一致団結して高速道路の安全、快適な交通を確保するとともに、お客さま、そしてわれわれ全員の安全、雪氷対策の無事故、確実な実施を祈願する」とあいさつした。
 除雪車の前にオペレーターが整列。地元錦木保育園の年長園児が「体に気をつけて安全に運転してください」と激励し、一人一人に対して花束を手渡した。出動の号令でオペレーターが各車両に乗車し、点検終了後、園児らに見送られて出発した。
 同事務所は、主に東北自動車道の岩手県八幡平市の安代インター(IC)から青森県平川市の碇ケ関ICまで総延長66・6㌔を管理している。
 管理する東北道は標高100~400㍍の山岳部を通過し、年間降雪量約9㍍の豪雪地帯で、気温は氷点下20度まで下がる寒冷地。風の通り道でもあることから、吹雪や地吹雪の発生も多いという。
 毎年、11月1日から翌年4月30日までを雪氷期間と設定し、車道の除雪や圧雪処置、凍結防止剤の散布、路肩の拡幅などの各作業を実施している。昨冬は計90日間で938回の除雪作業を行った。

大館市 種苗交換会あす開幕 来月5日まで 「農」の祭典 多彩な行事

2019-10-29
農業機械化ショーの準備が進む協賛第1会場(ニプロハチ公ドーム)
 第142回県種苗交換会は30日、大館市で開幕する。来月5日までの1週間、農産物出品展示、談話会、農業機械化ショー、各種協賛行事などが行われる。就農人口の減少や高齢化で担い手農家の規模拡大や法人化が進む中、談話会は「労働力確保対策」をテーマに今後の戦略を探る。期間中の観覧者は80万人を見込む。JA秋田中央会主催。
 会場は▽タクミアリーナ(主会場)▽ニプロハチ公ドーム(協賛第1会場)▽ほくしか鹿鳴ホール(協賛第2会場)▽メモリスあきた北(協賛第3会場)。
 タクミアリーナでは農産物出品展示や学校農園展、JA地産地消展、ニプロハチ公ドームでは屋内で農業機械化ショー、駐車場で植木苗木市、飲食物露天販売などが行われる。両会場で行う「大館市農工商フェア」では、地場産品が展示販売される。
 ほくしか鹿鳴ホールでは、初日の新穀感謝農民祭と開会式、2日目の県土地改良事業推進大会、3日目の県NOSAI大会、県農業委員会大会など関係団体の大会が開かれる。最終日のJA秋田中央会褒賞授与・閉会式の会場にもなる。
 メイン行事の談話会はメモリスあきた北で31日午前9時30分から行われる。テーマは「農業生産拡大に向けた労働力確保対策について」。北鹿地方からは生産者1人が会員に選ばれ、発信する。同会場では3日に農村における健康を考える集いも開かれる。
 協賛行事は県高校産業教育フェア(2、3日、タクミアリーナ)、大館市子どもまつり「郷土芸能発表会」(3日、ほくしか鹿鳴ホール)など。
 市協賛会事務局は「主会場周辺に一般用駐車場がないため、無料シャトルバスを利用してほしい」と呼び掛ける。▽イオンスーパーセンター大館店▽長根山運動公園▽ホテルルートイン大館駅南▽エコプラザ(土、日、振休のみ運行)―を発着する4コースで運行する。
 同市での開催は2001年以来、18年ぶり8回目。01年の観覧者は76万5000人だった。期間中は市職員延べ約500人、JA職員延べ35人が駐車場誘導や案内所の対応などにあたる。

「かづのパワー」 電気事業ライセンス取得 児玉市長が定例会見 来年4月に供給開始へ

2019-10-29
かづのパワーの進ちょく状況を説明する児玉市長(市役所)
 鹿角市の児玉一市長は、28日の定例会見で、地域電力小売会社「かづのパワー」(竹田孝雄社長)が、小売り電気業者の登録を経済産業省から受けたことを明らかにした。1日からは従業員1人を雇用し、事務所を旧花輪市民センター内に開設、来月4月の供給開始へ向け準備を進めている。
 会社は、市と市内の企業などが出資した第三セクターで、三菱マテリアル永田水力発電所(八幡平)の電力(FIT電力)を、東北電力を介して調達し、市内に供給する。
 電源資源が豊富な地域の特長を生かし、地域の電力を地域内に供給する「エネルギーの地産地消」を目指す。7月10日に創立総会を開いて発足した。出資者は市、市内企業、金融機関など1個人、19法人。資本金は990万円。市の出資比率は49%。地域電力小売会社の設立は県内5番目で、自治体が出資する方式は初めて。
 計画では、来年4月から市内小中学校、市民センター、保育園など33の市施設に電力を供給する。2023年に市の全施設に供給し、その後、販売先を民間にも徐々に拡大する。
 小売り電気業に必要なライセンスの取得へ向け、8月6日に経済産業省に申請、今月15日付で登録を受けた。児玉市長は会見で「エネルギーの地産地消が夢だった。電力の地産地消を進め、エネルギーのまちを目指したい」と期待を込めた。
 会社のロゴマークが完成した。電力が市内を循環していく様子と、鹿の角の形を組み合わせた。緑など若々しい色と力強いデザインに仕上げ、「地域に密着した電力小売会社として、市民に信頼感を抱かせるデザインとなっている」と児玉市長は話した。ロゴマークの作製は秋田市の業者に依頼し、四つのデザイン案から選んだ。
 会社は今後、送配電事業者や電力を供給する施設との契約締結を進める。

「ハローキティ」活用 来場者増など効果顕著 北秋田市18年度 プロモーション事業好調

2019-10-29
入館者が前年比108%となった大太鼓の館(北秋田市綴子)
 北秋田市が取り組む「キャラクターを活用したプロモーション事業」は、初年度となった2018年度、壁面パネルを設置した大太鼓の館で入館者数が増加したほか、首都圏移住フェアの相談者数も大きく増えるなど、効果が表れていることが市の分析で分かった。「SNS(会員制交流サイト)などでの情報発信や拡散もあり、現代型のPR効果も一定程度あった」としている。
 市は18年度に、ハローキティを使用するためのライセンス契約を「サンリオ」(東京都)と締結。市のふるさと大使に委嘱した。公共施設等でのパネル展示、婚姻や出生など証明書台紙への使用などの事業を進めている。市内の子どもたちに夢を与えるとともに、インバウンドを対象とした観光にもつなげて交流人口の拡大を図り、市の魅力を高めていくことなどを狙いとしている。
 18年度の事業についてまとめた「主要な施策の成果に関する報告書」では、プロモーション事業として▽特設ページ開設▽移住・定住促進PR▽ふるさと大使就任式▽駅前アーケードタペストリー制作▽庁舎前玄関装飾▽缶バッジ製作▽ハローキティコラボレストラン▽各種証明書発行▽出生記念証・結婚記念証発行▽撮影用パネル製作▽阿仁スキー場ゴンドラ装飾▽大太鼓の館壁面パネル設置公園遊具整備―などを報告。3350万円の予算額に対し、決算額は2920万円だった。
 このうち、阿仁合駅こぐま亭での「コラボレストラン」では「前年同期と比較して売り上げが約300%伸びた。遠方からハローキティのメニューを目的とした来客が多くあり、さまざまな層にこぐま亭だけではなくリニューアルした阿仁合駅や内陸線をPRすることができた」と説明。大太鼓の館は前年同期比108%、阿仁スキー場は同102%の伸びとなった。首都圏移住フェアでの相談者数は前年比169%となり、「事業効果が顕著に表れた」としている。
 また、児童公園など利用人数が把握できない事業についても「園児や児童の元気な声が聞かれ、地域活性化を図ることができた」「スマートフォンで写真を撮る人が多く見受けられ、利用しやすい雰囲気づくりができた」と分析。「交流人口の拡大や市のPR以外にも、市民が参加して楽しんでもらうことで、幅広い世代に人に喜んでもらっている」と説明した。
 本年度もハローキティのオリジナルポロシャツを作り、ふるさと納税の返礼品として活用しているほか、ふるさとスタンプラリーなども展開。「子どもたちに夢を与え、郷土愛も育みたい」としている。

視点・いまだ副村長を置けず 上小阿仁村 中田村長就任半年 村長と議会の着地点どこに

2019-10-28
副村長選任案への投票が行われた9月定例議会本会議(上小阿仁村役場)
 上小阿仁村の中田吉穂村長は、就任から間もなく6カ月になろうとしているが、いまだ副村長を置くことができずにいる。議会にはこれまで、2度にわたり副村長の選任案を提案したものの、いずれも賛成少数で否決された。村当局と議会との「橋渡し役」の不在が続く中、さらなる関係の悪化も懸念されている。
 副村長の不在は2018年4月から続いている。小林悦次前村長が選任した前任者が、任期を約1年半残して同年3月末で辞職。その後は人選などに難航したほか、次期村長選までの期間が迫ってきたこともあり、議会に提案されることなく年月が過ぎた。
 職務は一般的に「事務の統括」と「議会対応」が主体とされる。このうち、議会対応では前村長の任期後半、予算案の一部が議会によって減額修正されるなど、ほころびが目立ち始めた。当局と議会双方の意思疎通がうまくいっていないことを不安視する声もあった。
 こうした中で村長選が行われ、前回の選挙で涙をのんだ中田村長が4年ぶりに返り咲いた。副村長については選挙戦でも「いなければならない」と訴え続けたこともあり、就任直後から「早期に選任したい」との考えを示した。
 当初は6月定例議会での提案を目指したが「丁寧な説明をする時間的余裕がない」として見送り。同月28日に招集した臨時議会で4年前まで副村長を務めた男性の選任案を提案した。しかし、議長を除く7議員で投票を行った結果、賛成2、反対5の反対多数で不同意となった。
 中田村長は「(副村長の不在は)事務事業や村民生活に大きな影響が出ている。村を動かしていかなければならない。経験を生かしてもらえる人を選んだ」と説明し理解を求めたが、議員からは「若い人を選ぶべきでは」「新しい体制にする考えはなかったのか」との声が上がるなど、考えの温度差が表面化。一部では、提案された男性が6月7日付で、村の第三セクター・かみこあに観光物産の取締役に就任したことへの反発もあったという。
 9月定例議会で改めて、元副村長の男性を議会に提案。かみこあに観光物産の取締役は8月30日付で退任していたほか、村長が「一番信頼している人材」などと説明したが、臨時議会での結果と同じ賛成2、反対5での不同意。村長は本会議終了後「いずれも、前の任期の時に務めた実績がある。なぜ、反対されるのか分からない。他の人を提案することは考えられない」とした上で、今後の対応については「じっくりと考えたい」などと述べた。
 ただ、副村長の不在は村政の停滞をも招きかねない。中田村長は7月下旬から8月下旬までの約1カ月間、病気治療のため入院したほか、今月も9日間にわたり海外への視察研修で不在となり、いずれも総務課長が村長職務代理者となった。中田村長が公約に掲げた「移動販売車」などの政策も、具体的な提案にまでは至っていない。
 村では、2020年度当初予算案の編成に向けた作業も始まった。副村長の不在がいつまで続くのか、また、村長と議会がどこに着地点を見いだすのか。村民の関心が高まっている。
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10月から幼保無償化 実費負担の副食費 北鹿3市町村は無料に

2019-09-30
 国の幼児教育・保育無償化が10月から始まる。幼稚園や保育園、認定こども園などを利用する3~5歳児と低所得世帯の0~2歳児の保育料が無償化される。保育料に含まれていた給食の副食(おかずなど)費は無償化から外れて実費負担となるが、年収360万円未満の世帯と第3子以降は国が費用を免除、360万円以上の世帯は県と市町村の助成で負担軽減を図る。北鹿地方では鹿角市、小坂町、上小阿仁村がこの助成に上乗せし、副食費も無料とする。
 国の制度で無償化となるのは、幼稚園や保育所、認定こども園などに通う3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外保育施設の利用は保育の必要性が認定された場合、3~5歳児は月額3万7000円を上限に、0~2歳児は住民税非課税世帯を対象に月額4万2000円までの利用料を無償化する。
 3~5歳児の幼保無償化から外れるのが、おかずやおやつなどの副食費。保育園ではこれまで主食費は実費徴収で、副食費は保育料に含まれてきた。国は年収360万円未満の世帯と第3子以降を対象に副食費を免除。年収360万円以上の世帯には、県と市町村が共同で行う「すこやか子育て支援事業」で、半額か4分の1を助成する。多子世帯など全額助成される世帯もある。
 北鹿の5市町村のうち、小坂町と上小阿仁村は助成をさらに上乗せし、副食費を無料にする。鹿角市は所得制限を設けるが、「市内の3歳児以上のほとんどの世帯が無料の対象となる」と説明。上小阿仁村の担当は「保育料が無償で、副食費が発生すると負担感がある。子育て世帯の支援として無料にすることに決めた」と話す。
 大館市で幼保無償化の対象となる3~5歳児は幼稚園や保育園、認定こども園、へき地保育所を利用する約1200人。子ども課によると、市立保育園では10月から副食費を月4500円に設定。主食はご飯を持参しているため、実費負担分は助成後の副食費となる。同課は「保護者には9月中旬に副食費助成の申請書とチラシを配布した。10月以降に負担増となる世帯はなく、制度を周知していきたい」と話した。

巨樹、古木に驚き 鹿角地域観光再発見 県北一の門杉など巡る

2019-09-30
門杉を見学する参加者(大円寺)
 鹿角市内に点在する巨樹や古木をバスで巡る学習会が29日、同市十和田、花輪地区で行われた。主催した十和田地域づくり協議会の地域観光再発見実行委員会(三上豊委員長)によると巨木巡りの企画は市内初といい、参加者がその雄姿に目を見張りながら由来や地域の歴史などにも理解を深めた。
 本年度「市民のチカラ事業『地域観光再発見』」の一環。タイトルは「市内の巨樹・古木を訪ねて」。森林や樹木、悠久の歴史を語る地域のシンボルとして、地域学習を兼ねて初めて実施した。
 地元鹿角をはじめ大館、北秋田から18人が参加。案内人は大湯郷土研究会副会長でもある三上さん。東北巨木調査研究会の五十嵐洋さん(大館市)が一般参加し、関連情報を提供した。
 大湯支所前で開会行事を行い、三上さんは「鹿角には藩政期に幕府巡見使が通った歴史街道が残っている。木を見るだけでなく、歴史も踏まえながら歩きたい」とあいさつ。
 この後、参加者はバスで移動し、大円寺の門杉(もんすぎ、大湯)、毘沙門神社のケヤキ(一本木)、左多六とシロ公園のイチョウ(下草木)、愛宕神社の大カツラ(級ノ木)、金澤家の大グリ(鶴田)、神明社の親杉(松山)、千手観音堂の大ケヤキ(大欠)の7カ所を訪ねた。
 このうち大円寺の門杉はスギでは県北一の大きさで、幹周り9㍍、樹高47㍍、推定樹齢500~600年。県の天然記念物に指定され、伝承では樹齢2000年ともいわれる。かつては2本で一対になっていたとされるが、藩政期中頃の山崩れで山側のスギが失われ、谷側のこのスギだけが残ったという。
 三上さんは木の特徴や由来、付近の文化財などを説明。参加者は熱心に耳を傾けていた。
 北秋田市の白川正信さん(73)は「こんなにでかいスギは見たことがない。来てよかった」と話し、雄姿を写真に収めていた。

大沢さん(大館)「復興のごう音」 ラグビーW杯日本大会 釜石で選手入場曲演奏

2019-09-30
選手入場曲を演奏する大沢さん㊥(釜石鵜住居スタジアム)=佐藤さん提供
 日本チームが優勝候補を破り国内を歓喜に沸かせている、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。25日、岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開かれたフィジー―ウルグアイ戦で、大館曲げわっぱ太鼓の奏者・大沢しのぶさん(44)=大館市=らが選手入場曲を演奏した。東日本大震災の被災地から太鼓を借り受け、「復興の音色」で大会の盛り上げに一役買った。
 大会のセレモニー担当者から出演の打診を受けたのは、茨城県出身の和太鼓奏者・寺門勝さん。寺門さんが東北ゆかりの大沢さんと、大館市内でワークショップなどを開く津軽笛奏者・佐藤ぶん太さんに声を掛け、3人に決まった。
 同スタジアムは、震災被災地で唯一のW杯会場で、復興の象徴とも言える場所。大沢さんは、同県陸前高田市の知人から直径約1㍍の平胴太鼓を借り受けた。青空の下、両国選手の入場時に「RWC2019アンセム」に合わせて大災害を経験した太鼓の音色をとどろかせた。続いて、選手や観客らが犠牲者に黙とうをささげた。
 試合開始前には会場周辺で、3人がゲリラ的におもてなし演奏したほか、観客への演奏体験や他バンドとのセッションなどで盛り上げた。
 大沢さんはこれまで、国内で開かれた国際スポーツ大会では、世界バレー(06年)開会式、U―20女子サッカーW杯(12年)の2度、演奏している。今回の観客は国内外の1万4000人余り。「一生に一度あるかないかの大きな国際大会。選手や関係者の緊張感、満員の観客の歓声や拍手は貴重な経験。復興はまだ半ばではあるが、今後も支援を続けていく気持ちを新たにした」と話した。
 日本チームは世界ランキング9位。初の8強入りを目指す中で28日、1次リーグA組第2戦で同2位のアイルランドを19―12で撃破した。10月5日にサモア、13日にはスコットランドと対戦し、上位2チームが19日以降の決勝トーナメントに進む。

パラリンピック 日本とタイ「絆の輪」を ボッチャ日本代表も 大館で市民と交流会

2019-09-29
交流試合でボッチャのタイ、日本両代表が白熱の攻防を繰り広げた(タクミアリーナ)
 2020年東京パラリンピックに向けた事前合宿で大館市に滞在しているタイのボッチャ・陸上競技両代表チームを迎えた「パラアスリートとの交流会」が28日、同市のタクミアリーナで開かれた。ボッチャのタイ代表と日本代表「火ノ玉JAPAN」が交流試合で世界トップレベルの技術を披露したほか、両競技のタイ選手19人が競技体験やゲームを通して来場者約150人と触れ合った。
 市主催。同市を訪れているタイ代表からはボッチャの選手7人とコーチ8人、陸上の脳性まひクラスの選手12人とコーチ7人らを招いた。27日から大館で合同合宿をしているボッチャ日本代表選手4人も参加した。
 開会式で福原淳嗣市長は「アスリートの技術、挑戦をする姿に触れてほしい。パラスポーツに親しむとともに、日本とタイの間に大きな絆の輪が芽吹くことを願う」とあいさつした。
 初めに16年リオパラリンピックのボッチャチーム戦で金、銀メダルを獲得したタイ、日本両代表が特別ルールの交流試合を実施。1―1で延長に突入した熱戦は、最終第3エンドで日本が1点を奪い2―1で勝利した。選手は投球でジャックボール(目標球)にぴたりと寄せたり、相手ボールをはじいてコースを空けたりして世界トップレベルの技術を披露。スーパーショットの連続に、会場からは歓声が上がった。
 来場者たちはボッチャ体験で両代表とプレーしたり、パラ陸上のタイ選手とリレーゲームをしたりして触れ合った。助言を受ける姿や記念撮影をする姿などが見られ、会場には笑顔が広がった。
 奥村史華さん(国際情報高1年)は「ボッチャの選手の技術はすごく、毎日練習すれば1番になれるんだと励まされたような気持ち。楽しかった。多くの人にパラスポーツを知ってほしい」と話した。
 ボッチャ日本代表主将の杉村英孝選手は「観客がたくさんいて緊張感があった。タイ代表と合宿をできたのは良い経験。初めて秋田に来たが、『すごいね』と声を掛けてもらった。応援を力に変えて頑張りたい」と語った。
 ボッチャ個人世界ランキング1位のタイ代表、ウォラウット・セーンアンパー選手は「日本代表と意見交換をできて良かった。皆さんと交流もできてとても楽しかった。(大館は)料理もおいしいし、また来たい」と笑顔を見せた。
 この日、市はタイ代表を応援するために作成した横断幕も公開した。東京大会の観戦ツアー企画も検討している。

機械操作やキノコ栽培 鹿角で親子7組 森林の役割に触れる

2019-09-29
ハタケシメジの菌床をプランターに入れる参加者(鹿角地域振興局)
 鹿角地域振興局の親子森林教室が28日、市内の森林などで開かれた。高性能林業機械の操作やキノコの菌床栽培を体験し、林業への理解を深めた。
 森林を理解する事業として、植林や森林内の散策など行ってきた。さらに理解を深めるため、樹木がどのように利用されているかを知り、山の恵みを実感する機会にしよう、と今回の教室を計画した。
 鹿角地域をはじめ大館市、北秋田市から7組、14人の親子が参加した。花輪の振興局庁舎に集合し後、大湯地内の森林に移動、プロセッサとフォワーダの高性能林業機械による玉切りや集材の作業を見学し、操作を体験した。
 作業体験の後は、振興局に戻り、キノコの役割を学んだ。昆虫や植物の成長に大きく貢献しているキノコ。県林業研究研修センターの菅原冬樹部長から分かりやすく説明を受けた。
 実際に、ハタケシメジの栽培に挑戦。プランターに菌床を入れ、土で覆う作業を行った。振興局の担当者によると、来月には食べることができまでに成長するという。参加者はプレゼントとして自分が作業したプランターを自宅に持ち帰った。
 市内から、母親と参加した菊沢榮太さん(6)は、「機械の操作は木を切ることができて、面白かった」と話し、キノコの菌床をプランターに入れながら、成長を楽しみにしている様子だった。
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