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絢爛豪華な屋台競演 勇壮なはやし響かせ 花輪ばやし開幕

2019-08-20
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きらびやかな屋台が競演した駅前行事(JR鹿角花輪駅前)
 国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産でもある鹿角市の伝統行事「花輪ばやし」が19日、にぎやかに開幕した。絢爛(けんらん)豪華な屋台10台が勇壮なはやしを響かせながら熱気あふれる競演を披露し、県内外からの見物客を魅了した。
 初日は参加10町内の屋台が幸稲荷神社の御神体が安置されている里宮「御旅所」に集結し、祭り開始のあいさつを行った。中学生以下を対象にした太鼓演奏の子どもコンクール審査に続き、各屋台がJR鹿角花輪駅前に向かってパレードした。
 「駅前行事」では勇壮で哀調を帯びた行進曲風の「本囃子」を奏でながら、きらびやかな屋台が次々と入場。若者らの熱気に包まれた。
 10町内の屋台が勢ぞろいしたところで独特の手打ち式「サンサ」を行い、厳粛な雰囲気へと一転。見物客は静と動の両面を持ち合わせる祭りの醍醐味(だいごみ)を楽しんだ。
 20日未明には躍動的な「朝詰」、厳かな神事の「枡形行事」が行われた。同日の夜は駅前行事(午後8時40分~9時半)や「赤鳥居詰」のほか、21日未明まではやしの競演などを行い、完全燃焼する。
 花輪ばやしは花輪の総鎮守、幸稲荷神社の祭典で奉納される祭礼ばやし。「本囃子」など12曲が伝承され、日本三大ばやしの一つに数えられる。
 2014年に「花輪祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定。16年に「山・鉾・屋台行事」として全国32の祭りとともにユネスコ無形文化遺産に登録された。

整備促進へ要望活動 大館で合同総会 日沿道・R7・米代川

2019-08-20
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事業計画を決めた合同総会(ホテルクラウンパレス秋北)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)建設促進県北部、県北部国道7号整備促進、米代川治水の3期成同盟会は19日、大館市のホテルクラウンパレス秋北で合同総会を開き、要望活動を中心とした事業計画を決めた。日沿道二ツ井白神インターチェンジ(IC)―大館能代空港IC間の早期整備などを国に求めていくことを決議した。
 県北9市町村の首長や商工団体関係者ら約70人が出席。国道7号、米代川両期成同盟会長の齊藤滋宣能代市長は「社会資本を共有する自治体が連携し、(道路が機能することで生み出される)ストック効果を発揮できるよう取り組もう」、日沿道期成同盟会長の福原淳嗣大館市長は「経済活動や観光などで県北から世界へ、世界から県北に導くためにも日沿道が必要だ」とあいさつした。
 各同盟会は国・県に対する要望活動を10月に行う方針。日沿道については、11月に東京で開かれる「沿線市町村建設促進大会」に参加することも決めた。
 日沿道と国道7号の両同盟会は▽地域の成長力強化や住民の安全・安心に必要不可欠な社会資本整備を図るため、公共事業関係費の増額を図るとともに新たな財源を創設▽能代港の利活用と県北の経済的な発展に向け、二ツ井白神IC―大館能代空港IC間の整備促進と早期開通―など5項目の実現を求める決議を提案。全会一致で採択した。
 総会後、来賓として出席した国や県の関係者に要望書を提出。日沿道は「安定的・持続的な予算確保と公共事業関係予算の大幅な拡大」など5項目、国道7号は「桂城地区電線共同溝の整備推進」など6項目、米代川は「河道掘削(二ツ井・鷹巣地区)による流下能力の向上推進」など6項目を挙げた。

北秋田市 光の大輪とごう音 阿仁の 花火大会 慰霊の灯籠流しも

2019-08-20
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大音響と夜空を彩る大輪が観客を魅了した阿仁の花火大会(阿仁ふるさと文化センター)
 北秋田市の第57回「阿仁の花火大会」が18日夜、阿仁河川公園で開かれた。16日に開催する予定だったが、台風による荒天が予想されたため順延して実施。約4000発の花火が打ち上げられ、見物客が山々に響き渡るごう音と夜空を彩る光の大輪が見物客を楽しませた。
 大会は1947年に観光行事として開催された後、数回で休止。その後に灯籠流しが行われるようになると、慰霊の花火として再開するようになったとされる。現在は実行委員会(片岡信幸委員長)が主催し、市や市観光物産協会などが共催している。
 順延のため、阿仁庁舎前で予定していたアトラクションなどは中止に。河川公園では阿仁吉田地区の風張太鼓が披露され、午後6時半からは灯籠流しが始まった。徐々に暗くなっていく会場に、川面をゆっくりと流れる灯籠の光がゆらめいていた。
 この日は好天に恵まれ、会場には開催を待ち望んだ住民らが訪れた。大会提供花火の打ち上げの後、スターマインや4号玉などが次々と夜空を飾った。慰霊やお祝いのメッセージが込められたメモリアル花火も打ち上げられた。
 河川公園より高台にある阿仁ふるさと文化センターには家族連れなどの見物客が集まった。6号玉の花火はセンター付近から打ち上げられ、間近で聞こえるごう音に「すごい」などと歓声を上げていた。

学校施設、長寿命化へ 大館市教委が40年間の計画策定 改修で対応、70年使用へ

2019-08-19
 大館市の小中学校の約4割が築40年以上を経過し、老朽化対策が課題となる中、市教育委員会は2019年度から40年間の「学校施設長寿命化計画」を策定した。従来型の「改築」で対応すると財政負担が大きいため、「長寿命化改修」へ施設整備の方向性を転換し、基本方針や改修優先順位などを示した。市教委は「今後示される学校教育環境適正化計画と整合性を図りながら、計画的に改修に取り組んでいきたい」と話す。
 第2次ベビーブーム世代の増加で1960~80年代に建設された全国の多くの学校が老朽化し、一斉に整備の時期を迎えるため、文部科学省は施設の長寿命化を推進する「文部科学省インフラ長寿命化計画」を2015年に策定。これに基づき、各自治体に計画策定を求めている。
 計画の対象建物は小学校17校、中学校8校の校舎や体育館計88棟。このうち旧耐震基準(1981年以前)の建物が45棟、新耐震基準が43棟。築年別でみると、多くは築30年以上が経過し、中には50年以上の建物もみられ、老朽化が進んでいる。
 対象88棟の劣化状況評価では、「早急に対応する必要がある」と評価された部位がある棟は24棟、健全度(100点満点)が40点未満は20棟、50点未満は28棟となった。
 維持・更新コストの比較では、築40年で改築する従来の整備方法を取り入れた場合、今後40年間で総額649億円が必要と試算。長寿命化を図り70年間建物を使用した場合、今後40年間のコストは596億円となり、総額53億円、約9%の縮減となる。
 整備の基本方針には、「施設に不具合が発生する前に改修を行う『観察保全』で、施設の長寿命化を図る」と掲げた。学校施設の法定耐用年数は鉄筋コンクリート造りで47年とされるが、目標使用年数を「70年」に設定。環境性能や快適性、ICTの活用推進対応、バリアフリー化も踏まえた整備に努めるとしている。
 築年数や劣化度などから評価した改修優先順位も示したが、教育総務課は「実際にどの学校から着手するかは、これから検討していく」と話す。計画は5年ごとに見直し、「現状25校を維持した計画としたが、今後示される学校教育環境適正化計画と整合性を図った上で、学校ごとの個別施設計画を作り改修事業を進めたい」としている。計画は市教委のホームページで公表している。

バイク1100台集合 6県から北秋田市へ 東北カラーズミーティング

2019-08-19
 第5回「東北カラーズミーティングin北秋田」が18日、北秋田市の大館能代空港ふれあい緑地で開かれた。東北各地から約1200人のバイク愛好家らが会場に集まり、交流を深めたほか、同市ふるさと大使の俳優・高橋克典さんらをゲストに招いたトークセッションが行われた。
 「C.S.D Group」(三澤直生代表)が主催し、同市が協賛。ライダーたちが東北各地の会場に訪れることで絆を深めるほか、地域活性化や町おこしにつなげようと2017年から開催している。同市での開催は、第1回以来2年ぶり。
 参加者は、東北6県ごとに指定された色のバンダナを体やバイクの目立つ部分に巻いて各県を出発。ミートポイントとして指定された同市周辺の道の駅に立ち寄り、ライダーたちと出会いながら、ふれあい緑地を目指した。
 正午ごろには会場に約1100台のバイクが集結し、駐車場や駐車場付近の道路沿いにバイクがずらりと並んだ。中には車で見学に訪れる人もおり、多くの人でにぎわった。到着したライダーは記念の旗に名前を記入。初めて出会う人たちや再会した人たちと共通の話題で盛り上がったり、会場に出店された秋田のご当地グルメを味わったりして思い思いの時間を過ごした。
 会場のステージでは俳優の高橋さんと冒険家の風間深志さんによるトークセッションが行われた。高橋さんは会場に集まったバイクを見て「一台一台に愛情を感じた」とコメント。二人はバイクに乗り始めたきっかけやバイクに対する愛情などを熱く語っていた。
 主催者によると、東北各地での開催によりリピーターが増え、初開催時と比べると参加者の数は2倍以上に増えたという。三澤代表は「人と人とのつながりが生まれることで、もう一度その土地を訪れたいと思う人が増えてくれたら」と話していた。
東北各地からライダーが集まったミーティング(大館能代空港ふれあい緑地)
バイク好きの高橋さんと風間さんによるトークセッション(ふれあい緑地)
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「中尊寺ハス」開花 大館の錦神社 夏空に淡紅色映える

2019-07-22
開花した「中尊寺ハス」(錦神社)
 奥州藤原氏4代・泰衡をまつる大館市二井田の錦神社で、「中尊寺ハス」が開花し、夏の青空に淡紅色の花が映えている。
 「中尊寺ハス」は、1189(文治5)年に二井田で命を落としたとされる泰衡の首桶から見つかった種を栽培したもの。錦神社を守る地元の館町内会(松田正樹会長)が境内に池を整備し、2017年春、岩手県平泉町の中尊寺から株を譲り受けて移植した。
 3年目を迎える今年は生育が順調で、7月19日に1輪が開花。21日はさらに2輪が開いた。花は早朝に開き、午前11時すぎには閉じる。開花3日目には1日中開き、その後散るという。現在15個ほどのつぼみが確認でき、松田会長は「9月初旬まで花を楽しめるのでは」と話した。
 9月3日の神社祭典の前後には、中尊寺の山田俊和貫首らが訪れる予定。松田会長は「茎がまっすぐ伸び、凛(りん)と咲く姿は美しい。800年の時を超え、花開いた中尊寺ハスを市内外の人に見てほしい」と話した。

クマ対策し見学再開 鹿角市大湯環状列石 職員の見回り強化

2019-07-22
クマ対策を強化し、見学を再開した遺跡(大湯環状列石)
 鹿角市は21日、クマの出没で12日から中止していた特別史跡・大湯環状列石の見学を再開した。緩衝帯を拡大したほか、職員が1時間ごとに見回りし、来客者の安全確保に努める。
 7月に入ってクマの目撃情報が相次ぎ、9、10の2日間は見学を中止。11日に見学を再開したが、翌12日に再びクマが出没し、遺跡の見学を中止する措置を取った。
 見学中止を知らずに来場した人などからは「せっかく来たのに」と残念がる声が寄せられ、再開へ向けて対応していた。周辺の草刈りや枝払いなどを行い、緩衝帯をさらに整備して見通しを良くしたほか、職員の見回りを強化し、1時間ごとに巡回する。
 ストーンサークル館の阿部美沙子館長は「今後とも職員による見回りを強化するなど、来客者の安全を第一に、遺跡見学の環境整備に努めたい」と話した。
 2017年も7月にクマの目撃情報があり、この年は遺跡への立ち入りを禁止した。昨年と今年は、二つの環状列石を囲むようにクマよけの電気柵を設置し、見学を再開していた。

スクールバスに不審者 大館署 県内初、バス会社と合同で

2019-07-21
スクールバス乗車時を想定した不審者対応訓練(比内中)
 大館市内の小中学校で23日から夏休みが始まるのを前に、不審者対応訓練が各校で行われている。19日、比内中学校(木村伸校長)でスクールバスの安全確保を目指した訓練が初めて行われた。大館警察署が企画。実際に登下校で利用する生徒、スクールバスを運行する秋北バス社員など合わせて約80人が参加。実践的な内容で有事に備えた。
 今年5月、神奈川県川崎市でスクールバスの待合場所で児童らが切りつけられる事件発生を受け、安全確保を目指して同署が企画。市教委によると、市内小中で通年でスクールバスを運行しているのは8校。うち比内中など4校について秋北バスに業務委託している。夏休みや休日についても、部活動や行事など要請に応じて運行するという。
 同社は45人乗りの大型バスを用意。下校時、敷地内に停車するバスに乗車しようとしている際、署員が扮(ふん)する刃物を持った不審な男が侵入した想定。生徒たちはバス車内や校内に逃げ込み、運転士はドアロックの上でクラクションを鳴らすなどした。教員3人がさすまたや防護盾で対応し、警察の到着を待った。
 バス会社と合同で行う訓練は県内初。秋北バスは「犯人をできるだけ刺激しない」などとしたバスジャックへの対応策はあるが、スクールバスの不審者に関わるマニュアルは現状存在しないという。塚本真之・安全管理室長は、児童生徒の乗降車時など多様な場合が想定されるとされ「大館署から指導助言をもらい対応を学びたい。地域に根ざす企業として将来ある子どもたちの命を守るのが社会的使命」と話した。
 同署の小坂光明・生活安全課長は「事件は都会に限らずいつ、どこで発生するか分からない。どう行動するか今一度考える機会にしてほしい」と講評。バス運転士向けの訓練実施も今後検討していくという。
 市小・中学校生徒指導協議会によると、18日現在で本年度寄せられた不審者情報は4件。声かけや不審な男に後を付けられたなどとしたもの。前年度は18件。中には市中心部で刃物を持った男が逮捕される事件もあった。

 

緑のカーテン広がる 大館のホップ畑でバスツアー キリンビール

2019-07-21
生産者㊨から説明を受ける参加者(大館市比内町)
 ビールの原料となるホップの栽培現場を見学するバスツアーが20日、大館市で行われた。県内や青森県から30人が参加し、生産者から説明を受け、高所作業車に乗って緑のカーテンが広がる畑を見下ろした。畑ではビールの苦みや香りのもとになる毬(まり)花が大きくなり始め、1カ月後に収穫を迎える。
 キリンビール東北流通支社(平井努支社長)主催、ユナイトホールディングスなど共催。本県がホップの産地であることを知ってもらおうと、契約栽培している大館と横手市で毎年開いている。例年収穫に合わせてきたが、「生産者とゆっくり話をしたい」との参加者の声を受け、今年はこの時期に企画した。
 比内町田尻の67㌃の畑には、高さ5・5㍍の棚が並び、開花した毛花や、毛花から成長した毬花が広がった。畑を管理する川口孝栄さん(57)は「5月に雨が降らず畑が乾燥し、根の張りが悪く、つるや花の付いている枝の伸びが少ない」と生育状況を説明。「収穫まであと1カ月、大きな毬花で良質なホップになるよう、好天と適度な雨に期待したい」と述べた。
 大雄ホップ農業協同組合大館支部の吉原正支部長によると、大館市内の生産者は4人。ピーク時の昭和50年代には組合員122人、栽培面積は70㌶を超えたが、現在は3・5㌶で、「高齢化の中で生産者が激減したが、契約栽培でやりがいのある作目と思っている」と説明した。参加者は畑を歩きながら、生産者に栽培の流れなどを質問。つるを絡ませる作業などに使う高所作業車に乗る体験も行われた。
 浅野香澄美さん(47)=秋田市=は「予想以上に栽培に手間がかかっていると知り、また違う味わいでビールを楽しめそう」と話した。見学後は、プラザ杉の子でビールを味わうパーティーが開かれた。

 

大館城 発掘調査の出土品展示 大館郷土博物館 9月まで

2019-07-21
出土品やパネルが並ぶ会場(大館郷土博物館)
 大館郷土博物館で20日、「大館城跡発掘調査速報展」が始まった。市役所新庁舎建設に伴い、昨年まで3年間実施した調査で出土した遺物287点を展示。城の構造や歴史をパネルで解説している。9月23日まで。
 調査は、二の丸や内堀を中心に約3000平方㍍にわたり実施。調査内容については年1回の現場説明会で市民に公開してきた。専門家が産地や時代を特定した出土品、保存処理を経た遺物など、今回が初披露となるものもある。
 パネルでは、調査の概要や城の歴史などを紹介。県内で初めて見つかった城の内堀の構造「障子堀」も解説する。2017年の調査で内堀から出土した長さ約2㍍の木製品は、形状や墨書などから卒塔婆と判明。実物は展示館2階で公開している。今後識字などの研究が進められるという。
 同館の担当者は「当時の生活や環境を知ることができる貴重な史料ばかり」と広く来場を呼び掛けている。
 観覧は通常の入館料が必要。一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。市内小中学生は無料。午前9時~午後4時半。月曜休館(祝休日の場合は翌日)。問い合わせは市歴史文化課(電話0186・43・7133)。
 

6月のニュース

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「若手」「女性」議員増やすには 鹿角市議会改革検討委 なり手不足、議会が検討

2019-06-25
宮野議長が2項目を諮問した鹿角市議会改革検討委(市役所)
 鹿角市議会改革検討委員会(倉岡誠委員長)は24日開き、宮野和秀議長が若手議員と女性議員を増やす方策、市執行部への政策提言の促進―の2項目について諮問した。地方議会議員のなり手不足問題が深刻化している中、今後の検討の行方が注目される。
 同市議会の年代別の議員数は▽40代=1人▽50代=2人▽60代=12人▽70代=2人―。65歳以上は17人中11人で高齢化が進展。女性議員は2005年から吉村アイ氏1人の状態が続いている。
 宮野議長は「若い人たちがどういうことを考えているのか、なかなか意見を拾うことができない」などと諮問理由や背景を述べ、「若手と女性の議員が少しでも増えてもらえればと考えている。市全体の活性化の意味もある。どうすれば、なり手として手を挙げてくれるのか、報酬や定数の問題も含めて検討してほしい」と諮問。また「年配の人が悪いわけではなく、どんどん頑張ってほしい」とも述べた。
 吉村委員は「女性の場合、いろんな人に声を掛けたが、断られることが多く、後に続く議員がいなくて悩んでいたので、大変ありがたい」、田村富男委員は「これまで鹿角の市議選で無競争はなかったが、若手や女性に(立候補の)話をすれば、なかなか『うん』と言ってくれない状況にある。次期改選まで結論を出すべき」とそれぞれ意見を述べた。
 一方、市執行部への政策提言について宮野議長は「(次期総合計画の)7次総に向け、文章にまとめて当局に提言してもらいたい。今後の鹿角のことに関わることで、議員としての勉強や資質向上にもつながる」と諮問理由を述べた。
 諮問2項目については次回の検討委で取り扱いの方向性などを話し合う。

大館市のクマ対策 地図追加し、分かりやすく ツイッターの出没情報

2019-06-25
クマ目撃場所に地図を掲載した大館市のツイッター
 大館市は、ツイッターによるクマの出没情報に、位置情報を追加して発信を始めた。これまでは日時と地名の表記だけだったが、地図上でも確認できるようにし、より分かりやすい注意喚起を目指す。クマ出没対策として本年度は、小柄沢墓園など2カ所で緩衝帯を整備する。農家に対する電気柵の設置費補助事業は、利用要件を緩和した。市は「関係機関と連携しながら効果的な取り組みを行いたい」と話す。
 市民からクマの目撃情報が寄せられると、市と猟友会、JA、警察などで組織する「市鳥獣被害対策協議会」を通じて、市ツイッターに日時や地名を載せ、注意喚起を図ってきた。今月19日からは目撃場所に印を付けた地図を併せて発信。目撃地点がピンポイントで記され、住宅地に近いなどの情報が一目で分かる。
 過去の目撃場所の情報を蓄積して地図に記し、市ホームページで公開する方法も検討中で、農林課は「他市町村の事例を参考に、必要な情報をより迅速に分かりやすく市民に伝えていきたい」と話す。
 クマの出没対策として、18年度は県の事業を活用して、長根山運動公園周辺に緩衝帯を整備した。市道沿い約1㌔の林を30㍍幅で刈り払い、見通しをよくすることで、市街地への出没を防ごうという取り組み。17年度は運動公園周辺での目撃が相次いだが、18年度は鳳凰山登山道の1件のみで、農林課は一定の成果があったとみている。
 本年度は小柄沢墓園3・03㌶、十瀬野公園墓地2・85㌶に緩衝帯を整備する。墓地を取り囲む形で、山ぎわ約30㍍幅で雑雑木を刈り払う。作業は今月末で終える予定で、事業費は約170万円。
 このほか、18年度に開始した電気柵の購入・設置費の補助事業は、要件を緩和した。果樹や養鶏、野菜などの農家に対し、10万円を上限に設置費用の半額を補助する事業。農家が1度補助を受けると、5年間は申請できない縛りがあったが、本年度からは農地が別の場所であれば同じ農家からも申請を受け付ける。農林課は「農地が複数箇所にわたる農家が多い。未設置の農地に電気柵の設置を促し、被害を防ぎたい」と話した。
 農林課によると、本年度の市内のクマ目撃件数は23日現在で32件。前年同期と比べ15件少ない。18年度の目撃件数は152件だった。

マタギの里観光開発 3期連続で黒字に 北秋田市の三セク 株主総会で決算承認

2019-06-25
マタギの里観光開発の株主総会(打当温泉マタギの湯)
 北秋田市の第三セクター・マタギの里観光開発(仲澤弘昭社長)の株主総会が24日、打当温泉マタギの湯で開かれ、2018年度決算を承認した。上半期(4~9月)は西日本を中心とした記録的な豪雨の影響などもあり、前年度を下回って推移したものの、下半期(10~3月)で大きく増加。全体の売り上げは対前年度比102%、当期純利益は12万円を計上し、3期連続の黒字を確保した。
 同社は、市が所有する打当温泉と道の駅あにの指定管理者。約1億8000万円の累積赤字を抱えたことから、市の支援を受けて経営再建を進めている。
 18年度の損益計算書によると、売上高は1億5828万円。商品の仕入れ費や材料費などを差し引いた売上総利益は8389万円。販売費や一般管理費は1億221万円で、差し引き1832万円の営業損失となった。一方、市からの受託料など営業外収益を加えると、31万円の経常利益を計上。税引き後の当期純利益は12万8000円だった。
 事業報告書などによると、打当温泉は冬期間限定の市おもてなし支援事業を活用し、前年度比117%の1417人を集客。要因として「テレビCMや新聞・雑誌等での宣伝、ダイレクトメールなどの効果」を挙げた。インバウンドの入り込み数は17年度が77人、18年度は106人。「台湾からの修学旅行が入ったことで増加した」と説明した。
 また、昨年3月に完成した「どぶろく工房」は1250㍑を製造。売上高は253万2000円を計上した。274人の見学者もあった。
 その上で「上半期は西日本を中心とした記録的な集中豪雨の影響もあり、対前年度比マイナス5%の落ち込みとなった。下半期は対前年度比110%の売り上げとなり、年度全体の売り上げも対前年度比102%を計上した」と説明。ホームページのリニューアルや宿泊予約システムの更新を進め「マタギの魅力を発信し、興味を引くよう努めていく」とした。
 仲澤社長は「この3年で会社の体質も変わってきた。黒字を出し続けられるようにしたい」などとあいさつした。
 市の人事異動に伴い、取締役の佐藤進氏が辞任し、後任に市産業部政策監の石﨑賢一氏を選任した。

寄付の邸宅、改修を計画 大館市・石田ローズガーデン 功績たたえる施設に

2019-06-24
大館市が改修を計画している石田ローズガーデンの邸宅
 大館市は、「石田ローズガーデン」の邸宅の改修事業を計画している。市の名誉市民第1号で、労働大臣などを務めた石田博英元衆院議員(1914~93年)の邸宅と土地が昨年、市に寄付された。石田氏の功績をたたえる施設として、同氏を紹介するギャラリーやレストランカフェとして活用できるスペースの確保を検討している。本年度実施設計、来年度の改修工事を予定している。
 市字三ノ丸の邸宅は1957年建築で79年に増築した鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積255平方㍍。土地は3255平方㍍で、このうち住宅部分を除いたローズガーデン2306平方㍍は寄付を受けるまで市が借り受けていた。約500種のバラは寄贈され、95年7月から市管理となっている。
 石田氏は1947年の衆院選で旧秋田1区から立候補し初当選。内閣官房長官や労働大臣、運輸大臣などを歴任した。よし夫人は石田氏の死去後もバラ園のある自宅で暮らし、昨年8月に亡くなった。生前から観光振興の用途指定で寄付する意向を示しており、昨年9月に遺族が市に邸宅と土地を寄付した。
 市の6月定例議会教育産業常任委員会で、観光課が改修概要を示した。「石田氏の功績をたたえる施設としての活用を検討している」と説明。邸宅の1階は倉庫やテラススペース、2階は石田氏を紹介するギャラリー、レストランカフェとして活用できるスペースの確保、3階は多目的に活用できるスペースの確保を検討している。老朽化している邸宅西側の塀の解体補修、邸宅に向かう橋も改修する予定。
 スケジュールは、9月定例議会に実施設計の予算案を提出し、2020年度の改修工事発注を予定している。委員からは「食事ができるスペースを考えてほしい」などの意見が出された。
 観光課は「改修概要は現在検討段階だが、市にとって唯一無二の資源と位置付けている。寄付者の意向に応え、石田氏の功績をたたえる施設として活用したい」と話した。
 石田邸は、漢学者で開国論「三策」を執筆した狩野良知(1829~1906年)や、良知の次男で京都帝大文科大学長を務めた狩野亨吉(1865~1942年)の生家跡でもあり、入り口付近に案内標柱が立てられている。ローズガーデンでは6月8日から23日まで大館バラまつりが開かれ、県内外から多くの人が訪れて園内を散策した。10月12~14日もバラまつりが開かれる。

飛鳥とあこ、8月末で卒業 ふれあい隊任期満了で 市民らと3歳の誕生会

2019-06-24
市民らがあこと飛鳥の誕生日を祝福した(秋田犬の里)
  大館市の秋田犬ふれあい隊(地域おこし協力隊)1期生の任期満了に伴い、隊員の飼育する秋田犬「あこ」(赤毛)と「飛鳥」(虎毛)が、8月末に大館を離れ〝卒業〟する。23日、市観光交流施設・秋田犬の里で開かれたあこと飛鳥の3歳の誕生会で発表された。
 飛鳥を飼育する富澤彰子さん(36)、あこを飼育する西山奈見さん(37)の両隊員は、2016年9月の着任から今年8月末で最長3年の任期が終わる。二人はそれぞれ飼育する秋田犬を連れて大館を離れる予定。
 誕生会には市民ら約40人が集まった。鶏肉や豆腐など二匹の好物を使って西山さんが手作りしたケーキが贈られた。参加者が「おめでとう」と声をかけて拍手で祝福。先着10組との「握手会」なども企画され、記念撮影や触れ合いを楽しんだ。
 鹿角市から子ども3人を連れて訪れた大森亘さん(36)は、「2歳の息子が大の犬好き。地元で秋田犬と触れ合えるのはありがたい。大館を離れるのは残念だがまた新しい秋田犬にも出会いたい」とした。
 富澤さんと西山さんは「いつも会いに来てくださる方も祝ってくれた」と感謝。残り約2カ月の任期を二匹と全うする意気込みを新たにした。「お世話になった市民や、あすあこファンに感謝とお別れを伝えたい」として、29日から8月24日までの毎週土曜日、午後1時15分から4時15分をあこの出勤日とする。飛鳥も飛び入り参加することもあるという。市観光課によると、夏に新たなふれあい隊2人が着任する予定。

5月のニュース

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大館市 道路補修に3億円超 19年度 過去10年で最多に 傷み目立ち、要望に対応

2019-05-31
傷みが目立ち、補修を予定している市道(大館市粕田)
 大館市の道路補修に関する2019年度予算が3億円を超える見通しだ。6月補正予算案に約2億6000万円を計上。前年同期に比べ約8000万円増え、過去10年で最も多い。低温に伴う「凍上現象」や交通量の増大で傷みが目立ち、議会からも指摘が出ていた。市土木課は「今まで以上に住民の要望に応えていきたい」としている。
 土木課によると、市道1798路線・延長881㌔のうち、8割にあたる696㌔を舗装。アスファルトは固まる際に細かい隙間ができる。水分が入り込んで凍ると、膨張して路面が隆起。この「凍上現象」で道路がもろくなるため、車が通るたびに傷つき穴が開く。もともと路盤が薄い道路や、大型車などの交通量が増えた路線もあるという。
 予算要求した昨年10月時点の道路補修計画は、舗装140カ所(延長59㌔)、側溝93カ所(18㌔)の計233カ所で事業費約32億円と算出。主要な施設のアクセス道を中心に優先順位を決め、市長選に伴う骨格型の当初予算には生活関連道路舗装・側溝補修工事費として15カ所(2㌔)分の9780万円を措置した。6月補正予算案は38カ所(6・2㌔)分として2億6424万円を計上し、議会で可決されれば当初と合わせて3億6204万円に上る。このうち7割程度は起債で対応する方針。
 13年度の道路補修工事費は予算ベースで1億700万円、14年度1億1500万円、15年度1億172万円、16年度1億383万円、17年度2億円、18年度2億7982万円だった。議会から「ここ2年ほど予算が多いものの、工事を行っても要望が積み重なり解消されない。もっと工事を増やせないか」と問われ、福原淳嗣市長は「補正予算で増額し、できるだけ要望に対応したい」と答弁していた。
 土木課に寄せられた苦情・要望などは18年度で389件。このうち道路補修関連は7、8割だった。当初予算分の工事は5月上旬から順次発注し、今のところ12カ所について業者と契約を締結。ほかの道路も降雪前に施工したい考え。

人手不足深刻化 研修充実や待遇改善を 鹿角で初の 雇用安定会議

2019-05-31
関係団体の代表が一堂に会し、要請とともに意見交換した会議(鹿角建設業協会会議室)
 鹿角地域若年者雇用安定会議が30日、花輪の鹿角建設業協会会議室で開かれ、高校、経済団体、県、市町の代表が出席した。人手不足が深刻化する中、地元就職の促進を高校側に、早期の求人票提出を企業側にそれぞれ要請し、意見を交換した。
 出席したのは3高校と比内支援学校かづの校高等部、商工会、市工業振興会、町産業振興会、建設業協会、地域振興局、市町、ハローワークの代表。関係団体の代表が一堂に会して、若年者の地元定着促進を円滑に進めるのが大きな目的で、県内でも初めての会議という。
 鹿角地域振興局の土田元局長が、早期求人票の提出やインターシップの受け入れなどを盛り込んだ要請文を経済団体の代表に提出。市町、振興局、ハローワーク、商工会の5者を代表して細越満町長が、地元企業の情報提供などを求める要請文を高校の校長、高等部の代表に手渡した。
 鹿角地域の有効求人倍率は昨年12月から2月までの3カ月にわたり2倍を超え、人手不足が深刻化。3月は1・83倍で2倍を下回ったものの、県内最高値が続いている。
 3月に下がった要因についてハローワークの小野寺利一所長は、例年3、4月は求職者が増える傾向にあり、5、6月の動向次第では、再び有効求人倍率が上昇する可能性があると指摘した。
 意見交換では、企業の早期求人票提出や入社後の研修制度の充実、職場環境の向上と給料アップに要望があった。企業側からは求人活動を練り直し、積極的に取り組んでいくとの発言があった。進学生徒が多い中で、在学中の出身者に対する継続的なアプローチが必要との提案もあった。
 高校の求人受け付けは6月1日から。土曜日のため、実際は3日からとなる。

18年度 1173万円の黒字に アグリほくおう 大豆等で収益拡大目指す 北秋田市

2019-05-31
事業計画などを承認したアグリほくおうの定時総会(JA秋田たかのす本店)
 農地や農作業の受託を行っている北秋田市のアグリほくおう(杉渕忠寿社長)は30日、JA秋田たかのす本店で定時総会を開き、2018年度事業報告と決算を承認したほか、19年度事業計画などを決めた。18年度決算は、転作助成金と販売額の増加などで、計画を大幅に上回る1173万円の黒字を計上。本年度も、大豆・ソバの作付けを拡大する。
 JAあきた北央と北秋田市、上小阿仁村が出資し農地・農作業の受託を行う有限会社として設立。JAの合併により、JA秋田たかのすの子会社となった。比内地鶏の素びな生産、有機堆肥の製造販売なども行っている。
 議事に先立ち代表取締役会長でJA秋田たかのすの斉藤一志組合長は「合併により、子会社も引き継ぐこととなった。堅実な経営を続けており、18年度も黒字となった」などとあいさつした。
 事業報告によると、18年度に経営受託した農地面積は140㌶で、所有する農業機械や作物の作業適期を考慮すると「受託面積は限界に達している」とした。一方で、これまでは水稲を主体とした作付け体系だったが、大豆・ソバの作付けを増やしたことから「効率的な栽培管理ができた」とした。
 「実質的な転作廃止による収益の減少が懸念されたが、転作助成金と販売額の増加により計画を大幅に上回る黒字決算となった」ことを説明。当期純利益は1173万1568円を計上した。前期繰越剰余金と合わせた2466万9762円を次期に繰り越す。
 本年度の事業計画では、基本方針として「水稲の水管理と大豆等の肥培管理を徹底して収益の向上を図っていく」としたほか、堆肥部門では「販売数量増加と散布面積増大」、比内地鶏部門では「素びな供給と肉鶏の出荷率向上」を図るとした。
 事業量は▽農地受託140㌶▽水稲作業受託1300㌶▽大豆作業受託200㌶▽ソバ作業受託200㌶▽堆肥販売3000立方㍍▽比内地鶏素びな供給4万羽▽比内地鶏販売1万3000羽―を設定。利益目標は113万3000円とした。

大館はドームで元気に運動 チャレンジデー 北鹿各地で老若男女が汗流す

2019-05-30
約700人が「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた(ニプロハチ公ドーム)
 住民総参加型スポーツ行事「チャレンジデー2019」が29日、全国各地で一斉に行われた。人口規模のほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動した住民の参加率を競うもの。北鹿5市町村でも住民がイベントに参加したり、思い思いに体を動かしたりして汗を流す光景が広がった。
 本県では5年連続で全25市町村がエントリー。大館市は茨城県行方(なめがた)市、北秋田市は愛知県扶桑(ふそう)町、鹿角市は大分県杵築(きつき)市、小坂町は群馬県南牧村、上小阿仁村は熊本県山江村と対戦した。
 このうち、昨年参加率63・5%で福岡県大牟田市に敗北した大館市は、今年が7回目の挑戦。各種イベントを企画し、参加率70%を目指した。
 ニプロハチ公ドームには長木小、有浦小、長木保育所、地元老人クラブ、婦人会、サークルから約700人が集まった。チャレンジデー大使として、スキーの石垣寿美子選手(秋田ゼロックス・十和田高出)が応援に駆けつけた。
 開始式で実行委員会の宮越雅己副会長は、会長・福原淳嗣市長のメッセージを代読し、「参加する全ての人が主役のイベント。市民一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
 ガンバロー宣言の後、参加者はラジオ体操や「ワンだふるはちくんダンス」で体を温めた。続いて、アリーナ内に用意された8種目のニュースポーツを思い思いに体験。パラリンピックの正式種目「ボッチャ」のコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまで幅広い世代が運動を楽しみ、歓声を上げる姿があった。
 開始式会場に訪れた人の中で最高齢の若狭ケイさん(98)=大館市粕田=は「ラジオ体操を頑張った。運動は健康に良いし、気持ち良い。みんなも楽しそうで良かった」と笑顔を見せた。
 このほか、大町や御成町で「まちあるきスタンプラリー」も行われた。夜はソフトバレーボール交流大会、ナイターベースボールなども開かれ、仕事帰りの市民らが汗を流した。

園芸作物の拡大を 水田フル活用ビジョン 大館市農業再生協 本年度の変更案承認

2019-05-30
2019年度の水田フル活用ビジョンを確認した総会(大館市比内総合支所)
 大館市農業再生協議会(会長・福原淳嗣大館市長)は29日、比内総合支所で通常総会を開き、地域農業振興の設計図「水田フル活用ビジョン」の変更案を承認した。作物ごとの作付予定面積では、主食用米は横ばいと設定したのに対し、エダマメなど園芸作物は拡大を目指す。重点戦略作物のエダマメは、2018年度の作付面積237・2㌶に対し、20年度は246・2㌶を目標に掲げた。
 水田フル活用ビジョンは国の産地交付金による支援の要件となるもの。18年度の実績などを踏まえて内容を一部見直した19年度のビジョンを確認した。
 地域の課題としては、依然として主食用米への依存が高い状態で、担い手不足や農家の高齢化が深刻化し、それに伴う耕作放棄地の増加などを掲げた。
 作物ごとの取り組み方針では、主食用米は高品質・良食味米の安定生産対策を進め、大規模圃場整備を推進し、規模拡大による低コスト生産を目指す。非主食用米は、飼料用米、米粉用米、加工用米などのほか、18年度に追加した輸出用やバイオエタノール用などの「新市場開拓用米」も盛り込んだ。
 これまで同様、エダマメ、アスパラガス、ヤマノイモ、キュウリ、トンブリ、ネギ、小玉スイカ、花き、葉たばこを「重点戦略作物」に設定し、生産拡大を図る。特に販売額1億円以上を目指せるエダマメ、アスパラガス、ヤマノイモの3品は「最重点戦略作物」とし、産地づくり・団地化に取り組む。耕作放棄地の解消と所得増のため、カボチャ、キャベツの作付けも推進する。
 エダマメは19年度の作付け予定面積241・4㌶から、20年度には246・2㌶とする目標値を掲げた。アスパラガスは18年度26・5㌶から20年度は27・5㌶、ネギは5・7㌶から7㌶、葉たばこは13・3㌶から16・8㌶など、各園芸作物で作付け拡大を目指す。
 オブザーバーとして出席した東北農政局秋田県拠点の担当者は、「主食用米の消費が減る中、全国的に昨年並みの作付けがされ、反収が平年並みになると、余ることも危惧される。末端まで需要に結びついた生産を確認してほしい」と呼び掛けた。

4月のニュース

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常打芝居 舞台に活気 小坂町 康楽館 下町かぶき組が11月まで

2019-04-23
「常打芝居」で観衆を楽しませた人情劇(康楽館)
 小坂町の国重要文化財・康楽館で平成最後の「常打芝居」が開幕し、客席を沸かせている。明治、大正、昭和、平成と歩んだ日本最古級の芝居小屋に、今も昔も変わらぬ観衆の笑顔が広がり、拍手が鳴り響いている。
 本年度も人気役者の松井誠さんの弟子らで構成する大衆演劇「下町かぶき組」が担当。開幕公演は劇団「誠流」(星誠流座長)が務めた。
 初日の19日、午前の初演には県内外から約100人が訪れ、落語をもとにした軽快な江戸人情劇「文七元結」や舞踊ショーを観劇した。人情劇では、人柄の良さがあふれた星座長演じる主人公を中心にストーリーが展開され、会場の笑いを誘う場面も。終始、観衆は舞台に魅了されていた。
 毎年、開幕に合わせて来館しているという青森県三沢市の大島光男さん(68)は「1年に5回ほど訪れている。いろいろな座長が見られ、生の人情芝居やショーがおもしろい。康楽館は市民会館などと違った古風な雰囲気がいい」とうれしそうだった。
 髙橋竹見館長は「また小坂の風物詩が始まった。現役の芝居小屋ならではの醍醐味(だいごみ)を、地元のみなさんに多く足を運んでもらい、体感してもらいたい」と話した。
 常打芝居は、康楽館が復興オープンした1986年から行われている。本年度は四つの劇団と花形役者らが定期的に入れ替わり、11月26日の千秋楽までの222日間、420公演を予定している。

福原氏が再選果たす 大館市長選 初の女性候補を破る

2019-04-22
花束を受け取り、再選の喜びをかみしめる福原氏(大館市向町)
 任期満了に伴う大館市長選と市議選は21日、投票が行われ即日開票された。市長選は現職の福原淳嗣氏(51)が新人で元女性誌編集長の麓幸子氏(57)を破り、再選を果たした。市議選は新人1人が初当選を飾るなど26議席が決まった。
 市長選の投票率は前回2015年の72・29%を8・46ポイント下回る63・83%、市議選も8・46ポイント低い63・82%でそれぞれ過去最低を更新した。投票は午前7時から午後7時まで61カ所で、開票は午後8時30分からタクミアリーナ(樹海体育館)で行われた。
 福原氏は、歴史まちづくりや他地域と連携した交流人口拡大など1期4年の実績をアピール。「大館が持つ歴史文化や伝統、匠(たくみ)、ものづくりの力、物語が持つ力に私たちは気付いた。厳しい未来が待っているからこそ、この『大館力』で次の時代に大館を導きたい」と強調した。出陣式には秋田2区選出国会議員や地元県議、観光面で手を組む県内市町の首長ら9人が駆けつけた。自民党大館、比内、田代各支部と公明党県本部、業界など約40団体、企業約80社から推薦を得た。
 政策を訴える街頭演説に力を入れ、同行した県議も「振り出しに戻さず前に進めていかなければならない」と〝援護射撃〟し、激しく追い上げる麓氏を抑えた。
 市長選初の女性候補となった麓氏は「観光振興も大事だが、優先すべきは足元の暮らしだ」と主張し、安全・安心に生活できるまちづくりや女性活躍、産業振興などを公約に掲げた。2児を育てた経験から子育て支援にも取り組むとして、政党などの支援に頼らず草の根レベルで選挙運動を展開。中高の同期生らで後援会を組織し支持を求めたが、出馬表明の遅れによる準備不足を取り戻せなかった。

中田氏が返り咲き 上小阿仁村長選 現職・小林氏に4票差

2019-04-22
花束を受け取り安どの表情を見せる中田氏㊧(沖田面公民館)
 任期満了に伴う上小阿仁村長選・村議選は21日、投票が行われ即日開票された。村長選は元職で会社役員の中田吉穂氏(68)=沖田面=が836票を獲得、現職の小林悦次氏(64)=五反沢、新人で洋菓子店経営の鵜野浩一郎氏(42)=沖田面=を破り、返り咲きを果たした。村議選は新人1人が当選、8議席の顔ぶれが決まった。村長選の投票率は前回(88・48%)を2・12ポイント下回る86・36%だった。
 中田氏は、小林村政の4年間を「行き当たりばったりの政策が続いている」と批判。再び村長となり「未来への責任を果たす」ことを訴えて立候補した。その上で「『できること・やれること』『やらねばならぬこと』を実行する」として、村営の移動販売車の運行や移住定住対策などの政策を掲げ選挙戦を展開。告示前に各集落で開いた「座談会」も功を奏し、前回の屈辱を果たして2回目の当選を決めた。
 小林氏は、特別養護老人ホーム「杉風荘」の民営化や集住型宿泊交流拠点施設コアニティーの建設、山林活用100年計画の策定など、4年間の実績を強調しながら「村政の継続」を訴えた。しかし、施策を進める中で村民に「手法が強引」と映ったことや議会と対立したこと、さらには国保診療所で発生した処方箋問題なども影響し、支持を広げられなかった。中田氏との差は4票だった。
 鵜野氏は「施策等は村長が独断で固めることではない。協議してより良い村をつくりたい」などと「村政の交代」を訴え。具体的な政策はあえて持たずに村民との「対話」を重視した選挙戦を展開したが、現職と元職の戦いの前に埋没した。

ソメイヨシノ 大館で開花宣言 昨年より1日早く

2019-04-22
開花したソメイヨシノの基準木(21日午前11時ごろ、大館市中城)
 大館市が桜開花の基準木としている秋田地裁大館支部敷地内のソメイヨシノが咲き、市は21日、開花宣言をした。この日、同市では最高気温が20度を超え、陽気に包まれてさわやかな青空が広がった。
 市観光課の職員が同日午前8時半ごろ、5、6輪の開花を確認した。昨年より1日早く、例年と比べて2日早い。同課によると、例年は開花から1週間ほどで満開を迎える。担当者は「天候や気温にもよるが、「大館桜まつり」(実行委主催、山城久和会長)開催期間中に見頃を迎えるのでは」と予想している。
 まつりが開かれている桂城公園では、まだつぼみがピンクに色づいてきたばかりだが、約20店の露店が立ち並び、軽快な音楽が流れるなど祭りムードに包まれている。来場者はベンチで飲食したり、散策したりと祭りを楽しんでいた。
 秋田地方気象台によると、この日の最高気温は大館市で21・7度(午後2時30分)、北秋田市鷹巣で20・8度(同2時38分)、鹿角市で19・8度(同2時35分)。平年より3~5度高く、5月上旬から下旬並みだった。北鹿3地点で20度以上を観測した。今後1週間の天気は、期間のはじめと終わりは高気圧に覆われて晴れるが、中頃は低気圧や前線の影響で、雨が降るところがあると予想している。

大館市 きょう投開票 継続か、転換か 大勢判明は午後10時前 市議11時すぎか

2019-04-21
投票所を設営する市職員(大館市中央公民館)
 任期満了に伴う大館市長選と市議選は20日、選挙運動期間の最終日を迎えた。選挙カーで各地を巡り、票の上積みに向け「最後のお願い」に奔走。市選挙管理委員会は投票所や開票所を設営した。いずれも21日に投票が行われ、即日開票される。市長選は午後9時50分ごろ、市議選は同11時10分ごろに大勢が判明する見通し。
 市長選に立候補したのは、届け出順に新人で元女性誌編集長の麓幸子候補(57)=比内町扇田=と、現職で再選を目指す福原淳嗣候補(51)=柄沢字狐台=の2人。いずれも無所属で、前回選と同様に新人が現職に挑んでいる。同選挙に女性が立候補したのは1951年の市制施行以来初めて。
 市議選は定数26に対し、現職23人と元職3人、新人3人の計29人が立候補した。党派別では公明2人、社民2人、共産1人、無所属24人。
 運動最終日の20日は朝から選挙カーが駆け回り、大票田の中心部や各候補の地盤などを重点に遊説。最後の訴えで票固めに力を入れていた。各投票所では設営作業が行われ、投票用紙の記載台や投票箱を設置して準備を整えた。
 投票は21日午前7時から午後7時まで61カ所で行われ、タクミアリーナ(樹海体育館)で午後8時30分から開票する。選挙年齢が18歳以上に引き下げられて初めての統一地方選。13日時点の有権者は6万3211人。
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