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鹿角をブランドに 「黄金の世界遺産で魅せる」 推進協 アクションプランなど素案

2019-03-22
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アクションプラン案などをとりまとめた協議会(鹿角市役所)
 地域そのもののブランド化「都市ブランド化」の推進に取り組んでいる鹿角ブランド推進協議会(岩船勝広会長)は20日夜、本年度第3回会議を市役所で開き、2019、20年度に展開するアクションプランと鹿角ならではのブランドストーリーの素案をとりまとめた。本年度内に成案化し最終決定する予定。
 同協議会は市、商工、観光物産、地域、報道、文化の関係者15人で構成。これまで鹿角ならではの価値や誇りを具現化するブランドコンセプトを定めた鹿角ブランド推進指針を策定した。
 この中で、鹿角に数多くある資源を一体的にPRしていく「統合ブランド」として、コンセプトカラーを「黄金色」と設定。キーワードは「癒し」と「シゼンタイ(自然体などの意)」とした。
 アクションプランは、具体的なターゲットや行動計画を定めるもの。サブタイトルは「黄金の世界遺産で鹿角を〝魅せる〟」とし、市内向けの大湯環状列石の世界遺産登録推進事業や、市外向けの「かづのプレミアムツアー造成事業」など17事業で構成している。
 さらに、同協議会と市民が提案したプロジェクトとして黄金の古酒製造販売など5事業について、市が支援補助するシティプロモーション認定事業の活用による実現に向け、今後、具体化を進める。
 ブランドストーリーは推進指針のキーワードや黄金色、アクションプランの重点テーマである「三つの世界級遺産」を融合して作成したものでタイトルは「黄金の歴史が紡ぐ鹿角物語」。
 今後、市民共通の都市ブランド理念として市の広報紙やホームページ、SNSなどで普及啓発を図る。事務局の政策企画課では「これを軸にしてさまざまなサブストーリーも考えていきたい」と取り組みを広げていきたい考え。

これからもより高みを 大館市 スポーツ賞 11団体178人を表彰

2019-03-22
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表彰状を受け取る功労賞の片岡さん(プラザ杉の子)
 第50回大館市スポーツ賞授賞式が21日、同市有浦のプラザ杉の子で行われた。県内外の大会で好成績を収めた選手、各競技の普及振興に尽力した功労者ら11団体178人の功績をたたえた。
 市体育協会(宮越雅己会長)と市教育委員会の主催。スポーツ振興に大きく貢献した功労賞、全国規模の大会で優勝した選手が対象の栄光賞、東北大会優勝以上の優秀賞、県大会優勝以上の奨励賞などを設け、毎年度表彰している。
 功労賞を受けた日本陸上競技連盟公認審判員の片岡孝さん(67)=比内町扇田=が代表してお礼のことばを述べた。「感激と同時に、責任の重さに身の引き締まる思い。スポーツ人として最大の喜び。授賞に満足することなく研さんを積み、後進の指導に当たり、今までの恩に報いたい」と語った。
 宮越会長は「受賞者の皆さんにはこれからもより高みを目指してほしい。2020年には東京五輪・パラリンピックがある。大館市のスポーツ界のレベルアップにもつながれば」と期待した。
 今回、第19回チャンピオン認定証交付式は分離して実施。スポーツ賞授賞式に先立ち行われ、市体協等の主催大会で優勝した12団体207人を表彰した。

チャレンジデー 参加目標65%に 北秋田市 実行委 「買い物ウオーク」など企画

2019-03-22
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北秋田市チャレンジデー実行委員会(市役所)
 北秋田市チャレンジデー実行委員会(委員長・津谷永光市長)が20日、市役所で開かれ、チャレンジデー2019のイベント内容や周知方法を確認した。今年は5月29日に行われる予定で、同市の対戦相手は愛知県扶桑町(ふそうちょう)。参加率の目標は、前年の実績を2㌽上回る65%に設定した。
 チャレンジデーは人口規模が同程度の自治体同士で、15分以上継続して運動やスポーツを行った住民の参加率を競うイベント。毎年5月の最終水曜日に全国一斉で行われている。
 同市の参加は7回目となる。18年は対戦相手となった神奈川県寒川町の参加率71・7%の前に敗れはしたものの、目標としていた60%を上回る63・0%の参加率を達成。4年連続で金メダルを獲得した。今年の対戦相手となる愛知県扶桑町は人口3万4777人(1月1日現在)。今回が6回目の参加で、前年の成績は68・5%だった。
 この日の実行委で津谷市長は「勝敗だけではなく、市全体が一体感をもってチャレンジしたい。そして、生涯スポーツ活動の推進による健康寿命の延伸につなげたい」とあいさつ。事務局の市教育委員会スポーツ振興課が、事業計画などを説明した。
 実施テーマは「〝健幸・最幸・絶幸調〟~チャレンジデー!広げよう、僕の輪、君の輪、地域の輪(和)~」。金メダルの基準が参加率55%以上(前年は50%以上)に引き上げられたことを受け、参加率の目標についても前年の目標を5㌽、実績を2㌽上回る65%に設定。より幅広い参加を呼びかけることにした。
 住民への周知では「広報やホームページの活用」「のぼり旗、ポスターの設置」「防災行政無線、防災ラジオ、広報車による呼びかけ」などを計画。ルール改正で「事前報告」が認められなくなるとして、事務局は「報告を受けるFAXの番号を増やすほか、電子メールでの受け付けも呼びかけたい」と述べた。
 オープニングイベントはユニカール大会、ファイナルイベントは長なわとび大会とバスケットボール大会を予定。大型スーパーでの「買い物ウオーク」や体育施設等の無料開放、みんなでラジオ体操、健康教室の開催などを検討している。

地価公示 本県、21年連続の下落 商業地 大館市はマイナス2・8%

2019-03-20
 国土交通省は19日、今年1月1日現在の地価公示価格を発表した。県内の全用途の平均価格は1平方㍍当たり2万5000円(前年2万5100円)で、平均変動率はマイナス1・3%(前年同1・9%)。下落率は縮小しているものの、1999年から?年連続の下落となった。商業地は21年の調査開始以来最低だった前年価格を下回ったものの、秋田市では住宅地、商業地とも上昇地点が見られ、中心部で底打ち感が見え始めている。
 県内の調査は17市町(13市4町)で実施。調査地点数は193で、内訳は住宅地132、宅地見込地1、商業地55、工業地5。
 用途別の変動率は、住宅地がマイナス1・3%(前年同1・8%)、商業地マイナス1・3%(同1・9%)、工業地マイナス2・0%(同2・9%)で、いずれも下落率は縮小した。住宅地は19年連続、商業地は27年連続の下落となった。
 北鹿地方の変動率をみると、住宅地は大館市がマイナス2・4%で、1平方㍍当たりの平均価格は1万6500円。鹿角市は同1・1%で1万800円、北秋田市は同3・3%で7200円、小坂町は同2・4%で8500円。上小阿仁村は調査地点がなかった。大館市と鹿角市、北秋田市は下落率が縮小、小坂町は前年から拡大した。秋田市は1平方㍍当たり3万2000円。
 商業地は、大館市がマイナス2・8%で、1平方㍍当たりの平均価格は2万3700円。鹿角市は同2・9%で1万9500円、北秋田市は同3・4%で1万5100円。小坂町と上小阿仁村は調査地点がなかった。下落率は北秋田市を除き、前年から縮小した。秋田市は1平方㍍当たり5万1000円だった。

利活用への認識深める 北秋田市議会内陸線議員連 吉田社長の講話聴く

2019-03-20
吉田社長の講話を聞いた内陸線議連の定例会(阿仁庁舎)
 北秋田市議会の秋田内陸縦貫鉄道北秋田議員連盟(会長・黒澤芳彦議長)は19日、市役所阿仁庁舎で定例会を開いた。秋田内陸縦貫鉄道の吉田裕幸社長から「内陸線を利用した観光価値向上に向けた取り組みについて」をテーマとした講話を聴いたほか、4月のオープンを目指し改修が進む阿仁合駅舎2階などの視察を行った。
 議連は、内陸線の持続可能な運営体制の構築実現を目的に、2012年12月に設立。北秋田市議会の全議員(20人)が参加しており、利用促進と沿線地域の活性化に向けた研究などに取り組んでいる。この日は13人が出席。利用促進の観点から、多くの議員が最寄り駅から阿仁合駅まで内陸線を利用して移動した。
 定例会の冒頭、黒澤会長は「北秋田市に多くの経済効果をもたらしており、なくてはならない存在。議員連盟としてもバックアップしていきたい。研修会を通して、利活用の促進に向けた認識を深めたい」などとあいさつした。
 「来月、全線開業30周年を迎える」と述べた吉田社長は「地域の人たちが誇りを持てる鉄道にしたい」との思いを表明。「地域内利用をもっと高めていきたい。地域の人たちの利用をまだ、引き出せていない。乗るための『理由』をつくる必要がある」とした。
 観光路線化についても「『自然が豊か』な場所は、日本全国のどこにでもある。そして『何でもあります』は『特徴がありません』ということ。この場所『ならでは』のメッセージ、『ここだけ』の物語が必要」と述べ、「スマイルレール」のキャッチコピーや「しあわせ鉄道旅」をテーマとした観光パンフレット、阿仁合駅での駅舎オーナーなどの取り組みを紹介。
 「今はインバウンドなど、内陸線にも風が吹いている。しかし、風はいつか止まる。自分で動ける『エンジン』をつくっていきたい」と話した。
 このあと、阿仁合駅舎2階に開設する「森吉山ウエルカムステーション」や車両基地などを視察。内陸線への理解を深めながら、利活用の促進への方策を探った。
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大館市の鳥潟会館庭園 国名勝指定へ前進 19年度に本調査開始へ 

2019-02-28
鳥潟会館の庭園を視察する専門家ら(2018年5月27日撮影)
 大館市教育委員会は2019年度、同市花岡町の鳥潟会館庭園の国名勝指定を目指して庭園調査事業に着手し、専門家で構成する「名勝地調査委員会」を立ち上げる。18年度に準備委員会を設置していたが、国の補助を受けられる見通しとなり、本調査に乗り出す。国指定に向けて前進したことを意味し、3年間かけて測量、図面作成、資料収集などを進める。
 鳥潟会館は、1600年代始めから旧花岡村の肝いりを代々務めた鳥潟家の住宅。17代当主の医学博士・鳥潟隆三(1877~1952)によって1936年から5年をかけて庭園の拡張、建物の増改築が行われた。京風の意匠が取り入れられ、随所に各地の良材が使用されている。2011年3月に建物が県有形文化財、庭園が県名勝に指定された。
 県指定を受け、市教委は老朽化していた建物等の修繕計画策定に着手。12~16年度の5カ年で調査、図面作成などを行った。現地を訪れた専門家から価値を評価され、課題となっている維持管理・保存に向けて機運を高めるため、建物を含む庭園として国指定を目指すことになった。18年度に調査準備委員会を設置し、動きを本格化させた。
 年度は造園学の専門家らに現地を視察してもらい助言を受けたほか、歴史等に関する資料収集を進めた。文化財庭園保存技術者協議会(京都市)からは庭木の剪定(せんてい)や維持管理について指導を受けた。
 専門家のお墨付きを得て本調査に着手できる見通しがたち、今月初めに文化庁に補助申請。4月には採択される見込みで、19年度は事業費約578万円のうち、65%の補助を受けられる予定。
 本調査は3カ年計画。19年度に調査委員会を立ち上げ、委員に専門家4人を招聘(しょうへい)する。庭園の測量、図面作成などを行い、22年度以降の指定を目指す。
 本調査開始は国指定の可能性が高まったことを意味する。指定後は国の補助で建物・庭園の維持管理、環境整備に取り組みたい考え。市教委歴史文化課の若宮司課長は「やっとスタートラインに立てた。国指定を受け、整備に取りかかれるように調査を進めていきたい」と話している。

 
 

外国人材受け入れ 「言葉の壁不安」4割強 秋田労働局アンケ 

2019-02-28
外国人材受け入れに関するアンケートなどが報告された会議(秋田市)
 秋田労働局は、県内事業所を対象に行った外国人材受け入れに関するアンケート結果をまとめた。外国人労働者を雇用した事業所では、良かった点として「人手不足の解消」や「作業効率の向上」などが挙がった一方、苦労したことでは「住宅の確保」「生活習慣の違い」「言葉の壁」などが指摘された。全事業所に聞いた雇用の上での不安は「コミュニケーション」が4割強を占めた。26日に秋田市で開かれた「いきいきワーク推進会議」で報告した。
 アンケートは、4月の改正出入国管理法施行に伴う在留資格の拡大を受け、今後の外国人雇用対策の参考とするのが目的。1月に県内155社を対象に実施した。
 まとめによると、外国人労働者を雇用しているのは30社(19・4%)で、理由は「人材不足解消」が72%で最多。メリットとして業務の安定化のほか、「教える側の能力向上」なども挙がった。過去に雇用していたのは16社(10・3%)だった。今後、雇用したいと思っているのは31社で、業種別では人手不足が深刻な「建設」が7社を占めた。
 雇用予定のない79社に理由を尋ねたところ、「不安がある」が38社(48・1%)で最も多く、「日本人・地元の人を優先」28社(35・4%)、「手順が分からない」13社(16・5%)が続いた。不安な点としては、受け入れにかけるコストやコミュニケーション、雇用後の管理(公私両面)、宗教などがあった。
 必要な支援や要望では「日本語習得のための研修や助成制度」「企業同士の情報交換の場」「トラブル発生時のサポート機関」などが寄せられた。
 労働局によると、県内の外国人労働者は昨年10月末現在、431事業所の1953人。人手不足を背景に、前年同期から30事業所(7・5%)、274人(16・3%)増加したが、全国では最少。国籍は中国(香港含む)602人、フィリピン396人、ベトナム377人、アメリカ155人などで、過去5年ではベトナムが86%の増加となっている。
 県と秋田労働局などは3月12日に秋田市の県第2庁舎で「外国人雇用管理セミナー」を開催予定。外国人の募集や採用、雇用管理などについて説明する。
 問い合わせは県雇用労働政策課(電話018・860・2301)。

 
 
 
 

eスポーツ県協会設立 有志ら 「秋田の活性化に」

2019-02-28
協会設立を発表する須藤会長(右から2番目)ら関係者(県庁)
 電子機器を使ったゲームをスポーツ競技として捉える「eスポーツ」の県協会が27日、設立された。関係者が県庁で会見し、「老若男女が一切の壁なく取り組める。スポーツ競技の一つとして広く普及していきたい」などと述べた。
 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、近年、世界的に人気が上昇。9月に開催される茨城国体では、文化プログラムの特別競技として行われることが決まっている。
 県eスポーツ協会は県内の有志で設立。秋田市に本社を置くIT企業の代表で、協会会長を務める須藤晃平氏らが会見した。須藤会長は「地域、身体、精神面など全ての壁を乗り越え、老若男女がコミュニケーションをとることができるスポーツ。秋田の活性化に役立てたい」などと話した。副会長にはサッカーJ3・ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長が就いた。
 今後はeスポーツの普及をはじめ、イベント開催や選手の育成、情報提供と発信などを行っていくという。秋ごろまでに中高生や社会人を対象とした大会を開く予定。
 大会開催などの実績を積み上げ、年内をめどに「日本eスポーツ連合」(東京)の認定組織となることを目指す。

 

総合戦略「順調に推移」 福原市長行政報告 達成見込み65・9%に 大館市3月議会・開会

2019-02-27
行政報告が行われた3月定例議会本会議(大館市役所)
 大館市の3月定例議会は26日開会し、会期を3月18日までの21日間と決めた後、福原淳嗣市長が行政報告と議案の上程を行い、散会した。行政報告は国土強靱(きょうじん)化地域計画の策定状況やふるさと納税、総合戦略の進捗(しんちょく)、市民文化会館のネーミングライツ(命名権)パートナーなど19件。総合戦略について重要業績評価指標(KPI)41項目の達成見込みは、「おおむね」「ある程度」を合わせて27指標65・9%とし、「順調に推移している。今後も行財政資源の有効活用を図り、新たな施策に取り組む」との考えを示した。
 大規模自然災害に備えた防災指針「国土強靱化地域計画」は庁内横断的に協議し、有識者や関係事業者の意見を踏まえて素案を作成。積雪寒冷地の特性を考慮し、27のリスクシナリオ(起きてはならない最悪の事態)を設定した上で対応策を示している。公募した市民意見を反映させながら最終調整に入り、3月末には国・市のホームページで公表する。
 ふるさと納税の寄付額は12月末時点で6億6946万円に上り、「年度末に初の7億円突破も見込んでいる」と報告した。
 総合戦略は2015年度から5カ年計画で取り組んでいる。基本目標4点のうち「健やかに次代を育む施策の推進(ひとづくり)」は企業主導型保育施設・認可保育施設の設置やふるさとキャリア教育の充実、「地域の特性を活かした産業振興」ではエダマメなど重点戦略作物の作付面積拡大や6次産業化などに取り組み、総合評価で「達成」が17指標41・5%、「おおむね達成」7指標17・1%、「ある程度達成」3指標7・3%とした。
 企業進出の状況では、市内にサテライトオフィスを開設した情報サービス業「あしたのチーム」、ニューロング秋田(岩瀬)第2工場、投資額2億6240万円で木材乾燥設備を増設した沓澤製材所(釈迦内)がそれぞれ市工場設置促進条例に基づく指定工場となったことを報告。
 2月9、10日の大館アメッコ市については「昨年以上に外国人観光客が多く見られ、市が進めるインバウンド(訪日外国人客)施策の効果が表れた。引き続き一層魅力ある観光行事となるよう努める」と述べた。
 提出したのは当初予算や観光交流施設に関する条例など議案58件と専決処分の報告2件、承認3件。当初予算案は一般会計で324億690万円。市長・市議選を控えた「骨格型」のため前年度に比べ2・4%減少した。

総額は40億8千万円 小坂町19年度当初予算案 前年度比5・5%増 定住、観光対策など予算化

2019-02-27
19年度当初予算案を発表する細越町長(町役場)
 小坂町は26日、2019年度一般会計当初予算案を発表した。総額は、前年度から5・5%増(2億1400万円)の40億8300万円。交流人口の拡大と地域資源の活用を図りながら、若者世代の定住促進やグリーンツーリズムを推進する事業などを予算化した。3月上旬に開会予定の定例町議会に提出する。
 予算案は町議会全員協議会で示した。細越満町長は重点プロジェクトの▽定住促進▽地元産業間の連携による地域活性化▽安全・安心な暮らし、地域づくり―を新年度も継続することを説明。若者の定住促進を図るための住宅整備や、小坂七滝ワイナリーを中心としたグリーンツーリズム事業の推進、4月にオープンする旧七滝小学校を活用したサテライトオフィスの開設などを挙げ、「町にとって『〝ひと〟と〝まち〟が輝く躍動する小坂』に向けた飛躍の一年となる」と述べた。
 広域観光連携によるインバウンド対策やPR強化、十和田湖和井内地区整備にも取り組むほか、小中一貫教育の充実や医療費助成による子育て支援などの施策を継続し、「『行ってみたい町』『住んでみたい町』を目指す」とし、予算編成においては「住民生活を守り、町民サービスの向上へ限られた財源を有効活用した」と理解を求めた。
 歳入は、町内企業の業績回復が見込めないことから、法人町民税は592万8000円の減収を見込み、町税全体では4・3%(2624万4000円)の増とした。
 普通交付税は、国の地方財政対策で地方公共団体へ配分される額が前年度比1・1%の増。町の場合は、基準財政需要額において、人口減少による算定経費の減、過疎対策事業債の償還額が増えることを勘案し、前年度同額の15億円、特別交付税も同額の2億円をそれぞれ計上し、地方交付税全体で17億円とした。
 繰入金は、財政調整基金や減債基金を取り崩しているほか、未来創生基金の一部を「妊産婦医療費扶助」「大規模ジャガイモ栽培実証試験事業」などに充当し、全体で前年度比18・1%(6245万5000円)の増。町債は、町道整備や川上公民館整備事業等により、発行額は3億8360万円。
 主な歳出は▽農業の6次産業化に向けた取り組み支援や新商品開発に向け、地域おこし協力隊員2人分の活動費833万3000円▽空き家等の購入費・改修費に対する助成(3件分)180万円▽「新編小坂町史」印刷製本費866万8000円▽自治会で実施する敬老会などへの補助129万円5000円▽「子ども安心医療扶助」「妊産婦医療扶助」など5648万8000円▽第3子以降のすこやか育児手当211万円▽新たに「風しん抗体検査」を含めた各種予防接種の経費1124万2000円▽大規模にジャガイモを栽培する実証試験の経費220万円▽新規就農対策支援300万円▽バイオマスタウン推進事業359万2000円▽グリーンツーリズム推進事業(ワイナリー製造設備、商品企画等)1215万5000円▽七滝活性化拠点センターの施設管理費や誘致支援業務など969万円▽康楽館や小坂鉱山事務所など指定管理料4213万5000円▽十和田湖観光振興事業891万円▽小坂鉄道レールパーク整備事業(構内枕木交換)638万円▽外国人観光客の誘致や交流人口の増加へ観光商品造成、地域産品の磨き上げなど1154万5000円▽十和田湖和井内地区道の駅整備関連事業など1億6466万5000円▽教材費等の全額助成費386万2000円▽学校給食の半額助成701万3000円▽タブレットを導入し情報活用能力の向上を図る経費621万3000円▽川上公民館整備事業1億6759万6000円▽セパームホールのLED化411万3000円▽セパームアリーナ防災機能強化事業4133万円―など。
 特別会計(8会計)は総額18億8718万2000円で、前年度比2・0%(3777万4000円)の増。
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「憩いの場の相続を」 大館の花岡温泉 地元の手で誘客目指す

2019-01-21
県道沿いに設置されたPR看板(大館市花岡町)
 大館市花岡町の「花岡温泉」を将来的に存続させようと、地元住民がPRを強化している。専門委員会を立ち上げ、減少傾向にあった利用客を呼び込むための方策に着手。看板、のぼり旗、チラシを製作し、場所や特徴が分かりやすいようにした。「憩いの場として存続させるため、地域全体で盛り上げていきたい」としている。
 花岡温泉は1968年の探鉱ボーリングでゆう出。その後住民有志が花岡川沿いの源泉隣接地に掘っ立て小屋を建て、「河原の湯っこ」として利用されてきた。
 95年、花岡地区町内会長連絡協議会が温泉を活用して地域活性化を図ろうと、住民からの寄付金を基に所有者から源泉を買い上げた。同時に、老朽化した小屋に代わる新施設の建設を市に要望。市が湯温上昇と湯量確保の工事、地元が寄付金や補助金を活用して施設建設を進め、2001年9月に「花岡温泉」としてオープンした。
 連絡協によると、オープン当初の01年から05年までは年間利用客数が述べ6万人を超えていたが、06年から右肩下がりとなり、17年は約3万人まで減った。「改善策を検討しないと経営維持が困難」と判断。18年5月に町内会長らで経営改善対策委員会を立ち上げ、方策を検討してきた。住民からも運営継続を望む声が多く、市内外から利用客を呼び込むためPRを強化することにした。
 趣旨に賛同してもらった地元企業からの協賛金、連絡協の予算で看板2基、のぼり旗10本、チラシ5000部を製作。18年9月に完成し、看板は県道沿いの花矢図書館近くに設置した。オレンジ色の旗は花岡川沿いの市道に並べ、温泉の場所が分かりやすいようにした。チラシは市内公民館や市観光協会などに置き、周知を図っている。
 連絡協の山本弘視会長は「地元住民の憩いの場として運営してきたが、市外からの利用を増やさないと成り立たない。課題は多いが、できる所から徐々に改善していきたい」と話す。
 今後も経営改善、運営継続に向けた取り組みを順次進める方針。「花岡総合スポーツ公園で汗を流した人が立ち寄れるような環境づくりも進めたい。地域全体で、住民の手で盛り上げていけたら」としている。
 「花岡温泉」は花岡川の川岸にあり、花岡公民館の北西約600㍍。営業時間は午前7時から午後8時まで。年中無休。入浴料は大人250円、子ども100円、幼児無料。源泉かけ流しで、湯温は41~42度。泉質はカルシウム、ナトリウム、硫酸鉛。

千歳盛の酒蔵見学 鹿角歴史民俗資料館 「鹿角の酒づくり」講座

2019-01-21
酒蔵を見学する参加者(千歳盛酒造)
 鹿角市歴史民俗資料館の講座「鹿角の酒づくり」が19日行われ、参加者16人が同市花輪の千歳盛酒造(旧かづの銘酒)の施設見学などを通して酒づくりの歴史や工程に理解を深めた。
 はじめに、酒の醸造から販売までの資料が展示されている資料館で、同酒造の田村清司さんの講話が行われた。田村さんは1872(明治5)年の創業以来、尾去沢鉱山の隆盛とともに歩んできた蔵の沿革や歴史、酒づくりの工程などを説明。
 「鹿角は秋田の中でも寒く、長い期間にわたって寒造りができる。仕込み水は奥羽山脈のシラス台地からの伏流水で発酵促進の有効成分が含まれている。恵まれたこの地に感謝しながら酒づくりに取り組んでいる」とした。
 もろみの仕込みから発酵まで、低い温度でじっくりと時間をかけることで、原料米がゆっくりと溶けるため、コメのうま味と華やかな香りが際立つという。
 この後、参加者は徒歩で同酒造に移動。新酒ができたことを知らせるため軒先に掛け替えられた「杉玉」をはじめ、傾斜地を利用した半地下構造の仕込み蔵を見学した。おかゆにこうじを入れた甘酒も試飲した。
 市内の男性(34)は「日本酒は日本の代表的な文化で世界に誇れるもの。造り方をはっきり理解していなかったので、いい機会だと思って参加した」と話していた。

「地域の絆を女性の手で」 北秋田市の森吉婦人会 合併25周年を祝う

2019-01-21
森吉婦人会の25周年記念新春婦人のつどい(森吉コミュニティセンター)
 北秋田市の森吉婦人会(小林節子会長)の合併25周年を記念した新春婦人のつどいが20日、「地域の絆を女性の手で」をテーマに森吉コミュニティセンターで開かれ、会員たちがこれまでの活動を振り返りながら、平成最後に迎えた節目を祝うとともに、さらなる活動推進に誓いを新たにした。
 森吉婦人会は旧森吉町内にあった米内沢と前田の婦人会が合併して1994年に誕生した。地域で行われるイベントなどに積極的に参加するなど地域の活性化に尽力している。
 小林会長は「この春には元号が変わり新たな時代を迎える。干支(えと)のイノシシ猪突(ちょとつ)猛進とはいかなくても、地域の一員として新たな時代に向けて一歩一歩活動を進め、女性ならではの取り組みで地域づくりに貢献していきましょう」などと呼び掛けた。
 続いて十数年にわたって会長を務めた前会長の北林カヅさんに感謝状を贈り、功績をたたえた。北林さんは「長い間皆さんのお世話になりました。婦人会とは仲間づくり。仲間が力を合わせて住みよい地域づくりに取り組むこと。新たな時代に向け明るい希望を持って頑張って」と述べた。
 秋田弁による朗読劇やお楽しみ抽選会、会員による踊りの披露が行われるなど、節目を祝う集いはにぎやかな雰囲気で進み、参加者たちは親睦を深め合っていた。

映画「デイアンドナイト」 県内で先行上映スタート ロケ地鹿角で山田さんら舞台あいさつ

2019-01-20
舞台あいさつを行ったキャスト・スタッフら(コモッセ)
 鹿角市がメインロケ地となった映画「デイアンドナイト」の先行上映が19日から、同市のコモッセで始まった。初日はキャスト・スタッフら5人の舞台あいさつが行われ、プロデューサーを務めた俳優・山田孝之さん(35)は「感無量」とこの映画に込めた思いを語った。全国公開は26日から。
 「デイアンドナイト」は「人間の善と悪」がテーマ。家族の命が奪われ、自らの善悪に翻弄(ほんろう)される者たちの物語で、ロケは一昨年11月、鹿角市や三種町、秋田市で行われた。地元オーディションで選ばれたキャストやエキストラ、ボランティアも参加。鹿角市では市民らでつくる実行委員会が炊き出しなどで製作を支援した。
 先行上映はコモッセや大館市の御成座など県内各地で開催。舞台あいさつは1回目の上映後と2回目の上映前に行われた。
 企画・主演の阿部進之介さん(36)は「秋田の方々がこの映画を作ったといっても過言ではない。自分事のように体感していただきたい」、共演の安藤政信さん(43)は「1年ちょっとぶりに戻ってきた鹿角の匂いが懐かしくて感動した」、監督の藤井道人さん(32)は「宝物のような映画が出来上がり、10年、20年、30年と残るように宣伝していく。この町をもっとたくさんの人たちに知っていただけるよう願っている」。
 山田さんは「鹿角の皆さんに協力していただいたおかげで本当に強い映画ができた。鹿角に戻って、皆さんに完成した映画を届けることができて感無量」と喜んだ。
 山田さんの友人で、映画館のない地域や被災地に映画を届けるプロジェクトに取り組んでいる俳優・映画監督の齋藤工さん(37)がサプライズゲストとして登場。「この映画は日本映画の礎となる素晴らしい作品」と絶賛した。
 鹿角市の女性(27)は「言葉では表せない、心の中にドンと響く映画だった。ロケ地に県外の方も来てくれればうれしい」、同市の男性(40)は「自分の家族と置き換えたら突き落とされるような映画だった。地元で撮影されてうれしいし、いろんな人が来てにぎわってほしい」と話した。

「地域の足」育てよう おおだて福祉ねっと 住民向け講演会 田代で移動サービス

2019-01-20
地域住民ら約70人が参加した講演会(田代公民館谷地の平分館)
 大館市のNPO法人おおだて福祉ねっと(藤田三壽理事長)は19日、田代公民館谷地の平分館で「地域の足を考え、みんなで育てる講演会」を開いた。昨年12月に法人設立の認証を受け、田代地域の高齢者らに対する移動サービス(自家用有償運送)を4月にも開始したい考えで、参加者は身近な「足」を持続的に確保する方策について考えた。
 地域住民ら約70人が参加。藤田理事長は「田代地域も高齢化が進み、買い物支援が大きなニーズとなっている。移動サービスを実現できるよう皆さんと前に進めたい」とあいさつした。
 弘前大学大学院客員研究員で大館市地域公共交通活性化協議会アドバイザーの村上早紀子さんが講師を務め、地域公共交通の現状や住民主体の地域交通、田代地域の「足」を育てるポイントなどを解説した。
 公共交通については「利用者の減少で維持していくことが困難な状況」とした上で、「これまで利用者だった住民が実質的な運営者として交通を動かす取り組みが芽生え始めた」と指摘。おおだて福祉ネットと同様に住民主体の地域交通が各地に広がっている現状を示した。
 持続可能な住民交通に向け、富山県氷見市八代地域や岩手県北上市口内地区など四つの事例を紹介。利用料金の独自設定や、交通サービスにとどまらない飲食店運営など多様な取り組みを挙げ、田代地域については▽既存の公共交通機関との上手な連携▽補助金に頼らないための独自的な取り組み▽利用者の声を把握し、運行に反映―などを提言した。
 藤田理事長によると、事業化に向けて運行ルートや料金設定などを協議している。住民の声を拾い上げ、バス会社の理解も得ながら進めたい考えだ。
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